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【エジプト旅行㉗】2000年前の姿がそのまま?エドフ神殿(ホルス神殿)の保存状態に圧倒される

エドフ神殿(ホルス神殿) エジプト旅行
エドフ神殿(ホルス神殿)

※この記事は連載『不安だらけのエジプトひとり旅』の第㉗話です。
前回の記事は↓
【エジプト旅行㉖】【ルクソール→アスワン移動】鉄道・クルーズ・チャーター車を比較|私がアゴダの専用車を選んだ理由

ルクソールからアスワンへのチャーター車移動の途中で立ち寄った、エドフ神殿。

事前に写真では見ていたのですが、実物を目の前にすると思っていたよりずっと大きくて、迫力がありました。

今回は、2,000年以上前の姿を良好な状態で残していると言われるエドフ神殿の見どころと、入場料・開館時間・チケットの買い方・トイレ事情といった現地の実用情報までまとめてレポートします。

📅 この記事の情報について(先に書いておきます)

神殿を歩いた体験そのものは、2024年11月のものです。見学時間・チケット窓口の様子・支払い方法・トイレの話などは、すべてこのときの体験として書いています。
一方で、入場料と開館時間は、2026年9月時点であらためてエジプト観光・考古省の公式情報で確認しました。本文で「2026年9月時点」とあるのは、すべてこの再確認によるものです。
「昔の体験談」と「今の公式情報」が混ざらないように分けて書いたつもりですが、エジプトは料金や運用が変わりやすいので、最終的な確認は公式サイトでお願いします。

  1. 砂の中から現れた「奇跡の神殿」
    1. 深さ約12メートルの堆積物の下に、村ごと埋もれていた
    2. エドフ神殿は「古代エジプト神殿の完成形」に近い姿
  2. ここだけは見てほしい!エドフ神殿の見どころ
    1. ① 圧巻の巨大塔門とホルス神像
    2. ② 壁一面に刻まれた「ホルスとセトの戦い」
    3. ③ 「香料レシピ」が残る調香室
    4. ④ 神を運ぶための「聖なる船」のレプリカ
    5. ⑤ 時間があれば:ナイロメーターとマミシ
    6. ⑥ 写真を撮るならこのあたり
  3. エドフ神殿の入場料・開館時間・チケットの買い方
    1. 入場料(2026年9月時点で公式確認済み)
    2. 開館時間は「日曜・水曜だけ1時間早い」
    3. 支払いは「Cards Only」でした(2024年11月の実体験)
  4. 神殿の外にあるもの(カフェ・トイレ・売店)
  5. エドフ神殿への行き方(チャーター車・クルーズ・個人)
    1. ① チャーター車(私が選んだ方法)
    2. ② ナイル川クルーズ(実は一番メジャー)
    3. ③ 個人で行く場合(ハードルは高めです)
    4. エドフ神殿に効率よく行くなら、ツアーや専用車が便利
  6. まとめ:ルクソールだけで満足するのはもったいない!
    1. エドフ神殿の基本情報
  7. エドフ神殿のよくある質問
    1. Q. エドフ神殿の入場料はいくら?
    2. Q. エドフ神殿の所要時間は?
    3. Q. エドフ神殿は何時まで開いている?
    4. Q. エドフ神殿はクレジットカードで払える?
    5. Q. エドフ神殿とコム・オンボ神殿、どちらを先に見るべき?
    6. Q. ルクソールから日帰りできる?
  8. 今回訪れた場所一覧
  9. あわせて読みたい

砂の中から現れた「奇跡の神殿」

エドフ神殿(ホルス神殿)は、ハヤブサの姿をした神ホルスを祀る神殿です。

プトレマイオス朝時代の紀元前237年に建設が始まり、紀元前57年に完成したとされています。完成まで実に180年。エジプト観光・考古省の公式ページにも、この年代と「180年後に完成した」という説明が明記されています。

公式資料:エジプト観光・考古省 エドフ神殿の解説ページ(英語)

💡 【豆知識】神殿が完成した紀元前57年は、プトレマイオス12世の治世。あのクレオパトラ7世の父にあたる王です。「クレオパトラの父の時代に完成した神殿」と思うと、急に歴史のスケールが身近に感じられます。

