※この記事はAndroidスマホを基準に書いています。iPhoneの場合は画面や設定方法が異なる場合があります。
エジプト旅行を15日間ひとりで回って、「これは入れておいてよかった」と思ったアプリをまとめました。はじめてのエジプト旅行・一人旅で「現地で困りたくない」という人向けに、実際に使った経験をベースに正直に書いています。
なお、全旅程は15日間ですが、移動日やドバイ・バンコクでの滞在を除くと、エジプト国内での滞在は実質10日間になります。
エジプトは公共交通機関が観光客にはやや使いづらく、タクシー移動や現地との直接連絡が前提になる場面が多い国です。日本や他の国と比べても「アプリの有無」で旅の快適さがかなり変わります。

とりあえずこれだけ入れておけ
- WhatsApp:ホテル・ガイド・ドライバーとの連絡に必須。エジプトではLINE感覚で使われています
- Uber:タクシーの料金交渉をゼロにできる。ぼったくり回避の最強ツール
- Googleマップ:オフラインでも使える。電波が不安定な場所でも現在地を確認できる
- Google翻訳:カメラをかざすだけでアラビア語のメニューや看板を日本語に変換できる
この4つは現地到着前にインストール必須です。特にWhatsAppとUberは、ないとかなり不便な場面が多いです。
配車アプリ|Uber・Careem
カイロとギザでの移動は、Uber一択です。15日間で15回以上は使ったと思います。
流しのタクシーでも移動はできますが、乗るたびに料金交渉が発生します。Uberならアプリ上で行き先と金額が確定するので、交渉ゼロで乗れます。これがかなりストレス軽減になりました。
たまに、ドライバーからアプリ内チャットで連絡が来ることがあります。英語でのやり取りになりますが、実際には長文を打つことはほとんどなく、短いメッセージ+現在地共有や写真送信でやり取りが完結することが多かったです。以下の定型文を覚えておくだけで十分対応できます。
| 場面 | 英語 |
|---|---|
| 今ここにいます | I’m here. |
| 入口どこですか? | Which entrance? |
| この場所で合ってますか? | Is this the right place? |
| この建物の前にいます | I’m in front of this building. |
| 写真送ります | I’ll send you a photo. |
| ちょっと遅れます | Sorry, I’m a bit late. |
待ち合わせ場所がわかりにくい時は、その場所の目印となる看板などの写真を撮ってWhatsAppのチャットで「I’m here(私はここにいます)」と写真と一緒に送ったりしました。言葉より写真のほうが早く伝わることも多いです。
また、ピックアップ場所がアプリの地図とズレていることもあります。アプリの地図だけを見ていると見つけられないことがあるので、周囲の目印も一緒に確認しておくと安心です。
エリアによってはUberがマッチングしないこともあります。私の場合、アスワンでUberを呼ぼうとしたところ全くマッチングしませんでした。そこで予備として入れていたCareemを試しましたが、こちらも正直ほとんどマッチングしませんでした。結局その日は移動するのを諦めました。
Careemは中東・北アフリカ圏ではUberより普及しているエリアもあるとされていますが、「地域によっては使えるかもしれない」くらいの認識で、過度な期待はしないほうがいいです。Uberの予備として念のため入れておく程度に考えておくのがおすすめです。
カイロ市内 → Uberがほぼ確実に使える
地方都市・観光地エリア → マッチングしない場合あり。Careemも予備で入れておく
地方都市では配車アプリに頼りすぎないほうが無難です。アスワンやルクソールでは、前日にホテルのスタッフにタクシーを手配してもらうか、ツアーを事前予約しておくのが現実的です。
なお、アスワンやルクソールなど地方都市では、配車アプリが使えないエリアも多く、現地ツアーで移動をまとめてしまうのが結果的に楽なことも多いです。フィラエ神殿やアブシンベル神殿など、個人で行こうとすると交通手段に悩む観光地もツアーなら一気に解決します。個人での移動が不安な人はツアーが一番楽です。
→ エジプトの現地ツアーを探してみる(GetYourGuide)
導入・設定メモ
UberもCareemも日本にいるうちにアカウント登録とクレジットカードの紐付けを済ませておくのがおすすめです。現地でゼロから設定しようとすると、SMS認証などで手間取ることがあります。
連絡手段|WhatsApp
エジプトでは、ホテルや送迎ドライバー、現地ツアーのガイドとの連絡はほぼWhatsApp経由でした。
「何かあればWhatsAppで」という文化が完全に定着していて、日本でいうLINEのような感覚です。ホテルに依頼していた空港無料送迎のやり取りも全部これで済みました。
よく使った定型文をまとめておきます。コピペしてそのまま使えます。
| 場面 | 英語 |
|---|---|
| 空港送迎のドライバーはどこですか? | Where is the airport pickup driver? |
| 到着が遅れます | My arrival will be delayed. |
| 明日の集合時間を教えてください | What time is the meeting tomorrow? |
導入・設定メモ
