※この記事は、2026年7月に上海へ行ったときに私が実際に申請した記録です。制度まわりの情報は、2026年9月に国家移民管理局・駐日中国大使館・在中国日本国大使館の公式発表を確認し直して更新しています。
中国に入国するとき、以前は機内などで配られる紙の入国カードに記入していましたが、それが2025年11月20日から、オンラインで事前に入国カードの情報を申告できるようになりました。
ただし、紙の入国カードが完全になくなったわけではありません。ここは少しややこしいので、あとで整理します。
「オンラインでやるほうが楽らしい」とは聞いていたものの、中国政府の公式サイトに自分のパスポート写真をアップロードしたり申告するというのは、なかなか難しそうです。私は上海到着の5日前、家でスマホを握りしめながらビビりながらやりました。
結論から言うと、全部日本語表示にできますし、10分ほどで終わりました。ただ、途中で「え、これ何を書けばいいの?」と手が止まる欄がいくつかあります。この記事では、実際の申請画面を1枚ずつ追いながら、迷いやすいポイントを潰していきます。
⚠️ 先に、いちばん大事なことを
中国国家移民管理局が提供するオンライン入国カード申告は、無料です。有料の「登録代行サイト」と公式サイトを間違えないよう注意してください。
日本の国民生活センターは2026年7月1日に、「電子入国カード登録代行サイト」のトラブルについて注意喚起を公表しました。検索結果で上位に表示されたサイトを公式だと思って手続きしたところ、無料のはずが後日カードに請求があった、返金を求めても返信がない——そんな相談が寄せられているそうです。
検索して上に出てきたサイト=公式、ではありません。この記事では、駐日中国大使館の告知に載っている公式URLを後ほど紹介します。
参考:国民生活センター「各国政府公式サイトから登録すれば、無料だった!?」(2026年7月1日)/もし支払ってしまった場合は、消費者ホットライン「188」や越境消費者センター(CCJ)に相談できます。
この記事でわかること
- 中国の入国カードが今どうなっているのか(紙?電子?)
- そもそも中国旅行にビザは必要なのか(2026年時点の最新)
- 自分は申告が必要なのかどうか
- 何日前から申請できるのか(情報が割れている問題)
- 申請の全手順(実際の画面つき)
- 「英語の姓」「連絡先」など、迷いやすい欄の書き方
- 現地の空港に着いてからの流れ(審査・指紋・税関)
- 2026年9月に変わった新ルールと、「スマホの中身を見られる」噂の話
先に結論|中国の入国カード、どうすればいい?
- 申告は無料。公式サイト(s.nia.gov.cn)からスマホで、日本語表示のまま私は10分ほどで終わった
- 事前にオンラインで申告すること自体は必須ではない。ただし入国カードの申告そのものは対象者には必要(ここは別の話です)
- 事前に申告できなかった場合は、到着後にスマホ・現場のスマート端末・紙のカードでの申告も認められている
- 公式の案内には「何日前から」という日数の記載が見当たらない。私は5日前に申告できた
- 私が上海・浦東空港で入国したときは、QRコードの提示を求められなかった。ただし空港や時期で運用は違う可能性があるので、保存はしておく
※この記事の「入国カード」は入国審査のための申告で、税関の申告とは別の手続きです。以下、実際の申請画面を1枚ずつ追いながら説明します。
迷いやすい欄の記入例(私が実際に入力した内容)
| 入国便名/列車番号/船名 | 中国に到着する飛行機の便名 → 詳しく |
| 連絡先 | 81から始めて頭の0を取る(070-1234-5678 → 817012345678) |
| 有効なビザなどの入国許可を持っていますか | ビザなしの観光なら「いいえ」→ 入国措置は「ビザ免除入国」 → 詳しく |
| 中国での招待元がいますか | 個人旅行なら「いいえ」 → 詳しく |
| 出国のスケジュールは確認されましたか | 帰りの便が決まっていれば「はい」→ 出国便を入力 |
中国の入国カードは、2025年11月からオンライン申告に
駐日中国大使館の告知によると、2025年11月20日から、外国人は中国に到着する前に入国カードの情報をオンラインで申告できるようになりました。
申告できる入口はいくつかあります。
- 国家移民管理局(NIA)の公式ウェブサイト
- 行政サービスプラットフォーム
- 「移民局12367」アプリ
- WeChat または Alipay(アリペイ)のミニプログラム
- 入国カード記入用のQRコードをスマホで読み取る
私が使ったのは、いちばんシンプルな公式ウェブサイトです。アプリを入れる必要も、WeChatのアカウントを作る必要もありません。ブラウザで開くだけです。
公式サイト(2026年9月時点)
中国国家移民管理局|外国人入国カード オンライン申告
https://s.nia.gov.cn/ArrivalCardFillingPC/
URLに「PC」と入っていますが、スマホでこのURLを開くと、自動でスマホ用の画面に切り替わりました(私が確認した範囲です)。パソコンから開く場合もそのままで大丈夫です。
駐日中国大使館の告知ページにも同じURLとQRコードが載っています。心配な方はそちらから入るのがいちばん確実です。

紙の入国カードが廃止されたわけではない。でも、配られなくなってきている
ここ、勘違いしやすいところです。オンライン化=紙の廃止、ではありません。
