※この記事は連載「ローカル飯と夜景を追う、台湾縦断ひとり旅。」の第13話です。
前回の記事は→台南・赤崁楼の入場料・見どころ・所要時間|オランダ時代の城跡と2階からの眺め【台湾縦断ひとり旅⑫】
赤崁楼を見学したあとは、台南の甘いものめぐりへ。
まずは1875年創業の老舗のお菓子屋さん旧来発餅舗で名物のポンビンを買い、そこから地元の市場を抜けて、80年続く昔ながらの豆花(トウファ)のお店無名豆花へ。
無名豆花では、小豆の豆花を50元で実食。日本語メニューがあり、中国語が話せなくても指さしで注文できました。この記事では、無名豆花のメニュー・値段・営業時間・行き方を、2026年10月の訪問体験をもとに紹介します。途中で立ち寄った旧来発餅舗のポンビンについてもまとめました。
⚠️ 現金を用意しておくと安心
私が訪れた2026年10月は、旧来発餅舗でも無名豆花でもクレジットカードが使えないと言われ、現金で払いました。旧来発餅舗の公式サイトではタッチ決済のクレジットカードやLINE Payなどに対応と案内されていますが、そのときによって違うこともありそうです。台南のローカル店をめぐるなら、小額の台湾ドルを用意しておくと安心です。
赤崁楼から旧来発餅舗へは歩いて8分
赤崁楼から旧来発餅舗(台湾では「舊來發餅舖」)までは、ゆっくり歩いて8分くらいでした。
赤崁楼の横の道を歩いていくと、赤崁楼の赤い透かし塀がずっと続きます。塀の途中には、青い柱と白い扉の「蓬壺書院」の門もあり、通りから見るだけでも雰囲気があります。


途中には、「和風茶の専門店」とカタカナで書かれた「八曜和茶(ハチヨウワチャ)」というお茶のお店も。台湾の街なかで突然カタカナが出てくると、ちょっとうれしくなります。

1875年創業の老舗お菓子屋さん「旧来発餅舗」
お店の上には、刺しゅうの入った赤い横断幕。そこには「舊來發餅舖 創立於壹捌柒伍年」、つまり1875年創業の文字があります。黄色い看板には「府城百年老店」(府城は台南の昔の呼び名)。店先ではピンクの亀のキャラクターが出迎えてくれました。

ガラスに貼られた新聞記事には「150年 舊來發餅舖」「第5代接班(5代目が受け継ぐ)」の見出しが。家族で代々守ってきたお店のようです。

ショーケースには、ごまをまぶしたお菓子、袋詰めの焼き菓子、お祝い用の紅白のお菓子がぎっしり。2026年は午年だからか、かわいい馬の絵が描かれた丸いお菓子も並んでいました。
店の奥の壁には、賞状や写真、新聞の切り抜きが一面に。長いあいだ地元で愛されてきたお店なんだなと伝わってきます。

名物のポンビン(椪餅)を50元で購入。カードは使えず現金で
私が買ったのは、名物のポンビン(椪餅)を1つ。店先の看板には「黒糖香餅(椪餅)」と書かれていました。ポンビンは、丸くふくらんだ台南の伝統的なお菓子で、中が空洞になっているのが特徴とされています。私が訪れたときは、1個から買えました。
お値段は50元(約260円)。クレジットカードが使えるか聞いてみたところ、使えないとのことだったので、現金で払いました。LINE Payは使えるようなことを言っていて、店先にもLINE Payのステッカーが貼ってありました。
ここでは食べずに、持ち帰りにしました。
実際に食べたのは、帰国してから。食べてみると、なんとなくどこかで食べたことのあるような味がして、頭に浮かんだのが沖縄で食べたことのある伝統菓子「タンナファクルー」でした。とはいえ、タンナファクルー自体あまり食べたことがないので、気のせいかもしれません(笑)。
黒糖の素朴な甘さがある、どこか懐かしい感じのお菓子でした。
「since 1875」と書かれた赤い箱がかわいくて、おみやげにも喜ばれそうです。
ちなみに、旧来発餅舗の向かいには廟がありました。路地の奥に立派な屋根が見え、入口の石には「開基天后宮」の文字。ここは「開基天后宮」という媽祖廟のようです。台湾は本当に廟が多いです。

市場と廟を抜けて、無名豆花へ歩いて12分
旧来発餅舗から無名豆花までは、ゆっくり歩いて12分くらいでした。
道ばたには紫色のきれいな花が咲いていて、思わず足を止めて写真を撮りました。

