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ウランバートル観光まとめ|モデルコース・費用・おすすめスポットを実体験で解説

ウランバートルの夜景 ウランバートル
ウランバートルの夜景

※この記事は、連載「星空と夜景を追うひとり旅。ときどきナーダム。」のウランバートル滞在(第3話〜第9話)をまとめた記事です。草原のゲル泊まで含めた旅全体はモンゴル旅行4泊5日まとめにまとめています。

連載の第3話〜第9話では、モンゴルの首都ウランバートルで実際に訪れた場所・食べたもの・使った移動手段を、数々の失敗談も込みで記録してきました。

この記事は、2026年7月に著者が実際に2日間ウランバートルに滞在して得た経験をもとにまとめています。

実際に2日間歩いて感じたことを先にまとめると、こんな印象でした。

  • 効率よく回れば2日でも主要観光地は押さえられる
  • 市内移動はUBCab(配車アプリ)が便利。ただし現金払いになる可能性が高い
  • ザイサンの丘の夜景は期待以上だった。暗くなるのは21:30頃から
  • ナーダム期間中は飲食店の営業が読めない。一方で大型施設は動いている

この記事では、空港からのアクセス・モデルコース・費用・おすすめスポット・宿泊先・通信手段・現地ツアー・よくある質問まで、実際に歩いて確認した内容をまとめています。

  1. ウランバートル旅行の基本情報(通貨・時差・ビザ・気候)
    1. 7月でも「羽織るもの」は必要でした
  2. チンギスハーン国際空港から市内への移動手段比較
    1. 「ウランバートルの渋滞」について、実際はどうだった?
  3. ⚠️ ナーダム期間中の観光は要注意かも
    1. そもそもナーダムはいつ開催される?(競技は3日間、休みは5日間)
    2. 実録:ナーダム期間中、開いていた店と閉まっていた店
    3. 「観たい」なら、チケットは事前手配が正解でした
  4. モデルコース(実際に回った順番)
  5. ウランバートル観光は何日必要?
  6. ウランバートルでの費用(実際に使った金額)
  7. 💳 現金が必要な場所・カードが使える場所(早見表)
  8. 🌟 特におすすめしたい2つのスポット
    1. ① Khaan Buuz(ハーン・ブーズ)
    2. ② ザイサンの丘
    3. ザイサンの丘は何時に行けばいい?(夏は21:30まで暗くならない)
  9. スポット別まとめ
    1. 吉野家(ウランバートル店)
    2. ナショナル・スポーツ・スタジアム
    3. ガンダン寺(ガンダンテクチェンリン寺)
    4. State Department Store(ノミンデパート)
    5. モンゴル国立博物館
    6. チンギス・ハーン博物館
    7. Modern Nomads(モダン・ノマズ)
    8. ザイサンの丘 (ザイサン・トルゴイ) Zaisan Memorial
  10. 実用Tips(連載を通じて分かったこと)
    1. UBCab(配車アプリ)の使い方と、支払いの実際
    2. その他、歩いて分かったこと
  11. 通信手段はどうする?
  12. 宿泊先について
  13. よくある質問(Q&A)
  14. 現地ツアーのご案内
  15. ウランバートルはこんな人におすすめ
  16. ウランバートルの次は、草原へ
  17. 関連記事
    1. モンゴル旅行記(準備編〜ウランバートル編)
    2. 草原・ゲル泊編(第10話〜第17話)
    3. 海外旅行の準備・お金まわり
    4. 今回(シリーズ通して)訪れた場所一覧

ウランバートル旅行の基本情報(通貨・時差・ビザ・気候)

項目内容
通貨トゥグルグ(MNT/₮)。1₮≒0.0454円(2026年7月時点)。暗算は「0を2つ取って4.5倍」
時差日本より1時間遅れ(サマータイムは廃止されており、通年で変動なし)
電圧・プラグ形状220V/50Hz。プラグはC・B・B3タイプ(いずれも丸ピン)が一般的で、なかでもCタイプが最も多いとされています。日本のAタイプ(平ピン)とは形が合わないため変換プラグが必要。ただし著者の宿泊先では偶然、日本のAタイププラグがそのまま挿せる部屋でした
気候大陸性気候。7月の平均気温は最高24℃前後・最低10℃前後で過ごしやすい。一方1月の平均最低気温は-25℃前後で、冷え込む朝は-30℃台まで下がることもあるとされる極端な寒暖差
ビザ日本人は30日以内の観光ならビザ不要(2026年7月時点)
パスポート残存期間入国時に6か月以上必要とされています。ビザ不要でも残存期間が足りないと日本の空港で搭乗を断られるケースがあるようなので、出発前に必ず確認を

※料金・制度等は2026年7月(著者の訪問時点)の情報です。訪問前に最新情報をご確認ください。

変換プラグはどれを買えばいい?
モンゴルで最も多いのはCタイプ(丸ピン2本)とされています。ただ、宿によってBやB3が混ざっていることもあるようなので、どうせ買うならマルチ型をおすすめします。1個持っておけば行き先ごとに買い直さずに済みますし、私は他の国でもずっとこれ1個で乗り切っています。
また電圧が220Vなので、100V専用の日本のドライヤーやヘアアイロンは壊れる恐れがあります。スマホやカメラの充電器は「100-240V」対応がほとんどなので、本体裏の表示を確認してみてください。

私は普段、海外旅行ではカシムラのサスケ4という変換プラグを持って行きます。マルチプラグ対応なので色んな国のプラグに対応してます。

7月でも「羽織るもの」は必要でした

7月のウランバートルは日中こそ半袖で快適ですが、最低気温は10℃前後まで下がります。実際、ザイサンの丘に夜景を見に行ったときは、日中の感覚のままだと少し肌寒く感じる時間帯がありました。薄手のパーカーやウインドブレーカーを1枚バッグに入れておくと安心です。持ち物全般は海外旅行の持ち物ガイドにまとめています。

チンギスハーン国際空港から市内への移動手段比較

まず前提として、現在のチンギスハーン国際空港(空港コード:UBN)は2021年に開港した新しい空港で、ウランバートル市内から約50kmほど南に離れた場所にあります。「空港に着いたらすぐ街」ではないので、到着日のスケジュールには余裕を持たせておくのがおすすめです。

チンギスハーン国際空港 (ウランバートル国際空港)
チンギスハーン国際空港

📍チンギスハーン国際空港(Googleマップ)

