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シンガポール・マレーシア・香港周遊モデルコース|7泊8日の実費9.3万円・順番・国境越え

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※この記事は「アジア周遊ひとり旅」シリーズのまとめガイドです。シンガポール・マレーシア(マラッカ・クアラルンプール)・香港の3カ国4都市を、7泊8日・個人手配のひとり旅で回った体験をもとに、モデルコース・回る順番・何泊ずつ必要か・費用・国境越えまでまとめました。

料金や入国ルールなど変わりやすい情報は、記事執筆時点(2026年9月)に公式サイトなどで調べ直して反映しています。

「シンガポールとマレーシアって一緒に回れるの?」「国境越えってどうやるの?」「全部でいくらかかる?」「ひとりでも大丈夫?」——そんな不安を持ちながら出発した私が、実際にやってみてわかったことをまとめています。

那覇を出発して上海経由でシンガポールへ飛び、そこからバスでマレーシアへ陸路国境越え。マラッカ、クアラルンプールを経て、最後は香港へ。私自身ほとんど英語は話せませんが、Google翻訳とGoogleマップがあれば問題なく回れたので、初めての海外複数国周遊を考えている方にも参考にしてもらえると思います。

✅ 結論:シンガポール・マレーシア周遊はこう回ればOK(私の実体験)

・7泊8日ならシンガポール1泊→マラッカ1泊→クアラルンプール2泊→香港2泊で回れた(残り1泊は深夜便の機中泊)
・順番はシンガポール→マレーシア→香港が自然。シンガポール⇄マレーシアはバスで陸路国境越え(私は約5時間40分・3,412円)
・費用は交通+宿泊で1人93,270円(日本発着の航空券込み)。記録に残っている現地支出を足すと約13.3万円(現金の細かい出費があるので実際は少し多め)
・今回の実費では、ホテルと観光施設はシンガポールが特に高く、マレーシアは安め。香港はその中間くらいの項目が多かった
・出発前にSGアライバルカード(シンガポール)とMDAC(マレーシア)のオンライン登録を。香港は事前登録不要
・香港を抜いた「シンガポール+マレーシアだけ」なら、ホテル4泊で回れる計算。私の行程から計算すると交通+宿泊約5.2万円+KL→日本の航空券代

  1. シンガポール・マレーシア(+香港)周遊モデルコース|7泊8日の実際の行程
  2. 何泊ずつ必要?都市ごとの泊数の目安
  3. 回る順番は?シンガポール→マレーシア→香港にした理由
    1. このルートをおすすめする理由
  4. 香港なしなら何泊?シンガポール+マレーシアだけのプランと日数別の目安
    1. 香港を入れる?入れない?
    2. そのほかのアレンジ
  5. 旅行費用は1人93,270円(交通+宿泊)|現地支出を含めると記録分で約13.3万円
    1. 交通+宿泊の内訳
    2. 国ごとの現地支出(食費・観光・市内交通)
    3. 物価の比較|同じようなものを3カ国で払うといくら?
    4. 泊まったホテルと探し方
  6. 移動手段まとめ|国境越えのバスとLCC
    1. シンガポール→マレーシアはバスで陸路国境越え
    2. マラッカ→クアラルンプールも高速バスで約2時間
    3. マレーシア→香港はエアアジアで約4時間
    4. 市内の移動
  7. 入国手続きとビザ|SGアライバルカードとMDACを忘れずに
  8. 各都市の見どころと正直な感想
    1. シンガポール:1泊2日(実質1日)
    2. マラッカ:1泊2日
    3. クアラルンプール:2泊3日
    4. 香港:2泊3日
  9. パッケージツアー・現地ツアーを使うなら
  10. 通信・お金・ラウンジの準備
    1. 通信:3カ国まとめて使えるものを1つ
    2. お金:カード払い中心+足りない分だけ現地で引き出し
    3. ラウンジ:プライオリティパスは年5回の無料枠で足りた
    4. 現地の交通カード
  11. 出発前に知っておきたい基本情報(ベストシーズン・時差・電源・通貨)
    1. ベストシーズン(旅行に向いている時期)
    2. 時差
    3. 電源・コンセント(3カ国共通でBFタイプ)
    4. 通貨(3カ国とも別通貨)
  12. このルートで失敗したこと・気をつけたいこと
  13. よくある質問
    1. Q. 7泊8日でシンガポール・マレーシア・香港の3カ国は回れますか?
    2. Q. シンガポール・マレーシア周遊の費用はいくらかかりましたか?
    3. Q. シンガポールとマレーシア、何泊ずつがいいですか?
    4. Q. 英語ができなくても大丈夫ですか?
    5. Q. 初心者・海外ひとり旅に不慣れでも、本当に複数国を回れますか?
    6. Q. 各国のビザは必要ですか?
    7. Q. パッケージツアーと個人手配、どちらがいいですか?
    8. Q. 現金はどのくらい持っていけばいいですか?
    9. Q. 荷物は預け荷物なし(機内持ち込みだけ)でも行けますか?
    10. Q. 治安はどうでしたか?
  14. この旅に向いている人・向いていない人
  15. 場所一覧
  16. 各都市の個別記事

シンガポール・マレーシア(+香港)周遊モデルコース|7泊8日の実際の行程

💡 この「7泊8日」はホテル7泊ではありません

ホテルに泊まったのは6泊で、残りの1泊は上海→シンガポールの深夜便の機中泊です。

私が実際に回った行程です。各日の詳しい体験記もリンクしておきます。

日程実際の行程泊詳しい体験記
1日目那覇16:30発→上海・浦東18:05着→約5時間45分の乗り継ぎ→23:50発機中泊那覇→上海経由でシンガポールへ
2日目5:25チャンギ空港着→ラウンジで朝食→MRTで市内へ→アラブストリート→マリーナベイ・サンズ→ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ→夜はスペクトラとガーデン・ラプソディシンガポールシンガポール1日観光モデルコース
3日目8:30発の高速バスで陸路国境越え→14:09マラッカ着→チキンライスボール→マラッカタワー(昼・夜)→リバークルーズマラッカシンガポール→マラッカ バス国境越え
4日目マラッカで食べ歩き(Jonker 88など)→高速バスでKLのTBSへ→LRTで中心部→夜はKLCCでペトロナスツインタワーKLマラッカ→KLのバス移動 / KL1日目・ツインタワー夜景
5日目KTMでバトゥ洞窟→Grabでチャイナタウン→イスラム美術館→夜はRiver of LifeKLKL2日目・バトゥ洞窟とチャイナタウン
6日目KLIAエクスプレスでklia2へ→ラウンジ→エアアジアで香港へ(約4時間)→エアポートエクスプレスで九龍→夜は麥文記麵家と廟街香港KL最終日・KLIAエクスプレスとエアアジア / 香港初日・空港でオクトパスは買える?
7日目澳洲牛奶公司→モンスターマンション→添好運で点心→15番バスでビクトリアピーク→スターフェリーで九龍へ→20時のシンフォニー・オブ・ライツ香港香港2日目・ピーク→夜景の実録
8日目澳洲牛奶公司で朝食→A21バスで空港→ラウンジ→12:55発で那覇へ(16:25着)—香港最終日(2日目の記事の後半)

