※この記事は連載「ローカル飯と夜景を追う、台湾縦断ひとり旅。」の第3話です。
高雄に着いた日の午後。ホテルに荷物を置いて、蓮池潭(れんちたん)の龍虎塔を目指しました。
今回の旅は、できるだけバスや電車などのローカルな交通機関で回るつもりでした。ところが、乗ったバスが蓮池潭に行かず、まさかの途中下車。慣れないUberを呼んで、なんとかたどり着いた半日の話です。
高雄のバスの乗り方・降り方や、台湾のUberのしくみもまとめているので、これから高雄でバスに乗る人の参考になればうれしいです。
📝 先に結論:蓮池潭へバスで行くなら
Googleマップでは紅35で蓮池潭の近くまで行けるはずでしたが、私が乗ったバスは蓮池潭を通らず、途中で降りることになりました。原因ははっきりわかりませんが、お祭りの期間中だったので、臨時の運行だった可能性があります。バスで行くなら、Googleマップで現在地を見ながら乗り、予定がくるったらUberなどに切り替えるのがおすすめです。
前回の記事は→高雄空港からMRTで美麗島駅へ|EasyCardの買い方・運賃・乗り方【台湾縦断ひとり旅②】
ホテルに荷物を預ける。ロビーに置くだけだった
チェックインの時間まではまだ早かったので、ホテルに荷物だけ預けることにしました。宿泊代1,620元(8,344円)は、このときにクレジットカードで先に払いました。
「荷物を預ける」といっても、ロビーの誰でも入れて触れる場所に、カバンを置いておくだけ。荷物にタグを付けることもなく、勝手に置いて、あとで勝手に取る、という感じでした。
フロントのおばさんには、「ノーパスポート、ノーマニー」と言われました。おそらくパスポートとお金は置いていくなということだと思います。
⚠️ 荷物を預けるときは、貴重品を持ち歩こう
ホテルによっては、鍵のかかる部屋ではなく、ロビーの一角に置くだけのこともあります。パスポートや現金、カードなどの貴重品は、預ける荷物に入れずに持ち歩くと安心です。
泊まった梅花大飯店の部屋の話は、第5話にまとめています。台湾のホテルを探すなら、楽天トラベルなら楽天ポイントが貯まって使えるので、普段から楽天を使っている人は見てみてください。
10月の高雄は暑い。歩いて7分の高雄駅が遠かった
ホテルから高雄駅までは、本当なら歩いて7分くらいの距離です(翌朝、台南へ向かうときに歩いたら7分ほどでした)。
ところが私は道を間違えて、25分くらいかかってしまいました。しかも、10月の高雄はとにかく暑い。昼間はとても暑く、夜になると少しはましになりますが、それでもまだ暑かったです。この日の夕方18時すぎでも、気温は29℃(体感温度は34℃)でした。

高雄駅の近くには、瓦屋根の旧高雄駅の駅舎がありました。この横を通ってから、駅へ進みます。

旧高雄駅の裏側にある現在の高雄駅は大きな駅でした。
高雄駅は「MRTの入口」と「台湾鉄道の改札」が別。間違えないように
高雄駅には、台湾鉄道(在来線)の駅と、MRTの高雄駅(R11。台湾では「高雄車站」)があります。私は最初、間違えて台湾鉄道の改札のほうへ行ってしまいました。

MRTに乗るなら、「捷運(MRT)」の表示と、赤い丸の「R11」が目印です。

📝 豆知識:台湾新幹線(高鉄)は高雄駅に停まらない
高雄で台湾新幹線(高鉄。台湾では「高鐵」)に乗るなら、高雄駅ではなく左営駅(台湾では「左營」)です。高雄駅にあるのは台湾鉄道(在来線)とMRTなので、新幹線に乗る日は駅を間違えないよう気をつけましょう。台湾鉄道の特急にEasyCardで乗って失敗した話は第10話に書いています。
MRTで生態園区駅へ。ここからバスに乗り換え
MRT高雄駅(R11)から、赤線で生態園区駅(R15。台湾では「生態園區」)へ。運賃は20元(103円)でした(2026年10月時点)。

