旅を重ねるたびに、荷物は少しずつ洗練されていく。
エジプト15日間、シンガポール・マレーシア・香港7泊8日、チェンマイ(コムローイ祭り)……複数の旅を経て、「これは本当に必要」「これはいらなかった」という自分なりの答えが少しずつ固まってきました。
この記事では、特定の国に限定せず、どんな海外旅行でも共通して役立ったもの・結局使わなかったものを、カテゴリ別に正直にまとめます。「完璧なパッキングリスト」というより「実際に旅した人間の記録」として読んでもらえると嬉しいです。
この記事はエジプト・東南アジア(シンガポール・マレーシア・香港・チェンマイ)などの実体験をもとに書いています。バックパックでの個人旅行・初級〜節約寄りの旅スタイルを前提にしています。旅のスタイルや行き先によって必要なものは変わるため、参考程度にご覧ください。
この記事は「何を買えばいいか」を決めるための記事です
持ち物の話は、大きく2つに分かれます。「どの国に行っても必要なもの(=何を買うか)」と、「その国だからこそ必要なもの(=現地で何が起きるか)」です。
この記事は前者、行き先が決まっていなくても買っておける定番アイテムの選び方を扱います。砂漠や遺跡がメインのエジプトのように、行き先固有の事情が絡む持ち物は、それぞれの国の記事にまとめています。
→ エジプト旅行の持ち物リスト|一人旅で後悔したもの・持って行ってよかったもの【女性の服装も】(砂埃・チップ用の小額紙幣・現地の洗濯事情など、エジプト固有の話はこちら)
① 通信・電源系
コンセント変換プラグ(マルチタイプ必須)
国によってコンセントの形状は全然違います。エジプトはCタイプ・Fタイプ、シンガポール・マレーシア・香港はBFタイプ(イギリス式)、タイはA・B3・Cタイプが中心で施設によってBFタイプもあるとされていて、地域ごとにほぼ決まっています。マルチ変換プラグが1つあれば、どの国に行っても差し替えるだけで対応できます。
私はカシムラの「サスケ4」という製品を愛用しています。 安価なプラグや四角いタイプも検討しましたが、「すぐに壊れてしまった」という口コミが気になり、これから長く旅の相棒にするならと、信頼性の高い日本メーカーの製品を選びました。
組み替え式なので荷物の中で全くかさばりません。高級ホテルならユニバーサルコンセント(万能型)が備わっていることもありますが、中級や格安ホテルを拠点にするなら必須のアイテムです。
買う前に確認するのはここだけ
充電器やACアダプターに「INPUT 100-240V」と書かれていれば、変圧器なしでそのまま使えます。逆に日本専用のヘアドライヤーやヘアアイロンは、変圧器が必要になるか、最初から海外対応モデルを買うのが安全です。多くの国は200V超なので、ここを見ずに持って行くのが一番危ない。
モバイルバッテリー(10,000mAh以上)
Googleマップ・翻訳・配車アプリ・写真撮影と、スマホをフル稼働させる場面が一日中続きます。観光中は充電できる場所がないことも多く、ある程度の容量のモバイルバッテリーは必携です。10,000mAh以上あれば1日は安心して使えます(ナビや撮影をフル活用する日は消耗が早いので使い方次第です)。
私はCIOの「PD Type-C 30W 10,000mAh」のモデルを利用しています。急速充電(PD対応)でサクッとスマホの体力を回復できるこのスペックは、アクティブに動き回る旅の強い味方になってくれます。
モバイルバッテリー選びで盲点になりがちなのが「充電スピード(W数)」。あまりに安価なものだと充電が遅すぎて使いながらだと全然充電が増えない……なんてこともあり得ます。ある程度ワット数が大きいものを選ぶのがおすすめです。
⚠️ 2026年4月からモバイルバッテリーの機内ルールが変わりました
国土交通省の基準変更を受けて、2026年4月24日から国内の主要航空会社で次のルールになっています。
- 機内に持ち込めるのは、160Wh以下のものを合計2個まで
