夏に飛行機で旅行しない。暑いのが嫌いで、台風で遅延やキャンセルになると面倒だから。そう決めていた私が、モンゴルの星空の写真1枚に釣られて、7月の旅に出ました。
那覇から韓国・仁川で乗り継いでモンゴルへ。ウランバートルを観光し、草原のゲルで星空を見て、帰りは上海に2泊。この記事は、そんなモンゴルと上海を1回の旅で回るときのガイドです。ルートの組み方、7泊8日の総費用、エリアごとの見どころと料金、国ごとの支払い・通信、夏の服装まで、実際に回って分かったことをまとめました。
モンゴル・上海7泊8日のポイント(先に結論)
- ルートは那覇 → 仁川(空港泊)→ ウランバートル2泊 → 草原のゲル2泊 → 上海2泊 → 那覇
- 総費用は航空券込みで約22.8万円(航空券132,220円+現地費用など)
- 見どころは草原の星空・乗馬・チンギス・ハーン騎馬像・ウランバートルの寺院と博物館・上海の夜景と雑技団
- 星空が目的なら新月に合わせて、草原に2泊。7月でも草原の夜は防寒着が必要です
- 同じ7月でも、モンゴルの草原は震えるほど寒く、上海は夜でも汗だく。服装と体力の配分に注意
- 夏は台風で飛行機が遅れることも。私は行きの便が約7時間遅れました

モンゴル・上海7泊8日の旅程|実際に回ったルート
旅をしたのは2026年7月11日〜18日です。日付ごとに、その日の記事へのリンクを付けています。
| 日付 | どこで何をしたか | 記事 |
|---|---|---|
| 出発前 | 台風が那覇に接近する予報。それでも夏に出かけた理由と、準備したこと | 準備編 |
| 7/11 | 台風9号の影響で、那覇発が約7時間遅れ。韓国のホテルを諦めて、仁川空港で人生初の空港泊 | ①・② |
| 7/12 | ウランバートルに到着。ATM、シャトルバス、徒歩50分でホステルへ。夜はナーダム会場の周りを歩く | ③・④・⑤ |
| 7/13 | ガンダン寺、国営百貨店、博物館2館、ツォイワン。夜はザイサンの丘で夜景 | ⑥・⑦・⑧・⑨ |
| 7/14 | チンギス・ハーン騎馬像に寄って、草原のゲルキャンプへ。23時から星空撮影 | ⑩・⑪・⑫・⑬ |
| 7/15 | 人生初の乗馬。夜は新月の草原で、人生最高の星空 | ⑭・⑮・⑯ |
| 7/16 | 送迎車が来ない朝。空港から上海へ。リニアでホテルに向かい、夜は豫園と外灘 | ⑰・⑱・⑲・⑳・㉑ |
| 7/17 | 体感44℃の予報で、昼は陸家嘴のモールへ避難。夜は上海雑技団と2回目の豫園 | ㉒・㉓・㉔ |
| 7/18 | 浦東空港から那覇へ帰国 | ㉕ |
モンゴル部分の詳しい旅程はモンゴル旅行4泊5日まとめ、上海部分は上海2泊3日ひとり旅まとめにまとめています。
モンゴル・上海7泊8日の総費用は約22.8万円だった
| 項目 | 金額 | メモ |
|---|---|---|
| 航空券(3区間) | 132,220円 | すべてTrip.comで、出発の約2か月前に予約 |
| 韓国(仁川) | 5,535円 | 台風の遅延で泊まれなかったホテル代。空港泊とラウンジは0円 |
| モンゴル4泊5日 | 約65,200円 | ホステル2泊・ゲル2泊・食事・送迎・乗馬・観光など |
| 上海2泊3日 | 25,016円 | ホテル2泊・食事・交通・上海雑技団 |
| 合計 | 約227,970円 |
この約22.8万円には、航空券・宿泊・現地での交通・食事・観光・乗馬など、旅行中に払ったお金を入れています。星空撮影のために買った機材、ふだんのスマホ料金は入れていません。
航空券の内訳はこうなっています。
| 区間 | 航空会社 | 料金 |
|---|---|---|
| 那覇 → 仁川 → ウランバートル(通し航空券) | ティーウェイ航空 | 48,490円 |
| ウランバートル → 上海(浦東) | 春秋航空 | 38,450円 |
| 上海(浦東) → 那覇 | 春秋航空 | 45,280円 |
総額の6割近くが航空券です。現地での出費は、モンゴル4泊と上海2泊を合わせて約9万円。正直、現地は思ったより安く、航空券は思ったより高かったという印象です。項目ごとの細かい内訳は、モンゴル編のまとめと上海編のまとめに載せています。
