※この記事は連載『不安だらけのエジプトひとり旅』の第48話です。
前回の記事は↓
【エジプト旅行㊼】エジプト最後の夜|カイロの巨大モールと深夜の街歩き、そしてサッカラビールで締めくくる旅
エジプトを離れ、次なる舞台は「世界一」の街ドバイへ
エジプトでの9泊にわたる旅を終え、いよいよ帰国の途につきます。まずはカイロからエティハド航空に乗り、乗り継ぎ地であるアブダビへ。

離陸する機体の窓から、名残惜しいエジプトの風景を眺めながらいただく機内食は、どこか切なくも格別の味でした。


アブダビ空港に到着したのは19時頃。次の便は、翌日の14:35発タイ・バンコク行き。アブダビで一晩過ごすことになります。
「空港近くで大人しく寝ていようか……」そんな考えもよぎりましたが、せっかくUAEに来たのなら、どうしても見ておきたい場所がありました。
ドバイにそびえ立つ、全高828m・地上163階建ての世界一高い超高層ビル——それが、ブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)です。
ブルジュ・ハリファとは?

ブルジュ・ハリファは、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに建つ、現在も世界一の高さを誇る超高層ビルです。2004年に着工し、2010年に開業。総工費は約15億ドルとされています。ドバイ観光の定番スポットとして、世界中から多くの観光客が訪れています。
高さ828m・地上163階建て。東京スカイツリー(634m)よりも約200m高く、エンパイアステートビル(381m)の2倍以上の高さです。
内部にはアルマーニホテル・高級レジデンス・オフィス・レストラン・展望台などが入る、まさに「垂直の都市」とも呼べる巨大複合施設です。展望台は一般観光客向けに3つのプランが用意されています。
| チケット名(2024年11月当時) | フロア | 高さ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| At the Top | 124階・125階 | 約450m前後 | 屋外テラスあり。最もスタンダードなプラン |
| At the Top SKY | 124階・125階・148階 | 最高約555m | 148階のラウンジ利用可。ウェルカムドリンク・スイーツ付き |
| The Lounge | 152〜154階 | 最高約585m | 軽食・ドリンク付きの最上級プラン |
映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』でトム・クルーズが外壁スタントを敢行した舞台としても有名で、大晦日のライト&サウンドショーはギネス世界記録を何度も更新しています。
チケットは時間帯によって価格が変動し、夜景が楽しめる夜間帯は特に人気が高くなります。公式サイトや各種ツアーサイトからの事前予約がおすすめです。
▶ ブルジュ・ハリファ公式サイト(At the Top チケット予約)
現地ツアーやチケット手配はこちらからも探せます。
▶ GetYourGuideで探す /
Trip.comで検索 /
KKdayで探す /
Klookで探す
迷った末の決断。17,000円超えの展望台チケット
「一生に一度かもしれない機会、時間と経験は大切にしたい」
そう自分に言い聞かせ、公式サイトから展望台のチケットを予約しました。私が訪れた2024年11月当時は、上の表の通り階層によって3種類のチケットがありました。
私が予約したのは22時からの「At the Top SKY」。夜景が綺麗な人気の時間帯だったこともあり、価格は399AED(当時のレートで17,254円・後日明細で確認)!