- 機内でモバイルバッテリーを使うのは禁止(スマホへの充電も、バッテリー自体の充電も不可。座席のUSBポートやコンセントを直接使うのはOK)
- 座席上の収納棚には入れず、手元で管理する(2025年7月から)
- 預け荷物には入れられない(以前から)
「機内で充電しながら動画を見る」という使い方はできなくなったので、フライト前にホテルや空港でしっかり充電しておくのが大事になりました。航空会社によってはさらに厳しいルールの場合もあるので、搭乗前に確認してください。
※2026年10月時点の情報です。
充電器(ワット数が高いものがおすすめ)
意外と見落としがちなのが、スマホやモバイルバッテリーを充電する充電器そのものです。
海外では、観光の合間にホテルへ戻ってちょっと休憩する、出発前の短い時間に充電する、といった場面が多くなります。そんなときに短時間で充電を回復できるよう、ワット数(W)が高い充電器を選ぶのがおすすめです。上で書いたとおり機内ではモバイルバッテリーが使えなくなったので、地上で手早く充電できるかどうかがますます大事になっています。
私がこれまで使ってきたのは、エレコムの45W(Type-C)の充電器です。今までいろいろな国で使ってきて大活躍でした。
ただ、もっと早く充電できるものが欲しくなり、セールのときにエレコムの65Wの充電器を買いました。これからの旅ではこちらを使う予定です。なので、今後はしろちゃんも旅行に連れて行くことになります。
充電器を選ぶときのチェックポイント
- 入力電圧が「100〜240V」対応か:これなら変圧器なしで海外のコンセントにつなげます(プラグの形は変換プラグで合わせます)
- メーカーが「使用可能地域」をどう書いているか:100〜240V対応でも、メーカーが使用地域を「日本」としている製品もあります。上の2つのエレコムの充電器もそうで、海外で使うと保証の対象外になる可能性があります。私は問題なく使えていますが、気になる方は「海外でも使用可能」と明記された製品を選ぶと安心です
- スマホやバッテリーが対応する規格(USB PDなど)か:充電器のW数が高くても、充電される側が対応していなければその速さは出ません
通信手段(結局ahamoが一番楽だった。ただし15日の壁がある)
私はずっとahamoを使っています。ローミングをオンにするだけでそのまま海外で使えるので、SIMを差し替えたりeSIMを設定したりする手間がありません。エジプト・シンガポール・マレーシア・香港・タイと、どこに行っても問題なく使えました(国内利用分と合算で月30GBまで追加料金なし)。通信速度は現地キャリア依存なので国によって差はありますが、都市部では快適に使えることがほとんどです。
地方や遺跡エリアでは通信が不安定になることもあります。それでも毎回ahamoだけで乗り切っています。「現地に着いてすぐネットが繋がる」という安心感は、不安を感じやすいひとり旅では最大のメリットだと感じています。何度か旅を重ねるうちに、もはやahamoが当たり前になりすぎて、逆にahamoなしだと焦ってしまうレベルです。もしahamoが海外対応を辞めたら本当に困る。
⚠️ 出発前に必ず知っておきたい「15日ルール」
ahamoの海外ローミングには、海外で最初にデータ通信をした日を起算日として、15日経過後の日本時間0時以降に速度が最大128kbpsに制限されるルールがあります。しかもこの制限はデータを追加購入しても解除されず、日本に帰国して通信するまで戻りません。ローミングをオフにしても日数のカウントは止まらないとされています。
2週間を超える旅を予定している方は、この一点だけは事前に頭に入れておいてください。対策は下のeSIM併用が現実的です。
※記事執筆時点(2026年10月)の情報です。条件は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