MRTは、EasyCardではなく、スマホのGoogle Payに登録しているエポスカードのタッチ決済で改札を通りました。高雄のMRTは、クレジットカードやスマホのタッチ決済でもそのまま乗れます(乗り方は第2話で紹介しています)。

生態園区駅で降りて、駅前のバス停から「紅35」のバスに乗ります。Googleマップで調べると、このバスで蓮池潭の近くの「蓮池潭(勝利路)」まで行けるはずでした。
このバス停の時刻表を見ると、紅35は1時間に1〜2本くらい。日本の都市部のバスの感覚でいると、けっこう待つことになります。

高雄のバスの乗り方・降り方

私はEasyCardで乗りました。流れはこんな感じです。
- 乗るとき:バスの端末の「感應區(SENSOR ZONE)」にEasyCardをタッチ
- 降りるとき:降りるバス停が近づいたら「下車鈴」のボタンを押して知らせる
- バスが止まったら:もう一度、端末にEasyCardをタッチして降りる

私が乗ったバスでは、タッチする端末が前のドアの近くにも、真ん中のドアのあたりにもありました。乗るときも降りるときも、どちらのドアを使ってもいいようでしたが、バスによって違うかもしれないので、乗り口・降り口の案内も見ておくと安心です。
運転席の横には、現金で払う人用の運賃箱もありました。表示を見ると、2026年3月1日から大人(全票)15元、半票8元。高雄市の発表では、これは「段次」で料金が決まる市内バスの1区間あたりの運賃です。「投現不找零(No change provided)」とあるので、現金はおつりが出ません。小銭を用意しておくか、EasyCardを使うのがおすすめです。
※長い距離を乗って区間をまたぐと、15元より高くなることがあるようです。路線によって料金のしくみが違う場合もあるので、最新の情報は高雄市政府交通局の公式サイトで確認してください(2026年10月時点)。
発車が急なので、乗ったらすぐ手すりにつかまって
高雄では、このあともバスに乗ったり、外からバスを見たりしましたが、日本と比べると運転が荒い感じがしました。
最後の乗客が乗ったと同時にドアを閉めて、急発進する感じ。日本のバスのつもりでいると、転びそうになります。
💡 高雄でバスに乗るときのヒント
- 乗ったら、座るまでのあいだもすぐに手すりやつり革につかまる
- EasyCardは乗るときと降りるとき、2回タッチ
- 本数が少ない路線もあるので、時刻表を確認しておく
- Googleマップで現在地を見ながら乗ると、降りる場所を逃しにくい
あれ?蓮池潭から離れていく…紅35で途中下車した話
バス車内では時折グーグルマップを見て今どこか、あとどれくらいか確認してました。ところが、バスはなぜか蓮池潭には向かわず、別の方向へ。
乗る前に確認したバス停の路線図には、たしかに「蓮池潭」と書いてありましたし、グーグルマップの経路案内でもこのバスが表示されてました。
Googleマップを見ながら「あれっ、蓮池潭から離れていってる…」と思っていたら、同じバスに乗っていた観光客らしきカップルと、女性の2人組も困惑した様子でした。
運転手さんの「I don’t know」
女性2人組のうちの1人が、運転手さんに英語で何か質問しました。
すると運転手さんは、大きな声で「I don’t know」。
何度か「I don’t know」と結構な大声で言っていて、質問した女性は萎縮したように黙って、運転手さんから離れていきました。
「英語はわからない」という意味だったのかもしれません。運転しながらだから、大きな声で話していたのかもしれません。それでも、そばで見ていた私には、けっこう威圧的に感じました。
女性2人組とカップルは次のバス停で降りたので、私も一緒に降りました。降りたのは「明誠中学(美明路)」というバス停です(台湾では「明誠中學(美明路)」)。
他に蓮池潭へ向かうバスがないか調べるために反対側のバス停の路線図を見に行きました。やっぱり私が先ほどまで乗ってた紅35のバスは蓮池潭を通る路線図になってました。
ですが、またここから紅35のバスに乗っても蓮池潭には向かわなそうだったのと、そもそもバスの本数が少なくて待ち時間が長くなる可能性が高かったので、どうしようかなと考えました。

