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【星空と夜景⑩】草原のゲル予約で返信が来ない話|個人手配で確認したこと

モンゴルの草原 モンゴル旅行
モンゴルの草原

※この記事は連載「星空と夜景を追うひとり旅。ときどきナーダム。」の第10話です。前回の記事はこちら

朝の準備〜GS25での買い出し

翌朝8:30、ホステルで朝食。今日から2日間は、いよいよモンゴルの大草原へ繰り出します!

ウランバートルのホステルの朝食(宿泊費込み)
ホステルでの朝食。宿泊費に込みでした

ただし、これから向かう宿泊先は草原なので周りには徒歩で行けるコンビニとかはないはずです。出発前に近くのコンビニへ駆け込み、滞在中の飲み物や食料を買うことにしました。

ウランバートルのコンビニGS25の飲み物売り場
ウランバートルでの宿の近くのコンビニ(GS25)。飲み物の種類も豊富でした

ちなみに今回目指すのは、テレルジ国立公園の手前にある「ツォンジン・ボルドグ(Tsonjin Boldog)」というエリア。

巨大なチンギス・ハーン騎馬像で有名な場所で、ウランバートル市内から東へ約54kmほど。現地の旅行会社の案内などでは「車で1時間強」とされていますが、道路状況にもよるようで、実際に走ってみると騎馬像に着くまで75分ほどかかりました。

「ツォンジン・ボルドグ(Tsonjin Boldog)」響きがすでに冒険感を醸し出しています。

📍ツォンジン・ボルドグのチンギス・ハーン騎馬像(Googleマップ)

買い込んだのは、おにぎり2個(プルコギとツナ)・キンパ(韓国海苔巻き)1本・缶ビール2本・カフェラテ1本。〆て27,330₮(約1,290円)でした。水は昨日買ったのが、余ってたので、それを持って行きます。

ちなみにこのコンビニ、品揃えは想像以上に豊富で、乳製品やドリンク、お弁当、バーガー類まで揃っていて、正直日本のコンビニとそこまで変わらない印象でした。「モンゴルだから買い物に困るかも」と身構えていましたが、少なくともウランバートル市内であれば杞憂だったようです。

ウランバートルのコンビニGS25の店内の品揃え
日本のコンビニとあまり変わらない感じでした

草原へ行く前に、買っておくと安心なもの

草原の宿には売店もコンビニもありません。食事は宿にお願いできても、「小腹が空いた」「喉が渇いた」を埋める手段がゼロになります。飲み物・軽食は、市内を離れる前に必ず確保しておいてください。
ウランバートル市内のコンビニは「GS25」と「CU」が主流で、どちらもカードのタッチ決済が使えました。レジ袋は有料(2026年7月・私が利用した店舗では130₮でした)なので、エコバッグがあると少しだけ得をします。

憧れの「ゲル」と、譲れない譲歩案

せっかくモンゴルに来たからには、あの伝統的な移動式住居「ゲル」に泊まりたい!

ゲルは円形の骨組みに羊毛のフェルトを張った造り。天井の中央には「トーノ」と呼ばれる円形の開口部があり、採光と換気の役割を果たしているそうです。そこから光が差し込み、夜にはトーノ越しに星空が眺められる造りのゲルもあるようです。

そんなロマン溢れる滞在を夢見ていました。

ですが、多くの観光客が宿泊するのは、観光客向けに整備された「ツーリストゲル」と呼ばれるものです。ベッドやストーブなどの暖房設備が備えられていることが多いようで、遊牧民の暮らすゲルよりもホテルに近い快適さで滞在できる施設もあるようです。

しかし、いろいろ調べるうちに現実も見えてきます。大半の宿泊費の安いゲルは、トイレやシャワーが「共用」となっているケースが多かったです(あくまで著者が調べた範囲での印象です)。

見知らぬ誰かとバスルームをシェアするなんて、人見知りの私にはハードルが高すぎます……!

