※この記事は連載「星空と夜景を追うひとり旅。ときどきナーダム。」の第5話です。
前回はこちら↓
【星空と夜景④】ウランバートル到着、まさかの吉野家休業と徒歩50分で宿へ
先に結論|UBCabの要点
- 日本の電話番号(+81)のままで登録できました。現地SIMは必須ではありませんでした
- アプリは日本語表示に切り替えられます(初期状態はモンゴル語)
- 私の場合、日本発行のクレジットカードは登録できませんでした
- UBCab自体は公式にはカード決済に対応していますが、海外発行カードが使えるとは限らないので、現金も用意しておくと安心です
- 私が利用した際は、乗車時に毎回4桁のサービスコードを求められました
- 料金は市内約2kmで9,700₮(約440円)。車が来るまで約3分、実際の乗車は約10分でした
- 現金払いなら、2万₮札だけにならないよう早めに崩しておくのがおすすめです
- 登録は日本にいるうちに済ませておくのが確実です
この記事でわかること
- 配車アプリ「UBCab」の登録方法(画面つき・日本の電話番号のままで登録できました)
- 日本語表示への切り替え方と、登録できないときのチェックポイント
- クレジットカードは使えるのか(私は登録できませんでした)
- 実際の料金・配車時間・乗り方と、乗車時に求められる4桁コードのこと
- 現金払いで起きた「おつりがない」問題と、その対策
- モンゴルにUberやGrabはあるのか
- ナーダムのスタジアムに、チケットなしで行くとどうなるか
この記事は2026年7月に実際に使った記録がベースですが、アプリの仕様や料金については、公開時点で公式ストアの情報も確認して補足しています。
ホステルにチェックインして荷物を下ろし、少し休憩したあと、17:30頃から再び外へ出かけることにしました。
せっかくナーダム(モンゴルの国家的な祭り)が行われている期間にモンゴルへ来ているのに、お祭りの雰囲気を味わえないまま一日を終えてしまうのは、あまりにももったいないと思ったからです。
- スフバートル広場をもう一度目指す理由
- 配車アプリ「UBCab」とは?モンゴルにUberやGrabはある?
- 日本での事前準備(Android版・インストール〜登録手順)
- UBCabでクレジットカードは使える?
- 実際にUBCabを使ってスフバートル広場へ
- 乗車時は4桁の認証コードが必要
- 謎の同乗者
- 支払い・評価(現金でまさかのひと悶着)
- UBCabを使ってみた感想
- スフバートル広場、結局イベントはなし
- 歩いてナショナル・スポーツ・スタジアムへ
- スタジアム周辺は伝統衣装の人でいっぱい
- チケットがなくて中には入れず
- まさかの2度目の吉野家、またしても休業
- 気を取り直してKhaan Buuzへ
- 写真付き番号メニューで注文、指で「イレブン」
- 想像以上においしかった「バンシタイ・ハル・シュル」
- 帰り道、シェア電動バイクとコンビニに遭遇
- ホステル近くのGS25でモンゴルビールを購入
スフバートル広場をもう一度目指す理由
日本で事前に調べていた情報では、ナーダム期間中は「スフバートル広場」と「ナショナル・スポーツ・スタジアム(中央競技場)」で何らかのイベントが行われているとのことでした。
しかし、先ほどホステルへ向かう途中にちらっと見たスフバートル広場は、大きなイベントらしきものはやっていない印象でした。
ただ、スフバートル広場は敷地が非常に広いので、「もしかすると、私が見た場所とは別のエリアで何かイベントを行っているのでは?」と思い、確かめるべくもう一度見に行ってみることにしました。
配車アプリ「UBCab」とは?モンゴルにUberやGrabはある?
ホステルからスフバートル広場までは、計算すると徒歩約40分ほどの距離でした。ホステルに来るときに重い荷物を背負って50分歩いたばかりだったこともあり、今回は無理をせず、モンゴルで定番の配車アプリ「UBCab」を利用することにしました。
とはいえ、モンゴルで配車アプリを使うのはこれが初めて。言葉も通じない国で、ちゃんと車を呼べるのか、変な場所に連れて行かれたりしないか、かなり不安でした。
モンゴルにUberやGrabはある?
先に、これを調べてから行く人が多いと思うので書いておきます。
調べてみると、こういう状況でした。
- Uber:公式サイトの対応都市一覧に、モンゴルの都市は載っていません
- Bolt:同じく、公式の都市一覧でモンゴルの都市は確認できませんでした
- Grab:2025年に「GrabMaps」がモンゴルの地図整備でモンゴル企業と提携したという発表がありました。ただしこれは地図の話であって、配車サービスがモンゴルで使えるという意味ではありません
つまりタイやシンガポールの感覚でGrabを入れていっても、ウランバートルでは車を呼べないと考えておいたほうがよさそうです。
そのかわり、現地で一般的に使われているのがUBCabです。日本語の情報サイトでは「モンゴル版Uber」と紹介されることもあります。ウランバートルで配車アプリを使うなら、まず候補に入れておきたいアプリです。
UBCabの基本情報
| 対応エリア | Google Playの公式説明によると、ウランバートルを含むモンゴルの16の主要都市で利用可能(今後さらに拡大予定とのこと) |
| 言語 | モンゴル語/英語/日本語に対応 |
| 料金 | アプリ上で乗車前に目安が表示されます |
| 支払い | 現金/カード。ただし日本のカードは登録できませんでした(後述) |
| 電話番号 | 日本の番号(+81)で登録できました |
アプリ上で料金の目安が事前に表示されるので、「言い値で請求されたらどうしよう」という不安がないのは、英語に自信がない私にとって大きな安心材料でした。
なお、配車アプリは当然ですがネット接続が前提です。空港に着いた瞬間から通信できる状態にしておかないと、そもそも呼べません。私は今回ahamoで乗り切りました(海外データが月30GBまで追加料金なしで使えるので、地図とアプリを使い倒す旅にはありがたいです)。
通信手段の選び方はこちらにまとめています。
→海外旅行の通信手段5つを比較|格安SIMユーザーが損しない選び方
日本での事前準備(Android版・インストール〜登録手順)
私が使っているのはAndroidのスマートフォンなので、以下はAndroid版の画面を元にした説明です。iPhone(iOS版)をお使いの方は、多少ボタンの配置や表記が異なる場合があります。また、画面はすべて2026年7月時点のものです。
①アプリをダウンロード
App StoreまたはGoogle Playで「UBCab」を検索し、インストール。執筆時点では評価3.9・レビュー2,908件・ダウンロード数100万以上と、モンゴルでは実績のあるアプリのようでした。
Google PlayでUBCabをインストールする
App StoreでUBCabをインストールする