「7泊」のうち1泊は、上海→シンガポールの深夜便の機中泊です。ホテルに泊まったのはシンガポール1泊・マラッカ1泊・クアラルンプール2泊・香港2泊の計6泊でした。時刻は現地時間で、シンガポール・マレーシア・香港(と上海)はどこも日本より1時間遅れです。

何泊ずつ必要?都市ごとの泊数の目安

実際に回ってみての「この泊数で足りたか」を正直にまとめます。

都市私の泊数足りた?もう1泊あれば
シンガポール1泊(実質1日)詰め込めば定番スポットは回れたセントーサ島など離島にも足を延ばせた
マラッカ1泊コンパクトな街なので主要スポットは回れたゆったり過ごすなら2泊がちょうどいい
クアラルンプール2泊2泊でもある程度は回れた回りきれなかった見どころに
香港2泊2日間で詰め込めるだけ詰め込んだ詰め込まずに回れる

全体で見ると、7泊8日で4都市は「ぎりぎり回れる」くらいのペースです。特に3〜4日目は「バスに乗って・観光して・また移動」という日が続きます。もう少しゆっくり「周遊」と「滞在」をしたい場合は、9泊10日以上で組んでみるのもいいかもしれません。

回る順番は?シンガポール→マレーシア→香港にした理由

今回私は「シンガポール→マレーシア→香港」の順で回りましたが、これにはちゃんと理由があります。

  • 陸路国境越えが地理的に自然:シンガポールとマレーシアは陸続きなので、この2カ国はバスでつなぐのが一番スムーズです。香港はどのみち飛行機移動になるので、周遊の最初か最後に置くのが合理的でした。
  • 物価に緩急がつく:シンガポール(高め)→マレーシア(安め)→香港(中〜高め)と流れるので、最初に使いすぎず、最後に少し贅沢する余裕が生まれました。
  • 香港の夜景で旅を締めくくれる:個人的な好みですが、最後の都市が香港だと「締め」の満足感が大きかったです。

「香港→マレーシア→シンガポール」の逆回りも不可能ではありませんが、陸路国境越えの体験がルートの中盤〜後半に来る形になります。どちらが正解というわけではないので、「陸路越境を早めに体験したい」「最後に贅沢したい都市を選びたい」など、自分の好みで決めてもらえればと思います。

このルートをおすすめする理由

  • LCCが豊富で航空券を抑えやすい:シンガポール・クアラルンプール・香港はいずれもLCCの就航が多く、比較サイトで安いチケットを見つけやすいです。
  • バスでの陸路国境越えができる:飛行機に頼らず「越境」という個人旅行ならではの体験ができます。
  • 英語が苦手でも回れる:3カ国ともカタコト英語でも大丈夫でした。翻訳アプリがあれば問題ありませんでした。
  • 東南アジアと香港を1回の渡航でまとめて楽しめる:別々に行くより航空券・時間のロスが少なく済みます。

香港なしなら何泊?シンガポール+マレーシアだけのプランと日数別の目安

※私が実際に旅したのは7泊8日のルートだけです。ほかの日数は、その体験をもとに組み替えた参考プランなので、航空券や所要時間は予約前にご自身で確認してください。

日数泊数の配分(例)メモ
4泊5日シンガポール1+マラッカ1+クアラルンプール(KL)2香港なし。日本から日中に着く便なら、私の行程から香港を抜いた形で回れます
5泊6日シンガポール2+マラッカ1+KL2香港なし。シンガポールにもう1泊あれば、セントーサ島などにも行けそう
7泊8日(私の実際の旅)シンガポール1+マラッカ1+KL2+香港2+機中泊13カ国4都市。移動が続くのでややハード
9泊10日〜シンガポール2+マラッカ2+KL2+香港2+機中泊1「周遊」と「滞在」を両立したいならこのくらい

香港を入れる?入れない?

香港を入れる香港を入れない
日数の目安7泊8日くらい4〜5泊程度でも回れる
追加でかかったもの(私の場合)KL→香港の航空券13,090円+香港の宿2泊16,272円—
良いところ夜景・街歩き・グルメが加わる。最後を香港で締められる移動が陸路中心でまとまる。費用を抑えやすい
気になるところ飛行機移動が1回増える東南アジアだけで完結する

そのほかのアレンジ

プラン組み方ポイント
シンガポール+マレーシアだけシンガポール1泊→バスでマラッカ1泊→クアラルンプール2泊→KLから日本へ私の行程から香港を抜くと、交通+宿泊は約5.2万円(93,270円−香港の宿と香港発着の航空券)。これにKL→日本の片道航空券代が加わります
マラッカに泊まらないシンガポール→(バスでKLへ直行)→クアラルンプールに連泊し、マラッカは日帰りKL発のマラッカ日帰りツアーもあるようです。ただ私はマラッカの夜(ライトアップされたマラッカタワーやリバークルーズ)が好きだったので、泊まるのもおすすめです
ゆったり版9泊10日以上にして、シンガポール・マラッカを2泊ずつに「移動→観光→移動」の連続が少なくなり、1都市をもう少し深く楽しめます

香港を入れるかどうか迷ったら、私の感想では「夜景とグルメ」の満足度が一番高かったのが香港でした。KLから香港まではエアアジアで約4時間、航空券は13,090円でした。

航空券の比較・予約は、LCCも含めて一括で比べられるTrip.comを使いました。周遊は片道航空券の組み合わせになるので、「料金」だけでなく「到着時刻」「乗り継ぎ時間」も一緒に見比べるのがおすすめです。
→ シンガポール行きの航空券を探す(Trip.com)
→ クアラルンプール発着の航空券を探す(Trip.com)
→ 香港発着の航空券を探す(Trip.com)

旅行費用は1人93,270円(交通+宿泊)|現地支出を含めると記録分で約13.3万円

ここからは実際にかかったお金です。どれも2025年10月の旅行時にカード明細などで確認できた実費で、航空券やホテルの料金は時期・為替で大きく動くので、あくまで一例として見てください。

