前回の記事は↓
【エジプト旅行⑫】カイロ空港ターミナル3で大混乱!?3時間遅延からまさかの搭乗劇
カイロ空港の喧騒が嘘のように、飛行機が飛び立ってしまえばルクソールまではわずか1時間の快適な空の旅でした。
19:40過ぎ、ルクソール国際空港に無事着陸。タラップを降り、夜の乾いた風を感じながらターミナルへの移動バスに乗り込みます。

「ついに、古代エジプトの王たちが眠る街に来たんだ……」
暗闇に包まれた空港の静けさが、かえって旅情をかき立てます。

ルクソール空港から市内のホテルへの移動方法。なぜ「空港送迎」を予約したのか?
今回、私は事前にAgoda(アゴダ)で空港送迎を予約していました。その理由は、ルクソールの特殊な交通事情にあります。
- Uberが使えない:カイロであれほど便利だったUberですが、ルクソールはサービス対象外。
- タクシー交渉のハードル:夜着の便だとタクシーが少なかったり、いたとしても法外な値段をふっかけられたりと、値段交渉がかなり面倒だという情報があったからです。
- 何より驚いたのはその安さ。日本円でわずか867円!(2024年の価格です。現在は少し高くなってるようです)

Googleマップによるとホテルまでは約8.9km、車で18分ほどの距離。この距離を深夜にストレスなく移動できるなら、予約しない手はありません。

ドライバーとの再会
出口を出て人混みの中に目を向けると、私の名前を書いたボードを掲げている男性を見つけました。
「あ……!」
カイロ空港でWhatsAppを送った、あのドライバーさんです。
「3時間遅延する」と言ったり、直後に「やっぱり予定通り飛ぶ」と言ったり……。こちらの二転三転する連絡に振り回されたはずなのに、彼は嫌な顔ひとつせず、満面の笑みで迎えてくれました。
「Welcome to Luxor!」
その一言に、今日一日の疲れが吹き飛ぶような思いでした。

エジプト流「情熱の営業」に圧倒される
車内は快適そのものでしたが、道中の会話はなかなかパワフル。
「明日はどこに行くんだ?」「安く連れて行くよ!」と、ドライバーさんの営業が始まります。
すでに翌日以降の予約は済んでいたのでその旨を伝えると、「いくらだった?それより安くするから!」と食い下がります(笑)。
最終的には「何かあったらWhatsAppで連絡してくれ」と言って諦めてくれましたが、その仕事熱心さ(?)には脱帽。エジプトの方のバイタリティを肌で感じた夜でした。
WhatsAppに関して以下の記事内で説明してます↓
【エジプト旅行⑫】カイロ空港ターミナル3で大混乱!?3時間遅延からまさかの搭乗劇
でも、これだけ熱心なのは彼らが必死に生きている証拠ですね。
彼にはお世話になったので100エジプトポンド(約300円)ほどチップを渡し車を降りました。
エジプトのチップ文化「バクシーシ」
エジプトを旅すると、必ず耳にする言葉が「バクシーシ(Baksheesh)」。
これは日本の「チップ」に近いものですが、単なるサービス料ではありません。イスラム教における「施し・喜捨」の考え方に根ざした文化的な習慣で、困っている人を助けることを美徳とする価値観が背景にあります。
- なぜ必要?:観光業に携わる人々の給与は低く抑えられており、チップが生活の糧になっているためです。
- 準備:5・10・20ポンドなどの少額紙幣を常に用意しておきましょう。
チップを渡すときは、アラビア語で「ありがとう」を意味する
「シュクラン(Shukran)」
と一言添えると、より喜ばれます。
ルクソールのホテル事情
ルクソールで宿泊したのは「Queens Valley Hotel(クイーンズ・バレー・ホテル)」。
※2026年現在、Googleマップでは「Rezeiky Hotel & Camp」という名前で表示されているようです。