②日本語表示に切り替える方法
初回起動時はモンゴル語表示になっています。キリル文字だけの画面が出てきて面食らいますが、切り替えは簡単です。
画面下部の言語選択(🇲🇳 Монгол ▽)をタップすると言語一覧が出てくるので、「日本語」を選択。これで以降の画面がすべて日本語表示に変わります。

アプリの操作画面だけでなく、ボタンや案内文まで日本語になります。ここさえ最初にやっておけば、少なくともアプリの基本操作はかなり分かりやすくなります。英語が苦手な人にはかなり大きいポイントだと思います(このあと書くとおり、目的地の検索など、日本語にしても迷う場面はありました)。
③新規登録へ進む
「UBCabへようこそ」画面が日本語で表示されたら、「新規登録」をタップ。

④電話番号の国番号を日本に変更
「登録」画面で電話番号の入力欄が表示されますが、初期状態では国番号がモンゴル(🇲🇳)になっています。国旗部分をタップして国番号一覧を開き、「+81 Japan」を選択します。
国番号を選んだら日本の携帯電話番号を入力しますが、このとき「最初の0」は入力しないのがポイントです。例えば「070-1234-5678」なら「7012345678」と、「080-1234-5678」なら「8012345678」と入力します。
海外のサービスで国番号(+81)が付く場合は「頭の0を抜く」のが基本です。

