※本記事は「アジア周遊ひとり旅」シリーズの一部です。前回の記事→クアラルンプール2日目|バトゥ洞窟272段の絶景とカヤトースト、チャイナタウン散策
クアラルンプール3日目、いよいよ最終日です。次の目的地・香港に向かうため、ホテルをチェックアウトして空港へ移動。この記事では、KLIAエクスプレスでの空港アクセス、プライオリティ・パスで利用したラウンジ「Sky Suite Airport Lounge」、そしてエアアジアの座席指定料を無料にするコツまで、最終日の移動と機内エンタメ準備のコツを実体験でまとめます。正直、今回の旅で一番「知っていて得した」と思ったのが、この後で紹介するエアアジアの座席指定のコツです。
最終日の朝——荷物をまとめてチェックアウト
最終日の朝も、ホテルの朝食は昨日と変わらず。豪華さはありませんが、これから移動することを考えれば十分な内容です。サッと食事を済ませてパッキングを終え、数日間拠点にしたトラベロッジをチェックアウトしました。

クアラルンプール全体の観光まとめはクアラルンプール観光完全ガイド|2泊3日モデルコースとおすすめスポットを実体験で解説もあわせてご覧ください。
KLセントラルからKLIAエクスプレスで空港へ
バックパックを背負い、すっかり歩き慣れた道を抜けてパサール・スニ(Pasar Seni)駅へ。そこから電車を乗り継ぎ、クアラルンプール・セントラル(KL Sentral)駅から空港直行の「KLIAエクスプレス」に乗り込みます。

KLIAエクスプレスの料金・所要時間・運行間隔
KLIAエクスプレスは、KLセントラル駅とクアラルンプール国際空港(KLIA/KLIA2)を結ぶ空港直通の特急列車。基本情報は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 片道料金 | 大人55リンギット/小児25リンギット |
| 所要時間 | KLセントラル⇔KLIA2:約33分/KLセントラル⇔KLIA:約28分 |
| 運行間隔 | 終日20分間隔/23:00以降は各駅停車になり30分間隔に |
| 始発・終電 | KLセントラル発 始発5:00頃・終電01:00頃(23時以降は延長運行) |
ちなみに私が乗ったときはまだ改定前のダイヤでしたが、その後2025年12月にダイヤが見直され、現在は終日20分間隔・深夜1時まで延長運行というより使いやすい形になっているようです。深夜便を使う予定がある方は、この延長のおかげで少し選択肢が広がったと言えそうです。
車内はWi-Fi完備で非常に清潔。KLセントラルからKLIA2まで約33分で到着でき、渋滞の影響を受けず時間が読めるのもこの移動手段の大きなメリットです。やはりこれが一番快適で安心な選択でした。

