エジプトはどこでも英語が通じるわけではなく、公共交通も旅行者向けに整備されているとは言えません。
だからこそ、スマホのアプリが移動と連絡の頼みの綱になります。
Uberで移動し、WhatsAppでドライバーと連絡し、Google翻訳でメニューを読み、Googleマップで現在地を確認する——そんな場面が毎日ありました。日本では当たり前のアプリですが、エジプトでは「入っていないと困るレベル」です。
この記事では、15日間のひとり旅(うちエジプト滞在は約10日)で実際に使って「入れておいてよかった」と思ったアプリをまとめています。特に「エジプトの配車アプリ・タクシーアプリはどれを使えばいいの?」には、都市別にすぐ答えが分かるようにしました。
📌 この記事について
体験談は2024年11月の15日間ひとり旅の記録です。配車アプリの対応都市・ビザ・チケット・通信プランなど変わりやすい情報は、記事更新時点(2026年9月)に各公式サイトで確認し直しています。ルールは予告なく変わるので、出発前にご自身でも公式サイトをご確認ください。
※スマホの操作説明はAndroidを基準にしています。
- 結論|エジプトの配車アプリ・タクシーアプリは「都市」で選ぶ
- とりあえずこれだけ入れておけ|私が実際に使ったアプリ一覧
- 配車アプリ・タクシーアプリ|Uber・inDrive・Careem
- 連絡手段|WhatsApp(エジプトではLINE代わり)
- 地図・情報収集|Googleマップ(オフライン保存しておくと安心)
- 翻訳・調べもの|Google翻訳・Googleレンズ・Chrome
- 旅行前にスマホで済ませておきたいこと|予約・ビザ・チケット
- エジプト航空のアプリは必要?国内線のオンラインチェックイン
- エジプト旅行の通信手段|ahamo・eSIM・Wi-Fi
- 出発前チェックリスト
- エジプト旅行のアプリについてよくある質問
- まとめ|エジプト旅行はこのアプリを入れておけばOK
結論|エジプトの配車アプリ・タクシーアプリは「都市」で選ぶ
先に結論です。エジプトの配車アプリは、どの都市にいるかで使えるものが変わります。
公式サイトで確認できた情報と、私の実体験をまとめるとこうなります。
| 都市 | Uber | inDrive | 現実的な移動手段 |
|---|---|---|---|
| カイロ・ギザ | ◎ 公式の対応都市。私は約15回使用 | ○ 公式ページあり | Uberでほぼ解決 |
| ルクソール | △ 公式の対応都市一覧に掲載なし | ○ 公式ページあり(支払いは現金) | 宿の手配・空港送迎・ツアー/予備にinDrive |
| アスワン | △ 公式の対応都市一覧に掲載なし。 私はUber・Careemともマッチングせず(2024年11月) | ○ 公式ページあり | 宿の手配・ツアー・チャーター/予備にinDrive |
| フルガダ・アレクサンドリア | ○ 公式の対応都市 | ○ 公式ページあり(フルガダ) | ※私は未訪問 |
※Uber・inDriveの対応状況は、記事執筆時点(2026年9月)に各社の公式サイトで確認した内容です。「公式ページあり」は、その都市のページが公式に用意されているという意味で、実際に車がすぐつかまるかは時間帯や場所によります。
とりあえずこれだけ入れておけ|私が実際に使ったアプリ一覧
WhatsApp、Uber、Googleマップ、Google翻訳。どれも「知ってるよ」と思うかもしれませんが、エジプトではこの4つが本当の意味で生命線になりました。15日間で実際にどれくらい使ったかを正直に書いておきます。
| アプリ | 私の使用頻度 | 実際に使った場面 |
|---|---|---|
| Uber | 約15回 | カイロ・ギザの移動全般 |
| ほぼ毎日 | ホテル・空港送迎・ツアーのドライバーとの連絡 | |
| Googleマップ | 旅行中もっとも起動回数が多かった | 現在地確認・観光地探し・営業時間や口コミの確認 |
| Google翻訳 | ほぼ毎日 | メニュー・看板のカメラ翻訳 |
| Googleレンズ | 必要な場面で | 遺跡の説明板・案内板の翻訳と、そこからの調べもの |
| Google Chrome | 調べもののたびに | 英語サイトのページ翻訳・チケット情報の確認 |
| Careem | 試したが出番なし | アスワンで試したがマッチングせず |
| Agoda・Trip.com | 主に旅の前 | 宿・航空券の予約 |
私の場合、本当に毎日使ったのは上の4〜6個だけでした。時間がない方は、WhatsApp・Uber・Googleマップ・Google翻訳の4つだけでも、出発前に登録まで済ませておいてください。特にWhatsAppとUberは、現地で「入れてなくて詰む」可能性があります。
