※この記事は連載「星空と夜景を追うひとり旅。ときどきナーダム。」の第21話です。
前回の記事は【星空と夜景⑳】夜の豫園と南翔饅頭店の小籠包|指さしで注文できた話と、観光地価格のリアルです。
豫園を出て、次に向かったのは外灘(バンド)です。
ネットで写真や動画で何度も見た、あの夜景。上海に来たら絶対に行くと決めていた場所でした。
そして今回も、また歩いていきました。前回あれだけ「歩くのは失敗だった」と書いておきながらです。学習していない (・_・;)
先に結論から
外灘の川沿いは入場料のいらない公共のエリアで、私が訪れた夜も自由に歩けました。人はかなり多かったですが、少し南へ歩くだけで驚くほど静かになりました。
先に大事なことを書いておくと、2026年夏の外灘では19時ごろの「点灯の瞬間(高光十秒)」が名物になっています。38棟の建物が北から南へ、約10秒かけて順番に灯る——という現象です。私はこれを逃しました。
夜景そのものは、素直にきれいでした。ただこの日の私は暑さで消耗しきっていて、その景色をちゃんと受け止めるだけの気力が残っていませんでした。しかも後から写真を見返したら、見どころの定番の場所にも届いていなかったことがわかりました。足りなかったのは景色ではなく、私の体力と下調べのほうです。
そして最大の後悔は移動手段。7月の上海を、行きも帰りも歩きました。これは本当におすすめしません。地下鉄を使って体力を残しておけば、違う感想になったはずです。
- この記事でわかること
- 豫園から外灘(南側)は徒歩16分。ただし定番スポットはもっと先
- 夜の外灘は混雑している?7月の平日の実際の人出
- 対岸に並ぶビルの名前と高さ
- 夜景はきれいなのに、私が暑さに負けていました
- あとで判明。私は「一番いい場所」にも「一番いい時間」にも届いていなかった
- 外灘のライトアップは何時から何時まで?時間は固定ではありません
- 結局、外灘の夜景は何時に行けばいい?豫園とどっちが先?
- 2元のフェリーに乗り損ねた話
- 人混みを避けるなら?南に戻ったら、誰もいませんでした
- 帰りも歩いて後悔。外灘からの最寄り駅
- コンビニが見つからない|夜の地下商店街は閉まっていた
- まとめ:外灘の夜景はきれい。足りなかったのは私の体力と下調べでした
- 今回訪れた場所一覧
- あわせて読みたい
この記事でわかること
- 豫園から外灘まで徒歩何分か。そして夏に歩くべきでない理由
- 外灘へは徒歩・地下鉄・タクシーのどれで行くべきか
- 夜の外灘はどのくらい混むのか(7月の平日の実際の人出)
- 人混みを避けるなら南側、という発見
- ひとり旅で怖くないか。客引きはいるのか
- 外灘のライトアップは何時から?「高光十秒」を逃した話
- 結局、何時に行けばいいのか。豫園とどっちを先にするか
- 2元で乗れるフェリーを、私が乗らなかった理由
- 外灘からの帰り方(最寄り駅)
- ホテルに戻ってからビールを探して、見つけられなかった話
豫園から外灘(南側)は徒歩16分。ただし定番スポットはもっと先
豫園から川沿いに出るまで、徒歩で約16分でした。
距離だけを見れば、十分に歩ける範囲です。地図で見ても近いし、実際にも近い。
⚠️ ここ、大事な補足があります
この16分は「豫園から、外灘の南側の川沿いまで」です。あとで写真を見返してわかったのですが、私が出たのは中山東二路のあたり。夜景の定番スポットとされる南京東路の正面は、そこよりさらに北です。
問題は距離ではありませんでした。7月の上海を、豫園観光で歩いた直後に、暑い中、続けて歩くこと。ここが間違いだったんです。

豫園を出て10分ほど歩いたところで、大きな交差点に出ます。信号待ちで顔を上げたら、ビルの向こうに東方明珠が立っていました。あの、球が串刺しになったような形のタワーです。写真でしか見たことがなかったものが、車の流れの向こうに普通に立っている。この瞬間はテンションが上がりました。

