※本記事は「東南アジア周遊ひとり旅」シリーズの一部です。前回の記事は→マラッカ最終日|食べ歩きとJonker 88、バスでクアラルンプールへ移動したリアル体験記
ホテルへ——Masjid Jamek駅から徒歩でチェックイン
TBSからLRTに乗り、今回の宿泊先の最寄り駅であるMasjid Jamek(マスジッド・ジャメ)駅で下車。クアラルンプール最古のモスクがあるエリアで、駅を出るとすぐに歴史的な雰囲気が漂います。そのまま徒歩でホテルへ向かいます。
今回選んだのは「トラベロッジ クアラルンプール シティ センター(Travelodge Kuala Lumpur City Centre)」。2泊で12,197円、1泊あたり約6,000円という価格帯です。しかも朝食ビュッフェ付き。KLの相場的にもかなり安い部類で、この値段で朝食まで込みというのはコスパが高いです。

チェックインはスムーズで、案内された部屋に入ってまず目に飛び込んできたのが、壁一面に描かれたアート。マレーシアの伝統的な凧「ワウ・ブラン(Wau Bulan)」をモチーフにしたデザインで、白を基調とした清潔な室内に鮮やかな色彩が映えていました。


「あ、これKLらしくていいな」と思いながら荷物を下ろす。この値段でこのクオリティは想定外の嬉しさでした。
ホテル選びのポイント
今回泊まったPasar Seni駅・Masjid Jamek駅周辺は、チャイナタウンにも近くLRTのアクセスも良好。1泊5,000〜7,000円台で清潔なホテルが見つかりやすいエリアです。KLは全体的にホテルのコスパが高く、初めての方はまずこのエリアから探してみるのがおすすめです。
→ クアラルンプールのホテルを探してみる(Agoda)
ペトロナスツインタワー——写真では伝わらない圧倒感
荷物を置いてひと息ついたら、さっそくKLCC(クアラルンプール・シティ・センター)エリアへ。クアラルンプールに来たら、まずここを見ておかないと始まらない。そういう場所です。Masjid Jamek駅からLRTで数駅、KLCC駅で降りればすぐです。
LRTを降りて地上に出た瞬間、夜空に白く輝くツインタワーが目に飛び込んできました。

高さ451.9m、88階建て。数字でわかってはいたつもりでも、実際に目の前に立つとスケールが全然違います。写真で見るとなんとなく「ああ、あのツインタワーね」で終わってしまうのに、現地ではその存在感に思わず立ち止まってしまう。見上げると首が痛い。
しかもこのタワー、実は日韓合作という事実を知っていましたか? 工期短縮のため2社同時施工という方式が取られ、タワー1(KLCC公園から見て左側)を日本のゼネコン「ハザマ」が、タワー2(右側)を韓国のサムスン物産が担当しています。両社が国のプライドをかけて競い合い、わずか29ヶ月という驚異的な短期間で完成させたとされています。
「韓国側が傾いている」という噂はいまも語り継がれていますが、建設中に約25mmのズレが生じたのは事実——ただし施工段階で修正済みで、完成から20年以上、構造上の問題は公式に否定されています。「どちら側が傾いたのか」については情報ソースによって記述が食い違っており、都市伝説の域を出ないようです。
ちなみに展望台があるのはタワー2側のみ。傾いてるとウワサのタワーから街を見下ろす……という楽しみ方もあります。
レイクシンフォニー——2日前にシンガポールで見た目で言うと……
KLCC公園の池では、夜になるとレイクシンフォニーという噴水ショーが開催されます。音楽に合わせて水と光が踊る、約10分のショーです。無料です。

実はこの旅、2日前にシンガポールでマリーナベイ・サンズ前の噴水ショーを見ていました。なのでどうしても比べてしまうのですが…正直に言うと、あちらのほうが演出は派手で迫力がありました。
でもこちらはこちらで、背後にそびえるツインタワーとの組み合わせが絵になる。「夜のKLCCの雰囲気を楽しむ」という意味では十分すぎるくらいで、旅の初日の夜に見るには悪くない景色でした。何より無料なので、KLCC周辺を歩くついでに立ち寄る感覚で十分です。

レイクシンフォニー開催時間(2025年時点・変更の可能性あり)
音楽+ライト:20時・21時・22時(各約10分)
ライトのみ:19時30分・20時30分・21時30分
※無料・雨天時は中止の場合あり
スリアKLCCで夕食——ナシレマを初体験
噴水ショーのあとは、ツインタワーに直結するショッピングモールスリアKLCCへ。向かったのはMadam Kwan’s(マダム・クワンズ)。ローカル料理が楽しめるレストランで、モール内にありながら味は本格的です。

注文したのはマレーシアの国民食「ナシレマ(Nasi Lemak)」。運ばれてきた皿には、ご飯・チキンカレー・サンバルソース・ゆで卵・ピーナッツ・アンチョビが整然と並んでいました。ひと口食べると、ご飯はほんのりとしたココナッツの香り。サンバルソースはじんわりと辛く、チキンカレーと絡めながら食べていくと止まらない。あっという間に完食。

支払いはクレジットカードで30.05MYR(1,128円)。初日から気候・街・ごはんすべてが予想以上で、KLへの期待値がぐんぐん上がっていきました。
ナシレマとは?
マレーシアの国民食。ご飯はココナッツミルクで炊くのが特徴で、ほんのり甘みと香りがあります。バナナの葉に包んで提供されることも多く、チキンカレー・サンバルソース・ゆで卵・ピーナッツ・アンチョビなどが添えられます。屋台からレストランまで幅広く食べられており、価格帯もさまざま。Madam Kwan’sはモール内でやや観光寄りですが、初めての方にも入りやすいお店です。
KLのホテルはAgoda(クアラルンプールのホテル)でエリアや条件で絞り込んで探してみるのがおすすめです。
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