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【エジプト旅行㊶】カイロのコスパホテル宿泊レビュー|Cairo Capital Hotelと幻のパピルス博物館

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エジプトの商店

※この記事は連載「不安だらけのエジプトひとり旅」の第41話です。

前回の記事は↓
【エジプト旅行㊵】エジプト考古学博物館レポート|黄金のマスク・カフラー王像・撮影禁止の守護神

数千年の歴史に圧倒され、セキュリティの鋭い視線に背筋を凍らせた(笑)考古学博物館の見学を終え、私は朝荷物を預けたホテルへとチェックインに向かいました。

Trip.comで見つけたコスパ宿「Cairo Capital Hotel」

今回カイロでの拠点として選んだのは、「Cairo Capital Hotel」。カイロはホテルの選択肢がかなり多く、価格もピンキリですが、今回はTrip.comで予約しました。念のためAgodaでも価格比較しておくと、さらに安いプランが見つかることもあります。同じホテルでも予約サイトによって料金が変わることがあるので、必ず比較してから予約するのがおすすめです。

カイロキャピタルホテルのロビー
左の棚にHotels.comの8.2の表彰状のようなものが飾られてました

気になるお値段は、朝食付きで2泊9,484円。1泊あたり約4,700円です。エジプト考古学博物館にも比較的アクセスしやすい立地を考えれば、かなりのコスパ宿だと思いました。カイロ中心部の宿泊費は、ドミトリー・格安ホテルなら1泊2,000円台からある一方、5つ星クラスだと1泊2万円を超えることも珍しくないので、1泊4,700円台という価格帯はかなり良心的な部類だと思います。宿泊費の決済はクレジットカードで行うのが一般的なので、海外旅行向けのカード選びについては海外旅行のクレジットカードはこの2枚でOK|エポスカード×楽天プレミアムカード実体験レビューも参考にしてみてください。

📍 場所はこちら:Cairo Capital Hotel(Google マップ)

リノベ直後?驚くほど清潔な室内

チェックインをして部屋に入ると、そこには外の喧騒からは想像できないほど、清潔でモダンな空間が広がっていました。おそらく最近リノベーションされたばかりなのでしょう。床も壁もピカピカです。

カイロキャピタルホテルの部屋
きれいな部屋でした。そういえばエジプトでテレビつけたことなかったけど、どんな番組やってるんだろう?

部屋にはありがたいことに冷蔵庫も完備。暑いカイロでは、スーパーで買った水を冷やしておけるのは死活問題なので、これは高ポイントです。バスルームも水回りが非常に綺麗で、安心して使用できました。旅の疲れを癒やすのに、清潔なシャワー環境は欠かせません。

ちなみにエジプトでは、水道水は飲まないのが基本です。飲み水は、スーパーやキオスクで買えるミネラルウォーターを用意しておくと安心。お腹を壊すと旅が一気に苦しくなるので、ここはケチらないのがおすすめです(基本情報はこちら→ エジプト旅行の基本情報まとめ|気候・服装・ビザ・通貨・注意点を徹底解説)。

カイロキャピタルホテルの冷蔵庫k
ビールを冷やせますね
カイロキャピタルホテルのバスルーム
バスルーム。ソープがあるのはありがたい

そのほかの設備は、Wi-Fiは問題なく使え、速度もグーグルマップを見たり、ネットで調べ物する分には十分でした。コンセントは、私の部屋では日本のプラグがそのまま挿せるタイプ。ただしエジプトは基本的にCタイプ・Fタイプ、電圧220V・周波数50Hzが標準なので、変換プラグを1つ用意しておくとホテルが変わっても安心です(使用する機器が220Vに対応しているかは本体表示で確認を)。スマホやカメラの充電器はほとんどが「100-240V対応」なのでそのまま使えますが、ドライヤーやヘアアイロンなど熱を発する日本専用の家電は220V非対応のことが多く、変圧器がないと壊れる恐れがあるので注意してください。
持ち物は→ エジプト旅行の持ち物ガイド|一人旅で後悔したリアルな必須リストも参考にしてみたください。

潔癖症の私が、ホテルの電気ケトルを「絶対に」使わない理由

そして、部屋の一角に置かれていた電気ケトル。インスタントコーヒーやティーバッグも用意されていて、一見するとありがたいサービスです。

電気ポッド
正式名称は電気ケトル?電気ポット?

……が、私はこれを使用しません。

正確には、このホテルだから使わないのではなく、世界中のどのホテルであっても、設置されている電気ケトルは絶対に使いません。たとえ日本の高級ホテルであってもです。

なぜそこまで頑ななのか。それは、ネット上でまことしやかに囁かれる、ある「噂」が原因です。

「ケトルで下着を洗う人」は都市伝説か、リアルか?