正直、展望台に登るだけでこの価格はかなり迷いましたが、後悔したくない一心で購入を決めました。
💡 購入前に知っておきたかったこと
後から気づいたのですが、GetYourGuideやKKday・Klookなどのツアーサイト経由で購入した方が、公式サイトより安くなる場合があります。時間に余裕があれば、複数サイトを比較してから購入するのがおすすめです。
※ちなみに、現在の公式サイトを確認したところ、チケットの名称は「Sunrise」「Silver」「Gold」「Platinum」に変わっており、以前のような時間帯による細かな価格差の代わりに、プラン自体が階層・体験内容で分かれる仕組みになっているようです。当時の名称と今の名称が違うので少しややこしいのですが、私が登った「At the Top SKY(124・125・148階)」は、現在の区分でいうと148階まで上がれる「Gold」に近いプランのようです。
公式サイト(ticket.atthetop.ae)で確認できた現行プランの目安は以下の通りです。時間帯や繁忙期によって変動するので、あくまで最低価格の目安としてご覧ください。
| チケット名 | フロア | 料金目安(1名) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Sunrise | 124階・125階 | 159AED〜(約6,400円〜) | 5:00〜6:30限定。ドリンク・軽食付きの早朝プラン |
| Silver | 124階・125階 | 199AED〜(約8,000円〜) | いわゆる標準プラン。私が来た当時の「At the Top」に近い |
| Gold | 124階・125階・148階 | 449AED〜(約18,000円〜) | 私が予約した「At the Top SKY」に近いプラン。148階まで行ける |
| Platinum | 152〜154階 | 769AED〜(約31,000円〜) | ラウンジ形式の最上級プラン。軽食・ドリンク付き |
※1AED=約40円で換算した概算です。為替レートは変動するので、正確な金額は公式サイトで必ずご確認ください。私が旅したのは少し前ですが、料金は記事執筆時点(2026年7月)で公式サイトを確認し直した最新の情報を載せています。
148階の展望台は、上海タワーなどに抜かれるまで世界最高クラスの高さを誇っていた場所です。値段だけ見ると怯みますが、個人的には「Gold(旧At the Top SKY)」で十分すぎるほどの絶景でした。
📸 夜景を撮るならワンポイント
展望台のガラスは夜になるとかなり反射します。レンズをガラスにできるだけ密着させる、もしくはレンズフードを押し当てるようにすると、館内の照明の映り込みをかなり抑えられます。三脚は持ち込めない場合が多いので、手持ちでシャッタースピードを落としすぎないよう注意するのがおすすめです。
余談:アブダビ・ドバイの乗り継ぎにビザは必要?
今回のように「エジプトからの帰りにUAEで一泊」というプランを考えている方は、ビザが気になるかもしれません。私も出発前は少し不安でした。
調べたところ、日本国籍のパスポートを持っていれば、UAEへの観光目的の入国には事前のビザ取得は不要で、到着時に30日間の無料の滞在スタンプが押されるとされています。乗り継ぎ目的の場合も、48時間以内であれば同様にビザ不要で空港の外に出られるようです(パスポートの残存有効期間は6ヶ月以上必要)。最新のルールは変更される可能性があるため、渡航前には必ず外務省や在日UAE大使館などの公式情報でご確認ください。
宿泊はドバイ市街。効率とコストのせめぎ合い
22時に展望台へ行くとなると、観光後にアブダビへ戻るのは時間的に厳しいため、宿はドバイ市内に構えることにしました。
ホテル選びも一苦労です。郊外に行けば安い宿もありますが、夜遅い到着になること、そして翌日にはまたアブダビ空港へ向かわなければならないことを考えると、移動のしやすさは譲れません。
結局、以下の条件で探し回りました。
- 市街地から離れすぎていない
- メトロ(電車)で移動できる
- その中でできるだけ安い
最終的に予約したのは、一泊12,379円のホテル。「ほぼ寝るだけなのにもったいない……」という思いが頭をよぎりましたが、移動費や時間を天秤にかければ、これがベストな選択だと自分を納得させました。
▶ ドバイのホテルを探す
Agodaで探す /
Trip.comで探す
砂漠の古代遺跡から、世界最先端の超高層ビルへ。いよいよ、弾丸ドバイ観光の始まりです!