手段料金目安所要時間目安備考
シャトルバス(X19/空港→市内・スフバートル広場方面)15,000₮(約681円)約1時間20分著者が実際に利用。券売機でクレジットカード払い対応。行き先表示は「スフバートル広場」ですが、実際の終点は少し手前の「中央図書館」バス停でした(広場まで徒歩10分ほど)
シャトルバス(X20/別ルート)10,000₮(約454円)1時間〜1時間30分ほどとされています著者未使用。行き先はタワンシャル方面。市内中心部を通らないルートとされているので、行き先が広場方面ならX19が無難です
正規タクシー(空港カウンター)10万〜20万₮(約4,500〜9,000円)約45分〜1時間(渋滞状況による)著者未使用、事前調査の範囲。情報源によって金額の幅がかなり大きいので、乗る前に金額を確認するのが安心です
事前予約の送迎サービスツアー会社経由で予約可能渋滞状況にもよりますが1時間ほどとされています日本語で予約できるサービスもあり、複数人でシェアすると割安になる場合も。GetYourGuideTrip.comで空港送迎の事前予約ができます
UBCab(配車アプリ)事前に画面で料金確認可能渋滞状況によりますが、タクシーと同程度で45分〜1時間ほどとされています著者は空港では未使用。市内移動では7回利用し、いずれもすぐ配車されました

節約重視ならシャトルバス、荷物が多い・到着が夜遅い・言葉に不安があるなどの場合は、正規タクシーや事前予約の送迎サービスも検討の余地がありそうです。

空港が市内から約50km離れているので、深夜・早朝着の方は「着いてから考える」だと詰みやすい距離だと思います。

チンギスハーン国際空港のタクシー乗り場とバス乗り場
チンギスハーン国際空港のタクシー乗り場とバス乗り場

この空港には、プライオリティパスで入れるラウンジがありません
2026年7月時点で私が調べた範囲では見つけられませんでした。他の海外の空港の感覚で「帰りはラウンジで過ごそう」と考えていると当てが外れます。時間をつぶすなら、売店やカフェを前提に計画しておくのが良さそうです(到着ロビー周辺にはバーガーキングもありました)。
空港でのATMキャッシングやバスチケットの買い方は【星空と夜景③】チンギスハーン国際空港に着陸。ATM・シャトルバスで市内へに詳しく書いています。

「ウランバートルの渋滞」について、実際はどうだった?

事前の情報収集では「ウランバートルの渋滞はひどい」「メインの通り付近は渋滞がすごいので歩いた方が早い場合もある」という声をいくつも見かけていました。この情報を信じて、シャトルバスを降りたあとホステルまでの道のりをあえて徒歩で向かったのですが(詳しくは第4話へ)、実際に歩いてみると、拍子抜けするくらい車通りが少なく、渋滞と呼べるほどの状況には遭遇しませんでした。

ウランバートルのスフバートル広場前の道
スフバートル広場前の道は、全く渋滞してませんでした

今振り返ると、素直にタクシーを使えばよかったと思う場面です。これがナーダム期間による人の流れの違いだったのか、単に著者が歩いたタイミング・ルートがたまたま空いていただけなのかは断定できません。事前情報と実際の体感にギャップがあったという一例として、参考程度に留めておいてください。

⚠️ ナーダム期間中の観光は要注意かも

著者は2026年7月のナーダム(モンゴル最大の国家的祭り)期間中に訪れましたが、著者個人としては、初めてウランバートルを訪れるなら、ナーダム期間を外した方が観光しやすいと感じました。

そもそもナーダムはいつ開催される?(競技は3日間、休みは5日間)

ここは混乱しやすいのですが、「競技の日程」と「国民の休みの日程」が違います

項目日程
国家ナーダムの競技革命記念日の7月11日から3日間(7月11日〜13日)。モンゴル相撲・競馬・弓射の3競技
開会式・騎馬パレード7月11日のスフバートル広場のみ
国民の祝日(全国祝日法)7月11日〜15日の5日間
※お店の営業が読みにくくなるのは、競技が終わったあとを含む「11〜15日」のほうです

「なんとなく7月中旬」ではなく日付がほぼ固定されているので、旅程を組むときはここを避けるか、狙うかをはっきり決めておくと安心です。

ウランバートルのナーダム会場ナショナル・スポーツ・スタジアム
ナーダムのイベント会場 ナショナル・スポーツ・スタジアムエリア

避けた方がいいと感じた理由は大きく2つあります。

1つ目は、お店が閉まっていることが多いことです。この連載を象徴する「吉野家3連敗」をはじめ、Khaan Buuzが営業していないなどの事態が何度か発生しました。ナーダムが影響しているのか、単なる巡り合わせなのかは断定できませんが、体感としてはナーダム期間中は普段より営業が不安定な印象を受けました。

実録:ナーダム期間中、開いていた店と閉まっていた店

「閉まっている店が多い」だけだと動きようがないと思うので、私が実際に歩いた範囲の記録を置いておきます。

状況実際にどうだったか
閉まっていた吉野家(3日連続で敗北)/Khaan Buuz Sentoza店/個人経営らしき飲食店いくつか
開いていたKhaan Buuz(国営百貨店向かいの店舗)/State Department Store(国営百貨店)/コンビニ(GS25など)/モンゴル国立博物館/チンギス・ハーン博物館/Modern Nomads
※2026年7月13日(ナーダム休暇中)に著者が実際に確認した範囲です。確実に開いているという保証ではありません

ナーダム期間に旅程を組む人が押さえるべき2つ

大型商業施設・博物館・コンビニは動いている可能性が高い。読みづらいのは飲食店(特に個人店)。食事だけは候補を3店くらいピン留めしておくと精神衛生上ラクです。
モンゴル国立博物館は入口の案内板に「祝日は休館」と書いてあるにもかかわらず、ナーダム休暇中の7月13日に通常営業していました。掲示と実際が違うこともあるので、直前にGoogleマップの表示や公式サイトで確認するのが確実です。
③ さらに注意したいのがチンギス・ハーン博物館の火曜休館。年によっては、ナーダムの真ん中に火曜が入ります。

2つ目は、ナーダム自体が観光客向けのイベントではなさそうということです。スフバートル広場やナショナル・スポーツ・スタジアム周辺に足を運んでみましたが、観光客らしき人はあまり見かけず、伝統衣装をまとった地元の方々らしき人たちが多い印象でした。スタジアムの中に入るにもチケットが必要で、著者は入場できませんでした。「ナーダムは観光客向けのイベントというより、モンゴルの人たちのための祭りなんだな」というのが率直な感想です。

ウランバートルのナショナル・スポーツ・スタジアム
モンゴルの伝統衣装を着けた方が結構いました

とはいえ、良かったこともあります。モンゴル国立博物館ではナーダムに合わせた特設展示を見ることができましたし、街なかで伝統衣装をまとった人をあれだけ見られるのは、この時期ならではだったと思います。

