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シンガポール・マレーシア・香港を7泊8日で周遊してみた|費用9.3万円・ルート・国境越え完全ガイド

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※この記事は「アジア周遊ひとり旅」シリーズのまとめガイドです。2025年10月に、シンガポール・マレーシア・香港の3カ国4都市を7泊8日・個人手配のひとり旅で回った体験をもとに、ルート・費用・移動手段・各都市の正直な感想をまとめました。料金や入国ルールなど変わりやすい情報は、記事執筆時点(2026年7月)でできるだけ最新のものを調べ直して反映しています。

7泊8日でシンガポール・マレーシア・香港の3カ国4都市は、十分に周遊できます。交通費と宿泊費だけなら約9.3万円。ここに市内の電車・バス代を足すと10万円前後で、食費や観光の入場料などは別途かかるイメージです。LCCとバスを組み合わせることで、この金額に収まりました。私自身ほとんど英語は話せませんが、Google翻訳とGoogleマップがあれば問題なく回れたので、初めての海外複数国周遊を考えている方にも参考にしてもらえると思います。

那覇を出発して上海経由でシンガポールへ飛び、そこからバスでマレーシアへ陸路国境越え。マラッカ、クアラルンプールを経て、最後は香港へ。「東南アジアって複数の国を一気に回れるの?」「国境越えってどうやるの?」「ひとりでも大丈夫?」——そんな不安を持ちながら出発した私が、実際にやってみてわかったことをまとめています。

全体ルートと日程(7泊8日モデルコース)

先に泊数だけざっくり把握したい方向けに:

  • シンガポール:1泊
  • マラッカ:1泊
  • クアラルンプール:2泊
  • 香港:2泊
日程移動・滞在記事リンク
1日目那覇→上海(乗り継ぎ)→シンガポール深夜着那覇→上海経由でシンガポールへ
2日目シンガポール観光(1泊)シンガポール1日観光モデルコース
3日目シンガポール→バスで国境越え→マラッカ着(1泊)シンガポール→マラッカ バス国境越え
4日目マラッカ観光→バスでクアラルンプールへ移動・KL観光①(KL泊)マラッカ最終日・バスでKLへ / KL初日・KLCCとペトロナスツインタワー
5日目クアラルンプール観光②(KL泊)KL2日目・バトゥ洞窟とチャイナタウン
6日目クアラルンプール→KLIAエクスプレスで空港→エアアジアで香港へ・香港夜観光(香港泊)KL最終日・KLIAエクスプレスで空港へ / 香港編スタート!空港でオクトパスカードが買えない?
7日目香港観光②(香港泊)香港2日目・澳洲牛奶公司・モンスターマンション・夜景
8日目香港→帰国香港2日目モデルコース(最終日も解説)

このルートをおすすめする理由

シンガポール・マレーシア・香港の3カ国4都市周遊、正直「なんでこのルート?」と思う方もいると思うので、理由をまとめておきます。

  • LCCが豊富で航空券を抑えやすい:シンガポール・クアラルンプール・香港はいずれもLCCの就航が多く、比較サイトで安いチケットを見つけやすいです。
  • バスでの陸路国境越えができる:シンガポール⇄マレーシアは地続きなので、飛行機に頼らず「越境」という個人旅行ならではの体験ができます。
  • 英語が苦手でも回れる:シンガポール・マレーシア・香港はカタコト英語でも大丈夫でした。翻訳アプリがあれば問題ありませんでした。
  • 治安が比較的安定している:詳しくは後述のFAQでも触れていますが、3カ国とも観光エリアなら過度に構える必要はないと感じました。
  • 東南アジアと香港を1回の渡航でまとめて楽しめる:別々に行くより航空券・時間のロスが少なく済みます。

どちらの順番で回るのがおすすめ?

今回私は「シンガポール→マレーシア→香港」の順で回りましたが、これにはちゃんと理由があります。

  • 陸路国境越えが地理的に自然:シンガポールとマレーシアは陸続きなので、この2カ国はバスでつなぐのが一番スムーズです。香港はどのみち飛行機移動になるので、周遊の最初か最後に置くのが合理的でした。
  • 物価に緩急がつく:シンガポール(高め)→マレーシア(安め)→香港(中〜高め)と流れるので、最初に使いすぎず、最後に少し贅沢する余裕が生まれました。
  • 香港の夜景で旅を締めくくれる:個人的な好みですが、最後の都市が香港だと「締め」の満足感が大きかったです。