ahamoを使っていない方、15日を超える長旅の方、複数国をまたぐ周遊旅行でデータ容量が心配な方には、1つのプランで複数国に対応した海外eSIMも便利な選択肢です。ahamoの回線は電話番号の維持用に残したまま、データ通信だけeSIM側に切り替えるという使い方もできます。
eSIMや現地SIMとの比較は別記事でまとめているので、どれにするか迷っている方はこちらも参考にどうぞ。
→ 海外旅行の通信手段5つを比較|格安SIMユーザーが損しない選び方
② お金・カード系
クレジットカードは必ずメイン+予備の複数持ち
これは全旅行共通で言えることですが、カードは絶対に1枚だけにしないでください。
エジプト旅行中、アブダビにいたタイミングでメインの楽天プレミアムカードが突然使えなくなりました。海外では不正利用検知システムにより、本人の利用であっても予期せず一時停止されることがあります。そのときに予備カードがあると安心です。
メインとは発行会社が違うカード(できればVisaとMastercardのようにブランドも違うもの)を、最低1枚は予備として持っておくことを強くおすすめします。
私がメインカードのひとつとして使っているのは楽天プレミアムカードです。最大の理由はプライオリティ・パスが発行できること。ラウンジによって内容差はありますが、軽食やドリンクを利用できることが多く、トランジットの多い旅ではかなり助かります。快適さが段違いになるのはもちろん、食事代が浮くのも地味に大きいです。
現地通貨の調達は「エポスカード」のキャッシングに落ち着きました
現地ATMでキャッシングして、データが反映されたらすぐ、スマホからエポスNet(Web版)で繰り上げ返済する。これが複数の旅を経て行き着いた、私の現地通貨調達の正解です。帰国を待たずに返済できるので、利息を最小限に抑えられます。
両替所に並ぶ手間もなく、レートも悪くない。ATMでの具体的な操作や繰り上げ返済の手順は→エポスカード海外キャッシング完全ガイドにまとめています。なお、ATM側の利用手数料が現地の金融機関によってかかる場合があるので、その点は念頭に置いておいてください。
私が使っているエポスカードは年会費無料で海外旅行保険付き。ただし利用付帯なので、空港までの電車かバス代をエポスで払うのだけ忘れずに。
この2枚の組み合わせについては別記事で詳しくまとめています。
→ エポスカードと楽天プレミアムカードを比較|海外旅行で2枚持ちしている理由【保険・ラウンジ・キャッシング】
プライオリティパスは「何回使えるか」で選ぶ
トランジットが多い旅ほど、プライオリティパスの恩恵は大きいです。エジプト旅行ではスワンナプーム空港・ドバイ空港・カイロ空港・アブダビ空港・ドンムアン空港と、5か所でラウンジを利用しました。食事代が浮くのはもちろん、空港での長い待ち時間が「楽しみに変わる」のが最大のメリット。騒がしい一般エリアを離れ、静かな空間で美味しい食事やコーヒーをいただく時間はまさに贅沢そのものです。長旅の体力を温存するという意味でも、今や私の旅には絶対に外せない必須アイテムとなっています。
楽天プレミアムカードで発行できます。ただし条件は以前より絞られているので、申し込む前に次の3点は確認しておいてください。
- 無料利用は年5回まで(2025年1月以降)。6回目以降は1回あたり35米ドル、同伴者も1名につき35米ドルかかります。
- 空港レストランやリフレッシュ施設は対象外。プライオリティ・パス加盟の「ラウンジ」のみが使えます。ここは誤解しやすいポイントです。
- 入室はアプリのQRコード。物理的な会員証カードは廃止されているので、出発前にアプリを入れてログインまで済ませておくとスムーズです。
年5回でも、往復2回使う海外旅行なら年2回分はカバーできる計算です。一般的な旅行頻度なら十分だと思います。ただし、このジャンルの特典は改定が多く、内容が変更されることもよくあります。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください(記事執筆時点:2026年10月)。
