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エジプトひとり旅で驚いた13のこと|文化・治安・リアル体験まとめ

ハトシェプスト女王の巨大な顔 エジプト旅行
ハトシェプスト女王の巨大な顔

エジプトひとり旅で驚いた13のこと

1. ピラミッドが「街」のすぐそこにある

ピラミッドは「砂漠のど真ん中にある」と思っていた。でも実際は、街のすぐ隣にある。

住宅街を歩いていたらふと視界にピラミッドが入ってくる、そんな感じでした。

世界七不思議が、完全に生活圏の中に溶け込んでいる。「神秘」と「日常」が同じ画角に収まっている光景は、何度見ても不思議な感じがした。

ピラミッドが見える住宅街
普通にピラミッドが見える

2. 道路がカオスすぎる

車、ラクダ、ロバ、バイク、馬車——これが全部同じ道を走っている。

信号はあってもあまり機能していない。車線はあってもほぼ無視。クラクションは怒りの表現ではなく、存在を知らせる「挨拶」や「合図」に近いコミュニケーション手段らしい。

道路を渡るとき、最初は完全にビビっていたが、地元の人の後ろにくっついて、盾にさせてもらいながら渡らせてもらいました。

エジプトの道路
ピラミッド前の道路は渋滞です

3. 何千年前の壁画が、普通にきれい

王家の谷やカルナック神殿で壁画を見たとき、正直「これ本当に3000年前なの?」と、思わず疑ってしまうレベルでした。

色が残ってたり、線が細かいし、保存状態が良すぎて、逆にリアリティが薄れる感じさえしました。

「古い」という感覚よりも、「すごい職人が最近描いたのでは?」という感覚の方が先に来てしまう。3000年という数字は頭で理解できても、目から入ってくる鮮やかな情報がそれを拒むような、不思議な感覚に陥りました。

エジプトの壁画
私は青い髪の人が描かれた壁画が好きです

4. 「バクシーシ」文化

写真を撮ってもらったらチップ。トイレを使ってもチップ。道を教えてもらってもチップ。

最初は「え、これもお金?」と戸惑ったが、慣れてくると「この国はチップで回っている」ということがわかってくる。

悪意があるわけじゃない。文化が違うだけ。でもポケットのお金がどんどん消えていく。

【実用メモ】バクシーシの相場感
トイレ使用や写真撮影のお礼など、一般的なバクシーシの相場は10〜20EGP程度とされています(2024年時点の目安)。ただし観光地・状況によって異なるため、あくまで参考程度に。小銭(5EGP・10EGP紙幣)を常にポケットに入れておくと、そのたびに財布を広げなくて済むのでかなり楽でした。

5. エジプトのパンが全部美味しい

エジプトのパンは、どれを食べても美味しかった。薄焼きのアエシはもちろん、ホテルの朝食で出てくるパンも種類は違えどハズレがなかった。

特にルクソールのホテルの朝食で食べたパンは、見た目は普通のパンだけど、旅で一番美味しかったかもしれない。

カイロやルクソールのホテルは、朝食会場からの景色が本当に綺麗でした。あの圧倒的な絶景が、料理の味をさらに引き立てて、いつも以上においしく感じさせてくれたのかもしれません。

ホテルの朝食
ルクソールのホテルの朝食

6. 人懐っこさが異常(褒め言葉)

「どこから来たの?」「日本人?」——この質問、エジプト滞在中に何十回言われたかわからない。

最初は警戒していた。どうせ店に連れ込まれるんでしょ、と。

でも、本当に何も求めず話しかけてくる人も多い。子どもが笑顔で手を振ってくる。声をかけてくる地元のおじさんも、別に何かを売りたいわけじゃない。ただ純粋に、話しかけたいだけらしい。「日本人?」と聞いてくる人の多くは、そこで会話が終わっても満足そうな感じがしました。