「香港→マレーシア→シンガポール」の逆回りも不可能ではありませんが、陸路国境越えの体験がルートの中盤〜後半に来る形になります。どちらが正解というわけではないので、「陸路越境を早めに体験したい」「最後に贅沢したい都市を選びたい」など、自分の好みで決めてもらえればと思います。

このルートはパッケージツアーではほとんど見かけない

旅の計画を立てるとき、「ツアーで行くとするとどのくらいの金額かな」と思って大手旅行会社のサイトを調べました。ところが、シンガポール・マレーシア・香港を通しで周遊するパッケージツアーは、私が2026年7月時点で調べた限りでは見つけられませんでした。「シンガポール+マレーシア2カ国周遊」は見つかりましたが、他は「シンガポール単体」「香港単体」ばかり(探し方が下手なだけかもしれませんが…)。今回のような3カ国4都市をつなぐルートは、自分で組むしかないのかもしれません。

最初は少し不安でしたが、実際にやってみると航空券とバスを予約するだけなので、個人手配でも難易度は高くありませんでした。自分のペースで動けるし、バスで国境を越えるという体験も、ツアーではできないことです。

とはいえ「やっぱり個人手配は不安…」という方もいますよね。3カ国を通しで回るパッケージは見つかりませんでしたが、シンガポール・マレーシア・香港それぞれ単体でなら添乗員さん同行のパッケージツアーもあります。各国単体のツアーを組み合わせて回るという手もあるので、下記も参考にしてみてください。

→ シンガポールの添乗員同行ツアーを見る(JTB旅物語)
→ マレーシアの添乗員同行ツアーを見る(JTB旅物語)
→ 香港・マカオの添乗員同行ツアーを見る(JTB旅物語)

航空券の比較・予約はTrip.comを使いました。LCCも含めて一括で比較できるので、このルートを参考に自分でアレンジしたい方にも使いやすいと思います。

この旅のハイライト:人生初のソロ陸路国境越え

この旅で一番「やってみてよかった」と思ったのは、シンガポールからマレーシアへの陸路国境越えです。飛行機での移動と違って、バス(バス会社:707 Inc)に乗ったままシンガポールの出国審査→コーズウェイ(橋)→マレーシアの入国審査という流れを体験するのは、なんとも不思議な感覚でした。

「国境越えって難しそう」「ひとりで大丈夫かな」とずっと不安だったのですが、実際にやってみると拍子抜けするくらいスムーズでした。バスを降りてパスポートを出して、また乗る。それだけです。

もう少し具体的に書くと、国境の審査場ではいったん全員バスを降ります。荷物を持って降り、出国・入国の審査を受け、審査が終わったら同じバス(または後続の同じ会社のバス)に戻る——という流れでした。初めてだと「バスに置いていかれない?」と心配になりますが、みんな同じ動きをするので、周りに合わせて進めば大丈夫です。審査場にはトイレもありました。

ただ、2026年7月時点、マレーシア入国前には「MDAC(マレーシア・デジタル・アライバル・カード)」のオンライン登録が必要です。到着日を含む3日前から登録可能で、公式サイト(imigresen-online.imi.gov.my/mdac/main)から無料で手続きできます。
これを忘れると審査で足止めを食らう可能性があるので、出発前に必ず済ませておいてください。バスの乗り換え時間には限りがあるので、現地での手続きは避けたほうが無難です。
なお、料金を請求してくる偽サイト・代行サイトが検索上位に出ることがあるので、URLに「imi.gov.my」が入っている公式サイトかどうかを必ず確認してください(登録は完全無料です)。

また、シンガポール→マラッカの所要時間は当日の渋滞・国境の混み具合によって大きく変わります。スムーズなら4時間台で着くこともありますが、渋滞がひどい場合は6時間超になることも。余裕をもったスケジュールを組んでおくことをおすすめします。

国境越えの当日の流れ・注意点・バス予約の手順は→シンガポール→マラッカをバスで国境越え|当日の流れと注意点を詳しく解説にまとめています。

各都市の所要日数と正直な感想

シンガポール:1泊2日(実質1日)

実質的な観光は1日だけでしたが、アラブストリート→マリーナベイ・サンズ→ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ→マーライオン→スペクトラ(噴水ショー)まで、詰め込めば十分に回れました。MRTが発達していて移動がラクです。

📍 主要スポットの行き方:
アラブストリート=Bugis(ブギス)MRT駅から徒歩圏|Googleマップで見る
マリーナベイ・サンズ/スペクトラ=Bayfront(ベイフロント)MRT駅直結|Googleマップで見る
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ=Bayfront MRT駅から徒歩圏|Googleマップで見る
マーライオン公園=Raffles Place(ラッフルズプレイス)MRT駅から徒歩圏|Googleマップで見る

