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ビクトリアピーク→シンフォニー・オブ・ライツは間に合う?夕景から20時の実録【香港2日目】

香港の夜景 アジア周遊旅行
香港の夜景

※本記事は「アジア周遊ひとり旅」シリーズの香港編です。前回の記事→香港空港でオクトパスカードは買える?買える場所・種類と通常版が買えない理由【初日の実体験】

※本記事は2025年10月17〜18日の実体験をもとに、料金・営業時間などは記事執筆時点(2026年9月)で公式サイトなどを調べ直して反映しています。香港ドルの円換算は1HKD=約20円の目安です。

香港2日目は、朝の澳洲牛奶公司から始まって、モンスターマンション、中環のエッグタルトと点心、M+、そして夜はビクトリアピーク→スターフェリー→シンフォニー・オブ・ライツという欲張りな1日でした。

なかでも悩んだのが、「ビクトリアピークで夕景を見てから、20時のシンフォニー・オブ・ライツに間に合うのか?」ということ。結論から言うと、間に合いました。ただし、かなりギリギリでした。

この記事では、実際に何時にどこにいたのかを写真の記録から振り返りながら、これから同じルートを回る人向けの逆算の目安もまとめます。後半は最終日の朝食と、A21バスで空港へ向かい、ラウンジで過ごすまでの記録です。

💡 結論:ビクトリアピークの夕景→シンフォニー・オブ・ライツは同じ夜に見られた

・10月中旬に、18:45ごろピークを出て19:27ごろ尖沙咀に到着し、20時のショーに間に合った。ただしかなりギリギリ
・確実に見たいなら、18:30〜18:40ごろにはピークを出るつもりで動くのがおすすめ
・カギになったのはスターフェリー。タクシーの運転手さんに「この時間はトンネルが混んでいる」と言われ、中環のフェリー乗り場で降ろしてもらった
・行きは中環(交易廣場)バスターミナルから15番バス(私が乗ったときは月台E)。安く上がれて、乗り場もわかりやすかった
・ピーク・ギャレリアの屋上は無料。有料のスカイテラス428は私のときは75HKD(2026年9月時点は80HKD)
・正直な感想:ショーより、ピークの夕景とスターフェリーから見た夜景のほうが感動した

香港全体の移動・エリア・グルメは→香港旅行初心者ガイドにまとめています

🗺️ 私が実際に使った夜のルート

中環(交易廣場)バスターミナル
↓ 15番バス(約55分)
ビクトリアピーク(ピーク・ギャレリア屋上→スカイテラス428)
↓ タクシー(約30分)
中環のスターフェリー乗り場(7号埠頭)
↓ スターフェリー(乗船から約10分で観賞場所へ)
尖沙咀のウォーターフロント→20:00 シンフォニー・オブ・ライツ

夜景の移動だけ知りたい方は→夜:ビクトリアピーク→シンフォニー・オブ・ライツの実録から読んでください

  1. 香港2日目の実際のスケジュール
  2. 朝:伝説の朝食を求めて「澳洲牛奶公司」へ
  3. 午前:圧巻の密集美「モンスターマンション(益昌大廈)」
  4. 昼:中環で泰昌餅家のエッグタルトと添好運の点心
  5. 午後:M+は無料エリアだけでも景色が楽しめた
  6. 夜:ビクトリアピーク→シンフォニー・オブ・ライツに間に合わせた実録
    1. 佐敦からMTRで中環へ→交易廣場バスターミナルから15番バス
    2. まずは無料のピーク・ギャレリア屋上へ
    3. スカイテラス428で夕焼けから夜景へ
    4. タクシーのおじさんの神対応——スターフェリーに乗れ!
    5. 中環のスターフェリー乗り場(7号埠頭)から尖沙咀へ
    6. シンフォニー・オブ・ライツ:正直な感想
    7. これから行く人向け:ピークからシンフォニー・オブ・ライツまでの逆算
  7. 夜ご飯は旺角の點點心(ディムディムサム)で点心三昧
  8. 最終日:澳洲牛奶公司→A21バスで空港→ラウンジ
    1. 朝7時すぎ、澳洲牛奶公司にもう一度
    2. 佐敦からA21バスで香港国際空港へ
    3. プライオリティ・パスで「KYRA LOUNGE」へ
  9. よくある質問
    1. Q. ビクトリアピークとシンフォニー・オブ・ライツは同じ日に回れる?
    2. Q. ビクトリアピークを何時に出れば20時のショーに間に合う?
    3. Q. ピークから尖沙咀までタクシーだけで行ける?
    4. Q. ビクトリアピーク行きの15番バスはどこから乗る?
    5. Q. ピークから尖沙咀へはどう移動するのが早い?
    6. Q. スカイテラス428は有料でも行く価値ある?
    7. Q. シンフォニー・オブ・ライツは見る価値ある?
    8. Q. 最終日、佐敦から空港へはどう行く?
  10. この記事に出てくる場所一覧
  11. 香港の現地ツアー・チケットを探す