旅のロマンも大事ですが、プライバシーはもっと大事。なので、「個室&専用バスルーム付き」という絶対条件でゲルを探すことにしました。

ちなみに、同じように「共用は避けたい」という人は、予約サイトで「専用バスルーム(private bathroom)」と記載されているか確認しましょう。ただ、設備の記載があいまいなことも意外とあるので、心配な場合は予約前に宿へ直接「トイレ・シャワーは専用ですか?」と一言確認しておくと安心です。

買い出しを終えてホステルで荷物をまとめ、11:00に迎えに来る送迎タクシーを待つため、10:50にはチェックアウトを完了。ロビーのソファで静かに待機します。

ダニスタ ノマズ ツアー ホステル(Danista Nomads Tour Hostel)ロビー
ダニスタ ノマズ ツアー ホステル(Danista Nomads Tour Hostel)ロビー

予約先と連絡が取れない!〜恐怖の放置プレイ〜

……と、あたかも一人旅に慣れた感じでスムーズに出発を迎えたように見えますが、実はここに至るまで壮絶な「返信来ない、夜しか眠れない、どうしよう問題」と戦っていました。

今回みたいな大草原にある宿泊施設の場合だと、「自力で行くのが難しい」「滞在中も自力でどこにも移動できない」「宿泊後の移動手段の確保も難しい」という立地なので、宿泊施設の送迎手配や食事面のサポートがどうしても必要になります。

知り合いも頼れる人も誰もいない広大な草原。もし宿の人の対応が不親切だったり非協力的だったりしたらどうしようという不安がどうしても頭をよぎります。
自力では脱出不可能な「リアル脱出ゲーム(ハードモード)」が始まってしまいます。
おそらく一人では、帰りたくても帰れません。

エジプト・アスワンでアブシンベル神殿ツアーの迎えが来なかった経験(過去記事参照)も、否応なく思い出されました。

それに、草原の中にはATMはないだろうから、もし現金が必要ならウランバートルにいるうちに準備しておかなければなりません。
もし現金が足りなくて、宿の人に「支払いしないで帰るなんてダメだよ。」なんて言われたら大変です。
勝手な妄想ですが(-_-;)。

食事代はいくらか、送迎車をお願いする場合はいくらか、宿泊費は現地払いとのことだがクレジットカードは使えるのか、確認すべきことが山ほどありました。

なので、アゴダで予約した宿泊施設へ、アゴダ経由で「送迎車の手配はできますか?」「クレジットカードは使えますか?」とメッセージを送りました。

ですが、翌日もその翌日も返信がありませんでした。

変更するか迷い続けた日々

あまりの音信不通ぶりに不安が爆発し、ついに別の宿を探す決意を固めました。

条件は「ゲル」「お手頃価格」「空港からそんなに離れてない」「星空観賞に適したロケーション」。しかし、そんな都合の良い場所はそう簡単に見つかりません。
最初の音信不通の宿は、実はこれらの条件をすべて満たしていました。
だからこそ諦めきれなかったのですが、肝心の連絡が取れないのでは話になりません。

最終的に「もうゲルじゃなくてもいいや!」と妥協して見つけたのが『Takhi Resort Terelj(Terelj Takhi Resort)』でした。
この宿泊施設は共用バスルームでしたが、評価やクチコミもとてもよかったですし、星空観賞にも適した場所のように思えたので、ここでいいかなと思いました。

Takhi Resort Terelj をアゴダで見てみる

「送迎車の手配はお願いできますか?料金は幾らになりますか?」と問い合わせると、なんとその日のうちに返信が!

「あ、会話が成り立つ……!」と一気に心が傾きます。

しかし未練たらたらな私は、無料キャンセル期間中ということもあり、最初のゲルの宿泊施設をキャンセルせずにいました。
どうしても「モンゴルと言えばゲル宿泊」という思いを捨てきれないのです。

結果的にいちばん効いた「保険」=無料キャンセル期間中の二重予約

このとき私は、未練でキャンセルしなかっただけなのですが、振り返ると、これが私にとって一番役に立った安全策でした。
「返信が来ない本命の宿」を無料キャンセル期間内はキープしたまま、「返信が来る代替の宿」も押さえておく。こうしておけば、本命から返信が来れば代替をキャンセルすればいいだけ。逆に最後まで音信不通でも、泊まる場所がない事態は避けられます。
ポイントは両方とも「無料キャンセル可」のプランで取ることと、それぞれのキャンセル期限をカレンダーに入れておくことです。ここを過ぎると、保険のつもりが二重払いになってしまいます。