大使館の告知には、事前にオンラインで申告できなかった人は、中国に到着してからスマホでQRコードをスキャンするか、入国審査場に設置されたスマート端末で申告できると書かれています。そして、紙の入国カードで申告することも認められています。
とはいえ、到着してから慣れない端末を触るより、家で落ち着いて済ませておくほうが精神衛生にいいです。私は完全にそっち派です。
ただ、実際には紙を一度も見ませんでした。私が2026年7月に上海(浦東)へ入ったときは、機内でも到着ロビーでも紙の入国カードは配られていません。
一方で、国家移民管理局の公式案内では、今も紙の入国カードは利用できるとされています。空港や時期によって違うのかもしれませんが、少なくとも私が浦東で紙を見かけなかったのは事実です。
なので、「着いてから紙をもらって書けばいいや」と考えているとアテが外れる可能性はある——というくらいの受け止めが、ちょうどいいと思います。
そもそも、中国旅行にビザは必要?(2026年12月31日まで、30日以内の観光などはビザ免除)
入国カードの話に入る前に、ここを先に片づけておきます。申請画面の途中で「ビザを持っていますか?」と聞かれるので、知らないと手が止まります。
在中国日本国大使館の発表によると、日本の一般旅券(普通のパスポート)を持っている人は、30日以内の滞在であればビザなしで中国に入国できます。この措置は2026年12月31日(北京時間24時)まで延長されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 日本の一般旅券を持っている人 |
| 滞在期間 | 30日以内 |
| 対象の目的 | 商業、観光、親族訪問、交流訪問、30日を超えないトランジット |
| 期限 | 2026年12月31日まで(延長されるかどうかは未定) |
| 対象外 | 留学・就労など。事前にビザの取得が必要 |
2027年以降に行く方は、必ず確認を。この免除措置は「2026年12月31日まで」と期限が区切られています。過去には1年ごとに延長されてきましたが、その先どうなるかは現時点ではわかりません。年末以降の渡航を考えている方は、大使館の最新発表を見てから航空券を取るのが安全です。
この「ビザ免除で入る」という前提が、あとで出てくるStep 6の「入国措置=ビザ免除入国」につながります。覚えておいてください。
自分は入国カードの申告が必要?
日本のパスポートで観光目的に飛行機で入国するなら、まず申告対象と思っておけば大丈夫です。申請フォームの最初に「申告が不要な人」のリストが出てきますが、永住権を持っている人や乗務員、団体ビザの人など、かなり特殊なケースに限られます。
申告が不要な人のリスト(該当しそうな方はこちら)
駐日中国大使館の告知では7種類にまとめられています。下は、2026年7月に私が申請したときの「フォーム記入要項」に表示された8項目です(分け方が少し違うだけで、中身はほぼ同じです)。
- 有効な中華人民共和国外国人永久居留身分証の所持者
- 有効な香港・マカオ住民内地往来通行証(非中国籍)の所持者
- 24時間以内で空港の制限地域から離れないトランジットの方
- 団体旅行ビザ免除または団体ビザを持っている観光団体のメンバー
- 外国籍の飛行機・船舶・車両などの交通運輸機関従事者
- クルーズで入・出国し、同じクルーズで出・入国する外国人の方
- 出入国証書の集中提出による礼遇条件を満たす方
- 出入国検査Eチャンネルを利用して入国した外国人の方
※掲載場所によって項目の分け方が少し違うようで、駐日中国大使館の告知では7項目としてまとめられています(上の⑦と⑧にあたる部分が「E-Channel(ファストトラック)で入国する方」などの表現になっています)。中身はほぼ同じですが、最新の表示は申請時にご自身の目で確認してください。
申請前に手元に用意するもの
途中で「あ、便名わかんない」とか「滞在先ホテルの住所わかんない」と中断すると地味に面倒なので、先に集めておきます。
| 用意するもの | 使う場面 |
|---|---|
| パスポート(現物) | 顔写真ページを撮影してアップロード |
| 入国便の便名 | 基本情報の申告 |
| 出国便の便名・日付 | スケジュール情報の記入 |
| 滞在先ホテルの住所 | スケジュール情報の記入 |
| 自分の電話番号・メールアドレス | 個人情報の申告 |
| スマホ(カメラ+ネット接続) | 全工程 |
ホテル住所は、予約確認メールを開いてコピペすると一瞬です。
地味に重要:宿が決まっていないと、この申告はできません
滞在先の住所は必須項目です。「現地で決めよう」と思っていると、事前申告の時点で詰みます。逆に言えば、宿さえ押さえてしまえば、私の場合は申告が10分ほどで終わりました。
まだ宿が決まっていない方は、先にこのあたりで押さえてしまうと楽です。私は上海の宿を探すときにこの2つを見ました。
- 上海のホテルを探す(Trip.com)|中国系の宿の掲載が強く、日本語でサポートまで完結します
- 上海のホテルを探す(Agoda)|アジア圏の宿の掲載数が多く、直前割が出やすい印象です
航空券のほうも、入国便名と出国便名の両方を聞かれます。予約確認メールを開いておくか、まだ取っていない方は先に押さえておきましょう。上海行きの航空券を探す(Trip.com)
中国の入国カードは何日前から申請できる?「72時間前から」は本当?