③ 衛生・健康系
ウェットティッシュ・除菌シート
どこの国に行っても出番があります。手洗い環境が整っていない観光地、屋台での食事前、移動中のちょっとした汚れ……とにかく何かと使います。除菌効果のあるタイプを選んでおくと衛生面でも安心です。小分けパックのものを選べば、その日の分だけバッグに入れ替えられるので、荷物を増やさずに済みます。
ポケットティッシュ
観光地やローカルなトイレでは紙がないことがあります。かさばらないので複数まとめてバッグに入れておくのが定番です。東南アジアでもエジプトでも、これがないと困る場面は何度かありました。特に有料トイレが一般的な国では「お金を払ったのに紙がない」というパターンがあるので、多めに持っておくと安心です。
整腸剤(後悔した経験から必須に格上げ)
エジプト旅行の最後、バンコクで消化器官が完全にストライキを起こしました。路上売りの果物など、現地の食べ物を楽しんだ積み重ねがあったのかもしれません。整腸剤を持っていれば多少は違ったはず、と今でも思います。
💡 ちなみに私は「下痢止め」ではなく「整腸剤」派です 旅行の常備薬というと下痢止めをイメージする方も多いかもしれませんが、実は役割が全く違います。
- 下痢止め: 腸の動きをピタッと止める薬。悪い菌を体内に閉じ込めてしまうリスクがある。
- 整腸剤: 腸内環境を整えて、お腹の調子を正常に近づける薬。
下痢止めで無理やり止めてしまうと、原因菌が外に出られずかえって長引く原因になることもあるようです。
なお、下痢の原因によって適した薬は変わります。発熱・血便を伴う場合や、水分が取れないほど症状が強い場合は、市販薬で粘らず医療機関を受診してください。ここに書いているのはあくまで「軽い不調に備えて何を持って行くか」の話です。
正直、元気なうちは「まあいいか」となりがちなアイテムですが、いざというときに手元にないと本当に困ります。海外旅行の常備薬として必ず入れておくことをおすすめします。
のど飴(乾燥する行き先には特に)
エジプトの砂漠の乾燥した空気と砂埃で、旅の終盤には喉や気道に明らかな違和感が出てきました。帰りのドバイ・バンコクでは乾いた咳が止まらなくなり、現地の薬局でスプレー薬を買う羽目に。東南アジアではそこまで必要性は感じませんでしたが、のど飴は荷物にならないので入れておいて損はありません。乾燥地帯や長距離フライトが多い旅ほど優先度が上がります。
パスポートのコピー(紙+スマホ写真)
パスポートを紛失・盗難されたときのために、コピーを1枚取って荷物に入れておくと安心です。スマホのカメラで写真を撮っておき、クラウドにも保存しておくとさらに確実です。本体と同じ場所に入れても意味がないので、バッグの別ポケットや別の荷物に分けて保管するのがコツ。実際に使う場面がないのが一番ですが、万が一のときのためです。
④ 快適移動系
ノイズキャンセリングイヤホン
長距離フライトには絶対に欠かせない必携アイテムです。機内のゴーーッという絶え間ない騒音がかなり軽減されて、移動中の体力の消耗をガクッと抑えることができます。
私はこれまでいくつかのイヤホンを試してきましたが、ある程度高価で質の良いものは、安価なものや古いモデルと比べて「ノイズキャンセリング機能の優秀さ」が格段に違います。
装着した瞬間に、空港内や飛行機内の騒音が本当にスッと消え去るため、周囲を気にせず集中して映画を見たり、本を読んだりすることができます。
観光で体力を使い切るアクティブなひとり旅だからこそ、移動中の休息の質を高めてくれるこのアイテムは重要です。日常でも毎日使う機会が多いものですし、ここは少し奮発してでも「本当に良いもの」を1つ持っておくことを強くおすすめします。
ネックピロー(フライト4時間以上が目安)