航空券の取り方|那覇からモンゴル・上海をどうつないだか
このルートは、行きたい場所を順番につないだわけではありません。那覇発で取れる便の都合から、消去法でできたルートです。
- 行き:那覇からモンゴルへ、ちょうどいい時間と価格の便が見つからず、深夜着を避けるために仁川経由に。せっかくなので仁川で1泊して夜景を撮る予定でした(台風で消えました)
- 帰り:ウランバートルから那覇への直行便はなく、どこかで乗り継ぐ必要があります。それならまだ行ったことのない上海に寄ろう、と2泊を組み込みました

💡 周遊ルートを組むときに、この旅でわかったこと
- 乗り継ぎは通し航空券にしておく。台風で深夜着になったときも、那覇で乗り継ぎ便の搭乗券まで受け取れていたので、韓国に入国せず空港の中で朝まで過ごせました(扱いは航空会社や予約内容によります)
- 夏に地方空港発で組むなら、予備の時間を多めに。最初の1便が遅れるだけで、後ろの予定が全部ずれます
- 台風の季節は、キャンセル期限の遅い宿を選ぶ。私は「3日前まで無料」のプランだったので、5,535円を捨てました
- ウランバートルの空港コードはUBN。ULNは旧空港のコードですが、予約サイトによってはULNと表示されることもあるようです。コードだけでなく「チンギス・ハーン国際空港(Chinggis Khaan International Airport)」という空港名で確認すると安心です
東京(成田)からなら、モンゴルへの直行便もあります。乗り継ぎの手間と遅延のリスクを省けるので、使えるなら直行便のほうがずっと気楽だと思います。
- ウランバートル行きの航空券を探す(Trip.com)|今回の3区間はすべてここで予約しました。ホテルとまとめて管理できます
- LCCを含めて航空券を比較する(スカイチケット)
|地方発で選択肢が少ないときの候補探しに
エリア別の見どころ|料金・時間・行き方
旅の順番に、エリアごとの見どころと実用情報をまとめました。くわしい話は各エリアのリンク先にあります。
仁川空港|乗り継ぎで一晩過ごす
| 入国 | 那覇で乗り継ぎ便の搭乗券まで受け取れたので、入国せずに乗り継ぎエリアで朝まで過ごせました(条件は航空会社・予約内容によります) |
| 仮眠 | Nap Zoneは深夜0時前後で満席。近くの休憩スペースで仮眠して、眠れたのは2時間25分 |
| ラウンジ | Matina Loungeは6:00〜22:00。私はTrip.comの会員特典の無料券で入りました |
| コンセント | 丸ピン2本のSEタイプ。変換プラグが必要でした |
ウランバートル市内|寺院・博物館・夜景を2日で
| スポット | 料金(私が払った額) | ひとこと |
|---|---|---|
| ガンダン寺(観音堂) | 20,000₮(約900円) | 高さ約26mの黄金の観音像。現金払いでした |
| モンゴル国立博物館 | 50,000₮(2,355円・入館+撮影) | ナーダム期間は特別展もありました |
| チンギス・ハーン国立博物館 | 45,000₮(2,120円・セット券) | 最上階に黄金のチンギス・ハーン像 |
| ザイサンの丘 | — | 街を見下ろす夜景スポット。22時半を過ぎても人が多かった |
| 国営百貨店(State Department Store) | 無料 | 上の階にお土産のフロア |
| 空港から市内 | シャトルバスX19で15,000₮(706円) |
| 市内の移動 | 配車アプリUBCabで1回7,000〜15,000₮(約330〜680円)。私の場合は現金払いでした |
| 食事 | Khaan Buuz 15,000₮(706円)、Modern Nomadsのツォイワン 37,524₮(1,768円) |
| 宿 | ホステル2泊(朝食付き)で180,680₮(8,509円) |
ナーダムの期間中は、飲食店の休業が多かったのが要注意ポイントです。市内の回り方はウランバートル観光まとめにまとめています。
