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【星空と夜景⑤】初めてのUBCab、謎の同乗者とおつり騒動|ナーダム会場と2度目の吉野家敗北

ナーダム ウランバートル
ナーダム

※この記事は連載「星空と夜景を追うひとり旅。ときどきナーダム。」の第5話です。
前回はこちら↓
【星空と夜景④】ウランバートル到着、まさかの吉野家休業と徒歩50分で宿へ

この記事でわかること

  • 配車アプリ「UBCab」の登録方法(日本の電話番号のままで登録できました)
  • 実際の料金・配車時間・乗り方と、乗車時に求められる4桁コードのこと
  • 現金払いで起きた「おつりがない」問題と、その対策
  • ナーダムのスタジアムに、チケットなしで行くとどうなるか

ホステルにチェックインして荷物を下ろし、少し休憩したあと、17:30頃から再び外へ出かけることにしました。

せっかくナーダム(モンゴルの国家的な祭り)が行われている期間にモンゴルへ来ているのに、お祭りの雰囲気を味わえないまま一日を終えてしまうのは、あまりにももったいないと思ったからです。

スフバートル広場をもう一度目指す理由

日本で事前に調べていた情報では、ナーダム期間中は「スフバートル広場」と「ナショナル・スポーツ・スタジアム(中央競技場)」で何らかのイベントが行われているとのことでした。

しかし、先ほどホステルへ向かう途中にちらっと見たスフバートル広場は、大きなイベントらしきものはやっていない印象でした。
ただ、スフバートル広場は敷地が非常に広いので、「もしかすると広場自体が広いので、私が見た場所とは別のエリアで何かイベントを行っているのでは?」と思い、確かめるべくもう一度見に行ってみることにしました。

📍スフバートル広場(Googleマップ)

はじめての配車アプリ「UBCab」を利用してみる

ホステルからスフバートル広場までは、計算すると徒歩約40分ほどの距離でした。ホステルに来るときに重い荷物を背負って50分歩いたばかりだったこともあり、今回は無理をせず、モンゴルで定番の配車アプリ「UBCab」を利用することにしました。

とはいえ、モンゴルで配車アプリを使うのはこれが初めて。言葉も通じない国で、ちゃんと車を呼べるのか、変な場所に連れて行かれたりしないか、かなり不安でした。

UBCabはウランバートル市内で簡単にタクシーを呼べる配車アプリで、現地での移動には欠かせない存在です。ウランバートルだけでなく、モンゴル国内の複数の都市で使えるとされています。アプリ上で料金の目安が事前に表示されるので、「言い値で請求されたらどうしよう」という不安がないのは、英語に自信がない私にとって大きな安心材料でした。

先に結論だけ知りたい人へ:UBCabの要点

  • 登録は日本にいるうちに済ませておく(現地で認証に手間取ると詰みます)
  • 日本の電話番号(+81)のままで登録できました。現地SIMは必須ではありませんでした
  • アプリは日本語表示に切り替えられます
  • 私はクレジットカードが登録できず、現金払いになりました
  • 小額紙幣を必ず用意。「おつりがない」が何度もありました
  • 乗車時に4桁のコード(登録した電話番号の下4桁)を求められます

なお、配車アプリは当然ですがネット接続が前提です。空港に着いた瞬間から通信できる状態にしておかないと、そもそも呼べません。私は今回ahamoで乗り切りました(海外データが月30GBまで追加料金なしで使えるので、地図とアプリを使い倒す旅にはありがたいです)。

ahamoの海外データ通信を確認する

通信手段の選び方はこちらにまとめています。

海外旅行の通信手段まとめ|eSIM・レンタルWiFi・海外ローミングを比較

日本での事前準備(Android版・インストール〜登録手順)

私が使っているのはAndroidのスマートフォンなので、以下はAndroid版の画面を元にした説明です。iPhone(iOS版)をお使いの方は、多少ボタンの配置や表記が異なる場合があります。また、画面はすべて2026年7月時点のものです。

①アプリをダウンロード
App StoreまたはGoogle Playで「UBCab」を検索し、インストール。執筆時点では評価3.9・レビュー2,908件・ダウンロード数100万以上と、モンゴルでは実績のあるアプリのようでした。
Google PlayでUBCabをインストールする
App StoreでUBCabをインストールする