古代エジプトの神殿としては、比較的新しい時代に建てられたのもポイントです。

ギザのピラミッドが造られたのが紀元前2,500年頃と言われているのに対し、エドフ神殿の建設が始まったのは紀元前237年。その差は約2,300年にも及びます。カルナック神殿の主要部分よりも、さらに後の時代に建設されたことになります。

「古代エジプト」とひとくちに言っても、ギザのピラミッドとエドフ神殿のあいだには、現代人から弥生時代までに匹敵するほどの長い時間が流れています。
同じ旅でその両方を見られるのは、よく考えるとかなり贅沢なことかもしれません。

エドフ神殿(ホルス神殿)の正面にそびえる巨大塔門
エドフ神殿(ホルス神殿)正面

深さ約12メートルの堆積物の下に、村ごと埋もれていた

この神殿がすごいのは、長いあいだ完全に埋まっていたという点です。

砂漠の砂とナイル川の泥、そして上に築かれた村の堆積物によって、深さおよそ12メートルの下に埋もれていたとされています。神殿の上には地元の人々の家が建ち並び、外から見えていたのは塔門の上部だけ、という状態だったようです。

1798年のフランス遠征の時点では、すでに「砂から突き出た塔門」だけが地上から見えている状態だったと言われています。そこから約60年後の1860年、フランスのエジプト学者オギュスト・マリエットが本格的な発掘に着手。神殿の上に建っていた家屋を撤去しながら掘り進め、ようやく全貌が姿を現しました。

そして皮肉なことに、長期間にわたって土砂や堆積物の下に埋もれていたことが、建築やレリーフが良好な状態で残った理由のひとつと考えられています。これはエジプト観光・考古省の公式ページでも同じ趣旨の説明がされています。

多くの遺跡ではレリーフが風化して輪郭がぼやけていることが多いのですが、エドフ神殿では人物や神々の姿がはっきり読み取れるほど鮮明。「本当に2,000年前?」と何度も思いました。

エドフ神殿(ホルス神殿)内部に残る鮮明なレリーフ
エドフ神殿(ホルス神殿)の内部

エドフ神殿は「古代エジプト神殿の完成形」に近い姿

エドフ神殿の評価が高いのは、保存状態の良さだけではありません。

ルクソール神殿やカルナック神殿のように何度も増改築が重ねられた複合遺跡とは違い、比較的短い時代に計画的に建てられた神殿なんです。そのため建物全体に統一感があり、「古代エジプトの神殿が本来どのような姿だったのか」をイメージしやすい場所としても知られています。

規模も相当なもので、全長は約137〜140メートル(資料によって計測の基準が違うようで、数字に少し幅があります)。カルナック神殿に次いでエジプトで2番目に大きい神殿、と紹介されることもあるようです。

カルナック神殿で「神殿ってこんなに巨大なんだ!」と驚いた後にエドフ神殿に行くと、「古代エジプトの神殿の理想形ってこういう形だったのか」という納得感があります。順番としてはカルナック→エドフという流れがおすすめです。

→ 【ルクソール観光まとめ】見どころ・モデルコース・行き方・必要日数を解説

ここだけは見てほしい!エドフ神殿の見どころ

① 圧巻の巨大塔門とホルス神像

入口の塔門(パイロン)は高さ約36メートル・幅約79メートル。エジプトに現存する塔門の中でも最大級の規模とされています。近づくにつれて、その圧倒的なスケールに思わず足が止まります。

36メートルというと、だいたい12階建てのビルと同じくらい。それが2つ並んでそびえているわけです。

エドフ神殿(ホルス神殿)の巨大塔門と正面に並べられた椅子
正面門の前には椅子が並べられてました。

🔎 塔門の前に並んでいた椅子の正体(あとで判明)

上の写真、塔門の前にずらっと椅子が並んでいます。訪問当時は「なんだろう、式典でもあるのかな」くらいにしか思っていなかったのですが、帰国後に調べてみたところ、エドフ神殿では夜に「音と光のショー(Sound & Light Show)」が行われているとのこと。どうやらこの椅子はその客席のようです。
ホルスとセトの戦いの物語を、ライトアップされた神殿を舞台に見せる内容だそうです。
私は日中に立ち寄っただけなので体験していませんが、エドフに宿泊する方やナイル川クルーズで停泊する方には、夜という選択肢もあるということは知っておいて損はないと思います。開催の有無や時間は変わるようなので、行く場合は現地で確認してください。