ビザの取得や観光チケットの予約もスマホで済ませられる場面が増えているので、記事の後半でまとめています。

配車アプリ・タクシーアプリ|Uber・inDrive・Careem
カイロとギザでの移動は、Uber一択です。旅行中に約15回使いました。
流しのタクシーでも移動はできますが、乗るたびに料金交渉が発生します。Uberならアプリ上で行き先と料金の目安が先に分かるので、交渉ゼロで乗れます。これがかなりストレス軽減になりました。
参考までに、カイロ空港からサラディンのシタデルまでの料金は611円でした(2024年11月・私のカード明細より)。金額そのものより、「いくら請求されるか分からない不安」がないことのほうが価値が大きかったです。
エジプトでUberが使える都市(公式一覧で確認)
Uberはエジプト全土で使えるわけではありません。記事執筆時点(2026年9月)のUber公式「エジプトの対応都市」ページには、次の都市が掲載されていました。
🚙 Uber公式に掲載されているエジプトの都市(記事執筆時点)
カイロ/アレクサンドリア/ダミエッタ/フルガダ/マンスーラ/Canal Cities(スエズなど運河沿岸都市)/タンタ/ザガジグ
⚠️ ルクソールとアスワンは、この公式の対応都市一覧に掲載されていません。
(ギザは単独では掲載されていませんが、カイロ都市圏として問題なく使えました)
参考:Uber公式 エジプトの対応都市一覧
ちなみに、私はアスワンでUberもCareemも試しましたがマッチングしませんでした(2024年11月。時期や場所によって状況は変わる可能性があります)。
ルクソールでは最初からUberをあてにせず、空港送迎を事前に予約していました。
ルクソール・アスワンで使える配車アプリは?
Uberの公式一覧には載っていないルクソールとアスワンですが、inDrive(インドライブ)は公式サイトにルクソール・アスワンのページがあります(記事執筆時点・2026年9月に確認)。
- ルクソールのページには、空港や主要な神殿を含めて対応していると書かれています
- 料金は自分で希望額を入力してドライバーに提示し、ドライバーが応じる方式です
- 支払いは乗車後に現金。アプリで合意した金額を払う、とされています
- 都市間の移動(City to City)のサービスもあるようです
出典:inDrive公式(ルクソール)/inDrive公式(アスワン)
ただし私自身はinDriveを使っていないので、これは公式サイトで確認した情報です。
それでもルクソール・アスワンでは「配車アプリありき」で予定を組まないほうが無難だと思います。前日にホテルのスタッフにタクシーを手配してもらうか、ツアーや送迎を事前予約しておき、inDriveは「つかまらないときの予備」くらいに考えておくのが現実的です。
各都市の具体的な移動手段は、エリア別のまとめ記事に書いています。
→ ルクソール観光まとめ|見どころ・モデルコース・行き方・必要日数
→ アスワン観光まとめ|アブシンベルの行き方・フィラエ神殿・移動手段
カイロ空港でUberに乗る場所(ターミナル2・3)
到着直後にいちばん焦るのが「Uberとどこで合流するのか」問題です。私が行った2024年11月当時は「ターミナル2ではUberを呼べない」とされており、ターミナル3側の駐車場で乗車しました。
ただし今回Uber公式のカイロ空港ページを確認したところ、現在はターミナル2にも専用のピックアップ案内が用意されていました(記事執筆時点)。
| ターミナル | Uber公式が案内している乗り場 |
|---|---|
| ターミナル2 | 手荷物受取所を出て税関を抜けたら左へ。Gate 7から外に出た車寄せで合流 |
| ターミナル3 | Gate #4から外へ出て、Car Park(駐車場)の表示に従い階段を下り、B5の駐車スペースで合流 |
Uber自身も「最も正確なのは配車後にアプリに表示される案内」としています。上の表は全体像として頭に入れておき、最終的にはアプリの指示に従ってください。
参考:Uber公式 カイロ国際空港の乗車案内ページ
📍 カイロ国際空港(Googleマップ)
⚠️ 待機中に「スマホを見せてみろ」と近づいてくる人に注意
私が空港でUberを待っているときにも、「場所がわからないのか?スマホを見せてみろ」と言いながら近づいてくる人がいました。事前に予約済みのUberを勝手にキャンセルさせる手口があると知っていたので全力で拒否しましたが、何も知らずに渡していたらと思うとゾッとします。
Uber公式も「ターミナル内や乗車ゾーンでの、アプリ外の乗車の誘いには応じないように」と注意喚起しています。
