シタデルで絶景を堪能したあとは、次なる目的地「ルクソール」へ向かうため、再びカイロ空港へ戻ります。シタデルの麓まで歩いて下り、Uberを手配。カイロ特有の活気ある渋滞に揺られながら、空港へと向かいました。
前回の記事:【エジプト旅行⑪】圧巻の美しさ!シタデルの「ムハンマド・アリー・モスク」内部と絶景

シタデルからカイロ空港までのUber料金は¥493でした。
カイロ空港ターミナル3(T3)に到着

今回のフライトはターミナル3(T3)からの出発です。T3はエジプト航空(EgyptAir)の拠点で、スターアライアンス加盟航空会社も多く利用するターミナルです。エジプトではターミナルを間違えると移動が大変なので、入口の航空会社一覧で自分の乗る便のロゴがあるかを最終確認しておくと安心です。

T3の制限エリア前の一般エリアは意外にもガランとしていて、お店があまりありませんでした。「それなら早めに保安検査を抜けよう」と思いゲートへ向かうと、まさかのストップ。出発の約3時間前からしか保安エリアに入れない運用のようで、結局ロビーで待つことになりました。

ひとり旅の相棒は音楽と電子書籍
あいみょんを聴きながら、事前に購入しておいた電子版の『地球の歩き方 エジプト』をスマホで読み込みます。『地球の歩き方 エジプト』はKindle Unlimited読み放題の対象外だったため有料購入でしたが、結果的に大正解。
エジプトに関する情報量が豊富で、次の目的地・ルクソールの予習をしながら過ごす時間は、不安をワクワクへと変えてくれました。
まさかの「3時間20分」遅延表示
出発3時間前になり、再びセキュリティチェックへ。今度は無事に通過することができました。制限エリア内は人が少なく静かな雰囲気。
搭乗ゲート確認のため電光掲示板を確認すると——
「3時間20分の遅延」

