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マラッカ最終日|食べ歩きとJonker 88、バスでクアラルンプールへ移動したリアル体験記

チェンドル アジア周遊旅行
チェンドル

※本記事は「アジア周遊ひとり旅」シリーズの一部です。前回の記事シンガポール→マラッカをバスで国境越え|所要時間・注意点・快適すぎた移動を徹底レポでは、移動の記録をまとめています。

マラッカを離れる朝——最後の一口まで、この街を味わいたくて

チェックアウトまでの時間も惜しみ、朝9時に配車アプリGrab(グラブ/東南アジア版Uberのようなアプリ)で市街地へ向かいました。最後の一刻まで、この街の味を堪能するためです。

ジョンカーストリートで食べ歩き!絶品エッグタルト

昨夜、通りがかりに見つけて気になっていた「Kuih Nyonya 娘惹糕(クエ・ニョニャ)」へ。
焼きたての香りに誘われ、エッグタルトを購入しました。

Kuih Nyonya 娘惹糕(クエ・ニョニャ)
Kuih Nyonya 娘惹糕(クエ・ニョニャ)
エッグタルト
エッグタルト

パイ生地が何層にも重なり、持っただけで崩れそうなほど繊細。歩きながら頬張ると、外はサクサク、中はとろけるようなカスタードの甘みが口いっぱいに広がります。これぞ旅の醍醐味です。

マラッカはかつてポルトガルに統治されていた歴史があり、現在でもさまざまな文化の影響を感じられる街です。エッグタルトも、そうした歴史的背景を思わせるスイーツの一つ。
ちなみにマラッカの旧市街は、2008年にペナンのジョージタウンとともに「マラッカ海峡の歴史都市群」として世界遺産に登録されています。
ポルトガル・オランダ・イギリス・中国など、いろんな文化が混ざり合った街並みそのものが評価されたそうです。
食べ物のひと口からも街の歴史が感じられるのが、マラッカならではだと思います。

「Jonker 88(ジョンカー・エイティエイト)」で味わう至福のBaba Laksa(ババラクサ)とCendol(チェンドル)

Jonker 88(ジョンカー88)は並ぶ?おすすめの時間帯は?

9:30、目的地である有名店「Jonker 88(ジョンカー・エイティエイト)」に到着。

私が行った朝9:30頃は並ばず入れましたし、朝早めだったからか相席にもなりませんでした。
ただ、昼前後はかなり混雑することもあるようで、時間帯によっては相席になる可能性もありそうです。ゆっくり味わいたいなら、私のように朝一〜午前中の早い時間を狙うのがおすすめです。
朝から多くの人で賑わう店内で、看板メニューの2品を注文しました。

Jonker 88
Jonker 88

Baba Laksa(ババラクサ)

ひと口スープをすくった瞬間、「濃厚…!」と思わず声が出そうになるくらい、コクのある濃厚なスープ。厚揚げ、エビなどの具材が入っていて、食べ応えも十分です。このババラクサは、マラッカに根付いた「ニョニャ料理(プラナカン料理)」の一つで、中華とマレーの食文化が融合した独特の味わいが特徴とされています。

Baba Laksa(ババラクサ)
Baba Laksa(ババラクサ)

辛すぎず、でもしっかりとスパイスが効いていて、深みのある味わい。ハマる人にはとことんハマるやつです。

Cendol(チェンドル)

火照った体に染み渡るのが、このかき氷。緑色のゼリー(ニョロニョロした見た目のやつ)に最初はちょっとビビるのですが、食べてみると美味しい!
この緑色はパンダンリーフ(南国のハーブ)由来のことが多いようで、ほんのり香りづけにも一役買っています。「グラ・ムラカ」という黒糖に似たヤシの蜜がとにかく濃厚で、ガツンとした甘さと冷たさが、いい感じでおいしかったです。
チェンドル自体は東南アジア各国で食べられていますが、マラッカのものはこのグラ・ムラカを効かせた濃厚な甘さが持ち味とされています。

Cendol(チェンドル)
Cendol(チェンドル)

緑色のゼリーは見た目が苦手な人もいそうです(笑)。でも食べてみると、ツルッとした食感が意外といいかも。

注文のコツ:2品同時に注文すると、ほぼ同じタイミングで揃うことになります。デザートは食後に食べたい派の人は、Cendolだけ後から別注文がおすすめ。Baba Laksaを食べている間に、Cendolがどんどん溶けていきますので。

