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【星空と夜景⑫】Kayak Campに2泊|モンゴルのゲルのトイレ・シャワー・電源・Wi-Fi・食事を正直レビュー

Kayak Campのゲル モンゴル旅行
Kayak Campのゲル

※この記事は連載「星空と夜景を追うひとり旅。ときどきナーダム。」の第12話です。前回の記事はこちら。

  1. 道なき道を突っ走る!試練のオフロード15分
  2. 憧れのゲルとご対面!初心者にやさしい快適空間
    1. Kayak Campは予約画面だけでは「ゲル」と分かりにくい?
    2. ゲルの中の設備(ストーブ・電源・鍵)
  3. ゲルのトイレ・シャワー事情|専用バスルームは歩いて1〜2分の別棟
  4. ゲルの食事代はいくら?と「冷蔵庫がない」問題
  5. 施設周囲のロケーションとレストラン棟の雰囲気
  6. 暇つぶしとロマンを求めて!乗馬アクティビティを予約
  7. モンゴルの草原でWi-Fiは使える?ゲルのネット通信事情
  8. ゲルに虫は出る?(クモと謎の金色の虫)
  9. 今夜の星空撮影への想い
  10. Kayak Campはこんな人におすすめ
  11. Kayak Campで感じたメリット・デメリット
  12. ゲル泊は気になるけど、手配が不安な人へ
  13. Kayak Campに泊まって分かった、持って行ってよかったもの
  14. モンゴルのゲル泊でよくある疑問(Kayak Campの場合)
    1. ゲルの中にトイレやシャワーはありますか?
    2. タオルやドライヤーはありますか?
    3. ゲルの中でスーツケースは広げられますか?
    4. ゲルで充電はできますか?
    5. ゲルでWi-Fiは使えますか?
    6. 7月でもゲルの夜は寒いですか?
    7. ゲルに冷蔵庫はありますか?
    8. ゲルに虫は出ますか?
    9. Kayak Campの周りにコンビニや売店はありますか?
    10. Kayak Campはクレジットカードで払えますか?
    11. Kayak Campまでの道は悪いですか?
    12. 初めてのゲル泊でも大丈夫ですか?
    13. Kayak Campの宿泊料金はいくらでしたか?
  15. 場所一覧
    1. あわせて読みたい

道なき道を突っ走る!試練のオフロード15分

チンギス・ハーン騎馬像を出発し、舗装路が切れてからの後半15分ほどは、まさに「道なき道」の連続でした。

地面はガタガタの凸凹で、時には急な坂道を強引に登っていきます。乗っていたのは少し年式の古いごく普通の乗用車。「底(車体下部)すってるよね!?」「タイヤはまらない!?」とヒヤヒヤする音が車内に響き渡り、無事に着くのか気が気ではありませんでした(笑)。

モンゴルのガタゴト道の大自然
この土の山になったような場所を普通乗用車で乗り越えたりしてました

そんなスリル満点のオフロードを抜け、14:20頃、ついに今回2泊お世話になる宿泊施設「Kayak Camp(カヤックキャンプ)」に到着しました!

📍Kayak Camp(Googleマップ)

この記事では、これから草原のゲルに泊まる方がいちばん気になるであろう「トイレどうするの?」「電源は?」「Wi-Fiは飛んでるの?」あたりを、実際に2泊した体験からまるっとお伝えしていきます。
まずは結論から、設備を一覧にまとめておきます。記事の最後には、ゲル泊でよくある疑問をQ&Aでまとめています。

結論:ホテルほど便利ではないけれど、初めてのゲル泊でもハードルは低めでした

トイレとシャワーはゲルの外ですが自分専用で、24時間使えてお湯も出ました。ゲルの中はスーツケースを広げても余裕の広さで、電源もあり、タオルも用意されていました。

一方で、Wi-Fiは期待しない方がよく、冷蔵庫もドライヤーもなし。夜中にトイレへ行くときは一度外に出る必要があり、周りに買い物できる場所もありません。「ホテルと同じ感覚」ではなく、「大自然の中のちょっと快適なゲル」と思っておくとちょうどいいと思います。