外灘への行き方を比べるとこうなります
私が実際に使ったのは徒歩だけなので、他の手段は調べた範囲の情報です。それでも、比べてみると自分の判断ミスがよくわかりました。
| 方法 | いいところ | 気をつけること |
|---|---|---|
| 徒歩 (私が選んだ方法) | お金がかからない。街の様子を見ながら移動できる | 夏はこれで体力を使い切ります。豫園から歩いて行ける距離だが、とにかく暑い |
| 地下鉄 | 10号線で豫園駅→南京東路駅は隣の1駅。冷房の効いた車内で体力を残せて、しかも降りた場所が定番スポットの正面 | 1駅なので、所要時間は徒歩とあまり変わらないかもしれません。南京東路駅から外灘までは約700〜800m・徒歩10〜15分(外灘方面は2号口・7号口) |
| 配車アプリ・タクシー | 暑さを避けやすい | 夜の外灘周辺は混雑します。私は使っていないので使用感はわかりません |
この日の私は「地図上では近そうだから歩ける」と判断しました。でも実際に大変だったのは、移動距離や移動時間ではなく上海の7月の暑さだったんです。
「川沿いに出れば涼しい」は、この日は通用しませんでした
歩きながら、ひとつ期待していたことがあります。
「川沿いに出れば、さすがに風が涼しいだろう」
結論から言うと、私が訪れた7月の夜は、川沿いに出ても涼しく感じませんでした。風は吹いていましたが、ずっと生ぬるいまま。海や川のそばなら涼しい、という感覚は、少なくともこの日は当てはまりませんでした。
夜の外灘は混雑している?7月の平日の実際の人出
川に近づくにつれて、目に見えて人が増えていきます。
特に、川沿いへ上がる階段のあたり。上る人と下りる人が入り混じって、けっこうな密度になっていました。
そして20:46ごろ、川沿いに出ました。

そこから北へ歩いた21時前後が、この日のピークでした。歩けないほどではありません。ただ、まっすぐ進むのは無理で、人の流れに合わせて進む感じ。平日の夜でこれです。


ひとり旅でも怖くありませんでした
有名な観光地なので、正直ちょっと身構えていました。「写真撮りますよ」からの流れとか、しつこい客引きとか。
結果、私は一度も声をかけられませんでした。
見かけたのは、LEDで光る花のような小物を売っている人が数名だけ。他の人に声をかけているところは見ましたが、しつこい感じにはまったく見えませんでした。
ほとんどの人が中国人のように見えました。
川沿いの遊歩道は街灯が並んでいて明るく、夜21時を過ぎても人通りが途切れませんでした。私は不安を感じる場面がありませんでした。人が多すぎて、逆にひとりでいることが完全に気にならない場所です。
ただ、これはあくまで私がこの日に感じたことなので、混雑した場所ではスリなどへの一般的な注意はしておくに越したことはないと思います。
三脚スマホの撮影会が、そこらじゅうで開かれている
景色以上に印象的だったのが、周りの人たちです。
三脚にスマホを固定して、夜景をバックに自分を撮っている人がとにかく多い。SNS用の撮影だと思うのですが、ひとりで黙々とセッティングしている人もいれば、友達同士で撮り合っている人もいて、そこらじゅうで撮影会が行われている感じでした。
ちなみに私は三脚を使っていません。この記事の写真は全部スマホの手持ち撮影です。

対岸に並ぶビルの名前と高さ
川の向こう側が陸家嘴(ルージャーズイ)という金融街です。せっかくなので、写真に写っているビルの名前を調べました。
| 建物 | 高さ | 見分け方 |
|---|---|---|
| 上海中心大厦(上海タワー) | 632m | ねじれた形。2026年8月時点で中国で最も高い超高層ビル |
| 上海環球金融中心 | 492m | てっぺんが四角く抜けている |
| 東方明珠 | 468m | 球が串刺しのタワー |
| 金茂大厦 | 420.5m | 塔のような段々の形 |

面白かったのが、ビルの壁そのものが巨大なディスプレイになっていること。文字や模様がぬるぬる動きます。ビルの側面いっぱいに映像が流れるので、目が離せませんでした。

振り返ると、背中側の洋風の建物もライトアップされていました。

夜景はきれいなのに、私が暑さに負けていました
夜景はきれいでした。それは間違いありません。目の前の景色に文句をつけるところは、ひとつもなかったです。
ただ、それを見ている自分のほうが、もう空っぽでした。
いちばん大きかったのは暑さです。豫園でもう汗だくになって、そこからさらに歩いて、川沿いに着いた時点で頭にあったのは「暑すぎる」ということだけ。真夏に汗だくで見る夜景は、きれいでも頭に入ってこないんだなと思いました。これは季節の問題で、涼しい時期なら話は違ったはずです。
そしてもうひとつ、見え方の問題もありました。
川の手前に、大きな船が停まっている。