チンギス・ハーン騎馬像|草原へ向かう途中に
| 入場料 | 大人30,000₮(私のカード請求は1,412円/2026年7月) |
| 行き方 | ウランバートル市内から車で約75分。私は草原の宿へ向かう送迎車に立ち寄ってもらいました(追加料金20,000₮) |
| 所要時間 | 私は約50分。余裕を見るなら1〜1.5時間 |
| おすすめ | 午後1時過ぎは展望台が大混雑。像は東を向いているので、写真を撮るなら午前がおすすめ |
くわしくは⑪チンギス・ハーン騎馬像へ。
草原のゲル(Kayak Camp)|2泊して星空と乗馬
| 宿泊費 | ゲル2泊(専用バスルーム付き)で254,484₮(約11,990円) |
| 食事 | 朝50,000₮・昼70,000₮・夕60,000₮(約2,250〜3,150円)。量はかなり多め |
| 設備 | 専用バスルームは24時間使えました(タオルあり・ドライヤーなし)。ゲルのコンセントは、日本のプラグが挿せました |
| 支払い | 送迎・食事・乗馬まで、最後にカードでまとめて支払い(合計39,964円) |
個人で予約したら返信が来なかった話は⑩、設備のくわしいレビューは⑫Kayak Campに2泊へ。
モンゴルの星空|新月の草原で天の川
| 時期 | 星空狙いなら新月の前後。私は2026年7月14日の新月に合わせて日程を組みました |
| 時間 | 7月中旬は日の入りが20:50前後。星がたくさん見えるほど暗くなったのは23時前後でした |
| 服装 | 草原の夜は震えるほど寒い。ライトダウンと厚手のインナーで、ようやく撮影に耐えられました |
| 泊数 | 天気しだいなので草原は2泊がおすすめ。私は2泊とも晴れました |
乗馬体験|初心者でも草原を回れた
| 料金 | 70,000₮(約3,150円)。宿泊代とまとめてカードで支払い |
| 時間 | 約45分 |
| ひとこと | ガイドはまさかの少年。人生初の乗馬でしたが、翌日の筋肉痛もありませんでした |
くわしくは⑭モンゴルで人生初の乗馬体験へ。モンゴル部分の全体はモンゴル旅行4泊5日まとめにまとめています。
上海|夜の豫園・外灘と上海雑技団
| 見どころ | 豫園商城・外灘(夜のライトアップは無料)、陸家嘴のモール、上海雑技団(私は当日の朝にTrip.comで予約して6,189円) |
| 支払い | Alipayとカードのタッチ決済だけで足りました |
| 移動 | 地下鉄が市内で3〜4元。空港から市内へはリニアか地下鉄2号線 |
| 2泊の費用 | ホテル込みで25,016円(航空券を除く) |
上海はモデルコースや費用の内訳まで、上海2泊3日ひとり旅ガイドにまとめています。
仁川乗り継ぎ・モンゴル・上海|入国・支払い・通信はどう違った?
1回の旅で韓国・モンゴル・中国を通ったので、それぞれで必要だったものがまったく違いました。私が実際にどうしたかを並べます。
| 韓国(仁川) | モンゴル | 中国(上海) | |
|---|---|---|---|
| 滞在のしかた | 乗り継ぎのみ。入国せず空港泊 | 4泊(市内2泊+草原2泊) | 2泊 |
| 入国の手続き | e-Arrival Cardを登録したが、入国しなかったので使わず | 空港で入国審査 | オンラインで事前申告。QRの提示は求められず |
| お金 | 使わず(ラウンジはTrip.comの会員特典) | 空港ATMで120,000₮をキャッシング。カードが使えるところが多かった。配車アプリは現金払い | Alipayとカードのタッチ決済。空港でおろした200元は1元も使わず |
| 移動 | — | シャトルバス、配車アプリUBCab、ゲルキャンプの送迎 | 地下鉄(カードのタッチで乗れた)、リニア |
| コンセント | 丸ピン2本(SEタイプ)。変換プラグが必要だった | 泊まったホステルとゲルは、たまたま日本のプラグが挿せた | 泊まったホテルと空港ラウンジは、日本のプラグが挿せた |
| 7月の気候(私の体感) | — | 市内は快適。草原の夜は震えるほど寒い | 夜でも涼しくならない暑さ |