ここ、意外と重要かもしれません
ネットで「UBCabを使うには現地で使える電話番号が必要」と書かれているのを見かけて、私も出発前にかなり不安でした。ですが実際には、日本の電話番号のまま登録でき、そのまま最後まで使えました。現地SIMを買う必要はありませんでした。
ただし、「海外の番号ならどれでも通る」というわけでもなさそうです。アプリストアのレビューには、ノルウェーやフランスの電話番号では認証できなかったという投稿もありました。電話番号によって結果が変わる可能性があります。あくまで「2026年7月に日本の番号では通った」という一例として受け取ってください。
⑤パスワードを作成
電話番号を入力すると、続けてログイン用のパスワード作成画面が出てきます。「文字を1つ以上」「数字を1つ以上」「6文字以上」の条件を満たして設定します。

⑥認証コードの受け取り方法を選択
「コード検索オプション」画面で、SMSかWhatsAppのどちらで認証コードを受け取るか選べます。私はWhatsAppを選択しました。

⑦認証コードを入力
WhatsAppやSMSに届いた6桁の認証コードを入力すれば、アカウント登録は完了です。

⑧位置情報・GPSを許可
アプリの利用には位置情報の許可が必要です。端末側の位置情報設定がOFFになっている場合はONに切り替え、続けてアプリからの位置情報アクセス許可を求められるので「アプリの使用時のみ」などを選択します。


⑨利用都市を選択
登録の途中で都市・地域を選択する画面が出てきます。リストはすべてキリル文字(モンゴル語)で表示されていて、正直どれがどれだかまったく読めませんでした。あらかじめ選択されていた項目のまま次に進んだのですが、幸い「Улаанбаатар(ウランバートル)」になっていたので事なきを得ました。日本で登録する方は、念のため画面をキリル文字の「Улаанбаатар」と見比べて確認しておくと安心です。
登録できないときにチェックすること
私自身は登録できましたが、つまずきやすいポイントがいくつかあったので、整理しておきます。
| つまずきどころ | チェックすること |
|---|---|
| 電話番号が弾かれる | 頭の「0」を抜いていますか?「090-…」なら「90…」です。国番号が+81(Japan)になっているかも確認を |
| 認証コードが届かない | SMSとWhatsAppを切り替えてみてください。私はWhatsAppで受け取りました |
| パスワードが通らない | 「文字+数字」で6文字以上が条件です。数字だけ・文字だけだと弾かれます |
| 都市選択の画面で固まる | すべてキリル文字です。「Улаанбаатар」を選んでください |
| 画面がモンゴル語のまま | 最初の画面下部の言語選択(Монгол ▽)から日本語に変えられます |
| カードが登録できない | 私は登録できませんでした。次のセクションで詳しく書きます |
日本にいるうちにここまで済ませておけば、現地に着いてからは目的地を入力して呼ぶだけで使えます。現地に着いてから登録することもできますが、SMSやWhatsAppでの認証、都市選択などに手間取る可能性があるので、日本で登録だけでも済ませておくと安心です。
UBCabでクレジットカードは使える?
ここは調べてから行く人が多いところだと思うので、はっきり書いておきます。
私の場合、日本のクレジットカードは登録できませんでした。
手順としては、トップページ下にある「ウォレット」ボタンを押して、ウォレット画面から「新しいカードを追加」を選び、日本のクレジットカード番号を入力します。ですが、ここでエラーが発生して先に進めませんでした。