Google PlayストアのUBCabアプリのインストール画面
UBCabをインストール

②言語をモンゴル語→日本語に切り替える
初回起動時はモンゴル語表示になっています。画面下部の言語選択(🇲🇳 Монгол ▽)をタップすると言語一覧が出てくるので、「日本語」を選択。これで以降の画面がすべて日本語表示に変わります。

UBCabの言語選択画面で日本語を選ぶところ
日本語を選択

③新規登録へ進む
「UBCabへようこそ」画面が日本語で表示されたら、「新規登録」をタップ。

日本語表示になったUBCabのようこそ画面と新規登録ボタン
新規登録を押します

④電話番号の国番号を日本に変更
「登録」画面で電話番号の入力欄が表示されますが、初期状態では国番号がモンゴル(🇲🇳)になっています。国旗部分をタップして国番号一覧を開き、「+81 Japan」を選択します。
国番号を選んだら日本の携帯電話番号を入力しますが、このとき「最初の0」は入力しないのがポイントです。例えば「070-1234-5678」なら「7012345678」と、「080-1234-5678」なら「8012345678」と入力します。

海外のサービスで国番号(+81)が付く場合は「頭の0を抜く」のが基本です。

UBCabの登録画面で国番号を+81 Japanに変更したところ
日本の番号は+81です

ここ、意外と重要かもしれません

ネットで「UBCabを使うには現地で使える電話番号が必要」と書かれているのを見かけて、私も出発前にかなり不安でした。ですが実際には、日本の電話番号のまま登録でき、そのまま最後まで使えました
現地SIMを買う必要はありませんでした。とはいえ仕様は変わる可能性があるので、あくまで2026年7月時点の話として受け取ってください。

⑤パスワードを作成
電話番号を入力すると、続けてログイン用のパスワード作成画面が出てきます。「文字を1つ以上」「数字を1つ以上」「6文字以上」の条件を満たして設定します。

UBCabのパスワード作成画面。文字と数字を含む6文字以上が条件
パスワードは必ず数字も文字も入れる必要があります

⑥認証コードの受け取り方法を選択
「コード検索オプション」画面で、SMSかWhatsAppのどちらで認証コードを受け取るか選べます。私はWhatsAppを選択しました。

UBCabの認証コード受け取り方法をSMSかWhatsAppから選ぶ画面
WhatsAppをインストールしてない方は、これを機にインストールすることをおすすめします

⑦認証コードを入力
WhatsAppやSMSに届いた6桁の認証コードを入力すれば、アカウント登録は完了です。

UBCabに届いた6桁の認証コードを入力する画面
認証コードを入力

⑧位置情報・GPSを許可
アプリの利用には位置情報の許可が必要です。端末側の位置情報設定がOFFになっている場合はONに切り替え、続けてアプリからの位置情報アクセス許可を求められるので「アプリの使用時のみ」などを選択します。

スマートフォンの位置情報設定をONにする画面
利用するときは位置情報をONにしてください
UBCabアプリに位置情報へのアクセスを許可する確認画面
UBCabに位置情報へのアクセスを許可してください

⑨利用都市を選択
登録の途中で都市・地域を選択する画面が出てきます。リストはすべてキリル文字(モンゴル語)で表示されていて、正直どれがどれだかまったく読めませんでした。あらかじめ選択されていた項目のまま次に進んだのですが、幸い「Улаанбаатар(ウランバートル)」になっていたので事なきを得ました。日本で登録する方は、念のため画面をキリル文字の「Улаанбаатар」と見比べて確認しておくと安心です。

⑩支払い方法の登録を試みる(→エラー)
最後に支払い方法の設定です。トップページ下にある「ウォレット」ボタンを押して、ウォレット画面から「新しいカードを追加」を選び、日本のクレジットカード番号を入力して登録します。ですが、私の場合はここでエラーが発生し、登録できませんでした。

UBCabのウォレット画面でクレジットカード登録がエラーになったところ
私の場合はクレジットカード登録できませんでしたので現地では現金で払いました

クレジットカードの登録ができなかった場合でも慌てる必要はなく、支払い方法が「Cash(現金)」になっていれば、現地で現金払いのまま問題なくタクシーを利用できます。特に設定を変更しなくても自動で「Cash」になっている場合が多いため、基本的にはそのままで大丈夫です。

ちなみにUBCabのクレジットカード対応については、ネット上でも「対応している」「できない」と情報が分かれています。カードで払えたらラッキーくらいに考えて、現金は必ず用意しておくのが現実的だと思います。