「観たい」なら、チケットは事前手配が正解でした

著者が入場できずに会場の外をウロウロして終わった一方で、調べてみると開会式や競技のチケットを事前に手配できるツアー・手配サービスが日本語で販売されていることが分かりました。現地に着いてから当日券を探すのは、言葉の面でも枚数の面でもかなり分が悪いです。もし「ナーダムを本気で観たい」なら、渡航前に押さえておくのが確実だと思います。

VeLTRAでモンゴルの現地ツアー・ナーダム関連プランを見てみる

※ナーダム関連のプランは開催年ごとの期間限定販売になることが多いようです。掲載状況は時期によって変わります。

よほどナーダムそのものに興味がある方(モンゴル相撲に興味がある方や競技観戦のチケットを事前に用意できる方など)は別ですが、そうでない場合は、ナーダム期間(7月11日〜15日)を避けて訪れる方が、店舗の営業状況などに振り回されにくいかもしれません。

「せっかくだから雰囲気だけでも」とあえてナーダムの時期にあわせて現地入りした著者ですが、蓋を開けてみれば会場周辺をブラブラ歩いただけで終了。「それ、ただの散歩では?(笑)」という悲しい結果に終わりました。
結論として、雰囲気を楽しむ程度のノリなら、あえてこの時期を狙う必要はまったくなかったなと感じています。

モデルコース(実際に回った順番)

旅程内容
ウランバートル1日目・午後チンギスハーン国際空港到着、ATMキャッシング、シャトルバスで市内へ(第3話
ウランバートル1日目・午後〜夕方スフバートル広場、吉野家①空振り、徒歩でホステルへ(第4話
ウランバートル1日目・夜UBCabでスフバートル広場へ、歩いてナーダム会場(ナショナル・スポーツ・スタジアム)、吉野家②空振り、Khaan Buuzで夕食(第5話
ウランバートル2日目・午前ホステルの地下ゲルで朝食、ガンダン寺、State Department Store(第6話
ウランバートル2日目・午後吉野家③空振り、モンゴル国立博物館、チンギス・ハーン博物館(第7話
ウランバートル2日目・午後〜夕方ランチ難民(Khaan Buuz休業→Modern Nomadsでツォイワン)(第8話
ウランバートル2日目・夜ザイサンの丘で夜景鑑賞(第9話

つまり、実質2日間でこれだけの出来事が詰まっていたことになります。

私がもう一度組むなら、こうします
1日目:午後に到着 → シャトルバスで市内 → 荷物を置いてスフバートル広場 → 夕食はKhaan Buuz
2日目・午前:ガンダン寺(法要が見られるので午前が正解)→ 徒歩で国営百貨店
2日目・午後:モンゴル国立博物館 → チンギス・ハーン博物館
2日目・夜:21:00頃に宿を出てザイサンの丘へ(暗くなるのは21:30頃)
ポイントは、寺は午前・夜景は21時以降という2つの時間の縛りを先に置いて、その間に博物館を挟むことです。

ウランバートル観光は何日必要?

著者の場合、実質2日間で吉野家3連敗・寺院・博物館2館・老舗百貨店・夜景スポットまで一通り回ることができました。効率よく回るなら2日でも主要スポットは押さえられる印象です。

ただし、以下のような希望がある場合は3〜4日ほど見ておくと安心です。

  • ナーダムの競技観戦チケットを取って、じっくりお祭りを楽しみたい
  • テレルジ国立公園など郊外へも足を延ばしたい
  • 乗馬体験などのアクティビティも組み込みたい
  • 博物館をもっとじっくり見て回りたい(著者は駆け足気味でした)

ちなみに私は、市内2泊のあとに草原のゲルで2泊しました。「ウランバートル2日+草原2泊」という組み方の実際は、モンゴル旅行4泊5日まとめに書いています。

ウランバートルのホステルでの観光案内
ホステルでの観光案内。ホステルでも観光の受付をやってました

ウランバートルでの費用(実際に使った金額)

著者が実際にウランバートル滞在中(2日間)に使った金額を、レシートやUBCabの利用履歴をもとにまとめました。円換算は1₮=約0.0454円(2026年7月、著者が実際に利用した時点のレート目安)で計算しています。

項目金額備考
空港シャトルバス(X19)15,000₮(約681円)空港→スフバートル広場方面
UBCab(7回合計)71,200₮(約3,232円)内訳:9,700₮/10,000₮/7,450₮/8,350₮/7,300₮/14,950₮/13,450₮
ガンダン寺 拝観料20,000₮(約908円)観音堂の入場料(現金のみ)※敷地内の散策自体は無料でした
モンゴル国立博物館50,000₮(約2,270円)入館料20,000₮+撮影許可30,000₮(カード可)
チンギス・ハーン博物館45,000₮(約2,043円)常設展示+グレートハーンの間のセット券(カード可)
食事(Khaan Buuz)15,000₮(約681円)バンシタイ・ハル・シュル(小さめのワンタンが入ったスープ料理)
食事(Modern Nomads)37,524₮(目安約1,704円)ツォイワン+水+サービス料込み。カードの実請求は1,768円
缶ビール(GS25)4,700₮(約213円)ホステルでの晩酌用
ホステル(2泊)8,511円朝食付き・現地でクレジットカード払い(カード請求額)

ホステル代を除くMNT建ての費用を合計すると258,424₮となり、上記のレートで換算するとおよそ11,700円前後(為替レートにより変動)。ホステル代(8,511円)を加えると、2日間の現地滞在費(航空券は含まず)はおよそ2万円という計算になります。飲食・入館料・移動費だけを見れば、決して高額な旅ではなかったという実感です。

カードの請求額は、目安換算より少し高くなります
Modern Nomadsの会計37,524₮は、上記のレートで計算すると約1,704円のはずですが、実際にカードに請求されたのは1,768円でした。カード決済のレートには手数料が上乗せされるため、目安計算よりやや高くなります。
予算を組むときは、ざっくり計算した金額に数%足しておくくらいがちょうどいいと思います。

※為替レートは日々変動します。上記はあくまで著者が利用した時点でのレートに基づく目安としてご参考ください。

参考までに、著者の実際の支出内訳をもとに、予算感の異なる3パターンで概算してみました。あくまで実体験の金額から延長試算した目安であり、実際の予算とは異なる場合があります。

予算タイプ2日間の目安(現地払い分)内容イメージ
節約重視1万円前後UBCabの利用を最小限にして徒歩中心、食事も1食あたり15,000₮前後のローカル店を中心に。博物館は撮影許可を買わない
標準(著者の実際の使い方)1.2万円前後UBCabを都度利用、博物館2館+寺院+百貨店+夜景スポットを一通り観光
快適重視2万円前後〜移動をタクシーや送迎中心に、食事のグレードも上げた場合の目安