マーライオン
マーライオンさん。無表情で口から水を出し続けてました

正直な感想は「物価が高い」の一言に尽きます。ホーカーセンター(屋台街)でチキンライスを食べるくらいなら安いですが、ホテル代は日本のビジネスホテルより明らかに高い。今回は1泊12,242円でしたが、これでもシンガポールの相場では安い方です。もう1泊あれば離島(セントーサ島など)にも足を延ばせたと思います。

ホーカーセンター(屋台街)
ホーカーセンター(屋台街)

夜のガーデンズ・バイ・ザ・ベイ「ガーデン・ラプソディ」とスペクトラはどちらも無料で見られるので、ソロ旅の夜の過ごし方としておすすめです。
4都市の中では、街の美しさが一番印象に残ったのがシンガポールでした。物価は高いですが、「一度は見ておきたい景色」が詰まっています。

シンガポール噴水ショー
シンガポール噴水ショー

シンガポールのホテルはAgodaで検索しました。1〜2万円台の宿でも清潔で立地の良い選択肢が見つかります。

→ シンガポールのホテルを探す(Agoda)
→ シンガポールのホテルを探す(Trip.com)
→ シンガポールのホテルを探す(楽天トラベル)

シンガポールの現地ツアー・アクティビティを探すなら:

→ シンガポールのツアーを探す(GetYourGuide)
→ シンガポールのツアーを探す(KKday)
→ シンガポールのツアーを探す(Klook)
→ シンガポールのオプショナルツアーを探す(楽天トラベル)

現地ツアーの予約サイトはいくつかあって、それぞれ得意分野や使い勝手が違います。「どれを使えばいいか分からない」という方は→海外旅行の現地ツアー予約サイトおすすめ比較|英語が苦手な初心者向けにタイプ別で解説も参考にしてみてください。

シンガポール1日観光モデルコース|マリーナベイ・ガーデンズバイザベイ・夜景まで詰め込んだ1日

マラッカ:1泊2日

「1泊じゃ少ないかな」と思っていたのですが、コンパクトな街なので1泊でも主要スポットはしっかり回れました。世界遺産の旧市街、リバークルーズ、ニョニャ料理、マラッカタワー(昼・夜の2回登りました)。

📍 主要スポットの行き方(マラッカは鉄道がないため徒歩・トライショー・グラブが基本です):
マラッカタワー(Menara Taming Sari)=オランダ広場(Dutch Square)から徒歩圏|Googleマップで見る
マラッカ・リバークルーズ乗り場=オランダ広場から徒歩圏|Googleマップで見る
Jonker 88=ジョンカー通り(鶏場街)沿い|Googleマップで見る

マラッカタワーの前
マラッカタワーの前

食べ歩きが楽しい街で、チキンライスボール・ニョニャ料理・Jonker 88のグルメはどれも外れなし。ゆったり過ごすなら2泊がちょうどいいと思います。ホテルは4,177円で清潔で快適な宿に泊まれました。シンガポールや香港に比べると、マラッカのコスパの良さは本当に際立っています。観光地としての「程よい小ささ」が、シンガポールや香港とはまた違った、のんびり過ごせる魅力がありました。
今回の旅で一番コスパが高かったのは、まちがいなくマラッカです。「安く・のんびり・異国情緒」を求める人にはぴったりの街でした。

ライスボール
ライスボール

→ マラッカのホテルを探す(Agoda)
→ マラッカのホテルを探す(Trip.com)

マラッカの現地ツアー・アクティビティを探すなら:

→ マラッカのツアーを探す(VeLTRA/予約もサポートも日本語で完結)
→ マラッカのツアーを探す(GetYourGuide)
→ マラッカのツアーを探す(KKday)
→ マラッカのツアーを探す(Klook)

シンガポール→マラッカをバスで国境越え(マラッカ観光・ホテルレポートも)

クアラルンプール:2泊2日

ペトロナスツインタワー・バトゥ洞窟・チャイナタウン・イスラム美術館・River of Life……と、2泊でも全部は回りきれないくらい見どころが多かったです。MRTとGrabを使えば市内の移動はかなり快適です。

📍 主要スポットの行き方:
ペトロナスツインタワー=LRT KLCC駅直結|Googleマップで見る
チャイナタウン(ペタリン通り)=LRT Pasar Seni(パサール・スニ)駅から徒歩数分|Googleマップで見る
イスラム美術館(Islamic Arts Museum Malaysia)=Masjid Jamek駅・KLセントラル駅から徒歩圏(国立モスク隣接)|Googleマップで見る
River of Life(川沿いエリア)=Masjid Jamek駅周辺|Googleマップで見る

