PR

【エジプト旅行㉘】ナイル川を望む絶景と二重構造の不思議|コム・オンボ神殿

コム・オンボ神殿 アスワン
コム・オンボ神殿

※この記事は連載『不安だらけのエジプトひとり旅』の第㉘話です。
前回の記事は↓
【エジプト旅行㉗】2000年前の姿がそのまま?エドフ神殿(ホルス神殿)の保存状態に圧倒される

エドフ神殿を後にしたチャーター車は、さらに南へ。13:40頃、ナイル川のすぐ脇にそびえ立つコム・オンボ神殿に到着しました。

コム・オンボ神殿
コム・オンボ神殿正面

アスワンの北約46km、ナイル川のほとりに建つこの神殿は、エジプトでも珍しい構造を持つ遺跡として知られており、ルクソール〜アスワン間を車移動する途中に立ち寄る人が多いスポットです。

一方で、出口が少し分かりづらく、炎天下でかなり歩くことになった場面もありました。景色は素晴らしかったものの、一人旅目線で感じたことも含めて正直にレポートします。

なお、入場料・開館時間などの実用情報は、2026年9月2日にエジプト観光・考古省の公式サイトで確認したうえで掲載しています。以降の記述で「公式サイト」とあるのは、すべてこの確認によるものです。

この記事でわかること

  • コム・オンボ神殿の入場料・開館時間・最終入場(公式サイトで確認した最新情報)
  • 「二重構造」になっている理由と特徴、見逃したくないレリーフ3つ
  • ワニのミイラ博物館は別料金なのか問題
  • チャーター車・クルーズ・鉄道…行き方4パターンの比較
  • 私がやらかした「出口の罠」と、その回避方法

ちなみにルクソールからアスワンへの移動手段全般については、こちらの記事で詳しく比較しています。
→ 【ルクソール→アスワン移動】鉄道・クルーズ・チャーター車を比較

💡 【豆知識】「コム・オンボ」って何語?
「コム」はアラビア語で「塚・丘」を意味する言葉で、エジプトの遺跡名によく登場します。一方の「オンボ」は、古代エジプト語の「ヌブト(Nubt)」=「黄金の町」に由来するとされています(エジプト観光・考古省の公式サイトより)。
つまり直訳すると「黄金の町の丘」。なんだかロマンのある地名です。

エジプトでも珍しい「二重構造」の神殿

コム・オンボ神殿最大の特徴は、正面から向かって右側と左側で祀られている神が異なる「二重構造」になっていることです。

  • 右側(南側):豊穣と力の神、ワニの神「セベク」
  • 左側(北側):天空と王権をつかさどる神、ハヤブサの神「ハロエリス(大ホルス)」
コム・オンボ神殿 セベクとハロエリス
コム・オンボ神殿二重構造の説明

💡 エドフのホルスとは「異なる形態」のホルスです
左側のホルスは「ハロエリス(大ホルス/Horus the Elder)」と呼ばれ、エドフ神殿で祀られるホルスとは、同じホルスでも異なる形態として扱われています。エドフのホルスが「復讐者である王」なのに対し、ハロエリスは秩序や王権を守る年長の神として崇拝されていました。
さらに公式サイトによると、この神殿ではそれぞれの神が「家族単位」で祀られているのも特徴。セベクは妻ハトホル・息子コンスと、ハロエリスは妻「タ・セネト・ネフェレト(完璧なる伴侶)」・息子「パ・ネブ・タウイ(両国の主)」と一緒に祀られていたとされています。左右で家族ごと分かれている、と考えると分かりやすいかもしれません。

入口から奥の至聖所まで、通路・部屋・祭壇などが左右対称に造られており、まるで同じ神殿が2つ並んでいるような独特の構造はエジプトの神殿の中でもかなり珍しいものです。

なぜこんな珍しい構造になっているのかについては諸説ありますが、当時この地域ではワニ信仰(セベク)とハヤブサ信仰(ハロエリス)の両方が重要だったため、両方の神を同時に祀る形でこの神殿が建てられたと考えられています。「どっちも大事だから、両方とも祀ろう」という、なんとも実用的な発想ですね。

ちなみに、今見えている建物はプトレマイオス朝〜ローマ時代のものですが、公式サイトによるともっと古い新王国時代(紀元前1550〜1069年頃)にも、この場所にはすでに神殿が建っていたとされています。何度も建て替えられながら、ずっと聖地であり続けた場所ということですね。