このバスは運転も荒かったし、運転手さんもイライラしてたのかな、という感じでした。正直、台湾のバスの第一印象はあまりよくありませんでした。
今回の旅はバスや電車中心で回るつもりだったのに、初回のバスの印象良くないし、1時間に1〜2本しか来ない。この先の移動をどうしようかな、と考え始めていました。
カップルの二人はタクシーを止めてタクシーに乗って行きました。女性二人組はスマホの画面を見ながら歩いて行ったので他のバスか移動手段を探しに行ったのかもしれません。
なぜ蓮池潭に行かなかった?あとで調べてわかったこと
紅35の路線を確認すると、「捷運凹子底站」方面行きは、ふだんは「蓮潭会館」の次に「物産館蓮潭」「蓮池潭(勝利路)」と、蓮池潭の近くに停まるルートでした。私が乗ったバスは、蓮潭会館を通ったあと、そのまま蓮池潭から離れていったことになります。
そして、私が行った10月10日(台湾の国慶日)は、蓮池潭と左営孔子廟のあたりで「左営万年季」というお祭り(台湾では「左營萬年季」。2026年は10月7日〜11日)の期間中だったようです。
2024年の万年季のときには、紅35が「お祭りに合わせて一部の停留所に停まらない」というバス会社のお知らせが出ていたようです。推測ですが、今回もお祭りのための臨時の迂回運行だったのかもしれません。ただ、2026年の今回の運行についてのお知らせは見つけられず、本当の原因ははっきりわかりませんでした。
📝 高雄のバスで知っておきたいこと
- 同じ番号でもルートが少し違う便がある:紅35には「紅35」と「紅35(繞駛崇實社區)」があり、途中の経路が違います。バスの表示やバス停の路線図で確認しましょう
- お祭りやイベントの日は、停留所を飛ばしたり迂回したりすることがある:バス停のQRコードから見られる「高雄i-bus」アプリや、バス会社のお知らせで確認できるとされています
- 同じ方向に行くか不安なら:Googleマップで現在地を見ながら乗ると、ルートがずれたときにすぐ気づけます
今回、バスの中でルートのずれに気づけたのも、その場でUberを呼べたのも、スマホでネットが使えたからでした。私は普段使っているスマホのプランをそのまま台湾で使いましたが、現地でネットを使う方法を用意していない人は、出発前に準備しておくと安心です。アプリだけで購入から設定までできるeSIMなら、トリファ(trifa)
のようなサービスもあります。
eSIM・レンタルWiFi・海外ローミングの違いは、こちらで比較しています。
→ 海外旅行の通信手段5つを比較
時間がもったいないのでUberへ。でもカードエラー
この時点で、もう16時くらい。龍虎塔の中は17:30までという情報を見ていたので、少し焦っていました。次のバスを待つのも時間がもったいないので、Uberを使うことにしました。
ところが、久しぶりのUberで、最初はクレジットカードのエラーで配車できず…。原因を調べると、アプリに登録されたクレジットカードが期限の切れたクレジットカードだったようでエラーになってたようでした。急いでその場で新しいカードを登録して、配車し直しました。
もともと台湾ではバスや電車で移動するつもりだったので、Uberなどの配車アプリは使う予定がなく、日本にいるあいだにアプリのチェックもしていませんでした。Uberを使うのは、2年前のエジプト旅行以来でした。
💡 Uberは出発前にアプリを確認しておこう
使うかどうかわからなくても、出発前にアプリを開いて、登録しているクレジットカードの有効期限が切れていないか確認しておくと安心です。現地で慌ててカードを登録し直すのは、なかなかあせります。
台湾のUberは黄色いタクシーが来た
私が選んだのは「Uber Taxi」。来たのは、黄色いタクシーでした。東南アジアの配車アプリのように、一般の人の自家用車が来るのとは違います。
Uberの公式サイトによると、Uber Taxiは「営業許可を持つ地元のタクシー運転手」が来るサービスで、乗る前にアプリで料金の目安がわかり、支払いはアプリに登録したカードで済みます。台湾では「UberX」などのほかの車種も、一般の人の自家用車ではなく、許可を受けた事業者の車が来るしくみとされています。
| 乗った場所 | 明誠中学(美明路)のバス停の近く |
|---|---|
| 行き先 | 龍虎塔(Dragon & Tiger Pagoda) |
| 選んだ車種 | Uber Taxi(黄色いタクシー) |
| アプリの料金の目安 | NT$119〜140 |
| 実際の料金 | NT$115(592円) |
| 支払い | アプリに登録したクレジットカード |
※2026年10月時点。料金は時間帯や道路状況で変わります。