香港2日目の実際のスケジュール

写真の記録から振り返った、実際の動きです。

時間場所・行動
7:30ごろ佐敦の澳洲牛奶公司で朝食
10:00ごろMTRで鰂魚涌(クォーリーベイ)へ→モンスターマンション
11:00ごろ中環(セントラル)へ→泰昌餅家でエッグタルト
11:50ごろ香港駅直結のIFC内、添好運で点心
13:00ごろ西九龍のM+(無料エリア)
午後バスで佐敦のホテル近くへ戻って休憩
16:15ごろMTRで中環へ→交易廣場バスターミナルから15番バス
17:10ごろビクトリアピークに到着→ピーク・ギャレリア屋上(無料)
17:45ごろスカイテラス428に入場→18時ごろ夕焼け、18:20ごろから夜景
18:45ごろピーク・ギャレリア地下のタクシー乗り場からタクシー
19:17ごろ中環のスターフェリー乗り場(7号埠頭)から乗船
19:27ごろ尖沙咀に到着→ウォーターフロントで場所取り
20:00シンフォニー・オブ・ライツ
21:40ごろ旺角の點點心で夕食→22:15ごろ歩いて宿へ
2025年10月17日(金)の記録

朝:伝説の朝食を求めて「澳洲牛奶公司」へ

2日目の朝は、香港で最も有名な老舗のひとつ「澳洲牛奶公司(Australia Dairy Company)」へ向かいました。朝7時半頃に到着しましたが、店内はすでに熱気と活気に包まれています。

佐敦にある澳洲牛奶公司(Australia Dairy Company)の外観
澳洲牛奶公司(Australia Dairy Company)

ここは、驚異的な提供スピードと接客の「効率の良さ」でも知られる名店。座席に着くと同時に注文を聞かれ、すぐさま料理が運ばれてくるスピード感は圧巻です。

事前にグーグルマップや食べログなどを見て注文するものを決めてから店に入ることをお勧めします。

朝の澳洲牛奶公司の店内(相席が基本)
相席は当たり前です。人見知りなので会話はしませんでした

まずは、この店に来たら外せない「ホットミルクプリン(蛋白燉鮮奶)」。口に運んだ瞬間にミルクの優しい甘みがふわっと広がり、まるでおぼろ豆腐のように滑らかな口当たりです。

そして、黄金色に焼き上げられた「フレンチトースト(法蘭西多士)」。厚切りのパンにバターとシロップをたっぷり絡めていただく背徳感たっぷりの美味しさは、一日のエネルギーチャージにぴったりでした。

澳洲牛奶公司のホットミルクプリンとフレンチトースト
すべておいしかった

そして、今回何より衝撃を受けたのが「アイスミルクティー(凍奶茶)」です。

ネット上では「世界一のミルクティー」と称されることも多いこの一杯。

正直に言えば、飲む前は「ミルクティーなんてどこで飲んでもそんなに味の違いはないだろうし、世界一は大げさだろう」と高を括っていました。

澳洲牛奶公司のアイスミルクティー(凍奶茶)
世界一のミルクティ

ところが、実際に一口飲んでみて驚きました。「……本当に世界一だ」。

そう確信してしまうほど、別格の美味しさだったのです。紅茶の香りの深さ、渋みの引き出し方、そしてエバミルクとの完璧なバランス。ミルクティーという飲み物でこれほどの衝撃を受けるとは全くの予想外でした。

この一杯を飲むためだけにでも、またここへ来たいと思わせる一杯でした。

香港式ミルクティーの独特な濃さと滑らかさは、茶葉を布製のソックス型フィルター(「絲襪奶茶」)で何度も漉すことで生まれるといわれています。

📌 澳洲牛奶公司に行くときのコツ

・木曜定休とされています。閉店時間は情報によって22時〜23時と差があるので、訪問前にGoogleマップなどで確認を
・すぐに注文を取りに来て急かされます(笑)。頼むものは入店前にGoogleマップの写真などで決めておくのがおすすめ
・迷ったらアイスミルクティーとミルクプリン(ホットかアイスを選べる)。写真を見せて「これとこれ」と指さし注文でも大丈夫でした

ちなみに店名の「澳洲牛奶公司」の読み方は、英語名で 「Australia Dairy Company(オーストラリア・デイリー・カンパニー)」 で、カタカナ表記では「オーストラリアン・ミルク・カンパニー」や「オーストラリア・デイリー・カンパニー」などと呼ばれることが一般的なようです。

