※この記事は連載「不安だらけのエジプトひとり旅」の第30話です。
前回の記事は↓
【エジプト旅行㉙】アスワンの宿選びで迷った話|ヌビアンスタイルのゲストハウスとナイル川の絶景
深夜3時15分、アラームで目を覚ましました。この日は、旅の最大目的のひとつだったアブ・シンベル神殿へ向かう日。しかし、この朝は予想外の展開から始まります。
この記事で分かること
・予約した送迎が来なかったときに、私が実際にやったこと
・当日の早朝にアブシンベルのツアーを5回申し込んだ結果
・フィラエ神殿の入場料・開館時間(2024年11月の現地看板+2026年9月時点の公式情報)
・宿の前でボートを500EGPまで交渉した実例
・送迎トラブルにあったときの返金の流れ
朝4時前のナイル川と、静かな出発準備
4時のお迎えに間に合うよう準備を整え、宿の外へ。朝4時前のナイル川は、驚くほど静かで、それでいてハッとするほど美しく輝いていました。

送迎車が宿の目の前まで来られるか分からなかったため、集落へ続く唯一の入り口まで移動し、3時50分にはスタンバイを完了。道中では商店の冷蔵庫が外に出しっぱなしになっているのを見て、「ここは治安がいいんだな」と感じるほど、その時の私はまだ余裕がありました。

来ない迎え、募る不安
しかし、約束の4時を過ぎても、車のライト一つ見えません。
「まさか、来ないの?」
1分、また1分と時間が過ぎるたびに、心臓の鼓動が早まります。
もしこの車が来なかったら、今回のエジプト旅行の柱として組んだスケジュールがすべて崩れてしまう。明日の朝にはカイロ行きの飛行機に乗らなければならず、チャンスは今日しかありません。
暗闇の中、少しでも遠くが見通せる場所まで歩いてみましたが、人の気配も車のエンジン音も全く聞こえてきませんでした。
連絡を取りたくても、予約時に確保できていた連絡手段はメールのみ。何度メールを送っても、返信は来ません。誰かに相談しようにも、ゲストハウスのスタッフが出てくる時間でもなく、私はただ立ち尽くすしかありませんでした。
暗闇の中での必死の悪あがき
到着予定時刻を15分過ぎた頃、胸の奥にじわじわと広がっていた不安は、次第に確信へと変わりつつありました。
「もう、来ないんじゃないか……」
最悪の結末が頭をよぎります。それでも、どうしても諦めきれません。
「4時以降に出発するツアーやバスは、本当にないのだろうか?」
「いっそ市街地まで出て、タクシーを捕まえてアブシンベルへ向かえないだろうか?」
そう考えたものの、そもそもこの時間にどうやって市街地へ出ればいいのかも分かりません。仮にタクシーが見つかったとしても、アブシンベル神殿までは約280km。車で片道3〜4時間程度かかる距離です。そんな長距離移動を突然引き受けてくれるのかも分かりませんし、足元を見られて高額な料金を請求される可能性もあります。
頭の中でいくつもの選択肢を思い浮かべましたが、どれも現実的とは思えませんでした。
そこで私はスマホを握りしめ、藁にもすがる思いで「今から申し込める今日のアブシンベル神殿ツアー」を必死に探し始めました。私の中ではアブ・シンベル神殿は、ギザのピラミッドや王家の谷と並ぶ、今回の旅で絶対に外せない場所だったからです。
エジプトまで来てアブ・シンベル神殿に行かないなんてありえないと思ってたし、アブ・シンベル神殿に行けないなら、わざわざアスワンまで来る必要もなかったのです。
繰り返される「予約不可」の通知
ついにAgodaで「午前9時出発」のツアーを見つけ、一縷の望みをかけて即座に申し込みました。しかし、届いた返信は無情なものでした。
『申し訳ありません。予約を確定できませんでした。』