メッセージを送ってから4日後、忘れた頃に最初に予約した宿泊施設から「送迎手配できますよ!クレカも使えますよ!」と返信が到着。

「おおっ!早まってキャンセルしなくてよかった!」と歓喜し、すぐさま日程と料金を確認するメッセージを送信。

……しかし、そこから再び「怒涛の1週間、安定の音信不通」。

そして、1週間後に、ようやく料金の回答が届きました。
回答自体には不満はなく、価格も妥当に感じました。

ただ、このレスポンスの遅さが少し気になり、不安になりました。
不安のあまり、私の脳内では身勝手な妄想が爆走し始めます。

「本当に実在してる宿なのだろうか…」「実は滅多に客が来ない、秘境中の秘境にあるんじゃないか……」「もしかすると、運営しているのは、デジタル機器があまり得意ではない、おじいちゃんなのではないのだろうか……」「広大な大草原でスマホの電波が繋がる場所が離れた所にしかなくて、電波の届く丘の上まで馬で移動し、必死にスマホでおじいちゃんが返信しているのではないだろうか……」「おじいちゃんは日中は広大な大草原で羊や馬の世話に追われ、夜、ヘトヘトになりながら片手間で返信してくれている可能性はないだろうか……」と勝手に色々と「おじいちゃん説」等を想像していました(※もちろん一切根拠はありません)。

もし、おじいちゃんが慣れないスマホと格闘しながら送ってくれたメッセージなら、返信が遅いのも納得ですし、頑張ってる人を責めることもできません。
(※繰り返しになりますが、もちろん一切根拠はありません)。

なので、この時点で気持ちは2番目に予約した施設に傾きつつありましたが、憧れのゲルへの未練を1ミリだけ残し、一縷の望みをかけて追加質問「宿泊費以外もクレジットカード払いできますか?食事は提供してますか?」を送信。

すると――

えっ!返信が来てる! Σ(゚Д゚)

なんと、奇跡の「即日返信」!!!

おじいちゃん、たまたま電波の届く丘の上付近にいたのかな?

「送迎代もクレカ払いOKです!朝食は$15、ランチ$20、ディナー$18で用意できるよ!」と完璧な回答。今までの沈黙は何だったのか謎のままですが、とりあえず会話が成立してホッと一安心しました。

ついでに「食事を希望する場合は事前にお知らせください」と言われたので、いつまでに伝えればいいのか聞いてみたところ、「前日までに伝えてもらえれば問題ありません」との返信。こういう細かいところも、先に聞いておくと当日焦らずに済みます。

アプリ移行、そして意外なオチ

その後、アゴダ経由でのメッセージだと面倒なのと、おじいちゃんがアゴダのメッセージをあまり確認しないのではと思い、「他のアプリで連絡取れませんか?」と提案すると、9日後に「InstagramかWhatsAppでいけるよ!」と返事が来ました(ここも9日かかりました笑)。

「……あれ?」、おじいちゃんの口から「Instagram」という単語が出てくるとは思っていませんでした。
「まさか!もしかすると、おじいちゃんではないのか?」
私の中では、完全に今までおじいちゃんとメッセージのやり取りをしてる気でいたので「インスタグラム」という返信にビックリしました。
私の人生で「Instagram(インスタグラム)」という言葉に、こんなに驚く日が来るとは思いもよりませんでした。人生何が起こるかわからないものですね。

私のWhatsAppの連絡先を送信し、2日後、無事にWhatsAppで連絡が取れるようになりました。それでも、その後の返信にも少し時間はかかっていましたがね。(◞‸◟)

WhatsAppは入れておくと、海外の宿とのやり取りが一気にラクになります

WhatsAppは海外ではLINEのように広く使われている無料メッセージアプリで、宿泊施設やツアー会社との連絡手段として利用されることがよくあります。海外ではWhatsAppでのやり取りに対応している施設が少なくないという印象です(あくまで著者が今まで利用した範囲での印象です)。今回の草原の宿もそうでしたが、モンゴルでも宿との連絡にWhatsAppが使える場合があるようなので、予約サイトのメッセージだけでなくWhatsAppを入れておくと安心でした。
私自身、予約サイトのメッセージ機能だけに頼らず、こうした代替手段を確保しておいてよかったと感じました。

ちなみに使い方もLINEとほぼ同じで、アプリを入れて自分の電話番号で登録し、相手の番号を交換すればメッセージや通話ができます。英語が苦手でも、翻訳アプリと併用すればなんとかなります(実際、私はほとんど翻訳頼みでした)。

ちなみに今回の宿は、WhatsAppだけでなくInstagramも連絡手段として挙げてきました。WhatsApp・Instagram・Facebook Messengerはいずれも同じ系列のサービスなので、宿によって案内される窓口はまちまちのようです。予約サイトのメッセージで連絡が取りにくいときは、「他に連絡できる手段はありますか?」と一度聞いてみるのが、結局いちばんの近道でした。