行き先はアプリで運転手さんに伝わるので、言葉に自信がなくても使いやすいのがUberのいいところです。料金もアプリに登録したカードで支払われるので、降りるときにお金のやりとりはありませんでした。
渋滞で手前で降りて、歩いて蓮池潭へ
蓮池潭が近づいてくると、道が渋滞していました。運転手さんから「ここから歩いたほうがいい」というようなジェスチャーをされて、タクシーを降りて歩くことに。
降りてから2〜3分歩くと、池が見えてきました。

池では、マリンスポーツのようなことをやっていました。ワイヤーに引っぱられて、ボードで水の上を滑っています。

屋台がたくさん出ていて、やたらと人が多い。そのときは「地元の人に人気の場所なのかな」と思っていましたが、実はちょうど万年季のお祭りの期間中でした。
池沿いを歩いていくと、遠くに龍虎塔が見えてきました。タクシーを降りてから、龍虎塔までは歩いて10分くらいです。
龍虎塔の中に入れるのは17:30までという情報。急がなきゃ。

第3話のまとめ:高雄のバスとUberで蓮池潭へ
- 高雄のMRTは、スマホのタッチ決済でも乗れる(私はGoogle Payに登録したエポスカードで乗った)
- ホテルの荷物預かりは、ロビーに置くだけのことも。貴重品は持ち歩く
- 高雄駅は、MRT(R11)の入口と台湾鉄道の改札が別。新幹線は左営駅
- バスはEasyCardを乗るときと降りるときにタッチ。現金なら15元、おつりなし
- 発車が急なので、乗ったらすぐ手すりにつかまる
- お祭りの日は、バスが停留所を飛ばすことがある(推測)
- Uberは出発前にカード情報を確認。台湾のUber Taxiは黄色いタクシーが来た
蓮池潭への行き方、どれがいい?
| 行き方 | よいところ | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| MRT+バス | 運賃が安い(今回はMRT20元+バス15元) | 本数が少なく時間がかかる。イベントの日はルートが変わることも |
| Uber Taxi | 行き先をアプリで指定できて、乗り換えなし | 料金は時間帯や道路状況で変わる(今回は115元) |
| 現地ツアー | ほかの観光地とまとめて回れる | 集合時間や行程が決まっている |
時間に余裕があるならバス、時間が限られているならUberやツアー、という使い分けがよさそうです。
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各社で価格や内容が違うので、見比べてみてください。
次の記事は→龍虎塔の入り方と蓮池潭の回り方|所要時間・見どころ・帰りの301バス【台湾縦断ひとり旅④】
高雄編のまとめはこちら→高雄1泊2日ひとり旅まとめ|モデルコース・費用・移動手段と行ってよかった場所










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