諦めきれず、二度、三度と申し込みを繰り返します。結局、合計5回トライしましたが、結果はすべて同じ。
冷静になれば、4時間後に出発するツアーを当日の早朝に予約するのは、やはり無理があったのだと思います。しかし、その時の私は、それほどまでに必死で——それほどまでに、今回の旅で楽しみにしていた場所だったのです。
スマホ画面に並ぶ「予約不可」の文字を見つめながら、しばらく動けませんでした。
悔しいのか、悲しいのか、それすらもよく分からない感情が胸の奥でぐちゃぐちゃに混ざり合い、言葉になりません。
アスワンの夜が、静かに明けていこうとしていました。私はただ、力なく宿へと戻って行くしかありませんでした。
5時50分、ついに訪れた「諦め」
宿に戻ってからも、私はしばらくスマホを握りしめたままでした。アブ・シンベル神殿に行けないのなら、ここアスワンに来た意味がない——。そんなことを考えながら検索を続けていると、時刻は5時50分。外はすっかり明るくなっていました。
「……もう、無理だ。」
ようやく諦めがついた時、目に飛び込んできたのは、朝日を浴びてキラキラと輝くナイル川でした。その美しさに、少しだけ心が軽くなったのを覚えています。気分を紛らわすため、朝の空気の中、ナイル川沿いを散歩しながら今日の予定を立て直すことにしました。

フィラエ神殿(イシス神殿)への転換
当初の予定では、アブ・シンベルから戻った後に「時間が余れば行こう」と考えていたフィラエ神殿(イシス神殿)。皮肉にも時間はたっぷりあります。今日はここを目的地に据えることにしました。
💡 フィラエ神殿(イシス神殿)とは?
アスワン近郊、ナイル川に浮かぶ島に建つ女神イシスの神殿です。アスワン・ハイ・ダムの建設による水没から守るため、1960年から1980年にかけて行われたユネスコ主導の国際キャンペーンによって、神殿群は現在のアギルキア島へ移築されました(日本語のガイドでは、この島を「フィラエ島」と呼ぶこともあります)。神殿そのものの見どころは、次回の記事で詳しく紹介します。
ちなみに「アブ・シンベルとフィラエ神殿、結局どっちに行くべき?」と迷っている方のために、料金・感動・アクセスを比較した記事も書いています。アスワンでの行き先選びの参考にしてみてください。
→ アブシンベル vs フィラエ神殿 どちらに行くべき?料金・感動・アクセスを比較【アスワン観光】
アスワンでどこを回るか迷っている方は、こちらもどうぞ。
→ 【アスワン観光まとめ】アブシンベルの行き方・フィラエ神殿・宿選び・移動手段を解説
この神殿はナイル川に浮かぶ島にあるため、上陸するにはボートが不可欠。しかしこのボート交渉が「エジプト旅行・難関ポイント」のひとつです。往復の運賃に加え、見学中に島で待機してもらう時間も交渉しなければなりません。
ネットでは「かなり高い金額を提示された」という体験談も見かけていたので、正直、少し身構えていました。
船着場への行き方やボート料金の相場を体系的に知りたい方は、まとめ記事の方に整理してあります。この記事では、私が実際に交渉した「一人旅の実例」を書いていきます。
→ フィラエ神殿(イシス神殿)の行き方・アクセスまとめ|ボート交渉・料金・場所も解説【アスワン発】
Googleマップに載っていない「秘密の近道」
ボート乗り場まではどうやって行くのだろうと地図を確認すると、宿からボート乗り場は目と鼻の先。しかし道がないため、車なら5分・徒歩なら29分の大回りを強いられると表示されます。
「下見がてら、岸側から覗いてみよう」そう思って歩いてみると、小さな脇道を発見。
なんとそこには、ボート乗り場の裏側へ直結する近道がありました。

裏道を通り、そのままボート乗り場へと向かいました。
ちなみにこのボート乗り場、正式には「PHILAE TEMPLE ANCHORAGE(フィラエ神殿船着場)」という名前が門に掲げられています。アスワン市街地からは南へ約8〜10km、旧アスワン・ダムのすぐそばです。タクシーだと20分ほど、片道150〜200EGP程度が目安のようです(2026年時点の旅行情報より)。
📍 場所はこちら:フィラエ神殿船着場(Googleマップ)

