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【エジプト旅行㊶】カイロのコスパホテル宿泊レビュー|Cairo Capital Hotelと幻のパピルス博物館

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【エジプト旅行㊵】エジプト考古学博物館レポート|黄金のマスク・カフラー王像・撮影禁止の守護神

数千年の歴史に圧倒され、セキュリティの鋭い視線に背筋を凍らせた(笑)考古学博物館の見学を終え、私は朝荷物を預けたホテルへとチェックインに向かいました。

Trip.comで見つけたコスパ宿「Cairo Capital Hotel」

今回カイロでの拠点として選んだのは、「Cairo Capital Hotel」。カイロはホテルの選択肢がかなり多く、価格もピンキリですが、今回はTrip.comで予約しました。念のためAgodaでも価格比較しておくと、さらに安いプランが見つかることもあります。同じホテルでも予約サイトによって料金が変わることがあるので、必ず比較してから予約するのがおすすめです。

カイロキャピタルホテルのロビー
左の棚にHotels.comの8.2の表彰状のようなものが飾られてました

気になるお値段は、朝食付きで2泊9,484円。1泊あたり約4,700円です。エジプト考古学博物館にも比較的アクセスしやすい立地を考えれば、かなりのコスパ宿だと思いました。

リノベ直後?驚くほど清潔な室内

チェックインをして部屋に入ると、そこには外の喧騒からは想像できないほど、清潔でモダンな空間が広がっていました。おそらく最近リノベーションされたばかりなのでしょう。床も壁もピカピカです。

カイロキャピタルホテルの部屋
きれいな部屋でした。そういえばエジプトでテレビつけたことなかったけど、どんな番組やってるんだろう?

部屋にはありがたいことに冷蔵庫も完備。暑いカイロでは、スーパーで買った水を冷やしておけるのは死活問題なので、これは高ポイントです。バスルームも水回りが非常に綺麗で、安心して使用できました。旅の疲れを癒やすのに、清潔なシャワー環境は欠かせません。

カイロキャピタルホテルの冷蔵庫k
ビールを冷やせますね
カイロキャピタルホテルのバスルーム
バスルーム。ソープがあるのはありがたい

潔癖症の私が、ホテルの電気ケトルを「絶対に」使わない理由

そして、部屋の一角に置かれていた電気ケトル。インスタントコーヒーやティーバッグも用意されていて、一見するとありがたいサービスです。

電気ポッド
正式名称は電気ケトル?電気ポット?

……が、私はこれを使用しません。

正確には、このホテルだから使わないのではなく、世界中のどのホテルであっても、設置されている電気ケトルは絶対に使いません。たとえ日本の高級ホテルであってもです。

なぜそこまで頑ななのか。それは、ネット上でまことしやかに囁かれる、ある「噂」が原因です。

「ケトルで下着を洗う人」は都市伝説か、リアルか?

皆様は、「ホテルの電気ケトルを使って、靴下や下着を煮沸消毒して洗濯する人がいる」という話をネットで見かけたことはないでしょうか?真偽は不明ですが、こういった話が一定数投稿されているのは事実です。

「まさか、そんな有り得ないことをする人がいるはずがない」——普通ならそう笑い飛ばすところかもしれません。

しかし、私は潔癖症です。そして、「世界には、自分とは全く異なる常識や思考回路を持つ人が一定数いる」ということを、これまでの旅やニュースを通じて痛感しています。

残念なことに、日本でも醤油差しの注ぎ口を直接舐めたり、レーン上の寿司にアルコールを噴射したりといった「飲食店テロ」が話題になりました。しかも、その行為をわざわざ動画撮影してインターネット上に公開するというのですから、私には彼らの思考回路が微塵も理解できません。

でも、理解はできなくても、そういう行動をとる人間は確実に存在するのです。

ニュースになる迷惑行為は氷山の一角です。ニュースにならない場所で、誰かがそのケトルで何を洗ったか……そう考え始めた瞬間、私の中でそのポットは「調理器具」ではなく、「誰が使ったか分からない洗濯機」に変わります。

もしその噂が99%ウソだとしても、1%でも本当である可能性がある限り、私は自分の口に入るものをそのケトルで沸かすことはできません。そういう理由から、私はホテルのケトルを卒業しました。

幻のパピルス博物館を求めて

荷物を置いて一息ついた私ですが、実は今日の朝、ギザからカイロへ移動する途中で、Googleマップ上にある興味深い場所を見つけていました。

その名も、Googleマップ上に「National Papyrus Museum」として登録されていた場所

グーグルマップのナショナルパピルスミュージアム
「National Papyrus Museum」を日本語にすると「国立パピルス博物館」らしいです

今回のエジプト旅行で、すっかりパピルスの魅力に取り憑かれていた私は、「これは行くしかない!」と即決。場所はカイロ寄りですが、住所的にはギザのエリアになるようです。少し距離はありますが、それでも行ってみることにしました。

幸い、カイロ周辺ではUberが比較的使いやすく、スムーズに車を呼べます。さっそく車を呼び、期待に胸を膨らませて目的地へと向かいました。

Uberに揺られることしばしく、運転手が「着いたぞ」と車を止めました。ところが、車窓から外を見て、私は首を傾げます。Googleマップが指し示す場所には、博物館はおろか、それらしい建物が一切見当たらないのです。

運転手も「あれ?ここだよな?」と困惑気味に周囲を見回しています。もしかすると、博物館という名前だけど、看板も出していないような個人経営の小さなギャラリーなのかもしれません。