ババラクサとチェンドル
ババラクサとチェンドル

支払いはクレジットカードで可能でした。2品で19MYR(713円)。コスパ最高です。

食後は、まだ静かな朝のマラッカの街並みを散策しながら、名残惜しくもホテルへ戻りチェックアウトを済ませました。

マラッカの街並み
朝のマラッカの街並み

マラッカの街はコンパクトなので個人でも十分まわれますが、「自力で移動の手配や段取りをするのが面倒…」という方は、現地ツアーを活用するのも一つの手です。

また、ツアーだけでなく「観光スポットの入場チケットだけを事前にネット購入できるプラン」などもあり、現地の窓口で直接買うより安くなるケースもあります。
各社でいろいろなプランが出ているので、自分に合うものをぜひ比較してみてください。
ツアー会社ごとの特徴や選び方に迷う方は、海外旅行の現地ツアー予約サイトおすすめ比較|英語が苦手な初心者向けにタイプ別で解説も参考にしてみてください。

GetYourGuide(マラッカのツアー) → Trip.com(マラッカのツアー) → KKday(マラッカのツアー) → Klook(マラッカのツアー)

マラッカからクアラルンプールへの行き方|高速バス・料金・所要時間

マラッカの交通の要所、マラッカ・セントラル(Melaka Sentral)からいよいよクアラルンプールへ。

マラッカ・セントラル(Melaka Sentral)
マラッカ・セントラル(Melaka Sentral)

驚くほど近代的!マレーシアの高速バス

チケット代は16.40 MYR(約610円)。驚くほど格安ですが、バスのクオリティは期待を遥かに超えていました。

車内は非常に近代的で、シートもゆったり。窓の外に広がる景色を眺めながらの移動も快適でした。
マラッカ〜クアラルンプール間の距離は約123km、渋滞がなければ1時間45分ほどで着くこともあるようです(資料によっては道路距離を140km台とするものもあり、ルートの取り方で差が出るようです)。

クアラルンプール中心部は渋滞が多く、交通状況によっては2〜3時間近くかかることもあります。

マラッカ→クアラルンプールのバス車内設備・トイレ休憩は?

気になる車内設備ですが、私が乗ったバスにはUSB充電ポートが付いていました。
長距離移動でスマホの充電が減っても安心です(※バスの会社や車両によって設備は異なるので、確実に使いたい方はモバイルバッテリーも持っておくと安心です)。

一方で、マラッカ〜クアラルンプール間は所要2時間ほどと短めのためか、私が乗った便では途中のトイレ休憩はありませんでした。出発前にトイレを済ませておくのがおすすめです。

荷物については、私はバックパックだったので車内にそのまま持ち込みましたが、大きなスーツケースの方はバス下部のトランクルームに入れてました。
なので、少し大きめのスーツケースを持った方でも大丈夫です。

チケットは当日ターミナルの窓口でも買えますが、座席を確保したい・並びたくないという方は事前のネット予約が便利です。
現在のバス代はオンライン相場でおおよそ8〜22MYR(約270〜750円)ほどのようです。
EasybookredBusといった予約サイトを使えば、座席指定からQRチケット発券までスマホで完結するので、ターミナルの窓口に並ばずに済みます(2026年時点の情報です)。

マラッカ〜クアラルンプール便は本数が非常に多いので、平日なら当日でも席に余裕があることがほとんどでした。

長距離バスでの移動は数時間に及ぶため、事前にスマホへ動画や音楽・本をダウンロードしておくのがおすすめです。
私はAmazonプライムビデオでオフライン再生できるよう動画をいくつか準備していきました。
音楽派ならAmazon Music、本派ならKindle読み放題Audible(耳で聴く本)など自分の好みに合わせて移動中のお供を事前に仕込んでおくと安心です。
どれも事前にダウンロードしておけばWi-Fiなしで使えます。
なお、Grabなどの配車アプリや地図・翻訳アプリの利用には現地でのネット接続が前提になるので、SIMやレンタルWiFiの準備は海外旅行の通信手段5つを比較|格安SIMユーザーが損しない選び方を、持ち物全般は海外旅行の持ち物ガイド|実体験で厳選した必須アイテムと不要だったものもあわせてチェックしておくと安心です。

マレーシアの高速バス
マレーシアの高速バス

予定変更も旅のスパイス

実はマラッカのターミナルに予定より早く到着したため、一本早いバスに変更できないか交渉してみました。結果は「不可」とのこと。

しかし、時間がもったいなかったので、新たに16 MYR(約600円)で買い直すことにしました。「クアラルンプールでの滞在時間が増えるなら、この金額は安いもの」と前向きに捉え、一足早くクアラルンプールへ向かいます。