私はあまり飛行機では眠れないタイプですが、4時間以上のフライトになると疲れから自然に意識が飛ぶことがあります。そういう時に首が楽なのとそうでないのとでは、到着後のコンディションが変わります。短距離フライト(3時間以内くらい)では正直あまり出番がないので、フライト時間に応じて判断するのがいいと思います。私は旅寝工房のネックピローを使ってます。
南京錠(バックパック用)
旅を通じて頻繁に使うわけではありませんが、チェックイン前にホテルのロビーへ荷物を預けるときなど、「念のため」という場面で使っています。軽くてかさばらないので、とりあえず入れておくと安心感が違います。ダイヤル式を選ぶと、鍵をなくす心配がないぶん気が楽です。
移動時間のおとも:Amazon系サービスがかなり便利だった
荷物は増えないのに、移動時間の快適さが段違いになるアイテムがあります。長距離フライトや長時間バス移動で本当に重宝したのが、Amazonの各種サービスです。
Amazon Prime Videoは、あらかじめ動画をダウンロードしておけばオフライン環境でも視聴できます。機内モードのフライト中でも問題なく使えるので、エジプトへの長距離フライトでかなり助かりました。
→ Amazon Prime Videoを見てみる
Amazon Audibleは、目を使わずに本が「聴ける」サービスです。景色を眺めながらでも使えるので、バスや電車の移動中に特に重宝します。チェンマイへの移動やアジア周遊の国境越えバスでも活躍しました。
→ Amazon Audibleを見てみる
Kindle読み放題は、何冊分もの本をスマホ1台に入れて持ち歩けます。旅行ガイドや小説など、旅の気分に合わせて読めるのが便利でした。紙の本を何冊も詰めると荷物が重くなりますが、Kindleならその問題がまるごと解決します。
→ Kindle読み放題を見てみる
Amazon Music Unlimitedは、移動中のBGMとして。ノイズキャンセリングイヤホンと組み合わせると、長時間の移動が別物になります。
→ Amazon Music Unlimitedを見てみる
荷物は一切増えないのに、移動時間の質が大幅に上がる。ひとり旅の移動時間対策としてAmazonサービスの活用はかなりおすすめです。出発前に、機内で見る分をダウンロードしておくのだけ忘れずに。
⑤ 服装・日焼け系
帽子(つば広め推奨)
エジプトはもちろん、東南アジアでも日差しは強烈です。木陰のない観光地を何時間も歩くことになるので、帽子は必需品です。つばが広めのものを選ぶと後頭部や首まで守れてさらに快適。コンパクトに畳めるタイプが荷物になりません。
日焼け止め(クリーム+スプレーの2本持ち)
部屋を出る前にクリームタイプでしっかり塗り、外出先ではスプレータイプでサッと塗り直す。この2本体制が正解でした。1本だけ持って行くなら、塗り直しのしやすさでスプレーを選ぶのが実用的だと思います。
スプレータイプは液体物として扱われるため、機内持ち込みの容量制限(100ml以下・透明袋にまとめる)に注意してください。大容量のものは預け荷物へ入れるのが無難です(化粧品のスプレーを預ける場合は、国土交通省の基準で1容器0.5L以下・1人あたり合計2L以下とされています)。
▶ 塗り直し用のスプレーはこちら👇
実際に砂漠エリアでどう役立ったかは、エジプト編で詳しく書いています。
→ エジプト旅行の持ち物リスト|一人旅で後悔したもの・持って行ってよかったもの【女性の服装も】
薄手のストール・スカーフ
モスクや宗教施設では肌を隠す必要がある場合があります。エジプトのモスクはもちろん、東南アジアでも寺院などで求められることがあります。日よけや肌寒い機内でのブランケット代わりにもなるので、1枚あると何かと便利です。
動きやすいスニーカー(グリップ重視)
遺跡の石畳・砂・急な段差はどこの国でも共通です。デザインより「靴底のグリップ」で選んでください。砂や石畳、急な段差がある場所では、私はグリップの効くスニーカーの方が安心でした。あと、新品を旅の初日に下ろすのはおすすめしません。履き慣らしてから持って行く方が無難です。