公式にはカード決済に対応しています。ただし……
UBCab自体がカードに非対応というわけではありません。公式の利用規約を見ると、支払い方法として現金のほか、銀行カード・銀行振込・ウォレットなどが挙げられています。
ただ、海外発行のカードが必ず使えるとは限らないようです。実際、2026年7月に利用した別の日本人旅行者も、カード決済ができず現金払いだったと書いていました。
日本から旅行する場合は、「カードで払える前提」にせず、現金払いになっても困らないようトゥグルグを用意しておくのが安全だと思います。
クレジットカードの登録ができなかった場合でも慌てる必要はなく、支払い方法が「Cash(現金)」になっていれば、現地で現金払いのまま問題なくタクシーを利用できます。特に設定を変更しなくても自動で「Cash」になっている場合が多いため、基本的にはそのままで大丈夫です。
実際にUBCabを使ってスフバートル広場へ
乗車地点は、宿の前が車の入りづらそうな細い路地だったので、いったん広い通りまで歩いてからUBCabを呼びました。
UBCabアプリを開いたら「どこへ行く」ボタンを押します。

降車地欄に行き先を入力すると、候補が一覧で表示されます。今回の場合は目的地が、スフバートル広場なので「Sukhbaatar square」と入力し、下に出た候補地から選択しました。
目的地が検索で出てこないときは、Googleマップからコピー
ここは何度かつまずいたところです。場所によっては、降車地が候補に出てこないことがありました。
そのときにやっていたのが、次の2つです。
- Googleマップで場所の名前や住所をコピーして、UBCabの入力欄に貼り付ける
- それでも出てこないときは、地図上で目的地の近くを直接指定する
この2つを知っていれば、目的地が出てこなくても詰まりません。宿の名前などは事前にGoogleマップで保存しておくと、現地でコピーするだけで済みます。

行き先を確定すると、料金の見積もり画面に切り替わりました。所要時間の目安は約16分、料金は車種によって以下のように分かれていました。
| 車種 | 料金 |
|---|---|
| JustCab(私が選んだもの) | 9,700₮(約440円) |
| Comfort | 15,850₮(約720円) |
| Black | 19,950₮(約905円) |
今回は一番リーズナブルな「JustCab」を選択し、「確定」をタップ。「渋滞の少ないルートを計算中です…」「JustCabサービスに接続しています…」という表示のあと、ドライバーとマッチングされました。

マッチングが確定されると、車両ナンバーが画面右上の方に表示されます。車が来たら、アプリに表示された車両ナンバーと実際の車のナンバーを照合してから乗り込んでください。「まもなく到着します」の表示とともに、残り約3分・603mという表示も出ました。

配車されないことや、直前に電話がかかってくることも
私は2回とも数分で配車されましたが、他の旅行者の記録を見ると、こんなケースもあるようです。
- 誰も受けてくれないと「Sorry」と表示されることがある。その場合は別の車種で呼び直せます(JustCabがいちばん見つかりやすいとのこと)
- 乗車直前にドライバーから電話がかかってくることがある
電話については、モンゴル語で話されても答えようがありません。私は電話はかかってきませんでしたが、言葉に不安がある人は、乗車場所を分かりやすい大通りにしておくと、電話に出られなくても見つけてもらいやすいと思います。
乗車時は4桁の認証コードが必要
車が到着したら、そのまま乗り込むだけかと思っていたのですが、実はもう一手間ありました。私が2026年7月に利用した際は、乗車したら運転手側のスマホに4桁の番号を入力をする必要がありました。
私の場合は、アプリに登録した電話番号の下4桁がそのままコードになっていました。4桁の番号は自分のスマホに「乗車を開始するコード」として表示されます。これをドライバーのスマホに入力します。
おそらく乗車確認のためだとは思いますが、GrabやUberでは経験したことのない操作だったので最初は何の番号を入力すればいいのだろうと戸惑いました。

このとき、自分でドライバーのスマホに直接数字を入力する場合もあれば、自分のスマホの画面をドライバーに見せて、ドライバーが入力する場合もありました。ドライバー次第でどちらのパターンもあり得るので、乗車時に「コードを聞かれるかもしれない」と覚えておくと困りません。
乗車前に、自分の電話番号の下4桁をすぐ確認できるようにしておくとスムーズです。何も知らずに乗り込むと、いきなりスマホを差し出されて固まることになります(私がそうでした)。
謎の同乗者
車に乗り込むと、なぜか助手席にはすでに知らない男性が座っていました。ドライバーの友人なのか、それとも他のお客さんと相乗りする仕組みだったのか……結局、目的地に着くまで何もわからないままでした。今でも彼が何者だったのかは謎のままです。
誤解のないように書いておくと、これをもって「UBCabは相乗りサービスだ」と断定することはできません。公式の規約にも相乗りを前提とした記述は見当たりませんでした。私が乗った1台がたまたまそうだった、というだけの話です。

