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【エジプト旅行㊵】エジプト考古学博物館レポート|黄金のマスク移設後に残る名品と撮影禁止の守護神

ユヤさん? エジプト旅行
ユヤさん?

※この記事は連載「不安だらけのエジプトひとり旅」の第40話です。

前回の記事は→【エジプト旅行㊴】カイロ到着直後にトラブル発生|停電ホテルとお土産屋の押し売り体験

訪れたのは2024年11月ですが、その後この博物館は展示内容が大きく変わりました。変わりやすい部分は記事更新時点(2026年9月)に公式サイトを中心に調べ直し、できるだけ最新の情報を反映しています。

⚠️ 最初に:黄金のマスクは、もうここにはありません

私が訪れた2024年11月時点では、ツタンカーメンの黄金のマスクはこのエジプト考古学博物館に展示されていました。

しかし2025年10月、ギザの大エジプト博物館(GEM)へ移設されました。GEMの開館式(2025年11月1日)の直前のことです。「黄金のマスクを見たい」という目的なら、行き先はタハリールではなくギザのGEMになります。

この記事の本文は2024年11月の訪問記なので、マスクの話も出てきます。現在この博物館に何が残っているのかは、記事の後半にまとめました。

▶ GEMの入場料・予約方法・タハリールとの比較はカイロ観光まとめ|2日・3日モデルコースとおすすめスポット完全ガイドにまとめています。

📋 この記事でわかること

  • エジプト考古学博物館の館内が実際どんな雰囲気なのか(2024年11月の訪問記)
  • カフラー王像・ラーホテプとネフェルト・ハトシェプスト女王像など、今も見られる名品の見どころ
  • 黄金のマスクが移設された今、ここに何が残っているのか(2026年9月時点)
  • 入場料・最終入場時刻・撮影ルール
  • 混雑を避ける回り方と、ミュージアムショップの様子

エジプト考古学博物館は想像と全く違った|実際に行って感じた第一印象

カイロ到着直後、思わぬトラブルに遭いながらも、なんとか気持ちを立て直して向かったのが、エジプト観光のハイライトとも言えるエジプト考古学博物館です。

世界史の教科書で一度は見たことがあるであろう黄金のマスクやミイラ、そして数千年前の王たちの遺物——それらが一箇所に集められている場所(2024年11月)。

正直なところ、訪れる前は「有名だけど、ちょっと古い博物館なのかな?」という印象もありました。しかし、実際に足を踏み入れた瞬間、その考えは一瞬で吹き飛びます。

そこに広がっていたのは、”展示”というよりも、もはや歴史そのものが無造作に置かれている空間でした。

圧倒的存在感を放つ博物館の外観

こちらがエジプト考古学博物館の外観。ピンク色の重厚な建物が特徴的で、いかにも歴史ある施設といった雰囲気です。

エジプト考古学博物館の外観
エジプト考古学博物館

入口前には観光客の列ができており、その人気の高さがうかがえます。中に入る前から「ここにはとんでもないものがある」という期待感がじわじわと高まっていきました。

📍 エジプト考古学博物館をGoogleマップで見る

中に入ると、いきなり”異次元”の空間

館内に入ってまず驚くのが、この広大なホール。

天井の高い開放的な空間に、巨大な像や石碑がずらりと並びます。しかもそれぞれが「レプリカ」ではなく、すべて本物の遺物。

エジプト考古学博物館の館内
エジプト考古学博物館の館内

日本の博物館のように丁寧に整列されているというよりも、どこか無骨で、いい意味で”雑多”な展示が続きます。

そのおかげで、「見学している」というよりも遺跡の中を歩いているような感覚に近い体験ができました。

教科書で見た”あの顔”が目の前に

教科書やテレビで何度も見てきた古代エジプトの王の像やマスク。それがガラス越しとはいえ、目の前にあるという事実に、不思議な感覚を覚えました。

しかもここでは、それが特別な存在というよりも、あくまで”数ある展示のひとつ”として並んでいるのが驚きです。

この博物館の凄さは、「一級品が当たり前のように並んでいる」ことにあるのかもしれません。

館内を彷徨っていると、「あ、これ本で見たやつ!」が次から次へと現れます。

カフラー王像|神を背負った男

まず目に飛び込んできたのは、黒光りする石像。

エジプト・カイロの考古学博物館のカフラー王像
頭の後ろにこっそりハヤブサが!

