※この記事は連載「星空と夜景を追うひとり旅。ときどきナーダム。」の第9話です。
前回の記事は「【星空と夜景⑧】ランチ難民の末に絶品ツォイワン!Modern Nomadsでモンゴル料理を満喫」からどうぞ。
この記事でわかること
- ザイサンの丘(ザイサン・トルゴイ)の入場料・開放時間・所要時間
- 知らないと大遠回りする「ショッピングモール7階のガラス橋」ルート
- ガラス橋の営業時間と、夜22時半でも通れた実際
- 階段は結局何段? 登り切るまでにかかる時間
- 夜のウランバートルの人出と、ひとりでも安心だったかどうか
- 夜景撮影に三脚は必要か(実際に持って行ってどうだったか)
- UBCabの料金の実額と、恒例の「お釣りがない」問題の対処法
いよいよ夜景へ、目指すは「ザイサンの丘」
ホステルでゆっくりと体力を回復させ、時刻は21時00分。今回の旅の大きな目的の一つでもある「ウランバートルの夜景を見る」ために、いよいよ行動開始です!
目的地は、ウランバートル市内を一望できる絶景スポット「ザイサンの丘(ザイサン・トルゴイ)」。
先に結論:ザイサンの丘の基本情報
先に、行く前に知りたい情報だけまとめておきます。
| 入場料 | 無料 |
| 営業時間 | 現地で公式の営業時間表示は確認できませんでした。私が訪れた21:30〜22:30頃は問題なく出入りできました |
| 場所 | スフバートル広場から南へ約3km前後 |
| アクセス | タクシー(UBCab)で私の場合は約15分。バス(52番・55番など)でも行けるようです |
| UBCab料金 | 私の場合、行き14,950₮・帰り13,450₮(各約610〜680円) |
| 階段 | 麓からの正式な階段ルートは約612段とされています(後述) |
| おすすめルート | ショッピングモール「Zaisan Hill Complex」7階のGlass Bridge経由 |
| 階段の所要時間 | 中腹から休まず登って5〜6分(著者実測) |
| 所要時間 | 登り〜夜景鑑賞〜下山で約1時間15分(著者実測) |
| 夜景のおすすめ時間 | 夏(7月)は21:30頃〜。それより早いとまだ空が明るい |
| 夜の人出 | 21:30〜22:30頃は家族連れ・カップルなどでかなりの人出 |
営業時間について補足すると、旅行情報サイトによっては「24時間」と案内されているものもあります。ただ、私が現地で公式の営業時間表示を見つけることはできませんでした(探し方が足りなかっただけかもしれません)。確実に言えるのは、2026年7月に21時30分〜22時30分頃に滞在して、まったく問題なかったということだけです。
深夜帯に行く予定なら、後述するガラス橋の営業時間のほうが実質的な制限になります。
🌇 なぜ21時出発なのか? 夏のウランバートルは21:30まで暗くならない
ウランバートルは北緯約48度に位置し、東京や大阪よりかなり北にあります。7月中旬の日の入りは20時45分〜50分前後、そこからさらに薄明が続いて、本格的に暗くなるのは21時30分ごろとされています。実際、私が丘のふもとに着いた21時25分の写真も、空はまだ濃い青色でした。
「夕方に行けば夜景が見られる」と思っていると、延々と明るい空を眺めて待つことになります。夜景狙いなら21:30〜22:00に現地到着を目安にどうぞ。
早速、おなじみの配車アプリ「UBCab」でタクシーを手配し、ザイサンの麓にあるショッピングモール(Zaisan Hill Complex)を目指します。
UBCabでの行き先指定は「Zaisan Hill Complex」を指定しました。
タクシーに揺られること約15分。21時15分頃に無事モールの前に到着しました。
お会計は14,950₮(約680円)。20,000₮札を渡すと……おお!今回のドライバーさんはしっかりお釣り(5,000₮)を用意してくれていました!
今までのUBCabでは「おつりがない」率が高かったので心配してましたが良かったです(初めてUBCabに乗ったときのおつり騒動はこちら)。

