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【星空と夜景⑦】モンゴル国立博物館・チンギス・ハーン博物館へ|料金・撮影ルール・所要時間【火曜休館に注意】

黄金のチンギス・ハーン像 ウランバートル
黄金のチンギス・ハーン像

※この記事は連載「星空と夜景を追うひとり旅。ときどきナーダム。」の第7話です。

前回の記事は「【星空と夜景⑥】ガンダン寺の巨大観音像に圧倒!State Department Storeでお土産探し

この記事でわかること

  • モンゴル国立博物館とチンギス・ハーン博物館の入館料・撮影料
  • チンギス・ハーン博物館は火曜が休館日という落とし穴
  • 両館の撮影ルールの違い(追加料金制 vs 展示ごとの個別表示)
  • チケットはクレジットカードで買えるのか
  • チンギス・ハーン博物館の無料ロッカーの使い方(暗証番号式)
  • 2館をハシゴした場合のリアルな所要時間
  • ナーダム期間中でも開いていたのか
  • 英語が話せなくても大丈夫か
  • 1館だけ行くならどっちがおすすめか

先に結論|モンゴル国立博物館・チンギス・ハーン博物館の基本情報

ざっくり知りたい方向けに、2館の情報を先にまとめておきます。細かい体験談はこの下から書いていきます。

モンゴル国立博物館チンギス・ハーン博物館
大人入館料20,000₮(約908円)常設展30,000₮/グレートハーンの間20,000₮/両方セット45,000₮(約2,043円)
撮影料別途30,000₮別途50,000₮
支払い方法券売機でクレジットカード可券売機でクレジットカード可
休館日夏季は月〜日で無休(冬季は月曜休館)毎週火曜
営業時間(夏季)9:00〜20:00(最終入館19:30)※後述9:00〜20:00(最終入場19:00)
所要時間(実測)約50分約1時間15分
日本語対応なし(英語オーディオガイド8,000₮あり)なし(英語ガイドツアーあり)
ロッカー無料・暗証番号式
ナーダム期間2026年7月13日(ナーダム休暇中)、両館とも通常営業していました
2026年7月訪問時点の情報です(料金・時間は2026年8月に公式サイトで再確認)

2館は歩いてすぐの距離にあるので、まとめて回るのが効率的です。合わせて2時間半ほど見ておけば安心だと思います。

吉野家への3度目の挑戦、そしてまたもや……

State Department Store(ノミンデパート)を後にして、せっかく近くまで来たので、昨日も訪れて閉まっていた吉野家へ再び向かってみることにしました。どうしてもモンゴル限定の「マトン丼」を食べてみたかったのです。

徒歩数分で店舗の前に到着。遠目からも嫌な予感がしたのですが、近づいてみると……なんと今日も営業していませんでした。店頭には美味しそうなカレーの大きなポスターが貼られているものの、テラス席のテーブルセットは虚しく佇み、入り口のドアは固く閉ざされたまま。3度目の敗北に、思わず苦笑いするしかありませんでした。ウランバートルの吉野家でマトン丼を食べる道は、想像以上に険しいようです。

ちなみに2度目の敗北の様子は「【星空と夜景⑤】初めてのUBCab、謎の同乗者とおつり騒動|ナーダム会場と2度目の吉野家敗北」に書いています。

ウランバートル市内の吉野家。ドアが閉まったままの店頭
ウランバートルの吉野家閉まってました

ナーダム期間中の営業について
この日はナーダム休暇の真っ最中(2026年7月13日)でした。個人経営の飲食店やチェーン店は閉まっているところが目立った一方で、国営百貨店や今回訪れた2つの博物館は通常どおり営業していました(国立博物館は入口の案内板に「祝日は休館」と書かれているにもかかわらず、です)。ナーダム期間に旅程を組む方は、「飲食店は読めないが、大型施設は開いている可能性が高い」と考えておくと動きやすいと思います。