ここ、調べれば調べるほど情報が割れます。実際に見つけた説を並べてみます。
| 見かけた説 | 言っているところ |
|---|---|
| 到着の72時間前(3日前)から | 金融機関や旅行系メディアの解説記事 |
| 到着の3日前から | 旅行予約サイトのガイド記事 |
| 3か月先の入国日まで選択できる | 旅行会社が配布している申請手順の案内 |
| QRコードの有効期限は24時間。早すぎると使えない | 個人ブログ |
| 記載なし | 国家移民管理局の通知、駐日中国大使館の告知(=公式) |
つまり、公式の通知には「何日前から」という記載が見当たりません。私が調べた限りでは、大使館の告知にも、国家移民管理局の通知にも、日数の条件は書かれていませんでした。
私の実績:5日前に申請して、問題なく入国できました
申告したのは2026年7月11日、上陸日は7月16日。5日前です。レシート画面にも「申告期日 2026-07-11/上陸日 2026-07-16」と並んで表示されていましたし、入国も問題ありませんでした。
ただし、私は入国審査でQRコードを提示する場面が一度もなかったので、「QRコードそのものの有効期限」については検証できていません。そこはわかりません。
ここで大事なのは、これはあくまで「私が5日前に申告できた」という実体験であって、「何日前でも必ず申告できる」という意味ではないということです。公式に日数が明記されていない以上、「◯日前なら確実」と言い切れる人は誰もいません。
なので私の結論はシンプルです。宿泊先と航空券が決まったら、渡航直前まで先延ばしにせず、実際に申告画面を開いてみてください。その場で上陸日が選べて提出まで進めれば、それが答えです。ネットの「◯時間前から」という説を信じて待つより、自分の目で確かめるほうが早くて確実です。
【画面つき】オンライン入国申告の全手順
ここからは実際の画面を追っていきます。所要時間は、必要な情報が手元にあれば10分ほどです。
Step 1|サイトを開いて日本語に切り替える
公式サイトを開くと、最初は中国語または英語で表示されます。ここで慌てないでください。右上の「Language」から日本語を選べます。


簡体中文・English・русский・Français・Español・العربية・日本語・한국어・ລາວ・Монгол・မြန်မာစာ……と、けっこうな数の言語が並んでいます。日本語はリストの中ほどにあります。
ちなみに左上には「シニアモード」というボタンもありました。文字が大きくなるモードのようです。スマホの小さい文字がつらい方はこちらもどうぞ。
Step 2|「入国申告」を選ぶ
トップ画面にボタンが2つあります。

| ボタン | 対象 |
|---|---|
| 入国申告 | こちらを選びます(一般の外国人旅行者) |
| 辺境住民入国申告 | 北朝鮮・モンゴル・パキスタン・ネパール・ミャンマー・ラオス・ベトナムなど7カ国の辺民証明書を持っている人 |
日本のパスポートで観光に行く場合は、迷わず上の「入国申告」です。
Step 3|記入要項に同意する
さきほどの「申告が不要な人リスト」が表示されます。ざっと読んで、自分が該当しないことを確認したら、画面下の「承知しました」をタップ。
最後の一文に「申告漏れ、隠し申告などの虚偽行為がある場合、法律に基づき入国や一時入国を拒否される恐れがあります」とあります。おどかすつもりはありませんが、適当に埋めずに正直に書きましょうという話です。
そしてこの一文、2026年9月からさらに重みが増しました。詳しくは記事の後半「2026年9月15日から、新しい規則が始まりました」で書きますが、ビザ申請時や入国審査時に虚偽の資料を出したり、うその申し立てをしたりした場合の入国禁止が規定に盛り込まれました(単純な入力ミスの話ではありません)。
Step 4|パスポートを撮影してアップロード
「本人確認書類の種類」で「一般旅券」を選び、パスポートの顔写真ページを撮影します。

画面に見本の図が出ているので、そのとおりの向き・枠に収めればOKです。撮ると自動で文字が読み取られ(OCR)、私の場合は次の画面に氏名・パスポート番号・生年月日などが自動入力されました。ここが地味にありがたい。
コツ:反射でうまく読み取れないことがあります。窓際の自然光で、パスポートを平らな机に開いて、真上から撮ると成功しやすいです。読み取りが失敗しても、次の画面で手入力すれば問題ありません。
Step 5|基本情報の申告(入国便名/列車番号/船名など)
読み取られた内容の確認と、フライト情報の入力です。

| 項目 | 入力内容 |
|---|---|
| 英語の姓 * | パスポートどおりのローマ字(例:YAMADA) |
| 英語の名 | パスポートどおりのローマ字(例:TARO) |
| 性別 * | 男性/女性から選択 |
| 生年月日 * | 年・月・日をそれぞれ選択 |
| 国/地域 * | Japan(JPN) |
| 本人確認書類の種類 * | 一般旅券 |
