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【アスワン観光まとめ】アブシンベルの行き方・フィラエ神殿・宿選び・移動手段を解説

アスワン

エジプト南部に位置するアスワンは、ルクソールからさらに南へ約215km。ナイル川が美しく輝き、ヌビア文化の色鮮やかな街並みが広がる魅力的な都市です。

そしてこの街を訪れる最大の目的が、約270〜300km先の砂漠の果てに佇む「アブ・シンベル神殿」。

結論から言うと、アスワン観光は2日(1〜2泊)あるとかなり満足度が高いです。特にアブ・シンベル神殿は、エジプト旅行の中でも「ここだけは行ってよかった」と感じたレベルの圧倒的なスポット。ツアーの事前予約さえ済ませておけば、個人旅行者でも十分楽しめます。

この記事では、実体験をもとに
・アスワン観光のおすすめスポット
・アブシンベル神殿の行き方と料金
・必要日数と宿・移動手段の注意点(一人旅目線)
まで、初めてアスワンを訪れる方でも迷わないようにまとめて解説します。

美しいナイル川
ナイル川に浮かぶたくさんのボート

📌 この記事でわかること

  • アスワンのおすすめ観光スポット
  • アブシンベル神殿への行き方と料金
  • 何日あれば足りるか
  • 宿のエリア選びと移動手段の注意点(一人旅目線)

アスワンのおすすめ観光スポット

主要スポットを一覧でまとめると以下のとおりです(時間がない方はここだけでもOK)。

アブ・シンベル神殿

アブシンベル神殿
アブシンベル神殿正面

アスワン観光で絶対に外せない、むしろここに行かないと後悔するレベルなのがアブ・シンベル神殿です。

ラムセス2世が建てた巨大な岩窟神殿で、4体の巨像が正面に並ぶその姿は、写真で何度見ても実物を前にすると圧倒されます。アスワンから車で約3〜4時間の砂漠の道を越えた先にある、まさに「辿り着いた者だけが見られる」場所です。ダム建設による水没危機をきっかけに世界規模の保存運動が行われ、現在の「世界遺産」という仕組みが生まれるきっかけになった場所としても知られています。

アブシンベル神殿
左から二番目のラムセス2世の像はあえて崩れた状態のまま、ここに移転されたそうです

【エジプト旅行㉜】砂漠の検問所を越えて|ハマダさんの執念とアブ・シンベル神殿の感動

フィラエ神殿(イシス神殿)

ナイル川に浮かぶ島に建つ「ナイルの真珠」とも称される美しい神殿です。島への移動にはボートが必要で、その交渉がひとつの体験になります。古代エジプト最後の聖域とも呼ばれ、ここに刻まれたヒエログリフが歴史上最後のものとされています。

アブシンベルとフィラエ神殿のどちらに行くか迷っている方はこちらも参考に→アブシンベル vs フィラエ神殿 どちらに行くべき?料金・感動・アクセスを比較【アスワン観光】

フィラエ神殿(イシス神殿)
フィラエ神殿(イシス神殿)も移転された神殿です

【エジプト旅行㉛】フィラエ神殿(イシス神殿)|ナイル川に浮かぶ女神の聖域へ

未完成のオベリスク(切りかけのオベリスク)

採石場に放置された巨大な未完成のオベリスク。完成すれば長さ約42m・重量1,200トン近くに達し、古代エジプト最大のオベリスクになるはずだったとされています。途中で花崗岩にヒビが入り放棄されたことで、逆に当時の石工技術の痕跡がそのまま残る、世界でも珍しい遺跡です。タクシーを使えばアスワン市街から行けるスポットです。

今回はアブシンベルのトラブルで時間が取れず訪問できませんでした。次回の候補にしています。

アスワン・スーク(市場)

市街地に広がるスーク(市場)では、スパイスや香水瓶、ヌビア雑貨などが並んでいます。観光地価格の交渉が楽しめる場所でもあり、ルクソールとはまた違う雰囲気を感じられます。今回は移動トラブルで市街地まで行けませんでしたが、次回アスワンを訪れるなら歩いてみたい場所です。

スポット特徴所要時間の目安入場料
アブ・シンベル神殿圧倒的スケールの岩窟神殿。世界遺産誕生のきっかけとなった場所1〜2時間(往復移動含め1日がかり)765EGP(2024年11月時点)
フィラエ神殿(イシス神殿)ナイル川の島に建つ美しい神殿。ボート移動が必要1〜1.5時間550EGP(2024年11月時点・ボート代別途)
未完成のオベリスク採石場に残る世界最大級になるはずだった岩。古代の工法の痕跡が見られる30分〜1時間要確認(時期により変動)
アスワン・スークヌビア雑貨・スパイスが並ぶ市場自由無料

アスワン観光は何日必要?