項目実際どうだったか
トイレ・シャワーゲル内にはなし。歩いて1〜2分の別棟に「自分専用」(別の鍵を渡される)。24時間使えてお湯も出る
アメニティシャンプー等はなし。プッシュ式のソープとタオルはあり。ドライヤーはなし
ゲルの広さスーツケースを広げても余裕。ベッド2台・ストーブ・ソファあり
電源ベッドの頭側に1か所だけ。日本のAタイププラグがそのまま挿せた(電圧は日本と違うので注意)
Wi-Fi私の滞在時はレストラン棟の周辺のみ。速度が遅く、実用的ではなかった
携帯の電波私の場合はahamoが道中も滞在中も快適に使えた
冷暖房エアコンなし。暖房は中央の薪ストーブ(スタッフさんが火をつけてくれる)
冷蔵庫部屋にも共用スペースにもなし。厨房で預かってもらう形
食事事前予約制。朝50,000₮(約2,250円)/昼70,000₮(約3,150円)/夕60,000₮(約2,700円)
売店・コンビニ周辺に一切なし。飲み物・軽食は市内で買っておく
支払い私の滞在時は、宿泊・食事・送迎・乗馬すべてカードで一括後払いができた
チェックイン12:00〜(私の到着は14:20)
虫天井にクモと謎の金色の虫。蚊やハエは見かけず
※2026年7月時点、私が滞在したゲルでの状況です。変更の可能性があります。円換算は1₮=0.045円で計算した目安です

憧れのゲルとご対面!初心者にやさしい快適空間

到着してまず驚いたのが、いわゆる「受付」や「フロントデスク」が存在しないこと。タクシーが敷地に着くと、英語を話す女性スタッフが歩いて来てくれて、そのまま歩きながら施設内を案内・説明してくれるというスタイルでした。パスポートのチェックなどもありませんでした。
良い意味で肩の力が抜ける、素朴なチェックインです。

ちなみにチェックインができるのは12:00からと聞いていたので、14:20到着はちょうどよい時間帯でした。送迎の時間を決めるときは、チェックイン開始時刻より早く着きすぎないように調整しておくと、草原で手持ち無沙汰になる時間を減らせます。

ちなみに支払いについては、渡航前の日本にいる段階で食事や宿泊費や送迎車の費用など全ての支払いをクレジットカード払いができることを事前に確認していたので、このタイミングで支払いの話は特にありませんでした。
この「事前に確認しておく」までの道のりが本当に長かったので、その顛末は第10話(草原のゲル予約で返信が来ない話)に書いています。

そのまま案内されながら、今回私が滞在するゲルへ向かいます。

モンゴルの草原でのゲル宿泊
宿泊するゲルへとゲルの間を抜けて行きます

外観は、伝統的な羊毛フェルトではなく、現代的な素材で作られた観光向けのゲルです。

旅行前は「せっかくだから本物の本格的なゲルに泊まってみたい!」とも考えていたのですが、調べていくうちに私にはハードルが高すぎることが分かり断念……。結果として、この観光客向けに整えられたゲルを選んだのは大正解でした。

さっそく中へ入ってみます!

モンゴル・ウランバートル郊外のゲル内部
ゲルの中はきれいで、天井から明かりが差し込む作りになってました

部屋の中にはベッドが2台設置されており、伝統的なモンゴル模様が施された内装が気分を高めてくれます。マットレスの寝心地も、特に硬すぎたり柔らかすぎたりすることなく、普通に快適に眠れました。

広さも十分で、スーツケースを床に広げても余裕がありました。荷物の多いひとり旅でも、窮屈に感じることはありませんでした。

モンゴル・ツーリストゲル内
ぼっちですが、二つベッドがありました

ちなみにこのKayak Camp、私はAgoda経由で2泊分を予約しました。Agodaの画面に表示されていた金額はUSD 70.71でしたが、支払いは「現地払い」だったため、実際にはチェックアウト時にトゥグルグ建てでカードを切ることになり、ゲル2泊分は254,484₮(約11,450円)でした。宿泊費・食事・送迎・乗馬をまとめて払った合計は848,484₮で、カードの請求額は39,964円です(支払いの様子は第15話に書いています)。
私が払った2泊分を単純に2で割ると、1泊あたり約5,700円。専用バスルーム付きでこの価格は、私としてはかなり良心的だと思います。

同じ場所に泊まってみたい方は、
Kayak Camp(Agoda)からチェックしてみてください。

Kayak Campは予約画面だけでは「ゲル」と分かりにくい?

