※この記事は連載「星空と夜景を追うひとり旅。ときどきナーダム。」の第18話です。
前回の記事は【星空と夜景⑰】送迎車が来ない!草原からプリウスで爆走、チンギス・ハーン国際空港へです。
朝まで大草原にいた人間が、その日の夕方には上海の地下鉄で吊り革につかまっている。書いてみると、自分でもよくわからない一日です。
この記事は、上海浦東国際空港に着いてから、リニアモーターカー(磁浮)と地下鉄を乗り継いでホテルにたどり着くまでの記録です。
先に正直なことを書いておくと、リニアは、少し期待外れでした。そして券売機で英語を読まずにOKを押し続けた結果、割引を逃して定価で買っていました。
この記事でわかること
- 浦東空港に着いてから、外に出るまでの実際の流れと所要時間
- 到着ロビーのATM周辺に何があるか(両替機・交通カード・SIM)
- 空港から市内へ出る手段と、それぞれの始発・終電
- リニアを50元ではなく40元で乗る方法(私は失敗しました)
- 乗ってみた正直な感想と、「で、結局どっちがいいの?」の答え
- 人生初のAlipay決済と、地下鉄の改札でやらかした話
- 上海でGoogleマップが思ったより使えない問題
上海浦東国際空港に到着。降りてからが、とにかく長い
ウランバートルからの便は春秋航空9C7058。定刻は16:50着でしたが、実際に機内を出たのは16:30ごろでした。少し早く着いてくれたようです。
機外へ一歩踏み出すと、窓の外には春秋航空の機体が映り込み、ここが中国・上海であることを実感します。

ただ、ここからがまたひと苦労でした。上海浦東国際空港はとにかく広大で、飛行機を降りてから入国審査カウンターがある場所までがかなり離れています。
地下鉄のような「APM(シャトルトレイン)」で移動
案内表示に従って人の流れについていくと、まるで地下鉄のホームのような場所に出ました。これはサテライトターミナルとメインターミナル(T2)を結ぶ「APM(自動旅客輸送システム)」と呼ばれるシャトルトレインです。

ホームドアの上には「前往 T2 出口 行李提取(T2出口・手荷物受取へ)」の案内と並んで、上海ディズニーリゾート10周年の華やかな装飾が掲げられていました。

あとで調べたら、上海ディズニーリゾートが開園10周年を迎えたのは2026年6月16日。ちょうどその記念イヤーのまっただ中に上海へ来ていたことになります。ディズニーには行く予定がなかったので完全に他人事でしたが、こういう「たまたま重なっていた」を後から知るのは、ちょっと得した気分になります。
車内に乗り込んでみると、座席はなく立ち乗りでしたが、内装は完全に電車そのものでした。

サテライトターミナルって何?
浦東空港には、T1・T2というメインのターミナルとは別に、2019年にできたサテライトターミナル(S1・S2)があります。搭乗ゲートと到着だけを担当する建物で、S1がT1、S2がT2とつながっています。
私が降りたときの案内は「APM to T2」だったので、おそらくS2に着いたのだと思います。飛行機を降りたらそのまま出口、とはいかない構造なので、乗り継ぎ時間がタイトな人はとくに余裕を見ておいたほうがよさそうです。
入国審査は5分。入国カードのQRは、見せる場面がなかった
シャトルを降りてさらに通路を進み、入国審査の列へ向かいます。