| 本人確認書類の番号 * | パスポート番号 |
| 入国時の交通手段 * | 飛行機 |
| 入国便名/列車番号/船名 * | 中国に到着する便の便名 |
| 入国都市 * | Shanghai など |
| 入国港 * | 空港を選択。上海浦東空港はPudong |
「入国便名/列車番号/船名」は、飛行機・列車・船のどれで入国しても使える共通の欄なので、こういう名前になっています。飛行機なら便名(例:JL123 のような航空会社コード+数字)を入れます。予約番号ではありません。乗り継ぎがある場合は、中国に到着する最後の便の便名です。
「入国港」は、都市を選ぶとその都市の空港がリストで出てきます。上海の場合はHongqiao(虹橋)とPudong(浦東)の2つ。ここを間違えると当然おかしなことになるので、航空券の到着空港をちゃんと見て選んでください。
ここで詰まりやすい:「英語の姓」と「英語の名」を逆に入れてしまうミスが本当に多い項目です。パスポートを開いて、書いてある位置のまま写してください。
ちなみに、入国カードの類で出てくる英語表記はこのあたりです。中国の画面は日本語なので迷いませんが、他の国では英語のまま出てくることが多いので覚えておくとラクです。
| 英語表記 | 意味 | 入力例 |
|---|---|---|
| Surname / Family Name / Last Name | 姓 | YAMADA |
| Given Name(s) / First Name | 名 | TARO |
| Middle Name | ミドルネーム | 日本人は通常空欄 |
ほかの国の入国カードによく出てくる英語(Occupation、Port of Embarkation など)は、入国カードの書き方と英語の意味まとめに一覧にしています。
Step 6|個人情報の申告
ここがいちばん「え、なにこれ」となる画面かもしれません。

| 項目 | 書き方 |
|---|---|
| 中国語の名前 | 任意。空欄でOK。漢字表記の中国語名がある人だけ |
| 生まれた国/地域 * | Japan(JPN) を選択。その下の欄に生まれた都道府県・都市をローマ字で(例:Tokyo、Osaka、Fukuoka、Kanagawa) |
| 連絡先 * | 国番号81から始めて、頭の0を取った番号。070-1234-5678 なら「817012345678」 |
| 電子メール | 必須マークはないが、入れておくと完了後のQRコードをメール送信できる |
| 有効なビザなどの入国許可を持っていますか * | ビザなし観光なら「いいえ」 |
| 入国措置 * | 「ビザ免除入国」を選択 |
電話番号の「頭の0を取る」は、海外の入力フォームあるあるです。ここで間違える人が多いので気をつけてください。
「有効なビザなどの入国許可を持っていますか」は何を選ぶ?
「有効なビザなどの入国許可を持っていますか」で「はい」を選ぶと、下に「ビザ番号」の入力欄が現れます(ビザをお持ちの方はここに番号を入力します)。
逆に「いいえ」を選ぶと、ビザ番号欄が消えて「入国措置を選択してください」が出てきます。ここで「ビザ免除入国」を選びます。観光でビザなしの人が「はい」を選んでしまうと、存在しないビザ番号を求められて詰みます。落ち着いて「いいえ」を選んでください。
さきほど書いたとおり、日本のパスポートで30日以内の観光ならビザは不要(2026年12月31日まで)。だからここは「いいえ」→「ビザ免除入国」で合っています。
Step 7|スケジュール情報の記入(招待元・出国のスケジュール)
最後の入力画面です。滞在予定と出国便の情報を入れます。

| 項目 | 書き方 |
|---|---|
| 入国目的 * | 観光なら「観光・レジャー」 |
| 上陸日 * | 中国に着く日。日本を発つ日ではない点に注意 |
| 中国国内の予定訪問先 * | 画面の案内どおり「滞在期間の一番長い都市」を選ぶ |
| 中国国内の予定経由/訪問先 | 任意。他にも行く都市があれば「+」で追加 |
| 中国での滞在先住所 * | 都市を選択し、下の欄に宿泊先の住所。 |
| 中国での招待元がいますか * | 個人旅行なら「いいえ」 |
| 出国のスケジュールは確認されましたか * | 帰りの便が決まっていれば「はい」 |
「招待元」は、中国の会社や知人に招かれて行く場合の招待者のことです。ひとりで観光に行く個人旅行なら「いいえ」で大丈夫です。
「出国のスケジュールは確認されましたか」で「はい」を選ぶと、さらに出国情報の欄が開きます。
- 出国予定日
- 出国交通手段(飛行機)
- 出国便名/列車番号/船名
- 出国都市
- 出国港
ここで詰まりやすい:入国便名と出国便名の取り違えです。Step 5で入れるのは中国に着く便、Step 7で入れるのは中国から出る便。同じ航空会社だと便名が似ていて、私も一瞬「あれ、さっきと同じ番号入れてない?」と確認し直しました。