ふらりと辿り着いた「モンゴル国立博物館」

マトン丼のあてが外れてしまい、「さて、この後はどうしようか」とあてもなく周辺を歩いていたところ、通り沿いに何やら重厚で存在感のある大きな建物が見えてきました。正面の電光掲示板には「монгол(モンゴル)」の文字。看板を確認してみると、「МОНГОЛЫН ҮНДЭСНИЙ МУЗЕЙ(モンゴル国立博物館 / National Museum of Mongolia)」とのこと。予定には入れていませんでしたが、これも何かの縁と思い、入ってみることにしました。

モンゴル国立博物館(МОНГОЛЫН ҮНДЭСНИЙ МУЗЕЙ)の外観と看板
「МОНГОЛЫН ҮНДЭСНИЙ МУЗЕЙ(モンゴル国立博物館 / National Museum of Mongolia)」

📍モンゴル国立博物館(Googleマップ)/スフバートル広場のすぐ北西、徒歩圏内です。

モンゴル国立博物館の営業時間(案内板と公式サイトで違いあり)

入り口の案内板には、営業時間が以下のように書かれていました。

  • SUMMER TIMETABLE(夏季):月〜日 9:00〜20:00(最終入館19:30)
  • WINTER TIMETABLE(冬季):火〜日 9:00〜18:00(最終入館16:30)/月曜休館
  • 板の一番下に小さく「Closed on Public Holidays(祝日は休館)

私が訪れたのは7月だったので夏季スケジュールでの営業でした。冬に訪れる予定の方は月曜を避けたほうがよさそうです。

……と、ここまでは案内板どおりなのですが、実は気になる点が2つあります。

ひとつは、公式サイトの記載と閉館時刻が違うこと。公式サイトでは「夏期=5月15日〜9月15日/毎日9:00〜21:00、チケット窓口19:30まで、最終入場19:30」となっており、案内板より1時間長く書かれています。最終入館が19:30という点は両方一致しているので、「19:30までに入る」を目安にしておけば間違いないと思います。

もうひとつは、「祝日は休館」と書いてあるのに開いていたこと。私が訪れた7月13日はナーダム休暇の真っ最中でしたが、館内は普通に営業していて、スタッフも券売機もいつもどおりに動いていました。案内板の情報が更新されていないのか、ナーダムが休館対象の祝日に入っていないのか、あるいはその年ごとの判断なのか――そのあたりは推測の域を出ません。少なくとも2026年のナーダム期間中は開いていた、というのが私の実体験です。祝日に合わせて訪れる方は、念のためGoogleマップの営業時間表示か公式サイトで直前に確認しておくと安心だと思います。

モンゴル国立博物館の入口に掲示された営業時間の案内板
モンゴル国立博物館案内板

券売機でのチケット購入とレシートの内訳(撮影料は入館料より高い)

館内に入るとタッチパネル式の券売機(キオスク)が設置されていました。画面の操作に一瞬迷っていると、近くにいたスタッフの方が親切に声をかけてくれ、代わりに画面を操作して手助けしてくれました。支払いはクレジットカードに対応しており、無事に決済完了。

モンゴル国立博物館のタッチパネル式券売機
モンゴル国立博物館券売機 クレジットカード払いできました

なお、館内で写真を撮影する場合は、入館料とは別に「写真撮影許可(PHOTOGRAPHY PERMIT)」の追加料金が必要です。
機械を操作してくれたスタッフの方が操作中に「中で写真撮影しますか?」みたいな質問をしたので「Yes」と答えました。
チケットのレシートを確認すると、内訳は以下のようになっていました。

モンゴル国立博物館の入場レシート。入館料と撮影許可料の内訳
モンゴル国立博物館入場レシート
  • 大人入館料(TOURIST ADULT / Том хүн):20,000₮(約908円)
  • 写真撮影許可料(TOURIST PHOTOGRAPHY PERMIT / Зургийн тасалбар):30,000₮(約1,362円)
  • 合計:50,000₮(約2,270円)

撮影許可料が入館料(20,000₮)よりも高い(30,000₮)という少し不思議な価格設定ですが、せっかくだから展示を写真に残しておきたかったので迷わずセットで購入しました。こちらの博物館は追加料金さえ払えば館内全体で自由に撮影できる、分かりやすいルールでした。