17:36、「乗車を開始しました」の表示。車内から見えるモンゴルの街並みを眺めながら、あっという間にスフバートル広場へ到着。
支払い・評価(現金でまさかのひと悶着)
到着後、財布から現金を出して支払おうとしたのですが、ここでちょっとしたトラブルが発生しました。私が持っていた現金は空港ATMでキャッシングした120,000トゥグルグで、内訳は20,000トゥグルグ札が6枚でした。運賃は9,700トゥグルグだったので20,000トゥグルグ札を1枚渡したのですが、「おつりがない」と言われてしまいました。
「どこかで両替できないか?」とカタコトの英語で伝えてみたものの、うまく通じません。
気まずい空気が流れる中、ドライバーさんが車内のあちこちを探し回ってくれて、なんとか10,000トゥグルグを発見し、私が20,000トゥグルグを渡して、おつりとして10,000トゥグルグを受け取りました。なので、実際に支払ったのは10,000トゥグルグということになりました。
おつり問題は、着いた日のうちに対策できます
この後も、UBCabでは「おつりがない」というのが何度もありました。原因ははっきりしています。私が空港のATMで120,000₮を引き出したところ、20,000₮札6枚で出てきたからです。UBCabの運賃は1万₮前後なので、乗るたびに「2万₮札しかない」という状況になります。
対策はシンプルで、市内に着いたら早いうちにコンビニやスーパーで買い物をして、2万₮札を崩しておくこと。5,000₮・10,000₮札を数枚キープしておくだけで、「おつりがない問題」をだいぶ回避できます。
空港ATMでのキャッシングの流れは第3話に、カードの選び方や繰り上げ返済のやり方はこちらにまとめています。
降車後はドライバーを5段階で評価します。ハプニングは色々ありましたが、無事に目的地まで届けてくれた感謝を込めて5つ星をつけました。
緊張から始まった初めてのモンゴルでの配車アプリ利用でしたが、終わってみればそれも含めて良い旅の思い出です。
| 項目 | 実績 |
|---|---|
| 区間 | ホステル付近 → スフバートル広場(約2km) |
| 車が来るまで | 約3分 |
| アプリの見積もり時間 | 約16分 |
| 実際の乗車時間 | 約10分 |
| 料金 | 9,700₮(JustCab)/約440円 |
| 支払い方法 | 現金(私はカードを登録できませんでした) |
UBCabを使ってみた感想
日本語表示に対応しているため、モンゴルで初めて使う配車アプリとしては概ね使いやすく感じました。
一方で、私の場合は日本のクレジットカードが登録できず、現金払いになったのでクレカ払いができればいいのになと思いました。
また、目的地の指定が少し扱いづらい場面もありました。英語や日本語で検索しても候補に出てこないことがあり、何度か地図上で直接ピンを刺して指定しました。
UberやGrabと比べるとやや不便な印象は否めません。
おつりのトラブルを防ぐためにも、使いやすい小額紙幣の現金をあらかじめ用意しておくと安心です。
スフバートル広場、結局イベントはなし
車を降りて広場内を歩いてみましたが、行きに見たときと変わらず、特にイベントらしきものは行われていませんでした。気を取り直して次を目指すことにしました。

後日、2026年のプログラムを確認してわかったのですが、スフバートル広場で行事が行われていたのは7月10日と11日でした。
7月10日は国旗の日にあたり、広場で関連する式典や「デールテイ・モンゴル(伝統衣装の日)」のパレードが行われたとされています。7月11日は、9本の白い纛(トグ)を掲げた騎馬隊が広場から中央競技場へ行進する日でした。
私が広場に来たのは12日。まる一日以上、遅れていたことになります。
歩いてナショナル・スポーツ・スタジアムへ
「さすがにナショナル・スポーツ・スタジアムなら、ナーダムの雰囲気を感じられるはず」と期待し、17:50頃にスフバートル広場を出発。徒歩でスタジアムを目指しました。
到着したのは18:20頃だったので、この移動だけで約30分歩いたことになります。この時点で、この日はもうかなり歩き疲れていました。