まだ営業開始前でしたが、幸いにもオープン時間と入場料、そしてそこへ至るルートをしっかりと確認することができました。
そしてここで、地味だけどかなり大事な発見が。
グーグルマップではオープンは6時からとなっていましたが、現地の案内では7時からとなっていました(2024年11月時点)。もし6時に合わせて動いていたら、1時間ぼんやり待つことになっていたところです。
⚠️ エジプトの遺跡は、Googleマップの営業時間を信じすぎない
私が確認した2026年9月時点でも、エジプト観光考古省の公式チケットポータルでのフィラエ神殿の開門時間は7:00で、現地の看板と一致していました。Googleマップの営業時間はユーザー投稿で更新されることもあり、実際とズレている場合があります。早朝に動く予定なら、公式サイトか、前日に現地の看板で確認しておくと確実です。
事前の下調べという目的を果たした私は、一度宿へと戻ることにしました。

フィラエ神殿の入場料・開館時間(現地看板の実物情報)
せっかく看板をじっくり読める時間があったので、書いてあった内容をまとめておきます。
| 項目 | 2024年11月・現地看板 | 2026年9月・公式ポータル |
|---|---|---|
| 入場料(一般) | 550EGP | 550EGP |
| 入場料(学生) | 275EGP | 275EGP |
| テンプル・パノラマ(別券) | 一般200EGP/学生100EGP | 一般200EGP/学生100EGP |
| 開館時間 | 7:00〜17:00 (チケット売り場は16:00まで) | 7:00開門・最終入場15:00 |
| ボート代 | チケットに含まれない(別途交渉) | |
| スマホでの撮影 | 無料 | |
| 無料対象 | 6歳未満の子ども | |
💡 2026年9月時点の最新情報
エジプトは入場料の改定が頻繁ですが、フィラエ神殿については、公式チケットポータル(egymonuments.com)でも一般550EGP/学生275EGPと、私が訪れた2024年11月から据え置きでした。
ただし開館時間は要注意です。2024年11月の現地看板は「17:00まで(チケット売り場は16:00まで)」でしたが、2026年9月時点の公式ポータルでは最終入場15:00となっています。「17時までだから16時に行けばいい」と考えると入れない可能性があるので、午後に行くなら早めに動くのが安全です。
公式:Philae Temple|エジプト観光考古省 公式チケットポータル
また、フィラエ神殿では夜に「音と光のショー(Sound & Light)」も開催されています。以下は2024年11月に現地の掲示で確認した内容で、現在のスケジュールとは異なる可能性があります。
当時は19:00と20:00の2回制で、曜日ごとに言語が決まっていました(英語は月曜と金曜の19:00)。