もちろん、全員がそうとは限らない。中にはしつこい客引きもいて、「どこ行くの?」から始まって、そのまま店までグイグイ連れて行こうとする人も普通にいた。だから「話しかけてくる人=みんな善意」と思い込むのも、それはそれで危険。実際にお土産屋の強引な勧誘に遭遇した体験はこちらの記事でも詳しく書いています。

人見知りの自分には最初戸惑いだったが、気づいたらそれがエジプトのペースだと思えるようになっていました。

7. 砂と乾燥で、喉と肌がやられる

エジプトは乾燥がすごい。砂もすごい。

気づいたら喉がおかしくなり、肌もガサガサになっていました。こまめに水を飲んではいたものの、現地の乾燥には追いついていなかったのかもしれません。

特に遺跡エリアは砂が舞ってます。のど飴やフェイスカバーなど、具体的な砂埃対策をしてから来るべきだと、何度か思いました。持ち物に関してはエジプト旅行の持ち物ガイドに、気候や服装など旅行前に知っておきたいことはエジプト旅行の基本情報まとめにまとめているので参考にどうぞ。

8. 遺跡のスケールが、写真の10倍すごい

カルナック神殿の柱は134本。高さは最大約21メートル。

カルナック神殿
カルナック神殿

アブシンベル神殿の入口に並ぶラムセス2世の巨像は高さ約20メートル。

アブ・シンベル神殿
アブ・シンベル神殿

数字で聞いてもピンとこないが、実際に目の前に立つと「人間が作ったのか?」という感覚になる。写真で何度も見ていたはずなのに、実物を前にすると情報が追いつかなくなる感覚があった。脳が「これは本物だ」と処理しきれていない、みたいな。そして次に頭に浮かんだのは、「どうやって何千年も前にこんなものを作ったんだ」という一言でした。

写真では伝わらない「質量」がある。これだけは、行かないとわからない。

ちなみにこのアブシンベル神殿、いま建っている場所は本来の位置ではありません。1960年代、アスワン・ハイダムの建設で湖に沈む危機に直面し、神殿を約1,000個(資料によっては約1,036個とも)ものブロックに切り分けて、約65メートル高い場所へまるごと移設したとされている。3000年以上前にこれを彫り上げた人もすごいが、それを丸ごと“引っ越し”させた20世紀の人間も、なかなかどうかしている(褒め言葉)。

アブシンベルには「太陽の奇跡」がある
アブシンベル大神殿の最奥には4体の神像が安置されていますが、年に2回だけ(2月22日と10月22日とされています)、神殿入口から差し込む朝日がその像を照らし出すように設計されています。この2日はラムセス2世の誕生日や戴冠日に関連すると言われていますが、研究者の間でも確定はしていないようです。いずれにせよ3000年以上前に、光の入射角を計算してこの設計を実現していたというのだから、スケール以上に頭がおかしい(褒め言葉)。(余談だけど、さきほどの移設の影響で光が差し込む日付は1日ズレたとされていて、もとは2月21日・10月21日だったらしい。神殿を動かしたら“奇跡の日”までズレるって、なんだか壮大なバグみたいで面白い。)アスワン観光の詳細はアスワン観光まとめにまとめています。

各遺跡の詳しい情報はカイロ観光まとめルクソール観光まとめにもまとめているので、旅行前の参考にどうぞ。

9. 観光地の入場料だけは、全然「安い国」じゃない

エジプトは基本的に物価が安い。でも遺跡の入場料は別の話。物価は日本の数分の一なのに、遺跡の入場料だけは普通に日本と同じかそれ以上する。

ピラミッドエリアの入場料は700EGP(2024年11月時点)。クフ王のピラミッド内部はさらに追加で900EGP(同時点・後述のとおり現在は値上がり)。サッカラでは入場したのに、内部見学はさらに別チケットが必要だった、という経験もあった。(詳しくは㊻サッカラの記事へ)