皆様は、「ホテルの電気ケトルを使って、靴下や下着を煮沸消毒して洗濯する人がいる」という話をネットで見かけたことはないでしょうか?真偽は不明ですが、こういった話が一定数投稿されているのは事実です。

「まさか、そんな有り得ないことをする人がいるはずがない」——普通ならそう笑い飛ばすところかもしれません。

しかし、私は潔癖症なのです。そして、「世界には、自分とは全く異なる常識や思考回路を持つ人が一定数いる」ということを、これまでの旅やニュースを通じて痛感しています。

残念なことに、日本でも回転寿司店などの公共の場で、皆が共有する醤油差しの注ぎ口を直接舐めたり、レーンを流れる商品にアルコールを吹き付けたりする「飲食店テロ」が世間を騒がせました。しかも、その行為をわざわざ動画撮影してインターネット上に公開するというのですから、私には彼らの思考回路が微塵も理解できません。

でも、理解はできなくても、そういう行動をとる人間は確実に存在するのです。

ニュースになる迷惑行為は氷山の一角です。ニュースにならない場所で、誰かがそのケトルで何を洗ったか……そう考え始めた瞬間、私の中でそのポットは「調理器具」ではなく、「誰が使ったか分からない洗濯機」に変わります。

もしその噂が99%ウソだとしても、1%でも本当である可能性がある限り、私は自分の口に入るものをそのケトルで沸かすことはできません。そういう理由から、私はホテルのケトルを卒業しました。

ちなみに、同じように気になる方へ。どうしても使いたいときは、一度お湯を沸かして捨ててから使うといった対策である程度は安心できるかもしれません。もしくは、荷物になりますが、折りたたみのシリコン電気ケトルを持参するという方法もあります。「潔癖すぎでは?」と言われればそれまでですが、旅先で余計なストレスを抱えず、心地よく過ごすための自分なりの工夫です。

幻のパピルス博物館を求めて

荷物を置いて一息ついた私ですが、実は今日の朝、ギザからカイロへ移動する途中で、Googleマップ上にある興味深い場所を見つけていました。

その名も、Googleマップ上に「National Papyrus Museum」として登録されていた場所

グーグルマップのナショナルパピルスミュージアム
「National Papyrus Museum」を日本語にすると「国立パピルス博物館」らしいです

今回のエジプト旅行で、すっかりパピルスの魅力に取り憑かれていた私は、「これは行くしかない!」と即決。場所はカイロ寄りですが、住所的にはギザのエリアになるようです。少し距離はありますが、それでも行ってみることにしました。

💡 本物のパピルスの見分け方
観光地で売られているパピルスの多くは、バナナの葉などで作られた“偽物”(通称バナナパピルス)とも言われます。本物を見分けるポイントはこんな感じです。
・光に透かす:本物は繊維が縦横に交差して網目状に見える。偽物は一方向だけで、すぐに剥がれやすい
・軽く折ってみる:本物はしなやかで折り目が残りにくい。偽物はパリッと割れやすい
・絵:本物は手描き、安価な偽物は印刷が多い
・「10枚で〇〇!」と激安で売られている栞などは、ほぼ偽物と思っておくと無難
きちんとしたパピルス専門店なら、製作工程を見せながら違いを説明してくれることも多いそうです。なお、パピルスは偽物だけでなく強引な押し売りにも要注意。私の失敗談はこちら→ 【エジプト旅行㊴】カイロ到着直後にトラブル発生|停電ホテルとお土産屋の押し売り体験

幸い、カイロ周辺ではUberが比較的使いやすく、スムーズに車を呼べます。エジプトで実際に役立ったアプリについてはこちら→ エジプト旅行で使ってよかったアプリまとめ|15日間ひとり旅の実体験で解説
さっそく車を呼び、期待に胸を膨らませて目的地へと向かいました。

Uberに揺られることしばしく、運転手が「着いたよ」と車を止めました。ところが、車窓から外を見て、私は首を傾げます。Googleマップが指し示す場所には、博物館はおろか、それらしい建物が一切見当たらないのです。

運転手も「あれ?ここだよな?」と困惑気味に周囲を見回しています。もしかすると、博物館という名前だけど、看板も出していないような個人経営の小さなギャラリーなのかもしれません。

エジプトの路地裏
ちょうど子供たちの帰宅時間のようで子供たちがたくさん歩いてました

車でうろうろ探すより、自分で歩いて探したほうが細い路地も見落とさないだろう。そう判断し、私はUberを降りました。

観光客ゼロ。完全なる「地元の街」に迷い込む

車を降りて、改めて周囲を見渡します。そこは、これまでのエジプト旅行で見てきた「観光地」とは、180度異なる風景でした。

エジプトの路地裏
この辺にパピルス博物館があるはずなのですが…

地面は舗装されていない砂っぽい土。立ち並ぶのは、日本では考えられないほど無造作に積まれた赤レンガやコンクリートが剥き出しの、リアルな生活感が漂うアパート群です。道を歩いているのは、地元のエジプト人だけ。ガラベーヤ(エジプトの伝統的な民族衣装)を着た男性や、ヒジャブを巻いた女性たちが、日常の買い物をしたり、立ち話を楽しんだりしています。

観光客がほとんど来ないようなエリアに感じました。アジア人が一人で歩いているのが不思議なのか、すれ違う人々の視線を感じます。

10分ほど汗をかきながら探し回りましたが、見つからないものは仕方がありません。私は「幻のNational Papyrus Museum」の捜索を諦めることにしました。

