※この記事は連載「星空と夜景を追うひとり旅。ときどきナーダム。」の第6話です。
前回の記事は「初めてのUBCab、謎の同乗者とおつり騒動|ナーダム会場と2度目の吉野家敗北」からどうぞ。
先に結論
ガンダン寺は2026年7月時点で、観音堂の拝観料が20,000₮。私が訪れた際は現金のみでした。主要な見どころを回って約55分だったので、所要時間は1時間前後を見ておけば十分です。読経を見たいなら、迷わず午前に組み込んでください。
お土産は、そこから徒歩30分のState Department Store(国営百貨店)6階でまとめて探せます。
この記事でわかること
- ガンダン寺の拝観料はいくら?カードは使える?(結論:20,000₮・現金のみでした)
- ネットに残る「2,500₮」「4,000₮」との違いと、現金をいくら持っていけばいいか
- 見学の所要時間の目安と、行くなら「午前」がいい理由
- 高さ約26mの黄金観音像に、実は何が詰まっているのか
- State Department Store(国営百貨店)は何階で何が買えるのか
- よく似た名前の「ウランバートル百貨店」と間違えないためのポイント
- ナーダム期間中でも百貨店は開いていたのか
- モンゴルの免税(タックスリファンド)の条件と、空港での手続きの流れ(公式情報で確認)
- ガンダン寺+国営百貨店を半日で回るモデルコース
この記事は2026年7月に実際に歩いた記録がベースですが、拝観料・営業時間・免税制度といった変わりやすい情報については、公開時点で公式サイトや最新の公開情報を確認して書き直しています。それでも現地の掲示が最優先なので、行く前にもう一度だけ確認してもらえると安心です。
朝食会場は地下にあるゲルだった
2日目の朝、8時半頃に部屋を出て、地下の朝食会場へと向かいました。フロントの方に「朝食ですか?」と聞かれたので「Yes」と答えると、「座って待ってて」というジェスチャー。
すでに2組の二人連れが朝食をとっていました。
会場に入って驚いたのは、地下フロアの中に本物サイズのゲル(モンゴルの移動式住居)がまるごと設置されていたことです。外から見ると、建物の半地下部分にゲルの入り口のようなドアが作られていて、モンゴル国旗も掲げられています。まさかホステルの朝食会場がこんな凝った造りになっているとは思っていなかったので、地味にテンションが上がりました。
※この宿(Danista Nomads Tour Hostel)にたどり着くまでの、徒歩50分の敗走記は【星空と夜景④】ウランバートル到着、まさかの吉野家休業と徒歩50分で宿へをどうぞ。

誰もいないゲルの中で朝食
ちょうどゲルの中は誰も使っていなかったので、せっかくならと思い、ゲルの中の席で朝食をとることにしました。
中に入ると、チンギス・ハーンらしき人物の肖像画や、赤い衣装をまとった人物の絵が壁にかけられていて、チェスかバックギャモンのような盤も置かれています。木組みの骨組みがそのまま天井まで見えていて、ちょっとした異空間にいるような気分でした。

セルフサービスのビュッフェコーナー
朝食会場の一角には、コーヒーメーカーやウォーターサーバー、ドライフルーツの入った瓶などが並ぶセルフサービスのコーナーがありました。
壁には「Please wash your own cups & dishes after use」という案内が貼られていて、食後は自分で食器を洗うスタイルだと分かります。

黄色いキャビネットが並ぶ簡易キッチンのようなスペースもあり、家庭的な雰囲気。
そして、金色のテーブルクロスがかけられた別のテーブルには、マスタードやケチャップ、バター、ジャムといった調味料一式に加えて、スイカやパン、マフィンなどが並べられていました。

実際に食べた朝食の中身
私が実際にいただいた朝食は、オムレツ、ハムのようなのと食パン、彩りのサラダ、丸いパンのようなお菓子のようなもの、そして別皿でセルフサービスコーナーにあったトーストとスイカをいただきました。飲み物はセルフサービスの水です。
朝からしっかり食べられる内容でした。

食後は自分で食器洗い
食べ終わったら、案内の通り自分でお皿とコップを洗う必要がありました。
ゲルの中でのんびり朝食をとれてよかったです。
ガンダン寺の基本情報|営業時間・所要時間・アクセス
朝食を終えて宿を出たのは9時半頃。この日の目的地は、ウランバートル市内でも屈指の観光名所であるガンダン寺です。
正式にはガンダンテクチェンリン寺といい、日本語では「ガンダン寺院」と書かれることもあります。どれも同じお寺なので、検索して表記が違っても迷わなくて大丈夫です。
「拝観料はいくら?」「カードは使える?」あたりは、行く前にいちばん知りたいところだと思うので先にまとめておきます。
| 拝観料 | 観音堂(ミギッド・ジャンライサグ堂)20,000₮(約900円)/他のお堂は無料 |
| 支払い方法 | 現金のみ。クレジットカードは使えません |
| 撮影 | 観音堂内は撮影可。撮影料の別途請求はありませんでした |
| 営業時間 | 毎日9:00〜17:00・休業日なし(複数の旅行情報サイト・Googleマップで共通の記載) |
| 所要時間 | 私は約55分(観音堂+バツァガーン大集会堂をゆっくり見て) |
| おすすめの時間帯 | 午前中。読経が見られる可能性が高く、午後は閉まるお堂もあるとされています |
| アクセス | スフバートル広場から直線約1.8km。徒歩でも行けますが、UBCab(配車アプリ)やタクシーが確実です |
| 公式サイト | www.gandan.mn |
ガンダン寺の入場料(拝観料)は20,000₮・現金のみ
私が訪れた際は現金のみ。カード端末は見当たりませんでした
私が2026年7月に訪れた際、拝観料の支払いは現金のみでした。クレジットカードの案内も端末も見当たらず、対応していたのは僧衣を着たお坊さんです。
モンゴル在住の日本人向け旅行会社も「ガンダン寺の入場料は20,000₮、カードは使えません」(2025年7月時点)とはっきり書いています。
今後クレジットカードが使えるようになるかもしれませんが、現金は用意してたほうが安心です。