※上記は宿泊代を除いた、私が思う現地払い分の目安です。宿泊費は選ぶ宿泊施設によって大きく変わります。

💳 現金が必要な場所・カードが使える場所(早見表)

ウランバートルはカード決済がかなり普及しているので油断しがちなのですが、要所で現金しか受け付けない場面があります。私が実際に支払った場所を整理しておきます。

場所支払いひとこと
空港シャトルバス(券売機)カード可タッチ決済で完結。現金は使いませんでした
モンゴル国立博物館カード可タッチパネル式の券売機で決済
チンギス・ハーン博物館カード可同じく券売機。無料ロッカーあり
ガンダン寺(観音堂)現金のみカードの案内も端末も見当たりませんでした
UBCab(配車アプリ)著者は現金のみ旅行者としてカード登録ができませんでした(後述)
Khaan Buuzカード可写真付きの番号メニューで、指差しでも注文できます
Modern Nomadsカード可メニュー価格とは別にサービス料が約6%加算されます
State Department Store(国営百貨店)カード可ほとんどの店舗で使えます
コンビニ(GS25・CUなど)カード可小額紙幣を作るための買い物にも便利
※2026年7月時点で著者が実際に支払った範囲の情報です

結論としては、「基本はカードで足りるが、ガンダン寺とタクシー用の現金は必須」です。私は空港のATMでエポスカードの海外キャッシングを使い、120,000₮(当時のレートで5,443円)を用意しました。両替所を探さずに済むので、英語でのやり取りに不安がある人ほどラクだと思います。

やり方や、利息を抑えるための繰り上げ返済(明細がエポスNetアプリに反映され次第すぐ返済するのがコツです)については、エポスカード海外キャッシング完全ガイドで詳しく解説しています。カードの選び方は海外旅行のクレジットカードはこの2枚でOKにまとめました。

私が使っているエポスカードは年会費無料で海外旅行保険付き、しかも提携病院でお金を立て替えなくていい「キャッシュレス診療」にも対応しています。ただし「持ってるだけ」では保険が効かないので、空港までの電車かバス代をエポスで払うのだけ忘れずに(これだけで有効になります)。

エポスカードの詳細を見てみる(年会費無料・海外ATMで現地通貨を引き出せる)

🌟 特におすすめしたい2つのスポット

7話分のウランバートル滞在の中で、著者が「特に訪れてよかった」と感じたのは以下の2つです。

① Khaan Buuz(ハーン・ブーズ)

結局訪問できたのは1回だけでしたが、料理はとても美味しく、提供も早く、価格もそこまで高くありませんでした。写真付きの番号メニューで注文しやすく、初めての海外ひとり旅でも気負わず入れるお店です。支払いはクレジットカードが使えました。正直、あと1〜2回は訪れて他のメニューも試したかったというのが本音です。ウランバートルでモンゴル料理を気軽に味わいたいなら、まず候補に入れてほしいお店です。

Khaan Buuz(ハーン・ブーズ) ウランバートル
おいしかったので、他の料理も食べてみたい

私が食べたのは11番の「バンシタイ・ハル・シュル」(15,000₮)。茹でた小さめの餃子「バンシ」と羊肉が入ったシンプルな塩味のスープで、歩き疲れた体に染みわたりました。注文は指で番号を示すだけなので、言葉が通じなくてもなんとかなります。

📍Khaan Buuz(Googleマップ)
※国営百貨店の向かいにある店舗です。営業時間は確認できていません(別店舗では休業に当たったので、時間帯によっては閉まっている可能性があります)。

② ザイサンの丘

実はそこまで期待していませんでした。モンゴルにあまり「都会」のイメージがなく、街明かりも少なそうで、夜景自体があまり綺麗ではないかもしれないと思っていたからです。

夜に一人で出かけることへの治安面の不安もありました。ですが実際に行ってみると、良い意味で予想を裏切られました。

ザイサンの丘(ザイサン・トルゴイ) ウランバートル
ザイサンの丘(ザイサン・トルゴイ) からのウランバートルの夜景

頂上は風船割りゲームの屋台などで賑わい、カップルや地元の人らしき人たち、観光客など幅広い層でとても活気がありました。

ザイサンの丘(ザイサン・トルゴイ) ウランバートル
ザイサンの丘(ザイサン・トルゴイ)。夜でも家族連れや子供たちもたくさんいました

韓国語を話す観光客らしき人たちは見かけたのですが、日本人らしき人は見かけなかったのが少し意外でした。日本人にはあまり知られていないスポットなのか、それとも夜の外出に対して治安面で敬遠されがちなのかは分かりませんが、少なくとも著者が訪れた際は治安面で問題を感じることはありませんでした。
せっかくウランバートルに来たなら、ぜひ夜景を見に行ってみることをおすすめします。

ザイサンの丘は何時に行けばいい?(夏は21:30まで暗くならない)

ウランバートルは北緯およそ48度と、東京や大阪よりかなり北にあります。7月中旬の日の入りは20時45分〜50分前後、そこから薄明が続いて本格的に暗くなるのは21時30分ごろとされていて、私の体感ともほぼ一致していました。

夜景が目的なら、21時半前後に登り始めると頂上に着くころには暗くなっているくらいだと思います。暗くなり始めのオレンジ色の空も見たいのであれば21時くらいから登り始めるといいと思います(あくまで夏の場合の目安です)。

ザイサンの丘(ザイサン・トルゴイ)頂上 ウランバートル
ザイサンの丘(ザイサン・トルゴイ)頂上

🚨 行き先は「Zaisan Memorial」ではなく「Zaisan Hill Complex」

これが最重要ポイントです。タクシーやUBCabの行き先には、記念碑そのものではなくショッピングモール「Zaisan Hill Complex」を指定してください。到着したら迷わず建物の中に入り、エレベーターで7階へ。「Glass Bridge(ガラス橋)」を渡ると、丘の中腹まで一気にショートカットできます。
ガラス橋の営業時間は毎日10:00〜24:00(入口表示・2026年7月訪問時点)。私は22時30分頃に通れました。ただし変わる可能性があるので、登る前に自分の目で表示を確認しておくと帰りが安心です。
なおGoogleマップの徒歩ルートは車道の大遠回りを表示します。私はそれを信じて、街灯の少ない激坂を10分以上登る羽目になりました。

