※この記事は連載『不安だらけのエジプトひとり旅』の第49話です。
前回の記事は↓
【エジプト旅行㊽】帰路編|アブダビ→ドバイ弾丸観光とブルジュ・ハリファ夜景
エジプト旅行の帰路で立ち寄ったドバイ。人生最高額のUber代を払いながらたどり着いたのは、世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」。果たしてその体験は——3万円超えの価値があったのでしょうか。
到着!巨大すぎるドバイモールと、闇にそびえる光の塔
アブダビ空港からUberに揺られること約1時間。事前の調べでは2時間はかかると覚悟していましたが、幸いにも道が空いていたのか、20:45頃にはドバイモールに到着することができました。
ブルジュ・ハリファの展望台へ行くには、この広大なドバイモール内にある「At the Top」入口から入場します。しかし、ここは世界最大級のショッピングモール。案の定、入口を探しているうちに自分がどこにいるのか分からなくなってしまいました。

迷いながらもふと外に出られる場所を見つけ、足を踏み出してみると……そこには圧巻の光景が広がっていました。

暗闇の中に光り輝く、巨大なビル群の夜景。そして、その中心に鎮座するブルジュ・ハリファ。あまりにも大きすぎて、実在するものとは思えない、まるでCGを見ているような不思議な感覚に陥ります。建物そのものが発光しているかのようで、現実とは思えない光景にただただ圧倒されました。

この時点で21:10。見惚れている時間はありません。急いで入口を探し、ようやく「At the Top」のサインを見つけました。

📍 場所はこちら:ドバイモール(Google マップ)
30分前のフライング入場と、荷物預かりの謎
迷いに迷ってようやく見つけた入口。もう二度と迷子になりたくないので入口付近から離れないようにしながら、周辺の店舗を流し見していましたが、22時の予約までまだ時間があります。「早めに入れるかな?」と試してみると、30分以上前でしたが、意外にもすんなり中に入れてもらえました。

ここで一つ問題が。大きな荷物を持っていたので、受付近くに荷物預かり所のような場所があったので「預かってもらえますか?」と聞いたのですが、断られてしまいました。私の拙い英語での理解ですが、どうやらそこは「一般的なクローク」ではなく、展望台へ持ち込めない「危険物や大きなベビーカー」などを一時的に預かる場所だったのかもしれません(たぶんですけど😒)。結局、荷物を抱えたまま上を目指すことになりました。
💡 補足:荷物は「ラゲッジカウンター」に預けられます(運用は要確認)
私が訪れた際は、バックパックの預かりをスタッフに確認しましたが、預けることはできませんでした。一方で、公式サイトの利用規約には、大きな荷物やベビーカー、刃物・電子機器などは指定の「ラゲッジカウンター(luggage counter)」に預ける必要があると明記されています。現場の運用は変わることもあるようなので、荷物が多い場合は事前に最新情報を確認し、できるだけ身軽な状態で行くのがおすすめです。
公式サイト:At the Top, Burj Khalifa(公式チケットサイト)
※スタッフに尋ねるときは “Is there a luggage counter?”(荷物預かりはありますか?)と聞くと、預かり所まで案内してもらえるはずです。
運命の148階へ。世界最高峰の展望台
中に入ると、待合室のような場所でチケットの種類に応じたステッカーをもらいました。これを服の見えるところに貼ることで、スタッフがどのチケットの客かを判断しているようです。

21:45頃、いよいよエレベーターへ。目指すは、一般の展望台(124・125階)を遥かに超える、地上555m・148階、一般観光客向けとしてはトップクラスの高さを誇る展望台「At the Top SKY」です。
💡 実は148階より上があります
一般に予約できる最高到達点は148階の「At the Top SKY」ですが、ブルジュ・ハリファにはさらに上、152〜154階の「The Lounge(ザ・ラウンジ)」(地上約585m)も存在します。軽食やドリンクが用意された、世界で最も高い場所にあるラウンジとされています。「とにかく一番高い場所へ行きたい!」という方は、こちらの選択肢も調べてみてください。