ペトロナスツインタワー
ペトロナスツインタワー

バトゥ洞窟の272段の階段はきつかったですが、登り切った景色は確かに価値がありました。暑い+段差が高め+サルがうろうろという三重苦は覚悟しておいてください。

ちなみに入口にそびえる黄金のムルガン神像は高さ約42.7m。272段のカラフルな階段は2018年にレインボーカラーへ塗り替えられたもので、いまや写真映えスポットとしても人気です。
KL中心部からの行き方は、KLセントラル駅からKTMコミューター(電車)で約20分・片道約2.6リンギット(約70円)とかなり安上がり。ただし本数が時間帯によりおおむね30分〜1時間に1本と少なめなので、行き帰りの時刻は事前に確認しておくと安心です。楽に行きたいならGrabで約20〜25分、料金の目安は15〜20リンギットほどでした。バトゥ洞窟自体はKTM Batu Caves駅を降りてすぐです|Googleマップで見る

ひとつ補足しておくと、バトゥ洞窟はヒンドゥー教の聖地なので服装に注意が必要です。女性はショートパンツやミニスカートだと入口でスカーフを貸してもらえますが、有料なので膝下が隠れる服装で行くのがおすすめです。

バトゥ洞窟の階段
バトゥ洞窟の階段

観光スポットの多さでは、4都市の中でクアラルンプールがトップでした。

→ クアラルンプールのホテルを探す(Agoda)
→ クアラルンプールのホテルを探す(Trip.com)
→ マレーシアのホテルを探す(楽天トラベル)

クアラルンプールの現地ツアー・アクティビティを探すなら:

→ クアラルンプールのツアーを探す(GetYourGuide)
→ クアラルンプールのツアーを探す(KKday)
→ クアラルンプールのツアーを探す(Klook)

KLに関しては専用のまとめ記事もあります。→ クアラルンプール観光完全ガイド|2泊3日モデルコースとおすすめスポットを実体験で解説

香港:2泊3日

澳洲牛奶公司のミルクティー、モンスターマンション、泰昌餅家のエッグタルト、添好運の点心、ビクトリアピーク、スターフェリー……と2日間で詰め込めるだけ詰め込みました。

📍 主要スポットの行き方:
澳洲牛奶公司(佐敦店)=MTR佐敦(Jordan)駅C2出口から徒歩約2分|Googleマップで見る
モンスターマンション(益昌大廈)=MTR太古(Tai Koo)駅B出口から徒歩約5分|Googleマップで見る
泰昌餅家(中環本店)=MTR中環(Central)駅から徒歩圏|Googleマップで見る
添好運(點心專賣店)=MTR香港駅直結|Googleマップで見る
ビクトリアピーク=中環(Central)からピークトラムで山頂へ|Googleマップで見る
スターフェリー乗り場=中環/尖沙咀の両埠頭|Googleマップで見る

モンスターマンション
モンスターマンション

シンフォニー・オブ・ライツは正直「思ってたよりは…」という感じでしたが、その夜のスターフェリーからの夜景と、道案内してくれたタクシーのおじさんとのやり取りは今でも鮮明に覚えています。

香港の夜景
香港の夜景

街歩きとグルメを楽しむなら、満足度が一番高かったのは香港でした。ミルクティーやエッグタルト、点心を食べ歩きながら、坂道やレトロなビル街を歩くだけで楽しい。「食」と「街の空気」を味わいたい人に向いています。

→ 香港のホテルを探す(Agoda)
→ 香港のホテルを探す(Trip.com)
→ 香港のホテルを探す(楽天トラベル)

香港の現地ツアー・アクティビティを探すなら:

→ 香港のツアーを探す(GetYourGuide)
→ 香港のツアーを探す(KKday)
→ 香港のツアーを探す(Klook)
→ 香港の遊び・体験・レジャーを探す(楽天トラベル)

香港はまとめ記事もあります。→ 香港旅行初心者ガイド|オクトパスカード・移動・エリア情報・おすすめグルメを徹底解説

移動手段まとめ

区間手段料金所要時間
那覇→シンガポール飛行機(上海乗り継ぎ)18,610円約8〜12時間(乗り継ぎ時間による)
シンガポール→マラッカバス(バス会社:707 Inc)3,412円(RM 92.53)約4〜6時間(渋滞・国境の混み具合による)
マラッカ→クアラルンプールバス610円(16.40 MYR)約2〜2.5時間
クアラルンプール→香港飛行機(エアアジア)13,090円約4時間
香港→日本飛行機12,050円約3〜4時間
KLセントラル→KLIA2KLIAエクスプレスTouch ‘n Go(TNG)で支払い・金額不明約33〜39分
香港空港→市内(九龍)エアポートエクスプレス115HKD(約2,300円)約22分
香港島→九龍(夜景鑑賞時)スターフェリー約4〜6.5HKD(デッキ・曜日による/約80〜130円)約5〜10分