他の写真も見てもらうとわかると思うんですが、手前に船が結構停泊してるんです。これがけっこう気になりました。合間から写真を撮ったりしてました。
個人的には、似たような夜景だと香港で見た夜景のほうがきれいに思えました。あのときは視界を遮るものがほとんどなく、正面に街が広がっていました。そして何より、暑くなかった。同じ条件で外灘を見ていたら、感想は違っていたと思います。
香港の夜景の話はこちらに書きました → 香港2日目モデルコース|澳洲牛奶公司・モンスターマンション・夜景を1日で満喫【最終日も解説】
……と、ここまで書いて記事を作っていたら、もっと根本的な理由が2つも見つかりました。
あとで判明。私は「一番いい場所」にも「一番いい時間」にも届いていなかった
①外灘の南半分しか歩いていなかった(写真で確認できました)
写真を時系列で並べ直していて、はっきり気づきました。
まず、この一枚。

標識に「中山东二路」と書いてあります。外灘の歴史的建造物が並ぶ通りは中山東一路。つまり私が歩いていたのは、その南側の区間だったということです。
そして、これが私が引き返した地点で撮った写真です。

左に写っている白い塔が外灘信号台(気象信号台)。そして、その奥に金色の建物が続いています。
このとき私が思っていたのは、「これ以上進んでも、似たような夜景が続くだけだろう」ということでした。もう疲れていて、気力も残っていません。だからここで引き返しました。
ところが、あとで調べてみたら違ったんです。
📍 外灘はどこからどこまで?
外灘(中山東一路)は、南の延安東路から、北の外白渡橋まで全長約1.5kmとされています。北から南へ、南蘇州路・北京東路・滇池路・南京東路・九江路・漢口路・福州路・広東路・延安東路と、9本の道路を貫きます。
そして気象信号台の住所は「中山東二路1号」。外灘の南端です。延安東路より南は道路名が中山東二路に変わり、万国建築群が並ぶ区間はそこで終わります(2026年8月時点で調べた情報です)。
※ただし川沿いの遊歩道は、その南側にもずっと続いています。私が歩いたのもこの遊歩道で、南側からでも万国建築群も対岸の夜景もちゃんと見えます。
つまり私は、外灘の南側を歩いて、北半分には足を踏み入れていなかったことになります。
「三件套(上海中心・環球金融中心・金茂大厦)が正面に来る」とされる定番の観景平台は、南京東路の正面あたり。信号台からだと、広東路・福州路・漢口路・九江路を越えたさらに先です。外灘1.5kmの、半分以上向こう側でした。
「似たような夜景が続くだけ」ではありませんでした。あの先に、外灘のいちばんいい場所があったんです (・_・;)
手前の船が気になったのも、たぶんこれが理由です。もっと北側に行けば船もあまり停泊してなかったのかもしれません。
②「高光十秒」を、2時間近く前に逃していた
そしてこっちのほうが痛い。
後から調べていて知ったのですが、外灘には「点灯の瞬間」を見るという楽しみ方があるそうです。
✨ 外灘の「高光十秒」とは
19時ちょうどに海関大楼の鐘が鳴ると、亜細亜大楼を起点に、万国建築博覧群の照明が北から南へ順番に灯っていくのだそうです。金色の光が建物から建物へ飛び移るように広がり、38棟が光り終わるまでおよそ10秒。この10秒がネットで話題になり、「外灘の点灯を見るためだけに上海へ行った」という声が並ぶほどの人気になっているとのこと(参考)。
面白いのが、これは特別な演出として設計されたものではないという点です。同時点灯による瞬間的な電力の負荷を抑えるため照明を系統ごとにグループ分けしていて、そのごくわずかな時間差が、結果的に「順番に灯る」ように見えているのだそうです。狙って作った名物ではないということになります。
※これは2026年夏時点の情報です。点灯時刻は季節やイベントで変わるため、「一年中19時点灯」なのかはわかりません。
で、私が川沿いに着いたのは20:46。
1時間46分の遅刻です。知らないというのは、こういうことなんだなと思いました (・_・;)