混雑具合を少し心配していましたが、いざ列に並んでみると審査は驚くほどあっさり進行。わずか5分程度で完了してしまいました。
そしてここ、少し不安だったポイントなのですが。
事前に登録しておいたオンライン入国カード(電子申告)のQRコードをスマホ画面に準備していたのに、提出を求められることも、確認されることもありませんでした。パスポートの読み取りだけで、あっさり終了。
「え、私の登録、意味あった……?」と一瞬なりましたが、これは失敗ではないようです。
私の場合、QRコードの提示は求められませんでした
これはあくまで2026年7月16日に私が浦東空港で入国したときの話です。制度としてどうなのか、他の空港や別の係員だとどうなのかはわかりません。
ただ、少なくとも私はいつでも出せるように準備しておいて、求められなかったのでそのまま進みました——それで何の問題もありませんでした。準備しておいて損をすることはないので、登録は済ませておくのがおすすめです。
私は預け荷物がなく、機内持ち込みのバックパックひとつだけ。税関も素通りで、そのまま到着ロビーへ出ることができました。
中国の入国カードについては→中国の入国カード、スマホで10分で終わった|オンライン申告の書き方を画面つきで解説【2026年最新】
到着ロビーのATMで200元。両替機もSIMもここに全部ありました
中国といえば電子決済(AlipayやWeChat Pay)が主流ですが、念のため現金も少し持っておきたかったので、ロビーに出てすぐの場所にあった「中国銀行(BANK OF CHINA)」のATMへ向かいました。
クレジットカードを入れて海外キャッシングを利用します。画面には「Please key in your PIN(暗証番号を入力してください)」という注意書きや、口座選択画面が表示されます。海外キャッシングの場合は「Credit Account」を選択して操作を進めます。

ここで手持ちの現金として200元を引き出しました。ほとんどの支払いはスマホ決済で完結する想定ですが、万が一の備えとして少額の現金があると安心感が違います。
気になる金額ですが、帰国後にカードの明細を確認したところ、200元の元金が4,800円でした。明細上の換算値は1元=24円です(2026年7月16日の私の利用分。為替やカード会社によって変わるので、目安として見てください)。
これはキャッシングの元金なので、ここに利息が加わります。
私の場合、手数料もDCCの選択画面も出ませんでした
海外ATMでよくある「現地通貨」と「日本円」のどちらで換算するか——いわゆる「With Conversion/Without Conversion」「Accept Conversion?」の選択画面は、私が使ったこのATMでは表示されませんでした。現地ATM側の手数料表示もありませんでした。
ただしこれは私が使った1台での話です。機械や銀行によって違う可能性があるので、もし選択画面が出たら「現地通貨(人民元)で決済」を選ぶほうが一般的にはレートで有利とされています。
あとから写真を見返して気づいたのですが、このATMの周りは「到着してすぐ必要なもの」がひととおり集まっている一角でした。
| 設備 | 内容 |
|---|---|
| 中国銀行 ATM | VISA・Mastercard・銀聯に対応。10元札と100元札が出る旨の表示あり |
| 外貨自動両替機 | 中国銀行の「EXCHANGE 货币兑换」。デジタル人民元(e-CNY)にも対応と記載 |
| 交通カード自販機 | 「Shanghai Pass/Transport Card, Tour Card」の購入・チャージ・払い戻しができると記載 |
| SIMカード自販機 | 「SIM CARD PACKAGES FOR FOREIGN NATIONALS」=外国人向けSIM |
……この交通カードの自販機、あとで「うわ、これか」となります。理由は後述します。
ちなみに私が使っているエポスカードは年会費無料で海外旅行保険付き、しかも提携病院でお金を立て替えなくていい「キャッシュレス診療」にも対応しています。旅行中に万が一病気やケガをしても、提携病院なら窓口で高額な支払いを求められる心配が減るのはかなり安心です。ただし「持ってるだけ」では保険が効かないので、空港までの電車かバス代をエポスで払うのだけ忘れずに。これだけで有効になります(2026年8月時点)。
キャッシングの返済は「明細が反映され次第すぐ」
海外キャッシングは利息が日割りでつくので、繰り上げ返済が早いほど安く済みます。タイミングは「帰国後すぐ」ではなく、エポスNetアプリに利用明細が反映され次第すぐ(最速で翌日〜数日)です。手順はエポスカードの海外キャッシング完全ガイドにまとめています。
浦東空港から上海市内へ|移動手段と始発・終電まとめ
到着ロビーには「交通信息/Transport Information」という案内板が立っていて、市内へ出る手段が一覧になっていました。