詳しい体験は → 【エジプト旅行⑩】カイロ7時間乗り継ぎでシタデル観光|Uberの乗り方と注意点
配車前に確認したい3つの設定
- 支払い方法が「現金(Cash)」になっていないか:現金設定のままだと、到着時にドライバーへ現金で払うことになります。カード払いにしたい人は配車前に確認を
- 目的地の入力は「コピペ」が速い:Googleマップで場所名を長押し→「場所の名前をコピー」→Uberアプリに貼り付け。スペルを打つ必要がなくなります
- ナンバープレートは東アラビア数字:アプリには見慣れた数字で表示されるのに、実際の車のナンバーは形の違う数字(٠١٢٣…)です。特に「٥(5)」がゼロに見えて混乱します。対応表はこちらの記事に載せているので、スクショしておくと安心です
ギザのピラミッドへUberで行くときの注意
ギザは2025年4月から入口がピラミッドの南側、ファイユーム街道沿いの新ゲートに移り、私有車は台地の中に入れず、エリア内は電動車両で移動する方式とされています(Ahram Online)。配車アプリで向かうときは目的地を新ゲート側にしておくと、現地で慌てずに済みます(私が行った2024年11月は旧入口の時代でした)。
→ ギザのピラミッド観光完全ガイド
📍 ギザのピラミッド(Googleマップ)
ドライバーとのやり取りで使う英語(コピペOK)
たまに、ドライバーからアプリ内チャットで連絡が来ることがあります。長文を打つことはほとんどなく、短いメッセージ+現在地共有や写真送信で完結することが多かったです。
| 場面 | 英語 |
|---|---|
| 今ここにいます | I’m here. |
| この建物の前にいます | I’m in front of this building. |
| 写真送ります | I’ll send you a photo. |
| ちょっと遅れます | Sorry, I’m a bit late. |
待ち合わせ場所がわかりにくい時は、目印の看板などの写真を撮ってWhatsAppのチャットで「I’m here」と一緒に送ったりしました。言葉より写真のほうが早く伝わることも多いです。
また、ピックアップ場所がアプリの地図とズレていることもあるので、周囲の目印も一緒に確認しておくと安心です。
予備の配車アプリ:CareemとinDrive
Careemは公式サイトでエジプトを対応国に挙げていますが、都市ごとの対応一覧は公開されていません(記事執筆時点)。私もアスワンではマッチングしなかったので、「Uberがつかまらないときの予備」くらいに考えておくのがおすすめです。
inDriveは乗客が希望額を提示する仕組みで、支払いは現金です。「交渉が発生しないのがUberの良さ」だと感じている私のようなタイプには少しハードルがありますが、ルクソール・アスワンでは選択肢のひとつになります。提示額の相場は宿のスタッフに聞いておくと安心だと思います。
🚗 ざっくりの使い分け
カイロ市内・ギザ → Uber(私は約15回使って、ほぼ困りませんでした)
ルクソール・アスワン → 宿にタクシーを手配してもらうか、送迎・ツアーを事前予約。予備にinDrive(現金払い)
その他の都市 → Uberの対応都市でも、時間帯や場所で配車状況は変わります。inDrive・Careemも予備で入れておく
現地ツアーで移動をまとめてしまうのが結果的に楽なことも多いです。私は「ガイドなし・車とドライバーのチャーターのみ」のプランを所々で利用しました。ガイドはほとんどが英語なので、英語が話せない私にはガイドは不要でしたし、ドライバーとは翻訳アプリで問題なくやり取りできました。
🎯 移動ごとツアーや送迎にまとめたいなら
私が比較するなら、まずはチャーターやプライベートツアーの選択肢を見比べやすいGetYourGuideから見ます。英語でのやり取り自体が不安なら、予約画面もサポートも日本語で完結するVeLTRAも(価格は高めのことが多いです)。
▶ GetYourGuideでエジプトのツアーを探す
▶ VeLTRAでエジプトのツアーを探す(日本語で完結)
▶ カイロ空港の送迎・チャーター車を探す(Trip.com)(空港からの移動だけ確実にしたい人に)
予約サイトの違いは海外旅行の現地ツアー予約サイトおすすめ比較、カイロでの回り方はカイロ観光まとめにまとめています。
配車アプリは日本にいるうちに登録まで済ませる
Uber・inDrive・Careemは、日本にいるうちにアカウント登録(Uberはクレジットカードの紐付けも)を済ませておくのがおすすめです。現地でゼロから設定しようとすると、SMS認証などで手間取ることがあります。
連絡手段|WhatsApp(エジプトではLINE代わり)