そう、この圧倒的な王者感。ギザの第2ピラミッドの主、カフラー王です。この「カフラー王像」は古代エジプト彫刻の最高傑作のひとつとされており、硬い石材を彫り上げた精巧さと、王の威厳を表現した構図が高く評価されています。

実は頭の後ろにこっそりハヤブサ(神様)を背負って守護させているという、いわば『神を背負った男』。

ちなみに、この王が建てたピラミッドの話は【エジプト旅行㊱】カフラー王・メンカウラー王のピラミッドへに書いています。像を見てからピラミッドを見ると、また印象が変わると思います。

ラーホテプとネフェルト|4,600年前の美男美女

さらに進むと、今度は驚くほどカラフルなご夫婦が。

エジプト・カイロの考古学博物館のラーホテプとネフェルトの像
目には水晶(ロッククリスタル)を象眼した義眼。リアルで少し怖い

ラーホテプとネフェルトという、これまた有名な像です。紀元前2600年ごろの古王国時代に作られたとされており、4600年以上前のものとは思えないほど彩色が鮮明に残っていることで世界的に知られています。

何がすごいって、この肌の色。昨日塗ったんですか?ってくらい鮮やか。特に奥様のネフェルトさんの凛とした美しさは、現代のエジプト人女性にも通じるものがあります。当時の美男美女カップルだったんでしょうね。

ちなみにこの像、目に水晶を埋め込んだ義眼があまりにリアルで、発掘時には作業員が「像が生きている!」と勘違いして逃げ出した……なんて逸話も残っているそうです。たしかに、この目力なら逃げたくなる気持ちも分かります。

ハトシェプスト女王の巨大な顔

不意に現れる、この巨大な顔面。こちらは古代エジプトを代表する女性ファラオのひとり、ハトシェプスト女王です。紀元前15世紀ごろに即位し、古代エジプト史上最も成功した女性統治者のひとりとして知られています。

エジプト・カイロの考古学博物館のハトシェプスト女王像
微笑んでます

見てください、このスッと通った鼻筋。数千年前のものとは思えないほど、完璧な状態で残っています。王として表現される際には付け髭など、男性ファラオの伝統的な装束・表現を用いていたという超パワフルな女王ですが、この穏やかで知的な顔には気品が漂っています。

この完璧な顔で見つめられたら、古代のエジプト国民も「この人についていこう!」と思ったに違いありません。

▶ 彼女が建てた葬祭殿はルクソールにあります→ 【ルクソール観光まとめ】見どころ・モデルコース・行き方・必要日数を解説

ラムセス3世をホルスとセトが戴冠する群像|じつはかなりレアな一体

1階のメインホールを進むと、2階へと続く吹き抜けの下に、何だか賑やかな3人組(?)が。

エジプト・カイロの考古学博物館の三神像(トリアド)
真ん中の人カツアゲされてませんよね?

中央のファラオを、両脇の2体が戴冠している——3体がほぼ同じ背丈で並ぶ、堂々とした群像です。撮ったときは「真ん中の人、カツアゲされてない?」くらいの感想だったのですが、帰国後に調べてみたら、これがなかなかすごい一体でした。

💡 両脇にいるのは、ホルス神とセト神です

メディネト・ハブ出土の「ラムセス3世をホルス神とセト神が戴冠する群像」とみられます。ほぼ等身大の3体が横並びになり、両側の神がそれぞれ王の冠に手を添えて戴冠する構図です。

ハヤブサの頭をしているのがホルス神。そしてもう一方が、細長い口先に角ばった耳を持つ独特な頭のセト神です。

面白いのは、セト神の彫像がきわめて珍しいという点。オシリスを殺した神として、退治される側・封じられる側として描かれることが多く、堂々と王を戴冠している姿はほとんど残っていないとされています。

ナイルの恵みの地はホルスが、砂漠と国外はセトが——つまり「国の内も外も、あなたが治める王です」という二重の戴冠を表したもの、という解釈もあるようです。荒ぶる神まで味方につけている、と考えるとなかなか強気な像です。

※現地で作品ラベルまでは確認していないため、推測です。

アメンホテプ3世とティイの巨大すぎる夫婦像

ホールの入り口に立つと、まずその広さと、奥に待ち構える巨大な影に圧倒されます。突き当たりで「ようこそ!」と言わんばかりに座っているのは、アメンホテプ3世夫妻。

エジプト・カイロの考古学博物館のアメンホテプ3世とティイの夫婦像
博物館の大きさが伝わりますでしょうか?