日本にいるうちにここまで済ませておけば、現地に着いてからは目的地を入力して呼ぶだけで使えます。現地に着いてから登録することもできますが、SMSやWhatsAppでの認証、都市選択などに手間取る可能性があるので、日本で登録だけでも済ませておくと安心です。

実際にUBCabを使ってスフバートル広場へ

乗車地点は、ホステルの前ではなく少し歩いた大きな通りで呼びました。宿の前が車の入りづらそうな細い路地だったので、いったん広い通りまで歩いてからUBCabを呼びました。
「どこへ行く」ボタンを押します。

UBCabのトップ画面にある「どこへ行く」ボタン

降車地欄に行き先を入力すると、候補が一覧で表示されます。今回の場合は「Sukhbaatar square」と入力し下に出た候補地から選択。
行き先はグーグルマップで場所の名前や住所をコピーして貼り付けたりしてました。
場所によっては、降車地が候補に出てこなくて苦戦する場合もありました。
上手くいかないときは直接地図で目的地近くを指定しました。

UBCabで降車地にSukhbaatar squareを入力して候補から選ぶ画面

行き先を確定すると、料金の見積もり画面に切り替わりました。所要時間の目安は約16分、料金は車種によって以下のように分かれていました。

  • JustCab:9,700₮(約440円※記事執筆時点のレートで換算)
  • Comfort:15,850₮
  • Black:19,950₮

今回は一番リーズナブルな「JustCab」を選択し、「確定」をタップ。「渋滞の少ないルートを計算中です…」「JustCabサービスに接続しています…」という表示のあと、ドライバーとマッチングされました。

UBCabの料金見積もり画面。JustCab・Comfort・Blackの3車種

ナンバーが画面右上の方に表示されますので、そのナンバーの車両が来たら乗り込んでください。「まもなく到着します」の表示とともに、残り約3分・603mという表示も出ました。

UBCabでドライバーとマッチングし車のナンバーと到着時間が表示された画面

乗車時は4桁の認証コードが必要

車が到着したら、そのまま乗り込むだけかと思っていたのですが、実はもう一手間ありました。UBCabでは乗車時に4桁の認証コード(登録した電話番号の下4桁)を運転手のスマホに入力する必要がありました。

UBCabの乗車時に必要な4桁の認証コードの画面
乗車時に電話番号下4桁をドライバーのスマホに入力する必要がありました

このとき、自分でドライバーのスマホに直接数字を入力する場合もあれば、自分のスマホの画面をドライバーに見せて、ドライバーが入力する場合もありました。ドライバー次第でどちらのパターンもあり得るので、乗車時に「コードを聞かれるかもしれない」と覚えておくと困りません。

登録した電話番号の下4桁がそのままコードになるので、自分の番号の下4桁は覚えておくとスムーズです。何も知らずに乗り込むと、いきなりスマホを差し出されて固まることになります(私がそうでした)。

謎の同乗者

車に乗り込むと、なぜか助手席にはすでに知らない男性が座っていました。ドライバーの友人なのか、それとも他のお客さんと相乗りする仕組みだったのか……結局、目的地に着くまで何もわからないままでした。今でも彼が何者だったのかは謎のままです。

UBCabで乗った車の車内。助手席に知らない同乗者がいた
誰ですか?

17:36、「乗車を開始しました」の表示。車内から見えるモンゴルの街並みを眺めながら、あっという間にスフバートル広場へ到着。

支払い・評価(現金でまさかのひと悶着)

到着後、財布から現金を出して支払おうとしたのですが、ここでちょっとしたトラブルが発生しました。私が持っていた現金は空港ATMでキャッシングした120,000トゥグルグで、内訳は20,000トゥグルグ札が6枚でした。運賃は9,700トゥグルグだったので20,000トゥグルグ札を1枚渡したのですが、「おつりがない」と言われてしまいました。

「どこかで両替できないか?」とカタコトの英語で伝えてみたものの、うまく通じません。

気まずい空気が流れる中、ドライバーさんが車内のあちこちを探し回ってくれて、なんとか10,000トゥグルグを発見し、私が20,000トゥグルグを渡して、おつりとして10,000トゥグルグを受け取りました。なので、実際に支払ったのは10,000トゥグルグということになりました。