さらに進むと、地元の人たちでにぎわう市場の中を通ります。野菜や魚、洋服の屋台が並び、バイクに乗ったまま買い物をしている人も。観光地とはまた違う、台南の日常の風景を見られるのも、街歩きの楽しいところです。

「無名豆花」に到着。看板には「80年伝承」の文字
無名豆花に着いたのは10:15頃。このときは、ほかのお客さんはいませんでした。
黄色い横断幕には「無名豆花」と「古早味80年傳承(昔ながらの味を80年受け継ぐ)」の文字。店内のメニュー板には「70年正傳統豆花」と書かれていました。年数が違う理由は分かりませんが、どちらも長く受け継いできた味をアピールしていることが伝わってきます。

入口のガラスには、日本の雑誌「anan」の台湾特集で紹介されたページも貼られていました。日本人にも知られているお店のようです。

無名豆花のメニューと値段。日本語メニューもある
入口のガラスには、手書きの日本語メニューも貼ってありました。
| メニュー(日本語メニューの表記) | 値段 |
|---|---|
| レモン加えるパール(檸檬加珍珠) | 60元(約310円) |
| レモン、パール、小豆、はと麦、緑豆、ココナッツ、チョコレート | 各50元(約260円) |
| 豆乳 | 30元(約150円) |

店内の壁のメニュー板には、トッピングなしの「傳統豆花」が40元、トッピングを1種類増やす「多加一種料」が10元とも書かれていました。また、「2026年から原材料の値上がりで各品目5〜10元値上げします」という貼り紙もあったので、値段は変わることがありそうです。
ちなみに、入口に貼られていたananの記事には「日本語メニューなし」と書かれていましたが、私が訪れた2026年10月には手書きの日本語メニューがありました。いつから用意されているのかは分かりませんが、日本語を見ながら注文できるのはありがたいです。
💡 無名豆花の基本情報
- 店名:無名豆花
- 住所:台南市北区北忠街176號(店頭のananの記事より)
- 営業時間:9:30〜17:00(訪問時の店頭の掲示より)
- 定休日:火曜・水曜(訪問時の店頭の掲示より)
- 値段:豆花は50元前後(トッピングなしは40元)
- 支払い:訪問時はクレジットカード不可で、現金で払いました。
- 日本語メニュー:あり(手書き)
※2026年10月時点。ネット上の情報には営業時間や定休日が違うものもあるので、訪れる前に最新情報を確認してください。
指さしで「小豆」と注文。カードは使えず現金50元
私が注文したのは、小豆の豆花。メニューを指さしながら「小豆」と言って注文しました。
ここもクレジットカードは使えないと言われたので、現金で50元(約260円)を払いました。メニュー板には「請先結帳(先にお会計を)」と書かれていて、先払いのお店のようです。
注文したあとは、「ここに座って」という感じで外のテーブルに案内されました。
冷たい小豆の豆花が、暑い台南にうれしい
運ばれてきたのは、赤いお皿にたっぷりの小豆がのった豆花。白い豆花の上に、つやつやの小豆と黒糖のシロップがかかっています。

ひと口食べると、ひんやり冷たくておいしい!特に小豆がおいしかったです。ほろっとやわらかく煮た小豆のやさしい甘さに、つるんとした豆花と冷たいシロップがよく合って、歩き回って暑くなった体にしみわたりました。
この日は暑かったので、正直なところ、エアコンの効いた室内があるならそこで食べたかったのですが、調理も洗い物も外でやっていたので、室内の席はないのかもしれません。建物の中は見えなかったので、実際どうなっているのかは分かりませんでした。
🌿 暑い日の無名豆花は、日差し対策をして行こう
私が食べたのは屋根の下の外のテーブルでした。日なたは避けられますが、エアコンはないので、暑い日はハンディファンや飲み物があると快適です。冷たい豆花は、街歩きの途中のクールダウンにぴったりでした。
台南の老舗スイーツはしごで感じたこと
150年続くお菓子屋さんと、80年続く豆花のお店。どちらも観光地から歩いて行ける距離にあって、途中では市場や廟など、台南の日常の風景も楽しめました。
2軒とも訪問時は現金払いでしたが、豆花は日本語メニューを指さして「小豆」と言うだけで注文できたので、中国語が話せなくても大丈夫。冷たい小豆の豆花は、暑い台南の街歩きのごほうびにぴったりです。
次の記事は→台南孔子廟の入場料・見どころ|日本語パンフレットと伝統楽器の生演奏【台湾縦断ひとり旅⑭】










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