| 手段 | 運行時間 | 乗り場・メモ |
|---|---|---|
| 地下鉄(地铁)2号線 | 06:00〜22:30 | 市内へ直通。乗り換えなしで行ける範囲なら最有力 |
| リニア(磁浮 Maglev) | 07:02〜21:42 | 龍陽路まで約8分。そこから地下鉄への乗り換えが必要 |
| 市域機場線(市域机场线) | 06:00〜22:15 | 2024年12月開業。虹橋空港方面へ向かう路線で、市内中心部は通りません。運賃は起乗4元・全区間26元とされています |
| タクシー(出租车) | 24時間 | T1は1階4/6/7/8番ゲート外、T2は1階26番ゲート外 |
| エアポートバス(机场巴士) | 07:00〜翌05:30 | ー |
| 配車アプリ(网约车 E-Hailing) | ー | P1またはP2の駐車場へ向かう必要あり |
新しくできた「市域機場線」について
2024年12月に開業した比較的新しい路線です。名前から「これに乗れば市内に出られるのかな?」と思いがちですが、浦東空港と虹橋空港を結ぶ路線で、途中に止まるのも郊外の数駅だけ。人民広場や南京東路といった中心部には行きません。
両空港を乗り継ぐ人や、上海ディズニー方面へ向かう人には便利そうですが、市内中心部が目的地なら、素直に地下鉄2号線かリニアを選ぶのがよさそうです。私は乗っていないので、乗り心地や混み具合はわかりません。
今回泊まるホテルまでは、地下鉄2号線で向かったほうが安く済みます。正直、それでもよかったんです。
でも、せっかくなら上海リニアモーターカーに一度は乗ってみたい。というわけで、今回は途中までリニアで行くことにしました。
実用性ではなく、完全に好奇心。この前提で以下を読んでいただけると、たぶん温度感が伝わります。
リニアの券売機で、しっかり10元損した話
到着ロビーから「磁浮 Maglev」の看板に従って進むと、磁浮 浦東機場站(2号口)に到着しました。「磁浮票務中心(Maglev Ticket Center)」の有人窓口と、自動券売機が並んでいるエリアです。

券売機の画面を見ると、上に「携程/Trip.com」のロゴ。この券売機、携程(Ctrip)が運営しているようです。「购票(購入)」と「互联网取票(ネット予約の受け取り)」のボタンがあり、画面下には中文/English の切り替えもありました。

ここで「Kind reminder」という英語のポップアップが出たのですが……

英語がわからないので、とりあえずOKを押しました。
そして表示された購入画面で、いちばん左のタブが選択された状態で購入(←ここが間違い)。Maglev One-Way Ticket CNY50。


人生初のAlipayでQRコードスキャン決済して、無事にチケットをゲット。
※Alipayの登録やクレジットカードの紐づけは、日本にいるうちに済ませておきました。設定手順はAlipayの設定手順をまとめた記事に実画面つきで書いています。


定価50元のところ「新人礼(新規ユーザー向けの特典のようです)」が1.5元適用されて48.5元になりました。Alipayの決済画面には「支払手数料(減免済み)¥0.00」とも表示されています。

「1.5元も割引されてる。ラッキー」
……そう思っていました。この時は。
帰国後、あのポップアップを翻訳して真っ青になる
帰国後、写真を整理していて「そういえば出発前、航空券の提示でリニアモーターカーは割引になるとかあったような……?」と思い出しました。
で、あの「Kind reminder」の写真を訳してみたら、こう書いてありました。
券売機のポップアップに書かれていたこと(要約)
① 当日の航空券があれば、片道券が2割引になります。
② ただしこの機械での10元引きは、Ctripアプリで航空券を購入した人だけです。他のサイトで航空券を買った方は有人窓口へ行くか、この機械で定価50元の券をお買い求めください。
読み返して固まりました。
私は当日の航空券を持っていたので、本来なら「50元が40元になる」10元引きの対象だったのです。
そして購入画面をよく見ると、タブが3つ並んでいたんです。