この像、とにかくデカい。近くにいる人間が豆粒に見えるほどのサイズ感で、もはや「巨大な壁」です。

古代エジプトでは、王(夫)を大きく、妃(妻)を小さく作るのが一般的だったのですが、この像では二人がほぼ同じ高さで作られています。奥さんのティイさんの発言力がよほど強かったのか、あるいはアメンホテプ3世が愛妻家すぎて「隣に並んで座ろうよ」と言ったのか……。

目が離せない、リアルすぎる「死者の顔」

そしてこちら、館内を歩いていて思わず足が止まった一点。

リアルすぎる。
……いや、リアルすぎる顔面。

エジプト・カイロの考古学博物館のリアルな顔
発掘中これが砂の中から出てきたら驚きます

彩色が残る人物の頭部像です。作品ラベルまでは確認していないので時代の断定はできませんが、死者を表現した肖像作品の一種と考えられているようです。いわば「死者の顔」。

……なのに、なぜこんなに生き生きしているんですか。

黒々とした瞳はまっすぐこちらを見つめ、しっかり蓄えたひげ、首元には丁寧な装飾。数千年前に作られたとは思えないほどの存在感で、「おい!」と語りかけてくるような気配があります。

博物館の片隅でひっそりと展示されていたのですが、個人的には「インパクトがあった展示」のひとつでした。怖いんだけど、目が離せない。

「黄金のマスク」を守る、現代の最強の守護神

1階の巨大な像たちに圧倒された後、階段を上がった先で待っていたのは、ひときわ長い行列でした。

その先にあるのは、エジプト観光のハイライト、ツタンカーメン王の黄金のマスクが眠る特別展示室です。(※繰り返しになりますが、このマスクは2025年10月にGEMへ移設されました。以下は2024年11月時点の記録です)

ツタンカーメンの黄金のマスクの部屋
黄金のマスクは2025年10月に大エジプト博物館(GEM)へ移設されました

入り口の青いパネルには、1922年にハワード・カーターがこの世紀の発見をした当時のモノクロ写真が飾られていて、気分を盛り上げてくれます。「これから数千年前の黄金に会えるんだ……」と、並んでいる間も緊張感が走ります。

ちなみに、この中だけは「完全写真撮影禁止」という超厳戒態勢。カメラをしまって、自分の目だけに焼き付ける準備は万端です。さあ、いよいよあの「黄金のマスク」とご対面です……!

正直なところ、写真や教科書で何度も見ていたので「有名な展示物」という認識しかありませんでした。しかし実物は全く別物です。

ガラスケースの中に収められた黄金のマスクは想像していたよりも圧倒的に美しく、照明を受けて輝く金色はもちろんですが、青いラピスラズリとのコントラストが見事で、約3300年前のものとは到底思えません。

エジプト旅行中に数え切れないほどの遺跡や神殿を見てきましたが、「本物を見られてよかった」と素直に思えた展示のひとつでした。

「黄金のマスクの部屋の中は撮影禁止だけど、外から入り口越しに、ちらっとでも撮れないかな?」なんて、不埒なことを考えていた私。

カメラを構えて、入り口の奥へとレンズを向けた瞬間でした。

エジプト考古学博物館のセキュリティ
これは..私を睨んでますよね?