塔門の前に立つのは、凛々しい顔をしたハヤブサの像(ホルス神)。二重冠を被った姿がとても綺麗に残っており、絶好のフォトスポットです。

エドフ神殿(ホルス神殿)のハヤブサ像(ホルス神)の横顔
ハヤブサの像(ホルス神)横顔

背後の巨大な壁に刻まれたレリーフも、まるで昨日彫られたかのような鮮明さ。入口に立った瞬間から、この神殿の別格さを実感できます。

ちなみに、塔門の左右に大きく彫られているのは、ファラオが敵の髪を掴んで打ち倒すシーン。エジプトの神殿の塔門に共通する「敵を打ち倒す王」というお決まりのモチーフで、王の力と支配を示すものとされています。

エドフ神殿塔門の左右に彫られた壁画
エドフ神殿の壁画

エドフ神殿の場合、ここに描かれている王はプトレマイオス12世——つまりクレオパトラの父です。これは公式ページにも「塔門にはプトレマイオス12世が敵を征服し、神々を崇拝する場面が刻まれている」と説明されています。

👀 塔門の「4つのくぼみ」を探してみてください
塔門の正面をよく見ると、門の左右に2つずつ、合計4つの細長いくぼみがあります。これは、高さ40メートルほどの木製の旗竿を設置するための場所だったと考えられています(実際に立てられていたかどうかについては、慎重な見方をする研究もあるようです)。
36メートルの塔門より、さらに高い旗竿が4本。完成当時の姿を想像すると、今見ている光景がもう一段派手になります。

神殿の内部へ進むにつれて、光は徐々に弱くなり、空気もひんやりと変わっていきます。

柱が並ぶ列柱室を抜け、奥へ奥へと進んでいくと、古代エジプトの宗教儀式が行われていた神聖な空間へと近づいていく感覚になります。観光客で賑わうルクソールの神殿とはまた違い、エドフ神殿はどこか静かな雰囲気があり、ゆっくり歩いていると外の現代の世界を忘れそうになります。

エドフ神殿(ホルス神殿)内部の柱と壁画、高い天井
柱と高い天井のスケール感が圧倒的でした

なお、列柱室の天井が黒くすすけて見える部分は、火災によるすすの跡と考えられており、キリスト教化が進んだ時代に、異教の神々の表現を破壊するために火が放たれた可能性が指摘されています。保存状態が良いからこそ、こういう「壊された痕跡」まで残っているのが、この神殿の奥深いところです。

② 壁一面に刻まれた「ホルスとセトの戦い」

エドフ神殿の壁には、ホルスと、叔父にあたる混沌の神セトとの戦いを描いた場面が刻まれています。父オシリスを殺されたホルスが、王位を取り戻すために戦うという神話です。

この一連の刻文は「聖なる劇(Sacred Drama)」とも呼ばれ、古代エジプトの神話研究にとって非常に重要な資料とされています。エドフ神殿の壁が「読める」状態で残っているからこそ、この物語が今も追えるわけです。

面白いのは、セトがカバの姿で、しかもかなり小さく描かれているとされる点。敵役を意図的に小さく、間抜けに描くという表現がされているようです。壁を眺めるときに「小さいカバ」を探してみると、ただの模様にしか見えなかったレリーフが、急に物語として見えてきます。

③ 「香料レシピ」が残る調香室

神殿内部にある小さな部屋の壁一面には、びっしりとヒエログリフが刻まれています。

実はこれ、神への供物として用いられた香料や香油などのレシピ・記録だと言われています。いわば古代エジプトの「香料レシピ」。2,000年以上前の人々がどんな香りの中で神に祈っていたのかを想像すると、ロマンが広がります。

古代エジプトでは香りは神聖なものとされていたようで、レシピが今もこうして残っているということは、当時の人々にとってそれがどれだけ重要だったかが伝わってきます。

エドフ神殿(ホルス神殿)の調香室に刻まれた香料レシピの壁画
エドフ神殿(ホルス神殿)内にある香料のレシピ(たぶん)