午前:圧巻の密集美「モンスターマンション(益昌大廈)」

感動の朝食でお腹を満たした後は、MTR(地下鉄)を乗り継いで鰂魚涌(クォーリーベイ)駅へ。今回の旅で楽しみにしていたスポット、通称「モンスターマンション(益昌大廈)」を訪れました。

鰂魚涌のモンスターマンション(益昌大廈)を中庭から見上げた様子
モンスターマンション(益昌大廈)

一歩敷地内に足を踏み入れると、目の前に広がるのは空を切り取るようにそびえ立つ超高層マンションの壁。コの字型に配置された巨大な建物には、数え切れないほどの窓とエアコンの室外機がひしめき合い、香港の人口密度の高さを、そのまま建築にしたような光景でした。見上げると、幾何学的なビルの隙間からわずかに見える青空が、不思議と美しく感じられました。

ここは実際に人が住んでいるマンションです。写真を撮る際は、住民のプライバシーへの配慮を忘れずに。

昼:中環で泰昌餅家のエッグタルトと添好運の点心

香港の迫力を体感した後は、中環(セントラル)へ移動。1954年創業の老舗ベーカリー「泰昌餅家(Tai Cheong Bakery)」へ。香港最後の英国総督クリス・パッテン氏も愛したことで知られる、エッグタルトの名店です。

中環の泰昌餅家(Tai Cheong Bakery)の店頭
泰昌餅家(Tai Cheong Bakery)

ここの特徴は、サクサクとしたバターたっぷりの「クッキー生地」です。中に詰まったプルプルで濃厚な卵フィリングとの相性は抜群で、素朴ながらも贅沢な甘みが口いっぱいに広がります。長年愛され続けている伝統の味に、心から納得したひとときでした。

香港式はクッキー生地、マカオ式はパイ生地で表面が焦げているのが特徴で、泰昌餅家はクッキー生地の香港式の発祥店ともいわれています。

泰昌餅家のクッキー生地のエッグタルト
泰昌餅家(Tai Cheong Bakery)のエッグタルト

続いて、点心専門店「添好運(Tim Ho Wan)」へ。ミシュランの星を獲得したことで名前が広まったお店です(星やビブグルマンの評価は店舗ごと)。

今回訪れたのはエアポートエクスプレスの香港駅に直結したIFC内の中環店です。

香港駅直結IFC内の添好運(Tim Ho Wan)中環店
添好運(Tim Ho Wan)

注文したのは、看板メニューの「ベイクドチャーシューパオ(酥皮焗叉燒包)」など。メロンパンのようなサクサクした甘い生地の中に、濃いめの味付けのチャーシュー餡が入っています。蒸した白いまんじゅうを想像していると、いい意味で裏切られます。他にも香煎蘿蔔糕などを注文しましたが、どれも出来立てで安定した美味しさでした。

支払いは75HKD(カード明細で1,515円)。1人でも入りやすい雰囲気で提供も早く、ソロ旅でも気軽に利用できるのがありがたいポイントです。

添好運のベイクドチャーシューパオ(酥皮焗叉燒包)
ベイクドチャーシューパオ(酥皮焗叉燒包)
添好運の香煎蘿蔔糕(大根餅)
香煎蘿蔔糕。大根を香ばしく焼き上げたものらしいです

午後:M+は無料エリアだけでも景色が楽しめた

食後は、2021年にオープンした現代美術館「M+」を訪れました。西九龍文化区(West Kowloon Cultural District)にある、デザイン・建築・映像などを扱う巨大な美術館です。

西九龍文化区にある現代美術館M+の外観
M+外観

窓からヴィクトリア・ハーバーを眺めることができました。九龍側のウォーターフロントに位置しているため、対岸の香港島のビル群をパノラマで見渡すことができ、開放感のある空間でした。M+では無料エリアだけ回って、有料エリアはパスしました。

M+の窓から見たヴィクトリア・ハーバーと香港島のビル群
M+からの景色

展示室に入る標準チケットは190HKD(約3,800円)で、月曜は休館です(2026年9月時点・M+公式)。無料エリアだけでもヴィクトリア・ハーバーの眺望は十分楽しめました。

夜:ビクトリアピーク→シンフォニー・オブ・ライツに間に合わせた実録

その後バスで佐敦のホテル近くまで戻り、少し休憩してから次の目的地へ。香港といえば百万ドルの夜景。というわけで、ビクトリアピークへ向かいます。

先に書いておくと、ピークから尖沙咀へは最初タクシーで直行するつもりでした。でも運転手さんに「この時間はトンネルが混んでいるから船で行け」と言われ、中環のスターフェリー乗り場で降ろしてもらうことに。結果的に、18:45ごろピークを出て19:17ごろスターフェリーに乗り、19:27ごろには尖沙咀に着けました。以下、その流れを順番に書きます。