💴 7泊8日で実際にかかったお金(1人分)

交通+宿泊(日本発着の航空券込み)93,270円
+ 記録に残っている現地支出 約39,500円
= 記録分の合計 約13.3万円
※現金で払った細かい出費など、記録していない分があるので、実際の総額はこれより少し多くなります。

交通+宿泊の内訳

項目金額
那覇→上海→シンガポール 航空券(中国東方航空)18,610円
シンガポール→マラッカ バス(707 Inc・RM92.53)3,412円
マラッカ→クアラルンプール バス(KKKL・16.40MYR×2枚)1,220円
クアラルンプール→香港 航空券(エアアジア)13,090円
香港→那覇 航空券(タイ・エアアジア)12,050円
シンガポール ホテル(HOTEL 81 ROCHOR・1泊)12,242円
マラッカ ホテル(Mercury Boutique Hotel・1泊)4,177円
クアラルンプール ホテル(トラベロッジ KLシティセンター・2泊)12,197円
香港 ホテル(Ocean Inn・2泊)16,272円
合計(交通+宿泊)93,270円
マラッカ→KLのバスは、予約していた便より早い便に乗るため当日買い直したので2枚分(カード明細で605円+615円)

国ごとの現地支出(食費・観光・市内交通)

カード明細と、現金払いでメモが残っている分を国ごとに足しました。

国・地域記録に残っている現地支出主な内訳
シンガポール(1日)7,994円ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(S$46)5,641円、MRT・バス1日分(S$8.75)1,067円、ヤクン・カヤトースト772円など
マレーシア(マラッカ・KL 3日)約17,500円Grab数回分、マラッカタワー(昼・夜)、リバークルーズ、ニョニャ料理、KLIAエクスプレス(RM55・約2,100円)など
香港(2日+出発日)約13,900円エアポートエクスプレス2,329円、通常版オクトパス(200HKD・現金)約4,000円、點點心2,566円、添好運・スカイテラス428各1,515円など
合計約39,500円—
2025年10月。カード払いは明細の円額、現金は1RM=約39円・1HKD=約20円で換算。現金で払った細かい支払いは含みません

交通+宿泊の93,270円に現地支出を足すと、記録に残っている分だけで約13.3万円。実際は現金で払った細かい出費があるので、これより少し多くなります。記録に残っている分を1日あたりにならすと、シンガポールが約8,000円、マレーシアが約5,900円、香港が約7,000円でした。

物価の比較|同じようなものを3カ国で払うといくら?

「物価」が一番気になるところだと思うので、私が実際に払った金額で比べてみました。

ジャンルシンガポールマレーシア香港
カヤトースト系の朝ごはんヤクン・カヤトースト Set A:S$6.30(772円)何九海南茶店 カヤトースト+海南茶:10.70MYR(400円)—
ローカルの食事—Madam Kwan’sのナシレマ:30.05MYR(1,128円)麥文記麵家のエビワンタン麺:46HKD(約920円)
ちょっといい食事—Nyonya Colors:40MYR(1,499円)點點心:127HKD(2,566円)
甘いもの—Chinatown Cendol:14MYR(524円)佳佳甜品:29HKD(586円)
観光施設ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ:S$46(5,641円)マラッカタワー:26MYR(979円)スカイテラス428:75HKD(1,515円)
ホテル1泊約12,200円約4,200円(マラッカ)/約6,100円(KL)約8,100円
2025年10月の旅行時に私が払った金額。円はカード明細の金額(麥文記麵家のみ現金・1HKD=約20円で換算)

並べてみると、シンガポールはホテル代と観光施設が特に高く、マレーシアは同じ「ちょっといい食事」でも香港の6割ほど。香港は宿代がシンガポールより安めでした。

泊まったホテルと探し方

都市私が泊まった宿宿のページエリアで探す
シンガポールHOTEL 81 ROCHOR(1泊12,242円・Trip.comで予約)—Agoda/Trip.com/楽天トラベル
マラッカMercury Boutique Hotel(1泊4,177円)Agoda/Trip.comAgoda/Trip.com
クアラルンプールトラベロッジ KLシティセンター(2泊12,197円・朝食付き)Agoda/Trip.comAgoda/Trip.com/楽天トラベル
香港Ocean Inn(佐敦・2泊16,272円)Agoda/Trip.comAgoda/Trip.com/楽天トラベル

マラッカは4,000円台でも清潔で快適な宿が見つかりましたが、シンガポールと香港は相場が高めです。シンガポールの1泊12,242円は、これでも現地の相場では安い方でした。同じホテルでも予約サイトによって料金が違うことがあるので、2〜3サイトを見比べるのがおすすめです。

移動手段まとめ|国境越えのバスとLCC

区間手段料金所要時間(私の場合)
那覇→シンガポール飛行機(中国東方航空・上海で乗り継ぎ)18,610円16:30発→翌5:25着(約14時間・乗り継ぎ約5時間45分を含む)
シンガポール→マラッカ高速バス(707 Inc)3,412円(RM92.53)8:30発→14:09着(約5時間40分・国境審査込み)
マラッカ→クアラルンプール高速バス(KKKL・TBS行き)605円(16.40MYR)約2時間
KLセントラル→klia2KLIAエクスプレスRM55(約2,100円)約33分
クアラルンプール→香港飛行機(エアアジア)13,090円約4時間
香港空港→九龍駅エアポートエクスプレス私は窓口で115HKD(2,329円・カード払い)。現在はタッチ決済・オクトパスなら105HKD約22分
中環→尖沙咀(夜景鑑賞時)スターフェリー(下層デッキ)4HKD(約80円)約5〜10分
佐敦→香港空港A21バス約34.6HKD(約700円)—
香港→那覇飛行機(タイ・エアアジア)12,050円12:55発→16:25着(約2時間半)
2025年10月の旅行時の実費。エアポートエクスプレスは、タッチ決済かオクトパスで改札を通ると九龍駅まで105HKD(約2,100円)で、窓口で切符を買うより安くなります(2026年9月時点・MTR公式)

シンガポール→マレーシアはバスで陸路国境越え

この旅で一番「やってみてよかった」と思ったのが、シンガポールからマレーシアへの陸路国境越えです。飛行機での移動と違って、バスでシンガポールの出国審査→コーズウェイ(橋)→マレーシアの入国審査という流れを体験するのは、なんとも不思議な感覚でした。

シンガポール→マラッカの高速バス
シンガポール→マラッカの高速バス

「国境越えって難しそう」「ひとりで大丈夫かな」とずっと不安だったのですが、実際にやってみると拍子抜けするくらいスムーズでした。バスを降りてパスポートを出して、また乗る。それだけです。