| 日本との時差 | なし | 1時間遅い(ウランバートル) | 1時間遅い |
同じ7月なのに、モンゴルの草原ではライトダウンを着込み、2日後の上海では汗だくになっていました。夏に寒い場所と暑い場所を両方回るなら、荷物の組み方には工夫が要ります。
7泊8日でモンゴル+上海は忙しい?できたこと・できなかったこと
「この日数で両方回れるの?」という疑問に、実際の結果で答えます。
| できたこと | できなかったこと |
|---|---|
| ウランバートル市内観光(ガンダン寺・博物館2館・国営百貨店) | 仁川・松島での夜景撮影(台風の遅延で消滅) |
| ザイサンの丘の夜景 | ナーダム会場の中での観戦(チケットがなかった) |
| チンギス・ハーン騎馬像 | 楽しみにしていた吉野家のマトン丼(3回行って3回とも休業) |
| 草原のゲル2泊、星空撮影2夜、乗馬 | 上海・外灘の北側と黄浦江のフェリー(暑さで気力が尽きた) |
| 上海の豫園(2回)・外灘・陸家嘴・上海雑技団 | 有料の豫園(庭園) |
今回のようにモンゴルをメインにして、帰りに上海を足す組み方なら、7泊8日でも両方回れました。ただ、8日のうち5日は飛行機か長距離の車での移動があり、台風の遅延や暑さで予定を削った場面もあったので、余裕があった訳ではありません。推測ですが、モンゴルのもっと遠方まで足を延ばすなら、7泊8日では足りないと思います。
出発前に準備したこと
3つの国の空港を通る個人手配だったので、出発前にやったことはけっこう多いです。英語も中国語も話せないので、現地で慌てて設定することがないよう、できることは全部日本で済ませました。
| 準備 | 私がやったこと |
|---|---|
| 入国の手続き | 韓国のe-Arrival Card(結果的に使わず)と、中国のオンライン入国申告(やり方) |
| アプリ | Alipay(登録方法)、モンゴルの配車アプリUBCab、韓国のk.ride、中国のDiDi。翻訳アプリと地図はオフライン用のデータもダウンロード |
| 現地通貨 | モンゴルのトゥグルグは日本で両替できないので、現地ATMでのキャッシング前提に(やり方) |
| 通信 | 普段から使っているahamoをそのまま持っていきました |
| 海外旅行保険 | クレジットカード付帯の保険を使いました。ただし補償の内容や条件はカードによって違うので、治療費などの補償が足りるかは出発前に確認が必要です |
| 星空撮影の機材 | Canon EOS R10、Sigma 12mm F1.4、軽さ重視の三脚Ulanzi ZERO Y |
保険で使ったのはエポスカードです。永年年会費無料で海外旅行保険が付いているカードですが、保険は「利用付帯」なので、旅行代金や空港までの公共交通機関の料金などをこのカードで決済しておくことが条件です。具体的な条件は出発前に公式の案内で確認してください(2026年10月時点)。今回はモンゴルのATMでのキャッシングも、上海でのAlipay払いも、このカードでした。
→ エポスカードの詳細を見てみる / 海外旅行で持っていくクレジットカードの選び方
通信は、私はたまたま普段からahamoを使っているので、そのまま韓国・モンゴル・中国で使いました。海外でも通常は月30GBまで追加料金なしで使えます(2026年10月時点)。なお、2026年12月1日からは料金プランが改定され、海外で追加料金なしで使えるデータ量は40GBに増える予定と発表されています。eSIMやレンタルWiFiという選択肢もあるので、比べてから決めるのがおすすめです。
英語・中国語が話せなくても回るための準備
私は英語も中国語も話せません。それでも回れたのは、次の準備のおかげでした。
- 翻訳アプリと地図は、オフライン用のデータまでダウンロード。モンゴルでは簡単な英単語も通じない場面がありました
- モンゴルの市内移動は配車アプリUBCab。ウランバートル市内は、これで移動しました(⑤初めてのUBCab)
- 食事は英語表記や写真付きのメニューを頼りに。モンゴルでは指さしとジェスチャーで乗り切った場面が多かったです