佐敦からMTRで中環へ→交易廣場バスターミナルから15番バス

最初、ビクトリアピークへはピークトラムでしか行けないと思い込んでいたのですが、調べてみるとバスやタクシーでも行けるとのこと。ピークトラムは混雑で時間がかかることも多いらしいので、今回は15番のバスを選びました。

佐敦からMTRで中環へ移動し、中環(交易廣場/Exchange Square)バスターミナルから15番バスに乗りました。私が乗った2025年10月は「月台E(Platform E)」で、柱に「15 山頂 The Peak」と大きく書かれた案内があるので、見つけやすかったです。

16:15ごろにはもう何人か並んでいました。オクトパスカードでサクッと乗車し、17:10ごろに頂上に到着。私の場合は乗り場に着いてから約55分でした。ちなみに左側の席に座ると山道を登りながら景色が楽しめておすすめです。

中環(交易廣場)バスターミナルの月台E、ビクトリアピーク行き15番バスの乗り場
ビクトリアピーク行きの15番のバス乗り場(中環・交易廣場の月台E)

🚌 15番バスでビクトリアピークへ行くときのメモ

・乗り場:中環(交易廣場)バスターミナル。私が乗ったときは月台Eでした。乗り場は変わることがあるので、現地の案内板やCitybusのアプリで確認してください。MTR香港駅から歩いて行けます
・所要時間:40分〜1時間ほど見ておくと安心(私は約55分。渋滞や工事で変わるようです)
・運賃:10HKD前後(約200円)とされています。オクトパスカードで乗れます
・ピークトラムの料金や、トラムとバスの比較は香港旅行初心者ガイドにまとめています

まずは無料のピーク・ギャレリア屋上へ

バスを降りてまず向かったのが、ピーク・ギャレリア(Peak Galleria)というショッピングモールの屋上。こちらは無料で絶景が楽しめます。しばらく写真を撮ったりしてのんびりしていたのですが……。

ピーク・ギャレリア(Peak Galleria)屋上から見た夕方の香港の街並み
ピーク・ギャレリア(Peak Galleria)屋上からの景色

スカイテラス428で夕焼けから夜景へ

実は当初、ピークタワーの有料展望台「スカイテラス428」は、そこそこのお値段なのでスルーする予定でした。理由は、20時開始のシンフォニー・オブ・ライツを見る予定があったから。

香港島から九龍側の尖沙咀(チムサーチョイ)へ移動し、遅くとも19:45には場所取りをしておきたかったので、時間的にかなりギリギリでした。

でも「せっかくここまで来たんだから」という謎の気持ちが勝ち、17:45頃に有料展望台へ入場。入場料は75HKD(カード明細で1,515円)でした。

18:00頃から夕陽が綺麗な時間帯になりました。いい場所はこの時点でもうほぼ埋まっていて、何とか端っこの前列を確保して待機。18:20くらいから徐々に暗くなり、夜景が綺麗に見えてきます。

スカイテラス428から見た日没直後の香港の街並み
有料展望台(スカイテラス428)からの夜景

もう少し暗くなればもっと夜景らしくなるだろうな……とは思いつつ、シンフォニー・オブ・ライツは今日を逃したら見られない(翌日は帰国)。

意を決して、あと10分だけ粘ってから移動することにしました。この10分の間に街がぐっと暗くなり、夜景も本当にきれいでした。

スカイテラス428から見たビクトリアピークの夜景
有料展望台(スカイテラス428)からの夜景

無料のピーク・ギャレリア屋上でも十分きれいですが、私は夕焼けから夜景に変わる時間をじっくり見たくて有料のスカイテラス428に入りました。

20時のショーが目的なら、展望台に長居しすぎないのがポイントです。

スカイテラス428の入場料は、2026年9月時点では80HKD(約1,600円)、営業時間は8:30〜22:00のようです。展望台に上るならピークトラムとのセット券もあるので、行きをトラムにする人は比べてみてください。

→ ピークトラム+スカイテラス428のチケットを見る(Klook・アプリのクーポンが使える)
→ KKdayでも比べる(アジア系の手配に強い)

タクシーのおじさんの神対応——スターフェリーに乗れ!