古代文明の知恵が残るレリーフ

神殿の奥へ進むと、当時の高度な文明を物語るレリーフに出会えます。特に有名なのが、壁に刻まれた古代エジプトの医療器具と考えられているレリーフです。

メスやハサミ、ピンセットのようにも見える道具が並んで描かれており、見るたびに「これは本当に1,800年以上前のもの?」と思わず首を傾げてしまうレベルです。

コム・オンボ神殿の医療器具のレリーフ
古代エジプトの医療器具と考えられているレリーフ

このレリーフは神殿本体よりも後の時代のもので、エジプト観光・考古省の公式サイトによると、ローマ時代の紀元後2世紀に刻まれたものとされています。当時の医療がいかに洗練されていたかを示す場面だ、という説明です。

また、古代エジプトのカレンダーを示すレリーフもあります。古代エジプトでは、1年を365日に分け、洪水期・種まき期・収穫期の3つの季節で農作業や生活を管理していたとされており、その暦の概念がこの神殿の壁面からも読み取れます。

宗教だけでなく、医療や生活に関する知識が神殿に記録されている点も、古代エジプト文明の奥深さを感じさせるポイントでした。

コム・オンボ神殿カレンダー
こんな大昔からカレンダーの概念があったのが凄いですね

見逃しやすいレリーフ3つ(メモ用)

  1. 医療器具/神殿の外側の壁面にあります。ローマ時代の追加彫刻
  2. カレンダー/祭りの日付や儀式が列挙された暦の場面
  3. セベクとハロエリスが並ぶ場面/公式サイトによると、神殿の最奥中央に、両方の神がそれぞれの側に描かれた象徴的な場面があるそうです

正直、案内板が少ないので、何も知らずに歩くと全部素通りしてしまいます。ガイドなしで行く人ほど、この3つだけでも先に頭に入れておくと満足度が変わると思います。

ワニのミイラ博物館は別料金?(答え:チケット込みです)

神殿のすぐ隣にはワニのミイラ博物館(クロコダイル博物館)が併設されています。

ここは追加料金が必要なのか気になるところですが、エジプト観光・考古省の公式サイトには「コム・オンボ神殿とクロコダイル博物館の両方に入れる共通チケット」と明記されています。つまり、神殿のチケットを持っていればそのまま入れます。

コム・オンボ神殿敷地内にあるクロコダイル博物館
コム・オンボ神殿敷地内のクロコダイル博物館

古代エジプトではワニの神セベクへの信仰が盛んで、コム・オンボ周辺では多くのワニがミイラとして埋葬されていたとされています。神聖な動物として大切に葬られていたわけで、現代の感覚からするとなかなか不思議な光景です。

正直に言うと、クロコダイル博物館にはあまり興味が持てなかったので入りませんでした。

ただ、あとから公式サイトの説明を読んで「入っておけばよかったかも……」と少し思いました。というのも、展示内容がなかなか強烈だったからです。

クロコダイル博物館の展示(公式サイトの説明より)

  • 2012年に開館した比較的新しい博物館
  • メインホールにナイルワニのミイラを展示。最大のもので全長約4.3m、最小で約2m
  • ワニの胎児、目、金や象牙でできた歯のコレクションも
  • さまざまな大きさのセベク神像と、ワニを埋葬した墓の再現模型

※私は入っていないため、あくまで公式サイトの記載にもとづく紹介です。ワニのミイラが苦手な方はご注意を。

コム・オンボ神殿自体についても、個人的にはそれほど魅力を感じられなかったというのが本音です。訪れた時間帯の影響もあるかもしれませんが、観光客はかなり少なく、カルナック神殿やエドフ神殿と比べると落ち着いた雰囲気でした。

ナイル川を望むロケーション

コム・オンボ神殿のもう一つの魅力は、そのロケーションです。神殿はナイル川のすぐそばの高台に建てられており、境内からはゆったりと流れるナイル川を見渡すことができます。

コム・オンボ神殿からのナイル川
コム・オンボ神殿から眺めるナイル川

古代エジプトにとってナイル川は生活の中心であり、農業や交易、信仰のすべてがこの川と密接に関わっていました。神殿が川のすぐそばに建てられているのも、ナイルの恵みと深く関係していると言われています。遺跡そのものだけでなく、ナイル川と一体になった景色を楽しめるのもコム・オンボ神殿の魅力でした。