エジプトでは、ホテルや送迎ドライバー、現地ツアーのガイドとの連絡はほぼWhatsApp経由でした。「何かあればWhatsAppで」という文化が完全に定着していて、日本でいうLINEのような感覚です。ホテルに依頼していた空港無料送迎のやり取りも全部これで済みました。
よく使った定型文です。コピペしてそのまま使えます。
| 場面 | 英語 |
|---|---|
| 到着が遅れます | My arrival will be delayed. |
| 明日の集合時間を教えてください | What time is the meeting tomorrow? |
| ホテルまで迎えに来てもらえますか | Could you pick me up at my hotel? |
| 予約を確認したいです | I’d like to confirm my booking. |
私はメッセージと写真送信中心で使っていたので困りませんでしたが、エジプトはネット経由の通話(VoIP)への規制が厳しく、WhatsAppの音声通話・ビデオ通話は現地の回線で制限されることがあるとされています。通話で連絡を取り合う予定の人は、頭の片隅に入れておくといいかもしれません。
WhatsAppは「日本のSIMが使えるうち」に登録する
- アプリをインストールして電話番号登録を完了させる
- 名前を設定しておく(ドライバーやホテルが「この人だ」と判断しやすくなります)
- 連絡先を事前に登録しておく(現地ツアーの予約確認メールにWhatsApp番号が記載されていることが多いです)
⚠️ 登録にはSMS認証が必要です。
現地でSIMを入れ替えてから登録しようとすると、日本の番号でSMSが受け取れず設定できない場合があります。日本のSIMが使える状態のうちに、アカウント作成・名前設定まで済ませておきましょう。
地図・情報収集|Googleマップ(オフライン保存しておくと安心)
旅行中、最も起動回数が多かったアプリです。カイロの路地から観光地間の移動まで、とにかくしょっちゅう使いました。
地図としての用途はもちろん、観光地の営業時間確認や口コミチェックにも重宝しました。現地の観光地は公式サイトが充実していないこともあるので、Googleマップの口コミが実態に近い情報源になることが多かったです。
UberやタクシーのドライバーにGoogleマップの画面をそのまま見せて行き先を伝えることもできます。言葉が通じない場面でも意図が伝わることが多く、地味ですがかなり使えます。
オフラインマップで「できること・できないこと」
エジプトは場所によって電波が不安定なこともあるので、オフラインマップは入れておくと安心です。ただしダウンロードしても全部の機能が使えるわけではありません。以下はGoogleマップの公式ヘルプで確認した内容です(記事執筆時点・2026年9月)。
| 機能 | オフラインで使える? |
|---|---|
| ダウンロードした地図の表示 | ○ 使える |
| GPSによる現在地の確認 | ○ 使える |
| ダウンロード範囲内の場所検索・住所表示 | ○ 使える |
| 車のルート案内 | ○ 使える(ルート全体がダウンロード範囲内にある場合) |
| 徒歩・自転車のルート案内 | ✕ 使えません |
| 公共交通機関の経路検索 | ✕ 使えません |
| リアルタイムの交通情報・代替ルート | ✕ 使えません |
つまりオフラインマップは、「地図・現在地確認+車移動のナビ」に使うものだと思っておくと分かりやすいです。それでも、Uberで降ろされた後に「あれ、ここどこ?」となった時、現在地が地図に出るだけで安心感がまるで違います。
もうひとつ意外と知られていないのが、オフラインマップには有効期限があることです。公式ヘルプにも期限が切れる前に更新が必要と明記されています。設定で「オフラインマップを自動更新する」をオンにしたうえで、出発直前にもう一度最新の状態か確認しておきましょう。
オフラインマップのダウンロード手順
- Googleマップを開いてプロフィールアイコンをタップ
- 「オフラインマップ」→「自分の地図を選択」
- ダウンロードしたいエリアを指定して保存
カイロ・ルクソール・アスワンなど、行く予定のエリアをそれぞれダウンロードし、機内モードにして地図が表示されるか確認しておくと現地で焦らずに済みます。
行きたい観光地・レストランを「☆(スター)」や「リスト」で事前に保存しておくのもおすすめです。現地でいちいち検索し直さなくて済みます。
ただし、Googleマップの営業時間と実際の営業時間が異なる場合もありました。観光地の営業時間は公式サイトでも確認し、余裕のあるスケジュールを組むのがおすすめです。
→ 営業時間が違った実例はこちら