④ 神を運ぶための「聖なる船」のレプリカ

神殿の最深部、至聖所には神を運ぶための「聖なる船(バーク)」のレプリカが安置されています。

薄暗い空間の中に静かに佇むその姿は、周囲の空気まで変わったような、不思議な感覚がありました。

エドフ神殿(ホルス神殿)至聖所に安置された聖なる船のレプリカ
エドフ神殿(ホルス神殿)内の聖なる船のレプリカ

🚢 「レプリカ」と書いた理由
実は、木製のオリジナルはパリのルーヴル美術館に所蔵されているとされています。だから現地にあるのはレプリカなんですね。
そしてこの至聖所には、もうひとつ見逃せないものがあります。中央に据えられた黒い花崗岩の厨子(ナオス)は、プトレマイオス朝より前の王・ネクタネボ2世(紀元前4世紀)の時代のもので、以前この場所にあった神殿からの転用だと考えられています。
つまり神殿本体より100年以上古いものが、いちばん奥に置かれているということ。知らずに見ると、ただの黒い石の箱です。私も知らずに見ました。

⑤ 時間があれば:ナイロメーターとマミシ

ここからは私が現地で見落とした(というより存在を知らなかった)部分なので、調べた情報として書いておきます。

ナイロメーターは、ナイル川の増水の水位を測るための施設です。エドフ神殿では本殿の裏手にあり、川の水位まで降りていく階段が今も歩ける状態で残っているとされています。

マミシ(誕生殿)は、神の誕生を祝うための小さな神殿。本殿の南側、入口に隣接した位置にあるとされています。多くの人が塔門から本殿へまっすぐ向かってしまうため、素通りされがちな場所のようです。

私は完全に本殿に気を取られていて、あとから「そんなものがあったのか」と知りました。これから行く方は、ぜひ最初にざっと敷地全体を見渡してみてください。ガイドさんが付くツアーなら、こういう場所こそ案内してもらえる部分だと思います。

⑥ 写真を撮るならこのあたり

実際に歩いてみて、「ここは撮っておいてよかった」と思った場所をまとめておきます。

  • 正面から塔門の全景|広場側まで下がらないと入りきりません
  • ハヤブサ像(ホルス神)の横顔|正面より横からのほうが二重冠の形がわかります
  • 列柱室の柱と天井|スケール感を出すなら見上げる角度で
  • 調香室の壁一面のヒエログリフ|薄暗いので手ブレに注意
  • 至聖所の聖なる船|ここもかなり暗いです

私が着いたのは朝11時頃。日差しはかなり強いものの、塔門に刻まれたレリーフが順光で照らされてくっきり見える時間帯で、写真撮影には向いていました。

なお、スマートフォンでの撮影は無料とチケットオフィスの掲示に書かれていました(後述の写真でも確認できます)。

エドフ神殿の入場料・開館時間・チケットの買い方

ここからは実用情報です。旅程を組むときに一番知りたい部分だと思うので、少し詳しめに書いておきます。

入場料(2026年9月時点で公式確認済み)

区分料金
外国人(大人)550EGP(日本円で約1,700円前後)
外国人(学生)275EGP(要学生証・24歳以下が条件とされています)
6歳未満の子ども無料
スマートフォンでの撮影無料

私が訪れた2024年11月の実体験でも550EGPで、後日クレジットカードの明細を確認すると日本円で約1,772円でした。

そして2026年9月にエジプト観光・考古省の公式情報を確認したところ、外国人550EGP・学生275EGPと掲載されていました。私の訪問時から変わっていないことになります。

エジプトでは遺跡の入場料改定が続いているので、これは正直ちょっと意外でした。訪問前には必ず最新料金を確認してください。

公式資料:エジプト観光・考古省 エドフ神殿ページ/チケット料金表(公式PDF)

エドフ神殿(ホルス神殿)のチケットオフィスに掲示された料金表と案内板
エドフ神殿(ホルス神殿)のチケットオフィスの掲示。右奥の窓には「Cards Only」の紙が貼られています