滞在先住所は、都市(Shanghai など)を選んだうえで、下の自由入力欄に詳しい住所を書きます。ホテルの予約確認メールに書いてある中国語住所をそのままコピペするのがいちばん確実だと思います。
入力が終わったら、画面下の「提出」をタップ。
Step 8|同行者の確認
「提出」を押すと、いきなりこんなダイアログが出ます。

「同行者の記入をお手伝いしますか?」
ひとり旅なので、迷わず「いいえ」。家族や友人と一緒に行く場合は「はい」を選ぶと、続けてその人の分を入力できるようです(私は使っていないので、ここは推測です)。
Step 9|声明への同意と手書き署名
次に、けっこう強めの文面が出てきます。
中国出入国管理局が今回登録した情報を法律に従って保存・利用できることを理解しています。上記の情報が真実かつ正確であることを保証します。もし真実を記入しなければ、それに応じた法的責任を引き受けることになることを承知しています。
「以上声明を読み、同意しました」にチェックを入れます。チェックすると、下の「確認されました」ボタンが押せる色に変わります。

そして「ボタンを押して署名する」をタップすると、白い署名エリアが開きます。ここに指で手書きサインを書きます。

スマホの画面に指でサインを書くのは、慣れないと本当に汚い字になります。私も1回目がひどすぎて書き直しました。安心してください、「もう一度署名してください」ボタンでやり直せます。納得いくまでどうぞ。
ここが指でのサインなので、パソコンよりスマホやタブレットで申請するほうが圧倒的にラクです。私はパソコンで申請してませんが、おそらくPCだとマウスで自分の署名をすることになると思います。
書けたら「確認されました」で提出完了です。
Step 10|レシート(QRコード)を保存する
送信が完了すると「入国申告レシート」の画面が表示されます。「中国国家移民管理局 外国人入国申告レシート」という見出しと、大きなQRコードが出てきます。ここまで来れば終わりです。

QRコードの下に、申告内容の要約が並びます。私の場合はこうでした。
| 項目 | 表示内容 |
|---|---|
| 本人確認書類の番号 | パスポート番号(一部が伏せ字で表示されます) |
| 名前 | 氏名(一部が伏せ字で表示されます) |
| 国/地域 | Japan |
| 入国都市 | Shanghai |
| 入国港 | Pudong |
| 上陸日 | 2026-07-16 |
| 申告期日 | 2026-07-11 |
親切だなと思ったのが、名前とパスポート番号が最初から一部伏せ字になっていることです。スクショを人に見せたりクラウドに置いたりすることを想定してくれているんだと思います。
私がやった保存方法:QRコードを3重に保存
- 画面下の「ローカルにダウンロードする」でスマホ本体に保存
- 「Eメールに送る」でメールにもバックアップ
- スクリーンショットも撮っておく
空港でネットが繋がらない・アプリが開かない、というのは普通に起こります。オフラインでも見られる状態にしておくのが精神安定上いちばんです。
※これは「QRコードの提示が必ず必要」という意味ではありません。私は実際に提示を求められませんでした。あくまで「求められたときに出せる状態にしておく」ための保険です。
ひとつ注意。名前とパスポート番号は伏せ字になっていますが、QRコード自体は自分の申告情報に紐づいています。SNSにそのまま上げるのはやめておいたほうが無難だと思います。
よくある間違いまとめ
| やりがちなミス | 正しくは |
|---|---|
| 英語の姓と名を逆に入れる | パスポートの Surname=姓、Given names=名 |
| 電話番号を「081…」にする | 頭の0を取って「81…」 |
| 上陸日を日本の出発日にする | 中国に到着する日 |
| 入国便名と出国便名を取り違える | Step 5=到着便、Step 7=出発便 |
| ビザなしなのに「はい」を選ぶ | ビザ免除なら「いいえ」→「ビザ免除入国」 |
| 入国港を間違える(虹橋/浦東) | 航空券の到着空港を確認 |
| 宿を決めずに申請しようとする | 滞在先住所は必須。先に予約を確定させる |
| QRコードを保存し忘れる | 保存+メール+スクショの3重で |
| 「着いてから紙をもらえばいい」と考える | 私が入った浦東では紙が配られていなかった。事前申告が安全 |
| 検索上位のサイトを公式だと思って申請する | 公式は無料。有料の代行サイトに注意 |
現地に着いてからの流れ
さて、ここまで頑張って申告して、QRコードも3重に保存して、上海の浦東空港に降り立ちました。あとはQRを見せるだけ……と身構えていたのですが。
まず、飛行機を降りてから入国審査までが遠い
先に言っておきたいのがこれです。上海浦東空港は飛行機を降りてから入国審査カウンターまでがとにかく遠い。私が降りたときは、地下鉄のようなシャトルトレイン(APM)に乗って別のターミナルへ移動する必要がありました。