翻訳・調べもの|Google翻訳・Googleレンズ・Chrome
Google翻訳のカメラ翻訳機能は、メニューや看板にカメラを向けるだけで日本語に変換してくれます。アラビア語だらけのローカルレストランでも、これがあれば何とかなります。完璧な翻訳ではないことも多いですが、「だいたい何が書いてあるか」がわかるだけで十分です。
地味に活躍したのがGoogleレンズです。私は遺跡の説明板の解読や、英語・アラビア語の案内板の翻訳、そこから気になったことの調べものに使いました。「写したものをそのまま検索につなげられる」感覚で、説明板を読みながら「これ何だろう?」と思ったときにサッと深掘りできるのが便利でした。
調べものはGoogle Chromeがメインでした。ページまるごと翻訳機能があるので、エジプト観光省の公式チケットサイトなど、英語のみのサイトを日本語で確認したいときに特に役立ちました。
私は英語をほとんど話せませんが、Google翻訳・Googleレンズ+短い定型文+Googleマップの画面共有だけで、配車・ホテルのやり取り・ツアー移動は全部何とかなりました。私の場合は、「英語が話せないとエジプトは無理」ということは全然なかったです。
アラビア語のオフラインパックを入れておく
- Google翻訳を開いて「言語のダウンロード」からアラビア語を選択
- ダウンロード完了後、機内モードで翻訳できるか確認
なお、カメラをかざして翻訳する機能や、Googleレンズからの検索は基本的に通信が必要です。オフラインで確実に使えるのは文字入力の翻訳だと思っておいてください。
通貨換算はGoogleで十分
専用アプリは特に入れませんでしたが、Googleの検索窓に「100EGP 円」と入力するだけでリアルタイムのレートで換算してくれます。買い物中にサッと確認したい場面で重宝しました。
旅行前にスマホで済ませておきたいこと|予約・ビザ・チケット
ここからは「現地で使うアプリ」というより「スマホで先に済ませておくこと」の話です。知らないと現地で入れない場所もあるので、出発前にまとめて片付けておきましょう。
⓪ 宿・航空券の予約アプリ|Agoda・Trip.com
旅の前に使うアプリです。私もふだんの旅行で使っていて、エジプトの宿はAgodaとTrip.com、航空券はTrip.comで予約しました。
予約アプリに表示される宿の住所(英語表記)をスクリーンショットしておくと、Uberの目的地入力やドライバーへの説明にそのまま使えて便利です。
▶ Agodaでカイロのホテルを見る
▶ Trip.comでカイロのホテルを見る(航空券とまとめて管理したい人に)
① ビザ|カイロ空港ではアプリで取れるQRコード式も
📱 デジタル到着ビザ(Visa QR Code)(記事執筆時点:2026年9月に確認)
・2026年8月1日から、カイロ国際空港でパイロット運用が開始(当面はカイロ空港のみ)
・公式ポータル/専用モバイルアプリ/到着ホールのセルフサービス端末で取得でき、料金は総額36USD(カード払い)
・決済後は入力情報を修正できないとされているので、送信前にパスポートと照合を
出典:Egypt Visa on Arrival 公式ポータル/Ahram Online
ただ正直に言うと、初めてエジプトへ行くなら、出発前に取得できるe-Visaのほうが安心だと思います。私もe-Visaで入国しました。「出発前に手続きが終わっている」という状態は、精神的にかなり大きいです。
→ エジプト入国・ビザ・アライバルカード完全ガイド(ビザの取得方法の違い・料金・申請サイト)
② 観光チケット|遺跡とGEMで予約サイトが違います
買う場所が2つに分かれているのがポイントです。私はギザのピラミッドのチケットだけは事前に公式サイトで買いました。それ以外の遺跡は、現地の窓口でカード払いがほとんどでした。
| サイト | 買えるもの | ポイント |
|---|---|---|
| egymonuments.com (エジプト観光省の公式) | ギザのピラミッドエリア、シタデル、主要遺跡・博物館など | 当日窓口に並ばずに済む。公式アプリ(iPhone・Android)もあり |
| visit-gem.com (大エジプト博物館の公式。tickets.gem.egへ移動します) | 大エジプト博物館(GEM)のみ | 日時(入場時間枠)を指定してオンラインで購入する方式 |
落とし穴はGEMです。日付と入場時間枠を選んで買う方式で、枠が埋まれば入れません。「ピラミッドのついでに寄ろう」は通用しないので、旅程が決まったら早めに押さえておいてください(私はGEMには行っていないので、公式サイトで確認した情報です)。