KLIAエクスプレスは当日購入でも乗れる?
「事前予約しないと乗れないのでは」と不安になる方もいるかもしれませんが、KLIAエクスプレスは当日その場での購入も問題なく可能です。購入方法は主に3つあります。
- 自動券売機:画面タッチで言語選択・行き先選択・支払いまで完結
- 公式アプリ/サイトで事前購入:QRコードをそのまま改札にかざせるので一番スムーズ
- 改札でクレジットカードなどを直接タッチ:Visa・Mastercard・JCB・AMEX・UnionPayなどのコンタクトレス対応カードなら、乗車券を購入せずそのまま入出場できます。
なお、KLIAエクスプレスは完全キャッシュレスです。現金では購入できないため、クレジットカード・デビットカード・電子マネー(Touch ‘n Goなど)を準備しておきましょう。
空港アクセス手段の比較——なぜKLIAエクスプレスが安心なのか
KLセントラル駅から空港までは、KLIAエクスプレス以外にもバスやGrabという選択肢があります。簡単に比較すると以下のような感じです。
| 手段 | 料金の目安 | 所要時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| KLIAエクスプレス | 片道55リンギット | 約33分 | 渋滞無関係・時間が読める・最速 |
| Grab(配車) | 80〜150リンギット程度 | 1時間〜(渋滞次第) | ドアtoドア・荷物多いと便利・渋滞リスクあり・深夜や渋滞時は上振れも |
| エアポートバス | 15リンギット前後 | 1時間〜1時間半 | 最安・本数多いが時間読みにくい |
節約重視ならバス、複数人&大荷物ならGrab、「時間を絶対に外したくない一人旅」ならKLIAエクスプレス——というのが私の結論。フライトに乗り遅れると、その後の旅程にも大きく影響してしまうため、時間が読みやすいKLIAエクスプレスを選びました。
ちなみに、複数人での旅行や大きなスーツケースが多い場合は、事前予約制の空港送迎サービスを使うという手もあります。運転手が空港到着ロビーで待っていてくれるので、電車やバスの乗り換えがない分、精神的にはかなり楽です。
KLIAエクスプレスのチケットはKKdayやTrip.comで事前購入がおすすめ
当日窓口でも買えますが、窓口は混雑することもあります。事前にオンライン購入しておくと、改札にQRコードをかざすだけでスムーズに通過できます。価格も窓口より若干安くなることが多いです。
プライオリティ・パスでラウンジへ——Sky Suite Airport Lounge
空港に到着後、まずは楽天プレミアムカードの特典で発行したプライオリティ・パスを使い、ラウンジ「Sky Suite Airport Lounge」へ向かいました。

ラウンジ内は、波打つようなモダンなデザインのカーペットが印象的な落ち着いた空間です。ゆったりとしたソファ席が並び、出発前のひとときを静かに過ごすには最適。ビュッフェカウンターには温かい料理や軽食が並んでいましたが、今回はコーヒーと一緒に、小さなパイやチョコケーキなどのスイーツをいただきました。

KLIA2でラウンジを使うメリット
LCC専用ターミナルであるKLIA2は、搭乗ゲート前のシートが混み合うことも多く、出発まで落ち着いて待てる場所を確保するのは意外と大変です。ラウンジを使うと、静かな空間でしっかり休憩でき、出発前の慌ただしさをリセットできます。フリーWi-Fiや軽食・ドリンクも自由に使えるので、長時間の待ち時間がぐっと楽になります。
Sky Suite Airport Loungeは保安検査前のエリアにあるのもポイントです。保安検査後の制限エリアにあるラウンジだと「入ったら後戻りできない」というプレッシャーがありますが、保安検査前なら多少早めに空港に着いてしまっても気兼ねなく利用でき、時間調整の面でも使いやすいです。ただし、プライオリティ・パス利用時は最大3時間までの滞在とされているようなので、あまりに早く着きすぎるとかえって時間が余ってしまうかもしれません。
KLIA2でプライオリティ・パスが使えるラウンジ
KLIA2にはプライオリティ・パスで利用できるラウンジが複数あります。場所を間違えると意外と歩くので、事前にチェックしておくと安心です。
| ラウンジ名 | 場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| Sky Suite Airport Lounge | チェックインカウンター付近(保安検査前) | 落ち着いた雰囲気・比較的すいている |
| Plaza Premium Lounge | Gateway@KLIA2内(保安検査前) | 24時間営業・到着時も使える |
| Travel Club Lounge | Sama Sama Hotel隣(保安検査前) | ホテル併設の落ち着いた空間 |
Sky Suite Airport Lounge(KLIA2)
エアアジアなどLCCが発着するKLIA2(ターミナル2)の、チェックインカウンター付近(保安検査前のエリア)にあるラウンジ。プライオリティ・パスで利用可能。場所が少し分かりにくいですが、その分比較的すいていて静かに過ごせます。ちなみにネット上では「Sky Suiteをプライオリティ・パスで利用するとファストレーン(出国審査の優先レーン)の利用券をもらえた」という情報も見かけますが、私が利用したときには特にもらえませんでした。調べてみると、利用者の報告ベースではありますが、このファストトラック特典自体が2025年3月末ごろに終了したようです。私のタイミングの問題ではなく、制度自体がすでに無くなっていた可能性が高そうです。今後利用される方は、この特典に期待せずに行くのが良いかもしれません。
プライオリティ・パスは楽天プレミアムカードの特典として発行可能。私のクレカ運用については海外旅行のクレジットカードはこの2枚でOK|エポスカード×楽天プレミアムカードで詳しくまとめています。
空港内散策——南国フレーバーの菓子パンが1個約40〜45円
ラウンジを出たあとは、空港内を少し散策。ふと立ち寄った売店で、日本では見かけないフレーバーの菓子パンが目に留まりました。「ストロベリー&ライチ」や「マンゴー&ライチ」といった南国らしい組み合わせで、しかも1個1.20リンギット(約40〜45円・2025年10月時点)程度と驚くほど安い。思わずいくつか購入し、搭乗待ちの間に味わってみましたが、意外な組み合わせが癖になる美味しさでした。