その他、行く前に知っておくと安心な情報をまとめておきます。

入場料無料
営業時間現地で公式の営業時間表示は確認できませんでした。旅行サイトには「24時間」の記載もありますが断定できません。私が訪れた21:30〜22:30頃は問題なく出入りできました
場所スフバートル広場から南へ約3km前後
アクセスタクシー(UBCab)が確実。バス(52番・55番など)でも行けるようです
UBCab料金私の場合、行き14,950₮・帰り13,450₮(各約610〜680円)/所要約15分
階段麓からの正式なルートは約612段とされています。中腹からは約300段という情報もありますが、資料によってばらつきがあります
階段の所要時間中腹から休まず登って5〜6分(著者実測)。途中に石のベンチ・手すり・街灯あり
所要時間登り〜夜景鑑賞〜下山で約1時間15分(著者実測)
トイレ丘の上では探していないので断言できませんが、見当たりませんでした。モール内のトイレで、登る前に済ませるのが確実です
※2026年7月訪問時点の情報です

📍ザイサンの丘(Googleマップ)Zaisan Hill Complex(Googleマップ)

📷 夜景撮影に三脚は必要? 答えは「ミニ三脚だけ持っていく」

周囲に三脚を使っている人は見当たらず、スマホの手持ちでも十分きれいに撮れる明るさでした。私は大きい三脚を宿に置き、小さいサイズのミニ三脚だけを持って行って使いました。
大きい三脚を担いであの階段を登るのは正直しんどいですし、展望エリアは人が多いので脚を大きく広げる三脚は周りの迷惑にもなります(正直に言うと、みんながスマホでサッと撮っている中で大きい三脚を組み立てるのが恥ずかしかった、というのもあります)。フル三脚は置いていく、ミニ三脚は持っていく——これが実際に登ってみた私の結論です。
逆に、このあと向かった草原での星空撮影では、周りに誰もいないうえにしっかり撮りたかったので大きいほうの三脚を使いました。街の夜景はミニ三脚、草原の星空はフル三脚。今回はこの使い分けにしました。

私が愛用しているミニ三脚はマンフロットの「PIXI EVO」というミニ三脚です。より小型・軽量なモデルや安価な製品もありますが、一眼カメラをしっかり固定するには、最大耐荷重2.5kgほどが最低限必要だと感じてこれを選びました。本体は250gほどしかないので、カバンに入れても気になりません。

なお、丘の中腹までは車道が伸びていて車で上がることもできますが、駐車場自体が狭く、入りきらない車が車道に停まって付近が渋滞していました。私としては、やはりモール7階のガラス橋経由がいちばんラクだと思います。

ちなみに帰り道、モールの外の通り沿いには22時半を過ぎても営業している飲食店や屋台が並んでいて、賑わっていました。夜景のあとに軽く食べて帰る、という組み立ても現実的だと思います。

ルートや階段の様子、遠回りしてしまった顛末は【星空と夜景⑨】ザイサンの丘で見た絶景夜景|遠回りして分かった「モール経由」の正解ルートに詳しく書いています。

スポット別まとめ

吉野家(ウランバートル店)

日にちをずらしたり、別店舗に行ったりして、合計3回訪問して3回とも空振り。マトン丼、ついに食べられず。ナーダム期間の影響かは不明ですが、この連載を象徴する「あるある」となりました。

吉野家(ウランバートル店)
吉野家(ウランバートル店)

ちなみに広場近くの店舗のドアには「НЭЭЛТТЭЙ(=営業中)」の札が下がったままで、営業時間も「0800 – 2100」と書かれていました。看板に営業時間が書いてある=やっている、とは限らないのがナーダム期間です。

📍吉野家(Googleマップ)
→詳しくは第4話第5話第7話

ナショナル・スポーツ・スタジアム

ナーダム期間中の周辺は伝統衣装の人で賑わいますが、著者が訪れた範囲では観光客らしき姿は少なく感じました。スタジアム内へはチケットがないと入場不可でした。ただし外の出店エリアはチケットなしで自由に歩けましたので、「雰囲気だけでも」という方はそれで十分お祭りを感じられます。

ナショナル・スポーツ・スタジアム ウランバートル
入口で入場チケットのチェックが行われていて、入れませんでした

📍ナショナル・スポーツ・スタジアム(Googleマップ)
→詳しくは第5話

ガンダン寺(ガンダンテクチェンリン寺)

敷地内を歩くだけなら無料で、有料なのは奥にある観音堂です。著者が訪れたときの拝観料は20,000₮(現金のみ・2026年7月時点)でした。所要時間は観音堂とバツァガーン大集会堂の両方をゆっくり見て約55分(著者実測)。正面入口には大量のハトと、餌を売る「ハト経済圏」も。

お目当ての巨大な黄金観音像は、高さ26.5mとされています(資料によっては25mや26mと書かれていることもあります)。初代の像は1911年に建立されたものの1938年に失われ、現在の像は1996年に寄付によって再建されたものだそうです。堂内に一歩入ると本当に見上げるほどの大きさで、拝観料を払う価値は十分にありました。

ガンダン寺(ガンダンテクチェンリン寺) ウランバートル
ガンダン寺(ガンダンテクチェンリン寺)の巨大な黄金観音像

ガンダン寺は「午前」に行くのがおすすめです

ガンダン寺の法要は9時ごろに始まり、午前中いっぱい行われることが多いとされていて、逆に午後は閉まっているお堂もあると紹介されています。私が境内にいたのは9:45〜10:40頃で、僧侶が並んで読経する光景に立ち会えました。何も考えずに朝食のあと歩いてきただけなのですが、結果的にいちばんいい時間帯だったようです。
営業時間はGoogleマップや現地旅行会社の情報では毎日9:00〜17:00と案内されています(2026年7月時点)。

服装については、今も僧侶が暮らす現役の寺院なので、ノースリーブや短パンなど露出の多い服装は避けたほうが無難とされています。夏でも羽織るものを1枚持っておくと安心です。

📍ガンダン寺(Googleマップ)
→詳しくは第6話

State Department Store(ノミンデパート)

1921年に旧ソ連の支援で建設が始まり、1924年に「中央百貨店」として創業、1961年に現在の建物へ移転したとされる老舗百貨店です。1999年に民営化されていて、運営会社の名前から地元では「ノミン」とも呼ばれているようです。

State Department Store(ノミンデパート) ウランバートル
State Department Store(ノミンデパート)
フロアおもな内容
地下〜1階大型スーパー「Nomin」、食品類、化粧品など
2階カシミヤ製品が集まるフロアのようです(著者は未訪問)
4階カーペットなどがあるようです(著者は未訪問)
6階土産物・雑貨・書籍・伝統衣装・絵画(観光客の本命)
7階ガラス床の展望スペース
※2階・4階は著者が実際に見ていないため、現地の旅行会社が公開している情報をもとにした目安です(2026年7月時点)