私は預け荷物なし・機内持ち込みのバックパックひとつでしたが、それでも降りてから到着ロビーに出るまで30分近くかかっています。
つまり、「着いてから空港の端末で申告すればいいや」は、思っているよりしんどいということです。長い通路を歩き、シャトルに乗り、審査の前に、慣れないフォームにパスポート番号と便名とホテル住所を打ち込む。しかも紙は配られていない。
家のソファで10分で終わるものなので、事前にやっておきましょう。
結論:QRコードは誰にも見せませんでした
拍子抜けするくらい、何も起きませんでした。入国審査で、保存しておいたQRコードを提示する場面は一度もありませんでした。
スマホをいつでも出せるように握りしめて列に並び、審査官の前でパスポートを出し、指紋を採って、終わり。所要時間は5分ほどでした。QRの「Q」の字も出てきません。あれだけ「保存しろ」「スクショも撮れ」と自分に言い聞かせたのは何だったのか。
なぜ提示を求められなかったのかについて、公式のはっきりした説明は見つけられませんでした。事前に申告した情報が入国審査側ですでに確認できる状態になっていたため、改めて見せる必要がなかった、という可能性はあると思います。ただしこれは私の推測です。
確かなのは「浦東空港で私はQRを見せなかった」という事実だけです。
それでも保存はしておいてください。これは私が通った1回の話です。空港や時期、係員によって運用が違う可能性は普通にありますし、システム側で申告が確認できないトラブルが起きたときに「ちゃんと出しました」と示せるものが手元にあるかどうかは大違いです。保存のコストはゼロなので、やらない理由がありません。
指紋採取は、入国審査のカウンターで
指紋は現地で採ります。私の場合は入国審査のカウンターで、審査を受けているそのときに採取されました。審査官の前にある機械に指を置く、という流れです。
ただし指紋採取の場所や方法は空港によって異なる場合があります。入国審査の手前に自動端末コーナーがあり、そこで先に指紋と顔写真を登録してから審査に並ぶ、という運用の空港もあるようです。
在中国日本国大使館の案内によると、この措置の対象は満14歳から満70歳までの外国人とされています。つまり満14歳未満の方と満70歳を超える方は、原則として指紋採取の対象外です(入国カードの申告自体は必要です)。指紋採取のために、事前に何か登録しておく必要はありません。案内に従って指を置くだけです。
税関も、私は素通りでした
入国審査を抜けたら次は税関ですが、私は預け荷物がなく、申告するものもなかったので素通りでした。止められることも、書類を書かされることもありません。
入国カードと税関申告はまったく別の手続きです。この記事で解説しているのは入国審査用の入国カードのほうで、免税範囲を超える物や大量の現金を持ち込む場合は、別途税関への申告が必要になります。ただし「申告するものがなければ必ず素通りできる」という意味ではありません。荷物検査を受ける可能性はあります。私はたまたま止められなかった、というだけの話です。
聞かれたときのために
私は何も聞かれずに通れましたが、入国目的や滞在日数を質問されることもあるようです。英語が苦手でも「Sightseeing(サイトシーイング), 3 days」くらい単語を並べれば通じます。ホテルの予約確認書や帰りの航空券を画面に出しておけば、最悪それを見せれば済みます。
私はいつも、スマホに「見せれば済む書類フォルダ」を作ってから出発しています。パスポートの写真、航空券、ホテル予約、そして今回のQRコード。この4点が入っていれば、たいていの場面は乗り切れます。
入国審査を抜けたあと、到着ロビーのATMで現金をおろして、リニアと地下鉄でホテルまで向かうまでの流れは上海浦東空港からリニア・地下鉄で市内へ向かった記事に、時刻つきで詳しく書いています。到着後の時間の読み方の参考にどうぞ。
2026年9月15日から、新しい規則が始まりました
ここは、私が旅したあとに起きた話です。でもこれから行く方には関係するので、調べた内容を書いておきます。
2026年7月に「出入国管理に関する国務院の規定」(国務院令第841号)が公布され、2026年9月15日から施行されました。全19条の短い規定です。
旅行者に関係するのは、ここ
ジェトロの解説によると、外国人についてはビザ申請時や入国審査時に虚偽の資料を出したり、うその申し立てをした場合、1〜5年の入国禁止とすることができると定められました。
ここは誤解しないでください。これは「入国カードを1か所書き間違えたら1〜5年入国禁止」という意味ではありません。規定が対象にしているのは虚偽の資料の提出や、うその申し立てです。
ただ、入国目的・滞在先・旅程を意図的に偽って申告するのは避けるべき、というのははっきりしました。「ホテルまだ決まってないから、適当なホテル名入れとこ」「帰りの便まだだから、それっぽい便名でいいか」——気持ちはわかりますが、やめておきましょう。宿と航空券を確定させてから申告する。それだけで済む話です。
中国入国時にスマホの中身を検査される?