開館時間は「日曜・水曜だけ1時間早い」

ここ、地味に間違えやすいポイントです。

曜日開館時間(公式情報/2026年9月時点)
日曜・水曜6:00〜17:00
上記以外の曜日7:00〜17:00

💡 結論:遅くとも15時台には着いておくのが安全です。
公式のチケット販売サイトには、「閉館時刻の1時間前までには到着してください」という趣旨の注意書きが出ています(これはエドフ神殿に限らず、複数の遺跡ページで共通して表示されている案内のようです)。
実際、私が訪れた2024年11月の現地掲示にも「チケット売り場は17:00に閉まる」と書かれていました。閉館ぎりぎりを狙うのはリスクが高いということです。
さらにエドフ神殿はコム・オンボ神殿より早い時間帯に閉まります(公式料金表ではコム・オンボは7:00〜21:00)。2か所を同じ日に回るなら、基本的には「エドフ → コム・オンボ」の順にすると組みやすいです。私はルクソールからアスワンへと向かう途中だったので、この順番でした。

支払いは「Cards Only」でした(2024年11月の実体験)

チケットは現地の窓口で購入しました。クレジットカードで支払い、列に並ぶこともありませんでした。

エジプトの遺跡というと「チケットを買うのが一苦労」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが(私もそうでした)、本当にあっさりです。英語での交渉も特に必要ありませんでした。

💳 私が訪れた2024年11月時点では、現金は使えませんでした。
上の写真の右奥、窓ガラスに「Cards Only」と書かれた紙が貼られているのが見えます。掲示板にも「You Can Pay with Electronic Cards」と明記されていて、実際にクレジットカードで支払いました。
ただし、2026年9月時点で確認できるエジプト観光・考古省の公式情報には、入場料と開館時間は掲載されているものの、支払い方法についての明記はありません。
そのため、これから訪れる方は「カードが使える/使えない」を決めつけず、訪問直前に最新情報を確認しておくのがおすすめです。カードと少額の現地通貨、両方持っていくのがいちばん安全だと思います。

なお、掲示板にはQRコードが貼られていて、公式サイトの egymonuments.com からオンラインでもチケットを購入できるようになっていました。窓口が空いていれば現地購入で十分だと思いますが、ハイシーズンや団体客と重なりそうな時間帯に行く方は、選択肢として知っておくといいかもしれません。

私はエポスカードと楽天プレミアムカードの2枚を使い分けてエジプトを回りました。エドフ神殿ではカード払いだったので、予備の1枚を持っていて安心できたのを覚えています。
海外旅行用のカードを探しているなら、年会費無料のエポスカードはおすすめです。

→ 海外旅行のクレジットカードはこの2枚でOK|エポスカード×楽天プレミアムカード実体験レビュー
→ 【エジプト旅行費用まとめ】15日間ひとり旅の総額30万円のリアルな内訳を全公開(遺跡の入場料が合計いくらになったかはこちら)

神殿の外にあるもの(カフェ・トイレ・売店)

意外と情報が少ないのが、この「神殿の外」の話です。実際に行ってみると、駐車場から神殿の入口までは想像以上に歩きます。

エドフ神殿の入口前に広がる広場と、右手にある屋根付きの休憩エリア
奥に見えるのがエドフ神殿の塔門。右手が屋根付きの休憩エリアです

写真の奥に小さく見えているのが、あの巨大な塔門です。この距離感、伝わるでしょうか。ここを日差しの下でてくてく歩いていくことになります。

そして写真の右手に写っている屋根付きのエリアが、カフェ・売店・トイレがまとまった休憩スペースです。

エドフ神殿の休憩エリア。屋根付きでテーブルと椅子、売店、トイレがある
屋根付きでテーブルと椅子がずらり。奥に売店とWCがあります

けっこうしっかりした施設で、テーブルと椅子が大量に並んでいます。ナイル川クルーズの団体客が使うことを想定しているのだと思います。

🚻 トイレは有料でした(少額紙幣があると安心です)

私はここでトイレを利用しました。有料で、少額の紙幣を払った記憶があります(いくらだったかは、覚えていません…)。
ここが地味に厄介なポイントで、入場料はカードで払ったのに、トイレやチップには現金が必要だったんです。「カードだけ持っていけばいい」と思っていると困ります。
10EGP・20EGPなどの少額紙幣を何枚か用意しておくと安心です。これはエドフに限らず、エジプトの遺跡めぐり全般に言えることだと思います。

→ エポスカード海外キャッシング完全ガイド|ATMの使い方・現地通貨の選び方・繰り上げ返済まで解説

もうひとつ、神殿の中は日陰が少ないです。列柱室など柱や壁が影を作ってくれる場所もありますが、入口周辺や中庭は遮るものがほとんどなく、11月でもかなり暑く感じました。