エアアジアでKLIA2から香港へ——LCCで4時間の空旅
今回のフライトは、クアラルンプール国際空港のLCC専用ターミナルKLIA2から、香港国際空港までの約4時間の旅。航空会社はLCCのエアアジアを利用しました。航空券代は13,090円。
→同じルートの航空券をTrip.comで探してみる。
ちなみにKLIA2は横幅がかなり長いターミナルで、搭乗ゲートによってはチェックインエリアから結構歩くことになる、という声も旅行者のあいだでよく見かけます。今回はそこまで極端な距離ではありませんでしたが、余裕を持って早めにゲートへ向かうに越したことはなさそうです。
エアアジアの座席指定料を無料にするコツ
ここで、エアアジアを利用する際にぜひ知っておきたい座席指定の節約テクをシェアします。実は、ちょっとした工夫で座席指定料を払わずに済むことが多いんです。
エアアジアの有料座席指定はいくらかかる?
まず前提として、エアアジアの座席指定料金は路線・時期・座席位置によって変動します。中距離国際線(クアラルンプール⇔香港クラス)のおおよその目安は以下のとおりです。
| 座席タイプ | 料金の目安(片道) | 特徴 |
|---|---|---|
| スタンダード(後方) | 約1,900〜2,000円 | 最も安い指定席 |
| スタンダード(前方) | 約2,000〜3,300円 | 降機が早い |
| クワイエットゾーン | 約3,000円前後 | 10歳以上限定の静かなゾーン |
| ホットシート(非常口・最前列) | 約6,500〜10,000円 | 足元が広い・優先搭乗付き |
「窓側・通路側・真ん中」の違いによる価格差はありません(同じ列なら同額)。つまり、最低でも約2,000円は払わないと座席指定はできない仕組みです。だからこそ、無料で当たるかどうかの「運試し」が大事になってきます。
エアアジアは座席指定をしなくても大丈夫?——2週間前の運試し戦略
結論から言うと、座席指定をしなくても搭乗自体には全く問題ありません。エアアジアの座席指定は有料ですが、予約時に焦って指定する必要はありません。
通常は出発の14日前(2週間前)からWEBチェックインができるようになり、この時点でシステムが空いている座席の中から自動的に割り当ててくれます(一部路線ではWEBチェックイン開始が10日前になる場合もあるようです)。
つまり、WEBチェックインをした時点で、まず無料の座席が確定するという仕組みです。
WEBチェックインは、エアアジア公式サイトまたはアプリの「予約の管理(Manage Booking)」から、予約番号と苗字を入力すれば進められます。予約時に届く確認メールにもリンクが載っているので、迷ったらまずそこを開いてみるのが早いです。
割り当てられた座席番号は画面で確認できます。その席に満足であれば、そのままチェックインを完了するだけで追加料金は一切かかりません。
もし真ん中の席など気に入らない場合だけ、その場で「座席を変更する」を選んでお金を払って好きな席に変えればいい——という流れです。
流れを図にすると、こんなイメージです。
予約(座席指定せずそのまま進む)
↓
出発14日前ごろ、WEBチェックインを開始
↓
自動で座席が割り当てられる
↓
気に入った → そのままチェックイン完了(追加料金0円)
気に入らない → 有料で座席を変更
最初から課金するのではなく、まずは2週間前の「運試し」をしてから判断するのが、もっとも賢く旅費を抑えるコツです。
ただし、チェックイン時点ですでに窓側・通路側の席がかなり埋まっており、有料変更しようとしても真ん中席しか残っていないケースもありえます。絶対に窓側・通路側を確保したい人は、最初から有料指定しておくほうが安心です。
エアアジア 座席指定の節約テクまとめ
ステップ① 出発14日前にWEBチェックインを開始する
予約管理またはチェックイン画面から進みます。座席を事前購入していない場合、システムが空いている席からランダムに割り当てます。ステップ② 割り当てられた席を確認する
画面に表示された座席番号をチェック。「この席でOK」なら、そのままチェックインを完了。座席指定料は0円です。ステップ③ 気に入らなければ有料で変更する
真ん中席やトイレ近くなど不満がある場合のみ、「座席を変更する」を選んで好きな席を有料で選び直します。最初から課金するのと金額は変わりませんが、「運良く良い席が当たればラッキー」という選択肢を最後まで残せるのがこの方法の強みです。※有料変更しようとしても良い席が残っていないケースもありえますので、絶対に窓側・通路側を確保したい人は、最初から有料指定した方がいいです。
さらに知っておきたい注意点
同行者がいる場合:同じ予約番号であれば極力隣同士になる傾向がありますが、空席状況によってはバラバラになることもあるようです。チェックイン時に離れてしまっていたら、片方だけ有料で移動させるという調整も可能です。
変更できる期限:チェックイン後でも、出発前であればアプリや公式サイトから有料で座席変更できる場合があります。ただし変更締切は便によって異なるため、早めに確認しておくのがおすすめです。
今回の結果——通路側が当たったので、そのままチェックイン完了
私はエアアジアに乗る際、いつもこの方法で席を決めています。今回の香港便も14日前にチェックインしてみたところ、通路側の席が割り当てられていたので、そのまま有料指定なしでチェックイン完了。座席指定料は0円でした。
もし真ん中の席だったら迷わず有料で変更するつもりでした。私の基準では、3時間くらいの飛行時間なら真ん中でもなんとか我慢できますが、4時間前後になってくるとさすがにきつい。今回は約4時間のフライトだったので、通路側が当たったのはかなりラッキーでした。