| タブ | 内容 |
|---|---|
| One-Way Ticket | 片道・定価50元(← 私が押したのはこれ) |
| One-Way Ticket (Discount) 「For Ctrip Airline Ticket User」 | 片道・40元。Ctripアプリで航空券を買った人向け |
| Round-Trip Ticket | 往復 |
ちなみに私、航空券はTrip.comで買っていました。Trip.comと携程(Ctrip)は同じTrip.comグループのブランドで、中国国内では携程の名前が広く使われています。
じゃあ真ん中のタブが使えたのでは?と思ったのですが、割引の判定は電話番号に紐づいた航空券の予約を照合する仕組みのようで、日本のTrip.comの予約で通るのかどうかはわかりません。試していないので断言できません。
ただ、私が見た券売機の案内には、はっきりこう書かれていました。「他のサイトで航空券を買った方は、有人窓口へ行って割引券を購入してください」と。
つまり購入元がどこであっても、有人窓口なら当日の航空券を見せて40元にしてもらえるということのようです。紙のチケットは不要で、スマホの予約画面で大丈夫とされています。
しかも、40元で乗る方法はもう1つありました
改札の前まで来て、はじめて気づいたことがあります。
改札機にVISA・Mastercard・American Express・JCB・銀聯・デジタル人民元のロゴがずらりと並び、横には「TAP TO RIDE」の大きな立て看板。

調べたところ、上海地下鉄は2025年6月14日から、まず磁浮線で国際ブランドのタッチ決済とデジタル人民元での改札通過を試験導入したそうです。その後6月28日に全線へ拡大しています。つまりリニアがタッチ乗車の第1号だったわけです。
さらに、交通カードで改札を通った場合のリニアの運賃は40元とされています。あの、ATMのすぐ隣にあった交通カードの自販機。あれです。
200元をおろした、その真横に答えがありました(・_・;)
ひとつだけ、わからないこと
タッチ決済(クレジットカード)で改札を通った場合の運賃が40元になるのか50元なのかは、確認できませんでした。わかりません。私は券売機で買ってしまったので試していません。
タッチで通るには「少額のパスワード不要決済(小额免密支付)」が有効になっている必要があるとされているので、そこも事前に確認が必要です。

もう1つの選択肢|リニア+地下鉄1日券の「一票通」55元
券売機エリアの柱に、「一票通行上海/現在只要55元」という大きな縦看板が貼られていました。

これは「磁浮地铁一票通」という連絡切符で、内容はこうです。
| 券種 | 価格 | 内容 |
|---|---|---|
| 磁浮単程+地下鉄一日票 | 55元 | リニア片道1回+地下鉄24時間乗り放題 |
| 磁浮双程+地下鉄一日票 | 85元 | リニア往復+地下鉄24時間乗り放題 |
つまり、リニアの定価50元に+5元払うだけで、地下鉄が24時間乗り放題になるということ。
私が実際に払った金額と並べると、こうなります。
| 金額 | 内訳 | |
|---|---|---|
| 実際に払った額 | 52.5元 | リニア48.5元+この日の地下鉄4元 |
| 一票通なら | 55元 | リニア+最初に改札を通ってから24時間地下鉄乗り放題 |
まとめ|上海リニアの料金は50元。40元で乗るには?
ここまでの話を整理すると、買い方は4通りありました。
| 買い方 | 料金 | 条件・メモ |
|---|---|---|
| ① 有人窓口+当日の航空券 | 40元 | 券売機の案内によれば、購入元を問わず対応してもらえるようです。並ぶ手間だけ |
| ② 券売機の割引タブ | 40元 | 携程(Ctrip)アプリで当日の航空券を買った人が対象と表示されていました |
| ③ 一票通 | 55元 | 地下鉄も24時間乗り放題。たくさん乗る予定なら実質いちばんお得かも |
| ④ 券売機の定価タブ | 50元 | いちばんラク。そして私が押したのはこれ |
急いでいないなら、まず有人窓口をのぞいてみるのがいちばん損をしないと思います。私のように「券売機のほうが早そう」と飛びつくと、10元置いてくることになります(・_・;)
ちなみに10元は、2026年8月時点のレート(1元=約23.7円)で237円くらいです。
※記事内の円換算は、私のカード明細に記載された当時のレートによるものなので、場所によって少しずつ数字が違います。
改札の前で「発車1分前」の文字を見る
発行されたICカード型のチケットを受け取ったら、まずは荷物検査へ。X線検査機にバッグを通してゲートをくぐります。私が上海で利用した地下鉄とリニアでは、乗る前に毎回この荷物検査がありました。日本の感覚だと最初は面食らいますが、慣れると流れ作業でした。