帽子と水は必須レベルです。日差しに疲れたら、少し休憩しましょう。

→ エジプト旅行の持ち物ガイド|一人旅で後悔したリアルな必須リスト

エドフ神殿への行き方(チャーター車・クルーズ・個人)

エドフ神殿は、ルクソールとアスワンの中間付近(ルクソールから南へ約110km・アスワンから北へ約100km)に位置しています。

この立地が、実はいちばんの難関です。

① チャーター車(私が選んだ方法)

私はルクソールからアスワンへの移動そのものを専用車チャーターにして、その途中でエドフ神殿とコム・オンボ神殿に立ち寄りました。

エドフ神殿に着いたのは朝11時頃。観光客はいましたが混雑というほどでもなく、ゆっくり見学できたのは大きなメリットでした。

入口近くで降ろしてもらい、観光が終わったらWhatsAppで連絡して合流する、というスタイル。大きな荷物を車に置いたまま、貴重品だけ持って身軽に回れたのもよかったです。

チャーター車の料金・予約の流れ・当日のタイムスケジュールは、前回の記事で全部書いています。
→ 【エジプト旅行㉖】ルクソール→アスワン移動|エドフ・コム・オンボに寄れる専用車を選んだ理由

② ナイル川クルーズ(実は一番メジャー)

調べてみると、エドフ神殿を訪れる人の多くはナイル川クルーズで来てるようです。ルクソール〜アスワン間の多くのクルーズで立ち寄る、定番のスポットになっているようです。

クルーズで来る場合、船着場から神殿までは馬車(カレッシュ)を利用するのが一般的とされています。料金は現地の状況や交渉によって変わるようなので、乗る前に必ず確認してください。

なお、馬の状態や運転の荒さを心配する声も少なくないので、気になる方は無理に乗らず別の手段を探すほうが気持ちよく過ごせるかもしれません(私はチャーター車だったので体験していません)。

▶ ルクソール発 5日間ナイル川クルーズ+気球フライト付きアスワンツアーを見る(GetYourGuide)

③ 個人で行く場合(ハードルは高めです)

「ツアーもクルーズも使わずに自力で行けないの?」という疑問もあると思うので、調べた範囲で書いておきます。

ルクソールまたはアスワンから鉄道でエドフ駅まで行くこと自体は可能のようです。ただし、駅から神殿までは車での移動が別途必要とされています(駅と神殿はナイル川を挟んだ位置関係にあると説明されることが多いです)。

つまり「鉄道だけでは完結しない」ということ。エジプト国鉄のチケット事情については前回の記事で詳しく書いたので、鉄道を検討している方はそちらもどうぞ。

📍 場所はこちら:エドフ神殿(Google マップ)/エドフ駅(Google マップ)

エドフ神殿に効率よく行くなら、ツアーや専用車が便利

エドフ神殿は「移動とセットになったプラン」や「現地ツアー」で行くのがいちばんラクです。私も結果的にそうしました。

▶ ルクソール発 エドフ・コム・オンボ経由アスワン行き プライベートツアー(GetYourGuide)
私が実際に走ったのとほぼ同じルートです。こちらはガイドと入場料が込みのタイプなので、私の「車+ドライバーだけ」のプランとは中身が違います。

▶エドフ神殿のツアーを見てみる(Trip.com)

▶エドフ神殿のツアーを見てみる(GetYourGuide)

予約サイトごとの特徴(日本語対応・キャンセル条件など)は、こちらでタイプ別に比較しています。
→ 海外旅行の現地ツアー予約サイトおすすめ比較|英語が苦手な初心者向けにタイプ別で解説

まとめ:ルクソールだけで満足するのはもったいない!

ルクソールのカルナック神殿なども素晴らしいですが、エドフ神殿の「驚くほど綺麗に残っている」からこそ味わえる没入感は別格です。移動手段を工夫してでも、立ち寄る価値が十分にある場所でした。

ルクソール〜アスワン間の移動は悩みましたが、結果的にはチャーター車を選んで正解でした。エドフ神殿のような途中の遺跡を無理なく回れたのは、チャーター車移動ならではだったと思います。

エドフ神殿(ホルス神殿)を内側から見た全景
こんな巨大な建築物が砂や土砂で埋もれてた!