シンガポール→マラッカのバスはBusOnlineTicket.comで事前予約できます。空席確認・クレジットカード決済まで一通りできて、当日はバスターミナルの窓口でチェックインするだけなのでスムーズです。私が乗った707 Incの車内は「1+2」配列の快適なシートで、3,400円でこの乗り心地は正直驚きました。

バス車内
快適なバス

KL市内の移動はMRTとGrabが便利。香港はタクシーが街中を常に走っており、流しで捕まえやすいです。香港ではGrabはほとんど普及していません。配車アプリを使うならUberの方が一般的ですが、時間帯によっては捕まりにくいので、素直にタクシーを使うのが一番スムーズです。

なお、香港エアポートエクスプレスのチケットはKlookやTrip.comで事前購入すると割引になることがあります。当日空港の券売機で買うより数百円お得になるケースもあるので、出発前にチェックしてみてください。また、オクトパスカードでエアポートエクスプレスに乗車した場合、下車後1時間以内のMTR乗り継ぎが無料になる特典もあります(こうした特典は制度変更されることもあるので、利用前に最新情報を確認してください)。

ちなみに香港の空港まわりは今も進化中で、2026年5月末からはエアポートエクスプレスでもクレジットカードのタッチ決済(コンタクトレス)に順次対応が始まっています。空港のターミナル2(T2)も2026年5月にリニューアルオープンしました。このあたりは変わりやすいので、出発前に最新情報をチェックしておくと安心です(2026年7月時点)。

交通+宿泊費の内訳

今回の旅にかかった交通費と宿泊費の内訳です。現地での食費・観光費・市内交通費は含みません。

項目金額
那覇→上海→シンガポール 航空券18,610円
シンガポール→マラッカ バス(707 Inc)3,412円
マラッカ→クアラルンプール バス610円
クアラルンプール→香港 航空券(エアアジア)13,090円
香港→日本 航空券12,050円
シンガポール ホテル(HOTEL 81 ROCHOR・1泊)12,242円
マラッカ ホテル(Mercury Boutique Hotel・1泊)4,177円
クアラルンプール ホテル(トラベロッジ・2泊)12,197円
香港 ホテル(Ocean Inn・2泊)16,272円
合計(交通+宿泊)92,660円

交通費と宿泊費だけで約9.3万円。ここに市内の電車・バス代を足すと10万円前後で、食費や観光の入場料は別途かかります。LCCとバス移動を組み合わせることで、7泊8日・4都市周遊をこの金額に抑えられました。ホテルはAgodaで検索しました。マラッカは4,000円台でも清潔で快適な宿が見つかりますが、シンガポールと香港は相場が高く、それぞれ1泊1.2万円と2泊1.6万円と少し高めでした。
※航空券やホテルの料金は時期・為替で大きく動きます。上の金額は2025年10月に予約した実費で、あくまで一例として見てもらえればと思います。

→ シンガポールのホテルを探す(Agoda)

通信・決済まわり

通信:ahamo(海外データ通信)

今回の旅はahamoを使いました。シンガポール・マレーシア・香港いずれも追加料金なしで使えて(月30GBまで)、SIMを差し替える手間もなし。複数国を回る周遊旅行との相性は抜群です。マレーシアでのGrab(配車アプリ)使用やGoogle マップのナビも、通信が安定していたので問題なく使えました。

データ通信量が心配な方や、ahamo以外の通信手段を検討してる方には現地SIMや海外eSIM、海外WiFiレンタルも選択肢のひとつです。複数国をまたぐ場合は、1枚で複数国に対応したeSIMが特に便利。逆に「設定は苦手、受け取って電源を入れるだけがいい」という方には、端末を借りるWiFiレンタルが安心です。

→ 海外eSIMを探す(Airalo/アプリで完結・複数国対応プランあり)
→ 海外WiFiをレンタルする(グローバルWiFi/受け取って電源オンだけ)

通信手段の選び方で悩んでいる方は→海外旅行の通信手段5つを比較|格安SIMユーザーが損しない選び方も参考にしてみてください。

現地通貨:エポスカードで海外キャッシング

現地通貨の調達はエポスカードの海外キャッシングを使いました。両替所を探す手間がなく、ATMでサクッと引き出せるのが一人旅では特に助かります。エポスNetアプリに反映され次第(最速で翌日〜数日)すぐに繰り上げ返済すれば、利息も最小限に抑えられます。