「2,500₮」「4,000₮」…ネットに残る古い料金情報に注意
ここ、行く前に知っておくとかなり得します。
ガンダン寺の拝観料は、ネット上に古い金額がかなり残っています。日本語のガイドサイトにも、いまだに「入場料2,500MNT・観音像の撮影許可料は別途10,000MNT」と書かれているページが普通に見つかります。
| ネット上で見かける情報 | 実際はどうだったか |
|---|---|
| 2,500₮/4,000₮/7,000₮ | 少なくとも私が2026年7月に確認した金額とは異なります。掲示は「TICKET 20000₮」でした |
| 撮影は別料金(10,000₮など) | 私が訪れた際は、拝観料とは別の撮影料は請求されませんでした |
| 「入場無料」と書かれた海外サイト | 敷地内を歩くだけなら無料。有料なのは観音堂です |
| カードOK | 私が見た限り現金のみでした |
つまり、古い金額を前提に「2,500₮くらいでしょ」と小銭だけ持っていくと、普通に足りません。ここが一番の落とし穴だと思います。
現金はいくら持っていけばいい?
ウランバートルはカード決済がかなり普及しているので油断しがちなのですが、こういう場面のために現地通貨は持っておいたほうがいいです。
現金を用意しておきたい場面(私が実際に困った/使った場面)
- ガンダン寺の拝観料(20,000₮・現金のみ)
- お布施や小さな売店での買い物
- ハトの餌(笑)など、路上のちょっとした支払い
観光1日分として5万₮前後(約2,200円)を目安に持っておくと、現金しか使えない場面でも慌てずに済むと思います。足りなくなっても市内にATMはたくさんあるので、そこまで神経質にならなくて大丈夫です。
私は空港のATMでキャッシングして現金を作りました(その顛末は【星空と夜景③】チンギスハーン国際空港に着陸。ATM・シャトルバスで市内へに書いています)。
ATMでの現地通貨の作り方そのものについては、エポスカード海外キャッシング完全ガイド|ATMの使い方・現地通貨の選び方・繰り上げ返済まで解説にまとめてあります。
私が使っているエポスカードは年会費無料で、旅行代金をこのカードで払えば海外旅行保険が使えるタイプなので持って行っています。
エポスカードを見てみる
カードの選び方は海外旅行のクレジットカードはこの2枚でOK|エポスカード×楽天プレミアムカード・レビューにまとめています。
ガンダン寺の服装とマナー|露出・撮影で気をつけたいこと
ガンダン寺は観光地であると同時に、今も僧侶が暮らし、地元の人が日常的に祈りに来ている「現役の寺院」です。
私が行ったときは服装について注意されるようなことは一切ありませんでしたが、チベット仏教寺院を訪れる際は、ノースリーブや短パンなど露出の多い服装は避けたほうが無難とされています。夏に行く場合でも、羽織るものを1枚バッグに入れておくと安心だと思います。
以下は私が現地で注意されたことではなく、チベット仏教寺院で一般的に言われているマナーです。知っておくと堂内で戸惑わずに済みます。
- お堂の中は時計回りに歩く(マニ車も時計回りに回すのが基本とされています)
- 読経が行われている最中は、静かに、少し離れた場所から見学する
- 僧侶や祈っている人に、無断でカメラを向けない
- 仏像や仏具に足を向けない・触らない
- お堂に入るときは帽子を脱ぐ
ガンダン寺への行き方|案内されたのはまさかの裏門
地図アプリを頼りに歩くこと15分ほどで到着しましたが、案内された入口は正面ではなく、どうやら裏手に近いような門でした。
私の場合はたまたま宿(バヤンゴル区)が近かったので歩きましたが、市内中心部からだと少し距離があります。スフバートル広場からは直線でも約1.8km。歩けない距離ではないものの、荷物があったり暑かったりする日は、モンゴルの配車アプリUBCabでタクシーを呼んでしまうのが早いです。
UBCabの使い方や料金の実例は【星空と夜景⑤】初めてのUBCab、謎の同乗者とおつり騒動に書いています。
ガンダン寺を含めてウランバートルを何日でどう回るか、全体の組み立てはウランバートル観光まとめ|モデルコース・費用・おすすめスポットを実体験で解説にまとめています。