撮影料は「TOURIST料金」が別に設定されているのかもしれません
公式サイトの料金案内では撮影料は20,000₮と記載されているのですが、私のレシートは「TOURIST PHOTOGRAPHY PERMIT」で30,000₮でした。推測ですが、レシートの表記どおり旅行者向けの料金が別に設定されているのだと思います。窓口で確定した金額が正、と考えておくのが安全です。
なお、日本語で読める情報の中には「入館料8,000₮・撮影料10,000₮」という古い数字がまだ多く残っています。実際にはかなり値上がりしているので、予算は多めに見ておいてください。

また、公式サイトによると英語のオーディオガイドが8,000₮(約363円)で借りられるとされています。私は利用しませんでしたが、英語が理解できて展示の説明をしっかり聞きたい方には選択肢になると思います。日本語のオーディオガイドは、私が見た範囲でも公式サイトでも確認できませんでした。

支払いはクレジットカードが問題なく使えました。
ちなみに館内のトイレも普通に綺麗で、清潔さの面でも安心して利用できました。

ナーダム特設展示と見応えのある歴史コレクション

広々としたロビーを抜けて展示エリアへ進むと、ちょうどナーダム祭りに合わせた特設展示「MONGOLIAN NAADAM: THE PRECIOUS HORSE」の大きなメインビジュアルが目を引きました。モンゴルの重要な文化である「馬」とナーダムに焦点を当てた特別展のようで、この時期ならではの展示に出会えてラッキーでした。

特別展「MONGOLIAN NAADAM: THE PRECIOUS HORSE」のメインビジュアル
MONGOLIAN NAADAM: THE PRECIOUS HORSE

展示室は黒を基調としたシックで落ち着いた照明になっており、モンゴルの壮大な歴史をじっくりと辿ることができます。古代の岩刻画(ペトログリフ)が刻まれた巨大な岩の展示から始まり、ナーダムの弓競技で使われる伝統的な弓矢や的、そして壁一面に飾られた13世紀の「モンゴル帝国(Mongolian Empire)」の広大な最大領域を示すマップなど、見ごたえ十分です。

モンゴル国立博物館の展示室。モンゴル帝国の領域を示す大きなマップ
モンゴル国立博物館内

特に印象的だったのが、色彩豊かな民族衣装(デール)の展示エリアです。ガラスケースの中には「国家式典用の官吏衣装」や、映画のワンシーンに出てくるような華やかで精巧な帽子・装飾品を身につけたモンゴルの衣装がずらりと並んでいて、その美しさに思わず見入ってしまいました。

ガラスケースに並ぶモンゴルの民族衣装デールと装飾品
モンゴルの民族衣装

ゲルの天井空間とユニークな顔はめパネル

展示を進んでいくと、一角にゲルの天井部分(トーノとウーニ)を模したエリアがありました。見上げると天井には抜けるような青空のイラストが広がっており、ゲルの中のような空間演出がなされています。

ゲルの天井を模した天井下に置かれた顔はめパネル
顔はめパネル

その下には、甲冑に身を包んだモンゴル戦士と、色鮮やかな衣装を着た女性の「顔はめパネル」が置かれていました。歴史的な資料が並ぶ真面目な博物館の中で、急に現れるちょっとした遊び心にクスッとしてしまいます。

ひとり旅だと顔はめパネルは自分では撮れないので、そっと写真だけ撮って通り過ぎました。ぼっちの宿命です。

日本の援助品?マニアックな展示とモニュメント

館内を歩いていて面白かったのが、展示室の隅にひっそりと置かれていた温湿度管理用と思われる大きな機械です。よく見ると「From the People of Japan」というメッセージとともに日本の国旗ステッカーが貼られていました。意外なところで日本の支援の形を目にして、なんだか少し誇らしいような不思議な気分になりました。

「From the People of Japan」と日本国旗のステッカーが貼られた機材
「From the People of Japan」と書かれてました

また、別の部屋にはモンゴル国の東西南北の端(極点)に建てられているというモニュメントの模型や写真パネルの展示もありました。広大なモンゴルの大自然の中に佇む柱の写真を見ていると、いつかこういう場所にも行ってみたいという旅情がくすぐられます。

