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【エジプト旅㉓】​世界最大級のカルナック神殿へ!134本の巨柱に圧倒されたルクソール東岸の旅

カルナック神殿 エジプト旅行
カルナック神殿

※この記事は連載「不安だらけのエジプトひとり旅」の第㉓話です。初めての方はエジプトひとり旅15日間の全記録から読むと流れがわかりやすいです。

前回の記事:【エジプト旅行㉒】ルクソール神殿観光|入場料・オベリスク・スフィンクス参道まで解説

地球の歩き方ドライバーとカルナック神殿へ

ルクソール神殿前で出会った”地球の歩き方ドライバー”のタクシーに乗り込み、次の目的地であるカルナック神殿へ向かいます。神殿までは車でおよそ10分ほど。ナイル川東岸に広がるこの一帯は、古代エジプトの宗教の中心地とも言える場所です。

そしてその中心にあるのが、今回訪れるカルナック神殿。なんと「古代世界最大級の宗教建築群」とも言われる巨大な神殿です。事前に写真では何度も見ていたはずなのに、実際に目の前に立ってみるとそのスケールは想像以上。思わず「でかっ……」と声が出るほどでした。

カルナック神殿はルクソール東岸を代表する観光スポットで、ルクソール神殿と並んで訪れる人が多い遺跡です。

カルナック神殿に到着

タクシーを降りて入口へ向かうと、まず目に飛び込んでくるのは広大な敷地と巨大な塔門。「神殿」という言葉から想像していたサイズを、いきなり軽く超えてきます。

カルナック神殿の歴史は非常に長く、最も古い部分は約4,000年前(中王国時代・紀元前2000年頃)までさかのぼると言われています。その後、歴代のファラオたちが次々と増築を重ねた結果、現在のような巨大な神殿都市が出来上がりました。

入口でチケットを購入。入場料は600エジプトポンド(後日カード明細で確認したところ日本円で1,921円)でした。

カルナック神殿料金表
前回のルクソール神殿に続き、こちらも6:00 am開館と書いてある。本当に6時から開くのかな……(笑)

💳 最近のエジプトの主要遺跡ではキャッシュレス化が進んでおり、チケットの支払いはクレジットカードのみ(現金不可)となっています。カードは必ず持参しましょう。
ちなみにカルナック神殿ではJCBのステッカーも貼られていたので、VISA・Mastercardに加えてJCBも使えるようです(2024年11月時点)。JCBがメインの方には嬉しいポイントですね。

ルクソール神殿へ続く「スフィンクス参道」

神殿前でまず出迎えてくれるのは、ずらりと並ぶスフィンクス像。ここは、ルクソール神殿まで続く「スフィンクス参道」の起点となる場所です。参道の全長は約2.7km。かつてはこの道の両側に、約1,200体のスフィンクス像が並んでいたとされています。

カルナック神殿のスフィンクス
一体一体顔が違いますね

古代エジプトでは「オペト祭」という重要な祭りの際、カルナック神殿に祀られていた主神アメンの神像が、この参道を通ってルクソール神殿まで運ばれていたと言われています。つまりこの参道は、神様が通る神聖なパレードルートとして使われていたのです。

カルナック神殿の参道
カルナック神殿のスフィンクス参道

圧倒的スケール、石の巨人の森「大列柱室」

カルナック神殿で最も有名なのが、巨大な柱が林立する「大列柱室」です。一歩足を踏み入れると、そこはまさに「石の巨人の森」。

カルナック神殿の大列柱室
圧巻です

134本の柱のうち、中央の2列にある12本は高さ約21メートル(ビル7階ほど)の「開花式パピルス柱」。残りの122本も高さ約12〜15メートルの「閉花式パピルス柱」で、すべて合わせて134本が16列に並んでいます。

💡 「開花式」と「閉花式」の違いは柱の先端の形。太陽光が差し込む中央の柱は花が開いた形、外側は蕾の形をしています。光の演出まで計算されたデザインです。

一本一本の柱には、ファラオたちのレリーフやヒエログリフがびっしりと刻まれており、3,000年以上前にこれほど巨大な建築が作られていたという事実に、ただただ圧倒されるばかりです。現在は天井が失われていますが、当時はこの上に巨大な石の屋根が乗っていたと言われています。見上げていると、時間の感覚がだんだん麻痺してくるような、不思議な感覚に陥りました。

カルナック神殿のパピルス柱
ヒエログリフが刻まれてます

カルナック神殿の敷地は約100ヘクタール(東京ドーム約21個分)とも言われ、単一の宗教建築群としては世界最大級の規模を誇ります。

空を突く「ハトシェプスト女王のオベリスク」

大列柱室を抜けてさらに奥へ進むと、ひときわ高くそびえ立つ1本のオベリスクが見えてきます。これはエジプト初の女性ファラオ、ハトシェプスト女王が建てたものハトシェプスト女王葬祭殿を訪れた方なら、ここでも女王の名前に出会えて、ちょっと嬉しくなるはずです。

ハトシェプスト女王のオベリスク
右のオベリスクがハトシェプスト女王のオベリスク

高さ約29.5メートル、重さはなんと約323トン!これが一本の岩から削り出されているというから驚きです。カルナック神殿に現存するオベリスクの中では最大のものであり、当時の建設技術の粋を集めた傑作です。

実際に真下に立って見上げてみると、先端が遠すぎて目がくらくらするような感覚でした。「これが紀元前に人の手だけで作られたのか……」と思うと、頭の中が少しフリーズします。その圧倒的な存在感からは、女王の権力と、当時の技術力の大きさを感じずにはいられませんでした。