折りたたみ傘(急な雨・日傘兼用)
スコールが多い東南アジアはもちろん、エジプトでも砂漠の強烈な直射日光を遮る日傘として活躍しました。コンパクトに畳めるタイプを1本持っておくだけで、急な雨にも炎天下の観光にも対応できます。帽子と傘の両方があると、日差し対策はほぼ完璧です。
携帯扇風機(次回は持っていくか検討中)
私は持って行きませんでしたが、携帯扇風機などがあると快適に過ごせるかもしれません。実は何度か「現地で安いのがあれば買おうかな」と軽く考えていたのですが、結局見つけることができませんでした。日本ほど普及していないのかもしれません。次回の暑い場所への旅行の際は、あらかじめ安い小さめの携帯扇風機を持っていこうかと検討しています。
なお、携帯扇風機はバッテリーを内蔵しています。リチウムイオン電池を内蔵した機器は、電源を切れば預け荷物にも入れられるとされていますが、航空会社によって扱いが違うこともあるので、機内持ち込みにしておくのが無難です。また、ナトリウムイオン電池を使ったハンディファンは、2026年4月24日から機内持ち込みも預け入れもできなくなっています。買うときは電池の種類も確認してください。
⑥ 旅のインフラ系
折りたたみエコバッグ
コインランドリーを使うときの洗濯物入れとして活躍しました。スーパーやコンビニでの買い物、観光地での荷物の一時的な仕分けにも使えます。ポケットに入るくらい小さく畳めるタイプが1つあれば、何かと便利です。レジ袋が有料または配布されない国も増えているので、1つあると便利です。
ジップロック(大小)
地味に使用頻度が高いアイテムです。私は現金・カード・薬類の仕分けに大活躍しました。バッグの中で中身が散らかりがちな小物をまとめるのにも便利ですし、濡れたものや食べかけのお菓子の保管、液体物の漏れ対策にも使えます。大小それぞれ数枚持っておくとほぼ何にでも対応できます。
ボールペン
最近は電子入国カード(e-Visaやデジタル申告)が普及していますが、それでも紙の入国カードや税関申告書が必要な場合に手元にないと焦ります。機内で配られることも多いので、着席してすぐ書けるように、機内持ち込みバッグの取り出しやすい場所に1本入れておくのが正解です。小さいタイプを1本入れておくだけで解決する問題なので、忘れずに。
洗濯グッズ・速乾タオルは「行き先次第」で判断する
これは国によって必要性がかなり変わるアイテムです。
バンコクには安くて便利なランドリー店が至るところにあり、クアラルンプールにはコインランドリーがあったため、携帯洗濯グッズはほぼ不要でした。一方、エジプトではコインランドリーを見かけることがほぼなく、部屋での手洗いが基本になったため、洗濯袋と小分け洗剤には大変お世話になりました。
判断の目安
都市型・短期旅行なら現地のランドリーで対応できることが多い。長期旅行や、宿の周辺にランドリーが少ない場所を回る旅なら持っておくと安心。迷ったら、事前に宿の周辺をGoogleマップで「laundry」と検索してみると、その街のランドリー事情がだいたい見えます。
▶ 洗濯グッズをまとめて揃えるならセットが便利です👇
▶ 脱水にも使える速乾タオル👇
手洗いした洗濯物を速乾タオルで挟んで脱水する具体的なやり方は、実際にそれをやる羽目になったエジプト編で詳しく書いています。
→ エジプト旅行の持ち物リスト|一人旅で後悔したもの・持って行ってよかったもの【女性の服装も】
旅のバックパック(グレゴリー コンパス40)
実はこれ、アジア周遊旅行を終えてから出会ったバックパックです。旅しながら「もっと容量があって、背負いやすいバックパックが欲しい」とずっと思っていました。旅行後に探して見つけ、今ではメインのバックパックとして使っています。