ルクソール東岸にあるホテルで、ルクソール神殿まで徒歩圏内です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 宿泊 | 3泊4日(朝食付き) |
| 料金 | 11,602円(1泊あたり約3,860円) |
| 予約サイト | Trip.com |
| エリア | ルクソール東岸・神殿徒歩圏内 |
立地も良く、どこか懐かしい雰囲気のあるホテルでした。


【補足:ホテル選びのアドバイス】
価格と立地のバランスが良く、個人的には非常に満足できる宿でした。ただ、選ぶ際には以下のポイントを参考にしてみてください。
こんな人におすすめ:
- 宿泊費を抑えて、その分観光や食事にお金を使いたい
- 遺跡へのアクセス重視!立地の良さを優先したい
- エジプトらしい「古き良き(少しレトロな)」雰囲気を楽しめる
注意が必要な人:
- 日本のビジネスホテルのような、ピカピカで清潔な設備を期待する方
- アパホテルや東横インみたいな感じと考えてると残念な印象を受けるかもしれません。(個人的にアパホテルや東横インはレベルの高いホテルだと思います)
- 水回りやアメニティにこだわりがある方
「ホテルでは絶対にリラックスして贅沢に過ごしたい!」という方は、もう少し予算を上げて、5つ星クラスの外資系ホテルなどを選ぶのが正解かもしれません。
…しかし、事件はこのあと起きました。
チェックイン後、背の高いエジプト人男性が部屋まで案内してくれました。
途中、屋上にも連れて行ってくれて「ほら、あれが王家の谷だよ」と説明してくれます(※私の低レベルな英語リスニング能力では、そう解釈しました)(´∀`)
ライトアップされた丘の景色と、遠くに見えるルクソールの街並みに感動。

部屋の説明が終わり、
「Okay, thank you!」
と伝えたのですが――
彼が部屋から出ていかないのです。
……
(5秒経過)
……
(10秒経過)
……
\(°o°)/
「あっ、チップだ!」
これが噂に聞いていた“チップ待ちの沈黙”だったのです。
慌ててポケットからお金を取り出して手渡します。
危うく文化の違いで気まずい空気になるところでした……。
エジプトのコンセント・電圧事情
エジプト旅行で意外と重要なのがコンセント問題。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コンセント形状 | 丸ピン2本の「Cタイプ」/日本のプラグはそのまま使えない |
| 電圧 | 220V(日本は100V) |
| 注意 | 日本専用機器(ヘアアイロン等)は火花・故障の恐れあり |
| 対応機器の確認 | 「100-240V対応」の表記があればOK |

私は旅行ではカシムラ「サスケ4」を愛用しています。世界各国のコンセントに対応しているので、海外旅行ではかなり便利です。
※コンセント穴が大きいためか、ゆるくて少しグラグラしていました。
ルクソールの観光は「東岸」と「西岸」に分かれる
ルクソール観光を理解するうえで重要なのが、ナイル川を挟んだ「東岸」と「西岸」の違いです。
古代エジプトでは、太陽が昇る「東」を生の世界、太陽が沈む「西」を死後の世界と考えていました。
| エリア | 性格 | 主な観光地 |
|---|---|---|
| 東岸(East Bank) | 生の世界・都市 | ルクソール神殿・カルナック神殿 |
| 西岸(West Bank) | 死後の世界・墓 | 王家の谷・ハトシェプスト女王葬祭殿・メムノンの巨像 |
まさに生と死の世界がナイル川を挟んで分かれているのです。ツタンカーメン王の墓があるのも西岸です。
ルクソールの夜へ
このときの時間は20:30頃。スマホを充電しながら荷物を整理し、
「少し夜の街を散歩しようかな」
「今日はもう休もうかな」
と少し悩みました。長旅で疲れてはいましたが、エジプト初日で気分は最高潮。
「少しだけルクソールの夜を歩いてみようかな」
そう思い、ホテルの外へ出てみることにしました。
次回:ルクソール夜散歩へ続く
ルクソールには多くの見どころがあります。
王家の谷やルクソール神殿など、ルクソール観光のまとめはこちらの記事で紹介しています。
→ ルクソール観光まとめ


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