さて、ここからは時間との戦いです。急いでタクシー乗り場へ向かいます。展望台からエスカレーターで降りながらタクシー乗り場を調べると、バスを降りた場所の近くにタクシー乗り場があるとのこと。急ぎ足で向かうのですが、こういうときに限ってピークタワーの出口が見つからない。エスカレーターで一番下まで降りたら地下に着いてしまっていて、また1階に戻って探し直し。

「タクシー乗り場にどれだけ並んでるんだろう、間に合わなかったら香港島側から見ればいいか」なんて妥協案を考えながら焦っていたのですが……。

ピーク・ギャレリア地下のバスターミナル内にあるタクシー乗り場に着くと、誰も並んでいない。すぐに乗れました。

ピーク・ギャレリア地下のバスターミナル内にあるタクシー乗り場と赤いタクシー
このタクシーに乗りました

グーグルマップで行き先を見せて「シンフォニー・オブ・ライツが見たい」と伝えたのがこの時点で18:45頃。19:45には場所を取っておきたいので、間に合うかどうかギリギリの計算です。香港のタクシーは運転が荒いと聞いていましたが、このドライバーさんも例にもれず(笑)。でも内心「急げ急げ」と応援してました。

しばらく走ったところで、ドライバーのおじさんが突然「港で降ろすから、そこから船で行け」と言い出します。意味がわからなくて「なんで?」と聞くと、「香港島から九龍へ向かうトンネルはこの時間渋滞してる」とのこと。

……正直、最初は「渋滞が面倒くさいから言い訳してるんじゃないか」と疑いました。「船の乗り方もわからないし、乗り換えたら余計時間かかる。そのままタクシーで目的地まで連れてって」とお願いしたのですが、おじさんは「船の方が絶対に早い」と引かない。

わざわざグーグル翻訳まで使って説明してくるので、さすがにあきらめておじさんの言う通りにすることに。正直、外れのタクシーに乗ってしまったと思いました。しかし今更どうしようもないので「どうすればいいの?」と聞くと「船乗り場の前で降ろすから、まっすぐ進んで船に乗るんだ。降りたらすぐシンフォニー・オブ・ライツが見れる場所だ」と言います。

タクシーに乗って30分ほどで港らしき場所に到着。降りて進み始めると「違う、そっちじゃない!あっちだ!」と正しい方向を教えてくれるおじさん。その後も、私が歩いてる間、しばらくタクシーは停まってたので、もしかすると私が間違った場所に行かないか見守ってたのかもしれません。

中環のスターフェリー乗り場(7号埠頭)から尖沙咀へ

おじさんと別れた後、歩き続けると、そこはよく観光情報で見かけるスターフェリーの乗り場でした。「船」というのはスターフェリーのことだったのです。

降ろしてもらったのは、中環のスターフェリー乗り場(7号埠頭)の前。しかもタイミングよく出発直前の便があり、タクシーを降りてから3分ほどで乗船完了。この時点で19:17頃。

夜の中環スターフェリー乗り場(7号埠頭)、尖沙咀行きの入口
スターフェリー乗り場

スターフェリーは1888年から運航する歴史あるフェリーで、中環と尖沙咀を10分ほどで結びます。運賃は平日の下層デッキ(1階)で4HKD(約80円)と驚くほど安く、しかも船上からの香港の夜景が絶景すぎてめちゃくちゃ感動しました。

スターフェリーの船上から見たヴィクトリア・ハーバーの夜景
スターフェリーからの夜景

19:27頃にはシンフォニー・オブ・ライツの観賞場所に到着。

約100円で夜景クルーズを満喫できた、という意味では結果的に最高のルートでした。時間帯によってはタクシーよりフェリーの方が早いこともあるので、移動手段の選択はかなり重要だと感じました。

……ありがとう、タクシーのおじさん。後で調べたら、あの時間帯の海底トンネルの渋滞は有名らしい。おじさんは言い訳してたんじゃなくて、ショーに間に合わせるために本当に最善のルートを教えてくれていたのでした。
親切で教えてくれてたのに疑ってすまない。(´。・д人)ゴメンヨゥ…

海外旅行をしていると、ぼったくりや詐欺を警戒するあまり、本当に親切な人にまで疑いの目を向けてしまうことがあります。仕方のないことかもしれないけれど、本当にいい人に助けてもらっているのに失礼な態度はとりたくない。「仕方がない」で済まさず、どうすればいいのか、いまだに模索中です。

⛴️ スターフェリーの運賃(中環⇔尖沙咀・大人)

・平日:上層デッキ5HKD(約100円)/下層デッキ4HKD(約80円)
・土日祝:上層デッキ6.5HKD(約130円)/下層デッキ5.6HKD(約110円)
2026年9月時点・スターフェリー公式サイトより。運営会社が約30%の値上げを申請していると報道されている(2026年7月)ので、乗る前に公式サイトで確認してください。