エレベーターを降りた瞬間、息をのむほどの絶景が目に飛び込んできました。地上555メートル。148階の「At the Top SKY」は、まさに天空の城です。


窓の外に広がる景色に釘付けになって、ただそこに立ち尽くしていたような気がします。ドバイの街が、まるで宝石を散りばめたような光の海となって、地平線の彼方まで続いています。これまでエジプトで見てきた、砂と石の古代の風景とは、あまりにも対照的。人間の力が作り出した、現代の極致とも言えるこの景色に、ただただ圧倒されるばかりです。

ラウンジでの想定外の展開。3万円超えの代償
世界一の夜景を堪能した後、私は148階専用のラウンジへと移動しました。
本来なら、ここでアラビックコーヒーや軽食を味わいながら、優雅に過ごせる……はずでした。しかし、夜景の写真を撮ることに熱中しすぎて、ラウンジに入るのがかなり遅くなってしまいました。そして、ラウンジに足を踏み入れて目にしたのは、予想外の光景でした。
ラウンジ内はすでに多くの人で溢れかえっており、皆さん思い思いに飲み物やちょっとした軽食を楽しんでいます。ただ、ここで問題が。「……座る場所が、どこにもない。」
椅子の数に対して明らかに人の数が多すぎて、優雅に座って夜景を眺めるどころではありません。しかも、入口から私たちグループを案内してくれたスタッフの方からも、「お飲み物はいかがですか?」といったたぐいの声掛けは一切ありませんでした。
実はこの時、私は自分のチケットにドリンク代が含まれていることすら知りませんでした。本来はドリンクや軽食が提供されるラウンジですが、私が訪れたタイミングでは混雑しており、自分から動かない限り何も提供されないような状況になっていました。おそらく、スタッフに声をかけるかカウンターへ行けばコーヒーや軽食が無料で提供されるシステムだったのかもしれません。私のように「案内を待つ」スタイルだと、混雑時は完全にスルーされてしまうので注意が必要です。
周囲の人たちが談笑しながら飲食を楽しんでいる中、私は一人大きな荷物を抱え、その幸せな光景をただ直立不動で見守る……。そう、地上555mで私は「世界一高い場所にいるぼっち」と化していました(笑)。
アブダビからのUber代約1.4万円、そしてブルジュ・ハリファのチケット代約1.7万円。 合計3万円以上の大金を投じて参加した、名付けて「天空のぼっち、飲食見学ツアー」。
世界一のビルのラウンジで、私はただ突っ立って他人のもぐもぐタイムを眺めているだけ……。ある意味、これもここでしか経験できない、最高に贅沢で残酷なエンターテインメントだったのかもしれません(笑)。
124・125階の一般展望台へ
ようやくラウンジでの滞在時間が終わり、エレベーターで下のフロア、124・125階の一般展望台「At the Top」へ案内されます。

こちらは148階に比べるとさらに多くの人で賑わっていましたが、最初から「混んでいるものだ」と分かっている分、気持ち的には楽でした。フロア内にはお土産屋さんも充実しており、活気にあふれています。

また、124階には屋外テラス席もあり、ガラス越しのフェンスからダイレクトにドバイの風を感じることができます。148階ほどの「静寂(という名の放置時間)」はなく、自分のペースで自由に歩き回れる分、私にはこちらの方が性に合っているようにも感じました。