- 上海はAlipayを日本で登録しておく。支払い・QRコード・スマホ注文で、ほぼ全部どうにかなりました(CHAGEEの注文方法)
7月のモンゴルと上海で「持っていってよかった」もの
- マルチタイプの変換プラグ……韓国の空港では日本のプラグは、そのまま挿せませんでした
- ライトダウンと厚手のインナー……7月の草原の夜はこれがないと寒すぎました
- 薄手の速乾タオル……上海のホテルのタオルは使い捨てで、ほぼ水を拭き取れませんでした
- ヘッドライト……モンゴルの草原では、足元が見えないくらい真っ暗でした
LCCの手荷物は行きのティーウェイ航空で実際に量られ(約9.7kg/10kgまで)、帰りの春秋航空は、私が買った運賃では機内持ち込み7kgまででした。持ち物全体は海外ひとり旅の持ち物リストにまとめています。
想定外だったこと・やらかしたこと
| できごと | そこからの教訓 |
|---|---|
| 台風で那覇発が約7時間遅れ、韓国の夜景プランが消えた(①) | 夏の乗り継ぎ旅は予備の時間を多めに。宿はキャンセル期限の遅いプランを |
| 仁川空港のNap Zoneが深夜0時前後で満席。眠れたのは2時間25分(②) | 空港泊の翌日は「睡眠2〜3時間」で動くつもりで予定を組む |
| ナーダム期間中で、お目当ての店が何度行っても休業(④・⑤) | 祭りの時期は、飲食店の候補を複数ピン留めしておく |
| ゲルキャンプの予約で返信が来ない(⑩) | 送迎・食事・支払い方法を予約前に確認できる宿を選ぶ |
| 草原の夜が7月なのに震えるほど寒かった(⑬) | 市内の体感で判断しない。草原に出るなら防寒着を1枚 |
| 帰りの送迎車が来ず、約1時間遅れで空港へ(⑰) | 草原から空港へ向かう日は、出発時刻まで余裕を持たせる |
| 上海のリニアで10元、蟹黄麺で3,118円(⑱・㉒) | 英語の注意書きもメニューの値段も、面倒でも読む |
| 上海の暑さで消耗し、外灘の点灯もフェリーも逃した(㉑) | 暑い国では、歩ける距離でも地下鉄で体力を残す |
夏に旅してわかったこと|台風と暑さ、それでも行く理由
出発前の私は、台風の予報を見ながら「もう夏の旅行なんて二度としたくない」と本気で思っていました。
実際、行きは台風で約7時間遅れ、帰りの上海は、当時の予報で最低気温32℃という暑さでした。夏旅のリスクは、どちらもしっかり当たりました。これからも基本的に夏は避けると思います。
ただ、ひとつだけはっきりしたことがあります。夏にしか体験できない場所やイベントがあるなら、話は別だということです。
今回でいえば、モンゴル旅行のベストシーズンとされる6〜8月の、草原の星空と、毎年7月に開かれるナーダムがそれでした。「夏じゃないとダメな理由」がある旅なら、暑さや台風のリスクを抱えてでも行く価値がある。だから、「夏だから行かない」とは、もう決めつけないと思います。
夏に同じような旅をする人へ
- 星空が目的なら、新月から日程を逆算する。天気は当日までわかりませんが、月の満ち欠けは事前に確実にわかります
- 草原は2泊しておく。1泊だと、その日が曇ったら終わりです
- ナーダムの時期は、休日のカレンダーを確認する。2026年は7月11〜15日の祝日に加えて、16・17日も休日になりました。飲食店の休業も多かったです
- 台風の季節は、キャンセル期限の遅い宿と、余裕のある乗り継ぎで組む
個人手配が不安なら、ツアーという手も
私は今回、全部自分で手配しました。ただ、宿から返信が来ない1週間や、送迎車が来ない1時間は、正直かなり疲れます。
金額が少し上がっても、手間と時間を節約できるので、不安な方は積極的に使ったほうが良い旅になると思います。
GetYourGuide(モンゴル) ……プランの種類が多く、価格も比べやすいです。ウランバートル発の短いツアーも探せます
JTB旅物語(モンゴル特集) ……航空券も宿も移動も、まとめて任せたい人向けのパッケージツアーです
各サイトの違いは海外旅行の現地ツアー予約サイト比較にまとめています。
よくある質問
7泊8日でモンゴルと上海を回るのは忙しくないですか?