日数別にまとめるとこんな感じです。

日数観光できる範囲向いている人
1日フィラエ神殿のみ、またはアブシンベルのみルクソールからの日帰りや短期乗り継ぎ
2日アブシンベル(1日目早朝)+フィラエ神殿・スーク(2日目)一般的なアスワン観光に最もおすすめの日数
3日以上未完成のオベリスク・ヌビア村・ナイルクルーズも余裕で楽しめるゆっくり滞在したい人・ナイルクルーズ利用者

私は今回2泊しましたが、アブシンベルのトラブルもあり正直かなり慌ただしい滞在でした。余裕を持つなら2〜3泊がおすすめです。

結論:迷ったら2日(1泊2日〜2泊)にしておけばまず失敗しません。

ネコさん
フィラエ神殿(イシス神殿)のネコさんたち。ひなたぼっこ

アスワン観光で実際にかかった費用

2024年11月時点の実体験をもとに、アスワン滞在中の主な費用をまとめます。レートは当時の実際のカード明細をもとにした参考値です。

項目金額(EGP)金額(円換算)
アブシンベル神殿 入場料765 EGP約2,471円
フィラエ神殿(イシス神殿)入場料550 EGP約1,776円
ボートチャーター代(往復+1時間待機)500 EGP約1,500円
ハマダさんのタクシー代(アブシンベル往復)4,000 EGP約12,000円
空港送迎(ハマダさん)400 EGP約1,200円
合計(把握分)6,215 EGP約18,947円

💡 アブシンベルへの個人チャーター代4,000EGPは、早朝のツアー送迎に乗り遅れたことによる緊急手配のため、通常より大幅に割高です。事前にツアー予約をしていれば、3,000〜5,000円程度に抑えられます。旅費全体の詳細はエジプト旅行費用まとめ記事で公開しています。

アブシンベル神殿への行き方と料金

アスワンからアブシンベルまでは約270〜300km、砂漠の一本道を車で約3〜4時間かかります。ローカルバスも1日1便ほど存在するそうですが本数が少ないので、ツアー利用が一般的です。

砂漠の道
砂漠の一直線の道をひたすら走ります

移動手段ごとの料金と特徴はこちらです。

移動手段料金目安特徴
乗り合いツアー(GetYourGuide・Trip.comなど)3,000〜5,000円程度最もポピュラー。早朝4時頃出発
チャーター車(個人手配)10,000〜15,000円程度自由度が高いが割高。交渉次第
飛行機(アスワン〜アブシンベル)高め時間を節約したい人向け

⚠️ 重要:アブシンベルへの道には検問所があります。通常のツアーや手配済みの車であれば問題ありませんが、当日の飛び込みチャーター交渉の場合は通行に時間がかかる場合があります。早めの手配を強くおすすめします。

▶ 日本から事前予約できるツアーはこちら(当日の現地交渉より手間なくスムーズです)
アスワン発アブシンベルツアーを探す(GetYourGuide)
アスワン発アブシンベルツアーを探す(Trip.com)
アスワン発アブシンベルツアーを探す(Klook)

アブシンベルの行き方についてさらに詳しくはこちら↓
アブシンベル神殿の行き方まとめ|ツアー・料金・注意点【アスワン発】

【エジプト旅行㉜】砂漠の検問所を越えて|ハマダさんの執念とアブ・シンベル神殿の感動

アスワンの宿・エリア選びのコツ

アスワンの宿選びは、大きく「市街地エリア」「郊外エリア」に分かれます。

市街地エリア郊外エリア
利便性◎ スーク・飲食店・タクシーが近い△ 周辺に何もない場合が多い
景色△ 普通◎ ナイル川の絶景が楽しめる
移動◎ タクシーが捕まえやすい✕ 配車アプリ不可・タクシーも少ない
おすすめな人観光を効率よくまわりたい人景色重視・ヌビア文化を体験したい人
ENDO MANDO
青い建物が私が宿泊したEndo Mando nubian guest house

私は郊外のゲストハウスに泊まりましたが、ナイル川の絶景は最高だった一方、配車アプリが全く使えず、実質「移動手段がない状態」になりかなり苦労しました。特に早朝発のアブシンベルツアーを利用する場合は、市街地エリアのほうが圧倒的に安心です。スークや飲食店を気軽に回りたい人にも、市街地エリアの宿をおすすめします。

アスワンのホテル探しはこちらから。
アスワンのホテルを探す(Trip.com)
アスワンのホテルを探す(Agoda)