チケットサイトはChromeの「メニュー→ホーム画面に追加」でショートカットを作っておくと、アプリ感覚でサッと開けて便利です。
→ ギザのピラミッド観光完全ガイド|入場料・チケット・回り方・早朝がおすすめな理由
③ 日本の公式アプリ|外務省 海外安全アプリ・たびレジ
ひとり旅で「何かあったらどうしよう」と不安になる人ほど入れておいてほしいのが、外務省が提供している無料のこの2つです。
| 名称 | できること |
|---|---|
| 外務省 海外安全アプリ | GPSで現在地と周辺国・地域の危険情報を表示。登録した国・地域に渡航情報が出るとプッシュ通知。各国の緊急連絡先も確認できる |
| たびレジ(メール配信サービス) | 旅行日程を登録しておくと、現地の最新の安全情報や緊急時の連絡メールが届く。家族のアドレスも登録できる |
何事もなければ一度も開かないアプリですが、「日本語で公式情報が届く経路をひとつ確保しておく」のは、英語が不安な人ほど意味があると思います。
→ エジプトの治安は危険?一人旅で感じたリアルと注意点まとめ
エジプト航空のアプリは必要?国内線のオンラインチェックイン
正直に書くと、私はエジプト航空(カイロ→ルクソール)もナイルエア(アスワン→カイロ)も、アプリやオンラインチェックインは使いませんでした。それでも困らなかったので、「なくても乗れる。使えば空港での手続きが少しラクになる」くらいの位置づけだと思います。
エジプト航空の公式サイトで確認したモバイルチェックインのルールはこちらです(記事執筆時点・2026年9月)。
| 項目 | 公式の案内 |
|---|---|
| モバイルチェックイン | 出発48時間前から、出発90分前まで |
| 搭乗券 | チェックイン後、メールやSMSでスマホに届く |
| 預け荷物がある場合 | 専用の「Baggage drop」カウンターへ。出発の1時間前までには預けるよう案内されています |
| 手荷物だけの場合 | そのまま搭乗口へ進める |
| 搭乗口 | 出発30分前に締め切り。45分前までには保安検査・搭乗口へ |
アプリを入れなくても、公式サイトのチェックインページから手続きできます。
出典:EGYPTAIR公式 Mobile Check In/EGYPTAIR公式 Check In
ちなみに私はカイロ空港で国内線の遅延に遭いました。時間どおりに飛ばないこともある前提で、その日の予定に余裕を持たせておくのがおすすめです。
→ 【エジプト旅行⑫】カイロ空港で遅延
エジプト旅行の通信手段|ahamo・eSIM・Wi-Fi
通信がないとどのアプリも動かないので、簡単に触れておきます。
私は普段から使っているahamoをそのまま使いました。91の国・地域(2026年9月時点の公式表記)で追加料金なしで使え、エジプトも対象です。到着直後から空港でWi-Fiを探すことなくUberを呼べたのは本当に助かりました。通信速度は場所によってムラがありましたが、地図・配車アプリ・WhatsAppを使う分には概ね問題ありませんでした。
ただし月30GBは国内で使った分と合算で、さらに海外で使い始めて15日を超えると最大128kbpsに制限され、データ追加購入でも解除できません(記事執筆時点:2026年9月・ahamo公式で確認)。長期滞在の人やahamo以外を使っている人は、次の2つも選択肢です(私は使っていないので、調べた範囲での紹介です)。
- eSIM(Airalo):日本にいるうちにアプリで買って設定まで済ませられます。自分のスマホがeSIM対応かだけ出発前に確認を。
→AiraloでエジプトのeSIMを見てみる
- レンタルWi-Fi(グローバルWiFi):スマホ複数台やノートPCもつなぎたい人、同行者とシェアしたい人向け。
→グローバルWiFiでエジプトのプランを見てみる
→ 海外旅行の通信手段5つを比較|格安SIMユーザーが損しない選び方
→ エジプト旅行の持ち物ガイド|一人旅で後悔したリアルな必須リスト(持って行って正解だったもの・不要だったもの)
出発前チェックリスト
ダウンロード・設定
- Googleマップ:行く予定エリアのオフラインマップをダウンロード→機内モードで動作確認
- Googleマップ:出発直前に有効期限を確認・更新(自動更新もオンに)
- Googleマップ:行きたいスポットをスターやリストで事前に保存しておく
- Google翻訳:アラビア語のオフラインパックをダウンロード→機内モードで動作確認
- 写真の自動バックアップを「Wi-Fi時のみ」に変更する
通信が切れても見せられるように保存しておくもの
アプリは通信がないと開けないものも多いので、「見せるだけで伝わる情報」はスクリーンショットでも手元に残しておくと安心です。
- 宿の名前と住所(英語表記)