まさかのトラブル発生!アブダビからドバイへ、決死のUber大作戦
アブダビ空港に到着し、いざドバイへ!と意気揚々にバス乗り場を確認したところで、最初の問題が発生しました。
バスの出発時間を調べると、次の便までかなり間があることが判明。バスでの移動時間を考えると、予約している22時のブルジュ・ハリファには到底間に合いません。「近くの駅までUberで行き、そこから電車に乗り換えれば……?」と必死にシミュレーションしましたが、どれも時間が読めず、確実性に欠けます。
結局、私は自分でも信じられない「まさか」の決断を下しました。アブダビ空港からブルジュ・ハリファまで、全行程をUberで突っ切る。
なお、この時点ではまだ、これが「人生最高額のタクシー代」になるとは知る由もありませんでした。
「お前は石油王か!」と自分にツッコミを入れたくなるような暴挙ですが、背に腹は代えられません。この時すでに19:30過ぎ。アブダビ空港からドバイ中心部までは、道路状況にもよりますが車でおおむね1時間半〜2時間ほどかかります。22時の予約に間に合わせるため、一刻も早く車を捕まえなければなりませんでした。
この判断が、今回の旅で一番「お金で時間を買った」瞬間だったと思います。
📢 参考:アブダビ空港〜ドバイ市内の移動手段
そもそもアブダビ空港からドバイ中心部(ブルジュ・ハリファ周辺)までは約120〜140kmあり、車でおおむね1時間半〜2時間ほどかかる距離です。私はUberで突っ切りましたが、時間に余裕があれば他の手段もあります。調べたところ、空港からの主な選択肢は以下のようです(料金・時刻は変動するので、利用前に公式での確認がおすすめです)。
・路線バス(E102):アブダビ空港〜イブン・バツータ駅。片道25AED・所要は1時間半〜2時間ほど・24時間運行でおおむね1時間に1本ほど。支払いはNol/Hafilatカードなどで現金不可とされています
・エアポートエクスプレス:同じくイブン・バツータ駅まで。片道約35AED
・タクシー/配車アプリ:おおよそ200〜450AED前後(時間帯・渋滞・目的地で大きく変動。私のように深夜+中心部まで一気に行くと上振れしがち)
・鉄道:アブダビ〜ドバイ間の直通鉄道は、現状ないようです
バスはイブン・バツータ駅でメトロに乗り換えられるので、時間さえあれば一番安く移動できます。ただし私のように到着が夜遅め&時間指定の予約があると、本数の少なさがネックになります。時間に追われている時ほど、事前に最終バスの時刻を調べておくと安心です(記事執筆時点=2026年7月で調べ直した情報です)。
💡 私の結論:アブダビ空港〜ドバイの移動
・とにかく安く:E102バス+メトロ(ただし本数と時間に注意)
・時間優先:タクシー/配車アプリ(高いがドアtoドア)
・時間指定のチケット(ブルジュ・ハリファなど)がある:多少高くても配車アプリが安心
・深夜到着:移動手段だけでなく宿泊場所まで含めて、事前計画はほぼ必須
私は最後の「深夜+時間指定チケット」の合わせ技で、結果的に配車アプリ一択になりました。同じ条件の方は、最初から交通費を予算に入れておくと精神的に楽だと思います。
泣きっ面に蜂。楽天カード、まさかの「不正検知」でロック!
アブダビ空港にある配車アプリ専用の待ち合わせ場所へ急ぎ、震える手でUberを操作します。ところが、ここでさらに追い打ちをかけるトラブルが。
なんと、Uberの決済に設定していた楽天カードが、不正利用の疑いでロックされてしまったのです! 楽天カードは不正検知システムが厳しいことで有名です。そのため、今回のエジプト旅行前には、わざわざ渡航先や期間を事前に申請して万全を期していたはずでした。それなのに、肝心なこのタイミングで止められてしまうとは……。
幸い、スマホの通信にahamo(アハモ)を利用していたおかげで、海外にいても日本と同じ電話番号でSMSを受信することができました。すぐに届いた通知から「本人による利用」の認証手続きを行い、なんとかカードを復活。海外でも日本の電話番号でSMSを受け取れる通信環境の重要性を、身をもって実感した瞬間でした(海外の通信手段比較はこちら)。
「なんで急いでいる時に限って、こんなことが起きるんだ……」と天を仰ぎましたが、無事にUberとマッチングし、夜のハイウェイをドバイへと爆走し始めました。
【実体験から学んだ】海外でクレジットカードが止められたときの対処法
ここで、今回の実体験をもとに「海外でカードが止まった時の対処法」をまとめておきます。同じ目に遭う旅行者が少しでも減れば嬉しいです。
なぜ海外でカードが止まるのか?