幻の博物館がくれた、最高の「日常」

さて、諦めたのはいいものの、ここは見知らぬ住宅街。またカイロ中心部に戻るためにUberを呼ばなければなりません。しかし、こんな入り組んだ路地まで車を呼ぶのは難しそうです。私はUberを捕まえやすそうな、少し大きな道に出るまで歩くことにしました。

エジプトの日常
砂埃がすごいので喉や肺がやられそうです

目的のパピルスは見られませんでしたが、トボトボと歩く道中、私は不思議と充実した気持ちでした。そこにあったのは、ピラミッドや博物館では絶対に見られない、エジプトの「本当の普段の姿」でした。

ニワトリ
ニワトリかな?ここで捌かれるのかな?
地元の人たち
地元の人たちしか歩いてません

路地裏の小さな商店から漂ってくるスパイスらしき匂い、遠くから聞こえる人々の話し声……。そして、ふと見上げると、アパートのベランダには色とりどりの洗濯物が干されていました。

「……え、ここに干すの?」

思わず、そんな言葉が漏れそうになります。洗濯物はベランダの外に張り出した物干し竿に、堂々と干されています。

エジプトの街並み
洗濯物大丈夫かな?

日本なら洗濯日和ですが、ここはエジプト。空は青くても、空気は砂埃でうっすら霞み、路上の車もどれも砂を被っています。「これ、干した瞬間に砂だらけにならないのかな?」と、どうしても気になってしまいましたが(笑)、この街ではそれが当たり前の暮らしなのでしょう。

「砂埃?そんなの、はたけば落ちるよ」「それより、この強烈な太陽でカラッと乾かす方が大事!」——そんなエジプト人らしい(?)おおらかで逞しい声が聞こえてきそうです。

砂だらけの車
砂だらけの車も日常風景のひとつです

「National Papyrus Museum」を探して迷い込んだこの場所で、私はピラミッドよりも、黄金のマスクよりも、ずっと「エジプトのリアルな生活(と衛生面が気になるタイプには厳しい現実)」に触れた気がしました。

この洗濯物たちは、明日もまた、砂埃と太陽の匂いをいっぱいに吸い込んで、この街の人々の暮らしを支えていくのでしょう。

「Googleマップ、たまにはこういう粋な計らいもするんだな」

そう思いながら、私は大きな通りへと足を進め、次の目的地へと向かうUberを呼びました。

エジプトの日常
後ろの少し古い車は乗り合いバスみたいな感じでしょうか?年季が入ってますね

……ところで、後日談がひとつあります。

このブログを執筆するにあたって、「あの時目指した場所、もう一度調べてみよう。どこだったんだろう」と思い、写真の位置情報をもとにGoogleマップで改めて調べてみました。

すると——「National Papyrus Museum」という名称で登録された場所を発見。評価4.3・クチコミ8件。ギフトショップという分類で、一応”実在”はしているようです。

「国立パピルス博物館」という立派な名前ですが、分類はあくまでギフトショップ。どうやら私が想像していたような国立の博物館ではなく、パピルスの販売店だった可能性が高そうです。

2026年3月現在のGoogleマップの表示。評価4.3・クチコミ8件で登録されているが……

しかし、地図をよく見ると怪しい点が次々と出てきます。

Googleマップ上では周辺にガソリンスタンドや家電量販店なども表示されていますが、私が歩いた限りではそうした大きな施設は見当たりませんでした。さらに、登録場所には薄い赤い四角も表示されていますが、これは建物の位置や範囲を示すデータの一部のようで、実際の現地の様子とは一致していませんでした。

廃業後もデータだけが残り続けているのか、そもそも正確な場所が登録されていないのか、真相は不明です。この記事では位置情報が不確かなため、あえてこの場所のマップリンクは掲載していません。もし気になる方は「National Papyrus Museum Cairo」でご自身で検索してみてください(現地の状況は変わっている可能性があります)。

ただひとつ言えるのは、その「幻」のおかげで、私はガイドブックには絶対に載らないカイロの日常に迷い込むことができた、ということ。

National Papyrus Museumよ、あなたは本当にそこに存在するのですか——?

まとめ:Cairo Capital Hotelはこんな人におすすめ

  • コスパ重視で清潔なホテルに泊まりたい人
  • エジプト考古学博物館周辺で宿を探している人
  • カイロ中心部でアクセス重視の人
  • 観光地への移動にUberを使いたい人(周辺でも捕まえやすい)

Cairo Capital Hotel (Trip.com)

Cairo Capital Hotel (agoda)

その他のカイロのホテル探しにはTrip.comが掲載数も多く比較しやすいですが、Agodaも併せてチェックしておくのがおすすめです。

※本記事のコンセント・電圧等の情報は、記事執筆時点(2026年7月)で確認できる最新情報をもとに記載しています。宿泊料金は時期・予約サイトによって変動するため、必ずご自身でも最新価格をご確認ください。

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