もう少し具体的に書くと、国境の審査場ではいったん全員バスを降ります。荷物を持って降り、出国・入国の審査を受け、審査が終わったら同じバス(または後続の同じ会社のバス)に戻る——という流れでした。初めてだと「バスに置いていかれない?」と心配になりますが、みんな同じ動きをするので、周りに合わせて進めば大丈夫です。審査場にはトイレもありました。

シンガポール→マラッカの所要時間は、当日の渋滞や国境の混み具合で大きく変わるようです。私は約5時間40分でしたが、時間には余裕をもったスケジュールを組んでおくのがおすすめです。バスはBusOnlineTicket.comで事前予約できて、当日はバスターミナルの窓口でチェックインするだけでした。私が乗った707 Incの車内は「1+2」配列の快適なシートで、3,400円ほどでこの乗り心地は正直驚きました。

707 Incのバス車内
快適なバス

国境越えの当日の流れ・持ち物・バス予約の手順は→シンガポール→マラッカをバスで国境越え|所要時間・注意点・快適すぎた移動を徹底レポにまとめています。「やっぱりバスは不安」という方向けに、シンガポールからマラッカまでの専用車送迎もあるようです→シンガポール→マラッカの専用車送迎を見てみる(GetYourGuide)

マラッカ→クアラルンプールも高速バスで約2時間

マラッカからKLへは、マラッカ・セントラルから高速バスでKL南部のバスターミナル「TBS」へ。16.40MYR(605円)と驚くほど安く、車内も快適でした。

私は予約していた便より早い便に乗りたくなって、当日チケットを買い直しました(私が乗った平日は本数が多く、当日でも乗れました)。

TBSからはLRTで乗り換えなしで中心部のマスジッド・ジャメ駅まで行けます。詳しくは→マラッカ最終日|食べ歩きとJonker 88、バスでクアラルンプールへ移動したリアル体験記

マレーシア→香港はエアアジアで約4時間

KLから香港へは、KLIAエクスプレスでklia2(ターミナル2)へ行き、エアアジアで約4時間。座席指定は有料ですが、14日前からのWEBチェックインで無料の自動割り当てを使ったら、座席指定料は0円で済みました。

機内モニターがない便だったので、暇つぶし用のコンテンツはダウンロードしておくのがおすすめです。詳しくは→クアラルンプール最終日|KLIAエクスプレス・ラウンジ活用&エアアジア座席指定を無料にするコツ

香港国際空港では2026年5月27日から第2ターミナル(T2)の出発施設が使われ始め、エアアジアなど15社の出発手続きがT2に移っているとされています(2026年9月時点)。帰りの便のターミナルは、出発前に航空会社の案内で確認してください。

市内の移動

シンガポールはMRT(地下鉄)が発達していて、タッチ決済のクレジットカードで改札を通れます。ただし海外発行のVisa・Mastercardで乗ると、利用した日ごとにS$0.60の手数料がかかります(SimplyGo公式FAQ・2026年9月確認)。私の1日分のMRT・バス代は明細でS$8.75(1,067円)でした。

クアラルンプール市内はLRT(高架鉄道)とGrab(配車アプリ)が便利でした。Grabは市内の短い移動なら5.15MYR(194円)ほど。バトゥ洞窟からチャイナタウンまででも18.54MYR(694円)でした。

香港はMTRもバスもクレジットカードのタッチ決済で乗れて、運賃はオクトパスカードで乗るのと同額です。タクシーは街中を常に走っていて、流しのタクシーでも捕まえやすいと思います。

入国手続きとビザ|SGアライバルカードとMDACを忘れずに

日本のパスポートなら、今回のような短期の観光旅行では、3カ国とも事前のビザ申請は不要です。ただしシンガポールとマレーシアは、入国前のオンライン登録が必要です。

国・地域ビザなしで滞在できる日数入国前の登録登録できる時期
シンガポール一般に30日以内とされていますSGアライバルカード(ICA公式またはMyICAアプリ・無料)到着日を含む3日以内
マレーシア90日以内MDAC(マレーシア入国管理局公式・無料)到着の3日前から
香港90日以内不要(出入国カードも2024年10月16日から不要)—
2026年9月時点。パスポートの残存期間などの条件は、出発前に各国の公式情報で確認してください

⚠️ 偽サイト・代行サイトに注意

SGアライバルカードもMDACも登録は無料です。検索すると手数料を請求してくる代行サイトが上位に出ることがあるので、URLに「ica.gov.sg」「imi.gov.my」が入っている公式サイトかどうかを必ず確認してください。

私はMDACをスマホで事前に登録していきました。バスで国境を越えたときは、バス会社のチェックインのときにMDACの登録を確認され、国境の審査場では特に見せる場面はありませんでした。とはいえ登録していないと足止めされる可能性があるので、出発前に必ず済ませておきましょう。

各都市の見どころと正直な感想

シンガポール:1泊2日(実質1日)

実質的な観光は1日だけでしたが、アラブストリート→マリーナベイ・サンズ→ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ→マーライオン→スペクトラ(噴水ショー)まで、詰め込めば十分に回れました。MRTが発達していて移動がラクです。

📍 主要スポットの行き方:
アラブストリート=Bugis(ブギス)MRT駅から徒歩圏|Googleマップで見る
マリーナベイ・サンズ/スペクトラ=Bayfront(ベイフロント)MRT駅直結|Googleマップで見る
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ=Bayfront MRT駅から徒歩圏|Googleマップで見る
マーライオン公園=Raffles Place(ラッフルズプレイス)MRT駅から徒歩圏|Googleマップで見る

シンガポールのマーライオン
マーライオンさん。無表情で口から水を出し続けてました

正直な感想は「物価が高い」の一言に尽きます。ホーカーセンター(屋台街)で軽く食べるくらいなら安いですが、ホテル代は日本のビジネスホテルより明らかに高い。ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの室内植物園(フラワードーム&クラウドフォレスト)もS$46(5,641円)でした。もう1泊あれば離島(セントーサ島など)にも足を延ばせたと思います。

シンガポールのホーカーセンター(屋台街)
ホーカーセンター(屋台街)

夜のガーデンズ・バイ・ザ・ベイ「ガーデン・ラプソディ」とスペクトラはどちらも無料で見られるので、ソロ旅の夜の過ごし方としておすすめです。4都市の中では、街の美しさが一番印象に残ったのがシンガポールでした。物価は高いですが、「一度は見ておきたい景色」が詰まっています。