モンゴル国の東西南北の端に建つモニュメントを紹介する展示
モンゴル国立博物館内

カフェ&ギフトショップ、そして所要時間は約50分

見学を終えて一階に戻ると、ロビーの奥にはお洒落な照明が吊り下げられたカフェスペースがあり、ドリンクやサンドイッチ、ケーキなどが販売されていました。

モンゴル国立博物館1階ロビー奥のカフェスペース
モンゴル国立博物館内カフェ

前回のガンダン寺では境内で飲み物を買える場所が見当たらず、ちょっと喉が渇いたまま歩いていたので、館内でひと息つける場所があるのは正直ありがたかったです。

その隣には「ART SHOP」と書かれた小さなギフトショップも併設されており、モンゴルらしいアート作品やポストカード、ちょっとした記念品を探すのにも良さそうな雰囲気でした。

モンゴル国立博物館内のART SHOPと書かれたギフトショップ
モンゴル国立博物館内ギフトショップ

ちなみに、私が博物館に入ったのは12:20頃で、一通り見終わって外に出たのが13:10頃。所要時間としては約50分ほどでした。広すぎず狭すぎず、ウランバートルの街歩きの合間にふらっと立ち寄ってモンゴルの歴史や文化を網羅するにはちょうど良いボリューム感でした。

スケール感に圧倒される「チンギス・ハーン博物館」へ

モンゴル国立博物館を出たあと、「さて、次どうしようかな」とGoogleマップを開いてみると、目と鼻の先(ちょうど今いた博物館のすぐ裏手)に「チンギス・ハーン博物館」があることが分かりました。せっかくなので、そのまま歩いて行ってみることに。

📍チンギス・ハーン博物館(Googleマップ)/モンゴル国立博物館のすぐ北側です。

2館はどちらもスフバートル広場のすぐ北西エリアに固まっていて、国立博物館からチンギス・ハーン博物館までは歩いて5分もかからない場所にあります

私は国立博物館を13:10頃に出て、外観の写真を撮りながらのんびり歩き、少し周辺を散歩して寄り道しながら向かったのですが、13:25頃にはチンギス・ハーン博物館の券売機の前にいました。

国立博物館からチンギス・ハーン博物館道へ直接向かう場合は道を渡ってすぐ、という感覚です。

チンギス・ハーン博物館は、そのスケールの大きさと存在感には本当に圧倒されました。近代的な高層ビルを思わせる巨大な建物で、ファサードには巨大なゴールドのレリーフや紋章が刻まれており、まさに国の威信をかけて建設されたような重厚で荘厳な佇まいです。

チンギス・ハーン博物館の巨大な外観とゴールドのレリーフ
チンギス・ハーン博物館

2022年に開館した新しい博物館で、9階建ての大きな施設だとされています。実際に中に入ると、その規模の大きさを体感することになりました。

正面中央には、いかにも王者の宮殿といった装飾が施された豪華な大木製の両開きドアがあり、「ここが入口か」と思わせる圧倒的なオーラを放っていたのですが、実はそこは入口ではありませんでした。実際の入り口は正面左側にある、拍子抜けするほど普通の小さな出入り口からでした。

【最重要】チンギス・ハーン博物館は毎週火曜が休館日です
夏季は月〜日9:00〜20:00(窓口19:00まで)、冬季は月〜日9:00〜17:00(窓口16:00まで)で営業していますが、火曜のみ休館です。
ナーダム(7月11〜15日)に合わせて旅行する場合、年によっては祭りの真ん中に火曜が入ります。せっかく訪れたのに休みだった……とならないよう、旅程を組む際は曜日を必ず確認してみてください。

チンギス・ハーン博物館の入口にある営業時間と休館日の案内板
チンギス・ハーン博物館 案内板

券売機での戸惑いと「アイスクリームマン」の登場

館内に入り、こちらもタッチパネル式の券売機でチケットを購入するスタイルだったのですが、画面を進めると選択肢がいくつか表示され、どれを選択すればいいのかさっぱり分からず戸惑ってしまいました。