私が予約した部屋は「ダブルルーム 室外専用バスルーム (Double Room with Private External Bathroom)」という部屋です。
ただ、私が予約した時点のAgodaのページは、ゲルではない普通の部屋を思い浮かべてしまうような内容の写真が多く使われてました。実物はちゃんと憧れのゲルだったので、あの見せ方は正直もったいないなぁ……と思ってしまいました。
逆に言えば、写真や部屋名だけでは「ゲルかどうか」が判断できないことがあるということです。予約する際は、部屋名だけで判断せず、写真・設備欄・口コミを合わせて確認し、それでも分からなければ宿に「ゲルですか?」と確認しておくと安心だと思います(英語の問い合わせ文は第10話に載せています)。

ゲルの中の設備(ストーブ・電源・鍵)

中心には薪ストーブが鎮座しており、その横には可愛らしい絵が描かれた木箱が。中を覗くと、あたたかそうな毛布がしっかり用意されていました。

ストーブは自分で火を起こすのではなく、夜になるとスタッフさんが「ファイヤー?」と聞きに来てくれる仕組みでした。1泊目の夜は火をつけてもらい、2泊目はそこまで冷え込まなかったので断りました(2泊目の話は第16話に書いています)。7月でも草原の夜は冷えることがあるので、寒さが心配な方も安心してください。

気になる電気設備ですが、壁ではなくベッドの頭側にポツンと電源コンセントが設置されていました。日本のAタイププラグがそのまま挿せる形状だったので、スマホやカメラの充電も問題なしでした。

差込口は2つありました。私は普段の海外旅行で使っていたエレコムの45W充電器をそのまま挿して使えました。

「挿さる」と「そのまま使える」は別の話です

私のゲルでは日本のAタイププラグがそのまま挿さりましたが、モンゴルの電圧は230V/50Hzとされていて、日本の100Vとは違います。スマホやカメラの充電器はたいてい100〜240V対応なのでそのまま使えますが、ドライヤーやヘアアイロンなど日本国内専用の機器は故障の原因になります。出発前に、充電器の表記が「INPUT 100-240V」になっているか確認しておくと安心です。
プラグの形はC・Fタイプが標準とされていますが、いろいろな形のプラグが挿せるマルチ対応のコンセントも多いようです(WorldStandards/2026年10月確認)。私のゲルでAタイプが挿せたのも、このタイプのコンセントだったからかもしれません。ただ施設によって違うはずなので、事前に変換プラグを用意しておくのが無難です。1つ購入するのであれば、どのタイプにも対応できる「マルチ型」を選んでおくと、今後の海外旅行でも活躍してくれるはずです。
持ち物まわりは海外旅行の持ち物リストにもまとめています。

私は普段、海外旅行ではカシムラのサスケ4という変換プラグを持って行きます。マルチプラグ対応なので色んな国のプラグに対応してます。

ちなみに鍵ですが、外からは南京錠、中からはスライド式の内鍵でロックする仕組みになっています。

ただ、この内側の鍵がクセモノで、ドアと受け側の高さが絶妙に噛み合っておらず……(笑)。片手でドアを「うりゃっ」と持ち上げながらスライドさせる必要があり、か弱い私にはなかなかの一仕事でした。
おそらくロックする人が、あまりいないので誰も気づかないのかもしれません。

ゲルのトイレ・シャワー事情|専用バスルームは歩いて1〜2分の別棟

トイレとシャワーはゲル内にはなく、別棟(歩いて1〜2分ほどの場所)に設置されていました。

他のお客さんと共用ではなく、自分専用のバスルームとして別鍵を渡されます。スタッフさんからも24時間使えると説明があり、実際に夜中にも使いました。お湯もしっかり出ました。少しコンパクトな造りではありますが、清潔に清掃されていて快適に使えました。