さて、ここからが思わぬ失敗の始まりでした。
「えっ〜先に言ってよ…」暗闇の超絶遠回りルート
ドライバーさんは気を利かせて、綺麗で立派なショッピングモールの目の前で降ろしてくれました。
……しかし、当時の私は知らなかったのです。「このモールの中に入ってエレベーターを使えば、ザイサンの丘の入口付近まで一気に登れる」という超重要システムを……!
そんな便利な裏技があるとは露知らず、「入口はどこだろう?」と周りを見渡した私。グーグルマップが示すルートを頼りに進みました。
タクシーで通ってきた道をトボトボと歩いて戻り、外の車道側から大きく遠回りをして登るルートを進んでしまいました。
街灯も少なく、人影もまばらな少し暗くなってきた坂道をひたすら登ります。

「……あれ? 有名な夜景スポットのはずなのに、誰も歩いてないな……。もしかしてあんまり人気がない場所なのかな?」
そんな疑問を抱きながら、ゼーハーと息を切らしてキツイ坂道を登ること約10分。ようやくザイサンの丘の入口付近が見え始めてきた時のことです。

そこには、想像を絶する光景が広がっていました。
めちゃくちゃ人がいる!!!
しかも、そのたくさんの人たちはどこから湧いてきたのかと思いきや……みんなキラキラしたモールの中から優雅に出てきているではありませんか。

「えっ〜〜〜!先に言ってよ!!!!」
暗闇の中で一人、絶望とショックに打ちひしがれました。わざわざ遠回りをして、無駄に10分以上も暗く急な坂道を足で登る羽目になったのです。この時点で私の膝はすでに笑い始めていました(涙)。
🚨 目的地は「Zaisan Memorial」ではなく「Zaisan Hill Complex」にする
これがこの記事でいちばん伝えたいことです。タクシーやUBCabの行き先は、記念碑そのもの(Zaisan Memorial)ではなく「Zaisan Hill Complex(ショッピングモール)」を指定してください。そして到着したら、迷わず建物の中に入ります。
館内のフロア案内で確認したところ、エレベーターで7階(F7)まで上がると「Glass Bridge(ガラス橋)」という通路があり、そこを渡ればザイサンの丘の入口付近まで直接アクセスできる仕組みになっています。
Googleマップで徒歩ルートを検索すると車道からの大遠回りが表示されます。あれを信じて歩き出すと、私のように暗い激坂を10分以上登ることになります。

⏰ ガラス橋の営業時間は毎日10:00〜24:00(2026年7月訪問時点)
入口の表示によると、このガラス橋の営業時間は毎日10:00〜24:00とのことでした。私は帰りに22時30分頃に通りましたが、問題なく通行できています。
ただし営業時間は変わる可能性があるので、深夜近くに下山する予定なら、登る前に橋の入口の表示を自分の目で確認しておくと安心です。
ガラスブリッジは床の一部が実際にガラス張りになっている場所もありましたが、ガラス自体が少し汚れていたこともあり、高所恐怖症の人でもそこまで怖く感じないかもしれません。

ザイサンの丘の階段は何段? 4つのルートを比較
「ザイサンの丘=階段がきつい」というのは有名な話ですが、実はどこから登り始めるかで段数がまったく違います。私が実際に歩いた感覚と、調べた情報を合わせて整理するとこうなります。
| ルート | 内容 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| ①モール7階のGlass Bridge経由 | エレベーターで7階まで上がり、橋を渡って中腹の駐車場付近へショートカット。そこから階段 | ◎ これが正解 |
| ②車で中腹の駐車場まで | 中腹まで舗装路が伸びていて、車で上がれます。階段を大幅に短縮できます | ○ ただし夜は駐車場が渋滞 |
| ③麓の階段から登る | 約612段とされる、正式な階段ルート。体力に自信がある方向け | △ 昼なら達成感アリ |
| ④Googleマップの車道ルートを徒歩で | 私が実際にやってしまった大遠回り。街灯の少ない坂道を約10分歩くことに | × おすすめしません |
丘の中腹までは車道が伸びていて、車で高さの半分あたりまで上がれます。実際、私が息を切らしてたどり着いた駐車場は車がびっしりで、みんな涼しい顔で車から降りていました。
体力に自信がない方や、小さなお子さん連れなら、タクシーに「Zaisan Memorial」の駐車場まで上がってもらうという手もありそうです。
ですが駐車場自体が狭くて、近づくにつれ、駐車場に入れなくて車道に駐車してる車も多くなり、付近は渋滞してたので、私的には①モール7階のGlass Bridge経由がおすすめです。