チンギス・ハーン博物館のタッチパネル式券売機の画面
券売機でチケットを購入します

すると、アイスクリームを持った男性スタッフらしき人がひょっこり現れ、手際よく画面を操作して助けてくれました。いくつかの選択肢から画面を押して進めていくので、「この選択肢は何が違うの?」と尋ねてみたところ、そのスタッフさんはアイスを持ったまま「エブリシング(Everything)」と一言。

その時は「全部込みって意味なのかな?」と何となく理解していたのですが、後で料金表を確認してみて納得しました。

この博物館は、常設展示ホール(30,000₮)と、最上階の黄金像がある「グレートハーンの間」(20,000₮)で料金が分かれており、両方がセットになったパッケージチケットが45,000₮ということでした。

チケット種別(大人)料金日本円の目安
常設展示ホールのみ30,000₮約1,362円
グレートハーンの間のみ20,000₮約908円
パッケージ(両方)45,000₮約2,043円
写真撮影許可50,000₮約2,270円
2026年7月訪問時点。バラで買うより5,000₮お得なので、迷ったらパッケージで問題ないと思います
チンギス・ハーン博物館の1Fに掲示された料金表
チンギス・ハーン博物館 料金表

まさに言葉通り「全部込み」で合っていました!

つまり「エブリシング」は「両方まとめて全部見られるやつだよ」という意味だったのだと、ここでようやく腑に落ちました(笑)。

手元に出てきたレシート(領収証)を確認してみると、詳細な内訳は以下のようになっていました。

  • チケット内容:Насанд хүрэгч/Багц(成人・パッケージチケット)
  • 合計:45,000₮(約2,043円)

建物自体が新しいこともあり、館内のトイレもとても綺麗でした。この点はモンゴル国立博物館と同様、安心して利用できるポイントです。

また、日本語ガイドはありませんでしたが、英語ガイド付きツアーも用意されてるようでした。
個人(1〜9人)で100,000₮、団体(10〜50人)で200,000₮という料金設定でした。公式サイトによると所要60分・電話での事前予約が必要とされているので、利用したい方は当日いきなり行くよりも、先に連絡を入れておいたほうが確実だと思います。

大きな荷物は無料ロッカーへ(暗証番号式の使い方)

チケット購入後、「大きな荷物はロッカーに預けてください」と言われ、アイスクリームを持ったスタッフさんに案内されてロッカーへ。

ロッカーは無料で、暗証番号式のシンプルなタイプでした。使い方は、荷物を入れたら「*」キーを押してから好きな4桁の番号を入力し「#」キーを押す、これを2回繰り返すとロックがかかる仕組み。
荷物を取り出すときは「*」→4桁の番号→「#」を1回押すだけでOKです。
何番のロッカーを使ったか・設定した4桁の番号を忘れないよう、スマホでメモか写真を撮っておくと安心だと思います。

チンギス・ハーン博物館の暗証番号式の無料ロッカー
チンギス・ハーン博物館 ロッカー

大きなバックパックを背負ったまま観光している方や、空港へ向かう前に立ち寄る方には、無料で預けられるのはかなりありがたいポイントだと思います。

使い方を親切に教えてもらったあと、そのまま彼に導かれるように入場ゲートをくぐり、いよいよ展示エリアへと進みました。

アイスクリームマンとは、ここでお別れです。

チンギス・ハーン博物館の入場ゲート
チンギス・ハーン博物館 入場ゲート

撮影ルールは展示ごとに個別表示、そして最上階の黄金チンギス・ハーン像

この博物館、写真撮影については少し変わったルールでした。ジオラマや歴史的資料などの展示ケースには、ひとつひとつ個別に「撮影禁止マーク」(カメラに斜線が入ったアイコン)が貼られており、対象の展示品はそのマークで判断する仕組みのようでした。