私が使っているエポスカードは年会費が永年無料なうえ、海外旅行保険も付いていて、提携病院で治療費を立て替えなくていい「キャッシュレス診療」にも対応しています。ただし保険は「持っているだけ」では効かず、空港までの電車やバス代などをエポスで支払うことで有効になるタイプ(利用付帯)。そこだけ忘れなければ、お守りとして1枚持っておく価値は十分あると思います。

ラウンジ:楽天プレミアムカードのプライオリティパス

上海・シンガポール・クアラルンプール・香港の各空港で、楽天プレミアムカードに付帯するプライオリティパスを使ってラウンジに入りました。長時間の乗り継ぎや出発前の待ち時間が、ラウンジがあるだけで全然違います。複数国を周遊する旅行では、空港を何度も経由するので元が取れやすいです。今回の旅では4か国で空港を6回以上利用したので、1枚持っているだけで移動のストレスがかなり違いました。プライオリティパスを発行できるカードはいくつかありますが、年会費とのバランスで楽天プレミアムカードは使いやすい選択肢のひとつだと思います。

ひとつ注意点として、プライオリティパスは2025年1月末で物理カードが廃止され、現在は専用アプリに表示されるデジタル会員証(QRコード)での入室が基本になっています。アプリのダウンロードと会員登録だけは出発前に済ませておくと、当日ラウンジの受付であわてずにすみます(2026年7月時点)。

エポスカード・楽天プレミアムカード2枚の使い分けについては→海外旅行のクレジットカードはこの2枚でOK|エポスカード×楽天プレミアムカード実体験レビューにまとめています。

現地の決済事情

マレーシアではTouch ‘n Go(TNG)カードがMRTやバスで使えます(日本のSuicaに相当)。
香港はオクトパスカードが便利。私が訪れた時は空港では通常版のオクトパスカードが見つからず。Tourist Octopusしかありませんでした。急いでいる場合はTourist Octopusを購入するか、iPhoneユーザーであれば「Octopus for Tourists」アプリを事前設定しておくとスムーズです(Androidは利用条件がかなり限られる)。
クレジットカードはVISAブランドで困る場面はありませんでした。3カ国とも都市部ならカード決済の対応店が多く、ホテル・飲食店・交通系のほとんどで問題なく使えました。

出発前に知っておきたい基本情報(ベストシーズン・時差・電源・通貨)

初心者がつい見落としがちな、でも知っておくと安心な基本情報をまとめておきます。

ベストシーズン(旅行に向いている時期)

3カ国とも常夏〜温暖な気候で、基本的には通年で旅行できますが、目安としては次のようにされています。

  • シンガポール:ほぼ通年OK。都市型観光が中心で、雨季(おおむね11〜2月)でもスコールが短時間で止むため観光への影響は限定的とされています。
  • マレーシア(クアラルンプール・西海岸側):雨の少ない4〜9月ごろが動きやすいとされています。モンスーンの影響が出やすいのは11〜3月ごろ。
  • 香港:一般に、涼しく乾いた10〜12月ごろが過ごしやすいとされています。夏(6〜9月ごろ)は高温多湿で、台風シーズンにもあたります。

私が回ったのは10月でしたが、暑さはあるものの雨で困る場面はほとんどありませんでした。3カ国をまたぐので「全部完璧な気候」は難しいですが、どこも屋内施設が充実しているので、多少雨が降っても楽しめます。

時差

シンガポール・マレーシア・香港は3カ国とも日本より1時間遅いだけです(日本が12時なら現地は11時)。時差ボケの心配はほぼなくラクでした。

電源・コンセント(3カ国共通でBFタイプ)

うれしいことに、シンガポール・マレーシア・香港は3カ国とも同じ「BF(G)タイプ」のコンセントです。イギリス式の角ばった3つ穴で、日本のプラグはそのままでは挿さりません。
最近のホテルなど、宿によっては日本のプラグがそのまま挿せる「マルチタイプのコンセント(ユニバーサルタイプ)」になっている場所もありますが、念のため変換プラグを1つ持っていけば、この3つの国・地域すべてで使い回せるので安心です。
電圧は220〜240V(日本は100V)ですが、スマホ・カメラ・ノートPCの充電器はたいてい「100-240V」対応なので、変圧器は不要なことがほとんど(充電器の表記を確認しておくと安心)。ドライヤーなど日本専用の高出力家電だけ注意してください。