旅のヒント:マラッカ・セントラルでのチケット変更は柔軟に対応してもらえないこともあります。時間に余裕がある場合は、その場で買い直す判断も「時間を買う」という意味でアリです。マラッカからクアラルンプール行きのバスは本数が非常に多く、平日であれば当日購入でも席に余裕があることがほとんど。私は前日にネット購入しましたが、正直当日でも全然大丈夫でした。

巨大ターミナル「TBS(Terminal Bersepadu Selatan)」へ到着

バスは順調に走り、クアラルンプールの巨大バスターミナル「TBS(Terminal Bersepadu Selatan / ターミナル・ブルスパドゥ・スラタン)」に到着。

TBS(Terminal Bersepadu Selatan / ターミナル・ブルスパドゥ・スラタン)
TBS(Terminal Bersepadu Selatan / ターミナル・ブルスパドゥ・スラタン)

TBSはまるで空港のような造りで、乗車前の改札や待合エリアがしっかり分かれていました。館内には飲食店やコンビニもあるようなので、少し時間に余裕を持って向かうと、待ち時間も困らず慌てずに済むと思います。

TBSはクアラルンプールの主要駅であるクアラルンプール・セントラル駅(KL Sentral)とは別の場所で、市内中心部から少し離れています。到着後はLRT(高架鉄道)やKTM(国鉄)などの電車での移動が必要になります。
ターミナルに隣接する駅から乗れるので、迷わず電車乗り場を目指しましょう。

TBSからクアラルンプール市内へ!交通カードをめぐる攻防戦

TBSは、まるで空港のような巨大で近代的なバスターミナルです。バスターミナルに入ってすぐ右側に進めば駅方面に行けたのですが、私はわからずにまっすぐ進んでしまい、5分ほど迷子になりました。

最初の関門:Touch ‘n Go(タッチアンドゴー)カードが「売り切れ」だった場合の対処法

クアラルンプールでの移動をスムーズにするため、まずは駅の窓口でマレーシア版Suicaともいえる交通系ICカード「Touch ‘n Go(タッチアンドゴー)カード」を購入しようとしました。

しかし、返ってきた言葉はまさかの「売り切れ(Sold out)」。
主要なターミナルでも在庫がないことがあるという、海外旅行ならではの洗礼を受けました。
とりあえず、その場は現金で一回券(コイン型のトークン)を購入し、宿泊先がある中心部のMasjid Jamek(マスジッド・ジャメ)駅を目指しました。
「Touch ‘n Go(タッチアンドゴー)カード」は市内中心部の別の駅でなら購入できる場合もあるので、売り切れの場合でも、次の駅で確認してみてください。

ちなみにマレーシアに限らず、海外では「現金が必要なのに手持ちが足りない…」という場面がちょいちょいあります(両替所が閉まっていた等)。私はそんなときのために、海外キャッシングができるエポスカードを1枚お守りとして持っていきました。現地ATMで必要な分だけ現地通貨をサッと引き出せるので、大金を両替して持ち歩く不安がグッと減ります。しかもエポスNetアプリに反映され次第(最速で翌日〜数日)すぐに繰り上げ返済すれば、利息も最小限に抑えられます。

さらに私が使っているエポスカードは年会費無料で海外旅行保険付き、しかも提携病院でお金を立て替えなくていい「キャッシュレス診療」にも対応しています。ただし「持ってるだけ」では保険が効かないので、空港までの電車かバス代をエポスで払うのだけ忘れずに(これだけで有効になります)。

エポスカードの詳細を見る(公式)

海外キャッシング用のエポスカードと、プライオリティパス目的の楽天プレミアムカードの使い分けは、海外旅行のクレジットカードはこの2枚でOK|エポスカード×楽天プレミアムカードで詳しく解説しています。

補足:Touch ‘n Goカードは近年、NFC機能付きの新型カードへの移行期にあり、品薄状態が続いていることがあります。TBSで在庫がなくても、市内中心部の主要駅で購入できる場合もあります。焦らず次の駅で確認してみてください。また、駅によってはカードの購入やチャージが現金のみの場合もあるので、少額の現金を持っておくと安心です。カード発行料はRM10程度(チャージは別途必要)で、駅窓口・Touch ‘n Go Hub・NFC対応カードいずれも本体価格は同額のようです。チャージ(現地では「トップアップ」)は場所によって1回あたりRM0.50の手数料がかかりますが、Touch ‘n Go Hubなど手数料無料の場所もあります。

また、KLで電車をたくさん乗る予定なら、外国人旅行者向けの乗り放題パス「Rapid Kembara Pass(ラピッド・ケンバラ・パス)」も便利です。LRT・MRT・モノレール・BRT・Rapid KLバスが1日/3日間乗り放題になるプランで、1日券はRM25〜(新規でカードを作る場合はカード代・最低残高込みで総額RM45程度、使用後に残高RM10が残る仕組み)、3日券はRM55〜とのこと(2026年時点の情報。最新の料金・条件は公式でご確認ください)。似た名前の「Rapid Kota Pass」はマレーシア国籍者専用なので、旅行者は間違えないよう注意してください。交通カードのより詳しい使い方はクアラルンプール観光完全ガイドでも触れています。

Masjid Jamek(マスジッド・ジャメ)駅でリベンジ成功!