カード会社は24時間365日、利用状況をモニタリングしています。「普段日本でしか使っていないカードが、突然海外で高額決済された」という状況は、不正利用のパターンと一致するため、自動的にロックがかかる仕組みになっています。事前に渡航連絡をしていても、システムの判断によってはロックされる場合があります(今回の私がまさにそれでした)。
止められたときの対処法
| 状況 | 対処法 |
|---|---|
| カード会社からSMSや通知が届いている | 通知の案内に従って「本人利用」の認証を行う。今回の私はこの方法で解決できました |
| 通知が届いていない・通知で解決しない | カード裏面の緊急連絡先(海外からかけられる番号)に電話し、本人確認後にロック解除を依頼する |
| カード会社に繋がらない・時間がかかる | 別のカードで決済する。複数枚持参が鉄則 |
| カードが全滅・現金も不足 | 海外ATMでのキャッシング(利息はかかるが緊急手段として有効) |
海外でカード会社に本人認証する際、ahamoのように「海外でも追加料金なしで日本番号のSMS受信が可能なプラン(※一部条件あり)」を使っていると、ワンタイムパスワードや認証通知をそのまま受け取れて非常に便利です。海外SIMに差し替えるとSMSが受信できなくなる場合があるので注意が必要です。
出発前にやっておくべきこと
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| ① 渡航連絡を入れる | カード会社のチャットや電話で「○月○日〜○月○日まで○○に渡航する」と事前に伝える。対応していないカード会社もあるが、念のため連絡しておくと安心。私が渡航した際は、楽天カードはチャットサポートから事前申請ができました(対応時間や手順は変わることがあるので、最新情報は公式でご確認ください) |
| ② カードを複数枚持参する | 1枚が止まっても対応できるよう、異なる国際ブランド(Visa・Mastercard等)のカードを最低2枚持つのが理想。海外旅行向けおすすめクレカはこちら |
| ③ 緊急連絡先を控えておく | カード裏面の海外専用緊急連絡先番号をスマホのメモや紙に控えておく。カード本体を紛失した場合も連絡できる |
| ④ 海外対応SIMをキープする |
「事前連絡していたのに止まった」という今回の体験が示す通り、対策をしても100%は防げません。複数カード持参+緊急連絡先の控え、この2つだけは、海外旅行前に必ずやっておくことを強くおすすめします。
💳 海外旅行におすすめのクレカ2枚
海外キャッシングに強いエポスカードと、プライオリティパス付帯でラウンジ利用が便利な楽天プレミアムカードの2枚持ちが、今回のような海外トラブルにも対応できる組み合わせだと感じました(詳しくはこちら)。
震える請求額。人生最高額のタクシー代
すでに購入済みのブルジュ・ハリファのチケット代が17,254円。そして、ようやく手配できたこのUberの料金は、後日の明細確認で14,844円……!(;゚Д゚)
タクシー代(配車アプリ)としては、間違いなく私の人生史上最高額です。痛すぎる出費に心は泣いていましたが、窓の外に広がるUAEの夜景を見ながら、「ここまで来たら、意地でも世界一の景色を堪能してやる!」と自分を奮い立たせるしかありませんでした。
高速道路を飛ばすUberの車窓から、遠くにキラキラと輝くドバイの摩天楼が見えてきました。チケット代と交通費、合わせて3万円超え。物理的にも精神的にも大きな代償を払ってたどり着いた「世界一のビル」で、私を待っていた景色とは——。
果たして3万円の価値はあったのか——続きは次の記事で。
続きはこちら↓
【エジプト旅行㊾】帰路編|ドバイ観光|ブルジュ・ハリファ148階の夜景とラウンジのリアル体験
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ドバイ・アブダビへのパッケージツアーはこちら。
▶ JTBでドバイ・アブダビのツアーを見る
現地のツアー予約サイトはどれを使えばいいか迷う方は、比較記事もあわせてどうぞ。
▶ 海外旅行の現地ツアー予約サイトおすすめ比較はこちら
今回訪れた場所一覧
| スポット名 | Googleマップ | メモ |
|---|---|---|
| ブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa) | Googleマップで見る | ドバイメトロ「Burj Khalifa/Dubai Mall」駅からアクセス可能 |


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