そして掲示には「MIN 5 GUESTS(最少5名)」とも書かれていました。ひとり旅で行く場合、人数が集まらないと催行されないこともありそうです。ここもボート代は別途必要と明記されていたので、行くなら夜のボート交渉もセットで考えておく必要があります。
宿の前で始まったまさかのボート交渉
一度宿に戻り、オープン時間の朝7時を待って再出発。すると、歩き始めてすぐに地元の男性から声をかけられました。
「どこへ行くんだ?」
「イシス神殿だよ」
「俺の船で行かないか?」
まさか、ボート乗り場に着く前に交渉が始まるとは!宿の目の前、歩き始めて10秒ほどの場所でのことでした。
ネットの情報ではボートの相場はバラバラ。ボートは1隻貸し切りの料金なので、一人旅の私は圧倒的に不利な状況です。最初は案の定、高い価格(800~1,000EGPくらいだったと思います)を提示されます。
もちろん「それは高すぎる」と首を振り、歩き出そうとしたところで数字が動き始め、粘り強く交渉を続けました。その結果——
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最初の提示額 | 800~1,000EGPくらいだったと思います |
| 交渉成立価格 | 500EGP(約1,500円) |
| 含まれるもの | 往復運賃+神殿での1時間待機 |
| メリット | 乗り場まで歩く手間ゼロ。目の前のボートですぐ出発。帰りも宿の前で降りれる |
正直、理想は高くても400EGPくらいでした。それでも、ボート乗り場まで歩いてさらに別のボートと交渉する手間を考えれば、時間を買ったと思えばそこまで悪くない条件です。しかも降りる時も宿の前で降ろしてもらえます。
💡 私が実際に払った金額と、料金の考え方
私の実例:500EGP(往復+神殿での1時間待機+宿の前までの送り迎え・貸し切り・2024年11月)
フィラエ神殿行きのボート代は、公式サイトにも「チケットに含まれない」と明記されているとおり入場料とは別料金で、しかも定額の運賃はなく交渉制です。旅行情報では往復1隻あたり300〜500EGP程度という目安をよく見かけますが、これは公式料金ではなく、船の種類・乗る人数・待機時間・交渉次第で変わります。
ひとつだけ確実に押さえておきたいのは、この料金が「1人あたり」ではなく「1隻あたり」だということ。何人乗れるかは船によって異なりますが、グループなら割り勘で1人分は安くなり、ひとり旅だと丸ごと負担することになります。私の500EGPも、貸し切り+送り迎え込みの条件だったと考えると、単純な金額比較はあまり意味がないかもしれません。
💡 ボート交渉のポイント(一人旅の場合)
ボートは1隻単位の貸し切り料金なので、グループより一人旅は割高になります。たいていの場合、最初に提示される金額は高めに設定されているので、「高い」と感じたらまずは一度断るのが基本です。そこから本格的な交渉が始まります。
ボート乗り場まで行けば他の観光客とシェア(相乗り)したり、他のボートと料金を比べることもできるかもしれませんが、もし宿の目の前で交渉できるチャンスがあるなら、移動の手間を省くという視点で、利便性と価格を天秤にかけて判断するのもいいかもしれません。

貸し切りボートで「逆走」入場という珍道中
交渉成立後、すぐに出発です。ボートは私一人の完全貸し切り。一般的には、陸路でボート乗り場へ行き、船着場側で入場券を買ってからボートに乗る流れになります。しかし私の場合は宿の前で先にボートを確保してしまったため、「ボートに乗ってチケットを買いに行く」という、なんとも不思議な順番になってしまいました。
ボートが乗り場に到着すると、そこにはさらにシュールな光景が。水路から上陸した私は、本来の「入口」であるはずのゲートを中から外へと逆走し、チケット売り場の列に並び直すことに(笑)。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入場料 | 550EGP(後日カード明細で確認・1,776円)※2024年11月時点 |
| 支払い方法 | クレジットカードのみ(現金不可) |
チケット売り場の壁には、はっきりと「NO CASH/CARD ONLY」の掲示がありました。少なくとも私が訪れた2024年11月のフィラエ神殿では、現金は使えずカードのみ。
エジプトの観光地ではカード払いに対応する場所が増えていますが、一方でボート代・チップ・タクシーは現金以外ほぼ受け付けてもらえません。カードと現金の両方を用意しておくのが現実的です。実際この日も、入場料はカード、ボート代は現金という組み合わせでした。
私はエジプト全体を通じてエポスカードと楽天プレミアムカードの2枚体制で乗り切りました。エジプトの通貨・カード事情の全体像は、こちらの記事にもまとめています。
→ エジプト旅行の基本情報まとめ|気候・服装・ビザ・通貨・注意点を徹底解説
悔しさを抱えたまま、ナイルの風に吹かれて
チケットを手に、再び待たせておいたマイ・ボートへと戻ります。これでチケットもボートも準備万端。いよいよ「ナイルの真珠」と称されるフィラエ神殿(イシス神殿)へと向かいます。

正直なところ、アブ・シンベル神殿に行けなくなったことへの悔しさや喪失感が、すべて消えたわけではありません。暗闇の中で何度も予約を試みた、あの時の必死な思いを振り返ると、今でも胸が締め付けられるような気持ちになります。
アブシンベル神殿については、アブシンベル神殿の行き方まとめ記事で詳しく紹介しているので、これから計画を立てる方はぜひ参考にしてみてください。
けれど、いつまでも立ち止まっているわけにはいきません。朝日を浴びてキラキラと輝くナイル川を眺め、ボートのエンジン音を聞いていると、少しずつですが前を向こうという活力が湧いてきました。
思わぬハプニングから始まった、この「フィラエ神殿への冒険」。期待と少しの興奮、そして消えない悔しさを半分ずつ胸に抱えたまま、貸し切りボートはエンジン音とともに島を目指します。