地図アプリに任せると裏門に着くことがあります
ガンダン寺は敷地が広く、門がいくつもあります。私は地図アプリの案内で裏手側の門に着きました。チケット売り場や大量のハトがいる「牌楼(ぱいろう)門」は正面側なので、雰囲気ごと味わいたい人は、目的地を正門側に設定して入るのがおすすめです。裏門から入っても普通に拝観できるので、問題はありませんが。
ガンダン寺の見どころ|境内と高さ約26mの黄金観音像
歩いていくと突然開ける、広々とした境内
門をくぐって少し進むと、視界が一気に開けました。
真っ白なストゥーパ(仏塔)が立ち並び、その奥には金色の屋根を持つお堂がいくつも見えます。空の広さも相まって、スケール感がとにかく大きい。境内には観光客と思われる人たちが列を作っている場所もあり、ハトも我が物顔でその辺りを歩き回っていました。

あとで調べて知ったのですが、この境内には重い歴史があります。
1930年代の弾圧で、モンゴル国内では900前後の寺院が破壊され、1万人を超える僧侶が犠牲になったとされています。ガンダン寺も例外ではなく、いくつかのお堂が取り壊され、1938年にいったん閉鎖。残った建物は役所として使われたり、家畜小屋にされたりしたと伝えられています。
それが1944年に再開を許され、社会主義時代を通じてモンゴルで唯一活動を続けた寺院になりました。ごく少人数の僧侶で、政府の厳しい管理下という条件付きだったとされています。
目を引いた巨大な香炉
境内で真っ先に目に留まったのが、獅子の脚を模した台座の上に鎮座する、黒光りする巨大な香炉です。
表面には「オーム・マニ・ペメ・フム」(六字真言)と思われる金の文字が刻まれていて、その上には小さな鈴のついた塔のような装飾までついています。実用品というよりほとんど芸術品のような迫力で、しばらく見入ってしまいました。

観音堂へ:拝観料は20,000トゥグルグ(現金のみ)
境内の奥、ひときわ立派な建物が観音堂(ミギッド・ジャンライサグ像を祀るお堂)です。日本語ではメグジド・ジャンライサグ堂と表記されることもあります。
入口には「TICKET 20000₮」という表示があり、チケット売り場にいたのは僧衣を着たお坊さんでした。
ちなみに、この20,000₮のチケットが必要なのは観音堂だけで、境内の他のお堂は無料で入れました。「敷地全体の入場料」ではないので、そこは安心してください。

英語表記のパンフレットを受け取り、いざ堂内へ。
見上げるほどの巨大な黄金観音像
堂内に足を踏み入れた瞬間、圧倒されました。天井近くまで届く黄金の観音像がそびえ立っていて、下から見上げる形でしか全体を捉えられません。
金色の衣、精緻な装飾、慈悲深い表情──写真で見るのと実物とでは迫力がまったく違いました。
像の高さは資料によって「25m」「26m」「26.5m」など多少表記に差がありますが、おおむね約26m。世界最大級の屋内立像とも紹介されています。いずれにしても「見上げる」レベルの大きさです。

この像、中身がすごいらしい
帰国してから調べて驚いたのですが、この観音像には壮絶な来歴があるとされています。元の像は1911年、8代ボグド・ハーンが自らの視力回復を願って造らせたもの。ところが1937年前後にソ連に持ち去られ、弾丸に鋳直されたと伝わっています。
現在の像は1996年に完成したもので、約6年をかけて国内外からの寄付で再建されました。金はネパールと日本からの寄付が使われているそうです。重さは約90トン、銅20トン、銀25kg、金8.6kg、2,100個を超える宝石(2,286個とする資料もあります)が使われているとされています。
さらに面白いのが中身で、像は空洞になっていて、約27トンの薬草、334巻の経典、約200万束のマントラ、そして家具付きのゲル一式が納められているとされています。
像のそばには、金色に輝く円筒形のマニ車がずらりと並んでいて、参拝者が手で回しながら歩く様子も見られました。

私が訪れた際は堂内の写真撮影が可能で、拝観料とは別に撮影料を請求されることもありませんでした。ガイドブックや古い情報には「撮影は別料金」と書かれているものもあるので、以前はそうだったのかもしれません。時期やお堂によって撮影可否が変わる可能性もあるので、あくまで訪問時点の状況としてご参考まで。
壁際にはガラスケースに入った無数の小さな仏像も並んでいて、こちらは一体一体、寄進された方の想いが込められているもののようです(詳しい由来までは確認できていません)。

観音堂とは別の建物は「バツァガーン大集会堂」
観音堂を出たあと、敷地内の別の建物にも入ってみました。こちらは入場無料。
名前も分からないまま入ったのですが、この建物は「バツァガーン大集会堂(Battsagaan Grand Assembly Hall)」という、2019年9月に落慶したばかりの新しいお堂でした。ガンダン寺の長い歴史の中では、まだ生まれたてと言っていい建物です。

千人規模の僧侶が一堂に会して読経できる大きさを持つとされていて、実際に足を踏み入れた瞬間、太鼓や鉦(かね)の音が響き渡っていたのも納得でした。

館内には「祈祷堂」「モンゴル仏教協会」といった案内表示のほか、「ГАНДАН ДЭЛГҮҮР(ガンダン・デルグール)」という売店もありました。
ちなみにこの「Дэлгүүр(デルグール)」はモンゴル語で「店」という意味だそうで、このあと向かう国営百貨店が地元では「イフ・デルグール(大きい店)」と呼ばれているようです。