では、その階段が実際どれくらいキツいのか。ここからは、いよいよ自分の足で登ってみた話です。
21:25、まだ終わらない長い階段
無駄な遠回りで体力をかなり削られつつも、21時25分頃になんとかザイサン丘の正式な入口に到着。
「ふぅ、やっと着いた……」と安堵したのも束の間。見上げると、そこにはさらなる試練が待っていました。
そう、頂上の展望台(モニュメント)へと続く、見上げるほど長〜い階段です。遠回りの激坂で既に限界に近い私の足に、この段数はなかなかの試練でした。
目の前に立ちはだかるのは、ライトアップされた果てしない階段。車道からの遠回りで既に膝が笑っている状態ですが、ここまで来て引き返すわけにはいきません。

「1段ずつ登ればいつかは着く……!」と自分に言い聞かせながら、一歩一歩踏みしめるように登っていきます。途中で何度も立ち止まり、ハァハァと息を整えながら上を目指します。
そして、実際に登ってみて分かったこと。休まずにゆっくり登れば5〜6分程度で登れます。段数を聞くと身構えてしまいますが、途中には石のベンチで休憩できる場所もあり、階段には手すりと街灯もついています。数字に怯えるほどではない、というのが正直な感想です(遠回りで消耗していなければ、ですが……)。
そして21時30分過ぎ、階段を登り切った先に、ついに巨大な環状のモニュメント(ザイサン・トルゴイの記念碑)が目の前に現れました!

環状のモニュメントの脇には、それとは別に細長い尖塔(オベリスク)がそびえ立っていました。調べてみたところ、この尖塔の頂部にはハンマーと鎌、そしてモンゴルの国章「ソヨンボ」が飾られており、根元には旗を掲げるソ連兵士の像が立っているとのことです。ソ連兵士像を含めた高さは約27mとされていて、環状のモニュメントとはまた違う迫力があります。

遅い時間にもかかわらず、地元の若者や観光客、ファミリーなどでかなり賑わっています。
周囲には風船割りダーツのようなゲーム屋台もあり、的にした風船を割ると、山積みにされたぬいぐるみが景品としてもらえる仕組みのようでした。
ライトアップされたオブジェも見えて、ちょっとしたお祭りのような賑やかさです。この時間帯(21:30前後)はちょうど人が集まり始めるピークだったのかもしれません。

広場の中央には、六角形の御影石の台座があり、その真ん中に丸い窪みが。そこには保護用と思われる透明なガラス製のピラミッドが被せられていました。
調べてみたところ、ここはもともと「永遠の火」を灯すための設備だったそうですが、90年代に火が消えてしまい、現在はガラスのカバーで窪みが保護されている状態のようです。炎が灯っていた頃の姿を想像すると、また違った趣があったのだろうなと思いました。

モニュメントの土台部分には、制作に関わった建築家や彫刻家たちの名前を刻んだ銘板もありました。総合建築家をはじめ、複数の建築家・技師・彫刻家・美術家の名前が並んでいて、この記念碑が多くの人の手によって作られたことが伝わってきます。
一方で、モニュメントの土台や壁面には、観光客や地元の人達によるものかはわかりませんが、落書きがびっしりと書き込まれていました。日付や名前、ハートマークなどが至る所に残されていて、歴史的な記念碑にこれだけ落書きがされているのを見ると、少し複雑な、残念な気持ちにもなりました。

モニュメントの内側には、ソ連とモンゴルの友好や歴史を描いた色鮮やかなモザイク画がぐるりと描かれており、夜のライトに照らされてとても幻想的な雰囲気を醸し出しています。1921年のモンゴル人民革命やソ連軍との協力、第二次世界大戦、モンゴル人初の宇宙飛行士の姿など、いくつもの歴史的な出来事が描かれているようでした。

📖 モザイク画に描かれているもの
資料によると、このモザイク画には1921年のモンゴル人民革命、1939年のハルハ河(ノモンハン)での戦い、ナチス・ドイツへの勝利、そしてモンゴル人初の宇宙飛行士グルラグチャを乗せたソユーズ39号までが描かれているとされています。
日本人としては複雑な気持ちになる場面も含まれていますが、モンゴルという国が歩んできた20世紀を、一枚の壁画で読める場所でもあります。夜はライトで照らされるので、意外とじっくり見られました。
疲れが一気に吹き飛ぶ!ウランバートルのパノラマ夜景
そして、モニュメントの展望エリアからウランバートル市内を見下ろすと……