ちなみに、コム・オンボ神殿はルクソール〜アスワン間のナイル川クルーズではほぼ定番の立ち寄りスポットです。クルーズで来る場合は神殿のすぐ近くのナイル川沿いに着岸するので、川岸から短い距離で神殿にアクセスできるようです。

私のように陸路で来ると裏側の駐車場からのアプローチになるので、「クルーズ船で来る人の方が景色的にはお得かもしれない」と思いました。実際、訪問時もナイル川にはクルーズ船が停泊していました。

クルーズ船
クルーズ船

私は昼過ぎに訪れましたが、コム・オンボ神殿は夕暮れ時から夜にかけてライトアップされた姿も人気とのこと。クルーズ船は夕方〜夜にこの神殿に寄港する便も多く、ライトアップされた神殿が川面に映り込む幻想的な景色は写真映えするスポットとして知られています。

そして時間の面でも、コム・オンボ神殿は夜に強い遺跡です。公式サイトによると開館時間は毎日7:00〜21:00。エジプトの多くの遺跡が夕方17時頃に閉まるなかで、この遅さはかなり例外的です。時間に余裕がある方は、夕景・夜景を狙って訪れるのもアリかもしれません。

⚠️ ただし、チケットの最終入場は20:00です
公式のオンラインチケット販売サイト(egymonuments.com)のコム・オンボ神殿のページには、「7:00から/最終入場20:00」と案内されています。開館は21時までですが、入れるのは20時まで、ということですね。
夜のライトアップを狙う場合は、20時より前に到着するつもりで組むのが安全です。なお、ライトアップの実施状況は当日の運営やクルーズのスケジュールによって変わる可能性があるので、確実に見たい場合は現地で確認してみてください。

観光の注意点:出口の「罠」

今回の観光で一番の誤算だったのが、「出口のトラップ」です。

神殿を見終わったあと、入ってきた入り口の方へ戻ろうとしたのですが、道が見当たらず……。「あっちが出口かな?」とクロコダイル博物館の方へ流れるままに歩いていたら、そのまま外へ出てしまいました。

気づいたときにはチケット売り場とも駐車場とも離れた場所に出てしまい、炎天下の道路を歩いて車まで戻ることに。11月でも昼間のエジプトは日差しはかなり強く、地味に消耗しました。ここを訪れる際は、あらかじめ出口の場所を確認しておくのが正解かもしれません。

コムオンボ神殿出口
たぶんコムオンボ神殿からの出口を間違えた?待ち合わせ場所まで結構歩いた

💡 教訓:ドライバーとの合流場所は先に決めておく

チャーター車やタクシーで行く場合は、降ろされた場所=戻る場所とは限りません。「どこで待っているのか」を降りる前に確認しておくと、私みたいに炎天下を歩かずに済みます。

それでも迷ったときの最後の頼みはスマホです。グーグルマップで自分の現在地を確認できる状態にしておくと、迷ったときの大きな助けになります。逆に言うと、海外でスマホが繋がる状態になっていること自体がセーフティネット。エジプトは遺跡が広くて案内も少ないので、通信手段だけはケチらないほうがいいと思います。
→ 海外旅行の通信手段5つを比較|格安SIMユーザーが損しない選び方

コム・オンボ神殿への行き方【4パターン比較】

コム・オンボ神殿は「わざわざここだけを目指して行く」というより、ルクソール〜アスワン間を移動するときに、エドフ神殿とセットで立ち寄る人が多いスポットです。主な行き方は次の4つ。

行き方向いている人ポイント
①チャーター車(私はこれ)エドフとセットで回りたい人ルクソール〜アスワンの移動そのものが観光になる。自由度が高い
②ナイル川クルーズ景色重視・写真重視の人船着き場から直接アクセス。夕方〜夜の寄港便ならライトアップも狙える
③鉄道+タクシーとにかく安く行きたい人コム・オンボ駅から神殿まで数kmあり、駅で交渉が必要。上級者向け
④アスワン発の日帰りツアー英語が不安な人・効率重視の人送迎込みで迷う要素がほぼない。エドフとセットのプランが多い

①チャーター車(実際に使った方法)