歩いてすぐの場所にある専用バスルーム棟
右の建物がバスルームがある建物です

設備は洋式の水洗トイレとシャワーで、シャンプーなどのアメニティ類は置いてありませんでしたが、プッシュ式のソープとタオルは用意されていました。ドライヤーはなかったので、髪を乾かしたい方は気をつけてください。お湯の出も水圧も特に問題ありませんでした。

モンゴルKayak Campの専用バスルーム
実際に使用した専用バスルームの内部。洋式トイレ・シャワー・洗面台がコンパクトにまとまっています

夜中にトイレへ行くなら、ライトは必須です

バスルームが「歩いて1〜2分の別棟」ということは、夜中にトイレへ行くたびに一度外へ出るということでもあります。うっすらとした明かりのフットライトはありましたが、街灯があるわけでもない草原なので、暗くなってからの移動には足元を照らすものが要ります。
スマホのライトでも歩けますが、私は星空撮影用に持って行ったヘッドライトを手に持って懐中電灯代わりに使用してました。

私が使ったヘッドライトはこちらです。

ゲルの食事代はいくら?と「冷蔵庫がない」問題

食事をとる場合は事前の予約が必要で、敷地内にあるレストランスペース(別棟)でいただく形になります。価格設定は以下の通りでした。

食事料金日本円換算(目安)
朝食(Breakfast)50,000₮約2,250円
昼食(Lunch)70,000₮約3,150円
夕食(Dinner)60,000₮約2,700円
※2026年7月時点の価格です。変更の可能性があります。円換算は1₮=0.045円で計算した目安です

大草原の真ん中という立地(食材の輸送コスト等)を考えると仕方ないのかもしれませんが、現地物価からすると「ちょっと高めかな?」という印象です。

初日は持参した軽食で済ませ、2日目はせっかくなので朝・昼・晩とフルでお願いすることにしました。この3食で合計180,000₮(約8,100円)です。実際のメニューや量は第15話(草原ゲルの満腹ランチ&ディナー)で紹介しています。
ちなみに、この宿の周辺には売店もコンビニも一切ありません。第10話でウランバートルのコンビニに駆け込んで飲み物と軽食を買い込んでおいたのは、我ながら正解でした。「食事を全部宿に頼むか、一部を持ち込みでしのぐか」で、滞在費はけっこう変わります。

送迎・宿泊・食事・アクティビティを含めた今回の旅の総額は、モンゴル旅行4泊5日まとめに全部の金額を公開しています。予算を組むときの目安にどうぞ。

また、部屋に空調や冷蔵庫はなく、共用の冷蔵庫も用意されていません。冷やしたいドリンクなどがある場合は、スタッフにお願いして厨房(キッチン)の冷蔵庫で預かってもらう必要があります。

頼めば快く預かってもらえ、受け取りたい時は持ってきてくれますが、夜遅い時間だとちょっと気を遣ってしまうので、「共用エリアに自由に使える冷蔵庫が1台あれば最高なのになぁ」というのが本音でした。
常温でも平気な飲み物を選んでおくと、この気遣いから解放されます(これは実際に泊まってみて初めて気づいたことです)。

施設周囲のロケーションとレストラン棟の雰囲気

荷物を置いたあと、敷地内と周りの環境を少し散策してみました。

敷地内には木造のレストラン棟があり、ここが食事スペースになっています。

Kayak Camp施設内のレストラン
レストラン内

また、キャンプ場の敷地全体がぐるりと柵で囲まれているのが印象的でした。放牧されている馬や牛、野生の動物たちがゲルエリアに勝手に入ってこないようにするための対策でしょうか。

Kayak Camp敷地内
敷地の周囲を囲む柵。野生の動物とかが入ってこないようにでしょうか?