券売機横の料金表には「Гэрэл зураг авах/Photo permit」として50,000₮という表記もありましたので、50,000₮払えば「撮影禁止マーク」(カメラに斜線が入ったアイコン)も含めてすべて撮影可能になるのか?
それとも「撮影禁止マーク」が付いていない展示物を撮るために必要な許可(マーク付きは支払い後も不可)という意味なのか?
そのあたりの細かいルールについては、最後まで謎のままでした。
どっちにしろ、50,000₮だと日本円で約2,270円と結構お高目なので、私には関係ない話でしたが。

2館の撮影ルールはまったく別物です
モンゴル国立博物館=30,000₮を払えば館内全体で自由に撮影OK。分かりやすい。
チンギス・ハーン博物館=展示ごとに撮影禁止マークで個別管理。50,000₮の撮影許可がどこまでカバーするのかは、私には確認できませんでした。
「とにかく展示を写真に残したい」という方は、国立博物館のほうがコスパも自由度も高いと思います。

チンギス・ハーン博物館の展示室。ここは写真撮影していいようでした
この部屋は写真撮ってる人たちが多かったです

展示を順に巡りながら辿り着いた最上階には、神々しい黄金のチンギス・ハーン像が安置された特別な部屋がありました。ここは通常の展示とはまた一線を画す場所で、別チケットが必要なエリアのようだったのですが、私が持っていた「エブリシング」チケットでそのまま入場することができました。

チンギス・ハーン博物館最上階に安置された黄金のチンギス・ハーン像
黄金のチンギス・ハーン像

この部屋には撮影禁止マークが見当たらず、私が訪れた際は他の見学者も自由に写真を撮っていて、スタッフから注意される様子もありませんでした。

正面から見た黄金のチンギス・ハーン像の輝き
黄金のチンギス・ハーン像が輝いています

展示は1階から順に見学しながらエスカレーターで最上階まで上がっていく構造になっていて、私は帰りはエレベーターで1階まで一気に降りました。
館内はかなり広く、私が入場したのは13:25頃、外に出たのは14:40頃と、1時間15分ほどじっくり見て回ることになりました。
モンゴル国立博物館より規模が大きいので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。

なお、この黄金のチンギス・ハーン像がある部屋は厳しく土足厳禁となっており、用意された水色の使い捨て靴カバーを靴の上から被せてからの入場となります。

徹底した管理のもとで保護されている空間ということもあり、部屋に足を踏み入れた瞬間の空気感や黄金像の輝きはまさに圧巻の一言でした。

黄金のチンギス・ハーン像が安置された部屋の全景
黄金のチンギス・ハーン像の部屋

英語が話せなくても大丈夫?(ぼっち旅の実感)

英語が苦手な私にとって、いちばん不安なのは「窓口でうまく伝えられなかったらどうしよう」という部分です。結論から言うと、この2館については英語がほとんど話せなくても問題ありませんでした

両館ともチケットはタッチパネル式の券売機で、画面はモンゴル語と英語。そして両館とも、私が画面の前で固まっていたらスタッフの方が向こうから来て、代わりに操作してくれました

私が実際に発した英語は、国立博物館で「中で写真撮りますか?」に「Yes」と答えたのと、チンギス・ハーン博物館で「この選択肢は何が違うの?」と聞いたのの2回だけです(返ってきた答えが「エブリシング」の一言だったわけですが)。

展示の解説はモンゴル語と英語で、日本語の表示や日本語ガイドはありませんでした。なので展示内容を細かく理解したい方には少しハードルがありますが、「見て圧倒される」タイプの展示が多いので、私は英語をほとんど読まないまま(読めない)普通に楽しめました。
英語が不安で博物館を避けようとしている方がいたら、券売機の前で困った顔をしていれば何とかなるはず、とお伝えしたいです。

たぶんアイスクリームマンが助けに来てくれます(笑)。

時間がないならどっち?2館の違いと選び方

「どちらか1館だけしか行けない」という方もいると思うので、正直な感想を書いておきます。

私がどちらかと言われれば選ぶのは、新しいチンギス・ハーン博物館です。建物のスケールと最上階の黄金像のインパクトは、やはり別格でした。
ただ正直なところ、モンゴル国立博物館とそこまで大きな差があるわけではありません。「こっちは行かなくていい」と言えるほどの差ではなかった、というのが私の実感です。