乗車改札は日本の自動改札と同じように、カードをタッチして入場するスタイル。改札の画面に「请进站 Please Entry/金额:50.00元」と、買った券の額面が表示されます。

そして改札機の下部に、黄色い地に黒文字で、こう書かれていました。
「列车发车前1分钟关闭车门/Train doors close 1 minute before departure」
発車の1分前にドアが閉まります。券売機で手間取ってギリギリに駆け込む、みたいなことはできません。運行間隔は15〜20分程度とされているので、1本逃すとそれなりに待つことになります。
時速301km。そして、正直ちょっとガッカリした話
改札を抜けてホームへ降りると、近未来的な機体が静かに待機していました。車内は清潔で座席も広く、ゆったりとした作りです。
ちなみに指定席はなく、全て自由席ですので席は早い者勝ちです。


発車すると一気に加速し、車内モニターのスピードメーターがどんどん上がっていきます。この日は時速301kmまで出ました。

で、感想です。
ちょっとガッカリしました。
リニアというと「浮いて走るからほとんど揺れないのでは」と期待していたのですが、実際に乗ってみると意外と揺れて、乗り心地は普通の電車とほとんど変わりません。速いのは確かに速いのですが、「未来の乗り物に乗っている!」という感動は、正直あまりありませんでした。
期待が大きすぎたのかもしれません。そして拍子抜けしているうちに、わずか8分足らずで龍陽路駅に到着してしまいました。
降車時の改札は、タッチではなくICカードを投入口に差し込んで回収される仕組みになっています。手元には何も残りません。記念に持ち帰りたくても持ち帰れません。
「最高430km/h」は昔の情報です
上海リニアは技術的には最高431km/hまで出せる車両ですが、2020年以降、商業運転の上限は300km/hに調整されているとされています。
ネットには「◯時台なら430km/hが体験できる」という古い時間帯表が今も残っています。それを狙って時間を調整しても基本的には300km/hだと思っておいたほうがいいと思います。私が乗った17:15発も、実際に301km/hでした。(2026年7月時点)
で、結局リニアと地下鉄どっちがいい?
私の結論を先に書きます。
また乗るかと言われたら、乗りません。次は地下鉄を使います。地下鉄と比べて明らかに高いからです。
そのうえで、こういう分け方かなと思っています。
| こんな人に | |
|---|---|
| リニアに乗ったほうがいい人 | 一度は体験しておきたい人/荷物が少ない人/龍陽路から目的地が近い人/地下鉄もたくさん使う予定で一票通を買う人 |
| 地下鉄でいい人 | コスパ重視の人/乗り物にこだわりがない人/2号線沿線に泊まる人/大きなスーツケースがあって乗り換えを増やしたくない人 |
ただ、「一度は乗ってみたかった」ので、乗れて良かったと思っています。期待しすぎたぶん少しガッカリもしましたが、それでも、乗らなかったら一生気になって「乗ればよかった」と思っていたと思うので。
龍陽路から地下鉄へ|Alipayのバーコードで乗車
ここからが、この日いちばん緊張した場面です。
ホテルまでのルートはこうでした。
- 龍陽路駅から地下鉄2号線(徐涇東方面)に乗車
- 世紀大道駅で下車、9号線(松江南駅方面)に乗り換え
- 小南門駅で下車、1番出口へ
ここで使ったのが、日本にいるうちに設定しておいたAlipayの乗車コード(QRコード)です。これが私にとって、中国でのQRコードでの地下鉄乗車デビューでした。
地下鉄の改札に入る前にも、やはり荷物検査があります。バッグをX線に通してから改札へ。