このタイミングで、2番目に予約していた「Takhi Resort Terelj」は申し訳ない気持ちを抱えつつキャンセルしました。
理由はやはり、最初の宿泊施設が憧れていた「ゲル」であることと、星空の観賞に、より適してそうな場所だったためです。

「星空の観賞に適してそう」と思った理由は、ウランバートル市街地から離れていて光害が少なそうだったことと、宿の周りをGoogleマップで眺めても、夜に明るくなりそうな大きな施設が近くに見当たらなかったからです。地図の上では、絶好の星空スポットに思えました。

とはいえ、これはあくまで地図とネットの情報から抱いた”期待”にすぎません。実際に到着して夜になるまで、私の頭の中は不安でいっぱいでした。
「施設内の明かりが明るくて、結局あまり星が見えないのでは?」
「夜に外へ出るのは危険じゃない?」
「寒すぎて、外に長くはいられないのでは?」
「そもそも当日、雨や曇りで星が見えなかったら……?」
期待と同じくらい、いや、それ以上に心配の種が次々と湧いてきました。

星空目的でゲルを選ぶなら、「立地」以外もチェック

ここで一つだけ、先にお伝えしておきたいことがあります。

「ゲルに泊まれば星空が見える」わけではありません。私はこのとき、Googleマップで周辺に明るい施設がないことだけを見て「ここなら見えそう」と判断していましたが、実際には他にもいくつか条件があります。

星空を目的にゲルを選ぶときに見ておきたいこと

周辺の光害……市街地から離れているか、近くに夜間も明るい大きな施設がないか(Googleマップの航空写真である程度わかります)

宿そのものの照明……敷地内の街灯やレストラン棟の明かりが強いと、せっかく暗い場所でも見えづらくなります

月齢……月が明るいと空全体が白っぽくなるそうです。私は新月の前後に草原にいられる日程を先に決めてから航空券を取りました

天気……これだけは直前までわかりません。だからこそ、私は1泊ではなく2泊にしました

天気は運任せですが、月の満ち欠けだけは何か月も先まで確実にわかります。日程に融通がきくなら、ここを先に押さえてしまうのがいちばん確実だと思います。

果たして、憧れの星空は見られるのでしょうか。
その結末は、もう少し先の話で。

今回の一件で学んだこと

正直、この一連のやり取りだけで少しばかり、心労を抱えました。心配で夜しか眠れませんでした。

でも結論から言うと、実際に滞在してみると宿泊施設の皆さんはとてもとても親切で、何ていい人たちなんだと思ったので、心配していたことがすべて杞憂だったとわかります(詳しくは後の話で)。

返信が遅いことに不安になっていたのは私だけで、現地の感覚ではごく普通のペースだったのだと思います。もう少しゆとりを持って構える力が、自分には必要なのかもしれません。
ヾ(_ _*)ハンセイ

ただ、エジプト・アスワンでアブシンベル神殿ツアーの迎えが来なかった記憶がある以上、今後また似たような状況になれば、また同じように心配してしまうと思います。

その時はまた、心配で夜しか眠れなくなってしまうかも知れません。

それも含めて、今の自分なりの旅の付き合い方なのかもしれません。

宿から返信が来ないとき、私がやった順番

結果論ではありますが、今回私が踏んだ手順を並べてみると、そのまま「返信が来ないときの対処フロー」になっていました。同じ状況で固まってしまっている方は、上から順に試してみてください。

  1. まずは予約サイトのメッセージ機能から送る(やり取りの記録が残るのが利点です)
  2. 数日待つ。ここで焦らない(私の場合、4日後・9日後という返信も普通にありました)
  3. 並行して、代替の宿を無料キャンセル可のプランで押さえる(これが精神安定剤になります)
  4. 「他のアプリで連絡できますか?」と聞いてみる(WhatsApp・Messenger・Instagramなど。ここで一気に流れが変わりました)
  5. 質問を詰め込みすぎず、大事なことから順に聞く(返信する側の負担を減らしたくて、私は1通に1〜2個程度にしていました)
  6. 出発前日に、送迎をもう一度確認する(これは本当にやっておいてよかったです。詳しくは後述します)

「予約完了メール」は、送迎が来る保証ではありません

海外では、予約完了のメールが届いていても実際には送迎車が来ないというケースがありえます。異国の地で、しかも旅程の途中でそうなってしまうと、時間の余裕もなく、その後の予定もすべて崩れてしまいます。送迎依頼などで連絡を取る必要がある宿泊施設については、予約前後の段階で「実際に連絡が取れるかどうか」を確認しておくことをおすすめします。
言い換えると、返信が来るかどうかを、予約を確定させる前のテストとして使うということです。何か1つ質問を投げてみて、返ってくるかどうかを見る。これだけで、当日のリスクはかなり下げられます。