💡 原因を整理すると、4つとも私の側にありました
私の気持ちが盛り上がりきらなかった原因は①暑さで体力と気力を使い切っていた ②手前に船が入る場所で写真を撮っていた ③外灘の南側だけを歩いていた ④点灯の瞬間を逃しているの4つでした。これから行く人は、地下鉄で体力を残したうえで、点灯時間の少し前に南京東路の正面あたりで待つのがおそらく正解です。私の失敗をそのまま裏返せば、それが攻略法になります。
外灘のライトアップは何時から何時まで?時間は固定ではありません
ここは注意が必要なところです。
外灘のライトアップ時間を調べると、「19時から」「23時まで」「消灯は22時」など、複数の情報が見つかります。ただ、調べた範囲ではこれが年間を通じて固定されているわけではなさそうでした。上海の景観照明は、季節・イベント・電力事情などによって運用が変わるためです。
⚠️ ライトアップ時間は、行く前に必ず調べてください
上海の景観照明は、季節・イベント・電力事情などによって点灯/消灯の時間が変わります。「22時まで」と決め打ちして予定を組むのは危険です。逆に、大きなイベントに当たると通常より豪華なものが見られることもあります。「上海 景观照明」「外滩 亮灯」あたりで検索するか、上海市の発表を確認してから出かけると、私みたいな取りこぼしが減らせます(この記事の情報は2026年8月時点で調べたものです)。
結局、外灘の夜景は何時に行けばいい?豫園とどっちが先?
ここまでの話をまとめると、こうなります。
- ライトアップされた外灘を見るだけなら、夜の時間帯ならいつでも十分きれいです。私が着いた20:46でも、対岸の夜景も背中側の洋風建築もしっかり光っていました
- 「高光十秒」を見たいなら、19時より前に到着しておく。ただし2026年夏時点の話で、時刻は変わり得ます
- 人混みが苦手なら21時台以降。私が歩いた範囲では、時間が遅くなるほど、そして南へ行くほど静かになりました
そしてもうひとつ、豫園と外灘、どちらを先にするかという問題があります。
私は豫園 → 外灘の順で回りました。でもこれをやると、外灘に着くのがどうしても遅くなって、点灯の時間には間に合いません。
かといって「先に豫園を明るいうちに見終える」のもおすすめしません。豫園は夜のほうがきれいだからです。あの提灯の明かりは、明るい時間には見られません。
だとすると、もし滞在期間が1泊だけなら、答えはひとつしかないと思います。
💡 私ならこうします:外灘 → 豫園の順
18時ごろまでに南京東路駅へ → 2号口か7号口から出て、東へ徒歩10〜15分で外灘の川沿い → 19時前から待って、点灯の瞬間を見る → 夜景を撮る。混雑がしんどければ南へ歩く → 10号線で南京東路駅から豫園駅へ(隣の1駅) → 夜の豫園商城へ。
この順番なら、外灘の点灯と、夜の豫園の両方が見られます。
2元のフェリーに乗り損ねた話
もうひとつの心残りがこれです。
上海に来る前から、黄浦江のフェリー(輪渡)に乗ってみたいと思っていました。地元の人の足として使われている渡し船で、運賃はたったの2元。数分で対岸に渡れる路線もあり、外灘の建築群と陸家嘴のビル群を両方まとめて眺められるそうです(参考)。
で、乗ったのか。
乗りませんでした。
理由は情けないんですが、暑さで気力がなくなっていたからです。歩き通しで汗だくで、この時点でもう何かを新しくやる気が起きない状態でした。頭にあったのは「早くホテルに戻ってシャワーを浴びたい」ということだけ。
しかも、記事を書くために調べていて、さらに落ち込みました。
金陵東路の渡し場は、私が引き返した気象信号台のすぐ近くにあります。上海の観光ガイドでも「信号台の広場から、金陵東路の輪渡で対岸へ」という並びで紹介されるくらいの位置関係です。
実際、人がたくさん集まったフェリー乗り場らしい場所も通っていました。写真をよく見ると、「上海轮渡」の看板が写っています。
そして、これです。