さらに敷地のすぐ近くには川が流れており、川のせせらぎと青空、広大な緑の景色がマッチして、歩いているだけでとても爽快な気分になれます。

Kayak camp横にある川
すぐそばを流れる川。水辺の清々しい空気が漂っています

暇つぶしとロマンを求めて!乗馬アクティビティを予約

こちらの「Kayak Camp」では、大自然を満喫できるアクティビティも用意されていました。到着してから知ったわけではなく、渡航前にスタッフから「こういうものがありますが、いかがですか?」というメッセージで案内をもらっていました。

アクティビティ所要時間料金日本円換算(目安)
カヤック体験約3時間250,000₮(1人あたり)約11,250円
乗馬体験約1〜2時間70,000₮約3,150円
※2026年7月時点、宿からの案内メッセージにあった内容です。変更の可能性があります。円換算は1₮=0.045円で計算した目安です

こういう「現地で何ができるか」を出発前に聞いておけば、現地で何をするか予定を立てやすいと思います。到着してから「やることがない……」と気づくと、周りに何もない草原ではどうにもなりません。予約サイトのメッセージでやり取りするタイミングで、アクティビティの有無も一緒に聞いておくのがおすすめです。

明日の昼間はまとまった自由時間ができる予定だったので、せっかくなら何か体験したいところ。

映画『キングダム』などで迫力ある乗馬シーンを見るたびに、「馬に乗りながら戦うって本当にできるの!?」「実際どんな感覚なんだろう?」と密かに興味津々だった私。人生で一度は馬に乗って大草原を走ってみたいという思いもあり、2日目に乗馬体験をすることにしました!

ちなみに、乗馬前に映画『キングダム』で迫力満点の騎馬シーンを見ておくのもおすすめです。Amazonプライム・ビデオで配信されていることもあるので、気になる方はチェックしてみてください(配信状況は時期によって変わるので、視聴前にご確認ください)。

乗馬は施設内に馬がいるわけではなく、地元の遊牧民さんが馬を連れてきて案内してくれるとのこと。本物の遊牧民さんとの乗馬体験、今から楽しみです!
(実際に乗ってみた話は第14話に書いています。ガイドさんがまさかの人物でした)

モンゴルの草原でWi-Fiは使える?ゲルのネット通信事情

旅先で気になるインターネット環境について。

私が滞在したときは、宿のWi-Fiはレストラン周辺のみ利用可能だったのですが、実際に繋いでみると速度が遅く、実用的とは言えない状態でした……。

kayak camp施設内のレストラン外観
レストランエリア。Wi-Fiの電波はここ周辺のみ出ています

しかし!私はたまたま日本で普段からahamo(アハモ)を使っていたので、そのままモンゴルでも使ってたのですが、私の場合は、道中のガタガタ道からこのキャンプ場に至るまで、終始バッチリ圏内・快適スピードで繋がってくれました!事前の申し込みも不要で、スマホのデータローミングをオンにするだけでそのまま使えたので、宿のWi-Fiが使えなくても困りませんでした。

ahamoは2026年12月から料金プランが変わります

私が使った2026年7月時点は、月30GB(国内分と合算)を海外でもそのまま使え、15日を超えると速度が最大128kbpsに制限される仕組みでした。2026年12月1日からは、海外で使えるデータ量が40GBに増え、15日を超えても1日980円のオプションで使い続けられるようになる予定です(ドコモの報道発表・ahamo公式/2026年10月確認)。最新の条件は出発前に公式サイトでご確認ください。

草原の宿ではWi-Fiが低速なこともあるので、自分のSIMやeSIMがそのまま使えると、連絡や地図の面でとても安心です。海外での通信手段は、格安SIM・eSIM・WiFiレンタルなどそれぞれに向き不向きがあるので、迷う方は海外旅行の通信手段比較の記事もあわせてどうぞ。旅行期間中だけの通信環境が必要な方はeSIMも検討してみるのもいいと思います。

モンゴルで使えるeSIMを見てみる(Airalo)

ゲルに虫は出る?(クモと謎の金色の虫)

ゲルに戻り荷物整理をしていると、さっそく「大自然の洗礼」が。

ふとベッドに仰向けになってみると、天井にクモがちょこんと張り付いていました!