シンフォニー・オブ・ライツ:正直な感想

19:30頃には場所取りの人が増えてきたので、私も観賞場所を決めて陣取りました。20時になるとシンフォニー・オブ・ライツが始まりました。周りを見渡すと、日本人女子グループが意外と多い。(私はぼっちですがね)

尖沙咀のウォーターフロントでシンフォニー・オブ・ライツを待つ人たち
大学生くらいの日本人女子グループが結構いました

ショーは約10分ほどだったと思うのですが……正直、思ってたよりは感動しませんでした。「あれっ、こんなもん?」という感じ。もし次に香港に来ることがあっても、わざわざ見るほどのことはないかなというのが本音です。

ただ、この場所自体はとても良い夜景スポットで、ショーが終わった後もしばらく夜景をぼーっと眺めてました。

尖沙咀のウォーターフロントから見た香港島の夜景
香港の夜景

振り返ると、ショー自体よりも、フェリーから眺めた夜景とタクシーのおじさんとのやり取りの方が、ずっと「香港らしさ」を感じられた気がします。

予定通りに動くより、予定外のルートの方が面白い——そういう旅の醍醐味を改めて実感した夜でした。

ヴィクトリア・ハーバー越しに見た香港島のビル群の夜景
香港の夜景

シンフォニー・オブ・ライツは毎晩20時から約10分間です。香港政府の公式案内によると、当日15時以降に台風シグナル3以上、または赤色・黒色暴雨警告が出た場合、その日のショーは中止で、20時前に警報が解除されても再開されません。天気が怪しい日は、その日の警報を確認してから移動を始めると安心です。観賞場所は、私が見た尖沙咀の香港文化センター前のウォーターフロントのほか、湾仔の金紫荊広場なども公式に案内されています。

これから行く人向け:ピークからシンフォニー・オブ・ライツまでの逆算

私の実際の時間をもとに、20時のショーから逆算した目安です。10月中旬の香港の日没は18時すぎ(2025年10月17日は18:05ごろ)で、この時期なら夕焼けから夜景まで見てもギリギリ間に合いました。ただ、私の18:45出発・19:27着はうまくいったケースです。道路の混み具合で変わるので、目安の時刻は少し早めにしています。日没時刻は訪問日によって変わるので、旅行前に確認してください。

目安の時刻やること私の実際
日没の1時間前ピークに到着(中環から15番バスで40分〜1時間)17:10ごろ到着
日没前後スカイテラス428かピーク・ギャレリア屋上で夕焼け17:45入場、18:00ごろ夕焼け
18:30〜18:40ごろ展望台を出てタクシー乗り場へ(出口探しに注意)18:45ごろタクシー乗車
19:15ごろ中環のスターフェリー乗り場(7号埠頭)から乗船19:17ごろ乗船
19:30ごろ尖沙咀のウォーターフロントで場所取り19:27ごろ到着
20:00シンフォニー・オブ・ライツギリギリ間に合った
2025年10月17日(金)の実体験をもとにした目安。日没時刻は季節で変わります

⚠️ 同じ夜に両方見るときの注意

・夏は日没が19時すぎまで遅くなるので、ピークで夕焼けをしっかり見ると20時のショーとの両立はかなり厳しくなります。両方見たいなら、夕焼けは早めに切り上げるなど時間の調整が必要です
・ピークタワーは出口が分かりにくい。私は地下まで降りてしまい、10分ほどロスしました。タクシー乗り場はピーク・ギャレリア地下のバスターミナル内です
・香港島と九龍を結ぶ道路は、時間帯によって渋滞することがあります。私が乗った日は、運転手さんに「この時間はトンネルが混んでいる」と言われ、中環でスターフェリーに乗り換えました

夜ご飯は旺角の點點心(ディムディムサム)で点心三昧

夜景を堪能した後は、電車で旺角(モンコック)へ移動。夜ご飯は點點心(ディムディムサム)旺角店へ。

旺角の點點心(Dim Dim Sum)の店舗が入る建物
點點心(ディムディムサム)。クーラーの室外機が多い気がしますが気のせいでしょうか?