同じトラブルを避けるための4つのコツ
ここまで読んでくださった方が、私と同じ思いをしないように——。今回の大失敗を振り返って、「次に予約するなら絶対こうする」と思った4つのコツをまとめておきます。
コツ①:数日前までに必ず予約する
私の場合、当日の早朝にAgodaやTrip.com等で送迎を検索して5回申し込みましたが、すべて予約できませんでした。アブ・シンベル行きは出発が朝4時前後と早いこともあり、当日手配に頼るのはおすすめしません。
コツ②:安さだけで選ばない・口コミ数のあるツアーを選ぶ
私はとにかく「安さ」で選んでしまったのが大きな反省点です。次に予約するなら、口コミ数がある程度多くて評価が安定しているツアーを選びます。レビューが少ないツアーは、信用度という面でどうしても不安が残るからです。
予約サイトごとの特徴やサポート体制の違いは、こちらの記事でタイプ別に比較しています。
→ 海外旅行の現地ツアー予約サイトおすすめ比較|英語が苦手な初心者向けにタイプ別で解説
コツ③:予約時に複数の連絡手段を確保しておく
予約しただけで安心せず、出発の前日までに必ず連絡を入れて、ピックアップ時間と場所の確認を取りましょう。私は前日にメールしましたが、結局返信はありませんでした。今思えば、この時点で動くべきだったんです。
そしてもう一つ大事なのが、メール以外の連絡手段(WhatsAppなど)も予約時に確保しておくこと。このツアー会社はメールしか連絡方法がなく、当日の早朝に「WhatsAppで確認できれば……」と思っても、どうすることもできませんでした。
✅ 早朝の送迎を予約したら、前日に確認しておきたいこと
・ピックアップの時間
・ピックアップの正確な場所(宿の前まで来られるのか)
・ドライバーまたは会社の電話番号
・WhatsAppなど、メール以外の連絡手段
・予約番号と、予約画面のスクリーンショット
・キャンセル期限と返金の条件
・宿の名前と部屋番号(先方に伝わっているか)
私はこのうち、メールアドレスしか持っていませんでした。ひとつでも他の連絡手段があれば、あの朝はもっと違う展開になっていたかもしれません。
コツ④:連絡が取れないツアー会社は早めに見切りをつけて他社に切り替える
事前連絡で反応がない時点で、そのツアーはキャンセルして別のツアー会社に切り替える勇気を持ちましょう。「もう予約しちゃったから」と粘らずに、損切りした方が結果的にダメージが小さくて済みます。私のように「当日の早朝に泣きながら検索」という悲劇は、本当に避けてほしいです。
送迎が来なかったとき、実際にやったこと
「もし自分が同じ目にあったらどうすればいいの?」という方のために、私が実際にやったことと、その結果を書いておきます。
① その場で証拠を残す
まずは、待っている場所と時間が分かる写真を撮っておくこと。私はたまたま夜明け前のナイル川を撮っていましたが、これがそのまま「指定の時間に、指定の場所にいた」という記録になりました。送ったメールも消さずに残しておきます。
② 予約サイトに自分から連絡する
ここが一番大事なところです。私はAgodaにメールで連絡し、自分から返金を申請しました。結果として、後日きちんと返金は受けられました。
返金の手続きや条件はサイトによっても状況によっても変わりますが、少なくとも私の場合は自分から連絡したことで話が進みました。「向こうが悪いんだから、そのうち戻ってくるだろう」と待っているより、早めに予約サイトへ連絡した方が確実だと思います。
③ 「返ってこないもの」があることも知っておく
ちなみに、後日Agodaから返金は受けられました。でも正直なところ、返金よりも「朝、迎えが来なかった」というショックの方が圧倒的に大きかったです。
お金は戻ってきても、暗闇の中で立ち尽くしていた時間も、5回申し込んでは断られた時間も、不安で押しつぶされそうだった気持ちも、落ち込んで動けなかった時間も、何ひとつ返ってきません。損害賠償請求したいくらいの気持ちでした(´;ω;`)
だからこそ、「返金があるから大丈夫」ではなく、そもそもトラブルを起こさない業者を選ぶことが一番の対策だと、心の底から思っています。