大自然の中にあるゲルなので、これくらいのお客さんは日常茶飯事。害のないクモなら「同居人」としてそっとしておくことにします。

モンゴルのゲル天井にいたクモ
天井にいたクモ。ちょうど顔のあたりだったので、落ちてきたら困りますので、しっかり掴まっててください

ちなみに滞在中は、クモ以外にも見たことのないタイプの虫と遭遇しました。金色っぽい体に細長いフォルムで、正体は分からずじまいでしたが、こういう「初めまして」な虫との出会いも大自然ならではだなと感じました。

虫が苦手な方は、多少の遭遇は覚悟しておいた方が良さそうです。一応、私も虫嫌いですが、こういう自然の中という環境のせいなのか、嫌な感じとかにはなりませんでした。

モンゴルのゲル内にいた黄金の虫
黄金の虫。誰かが金色のスプレーを吹き付けたのでは?ってくらいのゴールドでした

蚊やハエなど、日本でもおなじみの虫は見かけませんでした。刺されて困る系の虫に出会わなかったのは、個人的にはかなり大きな安心材料でした。

今夜の星空撮影への想い

そして、今夜はいよいよ旅の最大の目的である、モンゴルの星空観賞と撮影に挑戦します!

ちなみに、私はカメラに関しては超初心者。ネット情報で「入門者におすすめ」と見かけたミラーレス一眼「キヤノン EOS R10」を数年前に購入して使っています。
使っていると言っても普段はほとんど出番がなく、持ち出すのは旅行の時くらい。正直、スマホで撮った写真の方がいい感じに写っていることの方が多いような状態です(笑)。

ですが、「せっかくモンゴルまで行って星空を見るのだから、ちゃんと撮影もしたい!」と思い、Amazon Kindleの読み放題(Kindle Unlimited)にあった『デジタルカメラマガジン』の星空特集号を何冊か読んで事前勉強しました。

本によると、星空撮影には「明るいレンズ」と「しっかりした三脚」が必須とのこと。
悩んだ末に、レンズは「シグマ 12mm F1.4」(88,917円)、三脚は「Ulanzi ZERO Y」(32,888円)を新しく購入。さらに夜間の作業に備えて、頭に装着するヘッドライト「ペツル アクティックコア」(10,960円)も購入しました。トータルで約13万円という結構な出費で痛かったのですが、「これも未来のための自己投資……!」と自分に言い聞かせて納得させました。
(※金額はいずれも私が購入した時点の価格です。現在の価格とは異なる場合があります)

さらに本番で失敗しないよう、日本にいる間に星空撮影の練習にも出かけました。本当は何度も練習したかったのですが、連日の雨で結局行けたのは1度だけ。しかも、その唯一の練習で撮れた写真は「一応星は写っているけど、なんだかイマイチ……」という不完全燃焼な仕上がりに。やっぱり素人がそう簡単に綺麗に撮れるものじゃないのかな……。早まって高いレンズや三脚買ったのは失敗だったかなと、不安な気持ちを抱えたまま今回のモンゴル旅を迎えることになりました。

ですが、あまりネガティブに考えても仕方ありません。「最悪、上手く写真に残せなくても、自分の目で本物の星空を眺めることができればそれだけで十分満足!」と、半分無理やり自分を納得させることにしました。

……とはいえ、撮影以前に何より大切な絶対条件は「滞在中に空が晴れて星が見えるかどうか」です。

もともと「本物のモンゴルの満天の星空を見て撮影したい」という強い思いから計画した今回の旅。幸いなことに今のところ、お天気に恵まれており、空を見上げても雲もそこまでなく絶好のチャンスになりそうです!

モンゴルのゲル宿泊
天気が晴れでよかった

ただ、夏のモンゴルは日が非常に長く、夜遅くまで空が明るいのが特徴です。この日も21:30頃からようやく少しずつ暗くなり始める感じだったので、完全に日が落ちて満天の星空が広がるのは23:00前頃になりそうな感覚でした。その時間まで、この天気が続くことを願います。
つまり星空目当てなら、23時前後まで起きていられるスケジュールを組んでおく必要があるということです。翌朝に早い予定を入れていると、けっこうきついかもしれません。

カメラのセッティングを済ませ、夜が更けるのをじっくり待ちたいと思います。果たして、ずっと夢見ていた満天の星空を見る(そして撮影する)ことはできるのか……!?

次回、いよいよ満天の星空とご対面!?感動の星空撮影の様子をお届けします!お楽しみに!