モンゴル4泊5日(市内2泊+草原2泊)と上海2泊3日で、主な見どころは回れました。ただ移動のある日が多く、台風や暑さで予定を削った場面もあったので、余裕のある旅程ではなかったです。
航空券代はいくらでしたか?
3区間で132,220円でした。すべてTrip.comで、出発の約2か月前に予約しています。
モンゴルと上海を同じ夏服で回れますか?
私の場合は無理でした。モンゴルの草原の夜はライトダウンと厚手のインナーを着込むほど寒く、2日後の上海では夜でも汗だくでした。重ね着で調整できる服と、薄手の防寒着を1枚持っていくのがおすすめです。
モンゴルと上海を回る7泊8日の費用はいくらでしたか?
航空券込みで約22.8万円でした。内訳は航空券132,220円、モンゴル4泊5日が約65,200円、上海2泊3日が25,016円、泊まれなかった韓国のホテル代が5,535円です。
乗り継ぎの韓国で入国しなくても大丈夫でしたか?
私の場合は通し航空券だったので、那覇のカウンターで乗り継ぎ便の搭乗券まで受け取り、仁川では入国せずに制限エリアで朝まで過ごせました。航空会社や予約の条件で扱いが変わるので、ご自身の予約内容で確認してください。
モンゴルの星空はいつ見られますか?
星空狙いなら新月の前後がおすすめです。私が草原にいた7月中旬は、星がたくさん見えるほど暗くなったのが23時前後でした。天気しだいなので、草原には2泊しておくと安心です。
ウランバートル市内の観光は何日あれば足りますか?
私は実質2日で、ガンダン寺・博物館2館・国営百貨店・ザイサンの丘の夜景をひととおり回れました。
7月のモンゴルは寒いですか?
ウランバートル市内は日中も夜も快適でしたが、草原の夜は震えるほど寒かったです。草原に泊まるなら、7月でも防寒着は必須だと思います。
英語や中国語が話せなくても回れましたか?
私はどちらも話せませんが、なんとかなりました。韓国は乗り継ぎだけで、誰とも話さずに済みました。モンゴルは英語表記や写真付きのメニューが多く、指さしとジェスチャーで乗り切った場面が多かったです。上海は指さし注文・QRコード・スマホ注文でほぼ全部どうにかなりました。ただモンゴルでは簡単な英単語も通じない場面があったので、翻訳アプリはオフラインでも使えるようにしておくと安心です。
「星空と夜景を追うひとり旅。ときどきナーダム。」全話一覧
準備編・韓国
- 【星空と夜景・準備編】台風に怯えながら出発を待つ、モンゴル・上海ひとり旅|なぜ夏に旅立ったのか
- 【星空と夜景①】台風で2度の遅延メール。松島(ソンド)の夜景プランが、飛ぶ前に消えた
- 【星空と夜景②】仁川空港で人生初の空港泊。Nap Zone満席、それでも朝はラウンジで救われた
モンゴル編
- 【星空と夜景③】チンギスハーン国際空港に着陸。ATM・シャトルバスで市内へ
- 【星空と夜景④】ウランバートル到着、まさかの吉野家休業。ナーダム中は店が閉まる?徒歩50分で宿へ
- 【星空と夜景⑤】初めてのUBCab、謎の同乗者とおつり騒動|ナーダム会場と2度目の吉野家敗北
- 【星空と夜景⑥】ガンダン寺の巨大観音像に圧倒!国営百貨店(State Department Store)でお土産探し
- 【星空と夜景⑦】チンギス・ハーン国立博物館とモンゴル国立博物館へ|入場料・撮影ルール・所要時間【冬季の火曜休館に注意】
- 【星空と夜景⑧】ランチ難民の末に絶品ツォイワン!Modern Nomadsでモンゴル料理を満喫
- 【星空と夜景⑨】ザイサンの丘で見た絶景夜景|遠回りして分かった「モール経由」の正解ルート
- 【星空と夜景⑩】草原のゲル予約で返信が来ない話|個人手配で確認したこと
- 【星空と夜景⑪】チンギス・ハーン騎馬像へ|世界最大級の騎馬像を実際に訪れてみた
- 【星空と夜景⑫】Kayak Camp到着|モンゴルのゲル初体験レビュー(設備・食事・Wi-Fi)
- 【星空と夜景⑬】モンゴルの草原で星空撮影に挑戦|想定外の寒さの中、初心者なりの奇跡の一枚