……ヒッ!こわっ。

奥から飛んできたのは、数千年前のファラオの呪い……ではなく、現代のエジプト人セキュリティの方の、氷のような鋭い視線でした(笑)。
ツタンカーメンの黄金を守る、現代の最強の守護神。彼の睨みに、私の邪心は一瞬で打ち砕かれてしまいました。(笑)

📷 撮影ルールは「エリアごとに違う」と考えておくのが安全です

公式チケットサイトには「携帯電話での撮影は無料」と記載されています(2026年9月時点)。ただし当時の黄金のマスク室のように、区画ごとに撮影が制限されている場所があります。

「館内は撮影OKと書いてあったから」と押し通さず、各部屋の掲示と係員の指示に従ってください。私のように睨まれます(笑)。

黄金のマスクが移った今、ここには何が残っている?(2026年9月時点)

ここからは私の体験ではなく、調べた情報です。「マスクが無いなら行く意味ある?」というのが、いちばん気になるところだと思うので整理しておきます。

結論から言うと、行く意味は十分にあると思います。2021年以降この博物館からは目玉が2つ抜けていますが、それでも残っているものの量が桁違いだからです。

移った展示いつ今どこにあるか
王家のミイラ(18王・4王妃の計22体)2021年4月エジプト文明国立博物館(NMEC・オールドカイロ)
ツタンカーメンの黄金のマスクと副葬品2025年10月大エジプト博物館(GEM・ギザ)

王家のミイラは、2021年4月に「ファラオの黄金のパレード」と呼ばれる国家的なセレモニーとともにNMECへ運ばれました。ラムセス2世やハトシェプスト女王のミイラもこちらです。「ミイラを見たい」ならNMEC、「黄金のマスクを見たい」ならGEM、と行き先が分かれることになります。

🏺 それでもタハリールに残っている主なもの

  • カフラー王像/この記事で紹介した、ハヤブサを背負う王
  • ラーホテプとネフェルト像/彩色が残る古王国時代の夫婦像
  • ナルメル王のパレット/上下エジプト統一を物語る、教科書級の一枚
  • ユヤとトゥウヤの墓の副葬品/王妃ティイの両親で、ツタンカーメンの曽祖父母にあたるとされる夫妻。ほぼ完全な形で出土した埋葬一式です
  • プスセンネス1世とタニスの秘宝/じつは、ここにも黄金のマスクがあります。公式サイトも目玉のひとつとして紹介しています
  • ラムセス3世をホルスとセトが戴冠する群像/珍しいセト神の像。上で紹介したものです

このラインナップは、私が勝手に選んだものではなくエジプト観光考古省の公式サイトが「この博物館の名品」として挙げているものが中心です。クフ王・カフラー王・メンカウラー王というピラミッドを建てた3人の王の像が揃っているのも、ここならではです。

収蔵点数は資料によって数字に幅がありますが、2025年の報道では館長が約17万点と説明したうえで、GEMへ移されたのは(収蔵庫の分を含めて)3万2,000点ほどだと語っていました。つまり移設後も膨大な量が残っているということになります。

館長は、ツタンカーメン展示の空いたスペースには、いずれ同等の重要性を持つ新しい展示を入れる意向も示していたとされています。

個人的には、「有名な一点を見に行く場所」から「古代エジプトの通史を浴びる場所」に役割が変わったという理解がいちばん近い気がします。逆に言えば、混雑の目玉が減ったぶん、じっくり見るには今のほうが向いているのかもしれません(これは推測ですが)。

▶ GEMとタハリール、どちらに行くべきかの比較はカイロ観光まとめ|2日・3日モデルコースとおすすめスポット完全ガイドに表でまとめています。GEMの入場料・予約方法もそちらです。

📍 エジプト文明国立博物館(NMEC)をGoogleマップで見る
📍 大エジプト博物館(GEM)をGoogleマップで見る

ミュージアムショップの様子

展示をすべて見終えると、出口の手前に広々としたミュージアムショップがあります。

ここには、エジプト考古学博物館ならではのレプリカや文房具、書籍などが所狭しと並んでいました。

エジプト考古学博物館ミュージアムショップ
小物がいっぱい

店内には、ツタンカーメンやバステト神(猫の姿の神様)をモチーフにした置物、ピラミッド型のオブジェなどが大量に並んでいます。真鍮製のような重厚感のあるものから、手のひらサイズの可愛らしい置物まで種類が豊富なので、旅の記念になる一品がきっと見つかるはずです。

ツタンカーメンのマスクレプリカ
ちょっと欲しいかも

特に目を引くのは、やはりツタンカーメンの黄金のマスクのレプリカ。サイズによって価格が分かれており、値札もエジプト・ポンド(EGP)で分かりやすく表示されています。本格的なクオリティのものから、デスクに飾れそうなミニサイズまで揃っていました。