スタジアム周辺は伝統衣装の人でいっぱい
スタジアム付近まで来ると、雰囲気が一変しました。モンゴルの伝統的な衣装に身を包んだ人たちが大勢いて、出店もたくさん並び、あたりは活気に満ちていました。

白いテントがずらりと並び、コーラやペプシのパラソルの下ではテーブル席で食事をしている家族連れの姿も。民族衣装のデールを着た人、風船を持った子どもたちで、完全にお祭りの空気でした。
ただ、よく見ると観光客らしき人はほとんど見当たらず、ほぼモンゴルの方々ばかり。ここに来てようやく、「ナーダムは観光客向けのイベントというより、モンゴルの人たちのための祭りなんだな」と実感しました。
チケットがなくて中には入れず
スタジアムの中に入るにはチケットが必要なようでした。当然、私はチケットなど持っていなかったので、中に入ることはできませんでした。開催時期から考えると、中ではモンゴル相撲などの競技が行われていた可能性がありますが、実際に見ていないのであくまで推測です。

ナーダムを本気で見たい人へ:チケットは事前手配が現実的です
帰国後に調べてわかったのですが、2026年のナーダム開会式チケットは、一般販売の開始から数分で完売したと現地の手配会社が伝えていました。私が当日ふらっと行って入れなかったのは、そもそも当然だったわけです。
一方で、開会式のチケットが含まれた日本語ガイド付きのツアーは存在します。私が旅した2026年も、7月11日限定で開会式+モンゴル相撲・弓・競馬の3競技を観戦する日帰りツアーが出ていました。
どうしてもチケットを確保したい人は、ツアーを使ったほうが現実的だと思います。
逆に言えば、私が訪れた2026年7月12日は、チケットなしでもスタジアム周辺の出店エリアまでは歩いて入ることができました。「雰囲気だけでも味わえればいい」という人なら、外を歩くだけでも十分にお祭りを感じられると思います(警備の状況は日によって変わる可能性があります)。
→ナーダム祭り観覧 日帰りツアー(開会式+3競技観戦・日本語ガイド)を見てみる
※ナーダムのツアーは開催年ごとに内容と催行日が変わります。
しばらくスタジアム周辺を歩いた後、観光客向けのイベントではなさそうだと感じたこともあり、早々に会場をあとにすることにしました。
まさかの2度目の吉野家、またしても休業
肩を落としながらGoogleマップを見ていると、スタジアムから歩いて行ける距離にもう一軒、吉野家があることを発見。まだマトン丼を諦めきれず、15分ほど歩いて向かいました。
しかし結果は、1軒目と同じ。またしても営業していませんでした。マトン丼、2度目の敗北です。

2軒とも閉まっていたことを考えると、やはりナーダムの連休(7月11〜15日は国民の祝日)が関係していたのだろうと思います。ただし、ナーダム期間中でも普通に営業している店はあるので、「全部閉まる」というわけではありません。
ナーダム期間にウランバートルへ行く人は、「行きたいお店が開いていない前提」で候補を2〜3店決めておくと安心です。私のように2軒はしごして2敗する羽目になります。
気を取り直してKhaan Buuzへ
さすがにこれ以上歩く気力もなく、再びUBCabを呼んで、ウランバートル市内にある「Khaan Buuz(ハーン・ボーズ)」というモンゴル料理店へ向かうことにしました。私が入ったのは、国営百貨店(State Department Store)の向かいにある店舗です。
店頭の看板には「SINCE 1998」の文字。モンゴル最大手のファストフードチェーンとされていて、市内はもちろん地方都市にも店舗を展開している有名店のようでした。24時間営業の店舗もあるようで、時間が読めない旅程のときには頼れそうです。
📍Khaan Buuz 国営百貨店前店(Googleマップ)