- 航空券・宿・ツアーの予約番号と日時
- ビザ(e-Visa)や観光チケット・GEMのQRコード
- パスポートの顔写真ページ
- ツアー会社・送迎ドライバーのWhatsApp番号
エジプト旅行のアプリについてよくある質問
Q. エジプト旅行でおすすめのアプリは?
私が特によく使ったのは、WhatsApp・Uber・Googleマップ・Google翻訳の4つです。ルクソール・アスワンに行くならinDriveを予備に、ほかにGoogle Chrome、Googleレンズ、宿や航空券の予約アプリがあると便利でした。
Q. エジプトの配車アプリ・タクシーアプリはどれを使えばいいですか?
カイロ・ギザならUberがいちばん楽でした(私は約15回使用)。料金の目安が先に分かり、交渉がいりません。
ただしルクソールとアスワンはUber公式の対応都市一覧に掲載されていません(記事執筆時点)。私はアスワンでUber・Careemとも試しましたがマッチングしませんでした(2024年11月)。宿の手配や事前予約の送迎を基本にして、予備にinDriveを入れておくのがおすすめです。
Q. カイロ空港でUberは使えますか?
使えます。私も到着後にカイロ空港からUberに乗りました。ターミナル2とターミナル3で乗り場が違うので、最終的には配車後にアプリに表示される案内に従ってください(乗り場の表はこちら)。
Q. inDriveはどんなアプリですか?
乗客が希望の料金を入力してドライバーに提示し、ドライバーが応じると成立する配車アプリです。支払いは乗車後に現金とされています。公式サイトにはルクソール・アスワンのページもあります。
私は使っていませんが、アプリの配車でも乗る前にナンバーを確認する、後部座席に座る、といった基本は同じです(治安記事で詳しく書いています)。
Q. エジプトでWhatsAppは使えますか?
メッセージや写真の送受信は、私の旅行中は問題ありませんでした。一方で音声通話・ビデオ通話は制限されることがあるとされています。ホテル・ドライバー・ツアー会社との連絡は、WhatsAppのメッセージを基本にしておくのが無難です。
Q. 英語が話せなくてもエジプト旅行はできますか?
できます。私は英語がほとんど話せませんが、Uber(アプリで完結)+翻訳アプリ+Googleマップの画面共有+短い定型文で旅を乗り切れました。
Q. Googleマップや翻訳アプリはオフラインでも使えますか?
Googleマップは、事前にダウンロードしておけば地図の表示・現在地の確認・車のルート案内がオフラインでも可能です。徒歩・自転車・公共交通機関の経路検索は使えません。
Google翻訳は、アラビア語パックを入れておけば文字入力の翻訳はオフラインでも使えます。カメラ翻訳やGoogleレンズは通信が必要と考えておいてください。
Q. エジプトの鉄道はアプリで予約できますか?
期待しないほうがいいです。エジプト国鉄の公式サイト・アプリは外国人のオンライン予約に対応しておらず、カイロ〜ルクソール〜アスワンの寝台列車は運行会社(Abela Trains)の公式サイト、それ以外は代理サイトか駅窓口で買うのが一般的とのことです(Seat61、記事執筆時点)。都市間バスはGoBusのアプリで予約できるようです(私は鉄道・バスとも未使用で、車のチャーターで移動しました)。
→ アスワン行き方まとめ|カイロ・ルクソールからのアクセス(飛行機・鉄道・バス比較)
Q. エジプト航空のアプリは入れたほうがいいですか?
必須ではありません。私はアプリもオンラインチェックインも使わずに国内線に乗れました。使う場合、エジプト航空のモバイルチェックインは出発48時間前から90分前までです(公式サイトより)。