出発前日、まさかの不安再燃

WhatsAppで連絡が取れるようになってからしばらくは平和な日々が続いていましたが、出発前日、ふとした瞬間に恐ろしい考えが脳裏をよぎります。

「そういえば……あれから音沙汰ないけど、明日の送迎って本当に覚えてくれてる……?」

「おじいちゃん忘れてないよね?」

念のため送迎の確認メッセージを送ると、今回は、その日のうちに返信がありました。「ピックアップは何時希望ですか?」と返信があり、私が「明日の11時にお願いします。あと、途中でチンギス・ハーン騎馬像に1時間ほど立ち寄りたいのですが」と伝えると、快く了承の返事をもらえました。
念のため、前日に連絡してよかった。しかし、もしこちらから連絡してなかったらどうなっていたのだろうか……。
(ll゚Д゚)怖ァ・・

草原の宿は「前日確認」までが予約

これは今回に限らずですが、送迎をお願いしている場合は、前日に一度リマインドのメッセージを送っておくと安心です。返信が遅めの宿でも、前日確認をしておけば、当日いきなり「迎えが来ない…!」という事態を避けやすくなります。

いよいよ出発

翌日、ホステルのロビーで待っていると、11時頃に突然WhatsAppの着信が鳴りました。ドキドキしながら出てみると、英語を話す女性の声で「手配してたタクシーが入口で待ってます」というような内容を告げられました。「オッケー」とだけ答えて表に出ると、タクシーが待機していました。

タクシーに乗り込み、いよいよ星空を見に草原へと向かいます。

ウランバートルからツォンジン・ボルドグへ向かう草原の道
ツォンジン・ボルドグ(Tsonjin Boldog)へと向かう道

あれっ、そういえば、おじいちゃんじゃなくて女性からの電話だったけど……?娘さんか従業員の方なのかな、と軽く考えながら、タクシーは草原へ向けて出発しました。

通信環境について

余談ですが、この旅ではahamoのSIMを使っていました。私の場合は、ウランバートルから宿までの道中も宿の周辺も、電波・通信速度ともに困ることがなく、宿との連絡やGoogleマップの確認もそのままできました。
ただし通信環境は場所や時期、現地の回線状況によって変わるものなので、「モンゴルなら必ずつながる」という話ではありません。渡航前に、契約している回線の対応エリアを公式サイトで確認しておくと安心です。

草原の宿ではWi-Fiが低速なこともあるので、自分のSIMやeSIMがそのまま使えると、連絡や地図の面でとても安心です。海外での通信手段は、格安SIM・eSIM・WiFiレンタルなどそれぞれに向き不向きがあるので、迷う方は海外旅行の通信手段比較の記事もあわせてどうぞ。

ahamoの海外データ通信について見てみる

草原・ゴビ砂漠の宿を予約するとき確認しておきたいこと

草原やゴビ砂漠など、市街地から離れた場所にある宿を予約するとき、確認しておくと安心な項目をまとめました。
なお、私が実際に泊まったのはツォンジン・ボルドグ周辺の草原の宿だけで、ゴビ砂漠には行っていません。ただ「市街地から遠く、周りに何もない」という条件は共通なので、同じ考え方が使えると思います。

確認しておきたい項目チェックのポイント
送迎の有無・料金公共交通で行くのが難しい立地もあり、その場合は宿の送迎が頼りになります。片道か往復か・料金・支払い方法(現金かカードか)を予約前に確認を。送迎は前日にリマインドしておくとさらに安心。(著者は宿から片道45USDと案内され、実際の請求は162,000₮=当時のレートで約7,300円。カード払いOKでした/2026年7月時点)
支払い方法(現金/カード)「現地払い」の宿でカードが使えるとは限りません。宿泊費・送迎・食事それぞれカード払いができるか確認しておくと安心。
食事の提供・予約市街地から離れた宿では、歩いて行ける飲食店がないこともあります(私が泊まった宿の周辺には一軒もありませんでした)。朝・昼・夕それぞれ頼めるか、事前予約が必要か、料金はいくらかを確認。(著者は朝食$15・昼食$20・夕食$18、前日までに伝えればOKでした)
食料・飲み物の準備売店やコンビニが近くにない場合もあります(私の宿にもありませんでした)。水・軽食・飲み物は市街地で買っておくと安心。
連絡手段(予約サイト以外)予約サイトのメッセージだけだと返信が遅れて不安になりがち。WhatsAppなど別の連絡手段を早めに確保しておくと安心。
通信環境(電波・Wi-Fi)宿のWi-Fiが低速なこともあります。自分のSIM/eSIMが現地で使えるか事前に確認を。(著者はahamoで道中・滞在中とも問題なし)
現金の準備市街地から離れると、周辺にATMがない場合があります。必要な現金は市街地にいるうちに用意を。カードが使えない細かい出費も見込んで、少し多めが安心。
チェックイン可能時間送迎の到着時刻とチェックイン開始時刻がずれると待つことに。到着時間を宿と調整しておく。(著者の宿は12:00〜)
キャンセルポリシー宿ごとに規定が違います。無料キャンセルの期間・条件を予約時に確認を。