私はルクソールからアスワンへ移動する日に車をチャーターし、その道中でエドフ神殿とコム・オンボ神殿に立ち寄りました。移動と観光を一度に済ませられるので、時間の効率はかなり良かったです。

料金や手配方法は、こちらの記事にまとめています。
→ 【ルクソール→アスワン移動】鉄道・クルーズ・チャーター車を比較

ちなみに公式サイトによると、神殿には車両用の駐車チケットが別途あり、乗用車・タクシーは25EGP、マイクロバスは50EGP、大型バスは100EGPとされています。チャーター車で行く場合、この分もドライバーが払うことになります。

②ナイル川クルーズ

ルクソール〜アスワン間の一般的なナイル川クルーズでは、エドフとコム・オンボを組み込んだ行程が多くあります。神殿の真下に着岸するため、「ナイル川から神殿を見上げる」という、陸路では味わえないアプローチができるのが最大の強み。

実際に私も、駐車場側から地味に歩いて入ったあとに川側の景色を見て「こっちから来たかったな……」と思いました。写真映えを重視するならクルーズ、スケジュールの自由度を重視するなら陸路、という住み分けだと思います。

③鉄道+タクシー(個人手配・上級者向け)

コム・オンボの町にはカイロ〜アスワン間の幹線鉄道の駅があり、アスワン方面から鉄道で来ることもできます。ただし駅から神殿までは徒歩圏とは言いにくい距離があり、タクシーやトゥクトゥクでの移動と価格交渉が必要とのこと。

ネット上の情報では運賃や駅からの距離の目安がいくつか出てきますが、情報源によって数字がバラバラで、かつ古いものが多いです。正確な相場は私も確認できていませんので、参考程度に考えてください。時間に余裕がない旅程なら、列車+現地での交通手段を組み合わせるより、チャーター車や送迎付きツアーのほうが計画は立てやすいと思います。

アスワンまでの移動手段全体については、こちらでまとめています。
→ アスワン行き方まとめ|カイロ・ルクソールからのアクセス(飛行機・鉄道・バス比較)

④送迎付きの現地ツアーを使う

「交渉が不安」「英語でやり取りする自信がない」という方には、最初から送迎込みのツアーを取ってしまうのが一番ラクです。この記事のルート(ルクソール発でエドフ+コム・オンボに寄りながらアスワンへ)とほぼ同じ内容のプランも売られています。

▶ ルクソール発 エドフ・コム・オンボ経由アスワン行きプライベートツアーを見る(GetYourGuide)
 …私が自分で車をチャーターしたのと、ほぼ同じ行程です。値段を比べる基準として見ておくと判断しやすいです。

▶ アスワン発のツアーを探す(Klook)
 …アスワンに着いてから「やっぱり行きたい」となった場合はこちら。

予約サイトごとの違い(日本語対応・キャンセル条件など)は、こちらで比較しています。
→ 海外旅行の現地ツアー予約サイトおすすめ比較|英語が苦手な初心者向けにタイプ別で解説

エドフ神殿とコム・オンボ神殿、どっちに行くべき?

ルクソール〜アスワン間でエドフとコム・オンボの両方に立ち寄れない場合、「どちらに行くべきか」と迷う方も多いかもしれません。両方訪れた私の正直な印象を比較すると、こんな感じです。

比較項目エドフ神殿コム・オンボ神殿
入場料550EGP450EGP
保存状態◎ ほぼ完璧に近い状態○ 良好だがエドフほどではない
神殿の迫力◎ 巨大な塔門が圧巻△ 標準的な規模
構造の珍しさ○ 古代神殿の完成形○ 二重構造の独特さ
景観○ 周辺は街中○ ナイル川を望む高台
ライトアップ△○ 夕景・夜景が有名
閉まる時間夕方まで21時まで(公式サイト)

個人的な感想としては、「神殿そのものの迫力や没入感を楽しむならエドフ神殿」「景観や独特な構造を楽しむならコム・オンボ神殿」という印象でした。どちらが優れているというより、楽しみどころが違うタイプの神殿という感じです。

入場料は公式料金表(2024年11月時点)でエドフ550EGP・コム・オンボ450EGPと、エドフのほうが100EGP高い設定です。
チャーター車プランなら両方とも回れるので、迷ったら両方行くのが結局一番おすすめです。強いて言うなら、片方しか行けないなら先にエドフ。ただし到着が夕方以降になりそうなら、その時間でも開いているコム・オンボのほうが確実です。