「うわぁ……めちゃくちゃキレイ……!!」
目の前に広がるのは、宝石箱をひっくり返したようなウランバートルの大パノラマ夜景!近代的な高層ビルや街灯の光がどこまでも広がっていて、昼間の喧騒とは一変した美しい表情を見せてくれます。遠回りの激坂と地獄の階段でボロボロだった足の疲れも、この絶景を見た瞬間に一気に吹き飛びました。

「遠回りしたかいがあったなぁ……(遠回りしなくても見れたけど)」と心の中で呟きつつ、心地よい夜風に吹かれながらしばらく夜景に見とれていました。
ザイサンの丘の夜景撮影に三脚は必要?
三脚を使って撮影している人は周りに見当たらず、スマホで写真撮影してる人がたくさんいました。展望スペースはそれなりに人が多かったです。
私はスマホと一眼(Canon EOS R10)の両方で撮りました。大きい三脚は宿に置いてきて、代わりに小さなミニ三脚だけを持って行き、それを使って夜景を撮影しました。
私の写真を撮る技術が下手過ぎて「スマホの方が綺麗くない?スマホだけで良くない?」問題はありますが、一応ミラーレス一眼カメラも持って行きました(笑)。

📷 結論:フル三脚は置いていく、ミニ三脚は持っていく
大きい三脚を担いで登るのは、正直しんどいです。荷物が重いほど階段がつらくなりますし、展望エリアは人が多いので、脚を大きく広げる三脚は周りの迷惑にもなります。
一方でミニ三脚なら、カバンに放り込んでも、そこまで重さを感じません。手すりや台座の上にちょこんと置くだけで、手持ちよりぐっと安定した一枚が撮れます。
「夜景=重い三脚必須」と身構えず、ミニ三脚だけは持っていく——これが私の答えです。もちろん、スマホの手持ちだけでも十分きれいに写せます。むしろスマホの方がきれい説もあります(笑)。
正直に言うと、理由はもうひとつあり、人がたくさんいる展望スペースで、大きい三脚を広げるのが恥ずかしいからです。みんなスマホでサッと撮っている中、ひとりだけ大きな三脚を組み立てるのは、なんだか大げさな気がして……。この日はミニ三脚がちょうどよかったです。
逆に、このあと向かう草原での星空撮影では、周りに誰もいませんし、ちゃんと星空を撮りたかったので、大きいほうの三脚をしっかり使いました。街の夜景はミニ三脚、草原の星空はフル三脚。今回は、この使い分けにしました。
愛用しているミニ三脚はマンフロットの「PIXI EVO」というミニ三脚です。より小型・軽量なモデルや安価な製品もありますが、一眼カメラをしっかり固定するには、最大耐荷重2.5kgほどが最低限必要だと感じてこれを選びました。本体は250gほどしかないので、カバンに入れても気になりません。
夜のウランバートルは治安が悪い? 22時台の実際
展望エリアには家族連れやカップル、子どもたち、年配の方まで本当に幅広い層の人がいて、治安面での不安は一切感じませんでした。夜とはいえ、これだけ人通りがあると安心感があります。

ただし、私が「少しだけ不安」だと感じた場所がひとつだけあります。それが行きに歩いてしまった車道側の遠回りルート。街灯が少なく、人影もほとんどなく、正直あそこだけは夜ひとりで歩くには不安だと思いました。なかなか、あのルートを歩いて通る人はいないと思いますが。
丘の上と、モール経由のルートは明るくて人が多い。暗くて心細いのは車道だけ――これが今回いちばん伝えたい治安の話です。
英語が話せなくても大丈夫?
結論から言うと、この夜、私は誰ともほとんど喋っていません。それでもまったく困りませんでした。
- UBCab……行き先はアプリの地図上で「Zaisan Hill Complex」を指定するだけ。ドライバーさんとの会話は不要です
- ザイサンの丘……入場料も窓口もないので、そもそも誰とも接触しません
唯一の関門は「お釣りがない」と言われたときですが、これも言葉というより小額紙幣を持っているかどうかの問題です(後述)。
英語が苦手でビビリな私でも、少なくとも今回のザイサン観光は、ほとんど言葉を使わずに往復できました。ここは自信を持って言えます。
📶 ただし「通信が切れたら詰む」ことだけは注意
喋らずに済むのは、裏を返せばすべてスマホ頼みということでもあります。UBCabで帰りの車を呼ぶのも、Googleマップで現在地を確認するのも通信が前提。夜の丘の上でネットが使えなくなったら、正直かなり不安だったと思います。
私はahamoの海外データ通信で乗り切りましたが、eSIMを1枚用意しておくと保険になります。
帰りは賢く「モール内ルート」で快適下山
しっかり夜景を目に焼き付け、写真もたくさん撮ったところで下山開始です。
帰りはもちろん、行きでショックを受けた「ショッピングモール(Zaisan Hill Complex)経由ルート」を使います!