送迎料金の感覚がつかみにくいと思うので、比較材料を書いておきます。私がウランバートル市内でUBCabを7回利用したときは、1回あたり7,300〜14,950₮(およそ330〜680円)でした。それに対して草原までの送迎は、市内から1時間以上・往復の走行になるので、桁がひとつ変わります。
そう考えると、極端に高くも安くもない印象でした(あくまで著者の主観です)。相場が分からないと不安になりますが、いくつかの宿に問い合わせて比べてみると、だいたいの感覚がつかめます。そしてこの問い合わせは、前述した「返信が来るかどうかのテスト」も兼ねられて一石二鳥です。

実際にこの旅で送迎・宿泊・食事・アクティビティにいくらかかったのかは、モンゴル旅行4泊5日まとめに全部の金額を公開しています。予算を組むときの目安にどうぞ。

現金については、宿泊費・送迎・食事をカードで払えたとしても、チップや売店などの細かい出費で現金が必要になる可能性も考えられます。
私はモンゴル到着日に海外キャッシングした120,000トゥグルグ(約5,400円)だけでモンゴル滞在中は足りましたが、足りなさそうであれば、数日分の細かい出費をまかなえる程度の現金を、ウランバートル市内にいるうちに用意しておくと安心です。
ウランバートル市内でのATMの使い方はこちらの記事で、海外キャッシングでの現金の下ろし方・繰り上げ返済のやり方はエポスカード海外キャッシング完全ガイドにまとめています。

私が海外へ行くときにエポスカードを必ず持っていくのは、こういう「現地でいくら必要か読めない」場面で、両替所を探さずATMだけで現金を作れるからです。英語のやり取りに自信がない私にとって、これは本当に大きい安心材料でした。利息はエポスNetアプリに利用明細が反映され次第すぐに繰り上げ返済すれば最小限に抑えられます。

エポスカードの詳細を見てみる

持っていくカードの選び方は海外旅行のクレジットカードはこの2枚でOKにまとめています。

草原の中の宿泊施設は、便利な場所にあるとは限りません。だからこそ、送迎・食事・支払い方法・連絡手段は、出発前にできる限り確認しておくと安心です。

やり取りが不安なら、最初からツアーに頼るのも大アリ

ここまで読んで、「やっぱり自分で段取りを組むのは大変そう……」と感じた方も多いのではないでしょうか。

すごくよく分かります。私も準備中、何度もそう思いました。

実は、送迎・食事・宿泊がすべてセットになった手軽な現地ツアーもあります。これなら宿に英語で連絡を入れる必要も、返信が来なくて夜しか眠れなくなる心配もありません。

私自身は今回、気合いで個人手配を乗り切りましたが……ご覧のとおり、かなりの心労を抱えました(笑)。

だからこそ、海外でのやり取りに不安があるなら、予約からサポートまで完全に日本語で完結するVELTRA(ベルトラ)のようなサービスを活用するのもアリだと思います。

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個人手配の予算とツアーの料金をパッと見比べてみるだけでも、自分にとっての「安心の値段」がはっきり見えてきますよ。

各予約サイトの違いは海外旅行の現地ツアー予約サイト比較にまとめています。

※料金・制度等は2026年7月(著者の訪問時点)の情報です。訪問前に最新情報をご確認ください。

次回はいよいよタクシーで草原へ向かう道中、チンギス・ハーン騎馬像に立ち寄ります。

前回の記事は→【星空と夜景⑨】ザイサンの丘で見た絶景夜景|遠回りして分かった「モール経由」の正解ルート

次の記事は→【星空と夜景⑪】チンギス・ハーン騎馬像へ|世界最大級の騎馬像を実際に訪れてみた

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