Q. エジプトのビザはスマホで取得できますか?
できます。事前オンライン申請のe-Visaに加えて、2026年8月からはカイロ空港限定でQRコード式のデジタル到着ビザが始まり、専用アプリでも取得できます(総額36USD)。ただ初めての方には、出発前に手続きが終わるe-Visaのほうが安心だと思います。
Q. 現地に着いてからアプリを入れればいいのでは?
おすすめしません。アカウント登録にSMS認証が必要なアプリが多いうえ、到着直後は通信も時間も不安定で、一番焦っているタイミングです。インストールと登録は日本で済ませておくのが精神衛生上も最適だと思います。
まとめ|エジプト旅行はこのアプリを入れておけばOK
| アプリ | 用途 | 優先度 | 日本でやっておくこと |
|---|---|---|---|
| ホテル・ドライバー・ガイドとの連絡 | 必須 | 日本のSIMが使えるうちに登録 | |
| Uber | カイロ・ギザでの配車 | 必須 | 登録+支払い方法の確認 |
| Googleマップ | 地図・現在地確認・スポット保存 | 必須 | 行くエリアをオフライン保存 |
| Google翻訳 | メニュー・看板のカメラ翻訳 | 必須 | アラビア語をダウンロード |
| inDrive | ルクソール・アスワンでの予備(現金払い) | 上エジプトに行くなら | 登録 |
| Careem | Uberが使えない場合の予備 | あると安心 | 必要なら登録 |
| Agoda・Trip.com | 宿・航空券の予約 | 旅の前に | 宿の住所をスクショ |
| Google Chrome | 英語サイトの翻訳・チケット情報の確認 | あると安心 | そのままでOK |
| Googleレンズ | 説明板・案内板の翻訳と調べもの | あると便利 | そのままでOK |
| 外務省 海外安全アプリ/たびレジ | 渡航先の安全情報・緊急連絡先 | 入れておくと安心 | インストール・登録 |
まずはこの4〜6つを入れておけば、エジプト旅行で困る場面はかなり減ります。
そして今は、ビザもチケットもスマホで済ませられる場面が増えた一方で、GEMのように日時指定のオンライン予約が必要な施設もあります。出発前の30分が、現地の1時間を救います。
旅全体の準備については、以下の記事もあわせてどうぞ。
→ エジプト旅行の基本情報まとめ|時差・気候・服装・通貨・チップを実体験で解説
→ 【エジプト旅行費用まとめ】15日間ひとり旅の総額30万円のリアルな内訳を全公開
→ エジプトひとり旅15日間の全記録|不安だった私が、行ってよかったと思うまで
この記事で紹介した公式サイト・場所一覧
| 名称 | リンク |
|---|---|
| Uber公式 エジプトの対応都市一覧 | uber.com(エジプトの都市) |
| Uber公式 カイロ国際空港の乗車案内 | uber.com(カイロ空港) |
| inDrive公式(ルクソール/アスワン) | ルクソール/アスワン |
| エジプト観光省 公式チケットサイト | egymonuments.com |
| 大エジプト博物館(GEM)公式チケット | visit-gem.com(tickets.gem.eg) |
| e-Visa 公式申請サイト | visa2egypt.gov.eg |
| デジタル到着ビザ(QRコード)公式ポータル | apps.visaonarrival.gov.eg |
| エジプト航空 モバイルチェックイン | egyptair.com |
| Googleマップ ヘルプ(オフラインマップ) | support.google.com |
| 外務省 海外安全ホームページ(エジプト) | エジプト 安全対策基礎データ |
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ついでにもうひとつ、スマホに入れておくと旅がラクになるものを。楽天プレミアムカードに付いてくる「プライオリティ・パス」は、今はアプリのデジタル会員証です。ドバイやバンコクでの長い乗り継ぎ中、これで空港ラウンジに入れたのは本当にありがたかったです(記事執筆時点:2026年9月/2025年1月から無料利用は年5回まで、対象はラウンジのみ)。
→ ラウンジを使ってみた話はこちら
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※本記事のビザ制度・チケット購入方法・配車アプリの対応エリア・通信プランの条件は、記事執筆時点(2026年9月)に各公式サイト等で確認できる情報をもとに記載しています。渡航前には必ず公式情報での再確認をお願いします。また、これは網羅的な公式ガイドではなく、あくまで私の実体験と調べ直した情報にもとづく「私なりのまとめ」です。


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