ルクソールで主要な遺跡を一通り回った日のことを振り返ると、王家の谷だけで5,316円、ルクソール神殿1,600円、カルナック神殿1,921円、ハトシェプスト女王葬祭殿1,300円、メディネト・ハブ700円——と積み上げると、入場料だけで1万円を超えていた。食費は安いのに、遺跡だけが別次元の出費になる。

なお、ピラミッドや主要な遺跡のチケットは、エジプト観光省の公式サイト(egymonuments.com)からオンラインで事前購入もできました。さらに2026年現在は、ピラミッドをはじめ多くの主要サイトで現金が使えず、カード決済のみになっています(私が訪れた2024年11月時点でもカード決済のみでした)。料金も支払い方法も変わりやすいので、最新情報は公式サイトや現地で確認するのが確実です。

エジプトを安く旅しようとすると、遺跡だけが予算をごっそり持っていく。エジプトは近年インフレや通貨変動の影響もあり、外国人向け入場料の改定がかなり頻繁です。計画は念入りに。

私の15日間の旅でかかった費用の全内訳はエジプト旅行費用まとめで公開しているので、予算計画の参考にどうぞ。

10. 夜でも街が全然寝ない

カイロの夜は遅い。

夜でもカフェは満席、レストランは賑わっている。モールも夜遅くまで開いている。

最初は「今日たまたまイベントでも?」と思っていたが、これがデフォルトらしい。日中は気温が高いため夜に活動する文化が根付いていて、涼しい夜の時間帯が生活の中心になっているようです。

実際、夜22〜23時を過ぎても、家族連れが普通に街を歩いていた。水タバコを出す店もあちこちにあって、夜のほうが街が元気なんじゃないかと思うほど。カイロの夜を歩いたときは、思っていたよりずっと人が多くて驚いた。

11. タクシーは交渉が前提

メーターはあっても使わないことが多い。乗る前に値段を決めなければならない。最初に提示される金額は、だいたい高い。そこから交渉が始まる。

毎回、値段交渉するのは大変なので、Uberや、中東で広く使われているCareem(キャリーム)などの配車アプリを使うのがおすすめです。料金が事前に確定するので、交渉ゼロで乗れます。配車アプリを使うには当然スマホのネット環境が必要。私は普段から日本で使っているahamoをそのままエジプトでも使用したので、追加手続きなしで普通に使えたのでかなり楽でした(月30GBまで追加料金なし)。

SIM・eSIM・WiFiレンタルなど、どの通信手段を選べばいいか迷っている人は、海外旅行の通信手段5つを比較も参考にどうぞ。

ただしルクソールやアスワンでは、カイロほど配車アプリが普及しておらず、結局タクシー交渉になることもあったので、タクシーを使う心構えだけはしておいた方がいいかもしれません。アプリの詳しい使い方や現地で役立ったアプリはエジプト旅行で使ってよかったアプリまとめにまとめています。ルクソール・アスワンでの移動についてはルクソール観光まとめアスワン観光まとめも参考にどうぞ。

12. 入場料は頻繁に変わる

旅行前にネットで調べた料金と、現地の料金が違うことがあった。

クフ王のピラミッド内部は2024年11月時点で900EGPだったが、1年半ほど経った2026年3月現在はすでに1,500EGPに値上がりしている。

エジプトの遺跡入場料は変動が激しい。ネットの情報は参考程度にして、必ず最新情報を現地か公式で確認することをおすすめします。気候・通貨・ビザなどの基本情報も含めて、旅行前に知っておきたいことはエジプト旅行の基本情報まとめにひとまとめにしています。