LCCの機内エンタメ問題——事前ダウンロードで快適に過ごすコツ
エアアジアをはじめとしたLCCには、座席に備え付けのモニター(機内エンタメシステム)がありません。約4時間のフライトを暇つぶしなしで過ごすのは正直しんどい——というのが私の本音です。
そこで毎回使っているのが、Amazonの各種サブスクで事前にコンテンツをダウンロードしておく方法です。機内Wi-Fiもないので、出発前に端末にダウンロードしておくのが鉄則。
今回の香港便でも、Amazon Musicで音楽を聴きながら、Kindle Unlimited(読み放題)で次の目的地・香港関連の電子書籍を読んだり、Amazonプライムビデオで事前にダウンロードしておいた映画を観たりして過ごしました。LCCはモニターがないぶん、出発前の準備だけで快適さがかなり変わります。
搭乗ゲート前には、これから香港へ向かう多くの旅人たちの列ができていました。熱気あふれるマレーシアを離れ、次なる目的地・香港へ。バックパック一つで巡る旅も、いよいよ後半戦へと突入します。ちなみに香港は2024年10月に出入国カードの提出が廃止されており、パスポートさえあれば入国できるので、その点は身構えなくて大丈夫です。
香港の基本情報は香港旅行初心者ガイド|オクトパスカード・移動・エリア情報・おすすめグルメを徹底解説にまとめているので、出発前にチェックしてみてください。
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