💡 このオベリスクは、ハトシェプスト女王の死後に義理の息子トトメス3世によって壁で覆われ、長らく隠されていたとされています。そのおかげで風化が少なく、今も美しい状態で残っています。覆っていた壁が崩れた上部と下部で、石の色が微妙に異なって見えるのも見どころのひとつです。

ハトシェプスト女王のオベリスク
風化の影響で上部と下部で、石の色が微妙に違います

願いが叶う?「スカラベの石像」

さらに神殿の奥、「聖なる池」のほとりには、巨大なスカラベ(フンコロガシ)の石像があります。古代エジプトでスカラベは「再生と復活」の象徴とされてきました。

この石像の周りを「反時計回りに7回まわると願いが叶う」という言い伝えがあり、世界中から来た観光客が真剣な顔をしてぐるぐると回っている不思議な光景が見られるそうです。ちなみにこの回数には諸説あり、「3回」とされることもあるようです。

……ただ正直に言うと、私はこのスカラベの石像の存在を帰国後に調べて初めて知りました。観光中はその存在すら知らなかったため、見たかどうかも定かではなく、写真にもそれらしきものは写っていませんでした。

カルナック神殿はとにかく広大で、知識なしに歩き回るだけではすべての見どころを把握するのが難しい場所でもあります。次に訪れる機会があれば、今度こそ7回まわってみたいと思います(笑)。

一人でも安心して回るには?現地ツアーという選択肢

私は今回、ルクソール神殿前で偶然出会った”地球の歩き方ドライバー”に送迎してもらうという、かなり運に恵まれた回り方ができました。ただ、こうした出会いはあくまで「たまたま」のこと。事前にしっかり計画したい方には、現地ツアーを予約しておくのがおすすめです。

さきほど書いたとおり、カルナック神殿は広大で見どころも多く、知識なしに歩くだけだと見逃してしまうポイントも少なくありません。日本語ガイド付きのツアーを選べば解説を聞きながら効率よく回れると思います。「ガイドはいらないけど移動だけ楽にしたい」という方には、ガイドなし・車とドライバーのチャーターのみのプランを選ぶのもいいかもしれません。

🗺️ ルクソールの観光ツアーを探すなら
現地ツアーを使うとアクセスや段取りが格段に楽になります。ちなみに現地ツアーには様々な種類がありますが、私は別の日に「ガイドなし・車とドライバーのチャーターのみ」のプランも利用しました。現地ツアーのガイドはほとんどが英語なので、英語が話せない私にはガイドは不要でした。「ドライバーと意思疎通できるかな?」と不安になるかもしれませんが、翻訳アプリを利用すれば英語が話せなくても問題なくやり取りできます!各社で価格や内容が異なるので、自分に合うプランを比較してみてください。

カルナック神殿のツアーを探してみる(GetYourGuide)
カルナック神殿のツアーを探す(Trip.com)
ルクソールのアクティビティをチェックする(Klook)
ルクソール現地ツアーを見てみる(VELTRA)

観光の注意点:11月でも「暑さ」は強敵!

今回訪れたのは11月。エジプト旅行としては「ベストシーズン」と言われる時期ですが、それでも日中の日差しは強烈です。神殿内はとにかく広く、歩く距離もかなりのもの。日陰が少ない場所も多いため、水と帽子は必須アイテムです。こまめな水分補給を忘れないようにしてくださいね。

エジプト旅行で実際に役立った持ち物は、こちらの記事にまとめています。
エジプト旅行の持ち物ガイド|一人旅で後悔したリアルな必須リスト

実際に歩いて感じたこと

カルナック神殿はとにかく広く、歩いても歩いても遺跡が続きます。神殿というより、ひとつの「古代都市」を歩いているような感覚。巨大な柱の間を歩きながら、数千年前ここで行われていた祭りや儀式の様子を想像すると、不思議と胸に迫るものがあります。「なぜこれほど多くの人がカルナック神殿を訪れるのか」は、この場所に立ってみればすぐに理解できました。

所要時間の目安としては、駆け足なら1時間ほど、写真を撮りながら主要スポットをじっくり見て回るなら1.5〜2時間は確保しておきたいところです。とにかく広いので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。

カルナック神殿
カルナック神殿と空
項目内容
入場料600EGP(2024年11月時点・約1,921円)
支払い方法クレジットカードのみ(現金不可)。VISA・Mastercard・JCBが使えます
敷地面積約100ヘクタール(東京ドーム約21個分)
大列柱室の柱134本(中央12本:高さ約21m、その他:高さ約12〜15m)
ハトシェプスト女王のオベリスク高さ約29.5m・重さ約323トン
所要時間の目安1.5〜2時間程度
世界遺産「古代都市テーベとその墓地遺跡」として1979年登録

次の目的地は…まさかの「ハト」!?

神殿の圧倒的なスケールにすっかり満足したころ、時刻は11:30頃。そろそろ昼食を考えてもいい時間ですが、ホテルで7:30頃にしっかり朝食を食べていたこともあり、正直なところお腹はまだそれほど空いていません。

とはいえ、せっかくエジプトに来たなら一度は試してみたい料理があります。「エジプトではハトを食べるらしい」——。

例の信頼できるドライバーさんに「ハト料理を食べてみたい」と相談してみると、快くおすすめの店へ連れて行ってくれることに。次回、エジプト名物「ハマーム・マフシー(Hamam Mahshi)」の実食レポートをお届けします!


ルクソールの観光スポット・モデルコース・移動手段については、まとめ記事で詳しく解説しています。
【ルクソール観光まとめ】見どころ・モデルコース・行き方・必要日数を解説

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次の記事:【エジプト旅行㉔】ルクソールでハト料理に挑戦!「ハマーム・マフシー」実食レポート

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