基本情報(2026年9月2日・公式サイトで確認)

項目内容
建設時期プトレマイオス6世時代(紀元前180〜145年頃)に確認できる最古の王名。装飾の大部分はプトレマイオス12世(紀元前80〜51年)の時代に完成し、ローマ時代まで増改築が続いた
祀られている神セベク(右/南側)・ハロエリス=大ホルス(左/北側)
場所アスワンの北約46km・ルクソールの南約167km
最終入場20:00(公式オンラインチケットサイト egymonuments.com)
開館時間毎日 7:00〜21:00(公式サイト)
入場料(外国人・大人)450EGP(公式サイト)/私が訪れた2024年11月時点も450EGP。カード明細では約1,450円でした
入場料(外国人・学生)225EGP(公式サイト/学生証の提示が必要)
ワニのミイラ博物館神殿チケットに込み(公式サイトに共通チケットである旨の記載あり)
駐車チケット乗用車・タクシー25EGP/マイクロバス50EGP/バス100EGP(公式サイト・公式料金表)
見学の所要時間約30〜60分程度(クロコダイル博物館込みなら1時間前後)※内訳は下の表を参照
支払い方法私が訪れた2024年11月時点はクレジットカードのみで、現金は使えませんでした(施設によって対応状況は異なります)
公式サイトエジプト観光・考古省 コム・オンボ神殿ページ/観光・考古省 公式料金表PDF(2024年11月5日版)

ちなみに、エジプト観光・考古省が公開している公式料金表PDF(2024年11月5日版)にも、コム・オンボ神殿は外国人大人450EGP・学生225EGP・7:00〜21:00と記載されています。私が訪れたのがまさにその2024年11月なので、訪問時と2026年9月現在の公式料金は同額ということになります。

エジプトは遺跡の値上げが激しい国で、ギザのクフ王のピラミッド内部などは900EGPから1,500EGPに上がっています。そのなかで据え置きのコム・オンボは、かなり良心的な部類だと思います。

とはいえ料金・開館時間は予告なく変わることがあるので、出発前に上記の公式サイトで最終確認するのがおすすめです。

また、円換算については為替次第で大きく変わります。推測ですが、2026年のレート(1EGP=3円前後)だと450EGPは日本円でおよそ1,350〜1,500円あたりになりそうです。

支払いはカード前提で準備を

エジプトの主要な観光施設の入場料の支払いは、クレジットカードのみの場所がほとんどです。エジプトに行く前に事前にクレジットカードは準備しておきましょう。私はエポスカードと楽天プレミアムカードの2枚使い分けでエジプト旅行を乗り切りました。

私が使っているエポスカードは年会費無料で海外旅行保険付き。ただし「持ってるだけ」では効かないので、空港までの電車かバス代をエポスで払うのだけ忘れずに(これだけで有効になります)。
なお「キャッシュレス診療」を使う場合は、受診前にエポスカード海外旅行保険事故受付センターへ連絡し、資格確認と提携病院の手配をしてもらう必要があります。

▶ エポスカードの詳細を見る(年会費無料)

→ 海外旅行のクレジットカードはこの2枚でOK|エポスカード×楽天プレミアムカード実体験レビュー
→ エポスカード海外キャッシング完全ガイド|ATMの使い方・現地通貨の選び方・繰り上げ返済まで解説

コム・オンボ神殿のよくある質問

Q. 見学の所要時間はどれくらい?

神殿だけなら30分〜1時間程度で十分見て回れます。規模がそこまで大きくないので、カルナック神殿のように「半日かかる」ということはありません。クロコダイル博物館も含めると1時間前後が目安です。

見たいものによって、だいたいこのくらいの幅になると思います。

見方目安
神殿をざっと歩く30分前後
レリーフを見ながら回る45〜60分
クロコダイル博物館も見る60分前後
ナイル川の景色を写真に撮る+15〜30分

私はチャーター車の途中に立ち寄る形だったので、そこまで長居はしていません。クルーズの寄港で来る場合は、船側のスケジュールに縛られる点も頭に入れておくとよさそうです。

Q. ワニのミイラ博物館は追加料金がかかる?

かかりません。公式サイトに、神殿と博物館の両方に入れる共通チケットである旨が明記されています。せっかくチケット代に含まれているので、興味がある方は寄っていったほうがお得です(私は寄りませんでした……)。