この規定が話題になったとき、SNSで「中国に入国すると全員スマホの中を検査される」といった話が流れました。不安になった方も多いと思います。
ただ、規定の中身を読むかぎり、「全員のスマホを一律に検査する」という制度が新しくできたわけではありません。書かれているのは、移民管理機関やビザ機関が本人確認や入国・滞在の目的を確認する際、必要に応じて関連する書類・資料・電子データなどの提示や提供を求めることができる、という内容です。
「全員検査する制度」と「必要に応じて提示を求めることができる規定」は、まったく別のものです。ここを混ぜて理解すると、必要以上に怖くなります。
正直に書いておきます。私が上海に入ったのは2026年7月で、この規定が施行される前です。施行後の空港が実際どう運用されているのかは体験していないので、わかりません。
言えるのは「申告内容と実際の旅程を一致させておけば、後ろめたいことは何もない」ということくらいです。
参考:ジェトロ「『出入国管理に関する国務院規定』が9月15日から施行、外国人の出入国管理の規定を具体化」
申請と現地での「ネット環境」をどうするか
この手続きで地味に大事なのが、現地でQRコードを出せる状態でいられるかです。保存とスクショをしておけばオフラインでも見られますが、そもそも中国はネット環境に独特の事情がある国です。
「中国ではLINEもGoogleも使えない」問題
中国では、日本で普段使っているサービスの一部にアクセスできないことが知られています。ここが不安で行き先から外している人もいると思います。
ただ、日本の携帯会社のローミングをそのまま使う場合は、通信が日本側のネットワークを経由するため、普段どおり使えるとされています。実際、私は上海でahamoのローミングをそのまま使い、地図も翻訳も問題なく使えました。
ただしひとつだけ困ったことがあります。Googleマップは開けるのに、経路検索(乗り換え案内)が表示されませんでした。「地図は見えるのに、ここからホテルまでの行き方が出てこない」という状態です。私はそのつど別の方法で調べて乗り切りましたが、この話は上海到着日の記事に詳しく書いています。行く前に読んでおくと、たぶん助かります。
私はahamoをそのまま持っていきました
私はたまたま普段からahamoを使っているので、上海でもそのまま使いました。設定は何もいじらず、飛行機を降りてデータローミングをオンにするだけ。SIMを入れ替える手間も、現地でSIMを買う必要もありませんでした。
ahamoは対象エリア内なら国内利用分と合わせて月30GBまで、追加料金なし・申し込み不要でデータ通信が使えます(91の国・地域が対象/2026年9月時点)。
ただし注意点が2つあります。30GBは海外専用の枠ではなく国内と合算なので、渡航前に国内でたくさん使っていると、その分だけ海外で使える量が減ります。それと、海外で使い始めて15日を超えると最大128kbpsに速度制限がかかり、データを追加購入しても帰国するまで解除されません。2週間以内の旅行なら気にしなくて大丈夫です(私の上海滞在も余裕でした)。
対象国・地域やプラン内容は変わることがあるので、渡航前に公式サイトで行き先が含まれているかだけは確認してください。なお、ahamoは2026年12月1日から料金・データ量(海外で使える量を含む)の仕様変更が予定されています。12月以降に行く方は、最新の内容を確認してください。
もちろん、ahamoが唯一の正解ということではありません。使っている回線は人それぞれなので、選択肢としてはこのあたりです。
- eSIM=2週間を超える滞在や、大容量を使う予定がある人向け。Airaloならアプリ内で買ってその場でインストールでき、物理SIMの入れ替えが要りません
- レンタルWiFi=複数人で1台を分け合いたい人、スマホの設定をいじりたくない人向け。グローバルWiFiなど
料金や使い勝手を並べて比較したものは別記事にまとめています。→ 海外旅行の通信手段まとめ|eSIM・Wi-Fi・ローミングを比較
保険とキャッシングの備えも
私が使っているエポスカードは永年年会費無料で海外旅行保険付きでおすすめです。上海でも、到着ロビーのATMでこのカードの海外キャッシングを使いました。ただし保険は利用付帯なので、旅行代金(空港までの電車・バス代など)をエポスカードで払っておくのを忘れずに。
※補償の上限額や適用条件はカードの種類や時期によって変わることがあるので、渡航前に公式サイトで最新の条件をご確認ください。
ATMの実際の操作画面や繰り上げ返済のタイミングはエポスカード海外キャッシング完全ガイドに、カードの使い分けは海外旅行で使うクレジットカードまとめにまとめています。
よくある質問
Q. オンライン申告は必須ですか?
ここは2つに分けて考えてください。入国カードの申告そのものは、免除対象でなければ必要です。一方で「事前にオンラインで済ませること」自体は必須ではありません。大使館の告知では、事前に申告できなかった人は到着後にスマート端末や紙のカードで申告できるとされています。ただし私が浦東に着いたときは紙の入国カードは見かけませんでした。着いてから慣れない端末を操作するより、家で落ち着いて済ませておくほうが圧倒的にラクです。
Q. 料金はかかりますか?
無料です。公式の申告フォームには、料金を支払う画面そのものが存在しません。お金を請求してくるサイトは公式ではありません。日本の国民生活センターにも、代行サイトで有料の手続きをしてしまったという相談が寄せられています。必ず記事冒頭の公式URLか、駐日中国大使館の告知に載っているQRコードから入ってください。
Q. 何日前から申請できますか?
公式の通知には日数の記載が見当たりませんでした。ネット上では「72時間前から」「3日前から」など諸説ありますが、私は5日前(7月11日申請・7月16日上陸)に提出して問題なく入国できています。宿泊先と航空券が決まったら、渡航直前まで待たずに公式サイトを開いて、上陸日を選んで提出まで進めるか確かめてみるのがおすすめです。詳しくは「いつから申請できる?」の項目で整理しています。
Q. QRコードに有効期限はありますか?
「発行から24時間」と書いている記事も見かけましたが、公式の記載は見つけられませんでした。私は5日前に申告して、そのまま入国できています。ただし私は入国審査でQRを提示していないので、QRそのものの有効期限は検証できていません。心配な方は、直前にもう一度申告画面を開いて表示されるか確認しておくと安心だと思います。