【エジプト旅行㉙】アスワン到着|ヌビアンスタイルのゲストハウスとナイル川の絶景

アスワンの移動手段と注意点

① 配車アプリ(Uber・Careem)はほぼ使えない
カイロでは使えるUberもCareemも、アスワンではほとんどマッチングしません。移動手段はタクシーの手配(宿のオーナーに依頼するのが確実)か、徒歩が現実的です。

② フィラエ神殿はボート交渉が必須
フィラエ神殿へは島に渡るためのボート利用が必須ですが、ここで避けて通れないのがボートマンとのチャーター交渉です。

フィラエ神殿側のボート乗り場
フィラエ神殿側のボート乗り場です

料金は「1台あたり」で計算されるため、一人旅だとどうしても割高になりがち。2024年11月時点の実体験では、往復の送迎に観光中の待機時間を含めて、400〜600 EGP(約1,200円〜1,800円)程度がひとつの目安でした。

最初の提示額はほぼ確実に相場より高いです。この金額を念頭に置いて交渉してみてください。私の場合は交渉の末、500 EGP(約1,500円)でチャーターすることができました。
予算を抑えたい場合は、チケット売り場付近で他の個人旅行者に声をかけて、ボートをシェアする人もいるようです。……が、コミュ障の私には到底無理なミッション。おとなしく「おひとり様」でチャーターしました。

💡 ボート交渉のコツ
・支払いは必ず後払いで(前払いは厳禁)
前払いを要求された場合は、その時点で断ってOKです。
・「往復+待機〇時間込みでいくら?」と最初に確認する
「I’ll pay after.(支払いは後で)」とはっきり伝える

正しい英文法かどうかを気にする必要はありません。大切なのは、「支払いは後で」という意思を、お互いの共通認識としてしっかり確認しておくことです。

ボート交渉や行き方の詳細はこちら↓
フィラエ神殿(イシス神殿)の行き方・アクセスまとめ|ボート交渉・料金・場所も解説【アスワン発】

ボート交渉の体験記は↓
【エジプト旅行㉚】アブ・シンベル神殿に行けない!?送迎トラブルとイシス神殿への転換

③ 遺跡の入場料はクレジットカード払いのみ
アブシンベル・フィラエ神殿ともに現金不可・カード払いのみです。VISAまたはMastercardを必ず持参しましょう。

海外旅行用のカード選びについては、実際に使ったカードをこちらでまとめています。
海外旅行のクレジットカードはこの2枚でOK|エポスカード×楽天プレミアムカード実体験レビュー

④ アスワンでの通信手段
アスワンでもスマホは問題なく使えますが、現地SIMや海外データ通信の準備は出発前に済ませておくのが安心です。
海外旅行の通信手段5つを比較|格安SIMユーザーが損しない選び方

⑤ アブシンベル当日手配は非常にリスクが高い
アブシンベルへのツアーは事前予約が必須です。当日の飛び込みは割高になるだけでなく、検問所で時間を取られるリスクもあります。事前にオンラインで手配することを強くおすすめします。

▶ ツアーを事前予約する
GetYourGuideTrip.comKlook

アスワンへのアクセス

出発地移動手段所要時間の目安
カイロから飛行機約1時間20分
寝台列車約12〜14時間(夜行)
ルクソールからチャーター車(神殿立ち寄りあり)約8〜10時間(エドフ・コムオンボ経由)
ナイルクルーズ2〜4泊かけてナイル川を南下

ルクソールからアスワンへの移動方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
アスワン行き方まとめ|カイロ・ルクソールからのアクセス(飛行機・鉄道・バス比較)

まとめ

アスワンはルクソールとは違う、ゆったりとしたナイル川の風情とヌビア文化が魅力の街です。
そしてアブ・シンベル神殿は、エジプト旅行の中でも「ここを見ないで帰るのはもったいない!」と感じる場所のひとつ。
今の「世界遺産」という仕組みが生まれるきっかけになった聖地でもあるんです。

移動も遠くて大変ですし、時間もお金もかかります。それでも、行けるチャンスがあるなら「行った方がいい!」と心からおすすめしたい、すべてが報われるほどの圧倒的な光景がそこには待っています。

ヌビアンゲストハウス
ヌビアンゲストハウス ENDO MANDO

配車アプリが使えない・ボート交渉が必要・アブシンベルへの早朝移動など、ルクソールより「手間がかかる」面もあります。でもその手間のぶんだけ、たどり着いた時の感動も大きい——それがアスワンの旅の醍醐味だと思います。

これからアスワン旅行を計画している方は、アブシンベルのツアーだけでも先に押さえておくと安心です。

▶ ツアーを探す
GetYourGuideTrip.comKlook

アスワンひとり旅を計画している方の参考になれば嬉しいです。

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