シンガポール噴水ショー・スペクトラ
シンガポール噴水ショー

→ 詳しくはシンガポール1日観光モデルコース|マリーナベイ・ガーデンズバイザベイ・夜景まで詰め込んだ1日

マラッカ:1泊2日

「1泊じゃ少ないかな」と思っていたのですが、コンパクトな街なので1泊でも主要スポットはしっかり回れました。世界遺産の旧市街、リバークルーズ、ニョニャ料理、マラッカタワー(昼・夜の2回登りました)。

📍 主要スポットの行き方(マラッカは市内に鉄道がないため、徒歩・トライショー・Grabが基本です):
マラッカタワー(Menara Taming Sari)=オランダ広場(Dutch Square)から徒歩圏|Googleマップで見る
マラッカ・リバークルーズ乗り場=オランダ広場から徒歩圏|Googleマップで見る
Jonker 88=ジョンカー通り(鶏場街)沿い|Googleマップで見る

マレーシア・マラッカのマラッカタワーの前
マラッカタワーの前

食べ歩きが楽しい街で、チキンライスボール・ニョニャ料理・Jonker 88のグルメはどれも外れなし。ゆったり過ごすなら2泊がでもいいと思います。

ホテルは4,177円で清潔で快適な宿に泊まれました。シンガポールや香港に比べると、マラッカのコスパの良さは本当に際立っています。観光地としての「程よい小ささ」が、シンガポールや香港とはまた違った、のんびり過ごせる魅力がありました。

今回の旅で一番コスパが高かったのは、まちがいなくマラッカです。「安く・のんびり・異国情緒」を求める人にはぴったりの街でした。

マレーシア・マラッカのチキンライスボール
ライスボール

→ マラッカ観光のまとめはマラッカ観光ガイド|1泊2日モデルコース・日帰りできる?行き方と費用を実体験で解説
→ 詳しくはシンガポール→マラッカをバスで国境越え|所要時間・注意点・快適すぎた移動を徹底レポ(マラッカ観光・ホテルレポートも)/マラッカ最終日|食べ歩きとJonker 88、バスでクアラルンプールへ移動したリアル体験記

クアラルンプール:2泊3日

ペトロナスツインタワー・バトゥ洞窟・チャイナタウン・イスラム美術館・River of Life……と、2泊でも全部は回りきれないくらい見どころが多かったです。LRTとGrabを使えば市内の移動はかなり快適です。

📍 主要スポットの行き方:
ペトロナスツインタワー=LRT KLCC駅直結|Googleマップで見る
チャイナタウン(ペタリン通り)=LRT Pasar Seni(パサール・スニ)駅から徒歩数分|Googleマップで見る
イスラム美術館(Islamic Arts Museum Malaysia)=国立モスクの隣。Masjid Jamek駅・KLセントラル駅から徒歩圏|Googleマップで見る
River of Life(川沿いエリア)=LRT Masjid Jamek駅のすぐそば|Googleマップで見る

マレーシア・クアラルンプールのペトロナスツインタワー
ペトロナスツインタワー

バトゥ洞窟の272段の階段はきつかったですが、登り切った景色は確かに価値がありました。暑い+段差が高め+サルがうろうろという三重苦は覚悟しておいてください。

入口にそびえる黄金のムルガン神像は高さ約42.7m。272段のカラフルな階段は2018年にレインボーカラーへ塗り替えられたもので、写真映えスポットとしても人気です。

行き方は、クアラルンプール駅・KLセントラル駅からKTMコミューター(近郊電車)のBatu Caves行きで終点まで約30〜40分、運賃はKLセントラル駅からRM2.60(約100円)とされています。ただし2026年は工事でKTMの運行スケジュールが変わっているので、行く前に最新の時刻表を確認してください。Googleマップで見る

バトゥ洞窟はヒンドゥー教の聖地なので、肩と膝が隠れる服装が基本です。ショートパンツやミニスカートなど露出の多い服装だと、入口付近で腰巻き布を借りるか買う必要があるようです(RM5〜10=約200〜390円程度とされています)。

マレーシア・クアラルンプールのバトゥ洞窟の階段
バトゥ洞窟の階段

観光スポットの多さでは、4都市の中でクアラルンプールがトップでした。KLは専用のまとめ記事もあります→クアラルンプール観光完全ガイド|2泊3日モデルコース・何泊必要か・おすすめスポットを実体験で解説

香港:2泊3日

澳洲牛奶公司のミルクティー、モンスターマンション、泰昌餅家のエッグタルト、添好運の点心、ビクトリアピーク、スターフェリー……と2日間で詰め込めるだけ詰め込みました。

📍 主要スポットの行き方:
澳洲牛奶公司(佐敦店)=MTR佐敦(Jordan)駅C2出口から徒歩約2分|Googleマップで見る
モンスターマンション(益昌大廈)=MTR鰂魚涌(Quarry Bay)駅から徒歩圏|Googleマップで見る
泰昌餅家(中環本店)=MTR中環(Central)駅から徒歩圏|Googleマップで見る
添好運(點心專賣店・IFC店)=MTR香港駅直結|Googleマップで見る
ビクトリアピーク=私は中環から15番バスで山頂へ(ピークトラムでも行けます)|Googleマップで見る
スターフェリー乗り場=中環/尖沙咀の両埠頭|Googleマップで見る

香港・モンスターマンション
モンスターマンション

シンフォニー・オブ・ライツは正直「思ってたよりは…」という感じでしたが、その夜のスターフェリーからの夜景と、道案内してくれたタクシーのおじさんとのやり取りは今でも鮮明に覚えています。

香港の夜景
香港の夜景

夜景とグルメを楽しむなら、満足度が一番高かったのは香港でした。ミルクティーやエッグタルト、点心を食べ歩きながら、坂道やレトロなビル街を歩くだけで楽しい。「食」と「街の空気」を味わいたい人に向いています。

香港の交通系カード、オクトパスカードについては、私は空港で返金される通常版を探し回ったものの、空港では売っていませんでした。いまはMTRもエアポートエクスプレスもバスもタッチ決済のカードで同額で乗れるので、オクトパスにこだわらなくても大丈夫です。詳しくは→香港空港でオクトパスカードは買える?買える場所・種類と通常版が買えない理由【初日の実体験】

香港は専用のまとめ記事もあります→香港旅行初心者ガイド|2泊3日モデルコース・空港アクセス・オクトパス・グルメを実体験で解説

パッケージツアー・現地ツアーを使うなら

旅の計画を立てるとき、「ツアーで行くとするとどのくらいの金額かな」と思って大手旅行会社のサイトを調べました。ところが、シンガポール・マレーシア・香港の3カ国を通しで回るパッケージツアーは、私が2026年7月に調べた限りでは見つけられませんでした(探し方が下手なだけかもしれませんが…)。2026年9月に改めて調べると、「シンガポール+マレーシア」の2カ国周遊ツアーは多く、「シンガポール+香港」の2カ国周遊ツアーもありました。今回のような3カ国4都市をつなぐルートは、自分で組むのが基本になりそうです。