モールの展望デッキから館内に入ると、そこは洗練されたおしゃれな空間。ただ、この時間帯だとモール内のレストランやカフェはほとんど営業を終えている様子でした。

ここで、トイレの話を挟んでおきます。丘の上では特に探していないので「絶対にない」とは言い切れないのですが、少なくとも私が歩いた範囲では見当たりませんでした。
一方モールのほうは、1階に降りたときに見た案内板によると、トイレはエレベーターの反対側にあるようでした。
私自身は利用していないので使えるかどうかまでは断言できませんが、22時30分頃でも映画館は営業してるようでしたのでトイレも使用できるのではと思います。
心配な方は、登る前にモールの1階で済ませておくのが確実だと思います。

後で館内のフロア案内図を見て気づいたのですが、このZaisan Hill Complex、想像以上に大規模な施設でした。映画館やボウリング場、子ども向けのミュージアムやアーケードゲーム、スパ、フードコート、コンビニまで揃っていて、ちょっとした街のような充実ぶり。ザイサンの丘とセットで、夕方から時間をつぶして日没を待つという使い方もできそうです(※フロア案内図で確認した施設です。各店舗の営業状況は時期や時間帯によって変わります)。
エレベーター前には日本語を含む多言語で「welcome to MONGOLIA」という案内表示もあり、観光客の受け入れにも力を入れている様子がうかがえました。「こんなに綺麗で快適なルートがあったなんて……」と改めて自分の行きの選択に苦笑しつつ、エレベーターを使ってスーッと一気に下の階へ下りていきます。

行きの10分以上の激坂登りが嘘のように、あっという間に1階の出口まで戻ってくることができました。


深夜22時半、まさかの熱気と本日何度目かの「お釣りなし」
モールを出たのは22:30を過ぎた頃。
モールの外、通り沿いには夜遅くまで営業している飲食店や屋台が並んでいて、賑わいを見せていました。

驚いたのは、22:30を過ぎているにもかかわらず、周辺にはまだまだ大勢の人々がいたことです。特に驚いたのが子ども連れが多く見られたこと。モンゴルは想像以上に夜型の社会なのかもしれません。
ウランバートルの夜は人通りも少なくてUBCabも捕まりにくいかもしれないから、夜はあまり出歩かないほうがいいかなと、訪れる前は勝手に想像してたのですが、実際は、夜でも結構人通りが多くて、子供や家族連れが多くて治安も良さそうな感じでした。

ショッピングモールの下の道に出ると、帰りのUBCabもすぐにつかまり一安心。タクシーに乗り込んでホステルへと向かいます。
無事にホステル近くに到着し、運賃は13,450₮(約610円)。20,000₮札をお渡ししたのですが……
……出ました。「お釣りがない」。
昼間のランチ後(タクシーおじさんとの攻防)に続き、またしてもお釣りがないパターンです!
もはやモンゴルのタクシーあるあると言っても過言ではありません。
幸いにも宿泊先のすぐ近くにコンビニ「GS25」があるので、「これはお酒でも買って崩すしかない!」と思い、GS25の店内に入ってビールを購入してお金を崩すことにしました。
無事に崩したお金で、ドライバーさんに15,000₮をお支払いしました(細かいお釣りはチップ)。
💰 UBCabの「お釣りがない」問題への対策
※支払い方法は変わる可能性があります。私が2026年7月に利用した際は、旅行者としてカードを登録することができず、実際の乗車はすべて現金払いでした。一方で、UBCabの公式規約やアプリの説明では、現金以外の支払い方法も案内されています。利用時にアプリの表示を確認してみてください。
そのうえで、現金払いになった場合の話です。空港やATMで下ろすと20,000₮札のような高額紙幣ばかり出てくるため、「1万₮台の運賃に2万₮札を出す→お釣りがない」という状況が構造的に起きやすいのです。
対策はシンプルで、コンビニで少額の買い物をして、意図的に小額紙幣を作っておくこと。私はこの旅で3回「お釣りがない」問題にあいました。夜に出かけるなら、出発前に5,000₮・1,000₮札を何枚か財布に仕込んでおくと、安心感がまったく違います。
現地通貨の下ろし方についてはエポスカードの海外キャッシング完全ガイドにまとめています。
この日を振り返って
こうして無事にホステルへ帰還!激坂と階段で足はクタクタになりましたが、お部屋で冷えたビールを飲みながら振り返ると、ウランバートルの美しい夜景と数々のハプニングも含めて、大満足の夜となりました。
飲んだのは、帰り道のGS25で買った「Сэрүүн(セルーン)」というモンゴルのビール。アルコール度数4.8%の500ml缶で、お会計は4,700₮(約210円)でした。雪山のイラストと「ICE」の文字があしらわれたパッケージで、キンキンに冷えていて、この日の疲れた体にしみわたる美味しさでした。