テーブルに並んだのは、半透明の薄い皮に包まれたエビ蒸し餃子(ハーガウ)、オレンジ色の点が可愛い奶黄包(カスタードまん)、そして米粉の皮でエビを包んで蒸したチョンファン(腸粉)の3品。蒸籠から漂う湯気がもう食欲をそそります。

ハーガウはぷりぷりのエビがぎっしり詰まっていて、チョンファンはつるっとした皮の食感が絶妙。奶黄包はふわふわの生地の中にとろりとしたカスタードクリームが入っていて、見た目も味も◎でした。支払いは127HKD(カード明細で2,566円)でした。

點點心のハーガウ・奶黄包・チョンファン(腸粉)
ぼっちには量が多すぎました。料理の色が全て同じ色(゚Д゚)

食べ過ぎたので、夜ご飯の後は歩いて宿まで帰ることにしました。時間は22:15頃でしたが、大通りは人通りも多く安全な感じ。

香港2日目、朝から夜まで食べ続けた1日でした。

最終日:澳洲牛奶公司→A21バスで空港→ラウンジ

朝7時すぎ、澳洲牛奶公司にもう一度

翌朝、8:30頃にはチェックアウトしなければならなかったのですが、昨日の朝に行った澳洲牛奶公司がおいしかったのでもう一度行くことにしました。

朝7時すぎ、シャッターが半分開いた澳洲牛奶公司
7:10くらい、シャッターが完全に開いてないけど入れました

昨日はミルクプリンとフレンチトーストだったので、今日は炖蛋(蒸し卵プリン)と、またしても凍奶茶(アイスミルクティー)を注文。

炖蛋は深めの器にたっぷり入った蒸し卵プリンで、表面はつるりとなめらか、鮮やかな黄色が目を引きます。口に入れるととろっとやさしい甘さが広がって、シンプルなのにちゃんとおいしい。そしてアイスミルクティーは金属製のカップにたっぷりのミルクティーと氷が入っていて、やっぱり今日も世界一でした(私調べ)。

澳洲牛奶公司の炖蛋(蒸し卵プリン)とアイスミルクティー
世界一のミルクティーとたまごプリン

朝食後、宿に戻って帰国の支度をしてチェックアウト。フロントには誰もいなかったので、カギをフロントに置いて返却するスタイルでした。

佐敦からA21バスで香港国際空港へ

宿から5分ほどのバス乗り場からA21のバスで空港へ向かい、9:50頃に到着。エアポートエクスプレスより安く、乗り換えなしで空港まで行けるのでソロ旅にはちょうどいい選択肢です(A21は約34.6HKD=約690円・2026年9月時点)。

ただ、道路の渋滞で到着が遅れることもあるので、フライトの時刻には余裕を持たせておくと安心です。

佐敦にある空港行きA21バスのバス停
A21のバス停

今回の香港旅行はMTR・バス・フェリーと移動手段をかなり使いましたが、オクトパスカードのおかげで毎回切符を買わずにサクッと乗れたのは本当にラクでした。

とはいえ今はMTRやバスはクレジットカードのタッチ決済でも乗れるので、オクトパスにこだわりすぎなくても大丈夫です。→香港空港でオクトパスカードは買える?買える場所・種類と通常版が買えない理由

なお、2026年5月27日から香港国際空港の第2ターミナル(T2)で出発手続きをする航空会社があります。帰国便のターミナルは、航空会社の案内で確認しておいてください。

プライオリティ・パスで「KYRA LOUNGE」へ

チェックインや保安検査を済ませて制限区域内へ入り、向かったのは香港国際空港 第1ターミナル・エアサイド6階、ゲート23近くにあるKYRA LOUNGEです。楽天プレミアムカードに付帯するプライオリティ・パスで入場しました。

香港国際空港第1ターミナルのKYRA LOUNGEの入口(階段を下りる)
KYRA LOUNGEへは階段を下りて行きます

ビュッフェ台から選んだのは、朝食の定番から香港らしい一品までバランスの良いラインナップ。ベーコン・スクランブルエッグ・ハッシュブラウンといった洋風メニューに加え、春巻きや蒸し物(点心)もいただきました。香港の空港らしさが感じられます。ハム・チーズ・サラダも。野菜もしっかり摂れるのは長旅の終盤にはありがたいポイントです。

KYRA LOUNGEのビュッフェで取った朝食(点心・スクランブルエッグなど)
今回の旅行の最後の食事です

デザートには、大粒のベリーが乗ったブルーベリーチーズケーキと、ドライオレンジがアクセントのチョコレートブラウニー、そしてメロンを。ラウンジのビュッフェにありがちな「とりあえず置いている」感はなく、一つひとつのクオリティが高くて驚きました。フライト前にしっかり食べられて、旅の締めにふさわしい時間でした。

KYRA LOUNGEのデザート(ブルーベリーチーズケーキ・ブラウニー・メロン)
空港ラウンジでは普段食べないようなデザートがいただけます

🛋️ KYRA LOUNGEの基本情報(2026年9月時点・プライオリティ・パス公式より)

・場所:第1ターミナル、出国審査後の6階・ゲート23付近
・営業時間:5:30〜23:30
・入れるのは出発の3時間前から、滞在は最大3時間まで
・楽天プレミアムカードのプライオリティ・パスは、2025年1月15日から無料で使えるのは年5回までになっています(楽天カード公式)