④ 代替プランに切り替える判断ライン
私は結果的に、5時50分まで粘ってから諦めました。今思えば、もっと早く「今日はアブシンベルは無理」と割り切って、その日にできることに頭を切り替えた方が、精神的にはずっと楽だったはずです。
アスワンには、フィラエ神殿のほかにも、当日でも行ける場所がいくつかあります。候補として頭に入れておくと切り替えが早くなります。
| 行き先 | 移動手段 | メモ |
|---|---|---|
| フィラエ神殿 | タクシー+ボート | 私が実際に切り替えた先。半日ほどで回れました |
| 未完成のオベリスク | 車・タクシー | 市街地から近い場所にあるようです |
| ヌビア博物館 | 車・タクシー | ヌビアの歴史と移住の記録を展示しているそうです |
| アスワン・ハイ・ダム | 車・タクシー | フィラエ神殿と組み合わせるツアーが多いようです |
※フィラエ神殿以外は私が訪問していないため、調べた範囲での情報です。所要時間は移動条件によって変わるので、実際に組む際は個別に確認してみてください。
行けなくなったものを追いかけるより、行けるものに切り替える。頭では分かっていても、これがなかなか難しいんですけどね。
💡 同じ思いをしたくない方へ
アスワン発のアブ・シンベル神殿ツアーは、複数のサイトから比較・予約できます。口コミ数や評価をしっかり確認した上で、出発の数日前までには予約しておくのが鉄則です。
▶ アスワン発アブシンベル日帰りツアーを見てみる(GetYourGuide/ホテル送迎付き・口コミ多数)
▶ アブシンベル神殿ツアーを見てみる(VELTRA/予約画面もサポートも日本語)
私のように「連絡が取れない」という事態が一番怖い方は、価格は少し高めでも、日本語でやり取りできるVELTRAのような選択肢を検討する価値はあると思います。
アブシンベル・フィラエ神殿でよくある疑問
Q. アブシンベルのツアーは当日でも取れる?
私が当日の早朝に5回申し込んで、すべて「予約不可」でした。出発が朝4時前後と早いツアーが多いこともあり、当日手配に頼るのはおすすめしません。私なら最低でも数日前、できれば1週間前までに予約します。
Q. 送迎が来なかったら返金される?
私の場合は、予約サイトに自分からメールで連絡して申請し、後日返金されました。返金の条件や手続きはサイトや状況によって変わるので、待つだけにせず早めに連絡すること、そして待機していた証拠(写真・送信済みメール・予約画面)を残しておくことが大事だと思います。
Q. フィラエ神殿は当日券で入れる?
私は当日、現地のチケット売り場で普通に購入できました。ただし支払いはカードのみで現金は使えません。公式チケットポータル(egymonuments.com)から事前にオンライン購入することもできるようです。ボート代はチケットに含まれないので、別途現金での交渉が必要になります。
今回訪れた場所一覧
| スポット名 | 場所 |
|---|---|
| フィラエ神殿船着場(Philae Temple Anchorage) | Googleマップで見る |
| フィラエ神殿(アギルキア島) | Googleマップで見る |
※入場料・開館時間・ボート料金は、2024年11月に現地で確認した内容に加え、記事更新時点(2026年9月)で確認できる公式情報をもとに追記しています。エジプトは料金や運用の改定が頻繁なため、訪問前に公式サイトでの再確認をおすすめします。
次の記事はこちら↓
【エジプト旅行㉛】フィラエ神殿(イシス神殿)|ナイル川に浮かぶ女神の聖域へ
アスワンのホテル探しはこちらから。
→ アスワンのホテルを探す(Trip.com)
アスワン・アブシンベルのまとめ記事はこちらの記事で紹介してます。
→ 【アスワン観光まとめ】アブシンベルの行き方・フィラエ神殿・宿選び・移動手段を解説


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