営業時間は入口の案内板によると、1階は月〜土08:30〜22:30・日09:00〜22:00、2階〜7階は毎日09:00〜22:00でした(Googleマップの表示とは多少ずれがあります)。時間がないなら、いったん6階まで上がってから下りてくるのがおすすめです。私は下から順にエスカレーターで上がっていきました。

State Department Store(ノミンデパート)営業時間案内
State Department Store(ノミンデパート)営業時間案内

買い物まわりで知っておきたい2つ
百貨店周辺の道路はスリが多いという指摘があります。現地の旅行会社が注意喚起しており、自身が狙われた経験まで書かれていました。私は何もありませんでしたが、買い物のあとに紙袋や財布を無防備に持ち歩かないほうがよさそうです。
カシミヤなどをまとめ買いするなら、免税(VAT還付)は「買う前の登録」が必要です。モンゴルでは2024年1月から外国人旅行者向けの還付制度が始まっていて、1枚のレシートが50万₮超(税込)などの条件があるとされています。レシートだけ持って空港に行っても間に合わないので、買い物の前日までに手続きを済ませておくのが安全そうです(私自身は利用していないので、すべて調べた情報です)。

📍State Department Store(Googleマップ)
→詳しくは第6話

モンゴル国立博物館

入館料20,000₮+撮影許可30,000₮(2026年7月時点・券売機でカード可)。所要時間は約50分。ナーダム期間中は特設展示も楽しめました。撮影許可を買えば館内全体で自由に撮れるという分かりやすいルールなので、写真をたくさん残したい方はこちらが向いています。

ウランバートルのモンゴル国立博物館
モンゴル国立博物館

営業時間は現地の案内板では夏季9:00〜20:00(最終入館19:30)、冬季は火〜日9:00〜18:00で月曜休館でした。公式サイトとは閉館時刻が1時間ずれていますが、「19:30までに入る」を目安にしておけば間違いないと思います。日本語の表示・ガイドはありません(英語オーディオガイドが8,000₮であるとされています)。

📍モンゴル国立博物館(Googleマップ)
→詳しくは第7話

チンギス・ハーン博物館

2022年開館の新しい巨大博物館で9階建て。最上階には黄金のチンギス・ハーン像があります(この部屋は土足厳禁で、使い捨ての靴カバーを付けて入ります)。チケットは常設展30,000₮/グレートハーンの間20,000₮/両方セットのパッケージ45,000₮で、バラで買うより5,000₮お得です。所要時間は1時間15分ほど見ておくと安心。火曜定休なので、旅程を組むときは曜日に注意してください。

 Chinggis Khaan National Museum(国立チンギス・ハーン博物館)
Chinggis Khaan National Museum(国立チンギス・ハーン博物館)

大きな荷物は無料の暗証番号式ロッカーに預けられます。バックパックを背負って観光している方や、空港へ向かう前に立ち寄る方にはありがたいポイントです。国立博物館からは徒歩5分弱なので、2館まとめて回るなら合計2時間半を目安にしておくと安心です。

📍チンギス・ハーン博物館(Googleマップ)
→詳しくは第7話

Modern Nomads(モダン・ノマズ)

モンゴル料理の人気チェーン。ツォイワン(平打ち麺と羊肉・野菜を蒸し焼きにしたモンゴル風焼きうどんのような料理)をいただきました。英語表記+写真付きのメニューで、一人でも入りやすい雰囲気です。カード可。

注意点が2つあります。ひとつは提供に約50分かかったこと。しかも客席は半分ほど空いている状態でこれだったので、混雑のせいというより、もともとゆったりしたペースのお店なのかもしれません。時間に余裕がない日は避けたほうがよさそうです。もうひとつはメニュー価格とは別にサービス料が加算されること(私の場合は注文合計の約6%)。

Modern Nomads(モダン・ノマズ)
Modern Nomads 3(モダン・ノマズ)

なお、心配していた羊肉のクセはまったく気になりませんでした。「羊が苦手かもしれないからモンゴル料理は避けようかな」と思っている方は、一度試してみる価値はあると思います。

📍Modern Nomads 3(Googleマップ)
→詳しくは第8話

ザイサンの丘 (ザイサン・トルゴイ) Zaisan Memorial

ウランバートル随一の夜景スポット。詳細は前述のとおりですが、モニュメント自体も見どころがあります。

環状のモニュメントの脇にそびえる尖塔(オベリスク)は、根元に旗を掲げるソ連兵士の像が立っていて、兵士像を含めた高さは約27mとされています。「ザイサン戦勝記念碑」とも呼ばれるようです。

ザイサンの丘(ザイサン・トルゴイ)Zaisan Memorial ザイサン戦勝記念碑
Zaisan Memorial ザイサン戦勝記念碑 Зайсан толгой

📖 内側のモザイク画に描かれているもの

資料によると、モニュメント内側のモザイク画には1921年のモンゴル人民革命、1939年のハルハ河(ノモンハン)での戦い、ナチス・ドイツへの勝利、そしてモンゴル人初の宇宙飛行士グルラグチャを乗せたソユーズ39号までが描かれているとされています。
日本人としては複雑な気持ちになる場面も含まれていますが、モンゴルという国が歩んできた20世紀を一枚の壁画で読める場所でもあります。夜はライトで照らされるので、意外とじっくり見られました。

広場の中央にある御影石の台座は、もともと「永遠の火」を灯すための設備だったものの、90年代に火が消えてしまったとされています。現在は透明なガラスのカバーで窪みが保護されている状態でした。

📍Zaisan Hill Complex(Googleマップ)
→詳しくは第9話

実用Tips(連載を通じて分かったこと)

UBCab(配車アプリ)の使い方と、支払いの実際

ウランバートル移動の必需品です。市内移動で7回利用しましたが、いずれもすぐに配車されて待ち時間のストレスは少なかったです。日本の電話番号(+81)のまま登録でき、アプリは日本語表示に切り替えられます。行き先はアプリの地図上で指定するので、ドライバーとの会話は不要。英語が苦手な人ほど助かる仕組みです。

支払い方法は「時点」で書き分けます
私が2026年7月に利用した際は、旅行者としてクレジットカードを登録することができず、実際の乗車はすべて現金払いでした。一方で、UBCabの公式規約やアプリの説明では現金以外の支払い方法も案内されています。仕様は変わる可能性があるので、利用時にアプリの表示を確認してみてください。

そして「おつりがない」問題は、旅を通じて計3回起きました。
対策はシンプルで、市内に着いたら早いうちにコンビニやスーパーで買い物をして、20,000₮札を崩しておくこと。5,000₮・10,000₮札を数枚キープしておくだけで、かなり回避できます。
ちなみに私は3回目の「おつりがない問題」の時はドライバーを待たせて、宿の近くのGS25(コンビニ)でビールを買って崩してから払いました。夜に出かける予定があるなら、出発前に財布の中身を確認しておくといいと思います。