無事にMasjid Jamek駅に到着し、駅の窓口で再チャレンジ。今度は無事にTouch ‘n Go(タッチアンドゴー)カードを購入できました!

Touch 'n Go(タッチアンドゴー)カード
Touch ‘n Go(タッチアンドゴー)カード

私が購入したのは、駅の窓口で販売されていたタイプで、2025年10月に手に入れた際には青いデザインに「myrapid」の文字が入っていました。

Touch ‘n Go(タッチアンドゴー)カードとは?
LRT(高架鉄道)・MRT・モノレールといった電車はもちろん、バスや一部のコンビニなどでも使えるプリペイド式ICカード。毎回券売機でトークンを買う手間が省けるだけでなく、運賃がトークンより割安になるのも嬉しいポイントです。TBSなど大型ターミナルで「売り切れ」と言われた場合は、市内中心部の主要駅に行けば在庫がある場合もあるので、諦めずに確認してみてください。

歴史とモダンが交差する街を歩いてホテルへ

駅を出ると、クアラルンプールの象徴的な風景が目に飛び込んできます。Masjid Jamek駅の周辺は徒歩圏内に歴史的な建物が多く、独立広場(ムルデカ・スクエア)や、時計塔が印象的なスルタン・アブドゥル・サマド・ビルなども歩いて回れるエリアです。歴史を感じさせるMasjid Jamekの周辺を歩きながら、ふと見上げると遠くには「ムルデカ118(Merdeka 118)」がそびえ立っています。

ムルデカ118(Merdeka 118)
ムルデカ118(Merdeka 118)

高さ678.9m・地上118階建て。完成済みの超高層ビルとしては、ドバイのブルジュ・ハリファに次ぐ世界第2位の高さを誇ります。東南アジアでは最も高く、かつてクアラルンプールの象徴だったペトロナスツインタワー(約452m)をはるかに凌ぐ存在感。ちなみに「ムルデカ」はマレー語で「独立」という意味で、マレーシアの独立宣言の地に近いことからこの名がついたとされています。

116階には、東南アジア最高クラスとされる展望台「The View at 118」が入る予定で、高速エレベーターを使えば1分ほどで到達できるとされています。ただし、私が訪れた2025年10月時点では、この展望台と併設のショッピングモール「118 Mall」はまだ内部工事中で、中に入ることはできませんでした。

上層階に入るパークハイアットホテルは2025年に先行オープンしたようですが、展望台とモールの一般公開は2026年後半になる見込みとされています(記事執筆時点=2026年7月)。訪れる予定がある方は、外観だけ楽しむのか展望台まで登るのか、旅程を組む前に最新のオープン情報を公式サイトで確認しておくと安心です。

古い街並みと、そんな最新鋭のビルが平然と共存している景色は、まさに今のクアラルンプールを象徴しているかのよう。重い荷物を持ちながらも、これから始まるクアラルンプール滞在への期待に胸を膨らませてホテルへと向かいました。

クアラルンプール観光の詳細は、クアラルンプール観光完全ガイド|2泊3日モデルコースとおすすめスポットを実体験で解説にまとめています。

クアラルンプールのホテルは複数のサービスで比較してみるのがおすすめです。Agodaはエリアや予算で絞り込みやすく直前予約にも強い。Trip.comはポイント還元が使いやすく、楽天トラベルは楽天ポイントを使いたい方にぴったりです。

クアラルンプールの現地ツアー・観光

クアラルンプールは個人でも比較的まわりやすい街ですが、「自分で移動の手配や段取りをするのが面倒…」という方は、現地ツアーを活用するのが一番手軽です。英語が話せなくても、翻訳アプリを使えばやり取りに困ることはほとんどありません。各社で価格や内容が異なるので、比較してみてください。

GetYourGuide(クアラルンプールのツアー) → Trip.com(クアラルンプールのツアー) → KKday(クアラルンプールのツアー) → Klook(クアラルンプールのツアー)

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