Kayak Campはこんな人におすすめ

  • 「本格的な遊牧民のゲル」までは不安だけど、ゲルの雰囲気は味わいたい人
  • 清潔さやプライバシー(専用バスルーム)を重視したい人
  • 多少の虫やWi-Fiが遅いなども旅の思い出として楽しめる人
  • 乗馬やカヤックなど、大自然の中でのアクティビティも一緒に楽しみたい人
  • 宿泊・食事・送迎・乗馬をまとめてカード払いしたい人(私の滞在時はすべてカードで払えました)
  • ホテルほどの設備は求めないけれど、トイレ・シャワーだけは専用がいい人

Kayak Campで感じたメリット・デメリット

良かった点

  • 見渡す限りの草原が広がる立地
  • ゲル自体は清潔で、伝統的な内装も雰囲気があって素敵。スーツケースを広げられる広さ
  • バスルームが「共用ではなく自分専用」で、24時間お湯が出た
  • 英語を話す親切な女性スタッフが対応してくれた
  • 私の場合は、ahamoの電波が終始快適に入った(Wi-Fiが不安な人には心強いポイント)

気になった点

  • 宿のWi-Fiは実質使えないレベルの速度
  • 冷蔵庫・ドライヤーがなく、周りに買い物できる場所もない
  • 食事代は、私には現地の物価と比べてやや高めに感じた
  • 夜中にトイレへ行くときは一度外に出る必要がある
  • 宿までの道のりの後半15分ほどは本格的なオフロード

ゲル泊は気になるけど、手配が不安な人へ

ここまで読んで「設備は分かったけど、この宿とのやり取りを全部自分でやるのは正直しんどそう……」と感じた方もいるかもしれません。

その感覚、めちゃくちゃ正しいです。私は宿からの返信が来なくて、出発前に心配で夜しか眠れませんでしたから(笑)。

草原のゲルは市内から離れているので、個人で行くと送迎や食事の手配が少し面倒です。限られた日程のなかで充実した旅にするために、送迎・食事・宿泊がまとめて用意されている現地ツアーをうまく取り入れてみるのもいいと思います。少なくとも、宿と英語で一からやり取りする負担は減らせます。個人で予約するときの注意点は第10話(ゲル予約で返信が来ない話)にまとめています。

👉 【1泊2日】テレルジ国立公園のゲル泊ツアーを見てみる(VELTRA)
日本語ガイド付きのプライベートツアー。ゲル泊・食事・乗馬に、チンギス・ハーン騎馬像への立ち寄りやホテル送迎まで含まれているプランです。

👉 【2泊3日】もう少しゆっくりゲル泊を楽しむツアーを見てみる(VELTRA)
こちらも日本語ガイド付き。遊牧民の家庭訪問やハイキングもあり、ゲルは他のグループと相部屋にならないプランです。

VELTRAは予約画面もカスタマーサポートも日本語で完結します。各ツアーで価格や内容が違うので、見比べてみてください。キャンセル条件も確認しておくと安心です。

この記事に書いた金額(ゲル2泊 254,484₮+食事+送迎+乗馬で、合計のカード請求額は39,964円)と、ツアーの料金をパッと見比べてみてください。その差は、「自分でやる手配を、どこまで任せられるか」の差だと思います。私は今回、気合いで個人手配を選びましたが、その差額を払ってでもラクをする選択は、まったくアリだと思っています。

各予約サイトの違いは海外旅行の現地ツアー予約サイト比較にまとめています。また、今回のように現地で高額をカード決済する旅では、持っていくカードの選び方も地味に効いてきます(海外旅行のクレジットカードはこの2枚でOK)。

Kayak Campに泊まって分かった、持って行ってよかったもの

持ち物役に立った場面
ヘッドライト(またはライト)夜、別棟のバスルームへ行くとき。草原は街灯がなく足元が暗い
変換プラグ(マルチ型)私のゲルはAタイプが挿さったが、施設によって違うはず
軽食・飲み物宿の食事以外に小腹を満たす手段がなかったので重宝した。飲み物は常温で平気なものが気楽
防寒着(ライトダウンなど)7月でも夜の草原は冷えた(第13話・第16話)
虫よけ念のため使用。蚊やハエは見かけなかった
※2026年7月にKayak Campに2泊した私の場合です

そのほかの持ち物は海外旅行の持ち物リストにまとめています。

モンゴルのゲル泊でよくある疑問(Kayak Campの場合)

ゲルの中にトイレやシャワーはありますか?