ミュージアムショップ
ミュージアムショップの様子

置物だけでなく、エジプトの歴史に関する専門書や、豪華な装飾が施されたアクセサリー類も充実しています。

🛍️ 「交渉したくない人」には、じつはここが穴場です

街中のお土産屋さんだと値段交渉が必要なことが多いですが、ミュージアムショップは値札どおりの定価販売。自分のペースで選べます。

値段を比べながら選びたいなら、値札付きの店があるハン・ハリーリ市場という手もあります。
▶ 【エジプト旅行㊷】ハン・ハリーリ市場|定価のジョルディ&香水瓶の値段交渉体験

なお館内は人が多いエリアでもあるので、店内でも貴重品の管理は忘れずに。
▶ エジプトの治安は危険?一人旅で感じたリアルと注意点まとめ

エジプト考古学博物館 基本情報(2026年9月時点)

料金と時間は、エジプト観光考古省の公式チケットサイトで確認し直しました。

正式名称エジプト考古学博物館(Egyptian Museum in Cairo)
場所カイロ・タハリール広場に面した北側
開館9:00〜
最終入場・チケット窓口公式チケットサイトは最終入場16:00、観光考古省の博物館ページはチケット窓口は15:00で終了と案内しています(記載が分かれています)。遅くとも15時までにチケットを確保するのが安全です
オーディオガイド外国人75EGP(公式サイト記載)
入場料(外国人)大人550EGP/学生275EGP(約1,650円/約825円)
入場料(エジプト・アラブ市民)大人30EGP/学生10EGP
無料6歳未満
学生料金有効な学生証の提示が必要。24歳以下が対象とされています
撮影携帯電話での撮影は無料(公式)。ただし撮影が制限される区画あり。動画撮影は有料とされています(金額は現地・公式で要確認。私が訪れた2024年11月は300EGPでした)
王家のミイラ2021年にNMECへ移設済み。この博物館では見られません
黄金のマスク2025年10月にGEMへ移設済み
支払い方法私が訪れた2024年11月はカード払いでした。VISA/Mastercardを用意しておくと安心です
所要時間の目安2〜3時間程度。じっくり見るなら3〜4時間
アクセス地下鉄1・2号線「Sadat(サダト)」駅から徒歩数分。ダウンタウン宿泊なら徒歩圏です

⚠️ 料金・時間・撮影ルールは変わりやすいので、必ず公式で確認を

エジプトの観光地は料金改定の頻度が高く、この博物館も例外ではありません。訪問前にエジプト観光考古省の公式チケットサイトで最新情報をご確認ください。

また、エジプトの主要施設ではチケットがカード払いになっていることが多く、私が訪れた2024年11月もカード払いでした。現在の支払い方法は変わることもあるので、カードは必ず持っていくものとして準備しておくと安心です。

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効率よく回るコツ・注意点

効率よく回るコツ

  • 開館直後(9時台)が最も空いていておすすめ
  • ツアー客は1階から回ることが多いため、開館直後は2階が穴場。2階から先に見るのも手
  • 館内は広大なので、見どころを絞って回るのが現実的。全部じっくり見ると時間が足りません
  • チケット窓口の締め切りに注意。公式の記載が15時終了と16時最終入場に分かれているので、午後から向かうなら15時までに入場を目標にするのが安全です
  • 私が訪れた2024年11月は、館内はけっこう暑く感じました。季節や場所で体感は変わると思いますが、水は持っておいたほうがいいと思います

注意点

  • スマートフォン撮影は無料とされていますが、撮影制限のある区画があります。現地の案内に従うこと
  • トイレを利用する際にはティッシュを持ってると安心です
  • スリに注意。混雑時は貴重品管理を徹底すること
  • 展示品には絶対に触れない
  • 支払いは基本クレジットカード。チップ用の少額現金は別に用意しておくと安心です

「解説を聞きながら回りたい」なら

正直に書くと、この博物館は展示のキャプションが少なく、予備知識がないと「すごい石像がたくさんある」で終わりかねません。私も後から調べて「あれはそういう意味だったのか」と思うことが何度もありました。

ひとつ手軽な解決策として、公式サイトには外国人向けのオーディオガイドが75EGP(約225円)と案内されています。私が訪れたときは存在を知らずに素通りしてしまったのですが、これだけの規模の博物館で200円台なら、先に確認しておく価値はあったなと思います。