ちなみにこの向かいの国営百貨店は、後日お土産探しでじっくり回ることになります。その話は第6話に書いています。
写真付き番号メニューで注文、指で「イレブン」
店内に入ると、壁一面に大きなメニュー画面がずらりと並んでいました。料理ごとに番号が振られていて、写真付き・モンゴル語と英語の両方の表記があるので、モンゴル語が読めなくても注文しやすい作りになっていました。

注文方法は番号を伝えるだけとシンプル。私は11番の「Банштай хар шөл Lamb (soup with dumpling)」を注文したかったので、右手と左手の人差し指を立てて「イレブン」と伝えました。指で数字を示せば、言葉が伝わらなくても何とかなるものだと実感しました。
会計を済ませると、番号札代わりのようなレシートを渡され、適当に空いてる席に座りました。
ただ、いざ待ってみると、店内放送か何かで番号が呼ばれているのかもよくわからず、どのタイミングで取りに行けばいいのか困っていました。
結局、セルフサービスの水を汲みに行ったタイミングで、店員のおばさんに「これあなたのよ」というようなジェスチャーで料理を手渡され、無事に受け取ることができました。

番号を呼ばれても困らないコツ
レシートの番号がモンゴル語で読み上げられてるのならば、聞き取りはまず無理です。私のように途方に暮れないためには、受け取りカウンターの近くの席に座って、料理が出てくるのを見ておくのが確実。自分の料理らしきのが出てきたら、スタッフにレシートを見せて、自分の料理か確認すればいいと思います。
想像以上においしかった「バンシタイ・ハル・シュル」
出てきたのは、茹でた小さめの水餃子のような「バンシ」というのと、羊肉がゴロゴロ入ったシンプルな塩味のスープ。
価格は15,000₮。カードで支払ったので、帰国後の明細では706円の請求になっていました。

見た目は素朴でしたが、一口食べて驚きました。
想像していたよりずっとおいしく、また食べたいと思うくらい気に入りました。この日は歩き疲れていたこともあって、温かいスープが体に染みわたりました。
ちなみに「バンシ」は、モンゴルの定番料理ボーズ(蒸し餃子)より小さく、蒸さずに茹でたものとされています。羊肉が苦手でなければ、モンゴル料理の入口としてかなり食べやすい一品だと思います。値段も700円ほどなので、初日の夜に軽く済ませたいときにちょうどいいです。
同じ旅でも「カード払い」と「現金」でレートが違いました
帰国後にカード明細を見返して気づいたのですが、同じ旅の中でも支払い方法によって換算レートが違いました。
クレジットカード払い……1₮=約0.047円(明細に記載された換算レート)
ATMでのキャッシング……1₮=約0.0454円(空港で120,000₮を引き出したときのレート)
カード払いのほうが3〜4%ほど高くつく計算です。
この記事では、カードで払ったものは明細の実請求額、現金で払ったものはキャッシング時のレートで計算しています。

謎の同乗者、おつり騒動、2度目の吉野家敗北……いろいろありましたが、最後は温かいスープでこの日を締めくくることができました。
帰り道、シェア電動バイクとコンビニに遭遇
Khaan Buuzで満腹になったあとは、歩いてホステルへ向かいました。道中の歩道には、緑色の「ECO BIKE」というシェア電動バイクがずらりと並んで停められていました。
ウランバートルではこうしたシェア電動バイクがよく走ってました。よく歩道を走ってるので歩道を歩く時は気をつけましょう(電動なので音もしないので気づきにくい)。

途中には「buy mart」という小さな地元のコンビニも見かけました。パンやお菓子、日用品を扱っていそうな雰囲気で、こういう小規模な個人商店的なお店も街のあちこちに残っているようでした。

ホステル近くのGS25でモンゴルビールを購入
ホステルの近くまで来たところで、韓国発のコンビニチェーン「GS25」を発見。
モンゴルにもこうした韓国系コンビニが進出しているんだと実感しました。