私が泊まったゲルにはなく、歩いて1〜2分の別棟に自分専用のバスルーム(洋式トイレ・シャワー・洗面台)がありました。24時間使えて、実際に夜中にも使いました。お湯も出ました。共用のバスルームの宿も多いので、気になる方は予約前に確認してください。

タオルやドライヤーはありますか?

私の宿ではタオルとプッシュ式のソープはありましたが、ドライヤーとシャンプーはありませんでした。

ゲルの中でスーツケースは広げられますか?

私のゲルは、スーツケースを床に広げても余裕がある広さでした。

ゲルで充電はできますか?

ベッドの頭側にコンセントが1か所あり、日本のAタイププラグがそのまま挿さりました。差込口は2つありましたが、日本のプラグが挿せたのは片方だけでした。電圧は日本と違うので、充電器が100〜240V対応か確認を。施設によってコンセントの形も違うはずなので、変換プラグがあると安心です。

ゲルでWi-Fiは使えますか?

私の宿ではレストラン棟の周辺だけ使えましたが、遅すぎて実質使えませんでした。私の場合はahamoのローミングで問題なくネットが使えたので、自分のSIMやeSIMを使えるようにしておくのがおすすめです。

7月でもゲルの夜は寒いですか?

日によります。1泊目の夜はストーブに火をつけてもらい、外で星空を撮るときは防寒着がないと耐えられないほどでした。2泊目はそこまで冷えず、ストーブは断りました。昼の暑さで判断せず、羽織るものを1枚持って行くと安心です。

ゲルに冷蔵庫はありますか?

部屋にも共用スペースにもありませんでした。冷やしたい飲み物は、スタッフさんにお願いして厨房の冷蔵庫で預かってもらう形でした。

ゲルに虫は出ますか?

天井にクモがいたり、金色の謎の虫に出会ったりしましたが、蚊やハエなど刺されて困るような虫は見かけませんでした。

Kayak Campの周りにコンビニや売店はありますか?

私が泊まったときは、歩いて行ける範囲に売店もコンビニもありませんでした。飲み物や軽食は、ウランバートル市内で買ってから向かうと安心です。

Kayak Campはクレジットカードで払えますか?

私の滞在時は、宿泊費・食事・送迎・乗馬をまとめてカードで払えました(合計のカード請求額は39,964円)。事前に宿へ確認しておくと安心です。

Kayak Campまでの道は悪いですか?

舗装路が切れてからの最後の15分ほどは、本格的なオフロードでした。普通乗用車で来ましたが、かなり揺れます。

初めてのゲル泊でも大丈夫ですか?

私は初めてのゲル泊でしたが、専用のバスルーム・電源・タオルがあり、英語を話すスタッフさんも親切だったので、不安だった割には快適に過ごせました。Wi-Fiが期待できないことだけ覚悟しておけば大丈夫だと思います。

Kayak Campの宿泊料金はいくらでしたか?

私はAgodaで予約し、専用バスルーム付きのゲル2泊で254,484₮(約11,450円)でした(2026年7月・現地払い)。料金は時期によって変わるので、Agodaで最新の料金を確認してください。

場所一覧

場所ひとこと地図
Kayak Camp2泊した草原のゲル宿。専用バスルーム付き地図を見る
チンギス・ハーン騎馬像宿へ向かう途中に立ち寄り。舗装路が切れてから宿まで約15分のオフロード地図を見る
Danista Nomads Tour Hostelウランバートルで泊まったホステル。ここから送迎で出発地図を見る

※料金・設備等は2026年7月(著者の訪問時点)の情報です。電圧・プラグやahamoの料金プランなど、一部は記事執筆時点(2026年10月)に調べ直した内容も反映しています。訪問前に最新情報をご確認ください。

前回の記事は→【星空と夜景⑪】チンギス・ハーン騎馬像へ行ってきた|入場料30,000₮・行き方・所要時間・混雑を実体験

次の記事は→【星空と夜景⑬】モンゴルの草原で星空撮影に挑戦|想定外の寒さの中、初心者なりの奇跡の一枚

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