13. パーソナルスペースの概念が違う

列に並んでいると、前の人との間隔を少し空けた瞬間に自然と割り込まれる。

それだけじゃない。気づくと後ろの人がかなり近い距離に立っている。日本の感覚だと「近い」と感じる距離が、ここでは普通らしい。

たぶん悪意はない。ただ「間が空いているなら詰める」という感覚が当たり前。日本の感覚は、エジプトではほぼ通用しないのかもしれない。

最初は戸惑うけど、これは文化の違い。そう考えると、少し気が楽になりました。

【おまけ】とにかく猫が多い

13個に絞ったけれど、もう一つだけ。エジプトは、とにかく猫が多い。

遺跡にも、街なかにも、お店や宿の周りにも、気づくとどこかに猫がいる。しかも人を警戒するでもなく、堂々と日向ぼっこしている。人間の生活にすっかり溶け込んでいて、追い払われるでもなく、ごく自然にそこにいる。

猫好きの私は、ネコさんに出会うたびにうれしかった。猫好きな人は、遺跡と同じくらい猫の写真が増えると思う。

エジプトは「想像と違う」が連続する国だった

ピラミッドは驚くほど街のすぐ隣にあり、道路はカオスで、人との距離感も日本とはまるで違う。最初はいちいち戸惑ってばかりでした。

でも、驚くことが多いということは、それだけ「知らなかった世界」に触れている証拠でもあります。その違いに振り回されながら過ごした15日間は、今振り返るとすべてが愛おしい思い出です。

これからエジプトへ行く方は、事前知識を詰め込みすぎず、少しくらい「驚く余白」を残して旅立ってみてもいいかもしれません。きっとその驚きさえも、エジプトを好きになるきっかけになるはずです。

※本記事の料金・レート等の情報は、記事執筆時点(2026年7月)で確認できる最新情報をもとに記載しています。エジプトは制度・料金改定が頻繁なため、渡航前の再確認をおすすめします。


エジプト旅行を検討しているなら

エジプト旅行を本格的に計画するなら、まずは全体像を把握するのがおすすめ。15日間の旅の流れや費用感はエジプトひとり旅15日間の全記録にまとめています。

現地ツアーを探す

現地ツアーを使うとアクセスや段取りが格段に楽になります。ちなみに現地ツアーには様々な種類がありますが、私は「ガイドなし・車とドライバーのチャーターのみ」のプランを所々で利用しました。現地ツアーのガイドはほとんどが英語なので、英語が話せない私にはガイドは不要でした。「ドライバーと意思疎通できるかな?」と不安になるかもしれませんが、翻訳アプリを利用すれば英語が話せなくても問題なくやり取りできます!各社で価格や内容が異なるので、自分に合うプランを比較してみてください。どのサイトが自分に合うか迷う方は、タイプ別に比較したこちらの記事も参考にしてください。
海外旅行の現地ツアー予約サイトおすすめ比較|英語が苦手な初心者向けにタイプ別で解説

各社それぞれ特徴があるので、いくつか見比べてみてください。

GetYourGuideでエジプトのツアーを探す(英語ツアーの品ぞろえが豊富。ドバイ乗り継ぎ観光も見つかります)
VeLTRAでエジプトのツアーを探す(予約画面もカスタマーサポートも日本語。英語が不安な人はまずここから)
Trip.comでエジプトのアクティビティを探す(航空券・ホテルとまとめて管理できて便利)
Klookでエジプトのツアーを探す(アプリが見やすく、割引クーポンが出ることも)
KKdayでエジプトのツアーを探す(日本語対応。アジア系で操作しやすい)

エジプトのホテルを探す

カイロ・ルクソール・アスワンでは宿のスタイルや価格帯が大きく異なります。都市ごとに探すのがおすすめです。Trip.comは日本語・日本円で見やすく、Agodaはセールが多めなので、両方見比べて決めるのがおすすめです。

添乗員付きパッケージツアーで行くなら

「やっぱりツアーで安心して行きたい」という方は、大手旅行会社のパッケージツアーを検討してみてください。添乗員・ガイド付きで、個人手配が不安な方でもはじめてのエジプト旅行を全部おまかせできる安心感があります。

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