おつり問題は、着いた日のうちに対策できます

この後も、UBCabでは「おつりがない」というのが何度もありました。原因ははっきりしていて、空港のATMでキャッシングすると20,000₮札でまとめて出てくるからです。運賃が1万₮前後なのに2万₮札しかない、という状況が毎回発生します。

対策はシンプルで、市内に着いたら早いうちにコンビニやスーパーで買い物をして、2万₮札を崩しておくこと。5,000₮・10,000₮札を数枚キープしておくだけで、「おつりがない問題」をだいぶ回避できます。

空港ATMでのキャッシングの流れは第3話に、カードの選び方や繰り上げ返済のやり方はこちらにまとめています。

降車後はドライバーを5段階で評価します。ハプニングは色々ありましたが、無事に目的地まで届けてくれた感謝を込めて5つ星をつけました。

緊張から始まった初めてのモンゴルでの配車アプリ利用でしたが、終わってみればそれも含めて良い旅の思い出です。

項目実績
区間ホステル付近 → スフバートル広場(約2km)
配車時間約3分
所要時間実際の乗車時間は約10分でした
料金9,700₮(JustCab)/約440円
支払い方法現金(クレカは登録できず)
2026年7月時点の実績です。料金は距離・時間帯・混雑で変わります。

UBCabを使ってみた感想

日本語表示に対応しているため、モンゴルで初めて使う配車アプリとしては概ね使いやすく感じました。

一方で、私の場合は日本のクレジットカードが登録できず、現金払いになったのでクレカ払いができればいいのになと思いました。

また、目的地の指定が少し扱いづらい場面もありました。英語や日本語で検索しても候補に出てこないことがあり、何度か地図上で直接ピンを刺して指定しました。

UberやGrabと比べるとやや不便な印象は否めません。
おつりのトラブルを防ぐためにも、使いやすい小額紙幣の現金をあらかじめ用意しておくと安心です。

スフバートル広場、結局イベントはなし

車を降りて広場内を歩いてみましたが、行きに見たときと変わらず、特にイベントらしきものは行われていませんでした。気を取り直して次を目指すことにしました。

夕方のスフバートル広場。ナーダム期間中でもイベントはなかった
イベントらしきものはやってませんでした

後日調べてわかったのですが、広場での騎馬隊のパレードと開会式は前日の7月11日に行われていたようです。つまり私は、まる一日遅れて広場に来ていたことになります。

歩いてナショナル・スポーツ・スタジアムへ

「さすがにナショナル・スポーツ・スタジアムなら、ナーダムの雰囲気を感じられるはず」と期待し、17:50頃にスフバートル広場を出発。徒歩でスタジアムを目指しました。

📍ナショナル・スポーツ・スタジアム(Googleマップ)

到着したのは18:20頃だったので、この移動だけで約30分歩いたことになります。この時点で、この日はもうかなり歩き疲れていました。

ナショナル・スポーツ・スタジアム近くの路上にいた馬
馬さんがいました

スタジアム周辺は伝統衣装の人でいっぱい

スタジアム付近まで来ると、雰囲気が一変しました。モンゴルの伝統的な衣装に身を包んだ人たちが大勢いて、出店もたくさん並び、あたりは活気に満ちていました。

ナーダム会場のスタジアム周辺に並ぶ白いテントの出店と大勢の人
出店がたくさん出てました

白いテントがずらりと並び、コーラやペプシのパラソルの下ではテーブル席で食事をしている家族連れの姿も。民族衣装のデールを着た人、風船を持った子どもたちで、完全にお祭りの空気でした。

ただ、よく見ると観光客らしき人はほとんど見当たらず、ほぼモンゴルの方々ばかり。ここに来てようやく、「ナーダムは観光客向けのイベントというより、モンゴルの人たちのための祭りなんだな」と実感しました。

チケットがなくて中には入れず

スタジアムの中に入るにはチケットが必要なようでした。当然、私はチケットなど持っていなかったので、中に入ることはできませんでした。開催時期から考えると、中ではモンゴル相撲などの競技が行われていた可能性がありますが、実際に見ていないのであくまで推測です。

チケットがないと入れなかったナショナル・スポーツ・スタジアムの入口
スタジアム内に入るにはチケットが必要だったので入れませんでした

ナーダムを本気で見たい人へ:チケットは事前手配が現実的です

帰国後に調べてわかったのですが、2026年のナーダム開会式チケットは、一般販売の開始から数分で完売したと現地の手配会社が伝えていました。私が当日ふらっと行って入れなかったのは、そもそも当然だったわけです。