持ち物の詳細は→海外旅行の持ち物ガイド|実体験で厳選した必須アイテムと不要だったものにまとめています。

通貨(3カ国とも別通貨)

コンセントは共通でしたが、通貨は3カ国それぞれ別なので注意です。周遊中に「余った通貨を次の国で使う」ということはできません。両替やATM引き出しは、各国で必要な分だけにするのがムダがありません。

国・地域通貨(記号)主な決済手段
シンガポールシンガポールドル(S$/SGD)カード決済がほぼどこでも使える
マレーシアリンギット(RM/MYR)カード+Touch ‘n Go等のQR決済。屋台は現金も
香港香港ドル(HK$/HKD)オクトパス+カード。ローカル店は現金も

※両替レートは日々変動するので、金額の目安は両替・引き出し前に最新のレートを確認してください。私は現金が必要な分だけ、各都市でエポスカードのATMキャッシングで調達しました。

このルートで失敗したこと・気をつけたいこと

正直に、今回の旅でうまくいかなかった点も残しておきます。

  • KLIAエクスプレスの料金をメモし忘れた:移動手段の表にも正直に書きましたが、Touch ‘n Goで支払ったため正確な金額が記録に残っていません。
  • 香港空港で通常のオクトパスカードが買えなかった:到着時に窓口にあったのはTourist Octopusのみ。ネットの情報では空港の窓口やコンビニで買えるとの情報が多数だったため、全く心配してませんでしたが、実際は違いました。ネットの情報がいつでも100%正しいとは限らない、と実感した瞬間でした。
  • シンガポールのホテル代が想定より高かった:1泊12,242円は、他都市(マラッカ4,177円など)と比べるとかなり割高。もう少し早めに予約していれば安く抑えられた可能性があります。

よくある質問

Q. 英語ができなくても大丈夫ですか?
大丈夫です。私自身、英語はほぼ話せません。「英語が話せないと海外旅行は無理」と思われる方もいますが、現代の旅はGoogle翻訳Google マップという神アプリがあります。移動・注文・宿のチェックインなどはほぼ問題なくこなせました。シンガポール・マレーシア・香港は基本的にはジェスチャーと私の拙いカタコト英語だけで問題ありませんでした。

Q. 初心者・海外ひとり旅が不慣れでも本当に(複数国を)まわれますか?
できます。私自身が「人見知り・ビビリ・海外ひとり旅に不慣れ」なタイプですが、それでも問題なく国境を越えてまわることができました。
ポイントは以下の3つだけです。 まず1つ目は、マレーシアの「MDAC」やシンガポールの「SGアライバルカード」といった入国登録を出発前に日本で済ませておくこと。
2つ目は、「ahamo」などを利用して、現地に着いた瞬間から使える通信環境を確保しておくこと。
そして3つ目は、国境越えや空港での移動時、難しく考えずに「周りの人たちの流れ」についていくことです。この3点さえ押さえておけば、初めての国境越えや複数国の周遊でも、思っているよりずっとハードルは低いです。

Q. 各国のビザは必要ですか?
日本のパスポートであれば、シンガポール・マレーシア・香港のいずれも観光目的での短期滞在はビザ不要です。ただし、シンガポールとマレーシアはそれぞれ事前オンライン登録が必要です。
シンガポール入国前は「SGアライバルカード」の提出が必要です(2026年7月時点)。到着日を含む3日前から公式サイト(eservices.ica.gov.sg/sgarrivalcard/)で申請でき、無料で完了します。
マレーシア入国前は「MDAC(デジタルアライバルカード)」の事前オンライン登録が必要です(2026年7月時点)。公式サイト(imigresen-online.imi.gov.my/mdac/main)から無料で、こちらも3分程度で完了します。香港はビザ不要・アライバルカードの事前登録も不要です。
※どちらも登録は無料です。料金を請求する偽サイトに注意し、必ず公式サイト(URLに「ica.gov.sg」「imi.gov.my」が入っているか)から手続きしてください。

Q. 現金はどのくらい持っていけばいいですか?
基本的にカード払いとATMキャッシングで十分です。シンガポール・香港はカード決済が広く普及しています。マレーシアはホーカーやローカルな屋台では現金が必要な場面もあります。各都市でATMキャッシングして必要な分だけ引き出すスタイルが一番ムダがありません。

Q. 荷物は預け荷物なし(機内持ち込みだけ)でも行けますか?
行けます。私は今回、機内持ち込みサイズのバックパック1つで全行程を乗り切りました。バスや電車移動が多い周遊旅行では、大きい荷物はむしろ邪魔になります。LCCの預け荷物代も節約できるので、身軽に回りたい人には機内持ち込みだけの周遊をおすすめします。持ち物の絞り方は→海外旅行の持ち物ガイド|実体験で厳選した必須アイテムと不要だったものも参考にしてみてください。