もう少ししっかり解説つきで回りたいなら、ガイド付きの現地ツアーを使う手もあります。掲載数が多くて価格帯を把握しやすいGetYourGuideやベルトラで調べてみてください。

→ カイロ発の観光ツアーを探す(GetYourGuide)
→ 日本語で予約できるエジプトの現地ツアーを見る(VeLTRA)

各社の違いや選び方は海外旅行の現地ツアー予約サイトおすすめ比較で解説しています。

エジプト考古学博物館を終えて

思わぬトラブルから始まったカイロ観光でしたが、この博物館に一歩足を踏み入れれば数千年前の世界へタイムスリップできる場所でした。

整然とした現代の博物館もいいけれど、歴史がそのままゴロゴロと転がっているような、このタハリール広場に面した考古学博物館。展示品の一部はギザの大エジプト博物館へ移設されましたが、この歴史ある建物の中で、無造作に、かつ圧倒的な密度で並ぶ遺物たちを眺める時間は、他では味わえない特別な体験になります。

「黄金のマスクが移設されたなら、もう行く価値がないのでは?」と思うかもしれません。でも実際には、カフラー王像やラーホテプとネフェルト像、ハトシェプスト女王像、そしてエジプト統一を物語る「ナルメル王のパレット」など、教科書級の遺物が今も大量に残されています。

むしろ、整然と整備された現代の博物館とは違い、歴史の重みがそのまま空間に漂っているような独特の雰囲気は、ここでしか味わえません。カイロを訪れるなら、ピラミッドと並んで押さえておきたいスポットだと思います。

よくある質問(FAQ)

Q. ツタンカーメンの黄金のマスクはまだここで見られますか?
A. 見られません。2025年10月にギザの大エジプト博物館(GEM)へ移設されました。マスク目当てなら行き先はGEMです。

Q. 黄金のマスクが無いなら、行く価値はありますか?
A. あると思います。カフラー王像、ラーホテプとネフェルト像、ナルメル王のパレット、ユヤとトゥウヤの副葬品など教科書級の名品が残っています。じつはタニス出土のプスセンネス1世の黄金マスクもここにあるので、「黄金のマスクが一切見られない」わけでもありません。

Q. 王家のミイラはどこで見られますか?
A. 2021年4月にエジプト文明国立博物館(NMEC)へ移されました。ラムセス2世やハトシェプスト女王のミイラもそちらです。

Q. 入場料はいくらですか?
A. 2026年9月時点の公式サイトの記載では、大人550EGP・学生275EGPです(約1,650円/約825円)。6歳未満は無料とされています。

Q. 何時まで入れますか?
A. 開館は9時です。終わりの時刻は公式サイト内でも記載が分かれていて、チケットサイトは「最終入場16時」、観光考古省の博物館ページは「チケット窓口は15時で終了」となっています。遅くとも15時までに入場する前提で動くのが安全だと思います。

Q. 写真は撮れますか?
A. 公式サイトでは携帯電話での撮影は無料とされています。ただし区画によって撮影が制限されている場所があります。私も撮影禁止エリアにスマホを向けて、警備の方に鋭く睨まれました(笑)。

Q. 所要時間はどれくらいですか?
A. 普通にまわって2〜3時間、じっくり見るなら4〜5時間はかかると思います。展示量が多いので、先に見たいものを決めておくのがおすすめです。

Q. 現金は必要ですか?
A. チケットはカード払いが基本です。ただしトイレやチップには現金が要る場合があるので、少額紙幣は別に用意しておくと安心です。

今回訪れた場所一覧

スポットひとことマップ
エジプト考古学博物館この日の目的地。1902年開館の老舗博物館地図を見る
タハリール広場博物館はこの広場に面しています地図を見る
エジプト文明国立博物館(NMEC)王家のミイラの移設先。※私は未訪問です地図を見る
大エジプト博物館(GEM)黄金のマスクの移設先。※私は未訪問です地図を見る

※本記事の入場料・時間・展示状況は、記事更新時点(2026年9月)に公式サイトや報道で確認できる情報をもとに記載しています。館内の様子は2024年11月の訪問記録です。エジプトの料金改定は頻繁なため、訪問前に必ず公式情報をご確認ください。


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