WhatsAppは日本の電話番号で登録できます。出発前にやっておくべきことは3つです。
- アプリをインストールして電話番号登録を完了させる
- 名前を設定しておく(ドライバーやホテルが「この人だ」と判断しやすくなります)
- 連絡先を事前に登録しておく(現地ツアーの予約確認メールにWhatsApp番号が記載されていることが多いです)
地図・情報収集|Googleマップ
旅行中、最も起動回数が多かったアプリです。カイロの路地から観光地間の移動まで、とにかくしょっちゅう使いました。
地図としての用途はもちろんですが、観光地の営業時間確認や口コミチェックにも重宝しました。現地の観光地は公式サイトが充実していないこともあるので、Googleマップの口コミが実態に近い情報源になることが多かったです。
エジプトは場所によって電波が不安定なこともあります。オフラインマップを事前にダウンロードしておくと、通信が切れた場面でも現在地確認ができるので安心です。
もうひとつ地味に便利だったのが、行きたいスポットの事前保存です。「☆(スター)」や「リスト」機能を使って行く予定の観光地・レストランをあらかじめ保存しておくと、現地でいちいち検索し直さなくて済みます。旅程を組む段階でどんどん保存しておくのがおすすめです。
また、UberやタクシーのドライバーにGoogleマップの画面をそのまま見せて行き先を伝えることもできます。言葉が通じない場面でもgoogleマップで目的地を見せると意図が伝わることが多く、地味ですがかなり使えます。
導入・設定メモ
オフラインマップのダウンロード手順は以下の通りです。
- Googleマップを開いてプロフィールアイコンをタップ
- 「オフラインマップ」→「自分の地図を選択」
- ダウンロードしたいエリアを指定して保存
カイロ・ルクソール・アスワンなど、行く予定のエリアを出発前にそれぞれダウンロードしておくと安心です。
ただし、Googleマップに記載されている営業時間と実際の営業時間が異なる場合もありました。観光地の営業時間は公式サイトで確認したり、余裕のあるスケジュールを組むことをおすすめします。
→ 営業時間が違った実例はこちら
調べもの・翻訳|Google Chrome・Google翻訳
現地での調べものはGoogle Chromeをメインに使いました。観光地の情報から入場料の確認まで、とにかく多用しました。
Chromeにはページをまるごと翻訳する機能があります。英語しか対応していない観光地の公式サイトやチケット購入ページを日本語で確認したいときに便利です。egymonuments.com(ピラミッド等のオンラインチケット購入サイト)など英語のみのサイトで特に役立ちました。
Google翻訳のカメラ翻訳機能は、メニューや看板をその場でカメラに向けるだけで日本語に変換してくれます。アラビア語だらけのローカルレストランでも、これがあれば何とかなります。完璧な翻訳ではないことも多いですが、「だいたい何が書いてあるか」がわかるだけで十分です。
導入・設定メモ
Google翻訳は事前にアラビア語のオフラインパックをダウンロードしておくことをおすすめします。通信が不安定な場面でも翻訳が使えるようになります。
- Google翻訳を開いて「言語のダウンロード」からアラビア語を選択
- ダウンロード完了後はオフラインでも翻訳可能に
通信環境|ahamo
今回の旅行ではahamoをそのまま使いました。海外91カ国・地域で追加料金なしで使えるので、現地SIMへの差し替えや設定変更が不要で楽でした。日本で使っているスマホをそのまま海外でも使えるイメージです。
エジプトもahamo対応エリアに含まれています。通信速度は場所によってムラがありましたが、地図・配車アプリ・WhatsAppを使う分には概ね問題ありませんでした。
注意点が2つあります。
⚠️ 注意①:データ容量は国内と合算
ahamoの海外利用は月間30GBが上限で、国内での利用分と合算されます。国内で20GB使ってから渡航した場合、海外では残り10GBしか使えません。動画の視聴やクラウドへの写真の自動アップロードはデータを大量に消費するので注意が必要です。⚠️ 注意②:15日を超えると速度制限
海外で最初にデータ通信を使った日から15日を超えると、通信速度が大幅に制限されます。帰国まで解除されないので、15日以上の滞在になる場合はeSIMや現地SIMの併用を検討してください。
エジプトでは現地SIMカードやeSIMを使う方法もあります。
| 手段 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| ahamo(海外ローミング) | 設定不要・到着後すぐ使える | 月30GB上限(国内利用と合算)・15日制限あり |
| 現地SIM | 料金が安いとされている | 空港や店舗での購入・設定が必要 |
| eSIM | 日本で事前購入できる | 対応端末が必要 |
「設定の手間を減らしたい」「到着後すぐに使いたい」という場合は、ahamoのような海外ローミング対応プランが一番楽だと感じました。手間を減らしたい人にはかなりおすすめです。
旅行全体にかかった通信費を含む費用の内訳は、こちらの記事にまとめています。
→ 【エジプト旅行費用まとめ】15日間ひとり旅の総額30万円のリアルな内訳を全公開
チケット購入|egymonuments.com
ギザの三大ピラミッドをはじめとするエジプトの観光地チケットをオンラインで事前購入できる、エジプト観光省の公式サイトです。厳密にはアプリではなくウェブサイトですが、現地での手間を減らせる意味で紹介しておきます。