インストール方法や乗車時の4桁コードなど、実際の使い方は【星空と夜景⑤】初めてのUBCab、謎の同乗者とおつり騒動で詳しく紹介しています。

その他、歩いて分かったこと

  • お店の営業時間はあてにならないことがある:Googleマップで「営業中」でも実際は閉まっていることが何度もありました。口コミの投稿日も確認するとより安心です。候補をいくつか保存しておくと、最初の店が閉まっててもすぐ次の店に切り替えられます。
  • コンビニは「CU」と「GS25」が主流:韓国系のコンビニチェーンが街のあちこちにたくさんあり、両替(というより小額紙幣づくり)に困ったときに助けられました。
  • 治安:ザイサンの丘は夜でも家族連れなど多く、著者は不安を感じる場面がありませんでした(あくまで体感)。国営百貨店周辺はスリの指摘があるので、荷物には注意を。渡航前に外務省の海外安全情報も確認しておくと安心です。
  • 夏は夜でも明るい:7月の日の入りは20:45頃で、21時を過ぎても外がうっすら明るく、本格的に暗くなるのは21:30以降でした。夜景・星空の予定は、それまでの時間をどう潰すかもセットで考えておくとラクです。
  • 歩道のシェア電動バイクに注意:シェア電動バイクをよく見かけました。歩道を走ってくるうえ、電動なので音がしません。歩くときは後ろにも気を配ったほうがよさそうです。
  • 重い荷物は素直にタクシーを:渋滞がひどいという事前情報を信じて、到着日にバス停から荷物を持ったまま徒歩50分でホステルへ向かいましたが、実際は渋滞しておらず、素直にタクシーを使えばよかったと思いました。
  • 水は買う:ウランバートルの水道水はそのまま飲用には適さないとされています。氷入りの飲み物にも注意が必要という情報もあるので、心配な方はミネラルウォーターを買うのが無難です。

通信手段はどうする?

ウランバートルの旅は、店を探すのもUBCabを呼ぶのも全部スマホです。ネットが切れた瞬間に詰みますので、通信手段だけは出発前に決めておいてください。どれが向いているかざっくりまとめると、以下のような感じです。詳しい比較は海外旅行の通信手段5つを比較した記事でも解説しています。

手段向いている人
グローバルWiFi(レンタルWiFi)スマホの設定なしですぐ使いたい方、複数人でシェアしたい方
Airalo(eSIM)一人旅で身軽に済ませたい方、SIMの差し替えが面倒な方
ahamo既に契約者で、事前準備の手間を減らしたい方(著者はこのパターン)

グローバルWiFiでレンタル料金を見てみる(受け取り・返却が空港で完結)

Airalo(eSIM)のプランを見てみる(物理SIMの差し替えが不要)

著者は普段使っているahamoの海外データ通信(月30GBまで追加料金なし)をそのままモンゴルでも利用しました。設定不要でそのまま繋がるのは、出発前の準備を1つ減らせるという意味でもラクでした。ただし海外での利用が15日を超えると速度制限がかかる仕組みなので、長期滞在の予定がある方は事前に条件を確認しておくと安心です。

ahamoの海外データ通信について見てみる(申し込み・設定が不要)

宿泊先について

モンゴルの安宿はホステルタイプが多い印象でした。著者が実際に泊まったのは「ダニスタ ノマズ ツアー ホステル」で、価格の安さと専用バスルーム付きという点が決め手でしたが、正直また泊まりたいかというと迷うところでした(詳しくは第4話へ)。

宿選びで一つ実感したのは、宿の近くにコンビニがあるかどうかが地味に効いてくるということ。私は宿のすぐ近くにGS25があったおかげで、深夜の「おつりがない」を切り抜けられました。夜に出歩く予定があるなら、地図でコンビニの位置も見ておくといいと思います。

また、街を歩いた範囲で見かけたホテルは、古い建物が多い印象でした。ホテル選びに迷ったら、日本人にも馴染みのある「東横イン ウランバートル」が無難な選択肢かもしれません。著者は宿泊していませんが、日本人旅行者の利用実績も多いようで、候補の一つとして検討しやすいホテルです。国営百貨店とは同じ平和通り沿いで直線約1.2kmの位置関係です。

東横インウランバートルをAgodaでチェックする
(同じ宿でもサイトによって料金が違うことがあるので、私は2つ見比べてから決めています)

東横インウランバートルをTrip.comでチェックする
(航空券やツアーもまとめて管理したい方はこちら)

他のホテルも比較したい方は、こちらから探せます。

よくある質問(Q&A)

Q. モンゴル語が話せなくても大丈夫?
A. 著者はモンゴル語を話せませんでしたが、英語表記のメニューや案内板が多く、ジェスチャーや指差しでなんとかなる場面がほとんどでした。博物館では券売機の前で固まっていたらスタッフの方が代わりに操作してくれましたし、UBCabは地図で行き先を指定するので会話が要りません。ただし、タクシードライバーとのやり取りなど、英語も通じない場面も何度かありました。身振り手振りでなんとかなりました(笑)。

Q. クレジットカードは使える?
A. 博物館・コンビニ・Khaan Buuz・Modern Nomadsなど、観光客が利用しそうな場所ではおおむね使えました。一方でUBCabは著者の場合カード登録ができず現金払い、ガンダン寺の拝観料も現金のみでした。詳しくは前述の早見表をご覧ください。

Q. 現金はどのくらい持っておけばいい?
A. 断言はできませんが、著者は空港到着時に120,000₮(当時のレートで5,443円)をキャッシングし、それでウランバートル滞在中の現金払いは足りました。ただしおつり不足に3回遭遇したので、5,000₮・10,000₮の小額紙幣を多めに持っておくのがおすすめです。

Q. 治安は大丈夫?
A. 著者が実際に歩いた・訪れた範囲(ガンダン寺、State Department Store、ザイサンの丘の夜など)では、危険を感じる場面はありませんでした。ただしこれはあくまで個人の体感であり、国営百貨店周辺のスリなど、一般的な注意は他都市同様必要という情報もあります。

Q. 何月に行くのがおすすめ?
A. 断言はできませんが、ナーダム(7月11日〜15日)を避けて訪れる方が、店舗の営業状況に振り回されにくいという印象を著者は持ちました。夏(6〜8月)は比較的過ごしやすい気候とされていますが、冬は1月の平均最低気温が-25℃前後まで下がる極端な寒暖差があるので、訪問時期に応じた服装の準備が必要です。