Q. 現金は必要?

私が訪れた2024年11月時点では、チケット売り場はクレジットカードのみで現金は使えませんでした。エジプトの観光施設はカード対応が増えていますが、対応状況は施設によって異なります。またトイレのチップなど細かい現金が必要になる場面はあるので、少額の現地通貨は持っておくと安心です。

Q. 最終入場は何時?

公式サイトの開館時間は7:00〜21:00ですが、公式のオンラインチケットサイト(egymonuments.com)には最終入場20:00と案内されています。夜に訪れる予定なら、20時より前に到着するつもりで計画したほうが安心です。

Q. 何時に行くのがベスト?

写真重視なら夕方以降がおすすめです。公式サイトによると21時まで開いているので、日没後のライトアップされた姿も狙えます。逆に私が行った昼過ぎは、人が少ない代わりに日差しがかなり強く、日陰も少ないので体力を削られました。夏場に昼間行く方は、帽子と水を忘れずに。

→ エジプト旅行の持ち物ガイド|一人旅で後悔したリアルな必須リスト

Q. エドフ神殿とセットで回れる?

回れます。というより、ルクソール〜アスワンを陸路移動するならセットで回るのが定番です。私もチャーター車でエドフ→コム・オンボ→アスワンという順に立ち寄りました。クルーズ船も同じ順路をたどることが多いです。

Q. ガイドは必要?

なくても入れますが、案内板が少ないので、医療器具のレリーフなどは知らないと見つけられないと思います。「見どころを3つだけ覚えてから行く」か「ガイド付きのツアーにする」か、どちらかにしておくと満足度が変わりそうです。

今回訪れた場所(マップリンク)

スポットメモ地図
コム・オンボ神殿二重構造の神殿。開館7:00〜21:00Googleマップで見る
クロコダイル博物館神殿の隣。神殿チケットで入場可Googleマップで見る
エドフ神殿(前回の記事)コム・オンボの北。セットで回るのが定番Googleマップで見る

まとめ:ナイル川の景色を楽しむ神殿

コムオンボ神殿からのナイル川
コムオンボ神殿からのナイル川は絶景でした

エドフ神殿と比べると、個人的な感動は少なめでした。二重構造の珍しさや医療器具のレリーフは興味深いのですが、圧倒的な没入感という点では及ばず。もし再訪するとしたら、個人的には優先度を下げると思います。

ただ、ナイル川を見下ろすロケーションは本物で、時間があれば風景だけでも楽しめる場所です。チャーター車で通り道に立ち寄るのであれば、短時間でサッと見るくらいがちょうどいいかもしれません。夕景・ライトアップを狙ってクルーズで訪れるなら、また違った印象を持てる神殿だと思います。

この記事のポイントまとめ

  • 入場料450EGP・開館7:00〜21:00・最終入場20:00(2026年9月2日に公式サイトで確認)
  • ワニのミイラ博物館は神殿チケットに込み
  • 21時まで開いているので、夕景・ライトアップ狙いもアリ
  • 見どころは「医療器具」「カレンダー」「セベクとハロエリス」の3レリーフ
  • 出口が分かりにくいので、ドライバーとの合流場所は先に決めておく

少し歩き疲れた足を車に乗せ、いよいよアスワンへと向かいます。

次の記事では、アスワンで宿泊した個性的なゲストハウスをご紹介します。
→ 【エジプト旅行㉙】アスワン到着|ヌビアンスタイルのゲストハウスとナイル川の絶景

アスワンの宿は、ナイル川沿いかどうかで景色がまったく変わります。私は川沿いのゲストハウスに泊まりました。宿泊先を探すときはぜひ立地もチェックしてみてください。
▶ アスワンのホテルを探す(Trip.com)
▶ アスワンのホテルを探す(Agoda)

また、アスワンから先はアブシンベル神殿やフィラエ神殿といった大物が控えています。日本語で完結する現地ツアーを探したい場合は、こちらが探しやすいです。
▶ エジプトの現地ツアーを探す(VeLTRA)


アスワン・アブシンベルのまとめ記事はこちらの記事で紹介してます。
→ 【アスワン観光まとめ】アブシンベルの行き方・フィラエ神殿・宿選び・移動手段を解説

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました