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【エジプト旅行㉞】ギザ到着!ピラミッズ・ビュー・インとピラミッドが見える贅沢な夜
ギザ滞在2日目。この日がいよいよ、今回のエジプト旅行で最も楽しみにしていた「ピラミッド観光」の本番です。
📋 この記事でわかること
ピラミッド内部って実際きついの?という疑問にまず答えておきます。
結論:体力・閉所に大きな不安がなければ、ぜひ体験すべき。一生に一度の価値あり。
所要時間:内部のみで約20〜30分(混雑状況により変動)
きつさ:★★★★☆(かなりしんどい)
こんな人向け:遺跡好き・一生に一度の体験をしたい人
こんな人は慎重に:閉所恐怖症・暑さに弱い・体力に不安がある人
混雑:★★★☆☆(時間帯で大きく変動。早朝ほど空いている)
黄金色に染まる、奇跡の夜明け
少し早めに目が覚めた私は、期待に胸を膨らませながら部屋のカーテンを開けました。カーテンの隙間から差し込んできたのは、柔らかくもどこか神々しいオレンジ色の光。窓の外に目をやると、そこには朝日に照らされ、黄金色に輝き始めた巨大なピラミッドがそびえ立っていました。

「……今、自分はピラミッドが見える宿に泊まっているんだ。」
改めてその圧倒的な存在感を目の当たりにし、一人静かに感動を噛み締めました。
世界一贅沢な朝食会場
身支度を整え、屋上のテラスへ向かいます。そこは朝食会場というより、まさに「ピラミッド特等席」でした。遮るものが何もない視界の先には、クフ王とカフラー王のピラミッド。その足元にはスフィンクスが静かに佇んでいます。

朝食も想像以上に充実していて、エジプトのパン「アエーシ」や豆料理「フール・ムダムス(そら豆を煮込んだエジプトの定番料理)」、フレッシュな果物などが並んでいました。何より、ピラミッドを目の前に食べるという体験そのものが最高のスパイスです。時折、屋上の猫が足元にやって来るのも、一人旅には嬉しいポイントでした。


いざ、ピラミッドエリアへ
朝食を済ませ、いよいよピラミッドエリアへ向かいます。時刻は午前7時45分ごろ。チケットは事前にオンラインで購入済みだったため、QRコードをスマホに表示してスムーズに入場できました。
💡 旅の重要ヒント:ピラミッドのチケットは「オンライン予約」一択!
ピラミッド観光を計画しているなら、チケットは事前に公式サイトからのオンライン購入を強くおすすめします。理由は3つあります。
① 貴重な「朝の時間」を無駄にしない
オンラインチケットを持っていれば、チケット売り場に並ばずに入場ゲートへ向かえます。特にクフ王ピラミッド内部は入場制限があるため、チケットは早い者勝ちになります。② 強引な勧誘をスマートにかわせる
チケット売り場周辺には強引なガイドや馬車・ラクダの客引きが少なくありません。また「チケットはこっちで買える」と声をかけてくる偽チケット業者も出没します。オンライン購入済みであれば、「I already have a ticket.(もう持ってるよ)」の一言で深追いを防ぐ強力なバリアになります。③ 支払いトラブルの心配がない
現地窓口ではカード端末が不調なこともあるそうです。事前に決済を済ませておけば、余計なやり取りに神経を使わずに済みます。ピラミッドのオンラインチケットはエジプト観光省公式サイト(egymonuments.com)から購入できます。
チケット手配からガイドまでまとめてお任せしたい方は、現地ツアーも便利です。
→ ギザのピラミッド発着ツアーを探す(GetYourGuide)
→ ギザ観光のアクティビティを探す(Trip.com)
→ギザ観光のツアーを探す(KKday)
→ギザ観光のアクティビティを探す(Klook)
私が購入したチケットの料金は以下の通りです(2024年11月時点・後日カード明細で確認)。
| チケット | 料金 |
|---|---|
| ピラミッドエリア入場料 | 700EGP |
| クフ王ピラミッド内部入場料 | 900EGP |
| 合計 | 1,600EGP(約5,188円) |
⚠️ カード明細には「E-FINANCE」と表示されます。
なお、料金はその後値上がりしており、2026年3月現在の確認ではエリア入場料は700EGPのままですが、クフ王ピラミッド内部入場料は1,500EGPに値上がりしていました。今後もさらなる値上がりが予想されますので、訪問前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
早朝ということもあり、観光客はまだ少なめ。静かな空気の中、ゆっくりと歩き始めます。

スフィンクスとピラミッドが、目の前に
歩みを進めるにつれて、スフィンクスが徐々に近づいてきます。テレビや本で何度も見てきた「あのスフィンクス」が、今まさに目の前にある——。その瞬間、時間が止まったような感覚になりました。何千年ものあいだ、この場所に在り続けてきた存在。その圧倒的なスケールと静けさに、言葉を失います。

さらに進むと、今度は巨大なピラミッドが視界いっぱいに迫ってきます。テレビで見ていた光景が、現実として目の前にある。それだけで、言葉にならない感覚に包まれました。

歴史に触れる、静かな時間
驚いたのは、ピラミッドを構成する石に実際に触れられることです。現在は保護のため登ることは禁止されていますが、最下段の石には手で触れることができます。数千年前に積み上げられた石の感触。ゴツゴツとした質感から、長い時間の重みが伝わってくるようでした。

一方で、一部には落書きのような跡も残っており、人類の遺産を守る意識の大切さも感じました。

また、早朝だったためか、入場直後は客引きに声をかけられることもなく静かに観光できました。しかし、時間が経つにつれて観光バスが次々と到着し、エリア全体が一気に活気づいて(騒がしくなって)いきます。改めて、早起きの大きなメリットを肌で実感した瞬間でした。
クフ王のピラミッドへ接近
人混みを避けながら、今回の目的地であるクフ王のピラミッドへ向かいます。入口はやや高い位置にあり、整備された足場を登っていきます。途中で振り返ると、眼下には観光エリアとバスの列、そしてギザの街並みが広がっていました。この高さだけでも、ピラミッドのスケールの大きさを実感できます。

ちょっとしたカルチャーギャップも
クフ王のピラミッド内部へ入場しようとした時のことです。受付でチケットのQRコードをスキャンしてもらっている最中、横からスッと前に出て通り抜けていこうとする人たちがいました。伝統的な服装を身にまとっていたので、おそらく現地の方だと思われます。
日本のように「きっちり列に並ぶ」という感覚とは少し違う場面もあるようです。空港のチェックインや観光地の入口でも、前の人との間に少しスペースが空くと自然とその隙間に入ってくる場面を何度か見かけました。悪気があるというよりは、「空いているスペースは使うもの」という感覚が日本よりもずっと強い印象です。最初は戸惑いましたが、これも一つの文化であり「こういうものなんだ」とあらかじめ受け止めておくことで、無用なストレスを感じずに過ごせました。これから行かれる方も、事前に知っておくだけで気持ちはかなり楽になるはずです。
ちなみに、私の横を通り抜けようとしたその人たちは、一旦はスキャン担当の係員に止められたものの、なぜかそのまま先にチケットをスキャンしてもらい、私より先に中へと入っていきました。
「郷に入っては郷に従え」とは言いますが、そのあまりに自由な振る舞いには、苦笑いするしかありませんでした。

想像以上に過酷な通路
入口から少し進むと、天井が低く中腰でしか進めない狭い通路に入ります。幅は約1m・高さは1.2〜1.3mほどしかなく、大人はほぼ中腰での移動が続きます。しかもこの通路は上る人と下りてくる人が同じ場所ですれ違う構造で、場所や人によっては肩がぶつかることもあるレベルの狭さです。空気もこもりやすく、じわじわと息苦しさを感じます。

そんな中、不運にも列の動きが突然止まってしまいました。前後を人で塞がれた状態で、中腰のまま立ち止まらなければなりません。
狭い通路で身動きが取れず、「もう無理」と思っても引き返すことすらできない状況。体感で数分ほどでしたが、閉所が得意ではない私にとってはかなりきつい時間でした。極度の閉所恐怖症の方はもちろん、狭い場所や暗い場所に不安がある方は、内部の見学を慎重に検討することをお勧めします。

しばらくすると、後方から「Go! Go!」と急かす声が響き始めました。その焦燥感に押されるように、前方にいた人たちが、立ち止まっている人を強引に追い越して進んでいきます。私も流れに乗って進むと、通路の途中で、座り込んで動けなくなっている年配の男性の姿が見えました。意識ははっきりしていて会話もできていたため、おそらく疲労による体力的な問題のように見受けられました。その男性に話しかけている男性が2人おり、計3名が狭い通路をふさいでいたため、上り下りともに一時的に動けない状態になっていました。内部の環境を考えると、体調に不安がある場合は無理をしない判断も大切です。
圧迫感の先にあった「大回廊」の衝撃
狭くて圧迫感のある通路を抜けた先にあったのは、それまでとはまったく別物の空間でした。目の前に現れたのは、高さ約8.6m・長さ約47mの「大回廊」と呼ばれる巨大な通路。あの窮屈な通路から一転して視界が一気に開けたことで、思わず「ここ、本当にピラミッドの中なのか?」と疑ってしまうほどのギャップに驚かされます。

🗺️ 内部はこう進む【ルート早わかり】
ステップ 場所 特徴 ① 入口(盗掘用の穴) 地上から約7mの高さ。ここから内部へ ② 狭い通路(最大の難所) 幅約1m・高さ1.2〜1.3m。中腰で進む。上り下り共用 ③ 大回廊 高さ約8.6m・長さ約47m。一気に視界が開ける ④ 王の間(ゴール) 広さ10.5m×5.2m・高さ5.8m。赤色花崗岩の石棺あり
ただ、その開放感に浸る間もなく、すぐに次の試練が待っていました。目の前に広がっていたのは想像以上に急な上り坂です。足元には木の板が敷かれているものの場所によっては滑りやすく、気を抜くと足を取られそうになる場面もありました。傾斜のある上りが続くため、徐々に体力は削られていきます。気づけば息も上がり、汗もじんわりとかいていました。
内部の暑さについては、11月に訪れたこともあり少し暑いと感じる程度で、想像していたほどの過酷さではありませんでした。ただ、空気がこもる構造上、真夏はかなり厳しい環境になると思います。換気がほぼない密閉空間で体を動かし続けることを考えると、夏季に訪れる場合は特に体調管理を万全にしておく必要がありそうです。季節によって体感の負担は大きく変わるため、訪れる時期は意外と重要なポイントです。
それでも足を止めて周囲を見渡してみると、巨大な石で構成されたこの空間のスケールに圧倒されます。「一体どうやって造ったのか」という純粋な疑問と驚きが込み上げてきました。
やがて、長い上りを抜けた先に「王の間」へと続く入口が見えてきました。
王の間へと続く入口はかなり狭いです。

王の間はどんな空間だったのか
長い上りを抜けた先にあったのが、ピラミッド内部の最深部ともいえる「王の間」です。広さは10.5m×5.2m・高さ5.8mで、それまでの狭い通路とはまったく異なる広がりのある空間でした。

赤色花崗岩が隙間なく積まれており装飾はなく、シンプルな石の空間ではあるものの、その分、空間そのもののスケールと静けさがより強く印象に残りました。中央には石棺が置かれており、かつての埋葬に使われていたとされています。

外から見上げていた巨大なピラミッドの「内部の最深部」に、今自分が立っている——。そう実感した瞬間、じわじわと達成感が込み上げてきました。
満足感に包まれながら来た道を戻りますが、帰り道も決して楽ではありませんでした。下りとはいえ傾斜はそれなりにあり、上ってくる人とのすれ違いもあります。時間が経っていたこともあり行きよりも人が増えていて、最後まで気が抜けませんでした。それでも、ピラミッドの外に出た瞬間の強烈な開放感は今でも忘れられません。

結論:ピラミッド内部は入るべきか?
実際に体験してみて、「クフ王ピラミッドの内部はきついのか?」という疑問にははっきり答えられます。きついのは本当です。でも、それ以上の価値があります。
| こんな人は入るべき | 慎重に検討すべき人 | |
|---|---|---|
| 体力 | 体力・体調に大きな不安がない | 体力に自信がない・体調不良 |
| 閉所 | 多少の狭さは平気 | 閉所恐怖症・圧迫感が苦手 |
| 動機 | 遺跡好き・一生に一度の体験をしたい | 外観だけで十分満足できる |
| 季節 | 秋〜冬(11月頃がベスト) | 真夏は内部の暑さがかなり厳しい |
「きつい」という口コミは事実ですが、それ以上に「ここでしかできない体験」であることは間違いありません。実際に自分の足で内部を歩き、数千年前に造られた空間の中に立つという体験は、外から眺めるだけでは決して味わえない特別なものです。保護や安全面の観点から、将来的に見学ルールが変わる可能性もあります。少しでも興味があるなら、「行けるうちに体験しておく」という選択に十分な価値があります。

持ち物・注意点まとめ(これだけは知っておきたい)
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| ① 水は必ず持っていく | 内部は空気がこもりやすく体力を消耗します。こまめな水分補給が必須です |
| ② 動きやすい服装&スニーカー必須 | 中腰で進む場面や傾斜のある通路があります。サンダルはNG・グリップの効いたスニーカー推奨 |
| ③ 荷物はできるだけ軽く | 通路が狭く大きな荷物はかなり邪魔になります。両手が空くスタイルで |
| ④ 体調が少しでも不安なら無理しない | 途中で引き返しづらい構造です。暑さ・閉所・人混みが重なるため無理は禁物 |
| ⑤ できるだけ早い時間帯に行く | 時間が遅くなるほど混雑が増します。早朝入場が圧倒的に快適です |
持ち物全般についてはエジプト旅行の持ち物ガイドにまとめています。出発前にあわせて確認しておくと安心です。
クフ王のピラミッド内部という、人生でなかなか経験できない場所を歩き切った達成感を胸に、再び地上へ。眩しい太陽と乾いた砂漠の空気が、あの圧迫感とは正反対の解放感を運んできました。正直かなりきつかったですが、それでも「来てよかった」と思える体験でした。

まだまだギザ観光は続きます。次は隣にそびえ立つカフラー王のピラミッドの近くまで歩いてみることにしました。
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