Q. 治安はどうでしたか?
あくまで私が回った範囲での実感ですが、シンガポール・香港は夜でも比較的歩きやすく、不安を感じる場面はほとんどありませんでした。マレーシアも観光エリアは問題なかったものの、人通りの少ない場所やスリには一般的な海外旅行同様の注意が必要だと感じました。どの国でも、貴重品の管理と夜間の一人歩きだけは気をつけておくと安心です。

この旅に向いている人・向いていない人

私自身は「人見知り・ビビリ・海外ひとり旅に不慣れ」な人間ですが、それでも問題なく回れました。こんな方には特に参考になると思います。

複数国を効率よく回りたい・陸路国境越えを一度体験してみたい・東南アジアと香港を一度の旅で組み合わせたい・LCCとバスを使ってなるべく費用を抑えたい。そういった旅のスタイルには、このルートは参考になると思います。自分でルートを組む手間はありますが、個人手配の難易度は思っているよりずっと低いです。

逆に「のんびり1都市を深く楽しみたい」という旅のスタイルには向いていません。7泊8日で4都市はそれなりに移動が多く、特に3〜4日目は「バスに乗って・観光して・また移動」という日が続きます。もう少しゆっくりと「周遊」と「滞在」をしたい場合は、9泊10日以上で組んでみるのもいいかもしれません。

今回訪れた場所一覧

この旅で訪れた主要スポットをまとめました。当日のナビ代わりにも使ってください。

都市スポット最寄り駅・アクセスGoogleマップ
シンガポールアラブストリートBugis MRT駅から徒歩圏見る
マリーナベイ・サンズ/スペクトラBayfront MRT駅直結見る
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイBayfront MRT駅から徒歩圏見る
マーライオン公園Raffles Place MRT駅から徒歩圏見る
マラッカマラッカタワー(Menara Taming Sari)オランダ広場から徒歩圏見る
マラッカ・リバークルーズ乗り場オランダ広場から徒歩圏見る
Jonker 88ジョンカー通り(鶏場街)沿い見る
クアラルンプールペトロナスツインタワーLRT KLCC駅直結見る
バトゥ洞窟KTM Batu Caves駅すぐ見る
チャイナタウン(ペタリン通り)LRT Pasar Seni駅から徒歩数分見る
イスラム美術館Masjid Jamek駅・KLセントラル駅から徒歩圏見る
香港澳洲牛奶公司(佐敦店)MTR佐敦駅C2出口から徒歩約2分見る
モンスターマンション(益昌大廈)MTR太古駅B出口から徒歩約5分見る
泰昌餅家(中環本店)MTR中環駅から徒歩圏見る
添好運(點心專賣店)MTR香港駅直結見る
ビクトリアピーク中環からピークトラムで山頂へ見る
スターフェリー乗り場中環/尖沙咀の両埠頭見る

各都市の個別記事

各都市の詳細はそれぞれの記事にまとめています。

シンガポール
那覇→上海経由でシンガポールへ|乗り継ぎラウンジ体験と深夜のチャンギ空港到着記
シンガポール1日観光モデルコース|マリーナベイ・ガーデンズバイザベイ・夜景まで詰め込んだ1日

マラッカ・クアラルンプール(マレーシア)
シンガポール→マラッカをバスで国境越え|所要時間・注意点・快適すぎた移動を徹底レポ
マラッカ最終日|食べ歩きとJonker 88、バスでクアラルンプールへ移動したリアル体験記
【クアラルンプール旅行】KLCCとペトロナスツインタワーへ|ホテル・ナシレマ・初日の過ごし方
クアラルンプール2日目|バトゥ洞窟272段の絶景とカヤトースト、チャイナタウン散策
クアラルンプール最終日|KLIAエクスプレスで空港へ→ラウンジ→エアアジアで香港へ
クアラルンプール観光完全ガイド|2泊3日モデルコースとおすすめスポットを実体験で解説

香港
香港編スタート!空港でオクトパスカードが買えない?初日から焦ったリアル体験と対処法
香港2日目・最終日|澳洲牛奶公司・モンスターマンション・ビクトリアピーク・空港ラウンジまで
香港旅行初心者ガイド|オクトパスカード・移動・エリア情報・おすすめグルメを徹底解説


この旅が気になった方は、各都市の記事でより詳しいルート・費用・失敗談も紹介しています。ぜひあわせて読んでみてください。

「不安だったけど行ってよかった」——それがこの旅のすべてです。

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