- 【星空と夜景⑭】モンゴルで人生初の乗馬体験|ガイドはまさかの少年、初心者でも安心の草原ツアー
- 【星空と夜景⑮】モンゴルの草原ゲルで迎えた満腹ランチ&ディナー、そしてモンゴル最後の夜
- 【星空と夜景⑯】人生最高の星空。新月の大草原で天の川を撮ったモンゴル最後の夜
- 【星空と夜景⑰】送迎車が来ない!草原からプリウスで爆走、チンギス・ハーン国際空港へ
上海編
- 【星空と夜景⑱】上海リニアで10元損した話|浦東空港から地下鉄でホテルへ
- 【星空と夜景⑲】上海2泊9,473円の窓なしホテル泊まってみた|哲学家酒店(PHILIFE)小南門
- 【星空と夜景⑳】夜の豫園と南翔饅頭店の小籠包|指さしで注文できた話と、観光地価格のリアル
- 【星空と夜景㉑】外灘の夜景は何時から?19時の点灯を逃し、南へ歩いたら誰もいなかった話
- 【星空と夜景㉒】上海で125元の蟹黄麺を注文してしまった日|陸家嘴のIFCと正大広場
- 【星空と夜景㉓】上海雑技団ERA時空之旅2を当日予約で観た|QRだけで入場、中国語ゼロでも大丈夫だった夜
- 【星空と夜景㉔】夜の豫園は何時まで?|九曲橋を渡って40分で追い出された話
- 【星空と夜景㉕】上海浦東空港から帰国|出国手続き・ラウンジ・G148ゲートまで
まとめ記事・ガイド記事
- モンゴル旅行4泊5日まとめ|費用・モデルコース・ゲル泊・星空を実体験で解説
- ウランバートル観光まとめ|2日間のモデルコース・費用・見どころを実体験で解説
- 上海2泊3日ひとり旅ガイド|モデルコース・観光スポット・費用25,016円・交通と支払い
- Alipay(アリペイ)の登録方法と使い方を実画面で解説
- 中国の入国カード、スマホで10分で終わった|オンライン申告の書き方
- 覇王茶姫(CHAGEE)の注文方法|中国語も電話番号もなしで注文できた
場所一覧
| 場所 | メモ | 地図 |
|---|---|---|
| 那覇空港 | 出発・帰国。行きは台風で約7時間遅れ | マップ |
| 仁川国際空港 第1ターミナル | 入国せずに空港泊。朝はMatina Loungeへ | マップ |
| チンギス・ハーン国際空港(UBN) | モンゴルの玄関口。市内まで約50km | マップ |
| ナショナル・スポーツ・スタジアム | ナーダムの会場。私は外を歩いただけ | マップ |
| ガンダン寺 | 巨大な観音像のあるお寺 | マップ |
| ザイサンの丘 | ウランバートルの夜景スポット | マップ |
| チンギス・ハーン騎馬像 | 草原へ向かう途中に立ち寄り | マップ |
| モンゴル国立博物館 | ウランバートル市内。入館+撮影で50,000₮ | マップ |
| チンギス・ハーン国立博物館 | ウランバートル市内。騎馬像とは別の施設 | マップ |
| Kayak Camp | 2泊した草原のゲル宿 | マップ |
| 上海浦東国際空港(PVG) | 上海の到着・出発。Gゲートは電車で移動 | マップ |
| 豫園商城 | 夜のライトアップは無料。2回行きました | マップ |
| 外灘(バンド) | 上海の夜景スポット | マップ |
| 上海馬戲城 | 上海雑技団の会場 | マップ |
不安が期待を圧倒的に上回った状態で始まった旅でしたが、終わってみれば、とても良い旅でした。この記事が、夏のモンゴルや、乗り継ぎを組み合わせた周遊旅を考えている人の参考になればうれしいです。
※料金・制度・運行情報などは2026年7〜10月時点で確認した情報です。変更されている可能性があるので、旅行前に最新情報をご確認ください。またこの記事は網羅的な公式ガイドではなく、あくまで私が実際に7泊8日で回った体験にもとづく、私なりのまとめです。
























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