グレゴリーのコンパス40は、1週間以上の旅行でも十分な容量があります。背面のフィット感がよく、長時間背負っても疲れにくいのが気に入っています。荷物が少なめの人はグレゴリーのコンパス30でもいいかもしれません。
なお、機内持ち込みサイズの規定は航空会社によって異なります。特にLCCは厳しめなので、購入前に自分がよく使う航空会社の規定を確認しておくと安心です。
⑦ 正直いらなかったもの・いらないもの
大量の現金
「海外だから現金をたくさん持っておかないと」と思いがちですが、クレジットカードとATMキャッシングが使える環境であれば、大量の現金を持ち歩く必要はほとんどありませんでした。むしろ多額の現金を常に持ち歩く方が盗難リスクになります。必要な分をATMでこまめに引き出す方が、安全で合理的だと実感しています。
ただしこれは「カードが使える国なら」の話です。現金社会の国では話が変わるので、行き先ごとの事情は確認してください。
酔い止め
複数の旅を通じて毎回持って行きましたが、結局ほぼ使いませんでした。乗り物酔いがひどくなったことが一度もなかった、というのが正直なところです。私が酔いにくい体質というのもあると思います。酔いやすい方はもちろん持っておくべきアイテムです。「人による」の筆頭格。
紙のガイドブック(Kindleで代替できた)
「地球の歩き方」はエジプト旅行で電子版を使いましたが、正直これで充分でした。スマホひとつでサッと確認でき、荷物も重くならない。オフラインでも使える点も含めると、紙版に戻る理由が見つかりません。紙版の「書き込める安心感」は理解できますが、重さと引き換えにするほどかというと、私は電子版派に完全に転向しました。
迷ったら、まずこの5つから
ここまで読んで「多すぎて何から買えばいいのか分からない」となった方へ。初めての海外旅行で、これだけは先に揃えておくといい5つを挙げます。
- マルチ変換プラグ……これがないと充電すらできません。最優先
- モバイルバッテリー……スマホが切れると地図も翻訳も止まります
- 予備のクレジットカード(発行会社の違うもの)……メインが止まったときの保険
- ポケットティッシュ・ウェットティッシュ……安いのに出番が一番多い
- パスポートのコピー……コピー機とスマホがあれば今日できます
1〜3は買い物が必要ですが、4は薬局で数百円、5は今日中に終わります。残りは旅のスタイルが見えてから足していけば十分です。
持ち物チェックリスト(旅タイプ別)
★★★=必須 / ★★☆=あると快適 / ★☆☆=人による
優先度に加えて、どんな旅で特に効くかも入れました。行き先が決まっている方は、自分の旅に近いタイプの欄を見てください。
- 都市型=香港・シンガポール・クアラルンプールなど、街歩きが中心の旅
- 砂漠・遺跡型=エジプトなど、日陰のない屋外を何時間も歩く旅
- 長期・周遊型=2週間以上、または複数国をまたぐ旅
| カテゴリ | アイテム | 優先度 | 特に効く旅 |
|---|---|---|---|
| 通信・電源 | コンセント変換プラグ(マルチタイプ) | ★★★ | すべて |
| モバイルバッテリー(10,000mAh以上・機内持ち込みは2個まで) | ★★★ | すべて | |
| 充電器(ワット数が高いもの・100〜240V対応) | ★★★ | すべて | |
| 通信手段(ahamo・eSIM・現地SIM) | ★★★ | すべて/長期はeSIM併用 | |
| お金・カード | 予備のクレジットカード(発行会社の違うもの) | ★★★ | すべて |
| エポスカード(海外キャッシング用) | ★★★ | 現金が要る国 | |
| プライオリティパス(楽天プレミアムカード等) | ★★☆ | 長期・周遊型 | |
| 衛生・健康 | ウェットティッシュ・除菌シート | ★★★ | すべて |
| ポケットティッシュ | ★★★ | すべて | |
| 整腸剤 | ★★★ | すべて | |