📍 場所はこちら:ブルジュ・ハリファ(Google マップ)
終電間際のドバイ脱出と、予期せぬ「贈り物」
ブルジュ・ハリファを後にしたとき、時刻はすでに深夜。ここからは時間との戦いです。ドバイメトロの終電時間が迫っているため、余韻に浸る間もなく駅へと急ぎます。
⚠️ ドバイメトロの終電に注意
ドバイメトロは概ね朝5時頃〜深夜0時頃まで運行しています(金曜は翌1時頃まで、日曜は朝8時頃スタート)。私のように夜遅くまで観光すると、終電がギリギリになりがちです。逃してもタクシーやUberで帰れますが、料金はそれなりにかかるので、帰りの時間は早めに確認しておくと安心です(※運行時間はRTAの都合で変わるため、当日の最新情報もご確認ください)。
早歩きで駅に向かっていると、不意に音楽が鳴り響き、目の前の巨大な湖で「ドバイ・ファウンテン」が始まりました!実は噴水ショーの時間を全く把握していなかったので、これは完全な想定外。見る予定がなかった分、夜空に高く舞い上がる水と光のパフォーマンスを間近で見られたのは、最高にラッキーでした。
💡 ドバイ・ファウンテンは無料で見られます
夜は18時〜23時まで30分ごとに開催されており、特別なチケットは不要です。ブルジュ・ハリファを訪れたら帰り道に自然と通る場所なので、時間を確認しておけば確実に見られます。

駅へと続く道すがら、どこからでも見えるブルジュ・ハリファを見上げては、「さっきまであの一番高い場所にいたんだな」とその圧倒的な存在感を改めて実感しました。

「1桁間違えた!?」豪華すぎる部屋に戦慄
ドバイのメトロやバスに乗るには、「NOLカード(Nol Card)」という交通系ICカードが必要です。日本でいうSuicaやPASMOとほぼ同じ仕組みで、チャージして使うプリペイド式のカードです。
ブルジュ・ハリファからホテルへ向かう際、駅の自動販売機でNOLカードのシルバーカードを購入しました。料金は25AED(うち19AED分はチャージ済み、残り6AEDがカード代)だったと思います(2024年11月当時)、翌日のことも考えて少し多めにチャージしておきました。このカード1枚で、ドバイのメトロ・バスはもちろん、翌朝のアブダビ行き長距離バスまでそのまま使えたので、結果的に大正解でした。
💡 NOLカードの種類メモ
・レッドチケット(約2AED)…紙のチケット。10回まで/90日有効。数回しか乗らない短期旅行向け。
・シルバー(25AED)…一般的なICカード。旅行者に一番人気で、私が買ったのもこれ。
・ゴールド(25AED)…ゴールドクラス車両に乗れますが、運賃はシルバーの倍。
・ブルー(70AED)…記名式で、紛失時に残高保証あり。
※乗車には最低7.5AEDの残高が必要です。メトロ・トラム・バス・水上バスで共通して使えます。なお2024年以降、RTAはスマホやカードをそのままタッチできる「nol Pay」という新しい決済方式の導入も進めているようなので、今後は購入方法自体が変わる可能性があります。
購入方法については正直スマホで調べながらなんとかやった感じで、あまり自信を持って説明できないので(笑)、詳しい手順は他の方のブログやサイトを参考にされることをおすすめします。ただ一点だけ確実に言えるのは、基本的に改札に入る前にチャージしておくのが安心です(駅構内にもチャージ機はありますが、場所が分かりにくい場合があります)。
メトロに乗り、ホテル近くの「Financial Centre駅」へ移動。宿泊先の「カールトン ダウンタウン ホテル(Carlton Downtown Hotel)」にチェックインしたのは、23:50頃でした。

宿泊費は1泊12,379円だったのですが、正直なところ、明日の朝も早いので、数時間滞在するだけで12,379円という出費は少しもったいない気もしていましたが、翌日の移動を考えれば背に腹は代えられません。
しかし、カードキーを受け取り部屋に入った瞬間、私の眠気は一気に吹き飛びました。
「……え、ちょっと待って。部屋が異様に広いんだけど。」

目の前に広がっていたのは、単なる「ホテルの部屋」ではありませんでした。広々としたリビング、2つのベッドルーム、さらにはバスルームも2箇所……。一瞬で冷や汗が噴き出しました。



「もしかして、桁を一つ間違えて予約したんじゃないか……?」「一泊12万円のスイートルームにチェックインしてしまったのでは……?」
(゚Д゚)←まさにこの顔になりながら、震える指でAgoda(アゴダ)の予約確認ページを必死にチェック。結果は——間違いなく12,379円。
どうやら運良くアップグレードされたのかもしれません。ありがたいような気もしますが、正直なところ「こんな広い部屋、一人じゃ持て余すだけだよ……シャワーとベッドさえあればいいから、その分安くしてくれ」という気持ちの方が強かったです。