Q. 日本からの直行便はある?
A. 著者は仁川(韓国)を経由して向かいましたが、成田〜ウランバートル間にはMIATモンゴル航空の直行便が運航されているとされています。運航スケジュールは時期によって変わるようなので、航空券サイトで最新の便を確認してみてください(航空券の探し方は記事後半でも紹介しています)。

Q. チップは必要?
A. モンゴルでは基本的にチップの習慣は必須ではないとされています。ただし、良いサービスを受けた際には気持ち程度に渡すのが一般的という情報もあり、目安は2,000〜5,000₮程度(約90〜225円)とされています。著者は飲食店では渡しませんでした(サービス料があらかじめ加算されている店もあります)。一方でタクシーでは、おつり騒動で手間をかけてしまったお礼として、結果的におつりの一部を受け取らない形になった場面が2回ありました。「必ず渡すもの」ではなく、助けてもらったときのお礼くらいの感覚でいると気が楽だと思います。

Q. 水道水は飲める?
A. ウランバートルの水道水は、そのまま飲用には適さないとされています。煮沸すれば飲めるという情報もありますが、旅行者は避けた方が無難なようです。著者もミネラルウォーターを購入して飲んでいました。

Q. ウランバートルだけで満足できる?
A. 正直に言うと、私は草原へ足を延ばしてよかったと思っています。市内の2日間も十分楽しかったのですが、旅の記憶に強く残っているのは草原で見た星空でした。日程に余裕があるなら、市内2日+郊外(ゲル泊やテレルジ国立公園)の組み合わせをおすすめします。

現地ツアーのご案内

今回私は自分の足で回りましたが、自分で回るのが不安な方は、全てを自分でこなす必要はありません。現地ツアーを使うとアクセスや段取りが格段に楽になります。特にモンゴルは、市内の移動でさえ配車アプリと現金の問題がついて回るので、行き先が決まっているならツアーで押さえてしまうのも十分にアリだと思います。

ちなみに現地ツアーには様々な種類があり、「ガイドなし・車とドライバーのチャーターのみ」というプランもあります。現地ツアーのガイドはほとんどが英語なので、英語が話せないならガイドなしの方が安くていいと思います。「ドライバーと意思疎通できるかな?」と不安になるかもしれませんが、翻訳アプリを使えば英語が話せなくても問題なくやり取りできます。各社で価格や内容が異なるので、自分に合うプランを比較してみてください。

VeLTRAは予約画面もカスタマーサポートも日本語で完結するので、英語のやり取りに不安がある方でも申し込みやすいと思います。ガンダン寺やザイサンの丘を含む市内観光ツアーもいくつか選べます。

VeLTRA(ガンダン寺+ザイサン・トルゴイ市内観光ツアー)

短い時間だけツアーで回りたい方には、こちらのツアーもあります。

VeLTRA(ガンダン寺観光ツアー)

他のツアー会社と比較したい方は、以下もチェックしてみてください。GetYourGuideは取扱いプランの種類が豊富、Klookはアプリ限定クーポンが強く、KKdayはアジア圏の商品が充実している傾向があります。他の予約サイトとじっくり比較したい方は海外旅行の現地ツアー予約サイト比較記事もあわせてどうぞ。

移動やホテル手配込みで安心して回りたい方には、添乗員・現地係員が同行するJTB旅物語のようなパッケージツアーも一つの選択肢です。個人手配の手続きが丸ごと省けます。

JTB旅物語(モンゴル特集)

モンゴル行きを検討している方は、東京からウランバートル直行の航空券もチェックしてみてください。Trip.comはホテルやツアーとまとめて管理しやすく、スカイチケットはLCCも含めた格安航空券の比較に強いのが特徴です。

Trip.com(東京→ウランバートル航空券)

スカイチケット(東京→ウランバートル航空券を探す)

ウランバートルはこんな人におすすめ

  • ✔ 初めてモンゴルへ行く
  • ✔ 一人旅で不安がある(配車アプリと券売機で、ほとんど喋らずに動けます)
  • ✔ 博物館や歴史に興味がある
  • ✔ 夜景が好き
  • ✔ モンゴル料理を気軽に食べてみたい
  • ✔ 草原旅行の前後でウランバートル観光もしたい

ウランバートルの次は、草原へ

私はこの2日間のあと、ウランバートルを離れて草原のゲルで2泊しました。世界最大級のチンギス・ハーン騎馬像を見て、人生初の乗馬をして、そして新月の大草原で満天の星空を見ました。

市内観光だけでも十分楽しめますが、「モンゴルまで来たのに草原を見ないのはもったいないかも」というのが正直な気持ちです。ゲルの予約方法や費用、実際の設備については以下の記事にまとめています。

関連記事

モンゴル旅行記(準備編〜ウランバートル編)

草原・ゲル泊編(第10話〜第17話)

海外旅行の準備・お金まわり

この記事は、ウランバートルの公式ガイドや網羅的な観光案内ではなく、著者が2026年7月に実際に2日間歩いて感じた「私なりのまとめ」です。同じ場所を訪れても、時期や運によって印象が変わることもあると思うので、あくまで一つの体験談として参考にしていただけたら嬉しいです。

今回(シリーズ通して)訪れた場所一覧

※本記事の料金・営業時間・情報は2026年7月時点のものです。今後変更される可能性があるので、訪問前に最新情報をご確認ください。

スポット名ひとことGoogleマップ
チンギスハーン国際空港市内から南へ約50km。ラウンジはなし地図を見る
スフバートル広場ナーダムの開会式は7月11日のみ。それ以外は広い広場地図を見る
ナショナル・スポーツ・スタジアム外の出店エリアはチケットなしで歩けます地図を見る
吉野家(ウランバートル店)3連敗の現場。マトン丼は未食のまま地図を見る
Khaan Buuz写真付き番号メニュー・カード可。国営百貨店の向かい地図を見る
ガンダン寺(ガンダンテクチェンリン寺)観音堂20,000₮・現金のみ/所要約55分・午前がおすすめ地図を見る
State Department Store6階が土産物フロア。周辺のスリに注意地図を見る
モンゴル国立博物館入館20,000₮+撮影30,000₮・所要約50分・カード可地図を見る
チンギス・ハーン博物館セット45,000₮・火曜休館・所要約1時間15分・無料ロッカーあり地図を見る
Modern Nomads 3提供に約50分。サービス料が別途加算されます地図を見る
ザイサンの丘(ザイサン記念碑)入場無料。夜景は21:30以降がベスト地図を見る
Zaisan Hill Complex(ショッピングモール)7階のガラス橋(10:00〜24:00)が丘への正解ルート地図を見る

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