| のど飴 | ★★☆ | 砂漠・遺跡型 | |
| パスポートのコピー(紙+スマホ写真) | ★★★ | すべて | |
| 快適移動 | ノイズキャンセリングイヤホン | ★★☆ | 長期・周遊型 |
| ネックピロー(4時間以上のフライト向け) | ★★☆ | 長期・周遊型 | |
| 南京錠(バックパック用) | ★★☆ | 長期・周遊型 | |
| 移動のおとも | Amazon Prime Video(オフライン視聴) | ★★☆ | 長期・周遊型 |
| Amazon Audible | ★★☆ | 長期・周遊型 | |
| Kindle読み放題 | ★★☆ | すべて | |
| Amazon Music Unlimited | ★★☆ | 長期・周遊型 | |
| 服装・日焼け | 帽子(つば広め) | ★★★ | 砂漠・遺跡型 |
| 日焼け止め(クリーム+スプレー) | ★★★ | 砂漠・遺跡型 | |
| 薄手のストール・スカーフ | ★★☆ | 宗教施設に行く旅 | |
| 動きやすいスニーカー(グリップ重視) | ★★★ | 砂漠・遺跡型 | |
| 折りたたみ傘(急な雨・日傘兼用) | ★★★ | 都市型(雨)/砂漠・遺跡型(日差し) | |
| 携帯扇風機 | ★☆☆ | 暑季の東南アジア | |
| インフラ | コンパクト速乾タオル(マイクロファイバー) | ★★☆ | 長期・周遊型 |
| 折りたたみエコバッグ | ★★☆ | すべて | |
| ジップロック(大小) | ★★★ | すべて | |
| ボールペン | ★★★ | すべて | |
| 携帯洗濯グッズ | ★★☆ | 長期・周遊型 | |
| バックパック(グレゴリー コンパス40等) | ★★★ | すべて | |
| 人によっては | 酔い止め | ★☆☆ | 陸路移動が長い旅 |
| アイマスク | ★☆☆ | 安宿・長距離移動 | |
| サングラス | ★★☆ | 砂漠・遺跡型 |
行き先が決まっている方へ
ここまでは「どこに行っても使えるもの」の話でした。実際には、行き先ごとに「これがないと詰む」というアイテムが必ず出てきます。
エジプトなら砂埃対策のフェイスカバー、チップ用の小額紙幣、コインランドリーをあてにしない洗濯グッズ。このあたりは汎用リストには載らないけれど、現地では毎日効いてくるものです。
→ エジプト旅行の持ち物リスト|一人旅で後悔したもの・持って行ってよかったもの【女性の服装も】
→ シンガポール・マレーシア・香港を7泊8日で周遊してみた|費用9.3万円・ルート・国境越え完全ガイド
→ コムローイ祭り CAD会場は移動が地獄?行き方・注意点・当日の流れを正直レビュー
→ 香港旅行初心者ガイド|オクトパスカード・移動・エリア情報・おすすめグルメを徹底解説
→ クアラルンプール観光完全ガイド|2泊3日モデルコースとおすすめスポットを実体験で解説
次に読むなら、迷っているものから
持ち物と合わせて準備しておきたい記事を、悩みごと別に整理しました。
通信手段で迷っている方へ
→ 海外旅行の通信手段5つを比較|格安SIMユーザーが損しない選び方
クレジットカードで迷っている方へ
→ エポスカードと楽天プレミアムカードを比較|海外旅行で2枚持ちしている理由【保険・ラウンジ・キャッシング】
現地ツアーの予約先で迷っている方へ
→ 海外旅行の現地ツアー予約サイトおすすめ比較|英語が苦手な初心者向けにタイプ別で解説
※この記事は網羅的な公式ガイドではなく、複数回の海外ひとり旅の実体験にもとづく「私なりのまとめ」です。旅のスタイルや行き先によって最適解は変わるので、ご自身の旅に合わせて取捨選択してください。また、各サービスの条件や機内持ち込みのルールは記事執筆時点(2026年10月)のものです。


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