思えば、このホステルで過ごすのも今夜が最後。ウランバートル滞在中はいろんなハプニングに振り回されましたが、それも含めて楽しい時間でした。
明日はいよいよウランバートルを離れ、今回の旅のメインテーマの一つでもある「星空を見にモンゴルの草原へ」向かいます。どんな景色が待っているのでしょうか?
ザイサンの丘に行くなら、こう回るのがおすすめ
私の失敗をふまえて、これから行く方に向けた「こう回れば正解だった」をまとめておきます。
- 21時00〜15分に宿を出る(夏で市内中心部近くの宿の場合)。UBCabで「Zaisan Hill Complex」を指定。市内中心部から約15分・1万5千₮前後
- 迷わずモールの建物に入る。Googleマップの徒歩ルートは無視してOK。あれは車道を大回りさせてきます
- 1階でトイレを済ませる。案内板によると、エレベーターの反対側にあります。丘の上には見当たりませんでした
- エレベーターで7階へ。Glass Bridgeを渡る。このとき橋の営業時間表示(訪問時は10:00〜24:00)を確認しておくと帰りが安心
- 階段は休まず登れば5〜6分。途中に石のベンチがあるので、無理せず区切って登れば大丈夫
- 21:30前後に頂上へ。ここでようやく空が暗くなり、街の灯りが本領を発揮します
- 夜景の写真を撮る方は、ミニ三脚を持っていく。荷物は軽いほうが階段がラクです。スマホの手持ちでも十分撮れます
- 帰りもモール経由で下山。モール下の通りならUBCabがすぐ捕まります。小額紙幣を忘れずに
🚌 昼のザイサンもセットで見たいなら
私が見たのは夜のザイサンだけですが、昼は市内を囲む山並みまで見渡せるとされていて、夜景とはまた違う景色が楽しめるようです。ただ、昼に自力で回ろうとすると、ガンダン寺・博物館・ザイサンと距離が離れているうえに市内は渋滞がひどく、移動だけで一日が溶けます。
私は夜景だけを自力で見に行きましたが、昼の市内観光は現地ツアーでまとめて回るのもいいかもしれないなと思いました。ベルトラは予約画面もカスタマーサポートも日本語で完結するので、英語が苦手でも申し込みやすいです。
→ ザイサンの丘も回るウランバートル市内観光1日ツアーを見てみる(VELTRA)
※ガンダン寺・国立博物館・スフバートル広場もまとめて回るプランです。私が実際に自力で回った各スポットの感想は、記事下の「あわせて読みたい」からどうぞ。
🏨 夜に出歩くなら、宿の場所選びが効いてきます
今回のように夜22時半に帰ってくる予定があるなら、宿の近くにコンビニがあるかどうかは地味に重要です。私は宿のすぐ近くにGS25があったおかげで「お釣りがない」を切り抜けられました。市内中心部(スフバートル広場周辺)なら、ザイサンまでタクシーで15分ほどです。
今回訪れた場所一覧
| スポット名 | ひとこと | Googleマップ |
|---|---|---|
| ザイサンの丘(ザイサン記念碑) | 入場無料。夜景は21:30以降がベスト | 地図を見る |
| Zaisan Hill Complex(ショッピングモール) | 7階のガラス橋が丘への正解ルート。トイレは1階に | 地図を見る |
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