結論から言うと、Alipayの乗車コードは何の問題もなく通りました。アプリを開いて「モビリティ」からQRコードを表示し、改札の読み取り部にかざすだけ。ピッと開きます。あっけないほどでした。
改札に入った直後、QRコードを消してしまった
ただ、ひとつだけやらかしました。
改札を通ったあと、うっかりQRコードの画面を消してしまったのです。
「え、待って。入場の記録どうなるの。出られなくなるやつでは?」
一瞬でヒヤッとしましたが、結論、まったく問題ありませんでした。同じ手順でもう一度表示させれば、そのまま出場できます。二重入場になることもありません。
とはいえ改札の前で慌てると焦るので、降りる駅が近づいたら早めに表示しておくと安心です。地下は通信が弱くて表示に時間がかかる可能性もあるので、余裕を持って出しておくのがおすすめです。
この日の運賃は、龍陽路から小南門まで(2号線+9号線の乗り換え1回)で4元。帰国後の明細では100円でした。リニアの48.5元=1,209円と比べると、この差は正直かなり大きいです。
ちなみに17時台の2号線は、日本の通勤ラッシュと変わらないくらい混んでいました。大きなスーツケースを持っている人は、時間帯を考えたほうがいいかもしれません。

後日、改札で「あれ?」と思ったこと
この日は気づきませんでしたが、後日、改札機にステッカーが貼られているのが目に入りました。
あれ? もしかして、これクレジットカードのタッチ決済のマークでは?と気づきます。

実際に気づいて試したのは翌日です。そして、それがどうなったかは……Alipayの登録方法と使い方をまとめた記事のほうに書いています。
Alipayのアカウント作成、日本語表示への切り替え、クレジットカードの登録、そして乗車コードの設定手順まで、実際のスマホ画面つきで解説しているので、これから登録する方は参考にしてみてください。
上海でGoogleマップが「使えるのに使えない」問題
移動中にいちばん困ったのが、実はこれでした。
通信自体はahamoのローミングでまったく問題なし。上海到着後もそのまま繋がって、Googleマップも普通に開けました。
ただ、開けるのと使えるのは別でした。
- 店や施設のレビューが極端に少ない
- 経路検索(乗り換え案内)が表示されない
地図としては見られるのに、「ここからホテルまでどう行けばいいか」が出てこないのです。日本の感覚で「マップ開けばなんとかなる」と思っていると、地味に詰みます。
結局、ChatGPTに行き方を聞いていました
そこで私がやっていたのが、ChatGPTに「◯◯から△△までの行き方」を聞くという方法です。
この日の「龍陽路→2号線→世紀大道→9号線→小南門」というルートも、そうやって調べたものです。そしてその通りに行けば、問題なく着けました。
ちなみにGeminiにも同じことを聞いてみたのですが、最寄りではない駅を案内されたり、遠回りのルートを出されたりすることがあり、私の場合はChatGPTのほうが正確でした。以降はずっとChatGPTを使っていました。
長く滞在するなら、中国の地図アプリも
私は上海2泊だけだったのでChatGPT頼みで乗り切りましたが、もっと長く中国に滞在する方は、百度地図(バイドゥ)などの現地の地図アプリを入れておいたほうが便利かもしれません。
ただし私はインストールしていないので、使い勝手はわかりません。
私が使った通信手段はahamoで、申し込みも設定もなしで、そのまま現地で繋がりました。海外では月30GBまで追加料金なしで使えるので(2026年8月時点/プラン内容は変わる可能性があります)、地図と翻訳とChatGPTを気兼ねなく使えたのは本当に大きかったです。
他の選択肢と迷っている方は海外での通信手段を比較した記事もどうぞ。
この日の実際のタイムライン
「空港に着いてから、どれくらいで宿に入れるのか」を逆算する参考になるかと思うので、写真の記録をもとに並べておきます。
| 時刻 | 出来事 |
|---|---|
| 16:30頃 | 機内を出る |
| 16:34 | 「APM to T2」の案内に従ってシャトルへ |
| 16:42 | 入国審査エリアへ |
| 16:47頃 | 入国審査を通過(約5分)/税関は素通り |
| 16:59 | 到着ロビーのATMで200元キャッシング |
| 17:05 | 磁浮票務中心(2号口)に到着 |
| 17:08 | 券売機でAlipay決済 48.5元 |
| 17:09 | 荷物検査 → 改札 |
| 17:15頃 | リニア発車(最高301km/h) |
| 17:23頃 | 龍陽路駅着(約8分) |
| 17:42 | 地下鉄2号線の車内(かなり混雑) |
| 17:59 | 小南門駅の改札を出る |
| 18:03 | ホテル入口に到着 |
整理すると、こうなります。
- 機内を出てから、リニアの切符を買い終わるまで:約38分(預け荷物なし・税関素通り・審査5分で、これです)
- リニアに乗ってからホテルまで:約48分
- 機内を出てからホテルまで:約1時間33分
ポイントは、預け荷物がなくても「降りてから外に出るまで」に30分近くかかるということ。浦東空港は本当に広いです。到着後の予定を組むときは、ここを見込んでおくと安心だと思います。
小南門駅から、エレベーターでホテルの入口まで
小南門駅の1番出口を出て、ホテルから送られてきた案内を確認すると2つのルートが書かれていました。
- B1階の商店街を通っていく
- 地上に出てスターバックスの前を通っていく
どちらでも徒歩3〜5分ほどで着くとのことでした。
そして着いてみたら、地下の商店街からエレベーター1本で、ホテルの入口まで直通でした。エレベーターのボタンには「-1F 地铁&商业」「3F 哲学家酒店」と書かれていて、雨でも濡れずに行ける構造です。