プライオリティ・パス付きのクレジットカードについては→海外旅行のクレジットカードはこの2枚でOK|エポスカード×楽天プレミアムカードで詳しく解説しています。

食事を終えて搭乗ゲートへ向かい、無事帰国。シンガポール・マレーシア・香港を巡ったアジア周遊旅行、これにて完結です。

帰りの飛行機の中で、ぼんやりとこの数日を思い返しました。マリーナベイサンズの夜景、マラッカの路地、クアラルンプールの街並み、そして香港のタクシーのおじさん。どれもガイドブックには載っていない、自分だけのページです。また来ます、アジア。

よくある質問

Q. ビクトリアピークとシンフォニー・オブ・ライツは同じ日に回れる?

A. 回れます。私は10月中旬に、18:45ごろピークを出て、タクシーとスターフェリーで19:27ごろに尖沙咀へ着き、20時のショーに間に合いました。ただしかなりギリギリです。日没が遅い夏は、どちらかに絞るほうが無理がないと思います。

Q. ビクトリアピークを何時に出れば20時のショーに間に合う?

A. 私は18:45ごろにピークを出て、19:27ごろ尖沙咀に着きました。ただギリギリだったので、確実に見たいなら18:30〜18:40ごろまでにはピークを出るつもりで動くのがおすすめです。

Q. ピークから尖沙咀までタクシーだけで行ける?

A. 行けます。ただ道路の混み具合で時間が変わるので、時間を優先するなら、私のように中環までタクシー→スターフェリーという方法もあります。

Q. ビクトリアピーク行きの15番バスはどこから乗る?

A. 私は中環(交易廣場)バスターミナルの月台Eから乗りました(2025年10月。乗り場は変わることがあります)。MTR香港駅から歩いて行けます。頂上までは40分〜1時間ほど見ておくと安心です。

Q. ピークから尖沙咀へはどう移動するのが早い?

A. 私はタクシーで中環のスターフェリー乗り場(7号埠頭)まで行き、スターフェリーで尖沙咀へ渡りました。タクシーの運転手さんに「この時間はトンネルが混んでいる」と言われ、フェリーをすすめられたからです。18:45ごろにピークを出て、19:27ごろには尖沙咀に着きました。

Q. スカイテラス428は有料でも行く価値ある?

A. 無料のピーク・ギャレリア屋上でも十分きれいですが、私はスカイテラス428で夕焼けから夜景に変わる時間を見られて、行ってよかったと思いました。入場料は私のときは75HKD、2026年9月時点は80HKD(約1,600円)のようです。

Q. シンフォニー・オブ・ライツは見る価値ある?

A. 正直、私はショー自体にはそこまで感動しませんでした。ただ、尖沙咀のウォーターフロントからの夜景はとてもきれいです。「ショーを見に行く」より「夜景を見に行くついでにショーも見る」くらいの気持ちがちょうどいいと思います。

Q. 最終日、佐敦から空港へはどう行く?

A. 私は佐敦からA21バスで行きました。乗り換えなしで、エアポートエクスプレスより安く行けます。渋滞で時間が読みにくいこともあるので、時間に余裕をもって出発してください。

この記事に出てくる場所一覧

場所ひとことメモGoogleマップ
澳洲牛奶公司佐敦。木曜定休とされる見る
モンスターマンション(益昌大廈)MTR鰂魚涌駅から徒歩すぐ見る
泰昌餅家 中環店エッグタルト見る
添好運 IFC店香港駅直結見る
M+西九龍文化区。月曜休館見る
中環(交易廣場)バスターミナル15番バスは月台E見る
ピーク・ギャレリア/ピークタワー屋上は無料。スカイテラス428は有料。タクシー乗り場は地下見る
スターフェリー 中環(7号埠頭)尖沙咀行き見る
尖沙咀プロムナードシンフォニー・オブ・ライツの鑑賞場所見る
點點心 旺角店点心見る
KYRA LOUNGE空港T1・6階・ゲート23付近見る

香港の現地ツアー・チケットを探す

香港は個人でも比較的まわりやすい街ですが、現地ツアーを使うのもおすすめです。個人で回るより金額は上がる場合もありますが、そのぶん移動や段取りの手間と時間を節約できます。夜景ツアーなら、今回の私のように時間を気にして焦ることもありません。

限られた日程のなかで充実した旅にするために、現地ツアーの利用や事前チケット手配をうまく取り入れてみてください。
各社で価格や内容が違うので、見比べてみてください。

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前回の記事→香港空港でオクトパスカードは買える?買える場所・種類と通常版が買えない理由【初日の実体験】

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