一方で、開会式のチケットが含まれた日本語ガイド付きのツアーは存在します。私が旅した2026年も、7月11日限定で開会式+モンゴル相撲・弓・競馬の3競技を観戦する日帰りツアーが出ていました。現地ツアーを使うとアクセスや段取りが格段に楽になりますし、そもそも個人では手に入らないチケットが確保できるという意味では、ナーダムに関しては「ツアー一択に近い」のが正直なところだと思います。

逆に言えば、スタジアムの外の出店エリアは、チケットがなくても自由に歩けます。私のように「雰囲気だけでも味わえればいい」という人なら、外を歩くだけでも十分にお祭りを感じられます。

ナーダム祭り観覧 日帰りツアー(開会式+3競技観戦・日本語ガイド)を見てみる
※ナーダムのツアーは開催年ごとに内容と催行日が変わります。

モンゴルの現地ツアー一覧を見てみる(VeLTRA)

観光客向けではなさそうだと感じたこともあり、早々に会場をあとにすることにしました。

まさかの2度目の吉野家、またしても休業

肩を落としながらGoogleマップを見ていると、スタジアムから歩いて行ける距離にもう一軒、吉野家があることを発見。まだマトン丼を諦めきれず、15分ほど歩いて向かいました。

しかし結果は、1軒目と同じ。またしても営業していませんでした。マトン丼、2度目の敗北です。

2軒目も営業していなかったウランバートルの吉野家
ウランバートルの吉野家は閉まってました

2軒とも閉まっていたことを考えると、やはりナーダムの連休(7月11〜15日は国民の祝日)の影響だったのだろうと思います。

ナーダム期間にウランバートルへ行く人は、「行きたいお店が開いていない前提」で動いたほうが精神衛生上いいです。私のように2軒はしごして2敗する羽目になります。

気を取り直してKhaan Buuzへ

さすがにこれ以上歩く気力もなく、再びUBCabを呼んで、ウランバートル市内にある「Khaan Buuz(ハーン・ボーズ)」というモンゴル料理店へ向かうことにしました。私が入ったのは、国営百貨店(State Department Store)の向かいにある店舗です。

店頭の看板には「SINCE 1998」の文字。モンゴル最大手のファストフードチェーンとされていて、市内はもちろん地方都市にも店舗を展開している有名店のようでした。24時間営業の店舗もあるようで、時間が読めない旅程のときには頼れそうです。

📍Khaan Buuz 国営百貨店前店(Googleマップ)

国営百貨店の向かいにあるKhaan Buuzの店舗外観

ちなみにこの向かいの国営百貨店は、後日お土産探しでじっくり回ることになります。その話は第6話に書いています。

写真付き番号メニューで注文、指で「イレブン」

店内に入ると、壁一面に大きなメニュー画面がずらりと並んでいました。料理ごとに番号が振られていて、写真付き・モンゴル語と英語の両方の表記があるので、モンゴル語が読めなくても注文しやすい作りになっていました。

Khaan Buuzの店内。写真付きで番号が振られたメニュー表示

注文方法は番号を伝えるだけとシンプル。私は11番の「Банштай хар шөл Lamb (soup with dumpling)」を注文したかったので、右手と左手の人差し指を立てて「イレブン」と伝えました。指で数字を示せば、言葉が伝わらなくても何とかなるものだと実感しました。

会計を済ませると、番号札代わりのようなレシートを渡されました。ただ、いざ待ってみると、店内放送か何かで番号が呼ばれているのかもよくわからず、どのタイミングで取りに行けばいいのか困っていました。

結局、セルフサービスの水を汲みに行ったタイミングで、店員のおばさんに「これあなたのよ」というようなジェスチャーで料理を手渡され、無事に受け取ることができました。

Khaan Buuzで受け取った番号28と書かれたレシート
渡されたレシートには28と記載されてましたが、モンゴル語で28と呼ばれてもわかりません

番号を呼ばれても困らないコツ

レシートの番号がモンゴル語で読み上げられるので、聞き取りはまず無理です。私のように途方に暮れないためには、受け取りカウンターの近くの席に座って、料理が出てくるのを見ておくのが確実。自分の料理らしきのが出てきたら、スタッフにレシートを見せて、自分の料理か確認すればいいと思います。