荷物が多い人にとって、これはかなりありがたいポイントだと思います。宿を選ぶときに「駅から徒歩◯分」だけでなく、「地下から直結かどうか」「エレベーターがあるか」まで見ておくと、到着日のしんどさがだいぶ変わります。
朝は大草原のゲルで雨漏りを眺めていた人間が、その日の夕方には上海のビルのエレベーターで3階のボタンを押している。
あらためて、変な一日でした。
今回訪れた場所一覧
| 場所 | メモ | 地図 |
|---|---|---|
| 上海浦東国際空港(PVG) | この日の到着地。降りてからAPMでT2へ移動する構造 | Googleマップで見る |
| 龍陽路駅 | リニアの終点。ここから地下鉄2号線・7号線などに乗り換え | Googleマップで見る |
| 世紀大道駅 | 2号線から9号線への乗り換え駅 | Googleマップで見る |
| 小南門駅 | この日の宿の最寄り。1番出口から地下直結でホテルへ | Googleマップで見る |
| 哲学家酒店(PHILIFE) | この日の宿。小南門駅からエレベーター直通の3F。詳細は次回 | Googleマップで見る |
次回、上海の宿へ
というわけで、無事にホテルまでたどり着くことができました。
この日の学びを3つにまとめるとこうです。
- 券売機の英語の注意書きは、面倒でも読む(翻訳アプリ等で)。私は読まずにOKを押して10元損しました
- 浦東空港は、降りてから外に出るまでが長い。荷物がなくても30分は見ておく
- 今回の上海では、Googleマップの経路検索が使えなかった。行き方を調べる手段を、もう一つ用意しておく
そして次回は、この日泊まった上海のホテルのお話です。
4泊5日のモンゴル旅でかかった費用や回ったルートはモンゴル旅行4泊5日まとめに、市内観光だけを知りたい方はウランバートル観光まとめにまとめています。
前回の記事は→【星空と夜景⑰】送迎車が来ない!草原からプリウスで爆走、チンギス・ハーン国際空港へ
上海旅行の準備に
今回の航空券と宿を探すときに、私が実際に見たのはこのあたりでした。
- 上海行きの航空券を探す(Trip.com)|私が今回の春秋航空を予約したのもここ。中国路線の便数が多く、時間帯で比較しやすいです
- 上海のホテルを探す(Trip.com)|中国系の宿の掲載が強く、日本語でサポートまで完結します
- 上海のホテルを探す(Agoda)|アジア圏の宿の掲載数が多く、直前割が出やすい印象です
宿を選ぶときは、料金だけでなく「最寄り駅から地下直結か」「エレベーターがあるか」もあわせて確認しておくと、到着日がかなりラクになります。今回それを実感しました。
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※料金・制度・運行時間などは2026年7月(著者の訪問時点)の情報です。変更される可能性があるので、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。


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