egymonuments.com(ピラミッド等のオンラインチケット購入サイト)
当日窓口に並ばずに済むメリットがあります。ただし購入方法や対応状況は変わることがあるため、渡航前に確認することをおすすめします。
スマホのブラウザからホーム画面にショートカットを追加しておくと、アプリ感覚でサッと開けて便利です。Chromeの場合は「メニュー→ホーム画面に追加」で設定できます。
→ ギザのピラミッド観光完全ガイド|入場料・チケット・回り方・早朝がおすすめな理由
充電まわり|モバイルバッテリー・変換プラグ
アプリではありませんが、スマホを使い続けるうえで欠かせない話なので触れておきます。
モバイルバッテリーは持っていきましたが、正直あまり出番がありませんでした。ホテルに戻るたびに充電できていたので、日中で使い切るほど消耗することもなく。ただ「ないと不安」という精神的な保険としては持っていてよかったです。観光地をめちゃくちゃ歩き回ったり、終日ツアーに参加する日は念のため持ち歩くと安心です。
変換プラグはエジプトで必要です。エジプトのコンセントはCタイプ(丸い二股の差し込み口)が主流で、日本のプラグはそのままでは使えません。現地のホテルによっては変換済みのアダプターが備え付けられていることもありましたが、自分で持っていくほうが確実です。複数の国を回る予定がある場合は、マルチ変換プラグを1つ持っておくと使い回せて便利です。
通貨換算はGoogleで十分
専用アプリは特に入れませんでしたが、Googleの検索窓に「100EGP 円」と入力するだけでリアルタイムのレートで換算してくれます。買い物中にサッと確認したい場面で重宝しました。わざわざ通貨換算アプリを用意しなくても、これで十分対応できます。
持ち物全体のリストはこちらにまとめています。
→ エジプト旅行の持ち物ガイド|一人旅で後悔したリアルな必須リスト
出発前チェックリスト
最後に、出発前にやっておくべきことをまとめます。これだけ済ませておけば現地でアプリ関係のトラブルはほぼ防げます。
インストール・登録
- WhatsApp:電話番号登録・プロフィール設定まで完了させる
- Uber:アカウント登録・クレジットカード紐付けまで完了させる
- Careem:同上(Uberの予備として)
- Googleマップ:インストール済みならそのままでOK
- Google翻訳:インストール済みならそのままでOK
- Google Chrome:インストール済みならそのままでOK
ダウンロード・設定
- Googleマップ:行く予定エリアのオフラインマップをダウンロード
- Googleマップ:行きたいスポットをスターやリストで事前に保存しておく
- Google翻訳:アラビア語のオフラインパックをダウンロード
通信
- ahamoユーザーは月間データ残量を確認しておく
- 渡航日から帰国日まで15日以内かを確認しておく
オフラインでも使える?
- Googleマップ:オフライン可(事前ダウンロード必須)
- Google翻訳:オフライン可(アラビア語パックのダウンロード必須)
- WhatsApp:通信必須
- Uber / Careem:通信必須
エジプトでは場所によって通信が不安定になることがあります。オフラインで使える機能は事前に設定しておくと安心です。
結論|これだけ入れておけばOK
| アプリ | 用途 | 優先度 |
|---|---|---|
| ホテル・ドライバー・ガイドとの連絡 | 必須 | |
| Uber | カイロ・ギザでの配車 | 必須 |
| Googleマップ | 地図・オフラインナビ・スポット保存 | 必須 |
| Google翻訳 | メニュー・看板のカメラ翻訳 | 必須 |
| Careem | Uberが使えない場合の予備 | あると安心 |
| Google Chrome | 英語サイトの翻訳・チケット購入 | あると安心 |
まずはこの4〜6つを入れておけば、エジプト旅行で困る場面はかなり減ります。CareemはUberの予備として、余裕があれば入れておくと安心です。
旅全体の準備については、以下の記事もあわせてどうぞ。
→ エジプト旅行の基本情報まとめ|気候・服装・ビザ・通貨・注意点を徹底解説
→ エジプト旅行の持ち物ガイド|一人旅で後悔したリアルな必須リスト
→ エジプトひとり旅15日間の全記録|不安だった私が、行ってよかったと思うまで
旅の準備としてもうひとつ。トランジットで空港ラウンジを使いたい場合は、楽天プレミアムカードが便利です。世界中の空港ラウンジが使い放題になる「プライオリティパス」が付帯しており、長時間トランジットの待ち時間をかなり快適に過ごせます。私自身、バンコクやドバイのトランジットで重宝しました。→ プライオリティパスでラウンジを使った体験記はこちら
また、エジプトでは現地ATMでのキャッシングが必要な場面もあります。海外キャッシングにはエポスカードが使いやすく、スマホの「エポスNet」アプリからいつでもどこでもネットバンキング経由で繰り上げ返済ができるので、利息を最小限に抑えられます。現地にいながらサッと返済できるのは地味に助かりました。
「やっぱりツアーで安心して行きたい」という方は、大手旅行会社のパッケージツアーを検討してみてください。添乗員・ガイド付きで、はじめてのエジプト旅行でも安心です。


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