想像以上においしかった「バンシタイ・ハル・シュル」

出てきたのは、茹でた小さめの水餃子のような「バンシ」というのと、羊肉がゴロゴロ入ったシンプルな塩味のスープ。価格は15,000₮(記事執筆時点のレートで約680円)でした。

バンシタイ・ハル・シュル。羊肉と水餃子入りのスープ
バンシタイ・ハル・シュル。羊肉と水餃子入りのスープ

見た目は素朴でしたが、一口食べて驚きました。
想像していたよりずっとおいしく、また食べたいと思うくらい気に入りました。この日は歩き疲れていたこともあって、温かいスープが体に染みわたりました。

ちなみに「バンシ」は、モンゴルの定番料理ボーズ(蒸し餃子)より小さく、蒸さずに茹でたものとされています。羊肉が苦手でなければ、モンゴル料理の入口としてかなり食べやすい一品だと思います。値段も700円弱なので、初日の夜に軽く済ませたいときにちょうどいいです。

Khaan Buuz店内の様子。地元の人と旅行者が混ざっている
店内は地元の人に混じって外国人旅行者らしき姿もちらほら

謎の同乗者、おつり騒動、2度目の吉野家敗北……いろいろありましたが、最後は温かいスープでこの日を締めくくることができました。

帰り道、シェア電動バイクとコンビニに遭遇

Khaan Buuzで満腹になったあとは、歩いてホステルへ向かいました。道中の歩道には、緑色の「ECO BIKE」というシェア電動バイクがずらりと並んで停められていました。ウランバートルではこうしたシェア電動バイクがよく走ってました。よく歩道を走ってるので歩道を歩く時は気をつけましょう(電動なので音もしないので気づきにくい)。

ウランバートルの歩道に並ぶ緑色のシェア電動バイクECO BIKE
ウランバートルのいたるところにシェア電動バイクがありました

途中には「buy mart」という小さな地元のコンビニも見かけました。パンやお菓子、日用品を扱っていそうな雰囲気で、こういう小規模な個人商店的なお店も街のあちこちに残っているようでした。

道中で見かけた「buy mart」という小さなコンビニ
道中で見かけた「buy mart」という小さなコンビニ

ホステル近くのGS25でモンゴルビールを購入

ホステルの近くまで来たところで、韓国発のコンビニチェーン「GS25」を発見。
モンゴルにもこうした韓国系コンビニが進出しているんだと実感しました。

ホステル近くにあった韓国系コンビニGS25の店舗
ホステル近くのコンビニ

調べてみると、GS25がモンゴルに進出したのは2021年で、そこから急速に店舗数を伸ばしているそうです。24時間営業の店舗も多いようなので、ナーダム期間に飲食店が閉まっていても、コンビニは開いてました

店内に入ると、冷蔵ケースには韓国・日本などから輸入されたビールやドリンク類がぎっしり。「Beer Bundle」というまとめ買い割引の案内も貼られていて、地元の人にも人気がありそうな雰囲気でした。

GS25の冷蔵ケースに並ぶ各国のビール
色んな種類のビールがありました

お菓子の棚も見てみると、韓国・日本・中国など各国のスナックが入り混じっていて、眺めているだけでも面白い品揃えでした。

GS25のお菓子コーナー。韓国・日本・中国のスナックが並ぶ
スナック菓子の種類も豊富でした

せっかくなので、輸入物ではなくモンゴル産のビールを選ぶことに。手に取ったのは「CHINGGIS BEER(チンギス・ビール)」という緑色の缶。「SINCE 1997」の表記があり、モンゴルの伝統的な紋章のようなデザインが描かれた、なかなか存在感のあるビールでした。

GS25で購入したモンゴル産のCHINGGIS BEER(チンギス・ビール)の缶
CHINGGIS BEER(チンギス・ビール)

500mlの缶を持ってホステルへ帰還。この日の締めくくりに一杯やることにしました。

今回訪れた場所一覧

スポット名ひとことGoogleマップ
スフバートル広場2日連続で行きましたが、どちらもイベントなし地図を見る
ナショナル・スポーツ・スタジアム外の出店エリアはチケットなしで歩けます地図を見る
Khaan Buuz 国営百貨店前店写真付き番号メニューで、指差しでも注文できます地図を見る

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前回の記事→【星空と夜景④】ウランバートル到着、まさかの吉野家休業と徒歩50分で宿へ

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