個人手配は少し不安でしたが、実際にやってみると航空券とバスを予約するだけなので、個人手配でも難易度は高くありませんでした。自分のペースで動けるし、バスで国境を越えるという体験も、ツアーではできないことです。とはいえ「やっぱり全部自分で手配するのは不安…」という方は、国ごとの添乗員同行ツアーや2カ国周遊ツアーを組み合わせるという手もあります。

→ シンガポールの添乗員同行ツアーを見る(JTB旅物語)
→ マレーシアの添乗員同行ツアーを見る(JTB旅物語)
→ 香港・マカオの添乗員同行ツアーを見る(JTB旅物語)
→ シンガポールのツアーを見る(日本旅行)
→ マレーシア旅行のツアー・クーポンを見る(日本旅行)
→ 香港のツアーを見る(日本旅行)

個人手配で回る場合も、不安な区間や行きにくい場所は現地ツアー・送迎を使うのがおすすめです。個人で回るより金額は上がる場合もありますが、そのぶん移動や段取りの手間と時間を節約できます。

限られた日程のなかで充実した旅にするために、現地ツアーの利用や事前チケット手配をうまく取り入れてみてください。

こんなとき予約先
陸路国境越えが不安シンガポール→マラッカの専用車送迎(GetYourGuide)
マラッカに泊まらずKLから日帰りしたいKL発マラッカ日帰りツアー(GetYourGuide)
バトゥ洞窟に送迎付きで行きたいバトゥ洞窟半日ツアー(GetYourGuide)
早朝・深夜着で空港からホテルまで直行したい空港送迎(Trip.com)

ほかのツアーも都市ごとにまとめて見たい方はこちら(GetYourGuideは種類が豊富で価格を見比べやすいです)。
→ シンガポールのツアーを見る → マラッカのツアーを見る
→ クアラルンプールのツアーを見る → 香港のツアーを見る

「予約サイトがいろいろあって、結局どれを使えばいいの?」という方は→海外旅行の現地ツアー予約サイトおすすめ比較|英語が苦手な初心者向けにタイプ別で解説

通信・お金・ラウンジの準備

通信:3カ国まとめて使えるものを1つ

私はたまたま普段からahamoを使っているので、そのまま持って行きました。シンガポール・マレーシア・香港のどこでも追加料金なし(月30GBまで)で使えて、国をまたぐたびにSIMを差し替える手間もなし。上海の乗り継ぎ中もそのまま使えました。マレーシアでのGrabやGoogleマップのナビも、通信が安定していたので問題なく使えました。

ahamo以外なら、1枚で複数国に対応した海外eSIMが周遊向きです。「設定は苦手、受け取って電源を入れるだけがいい」という方には、端末を借りるWiFiレンタルが安心です。
→ 海外eSIMを探す(Airalo/アプリで完結・複数国対応プランあり)
→ 海外WiFiをレンタルする(グローバルWiFi/受け取って電源オンだけ)

通信手段の選び方で悩んでいる方は→海外旅行の通信手段5つを比較|格安SIMユーザーが損しない選び方

お金:カード払い中心+足りない分だけ現地で引き出し

私が利用した都市部のホテル・飲食店・交通では、VISAのカードが使える場面が多く、屋台やローカル食堂など現金が必要なところだけ現金で払いました。現金が必要な分は、各都市のATMでエポスカードの海外キャッシングを使って引き出しました。私が使っているエポスカードは永年年会費無料で海外旅行保険付き(旅行代金をエポスカードで支払うと適用される利用付帯)でおすすめです。キャッシングのやり方は→エポスカードの海外キャッシングガイド

ラウンジ:プライオリティパスは年5回の無料枠で足りた

楽天プレミアムカードに付帯するプライオリティパスで、上海・浦東(VIP Lounge 135B)、シンガポール・チャンギ(到着後にChangi Loungeで朝食)、klia2(Sky Suite Airport Lounge)、香港(KYRA Lounge)の4カ所のラウンジに入りました。長時間の乗り継ぎや、早朝着・出発前の待ち時間が、ラウンジがあるだけで全然違います。

💳 楽天プレミアムカードのプライオリティパス(2026年9月時点)

2025年1月以降、無料で使えるのは年5回まで(6回目以降は1回US$35)。今回の周遊で使ったのは4回なので、無料枠に収まりました。会員証はスマホアプリのデジタル会員証(QRコード)に変わっていて、物理カードは2025年2月頃で使えなくなっています。出発前にアプリのダウンロードと会員登録を済ませておくと、ラウンジの受付であわてずにすみます。

エポスカード・楽天プレミアムカード2枚の使い分けは→海外旅行のクレジットカードはこの2枚でOK|エポスカード×楽天プレミアムカード実体験レビュー

現地の交通カード

マレーシアではTouch ‘n Go(TNG)カードがLRT・MRTやバスで使えます(日本のSuicaに相当)。私はKLIAエクスプレスもTNGで払いました。香港はオクトパスカードがありますが、上に書いたとおり今はタッチ決済のカードでも同額で乗れます。シンガポールは専用カードを買わなくても、タッチ決済のカードでそのままMRTに乗れました。

出発前に知っておきたい基本情報(ベストシーズン・時差・電源・通貨)

ベストシーズン(旅行に向いている時期)

3カ国とも常夏〜温暖な気候で、基本的には通年で旅行できますが、目安としては次のようにされています。

  • シンガポール:ほぼ通年OK。都市型観光が中心で、雨季(おおむね11〜2月)でもスコールが短時間で止むことが多く、観光への影響は限定的とされています。
  • マレーシア(クアラルンプール・西海岸側):雨の少ない4〜9月ごろが動きやすいとされています。モンスーンの影響が出やすいのは11〜3月ごろ。
  • 香港:一般に、涼しく乾いた10〜12月ごろが過ごしやすいとされています。夏(6〜9月ごろ)は高温多湿で、台風シーズンにもあたります。

私が回ったのは10月でしたが、暑さはあるものの雨で困る場面はほとんどありませんでした(KLでは大雨にあった夜もありましたが、駅直結のショッピングモールで雨宿りできました)。3カ国をまたぐので「全部完璧な気候」は難しいですが、どこも屋内施設が充実しているので、多少雨が降っても楽しめます。