エジプトの路地裏
ちょうど子供たちの帰宅時間のようで子供たちがたくさん歩いてました

車でうろうろ探すより、自分で歩いて探したほうが細い路地も見落とさないだろう。そう判断し、私はUberを降りました。

観光客ゼロ。完全なる「地元の街」に迷い込む

車を降りて、改めて周囲を見渡します。そこは、これまでのエジプト旅行で見てきた「観光地」とは、180度異なる風景でした。

エジプトの路地裏
この辺にパピルス博物館があるはずなのですが…

地面は舗装されていない砂っぽい土。立ち並ぶのは、日本では考えられないほど無造作に積まれた赤レンガやコンクリートが剥き出しの、リアルな生活感が漂うアパート群です。道を歩いているのは、地元のエジプト人だけ。ガラベーヤ(エジプトの伝統的な民族衣装)を着た男性や、ヒジャブを巻いた女性たちが、日常の買い物をしたり、立ち話を楽しんだりしています。

「この地域自体、観光客が訪れることはほとんどなさそうだな」

観光客がほとんど来ないようなエリアに感じました。アジア人が一人で歩いているのが不思議なのか、すれ違う人々の視線を感じます。

10分ほど汗をかきながら探し回りましたが、見つからないものは仕方がありません。私は「幻のNational Papyrus Museum」の捜索を諦めることにしました。

幻の博物館がくれた、最高の「日常」

さて、諦めたのはいいものの、ここは見知らぬ住宅街。またカイロ中心部に戻るためにUberを呼ばなければなりません。しかし、こんな入り組んだ路地まで車を呼ぶのは難しそうです。私はUberを捕まえやすそうな、少し大きな道に出るまで歩くことにしました。

エジプトの日常
砂埃がすごくいので喉や肺がやられそうです

目的のパピルスは見られませんでしたが、トボトボと歩く道中、私は不思議と充実した気持ちでした。そこにあったのは、ピラミッドや博物館では絶対に見られない、エジプトの「本当の普段の姿」でした。

ニワトリ
ニワトリかな?ここで捌かれるのかな?
地元の人たち
地元の人たちしか歩いてません

路地裏の小さな商店から漂ってくるスパイスの匂い、遠くから聞こえる人々の話し声……。そして、ふと見上げると、アパートのベランダには色とりどりの洗濯物が干されていました。

「……え、ここに干すの?」

思わず、そんな言葉が漏れそうになります。洗濯物はベランダの外に張り出した物干し竿に、堂々と干されています。

エジプトの街並み
洗濯物大丈夫かな?

日本なら、天気の良い日は絶好の洗濯日和。でも、ここはエジプトです。空は青くても、空気は砂埃でうっすら霞んでいることも多く、実際、路地に停められている車やバイクを見ると、どれも白っぽく砂を被っています。

「これ、せっかく洗った洗濯物、干した瞬間に砂だらけにならないのかな?」

潔癖症の私としては少し気になってしまいますが(笑)、この街ではこれが当たり前のスタイル。
もし自分が生活するなら、室内干しにするかもしれません。

「砂埃?そんなの、はたけば落ちるよ」「それより、この強烈な太陽でカラッと乾かす方が大事!」——そんなエジプト人らしい(?)おおらかで逞しい声が聞こえてきそうです。

砂だらけの車
車内まで砂は入ってこないよね?

「National Papyrus Museum」を探して迷い込んだこの場所で、私はピラミッドよりも、黄金のマスクよりも、ずっと「エジプトのリアルな生活の知恵(と潔癖症には厳しい現実)」に触れた気がしました。

この洗濯物たちは、明日もまた、砂埃と太陽の匂いをいっぱいに吸い込んで、この街の人々の暮らしを支えていくのでしょう。

「Googleマップ、たまにはこういう粋な計らいもするんだな」

そう思いながら、私は大きな通りへと足を進め、次の目的地へと向かうUberを呼びました。

エジプトの日常
後ろの少し古い車は乗り合いバスみたいな感じでしょうか?年季が入ってますね

……ところで、後日談がひとつあります。

このブログを執筆するにあたって、「あの時目指した場所、地図で見たらどこだったんだろう」と思い、写真の位置情報をもとにGoogleマップで改めて調べてみました。

すると——「National Papyrus Museum」という名称で登録された場所を発見。評価4.3・クチコミ8件。ギフトショップという分類で、一応”実在”はしているようです。

2026年3月現在のGoogleマップの表示。評価4.3・クチコミ8件で登録されているが……

しかし、地図をよく見ると怪しい点が次々と出てきます。

Googleマップ上では周辺にガソリンスタンドや家電量販店なども表示されていますが、私が歩いた限りではそうした大きな施設は見当たりませんでした。さらに、登録場所には薄い赤い四角も表示されていますが、これは建物の位置や範囲を示すデータの一部のようで、実際の現地の様子とは一致していませんでした。

廃業後もデータだけが残り続けているのか、そもそも正確な場所が登録されていないのか、真相は不明です。

ただひとつ言えるのは、その「幻」のおかげで、私はガイドブックには絶対に載らないカイロの日常に迷い込むことができた、ということ。

National Papyrus Museumよ、あなたは本当にそこに存在するのですか——?

まとめ:Cairo Capital Hotelはこんな人におすすめ

  • コスパ重視で清潔なホテルに泊まりたい人
  • エジプト考古学博物館周辺で宿を探している人
  • カイロ中心部でアクセス重視の人
  • 観光地への移動にUberを使いたい人(周辺でも捕まえやすい)

カイロのホテル探しにはTrip.comが掲載数も多く比較しやすいですが、Agodaも併せてチェックしておくのがおすすめです。

▶ カイロ観光と合わせてギザのピラミッドも狙うなら、事前に読んでおくと役に立ちます→ギザのピラミッド観光完全ガイド|入場料・チケット・回り方・早朝がおすすめな理由

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