Q. 中国旅行にビザは必要ですか?
日本の一般旅券を持っていて、観光・商用・親族訪問などの目的で30日以内の滞在なら、ビザは不要です(2026年12月31日まで)。留学や就労は対象外なので、別途ビザが必要になります。2027年以降の渡航を考えている方は、延長されるかどうか未定なので必ず最新情報を確認してください。
Q. 日本語や中国語で入力していいですか?ホテルの住所は?
画面の表示は日本語にできますが、氏名や生まれた都市はローマ字で入力します。滞在先住所は漢字でも入力できました。日本語のひらがな・カタカナは使わないほうが無難です。
Q. QRコードは入国審査で見せるんですよね?
私は上海(浦東)で、誰にも見せる場面がありませんでした。なぜ求められなかったのか、公式の説明は見つけられていません。事前に申告した情報が審査側で確認できる状態だったから、という可能性はありますが、これは私の推測です。空港や時期によって運用が違う可能性があるので、いつでも出せるように保存はしておいてください。
Q. 乗り継ぎだけの場合も申告は必要ですか?
24時間以内の乗り継ぎで、空港の制限地域から出ない場合は申告が不要とされています。ただし一度入国して街に出る場合は対象になります。自分がどちらか判断できないときは、航空会社に確認するのが確実です。
Q. 中国で複数の都市を回る場合は?
「中国国内の予定訪問先」には、画面の案内どおりいちばん長く滞在する都市を選びます。ほかに行く都市は、その下の「中国国内の予定経由/訪問先」に「+」で追加できるようになっていました。私は上海だけだったので、追加はしていません(Step 7)。
Q. 家族や子どもの分もまとめて申請できますか?
提出後に「同行者の記入をお手伝いしますか?」というダイアログが出るので、そこで「はい」を選べば続けて入力できるようです。私はひとり旅だったため、実際の入力画面は確認できていません。
なお子どもも入国カードの申告は必要ですが、現地での指紋採取は満14歳からが対象とされているので、それより小さいお子さんは指紋を採られません。
Q. 中国の入国カードをオンラインで間違えた・申告後に予定が変わったら?
私は入力ミスも、申告後の便やホテルの変更も経験していないので、「もう一度申告すれば必ず訂正できる」とは断言できません。自己判断で適当な情報を重ねて登録するのは避けたほうがいいと思います。
確実なのは、公式の窓口に聞くことです。国家移民管理局は「12367」という出入国関連の相談ホットラインを24時間運営していて、2024年11月から日本語での対応が追加されています(通訳を交えた三者間通話の形です)。海外からは+86-12367にかけます。利用する航空会社に確認するのも早いです。
そして、そもそも「間違えた=もう終わり」ではありません。国家移民管理局の案内では、事前にオンライン申告できなかった場合でも、到着後にスマホ・現場のスマート端末・紙の入国カードで申告できるとされています。現地での対応手段は残っています。
Q. 税関申告や健康申告とは別ですか?
別です。この記事で解説しているのは入国カード(入国審査用)の申告です。税関申告は税関の管轄で、別の手続きになります(申告するものがなければ、私のように素通りです)。
また、コロナ禍で必要だった健康申告(健康申明カード)は、2023年11月1日から原則として不要になっています。ただし発熱・咳・下痢などの症状がある人や、感染症と診断されている人は、自主的に税関へ健康申告をする必要があるとされています。
まとめ:ビビっていたわりに、10分で終わった
やる前は「中国政府の公式サイトにパスポートをアップロード」という字面だけで身構えていました。でも実際にやってみると、日本語表示に切り替えられて、パスポートは撮るだけで自動入力されて、迷うのは電話番号の書き方くらい。10分で終わりました。
そして極めつけが、あれだけ厳重に保存したQRコードを一度も見せなかったことです。正直「見せないの……」と一瞬思いました。ただ、これはあくまで私が浦東空港で経験した1回のこと。提示を求められなかったからといって、今後も必ず不要とは限りません。保存にかかる手間はゼロなので提示を求められた場合に備えておくことをおすすめします。
準備で押さえておくのは、この4つだけです。
- 宿と航空券を確定させる(滞在先住所と便名が必須項目なので、ここが先)
- 入国便・出国便の便名と、ホテル住所を手元に用意する
- 右上の「Language」で日本語に切り替えてから始める
- 完了後のQRコードは、保存+メール+スクショの3重で持っておく(使わなくても、持っている安心感が違います)
不安なのは、たいてい「何が起きるかわからない」からです。画面の順番が事前にわかっていれば、それだけで半分くらいは消えます。この記事がその役に立てばうれしいです。
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この記事は網羅的な公式ガイドではなく、私が2026年7月に実際に申請したときの画面をもとにまとめた、あくまで個人の体験記です。制度や画面は変更されることがあるので、申請前に必ず駐日中国大使館や国家移民管理局の最新情報をご確認ください。
※記事内の制度情報は2026年9月時点(「何日前から」の公式記載がないことは2026年10月に再確認)、申請画面は2026年7月時点のものです。できるだけ最新の公式発表を確認して更新していますが、運用は変わることがあります。




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