エドフ神殿の基本情報

項目内容
正式名称ホルス神殿(エドフ神殿)
建設期間紀元前237年〜紀元前57年(約180年)
祀られている神ホルス(ハヤブサの神)
全長約137〜140メートル
塔門の高さ・幅高さ約36メートル/幅約79メートル
埋もれていた深さ約12メートル(砂・ナイル川の泥・村の堆積物)
発掘1860年・オギュスト・マリエット
入場料外国人550EGP/学生275EGP(2026年9月時点の公式情報。2024年11月の訪問時も同額)
開館時間日曜・水曜 6:00〜17:00/その他の曜日 7:00〜17:00(2026年9月時点の公式情報)
見学の所要時間約1〜1.5時間が目安(私は約1時間でした)
トイレ神殿手前の休憩エリアにあり。私が訪問した際は有料でした
場所ルクソールから南約110km・アスワンから北約100km

エドフ神殿を見終えたあとは、そのままアスワンへ。宿を探す方はこちらから。
▶ アスワンのホテルを探す(Agoda)
 …私はアスワンではヌビアン様式のゲストハウスに泊まりました。その話はまた別の記事で。

エドフ神殿のよくある質問

Q. エドフ神殿の入場料はいくら?

2026年9月時点の公式情報では、外国人550EGP・学生275EGPです。6歳未満は無料。私が訪れた2024年11月も550EGPで、カード明細では日本円で約1,772円でした。

Q. エドフ神殿の所要時間は?

1〜1.5時間程度を見ておけば十分だと思います。私は写真を撮りながら約1時間でした。じっくりレリーフを読みたい方や、ナイロメーター・マミシまで回る方は、もう少し余裕を見てください。

Q. エドフ神殿は何時まで開いている?

公式情報では17:00まで。開場は日曜・水曜が6:00、それ以外の曜日は7:00とされています。ただし「閉館の1時間前までに到着を」という案内も出ているので、遅くとも15時台の到着をおすすめします。

Q. エドフ神殿はクレジットカードで払える?

私が訪れた2024年11月は、チケット窓口に「Cards Only」の掲示があり、カードで支払いました。ただし2026年9月時点の公式情報には支払い方法の明記がないため、決めつけずに訪問前の確認をおすすめします。トイレやチップ用に少額の現金も必要です。

Q. エドフ神殿とコム・オンボ神殿、どちらを先に見るべき?

エドフ → コム・オンボの順がおすすめです。エドフのほうが早い時間帯に閉まるため(コム・オンボは公式料金表で7:00〜21:00)、ルクソール発でアスワンへ向かうなら自然にこの順番になります。

Q. ルクソールから日帰りできる?

できます。ルクソール発でエドフ・コム・オンボを回る日帰りプランは各予約サイトに出ています。ただ、私のようにアスワンへの移動と兼ねてしまうほうが時間の無駄が少ないと思います。
▶エドフ神殿のツアーを見てみる(Trip.com)
▶エドフ神殿のツアーを見てみる(GetYourGuide)

※本記事の入場料・開館時間は、記事執筆時点(2026年9月)で確認できるエジプト観光・考古省の公式情報をもとに記載しています。支払い方法・トイレ・現地の掲示内容などは、2024年11月の訪問時の実体験です。エジプトは料金改定や運用変更が頻繁なため、訪問前には最新情報のご確認をおすすめします。

エドフを後にした私は、次なる目的地「コム・オンボ神殿」へと向かいます。そこには、ナイル川を望む絶景の世界が待っていました……。
→ 【エジプト旅行㉘】ナイル川を望む絶景と二重構造の不思議|コム・オンボ神殿


ルクソール・アスワンの観光情報はこちらのまとめ記事もどうぞ。
→ 【ルクソール観光まとめ】見どころ・モデルコース・行き方・必要日数を解説
→ 【アスワン観光まとめ】アブシンベルの行き方・フィラエ神殿・宿選び・移動手段を解説

今回訪れた場所一覧

スポット名メモ場所
エドフ神殿(ホルス神殿)ルクソールから南約110km。入場料550EGPGoogleマップで見る
エドフ駅鉄道で来る場合の最寄駅。駅から神殿までは車での移動が必要Googleマップで見る
コム・オンボ神殿次の目的地。7:00〜21:00と遅くまで開いていますGoogleマップで見る

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