「Даш ресторан(ダシ・レストラン)」というレストランの案内も見かけましたが、こちらは今回利用していません。トイレは同じ建物内にあり、想像していたよりずっと清潔で驚きました。市内観光の途中にトイレを済ませておきたい人には、地味にありがたいポイントだと思います。

そして、10時20分頃。実際に見学できたのは、赤い座卓に並んで座った僧侶たちが読経する光景です。観光客も少し離れた場所から見学できるようになっていました。

ガンダン寺は「午前」に行ったほうがいい
これは完全に結果オーライだったのですが、読経に立ち会えたのは時間帯のおかげだったようです。ガンダン寺の法要は朝9〜10時ごろに始まり、午前中いっぱい行われることが多いとされていて(資料によって開始時刻の記載には幅があります)、逆に午後は閉まっているお堂も多いと紹介されています。
私が境内にいたのは9:45〜10:40頃。何も考えずに朝ごはんのあと歩いてきただけなのに、いちばんいい時間帯に当たっていました。これから行く人は、迷わず午前に組み込むのがおすすめです。
ただし、私が読経を見られたのは2026年7月13日の10:20頃という「その日の話」です。法要や読経の時間は日によって変わる可能性があるので、「この時刻に行けば必ず見られる」とは考えないほうが安全です。午前中に幅を持たせて訪れるのが現実的だと思います。
館内の一角には、寺院の建物や仏具を模した精巧なジオラマ模型も展示されていて、これもまたじっくり見てしまうポイントでした。

ちなみに、私がガンダン寺の敷地内にいたのは9:45頃から10:40頃までで、所要時間としてはおよそ55分でした。観音堂とバツァガーン大集会堂の両方をゆっくり見て回ってこのくらいだったので、主要な見どころを一通り押さえるなら1時間前後を目安にしておくと良さそうです(私が訪れた際の実感ベースです)。
敷地内で見かけた「TICKET OFFICE」について
私の場合、観音堂の入口で僧衣を着た方に直接、現金で拝観料(20,000トゥグルグ)を支払いました。ただ、帰り際に敷地の正面入口付近で「TICKET OFFICE」という表示のある別の建物を見かけました。今回はその窓口を利用していないので中の様子は分かりませんが、こちらでも現金のみなのかは確認できてません。
いずれにしても、先に現金を用意しておけばどちらの窓口でも困らないので、そこだけ押さえておけば大丈夫だと思います。

今回は自分の足でガンダン寺を回りましたが、モンゴル語の案内表示や現金払いのみの窓口に不安を感じる方には、現地ツアーを使うとアクセスや段取りが格段に楽になります。
私なら、まずGetYourGuideで見ます。ウランバートル発のツアーは種類が多く、半日・1日・市内周遊といった条件で絞り込みやすいのが理由です。
→ ウランバートル発のツアーを探してみる(GetYourGuide)
英語のやり取りがどうしても不安、という方はVeLTRAもあります。価格はやや高めですが、予約画面もカスタマーサポートも日本語で完結するのが強みです。
→ ガンダン寺観光ツアーを見てみる(VeLTRA)
予約サイトごとの違いは海外旅行の現地ツアー予約サイトおすすめ比較|英語が苦手な初心者向けにタイプ別で解説にまとめています。
正面入口には、大量のハトと小さな「ハト経済圏」
ガンダン寺は、入ってきた門とは違う、正面側の入口から出ることになりました。改めて振り返ると立派な牌楼(ぱいろう)門で、色鮮やかな装飾で朝入ってきた門とはまた違う迫力を感じます。

そしてこの正面入口の前には、とにかく大量のハトがいました。地面を埋め尽くすほどの数です。
ハトの餌を売る人、それを買って餌を与える人、そこに群がるハトたち――正面入口の一角だけで、ちょっとした「ハト経済圏」のようなものができあがっていました。鳥が苦手な人にとっては、正直ちょっと試練の場所かもしれません。

並木道のベンチに座ったおばさんがハトの餌を売ってました。

ここでふと頭をよぎったのが、エジプト旅行で食べた「ハマーム・マフシー」(鳩の詰め物料理)のことでした。「まさかこういう普通のハトを食べているわけじゃないよね……?」と気になって調べてみたところ、エジプトで食用として流通しているハトは、街中の野生のハトとは別に、食用専用として飼育されている品種のようです。
しかも面白いのが、エジプトには「鳩の塔(ピジョン・タワー)」と呼ばれる、食用ハトを飼うための塔状の建物が古くからあって、現在も使われているとされていること。
ガンダン寺前のハトたちとは、同じ「ハト」でもまったく別のルートで育てられた存在ということになります。
……モンゴルの寺の前で、エジプトの鳩舎事情を調べている自分。旅の脱線というのは、いつもこういう形でやってきます。
エジプトで実際に鳩料理を食べたときの体験記はこちら。
【エジプト旅行㉔】エジプト名物ハト料理「ハマーム・マフシー」を実食!ルクソールの人気レストラン
ガンダン寺のよくある質問
行く前に私自身が調べて迷ったこと、現地で「これ知らなかったな」と思ったことをまとめておきます。
ガンダン寺の入場料はいくら?
敷地内を歩くだけなら無料、観音堂に入るなら20,000₮(約900円)です。海外サイトに「入場無料」と書かれているのは、境内を歩くだけのケースを指しているのだと思います。せっかく行くなら観音像は見たほうがいいので、20,000₮は予算に入れておきましょう。支払いは現金のみでした。
所要時間はどれくらい見ておけばいい?
1時間前後が目安です。私は観音堂とバツァガーン大集会堂をゆっくり見て約55分でした。読経を落ち着いて見学したい、写真をたくさん撮りたいという場合は、1時間半くらいみておくと余裕があります。観音堂だけに絞れば、もっと短く切り上げることもできる規模です。
写真は撮っていい?
私が訪れた際は観音堂内も撮影可で、撮影料の別途請求はありませんでした。ただし僧侶や祈っている人を無断で撮るのは避けた方がいいかもしれません。読経中は、少し離れた場所から静かに見学するのがマナーとされています。
服装に決まりはある?
私は注意されませんでしたが、露出の多い服装は避けるのが無難とされています。夏でも羽織りものを1枚持っていくと安心です。お堂に入るときは帽子を脱ぎましょう。
冬でも開いている?日曜も行ける?
複数の情報源で「毎日9:00〜17:00・休業日なし」と案内されています。ただし堂内は暖房が入っていないという情報もあるので、冬に訪れるならかなり厚着していったほうがよさそうです(私は夏の訪問なので冬の体感は分かりません)。
ガンダン寺だけで市内観光は成り立つ?
所要1時間程度なので、ガンダン寺だけだと半日も持ちません。この記事のように国営百貨店とセットにするか、スフバートル広場・モンゴル国立博物館あたりと組み合わせるのが現実的だと思います。
予約は必要?
私は予約せずに行き、その場で現金を払って拝観しました。制度として「予約不要」と断言はできませんが、少なくとも私が訪れた日は、事前予約なしでそのまま入れました。
一人でも行ける?
行けます。私は一人で、地図アプリを頼りに徒歩で向かいました。境内も堂内も、一人で見学していることで困る場面はありませんでした。観光客も地元の参拝者も入り混じっているので、一人で立っていても浮きません。
強いて言えば、ハトが大量にいる正面入口だけは、鳥が苦手な人にとって試練です。そこは覚悟してください。
英語が話せなくても大丈夫?
私はほぼ会話をしていません。チケット売り場には「TICKET 20000₮」と金額が表示されているので、現金を出せば終わりました。受け取ったパンフレットは英語表記でしたが、読めなくても見学に支障はありません。
つまり、事前に現金さえ用意しておけば、会話のハードルはほぼゼロです。英語が苦手で海外の寺院を訪れるのが不安、という人にも向いていると思います。
ガンダン寺と国営百貨店は同じ日に回れる?
回れます。私自身、午前中だけで両方を回りました。ガンダン寺を午前に見て、徒歩で国営百貨店に移動してお土産を探す――という流れが、そのまま半日のモデルコースになります。具体的な時間配分はこの記事の後半にまとめています。
徒歩でState Department Storeへ、思ったより時間がかかった
次の目的地は、ウランバートル最古参の百貨店「State Department Store(国営百貨店)」。
地図で見た距離感からすると近いだろうと踏んでいたのですが、実際に歩いてみると寄り道しながらだったこともあり、30分ほどかかりました。
あとから地図上で測ってみると、ガンダン寺から国営百貨店までは直線距離で約1km。数字だけ見れば大した距離ではありません。ただ、実際は道なりに歩けば遠回りになるうえ、ガンダン寺は少し高い場所にあるので、体感の距離はけっこう違いました。距離の感覚がなかなかつかめないのも、初めての土地を歩く旅の面白さです。
| 移動手段 | 目安 | ひとこと |
|---|---|---|
| 徒歩 | 約20〜30分 | 私は寄り道しながらで30分。直線約1kmでも坂と遠回りで体感は長いです |
| UBCab(配車アプリ) | 道路状況次第 | アプリ上で行き先を指定できるので、言葉の心配がありません |
| 流しのタクシー | 同上 | 行き先を伝える手間があるので、私ならUBCabを選びます |
「地図上では近いから歩こう」と考えがちなのですが、実際の徒歩移動は地図の印象よりかなりかかります。暑い日や荷物が多い日は、無理せず車を使ってください。

📍State Department Store(Googleマップ)/住所は平和通り42番地(Peace Avenue 42)です。
そしてこの百貨店、前日の夜にボーズを食べたKhaan Buuzのちょうど向かいにあります。前日はUBCabで移動して、すぐにKhaan Buuzに入ったので、まさか目の前に「State Department Store(国営百貨店)」があったとは気づいていませんでした。同じ場所でも、来る時間と手段が違うだけで見える景色が変わります。
→ そのKhaan Buuzでの初モンゴル料理の話は【星空と夜景⑤】初めてのUBCab、謎の同乗者とおつり騒動|ナーダム会場と2度目の吉野家敗北で書いています。
よく似た「ウランバートル百貨店」と間違えないように
ここ、地味にハマる人がいそうなので先に書いておきます。
ウランバートルには、名前がよく似た別の百貨店があります。
| State Department Store | Ulaanbaatar Department Store | |
|---|---|---|
| モンゴル語 | Улсын Их Дэлгүүр | Улаанбаатар Их Дэлгүүр |
| 日本語でよく見る表記 | 国営百貨店 | ウランバートル百貨店 |
| 開業 | 1961年(現在の建物) | 2010年1月 |
| 場所 | チンゲルテイ区・平和通り42番地 | スフバートル区 |
| お土産 | 6階が土産物フロア(観光客の定番) | 未訪問なのでわかりません |
どちらも「Их Дэлгүүр(イフ・デルグール=大きい店)」を名前に含んでいるので、地図アプリで「Ikh Delguur」とだけ検索すると別の店に案内されることがあります。お土産目的なら、上のGoogleマップリンクか「State Department Store」で検索するのが確実です。
1921年着工、2026年で105周年。モンゴル初のデパート
店内に入ると、「1921」「2026」の文字と「105th Anniversary」の装飾が掲げられていました。
正直、最初は「1921年にこの建物が建ったのかな?」くらいに思っていたのですが、調べてみたら少しややこしくて、着工した年・最初に開業した年・今の建物になった年が全部バラバラでした。整理するとこうなります。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1921年 | ソ連の支援を受けて建設が始まる(=105周年はここが起点) |
| 1924年 | 「中央百貨店」として開業。モンゴル初のデパートとされる |
| 1933年 | 別の建物へ移転(その旧建物は、のちにザナバザル美術館になったそうです) |
| 1961年6月28日 | 現在の建物で「国営百貨店」として開業 |
| その後 | 民営化され、現在はNomin Holdingが運営 |
つまり、2026年に掲げられていた「105周年」は、1921年の着工を起点にした数え方ということになります。名前に「国営」と付いていますが、今はすでに民間企業が運営しているというのも、知ってから行くと少し見え方が変わります。
ウランバートルの目抜き通り(平和通り)沿いという立地もあり、地元の人からは「イフ・デルグール(大きい店)」という愛称で呼ばれているそうです。
もうひとつ覚えておくと便利なのが「Nomin(ノミン)」という名前。運営会社がNomin Holdingなので、地元では「ノミン」と呼ばれることもあり、館内の大型スーパーの名前もそのまま「Nomin」です。

6階の土産物フロアが充実、書籍やアート作品も
店内を上の階へ進んでいくと、6階には広々とした土産物フロアがありました。
ヤンマル(YANMAL)というモンゴル発のウール製品ブランドの商品がずらりと並んでいたり、モンゴルの歴史書や地元作家の絵画、雑貨など、見ているだけで時間が溶けていくラインナップです。お土産の物色にはかなり時間を取れる充実したフロアでした。

モンゴル土産を一か所でまとめて探したいなら、このフロアだけでも十分楽しめると思います。ウールの靴下や小物といった軽くてかさばらないお土産から、歴史書や絵画のようにじっくり選びたいアイテムまで幅が広く、帰国前にまとめ買いするのに便利な場所だと思います。

ちなみにヤンマルは羊毛だけでなく、ヤクやラクダの毛を使った靴下も出しているブランドのようです。「羊毛靴下のブランド」だと思っていたら、思ったより守備範囲が広かった。
冬が−30℃まで下がる国で作られている靴下なので、防寒性能は推して知るべしという感じです。
6階で買えるものを目的別に整理すると
「結局なにを買えばいいの?」となりやすいので、予算感で3つに分けてみます。
| タイプ | 候補 | ひとこと |
|---|---|---|
| ばらまき土産 | ウールの靴下、フェルト小物、ポストカード、マグネットなど | 軽くてかさばらないので、職場や友人用に数を稼げます |
| 自分用 | 雑貨、伝統衣装まわりの小物 | 買うなら最終日に買うのがおすすめ |
| 高めの一点もの | カシミヤ製品、地元作家の絵画、工芸品 | 免税を狙うならこのゾーン。カシミヤは2階にもフロアがあります |
国営百貨店で買う?市場で買う?
ウランバートルでお土産を買う場所はいくつかあります。性格がけっこう違うので、整理しておきます。
| 買い物場所 | 向いている人 |
|---|---|
| State Department Store(国営百貨店) | 定価で安心して買いたい/屋内でまとめ買いしたい/言葉に不安がある |
| ナラントール市場 | 値段交渉を楽しみたい/安さ重視/時間に余裕がある |
| ブランド直営店(Gobi、Goyoなど) | カシミヤの品質やブランドにこだわりたい |
| 空港 | 買い忘れの最終手段 |
私のように「交渉が苦手」「言葉が通じないのが不安」というタイプなら、国営百貨店にまとめてしまうのが精神衛生上いちばんラクだと思います。
何階に何がある?フロア構成のざっくり目安
私が実際に歩いたのは主に6階と7階なのですが、「どの階に何があるのか」が分かっていると効率が全然違います。私が見た範囲と、現地の旅行会社やガイドブックが公開している情報を合わせると、おおよそ次のような構成のようです。
| フロア | おもな内容 |
|---|---|
| 地下〜1階 | 大型スーパー「Nomin」、食品類、化粧品など |
| 2階 | 高品質のカシミヤ製品が集まるフロアのようです |
| 4階 | Erdenet(エルデネット)社のカーペットなどがあるようです |
| 6階 | 土産物・雑貨・書籍・伝統衣装・絵画(★ここが観光客の本命) |
| 7階 | ガラス張りの通路 |
時間がない人は、いったん6階まで上がってから下りてくるのがおすすめです。私は下から順に上がっていったので、6階に着く頃には地味に疲れていました。カシミヤ狙いなら2階、ばらまき土産なら6階、と目的の階を先に決めておくとラクだと思います。
なお、館内には両替カウンターやツーリストインフォメーションもあると紹介されています。「お土産を買いながら両替も済ませたい」という人にとっては、なかなか効率のいい場所だと思います。
知っておくと便利な情報:営業時間・支払い・スリ注意
- 営業時間は入口の案内板によると、1階は月〜土曜08:30〜22:30・日曜09:00〜22:00、2階〜7階は毎日09:00〜22:00となっていました(2026年7月時点)。なおGoogleマップ上の表示は月〜土09:00〜22:00・日09:00〜21:00となっており、多少ずれがあります。閉店間際に行く予定なら、現地の掲示で確認するのが確実です。
- 支払いはほとんどの店舗でクレジットカードが使えます。現地の旅行会社も「各種クレジットカードも使えます」と案内していて、ウランバートル市内ではタッチ決済が使える店も多いようです。ただ、ガンダン寺のように現金しか受け付けない場所もあるので、少額の現金は持ち歩いておくと安心です。
- 百貨店の周辺の道路はスリが多いという指摘があります。現地の旅行会社が「デパート周囲の道路はスリがたくさんいる時がある」と注意喚起していて、自分自身が狙われた経験まで書かれていました。私は何もありませんでしたが、買い物のあとに紙袋や財布を無防備に持ち歩かないほうがよさそうです。
- 私は行きませんでしたが、地下〜1階には食料品を扱うスーパーマーケット(Nomin)があるようです。閉店時間が遅めに設定されていることが多いようなので、ちょっとしたお菓子やお酒のお土産を買い忘れた、というときの最終手段として覚えておくと便利かもしれません。
- この百貨店は平和通り沿いにあり、日本人旅行者にも馴染みのある「東横イン ウランバートル」とも同じ平和通り沿いの徒歩圏です。買い物の荷物が増えることを考えると、この通り沿いに宿を取るのはかなり合理的だと思います。
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お土産選びで知っておきたい3つのこと
ここは私が買い物中に調べたことと、帰国後に確認した情報をまとめたものです。
① カシミヤは「100%」表示を確認する
モンゴルは世界有数のカシミヤ産地とされていますが、店頭には混紡製品も並びます。混紡は安いぶん暖かさや耐久性で差が出るとされているので、ラベルの表示は必ず確認を。ブランド指名で買いたい人向けには、Gobi・Goyoといったモンゴルブランドの直営店も市内にあるようです。
② 骨董・宗教美術は「輸出許可」が要る場合がある
これは知らないと空港で困るやつです。本当に古い骨董品や宗教的な工芸品は、国外に持ち出すのに許可書類が必要になる場合があるとされています。「なんとなく雰囲気のある古そうなもの」を買うときは、お店に確認しておくのが安全です。
③ 値切りは市場だけ
ナラントール市場のような青空マーケットでは値段交渉が前提とされていますが、百貨店やブランド直営店は定価販売です。ここで粘っても気まずくなるだけなので、値切りたい人は行き先を分けるのが吉です。
持って帰る荷物が増えるので、圧縮袋やサブバッグがあると本当に助かります。私の持ち物リストは海外旅行の持ち物ガイド|実体験で厳選した必須アイテムと不要だったものにまとめています。
ナーダム期間中でも、百貨店は普通に開いていた
ここ、地味に重要なポイントです。
この日は7月13日。モンゴルのナーダム(法定の祝日は7月11〜15日の5日間。前日の7月10日も「国旗の日」で、実質的に連休が前倒しで始まることがあります)の真っ最中でした。
前日、私は吉野家に2回行って2回とも休業という敗北を喫していて、「ナーダム中はどこも閉まっているのでは……」と若干トラウマになっていたのですが、国営百貨店は普通に営業していました。しかも店内は空いていて、むしろ落ち着いて見て回れたくらいです。
ナーダム期間に旅行する人へ
飲食店や個人商店は休業することがあります(私は吉野家で2連敗しました)。一方で、大型商業施設やコンビニは開いている可能性が高いというのが実際に歩いてみた感触です。ナーダム中に「お土産どうしよう」「ごはんどうしよう」となったら、まずは国営百貨店とコンビニ(GS25など)を思い出してください。
調べ方のコツ:ナーダム期間中の大型市場・商業施設の営業時間は、毎年ウランバートル市から一覧で公表され、現地ニュースサイト(ikon.mn など)に掲載されます。旅行前に「Наадам ажиллах цагийн хуваарь」で検索して翻訳にかけると、その年の最新スケジュールが確認できます。
※上の体験はあくまで2026年7月時点・私が見た範囲の話なので、確実に開いているという保証ではありません。
7階のガラス床、高所恐怖症にはなかなかの試練
そして7階には、足元や横がガラス張りの通路のような所がありました。足元のガラスは少し白みがかってますが、横のガラスは透明です。
下の階のエスカレーターやフロアがそのまま見下ろせる構造で、高所恐怖症の身としては見た瞬間に足がすくみましたが、「せっかくだから」と思い切って先端まで歩いてみることに。
結果、恐怖で数秒しか耐えられず、そそくさと引き返しました。スリルを味わいたい人にはおすすめですが、高いところが苦手な人は覚悟して臨んだほうがいいかもしれません。

上の階に行くほど、なんだか暑い
余談ですが、このState Department Store、上層階に行けば行くほど店内の空気が暑く感じられました。空調の効き具合なのか、それとも建物の構造上の問題なのか、詳しいことは分かりませんが、体感としてはっきり感じるレベルでした。
夏場に訪れる方は、上の階では少し身軽な服装で過ごすのがよさそうです。羽織りものを1枚脱げる格好で行くと、6階でお土産をじっくり選ぶときに快適だと思います。ガンダン寺で羽織るものが必要だった話と合わせると、「脱ぎ着しやすい1枚」が正解ということになります。

モンゴルの免税(タックスリファンド)はいくらから?50万₮以上が条件
カシミヤ製品などをまとめ買いする予定がある人向けに、モンゴルの免税制度についても調べました。私自身は利用していないので、以下はすべて調べた情報です。ただし手順については、チンギスハーン国際空港の公式サイトの案内を確認して書いています。
モンゴルでは2024年1月から、90日以内の滞在の外国人旅行者を対象にした付加価値税(VAT)の還付制度が始まっています。
| 対象者 | モンゴル滞在が90日未満の外国人旅行者 |
| 金額条件 | 1回の購入・1枚のレシートで50万₮以上(税込/約2万2,000〜2万3,000円) |
| 買う店 | Tax Freeプログラムの参加店であることが必須。レシートは店のレジで自動的に登録されます |
| 事前の登録 | 空港(到着時の手荷物受取所や出発ホール)のKIOSK端末、または「eBarimt」アプリで登録 |
| 出国日の申請 | チェックインゾーンにあるKIOSK端末で申請(保安検査・出国審査の前です) |
| 受け取り | 現金または振込。ただし還付額が250ドルを超える場合はGolomt Bankへの振込のみ |
| 対象外 | 酒・たばこなど物品税の対象商品ほか |
| 運営 | 国営銀行(State Bank) |
免税でハマりやすい3つのポイント
① 50万₮以上買えば、どの店でも還付されるわけではありません。Tax Freeプログラムに参加している店での購入が前提です。免税目当てで買うなら、レジに並ぶ前に「Tax Free対応か」を確認してください。
② 「購入額の10%が戻る」ではありません。VATの税率は10%ですが、それは税込価格に含まれている税額の話です。税込価格から逆算すると目安はおよそ11分の1で、そこからさらに制度上の計算が入ります。「10万円買ったら1万円戻る」という感覚で計画を立てないほうが安全です。
③ 申請するKIOSKは保安検査より手前です。チェックインゾーンにあるので、出国審査を抜けてから探すと戻れません。搭乗手続きの流れで済ませてしまうのが確実です。
なお、金額条件については「50万₮以上」と書いている資料と「50万₮超」と書いている資料の両方があります。ちょうど50万₮ぴったりを狙うと外す可能性があるので、少し上を目安にしておくのが安全です。
制度そのものが2024年に始まったばかりで、今後も条件が変わる可能性があります。実際に利用する際は、必ず上記の公式サイトとお店の案内で最新の条件を確認してください。
ガンダン寺+国営百貨店を半日で回るモデルコース
私が実際に歩いた流れを、そのまま時間つきで並べておきます。「午前にガンダン寺、そのまま徒歩で買い物」というこの組み立ては、かなり効率が良かったです。
| 時間 | 行動 | ポイント |
|---|---|---|
| 8:30頃 | 宿で朝食 | — |
| 9:30頃 | 宿を出発(徒歩15分) | 中心部からならUBCabが早いです |
| 9:45〜10:40 | ガンダン寺(約55分) | 10:20頃に読経を見学できました |
| 10:40〜 | 徒歩で国営百貨店へ(寄り道込みで約30分) | 直線約1kmですが体感はもっと遠いです |
| 11:10頃〜 | 国営百貨店でお土産探し | 6階まで一気に上がって下りてくるのが正解 |
このあと午後に博物館を入れると、市内観光1日分がきれいに埋まります。自力で組むのが面倒な人は、市内の主要スポットをまとめて回るツアーを使う手もあります。
Klookでウランバートルのアクティビティを見る
この日を振り返って
朝はゲルでの朝食から始まり、ガンダン寺の荘厳な観音像とハトの大群、そして創業105年の老舗百貨店で高所恐怖症と戦う――振り返ってみると、宗教的な静けさと賑やかな商業施設を一日で行き来した、なんとも忙しない一日でした。
ウランバートルは決して大きすぎる街ではないのに、歩けば新しい発見がある。
そんなことを感じたウランバートル2日目の午前でした。
今回は私は自力で歩き回りましたが、不安な人は、全部を自分の足でこなす必要はありません。移動やホテル手配込みで安心して回りたい方には、JTB旅物語のようなパッケージツアーも一つの選択肢です。
JTB旅物語(モンゴル特集)
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次回は、モンゴル国立博物館とチンギス・ハーン博物館を巡ります。博物館は「撮影ルール」がなかなかの曲者でした。
今回訪れた場所一覧
| スポット名 | メモ | Googleマップ |
|---|---|---|
| ガンダン寺(ガンダンテクチェンリン寺) | 観音堂20,000₮・現金のみ/9:00〜17:00/午前がおすすめ | 地図を見る |
| State Department Store(国営百貨店) | 6階が土産物フロア/Khaan Buuzの向かい/平和通り42番地 | 地図を見る |


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