後で調べて分かったのですが、このホテルはスイートタイプの部屋が多い構成のようです。つまり、比較的リーズナブルな料金でも広い部屋に当たる可能性が高いホテルだったということ。コスパ重視でダウンタウン泊を考えている方には、穴場の選択肢かもしれません。
Carlton Downtown Hotelの最新料金はこちらからチェックできます👇
▶ Agodaで料金を確認する
📍 場所はこちら:Carlton Downtown Hotel(Google マップ)
贅沢すぎる一人きりの夜
写真を見返すと、改めてその広さが分かります。清潔感のあるバスルーム、重厚な家具が並ぶベッドルーム。一人で過ごすにはあまりにも贅沢すぎる空間です。
アブダビ空港での楽天カード停止、人生最高額のUber代……。散々な目に遭った1日でしたが、広すぎるベッドに身を沈めながら、ドバイの波乱に満ちた夜は更けていきました。
ブルジュ・ハリファを振り返って——正直な感想
結論から言うと、148階(At the Top SKY)のチケットは、値段の割に満足度は高くありませんでした。

最大の誤算は、ラウンジでコーヒーも軽食も口にできなかったこと。チケット代に含まれていると後から知っただけに、食べ物の恨みというのは恐ろしいもので(笑)、今思い出してもちょっと涙目になります(笑)。というのは冗談ですが、ただ、景色を楽しむだけであれば、正直なところ124・125階の「At the Top」で十分だと思います。価格も手頃で、屋外テラスで自由に動き回れる分、むしろこちらの方が体験としては充実しているかもしれません。
夜景そのものは間違いなく絶景でした。

📢 ブルジュ・ハリファ展望台チケットの選び方(2026年7月時点の目安料金)
・124・125階「At the Top」…定番の一般展望台。屋外テラスがあり、自分のペースで自由に動けます。公式サイトの目安価格は非プライム時間帯でAED169〜(約7,300円〜)、サンセット等のプライム時間帯はAED219〜(約9,500円〜)。
・148階「At the Top SKY」…専用エレベーターとラウンジが付くプレミアム版。混雑が少なく座席もありますが、目安価格はAED369〜(約16,000円〜)と高め。124・125階にも入れます。
・152〜154階「The Lounge」…さらに上のVIPラウンジ体験。目安価格はAED599〜(約26,000円〜)。
「夜景を楽しむだけ」なら124・125階で十分。静けさやラウンジ体験に魅力を感じる人だけ148階を検討する、というのが私のおすすめです。料金は変動しやすいため、訪問前に公式サイトで最新価格をご確認ください。
公式サイト:At the Top, Burj Khalifa(公式チケットサイト)
これからブルジュ・ハリファに行く方へ。よほどラウンジにこだわりがなければ、124・125階の「At the Top」がコスパ的にはおすすめです。148階を選ぶ場合は、ラウンジでは自分から積極的に動くことをお忘れなく。
とはいえ、夜景そのものは本当に圧巻でした。特に夜の時間帯は人気が高く、直前では売り切れることもあるため、訪問日が決まっているなら事前予約がおすすめです。予約サイトごとの特徴やタイプ別の選び方は、こちらの記事でも比較しています。
→ 海外旅行の現地ツアー予約サイトおすすめ比較|英語が苦手な初心者向けにタイプ別で解説
▶ ブルジュ・ハリファのチケットを事前予約する
GetYourGuide /
Trip.com /
KKday /
Klook
※本記事の料金・運行時間等の情報は、記事執筆時点(2026年7月)で確認できる最新情報をもとに記載しています。ドバイは料金改定が多いため、訪問前の再確認をおすすめします。
今回訪れた場所一覧
| スポット名 | 場所 |
|---|---|
| ドバイモール | Googleマップで見る |
| ブルジュ・ハリファ | Googleマップで見る |
| Carlton Downtown Hotel | Googleマップで見る |
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