時差

シンガポール・マレーシア・香港は3カ国とも日本より1時間遅いだけです(日本が12時なら現地は11時)。時差ボケの心配はほぼなくラクでした。

電源・コンセント(3カ国共通でBFタイプ)

うれしいことに、シンガポール・マレーシア・香港は3カ国とも同じ「BF(G)タイプ」のコンセントです。イギリス式の角ばった3つ穴で、日本のプラグはそのままでは挿さりません。宿によっては日本のプラグがそのまま挿せる「マルチタイプのコンセント」になっている場所もありますが、念のため変換プラグを1つ持っていけば、3つの国・地域すべてで使い回せるので安心です。電圧は220〜240V(日本は100V)ですが、スマホ・カメラ・ノートPCの充電器はたいてい「100-240V」対応なので、変圧器は不要なことがほとんど(充電器の表記を確認しておくと安心)。ドライヤーなど日本専用の高出力家電だけ注意してください。

持ち物の詳細は→海外旅行の持ち物ガイド|実体験で厳選した必須アイテムと不要だったもの

通貨(3カ国とも別通貨)

コンセントは共通でしたが、通貨は3カ国それぞれ別なので注意です。周遊中に「余った通貨を次の国で使う」ということはできません。両替やATM引き出しは、各国で必要な分だけにするのがムダがありません。

国・地域通貨(記号)旅行時のレート(カード明細)主な決済手段
シンガポールシンガポールドル(S$/SGD)S$1=約122円カード決済がほぼどこでも使える
マレーシアリンギット(RM/MYR)RM1=約37.5円カード+Touch ‘n Go等。屋台は現金も
香港香港ドル(HK$/HKD)HK$1=約20円タッチ決済・オクトパス+カード。ローカル店は現金も
2025年10月の旅行時のカード明細の換算レート。両替・引き出し前に最新のレートを確認してください

このルートで失敗したこと・気をつけたいこと

正直に、今回の旅でうまくいかなかった点も残しておきます。

  • 香港空港で通常版のオクトパスカードが買えなかった:ネットの情報では空港で買えるという話が多かったので全く心配していませんでしたが、通常版のオクトパスカードは空港では売っていませんでした。ネットの情報がいつでも100%正しいとは限らない、と実感した瞬間でした。タッチ決済のクレジットカードがあれば市内までは困りません。
  • シンガポールのホテル代が想定より高かった:1泊12,242円は、他都市(マラッカ4,177円など)と比べるとかなり割高。もう少し早めに予約していれば安く抑えられた可能性があります。
  • シンガポールで夜にビールが買えなかった:ホテル1階のセブンイレブンでビールを選んでいたら店員さんに止められました。シンガポールでは22:30〜翌7:00は小売店での持ち帰り用のお酒の販売が禁止されています。詳しくは→シンガポール1日観光モデルコース|マリーナベイ・ガーデンズバイザベイ・夜景まで詰め込んだ1日
  • マラッカ→KLのバスを買い直した:事前に予約していた便より早く出発したくなり、当日もう1枚買いました。私は平日に当日購入で乗れましたが、週末・祝日や乗りたい便が決まっている場合は事前予約が安心です。
  • バトゥ洞窟の帰りの電車がなかなか来なかった:KTMは本数が少なめなので、待ち時間が長いときはGrabに切り替えるのが正解でした。

よくある質問

Q. 7泊8日でシンガポール・マレーシア・香港の3カ国は回れますか?

回れます。私はホテル6泊+機中泊1泊で、シンガポール1泊・マラッカ1泊・クアラルンプール2泊・香港2泊の配分でした。ただし移動日が多いので、ゆっくりしたい方は9泊10日以上がおすすめです。

Q. シンガポール・マレーシア周遊の費用はいくらかかりましたか?

香港まで含めた7泊8日で、交通+宿泊が93,270円、カード明細などに残っている現地支出を足すと約13.3万円でした。香港を抜いたシンガポール+マレーシアだけなら、私の行程で交通+宿泊が約5.2万円(+帰りの航空券代)の計算です。

Q. シンガポールとマレーシア、何泊ずつがいいですか?

私は1泊(シンガポール)+3泊(マラッカ1・KL2)でした。物価の高いシンガポールを短めに、見どころの多いKLを厚めにする配分は、費用を抑えたい方にも向いています。

Q. 英語ができなくても大丈夫ですか?

私は大丈夫でした。私自身、英語はほぼ話せません。「英語が話せないと海外旅行は無理」と思われる方もいますが、現代の旅はGoogle翻訳とGoogleマップという神アプリがあります。移動・注文・宿のチェックインなどはほぼ問題なくこなせました。シンガポール・マレーシア・香港は基本的にはジェスチャーと私の拙いカタコト英語だけで問題ありませんでした。ただ、ホテルやバスのチェックイン、入国審査などで確認されることはあるので、翻訳アプリはすぐ使える状態にしておくと安心です。

Q. 初心者・海外ひとり旅に不慣れでも、本当に複数国を回れますか?

できます。私自身が「人見知り・ビビリ・海外ひとり旅に不慣れ」なタイプですが、それでも問題なく国境を越えて回ることができました。ポイントは3つだけです。1つ目は、マレーシアの「MDAC」やシンガポールの「SGアライバルカード」といった入国登録を出発前に済ませておくこと。2つ目は、現地に着いた瞬間から使える通信環境を確保しておくこと。3つ目は、国境越えや空港での移動時、難しく考えずに「周りの人たちの流れ」についていくことです。この3点さえ押さえておけば、初めての国境越えや複数国の周遊でも、思っているよりずっとハードルは低いです。

Q. 各国のビザは必要ですか?

日本のパスポートなら、3カ国とも観光目的の短期滞在はビザ不要です(2026年9月時点)。ただしシンガポールは「SGアライバルカード」、マレーシアは「MDAC」の事前オンライン登録が必要です。どちらも無料なので、料金を請求する偽サイトに注意してください。香港は事前登録不要です。詳しくは上の「入国手続きとビザ」の表をご覧ください。

Q. パッケージツアーと個人手配、どちらがいいですか?

3カ国を通しで回るツアーは私が調べた限り見つからなかったので、このルートなら個人手配が基本です。実際にやってみると、航空券とバスを予約するだけで難易度は高くありませんでした。不安な方は、国ごとのツアーや2カ国周遊ツアーを組み合わせるか、国境越えだけ専用車送迎を使うのもひとつの方法です。