写真に、黄色と白の船がはっきり写っていました。甲板に人が乗っているのも見えます。上海の輪渡でよく見かける配色と形なので、これがそうだと思います。
21時半を過ぎても、船はちゃんと動いていたんです。乗れなかったのではなく、私の気力が尽きて、乗らなかっただけでした (・_・;)
香港では、タクシーの運転手さんに教わって乗ったスターフェリーが最高だったんです。100円くらいで夜景クルーズができて、あれは本当に感動しました。
なので上海でもフェリーに乗ろうとAlipayでQRコードの設定も事前に準備してたんです。
→Alipay(アリペイ)の登録方法と使い方を実画面で解説|日本語設定・クレカ登録から上海地下鉄の乗り方まで
それなのに、今回は自分の消耗のせいで、同じチャンスを自分で捨てました。
フェリーは「路線名」がわかりにくいので整理しました
調べていて最初につまずいたのが、路線の呼び方です。黄浦江のフェリーは路線ごとに名前がついていて、それぞれ結んでいる渡し場(乗り場)が違います。名前は結んでいる2つの渡し場から1文字ずつ取ったもののようです(東昌路+金陵東路=東金線)。
外灘まわりで関係してくるのは、この2本です。
| 路線名 | 結んでいる渡し場 | 夜に乗れる? |
|---|---|---|
| 東金線 (とうきんせん) | 東昌路渡口(陸家嘴側)〜金陵東路渡口(外灘の中心にいちばん近い) | 夕方18:15〜18:30ごろ終了とする情報が多いです。ただし夏は延長という記載もあり、情報源によって書かれている時間が違いました |
| 東復線 (とうふくせん) | 東昌路渡口(陸家嘴側)〜復興東路渡口(外灘の南寄り) | 夜も運航。2026年は5月1日〜10月31日が季節運航で、通常の21時収渡から22時収渡に延長とされています |
⚠️ 夜に乗るなら、路線と時間の確認を
外灘の中心から乗るなら金陵東路の渡し場がいちばん近いのですが、夜に確実に乗りたいなら東復線が候補になります。東金線の終了時刻は情報が割れていたので、私にも正確なところはわかりません。東金線の時間だけを見て計画を立てないほうが安全です。
また、運航時間は季節や時期によって変わります。臨時停航になることもあるようなので、これを固定で当てにせず、訪問前に必ず最新の運航時間を確認してください。そして何より、体力と気力が残っているうちに乗ってください。私のようになります。
人混みを避けるなら?南に戻ったら、誰もいませんでした
そして、これがこの記事でいちばんの発見かもしれません。
折り返してホテルへ戻るため、南へ歩いていくと、どんどん人が減っていきました。
そして21:39ごろには、遊歩道にほとんど誰もいない区間がありました。

足元に間接照明が入った広い遊歩道に、カラーコーンが何本か置いてあるだけ。それでいて、川と対岸の夜景はちゃんと見えます。

手すりの上に鳥をかたどった彫刻が乗っているのも見つけました。人がいないので、こういう細かいものにも目が行きます。

💡 人混みが苦手なら、南側という選択肢
これは2026年7月の平日の21時台に、外灘の南側(中山東二路のあたりから南)を歩いた範囲での話なので、いつでもこうだとは言い切れません。ただ、有名なエリアに人が集中して、そこから離れると急に静かになるという構造自体は、それほど変わらないだろうと思っています。「落ち着いて眺めたい」「三脚を立てたい」「人混みがしんどい」という人は、南側も歩いてみる価値があります。夜景の見え方(正面に何が来るか)は変わるので、そこは好みの問題です。
帰りも歩いて後悔。外灘からの最寄り駅
ここで冷静な判断ができていれば、地下鉄に乗っていました。
でも私は歩きました。行きも帰りも徒歩です。
これは後悔しています。素直に電車を使うべきでした。暑さで判断力が落ちていたとしか思えません。フェリーに乗る気力を失ったのも、たぶん全部つながっています。
ちなみに外灘の最寄り駅は、定番エリアに近いのが南京東路駅(2号線・10号線)、豫園寄りなら豫園駅(10号線・14号線)です。私は帰りに使っていないので、あくまで調べた情報です。
途中、24時間開いている公衆トイレを見かけました。「開放時間 0:00-24:00」と書いてあります。私は使っていないので中の様子はわかりませんが、夜遅くまで外を歩く人にとっては、こういう場所を覚えておくと安心材料になりそうです。

コンビニが見つからない|夜の地下商店街は閉まっていた
22時ごろ、ホテルに到着。汗だくだったので、まずシャワーを浴びました。生き返ります。
そして、さっぱりすると欲が出るんです。
「寝る前にビールでも飲みたいな」
というわけで、また外に出ました。この日3回目の徒歩です。あれだけ歩いたのを後悔しておいて、これです (・_・;)
ホテルの周辺をうろうろしながら、コンビニか商店らしきものを探します。
近くには地下商店街があって、飲食店やショップが並んでいるのは知っていました。ここなら何かあるだろう、と。
……コンビニは閉まっていました。