思わず目を疑いました。大幅な遅延にも驚きましたが、ルクソール空港からホテルまでは、事前にagoda(アゴダ)で空港送迎を予約済み。時間変更の連絡をしなければなりません。WhatsAppでドライバーにメッセージを送らなければなりません、Google翻訳で英文メッセージを作成し、Delayedと表示された掲示板の写真を載せてメッセージを送信しました。
しばらくして届いた返信は——
「問題ないよ。気をつけて。」
……めちゃくちゃいい人です。ひとまず安心。
💡 WhatsApp(ワッツアップ)とは?
日本でいうLINEのようなもので、海外ではこれが連絡手段の主流。電話番号さえ分かればメッセージが送れるので、今回のようなトラブル時の連絡に欠かせません。agodaの空港送迎は事前にドライバー情報が届くので、急な予定変更も直接やり取りできて非常に助かりました。
空港で初めての仮眠
遅延で待ち時間は5時間以上に。昨日から移動続きで、機内での仮眠しか取れていません。当然、猛烈な眠気に襲われます。
昨日ドバイ空港で寝ている人たちを見て「自分には絶対無理」と思っていたのに——まさか翌日に自分が空港で寝ることになるとは。(ドバイ空港で寝てる人たちの話はこちら)
スマホとスマートウォッチにアラームをセット。バックパックに鍵をかけ、肩紐を腕に巻きつけて防犯対策をして座った体勢で少し眠ることに。
しかし、慣れない環境では熟睡できず、うとうとする程度でした。
掲示板を信じてはいけない? ゲート前の大混乱
1〜2時間ほど経った頃、50メートルほど離れた搭乗ゲート前で大勢の人がざわついているのに気づきました。近づいてみると、あちこちで小さな議論が起きています。
「飛行機、時間通りに飛ぶんじゃないか?」「いや、そんなわけないだろう」「でも、もう並んでる人いるぞ?」
慌てて掲示板を確認。表示は依然として「遅延」のまま。館内放送なし・地上係員の姿もなし・時間変更のアナウンスもなし。完全に情報がない状態でした。
冷静に考えると、最初に誰かが勘違いして並び始め、それを見た人が連鎖的に「もう搭乗開始?」と勘違いしているだけでは……?そう思っていた、そのとき。
17:45頃、突然セキュリティゲートがオープン。
w(°o°)w
ゲート下から歓声まで聞こえてきました。さっきまでの推理は一体なんだったのか。空港特有の”情報のなさ”が、一気に緊張へと変わった瞬間でした。
本当にこの便で合っているのか?
「これは自分が乗る飛行機とは別なのか?」頭の中が一気に混乱しました。ただ、周囲の人たちも同様に戸惑った表情。どうやら状況がわからないのは私だけではないようです。とにかく並ぶしかない——チケット確認が回ってきたところで、すんなり通過。どうやら本当にこの便らしい。
エジプト国内線は男女別のセキュリティ検査
セキュリティ検査で、また珍しい光景に遭遇しました。検査レーンが男性と女性で完全に分かれているのです。知らずに男性列に並ぶ女性、女性列に並ぶ男性もいて、スタッフに誘導されていました。宗教的・文化的な配慮から、女性のボディチェックは女性係員が担当する決まりがあるようです。日本ではあまり見かけない光景に、改めてここがエジプトであることを実感しました。
⚠️ 女性の方へ:女性レーンに並びましょう
エジプト国内線では保安検査が男女別になっています。女性は必ず女性専用レーンに並んでください。
ドライバーへの再連絡ミッション
しかし、私には急いでやらなければならないことがありました。「3時間20分遅延」と伝えたドライバーに、まさかの出発時間復活を知らせる再連絡です。英語はほぼ中学レベル、いや、それ以下かもしれない私。セキュリティ検査の列に並びながら「えーと、来てほしいはplease pick me upでいいか?、定刻はon timeだったかな?、元に戻ったはなんて言えばよかったっけ?……」と頭の中で単語をかき集め、Google翻訳で補完しながらなんとかメッセージを完成させました。検査を通過してすぐに送信。我ながらよくやった、と思いました。
驚異の確率!「私の席に誰かいる」事件・再び
自分の座席を探していると、またしても見覚えのある光景が——知らない男性が私のに座っています。ドバイのエミレーツ航空に続き、まさかの再発です。(前回の「私の席に誰かいる」事件はこちら)
男性はすぐに気づき、「ここ君の席かい?私の席は一つ後ろなんだけど、友人の隣に座りたいから代わってくれない?」といった内容を伝えてきました。
同じ窓側席で断る理由もないので、彼に席を譲り後ろの席へ移動。
この旅、ここまで4回飛行機に乗って2回他人が自分の席に座っている。2回に1回の高確率です。私の座席、人気スポットなのかもしれません。
席に落ち着き、スマホを確認すると、ルクソール空港からホテルまで送迎してくれるドライバーから連絡が入ってました。
再度の時間変更にもかかわらず「OK」と返信が届いていて、ようやく気持ちが落ち着きました。

まとめ:エジプト国内線で知っておきたいこと
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| チェックイン可能時刻 | 保安エリアへの入場は出発約3時間前から |
| 電光掲示板の信頼性 | 遅延表示のまま突然搭乗が始まることがある。ゲート周辺の様子も要確認 |
| セキュリティ検査 | 男女別レーン。女性は必ず女性専用レーンへ |
| 連絡手段 | WhatsAppが現地の主流。遅延時のドライバー連絡に必須 |
| ターミナル3 | エジプト航空拠点。一般エリアのお店は少ない |
情報の少なさに振り回され、何度も不安になりましたが、振り返ればそれもまた旅の醍醐味。3時間以上の遅延表示は結局なんだったのか……ほぼ定刻に近い時間に離陸し、結果オーライではありましたが、エジプトの空港運用の洗礼を浴びた気分でした。次はいよいよ、古代遺跡の街ルクソールへ——。



コメント