Q. 現金はどのくらい持っていけばいいですか?

基本的にカード払いとATMキャッシングで十分でした。シンガポール・香港はカード決済が広く普及しています。マレーシアはローカルな屋台では現金が必要な場面もあります。香港では、ローカル食堂や通常版オクトパスの購入で現金を使いました。各都市のATMで必要な分だけ引き出すスタイルが一番ムダがありません。

Q. 荷物は預け荷物なし(機内持ち込みだけ)でも行けますか?

行けます。私は今回、機内持ち込みサイズのバックパック1つで全行程を乗り切りました。バスや電車移動が多い周遊旅行では、大きい荷物はむしろ邪魔になります。LCCの預け荷物代も節約できるので、身軽に回りたい人には機内持ち込みだけの周遊をおすすめします。持ち込みの重さの上限は航空会社ごとに違うので、予約時に確認してください。持ち物の絞り方は→海外旅行の持ち物ガイド|実体験で厳選した必須アイテムと不要だったもの

Q. 治安はどうでしたか?

あくまで私が回った範囲での実感ですが、シンガポール・香港は夜でも比較的歩きやすく、不安を感じる場面はほとんどありませんでした。マレーシアも観光エリアは問題なかったものの、人通りの少ない場所やスリには一般的な海外旅行同様の注意が必要だと感じました。どの国でも、貴重品の管理と夜間の一人歩きだけは気をつけておくと安心です。

この旅に向いている人・向いていない人

私自身は「人見知り・ビビリ・海外ひとり旅に不慣れ」な人間ですが、それでも問題なく回れました。こんな方には特に参考になると思います。

  • 複数国を効率よく回りたい
  • 陸路国境越えを一度体験してみたい
  • 東南アジアと香港を一度の旅で組み合わせたい
  • LCCとバスを使ってなるべく費用を抑えたい

自分でルートを組む手間はありますが、個人手配の難易度は思っているよりずっと低いです。逆に「のんびり1都市を深く楽しみたい」という旅のスタイルには向いていません。7泊8日で4都市はそれなりに移動が多いので、1都市に絞るか、日数を増やすのがおすすめです。

場所一覧

この記事で紹介した主要スポットと移動の拠点をまとめました。当日のナビ代わりにも使ってください。

都市スポット最寄り駅・アクセスGoogleマップ
シンガポールQueen Street Bus Terminalマラッカ行きバスの出発地見る
アラブストリートBugis MRT駅から徒歩圏見る
マリーナベイ・サンズ/スペクトラBayfront MRT駅直結見る
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイBayfront MRT駅から徒歩圏見る
マーライオン公園Raffles Place MRT駅から徒歩圏見る
ウッドランズ・チェックポイントシンガポール側の出国審査見る
マラッカマラッカタワー(Menara Taming Sari)オランダ広場から徒歩圏見る
マラッカ・リバークルーズ乗り場オランダ広場から徒歩圏見る
Jonker 88ジョンカー通り(鶏場街)沿い見る
マラッカ・セントラルKL行きバスの発着地見る
クアラルンプールTBS(Terminal Bersepadu Selatan)マラッカからのバスの到着地。LRTと直結見る
ペトロナスツインタワーLRT KLCC駅直結見る
バトゥ洞窟KTM Batu Caves駅すぐ見る
チャイナタウン(ペタリン通り)LRT Pasar Seni駅から徒歩数分見る
イスラム美術館Masjid Jamek駅・KLセントラル駅から徒歩圏見る
KLセントラル駅KLIAエクスプレスの発着駅見る
香港澳洲牛奶公司(佐敦店)MTR佐敦駅C2出口から徒歩約2分見る
モンスターマンション(益昌大廈)MTR鰂魚涌駅から徒歩圏見る
泰昌餅家(中環本店)MTR中環駅から徒歩圏見る
添好運(點心專賣店・IFC店)MTR香港駅直結見る
ビクトリアピーク中環から15番バスまたはピークトラム見る
スターフェリー乗り場中環/尖沙咀の両埠頭見る

各都市の個別記事

各都市の詳細はそれぞれの記事にまとめています。

シンガポール
→ 那覇→上海経由でシンガポールへ|中国東方航空の乗り継ぎ・浦東空港ラウンジと早朝チャンギ到着記
→ シンガポール1日観光モデルコース|マリーナベイ・ガーデンズバイザベイ・夜景まで詰め込んだ1日

マラッカ・クアラルンプール(マレーシア)
→ シンガポール→マラッカをバスで国境越え|所要時間・注意点・快適すぎた移動を徹底レポ
→ マラッカ最終日|食べ歩きとJonker 88、バスでクアラルンプールへ移動したリアル体験記
→ マラッカ観光ガイド|1泊2日モデルコース・日帰りできる?行き方と費用を実体験で解説
→ 【クアラルンプール1日目】ペトロナスツインタワー夜景とレイクシンフォニー|KLCCの夜とナシレマ
→ 【クアラルンプール2日目】バトゥ洞窟272段とチャイナタウン散策|カヤトースト・エッグタルト・River of Lifeの夜
→ クアラルンプール最終日|KLIAエクスプレス・ラウンジ活用&エアアジア座席指定を無料にするコツ
→ クアラルンプール観光完全ガイド|2泊3日モデルコース・何泊必要か・おすすめスポットを実体験で解説

香港
→ 香港空港でオクトパスカードは買える?買える場所・種類と通常版が買えない理由【初日の実体験】
→ ビクトリアピーク→シンフォニー・オブ・ライツは間に合う?夕景から20時の実録【香港2日目】
→ 香港旅行初心者ガイド|2泊3日モデルコース・空港アクセス・オクトパス・グルメを実体験で解説

参考にした情報(2026年9月確認)

公式情報
・シンガポール入国管理庁(ICA):SG Arrival Card
・マレーシア政府観光局:入出国情報(ビザ・MDAC)
・香港入境事務処:ビザ要件
・SimplyGo:海外発行カードの手数料(FAQ)
・KTM Berhad:KTMコミューター
・KLIA Ekspres:運賃
・MTR:Tickets and Fares
・香港国際空港:T2 Departure
・楽天カード:プライオリティ・パスのサービス変更について
補足・参考
・地球の歩き方:シンガポールの入国情報(ビザなし滞在日数)
・各日の体験記(料金・時刻は2025年10月の旅行時のカード明細・予約記録)
※この記事は網羅的な公式ガイドではなく、実際に7泊8日で3カ国4都市を回った私なりのまとめです。制度や料金は公式サイトで裏取りしていますが、最終確認は各公式情報でお願いします。


この旅が気になった方は、各都市の記事でより詳しいルート・費用・失敗談も紹介しています。ぜひあわせて読んでみてください。

「不安だったけど行ってよかった」——それがこの旅のすべてです。

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