調べてみると、GS25がモンゴルに進出したのは2021年で、そこから急速に店舗数を伸ばしているそうです。24時間営業の店舗も多いようなので、ナーダム期間に飲食店が閉まっていても、コンビニは開いてました。
店内に入ると、冷蔵ケースには韓国・日本などから輸入されたビールやドリンク類がぎっしり。「Beer Bundle」というまとめ買い割引の案内も貼られていて、地元の人にも人気がありそうな雰囲気でした。

お菓子の棚も見てみると、韓国・日本・中国など各国のスナックが入り混じっていて、眺めているだけでも面白い品揃えでした。

せっかくなので、輸入物ではなくモンゴル産のビールを選ぶことに。手に取ったのは「CHINGGIS BEER(チンギス・ビール)」という緑色の缶。「SINCE 1997」の表記があり、モンゴルの伝統的な紋章のようなデザインが描かれた、なかなか存在感のあるビールでした。

レシートを見返すと、このときの内訳はこうなっていました。
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| CHINGGIS BEER 500ml缶 | 5,900₮(約278円) |
| GS water 500ml(水) | 1,500₮(約71円) |
| レジ袋(小) | 130₮(約6円) |
| 合計 | 7,530₮/カードの実請求額355円 |
缶ビール1本が約280円。日本のコンビニとそこまで変わらない価格帯で、「モンゴルだから何でも安い」わけではないことがよく分かります。
ちなみにこのGS25、缶ビールのまとめ買い割引がかなり大きく出ていました。冷蔵ケースには「好きな4本で16,000₮」「ハイネケンは4本で22,000₮」という黄色の枠が貼られていて、棚には「1+1」「2+1」の札も。
単品で5,900₮のビールが、4本まとめると1本あたり4,000₮(約181円)になる計算です。何日か滞在して部屋で飲むなら、まとめ買いのほうが明らかに得です。
このあとCUにも寄りました(草原への買い出し)
実はこのあと、すぐ近くのコンビニ「CU」にも寄っています。こちらは2日後に向かう草原のゲルへ持っていく飲み物やお菓子などの買い出しでした。
草原のキャンプには売店もコンビニもないので、飲み物や軽食は市内で買っておく必要があります。このときのレシートの内訳です。
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| Golden Gobi 500ml缶(モンゴルのビール) | 6,800₮(約320円) |
| Боргио(ボルギオ)500ml缶(モンゴルのビール) | 6,000₮(約283円) |
| キンパ(韓国海苔巻き)240g | 5,500₮(約259円) |
| Fabio チョコビスケット | 4,000₮(約188円) |
| Bonaqua 1.5L(水) | 2,700₮(約127円) |
| レジ袋(中) | 250₮(約12円) |
| 合計 | 25,250₮/カードの実請求額1,189円 |
モンゴル産のビールは、500ml缶で6,000〜6,800₮(約280〜320円)あたりが相場のようでした。日本のコンビニとそこまで変わりません。
GS25とCUで買ったものを抱えてホステルへ帰還。
UBCabで困ったときの問い合わせ先
私は使いませんでしたが、トラブル時の窓口も確認しておきました。
- アプリ内のヘルプから問い合わせができます
- 公式サイト:ubcab.mn(英語表示に切り替えられます)
ただし、日本語での対応は期待できません。忘れ物などのトラブルに備えて、乗車後もアプリの履歴(ドライバー名・車両ナンバー)を消さずに残しておくのが安心だと思います。
今回訪れた場所一覧
| スポット名 | ひとこと | Googleマップ |
|---|---|---|
| スフバートル広場 | 2日連続で行きましたが、どちらもイベントなし | 地図を見る |
| ナショナル・スポーツ・スタジアム | 外の出店エリアはチケットなしで歩けます | 地図を見る |
| Khaan Buuz 国営百貨店前店 | 写真付き番号メニューで、指差しでも注文できます/バンシタイ・ハル・シュル15,000₮ | 地図を見る |
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