結局、ビールは買えませんでした。
上海にコンビニがない、という意味ではありません。ただ、私が泊まったエリアでは、夜に開いている店をすぐには見つけられなかったということです。疲れているのに、ビールを探すためにさらに歩く。何をやっているんだろうという気持ちになりました (・_・;)
まとめ:外灘の夜景はきれい。足りなかったのは私の体力と下調べでした
- 外灘の川沿いは入場料のいらない公共エリア。私が行った夜も自由に歩けた
- 19時ごろの「点灯の瞬間(高光十秒)」が名物。見たいなら少し前から待つ(2026年夏時点の情報)
- ライトアップの時間は固定ではない。行く前に必ず確認する
- 回る順番は「外灘 → 豫園」がおすすめ。逆にすると外灘の点灯に間に合わず、先に豫園を明るいうちに見ると夜の豫園を逃します
- 豫園から外灘の南側まで徒歩約16分。ただし定番スポットはさらに北。夏は時間短縮ではなく「体力温存」のために地下鉄という選択肢
- この日は川沿いに出ても涼しくなかった。飲み物は必ず持って出る
- 夜景そのものはきれい。ただし夏に行くなら、それを味わうぶんの体力を残しておくこと
- 平日の夜でも人はかなり多い。ただし21時台の南側は、ほとんど人がいない区間があった
- 私は客引きに声をかけられず、不安を感じる場面もなかった
- フェリーは2元。夜に乗るなら東復線が候補。運航時間は必ず確認する
- 最寄り駅は南京東路駅(2号線・10号線)/豫園駅(10号線・14号線)
- 夜にホテル周辺で開いている店が見つからないこともある。飲みたいものは先に買っておく
実際に外灘の夜景を目にしたとき、なぜか心があまり動かなかった――。そんなちょっとした疑問がありました。
でも書きながら写真を見返していくうちに、答えははっきりしてきました。
というか、写真を見返していて「あれっ、こんなに綺麗な夜景だったっけ?」と首を傾げました。現場で見たときより、写真のほうがきれいに見えるんです。
理由はシンプルでした。猛暑の中を歩き回って、体力を削られ切っていたからです。あの時の頭の中は「暑い、とにかく暑い」「早くホテルに帰ってシャワーを浴びたい」でいっぱい。感性まで擦り切れていて、目の前の絶景を味わう余裕がどこにもなかったんだと思います。
あの夜に置き去りにしてきた感動を、いま写真で拾い集めているような気がします。
暑い国での移動をケチらない。そのぶんの体力が、そのまま旅の満足度になります。次に行くときは、迷わず地下鉄に乗って、涼しい顔して、19時前には川沿いに立っています。たぶん。
今回訪れた場所一覧
| 場所 | メモ | 地図 |
|---|---|---|
| 外灘(バンド) | 入場料のいらない夜景スポット。延安東路から外白渡橋まで約1.5km、通りの名は中山東一路 | マップ |
| 陸家嘴(対岸のビル群) | 上海中心・環球金融中心・東方明珠・金茂大厦が並ぶ | マップ |
| 外灘信号台(気象信号台) | 中山東二路1号、外灘の南端に立つ白い塔。私が引き返した地点。ここより北へは行っていません | マップ |
| 金陵東路渡口(フェリー乗り場) | 外灘の中心にいちばん近い渡し場。東金線が発着。気象信号台のすぐ近く | マップ |
| 復興東路渡口(フェリー乗り場) | 夜も動いているとされる東復線の渡し場。運賃2元 | マップ |
| 南京東路駅 | 外灘の定番エリアの最寄り駅(2号線・10号線)。外灘方面は2号口・7号口、川沿いまで徒歩10〜15分 | マップ |
| 豫園商城 | 前回の記事。ここから外灘の南側まで徒歩約16分 | マップ |
| 哲学家酒店(PHILIFE) | 今回の宿。小南門駅すぐ | マップ |
※料金・運航時間・ライトアップ時間・地下鉄の運行情報などは2026年7〜8月時点のものです。特に景観照明とフェリーの時間は変動しやすいので、訪問前に必ず最新情報をご確認ください。またこの記事は公式ガイドではなく、あくまで私が実際に歩いた体験にもとづく私なりのまとめです。


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