こんな人にはおすすめ
建物のスケールや「モンゴルに来た感」を味わいたいチンギス・ハーン博物館
とにかく写真をたくさん残したいモンゴル国立博物館(追加料金で館内自由に撮影可)
1時間以内でサクッと済ませたいモンゴル国立博物館(実測約50分)
民族衣装や暮らしの文化を見たいモンゴル国立博物館
予算を抑えたいモンゴル国立博物館(撮影なしなら20,000₮)
火曜に訪れるモンゴル国立博物館一択(チンギス・ハーン博物館は休館)

時間があるなら、国立博物館 → チンギス・ハーン博物館の順がおすすめです。先にモンゴルの歴史全体をざっくり頭に入れてからチンギス・ハーンの展示を見たほうが、話がつながって面白いと思います。私は完全に偶然この順番になっただけですが、結果的に良い順路でした。

2館をハシゴするなら、こう回るのがおすすめ

実際に続けて回ってみて感じた、次に行く方へのヒントをまとめておきます。

  • 合計2時間半は見ておく。私は12:20〜14:40で、移動と休憩を含めて2時間20分ほどでした
  • 火曜は避ける。チンギス・ハーン博物館が休館なので、片方だけになってしまいます
  • 写真を残したいなら国立博物館で撮影許可を買う。チンギス・ハーン博物館は撮影禁止の展示が多く、撮影料の50,000₮を払えば撮影禁止の展示も撮影していいのかわからず範囲が読めません
  • 大きな荷物はチンギス・ハーン博物館の無料ロッカーへ。身軽になってから見学できます
  • 2館の移動は徒歩5分弱。歩いて5分くらいの場所にあります
  • 入館料は両館ともカードで払えました。ただしカフェやショップでは買い物をしなかったので、そこでカードが使えるかは分かりません。少額の現金は持っておくと安心です
  • 両館とも屋内施設。雨の日や、風が強くて外を歩きたくない日の予備プランとしても優秀です

この日を振り返ってみて

朝はホステルの地下にある朝食会場(なぜか室内に本物のゲルがドンと建っている、なかなかの空間でした)から始まり、ガンダン寺の荘厳な観音像とハトの大群、1920年代から続く老舗百貨店でお土産探し、そして歴史ある博物館を2館ハシゴする――振り返ってみると、宗教的な静けさと賑やかな商業施設、そして展示室の暗がりを一日で行き来した、なんとも盛りだくさんな一日でした。

しかも、この日の予定に博物館は入っていませんでした。吉野家が閉まっていなければ、たぶん私は国立博物館の前を素通りしていたと思います。予定が崩れたおかげでいい場所に出会えた、というのはひとり旅あるあるかもしれません。

ウランバートルは決して大きすぎる街ではないのに、歩けば歩くほど新しい発見がある。そんな感じがした街でした。

今回は私は自力で歩き回りましたが、全部を自分の足でこなす必要はありません。移動やホテル手配込みで安心して回りたい方には、JTB旅物語のようなパッケージツアーも一つの選択肢です。日本語で完結するので、英語に自信がない方でも動きやすいと思います。
JTB旅物語(モンゴル特集)

モンゴル行きを検討している方は、東京からウランバートル直行の航空券もチェックしてみてください。
Trip.com(東京→ウランバートル航空券)

次回は、ランチ難民になった末にたどり着いたモンゴル料理店のお話です。ようやくまともなごはんにありつけます。

今回訪れた場所一覧

※本記事の料金・営業時間・休館日は2026年7月訪問時点の情報です(公開にあたり公式サイトで再確認しています)。今後変更される可能性があるので、訪問前に最新情報をご確認ください。

スポット名ひとことGoogleマップ
ガンダン寺(ガンダンテクチェンリン寺)観音堂は20,000₮・現金のみ地図を見る
State Department Store(国営百貨店)6階が土産物フロア地図を見る
モンゴル国立博物館入館20,000₮+撮影30,000₮・所要約50分地図を見る
チンギス・ハーン博物館セット45,000₮・火曜休館・所要約1時間15分地図を見る

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