※この記事は連載「星空と夜景を追うひとり旅。ときどきナーダム。」の第24話です。
前回の記事は→【星空と夜景㉓】上海雑技団ERA時空之旅2を当日予約で観た|QRだけで入場、中国語ゼロでも大丈夫だった夜
上海雑技団を観終わったあと、もう一度だけ豫園(よえん)に行きました。
1日目にも行っているんですが、そのときは外灘(バンド)の夜景を見に行く予定が控えていたので急ぎ足。おまけに歩いて向かったせいで汗だくで、正直あまり余裕がありませんでした。九曲橋も渡れずじまいでした……。けれど、どこか心に残るものがあり、「もう一度ちゃんと見てみたい」という思いが消えなかったのです。
結果からいうと、今回は無事に九曲橋を渡ることができ、その美しさを堪能できました。そして40分後に閉園時間で追い出されました。
先に結論から
私が行った日は、22時くらいから豫園商城のゲートが閉められて出口専用になっていました。22時からライトアップが順番に消えていき、「退場してください」という趣旨っぽいアナウンスも流れてました。
ただしこれは2026年7月17日(金)の私の記録であって、公式に決まった閉場時刻を確認できたわけではありません。それでも夜景目当てなら21時ごろまでに着いておくのをおすすめします。
豫園の営業時間・料金・「豫園」と「豫園商城」の違い・南翔饅頭店の小籠包といった基本情報は1日目の記事に全部まとめているので、初めての方はそちらを先に読んでください。この記事は「2回目に行ってわかったこと」だけを書きます。
今度は歩きませんでした|豫園駅まで地下鉄で
1日目、私はホテルから豫園まで22分歩いて汗だくになり、「夏に歩くのはやめたほうがいい」と身をもって学びました。
なので今回はちゃんと学習しています。19時30分開演の上海雑技団を観終わったあと、会場最寄りの上海馬戲城駅から地下鉄で豫園駅へ。4元(約100円/2026年7月時点・1元=約24.9円で計算)。クレジットカードのタッチ乗車です。

豫園駅は地下鉄10号線・14号線が使えます。7月の上海は夜でも涼しくならないので、暑い時期は豫園駅まで地下鉄で行って、現地だけ歩くのがだいぶ楽です。1日目の私より賢い選択でした。
駅から地上に出ると、道路をはさんで左に「上海老飯店」、右に「老廟黄金」の中華風の建物がそびえています。

ここは、まだ豫園商城のゲートの内側ではなく外側です。道が広いぶん人が写り込みすぎず、着いて早々「上海に来たな」という1枚が撮れます。
ただし普通に車が走っているので、横断歩道の上で粘りすぎないように。
21時20分の豫園は、19時の豫園とどう違ったか
2日続けて、しかも違う時間帯に行ったので、比べてみます。
| 1日目(7/16) | 2日目(7/17) | |
|---|---|---|
| 到着 | 19時20分ごろ | 21時20分ごろ |
| 出発 | 20時30分ごろ | 22時(強制退場) |
| 滞在 | 約1時間10分(食事込み) | 約40分 |
| 行き方 | 徒歩22分(汗だく) | 地下鉄4元 |
| 混雑 | 通りがずっと人でいっぱい | 21時台もまだ多い |
「遅い時間なら空いてるでしょ」と思いましたが、そんなことはありませんでした。21時20分ごろでも通りは人でいっぱいです。
⚠️ 注意:私が行った2026年7月3日〜8月23日は、豫園商城で大型のアニメコラボイベント「万物有灵游园会」が開催されていた期間です。なので、この混み具合が、普段の平日夜の混み具合とは違う可能性もありえます。イベントの詳細は1日目の記事に書いています。
人が明らかに減ったのは、閉場の案内後の22時後でした。ただ、そのころにはもう照明が消え始めて退場になります。少なくとも今回の2日間では、「遅く行けば空いている」ということはありませんでした。
写真を撮る場合は、混雑を避けるのは諦めて、人がいる前提で構図を決めたほうが早いと思います。
九曲橋は渡るべき?実際に渡ってわかったこと
1日目は疲れてたこともあり人の多さに負けて渡らなかった九曲橋。今回はちゃんと渡りました。
感想はシンプルにきれいでした。そしてやっぱり人が多かったです。橋の上はずっと撮影渋滞で、立ち止まって構図をじっくり決める余裕はありません。後ろの人に申し訳ないので、数枚撮って進みました。

池には、緑やオレンジに光るイルミネーションが浮かんでいました。水面に色が反射して、写真にするとかなり派手です。日によって飾りが違うのかもしれません(確認できていないので推測です)。

写真を見比べてわかったことがひとつ。1日目は岸から、2日目は橋の上から撮っているのですが、同じ湖心亭を撮っているのに別の景色になっています。岸からだと建物を横から眺める感じ、橋の上からだと池の真ん中で囲まれる感じ。渡らないと撮れない角度が確実にあります。

💡 渡るなら、時間に余裕を持って
私は21時21分到着でも渡れましたが、閉場の時刻が読めない以上、ギリギリを狙うメリットはありません。橋の上は撮影渋滞で進むのも遅い場合もあるので、渡りながら写真撮影することが目的なら早めに着いておくのが安全です。
九曲橋がジグザグに折れている理由や、橋の途中に建つ湖心亭の歴史は1日目の記事に書いています。
22時、ライトが消えて「退場してください」
撮っているうちに、ライトアップが順番に消え始めました。一気に真っ暗になるのではなく、エリアごとに少しずつ落ちていく感じです。
そして「退場してください」という趣旨のアナウンス。中国語なので細かい意味はわかりませんが、周りの人が一斉に動き出したので、そういうことだろうと理解しました。通路には蛇腹のゲートが引かれていて、警備の方が立っています。

このゲートの写真の時が22時01分。到着が21時21分だったので、私が居られたのは正味40分でした。
⚠️ 何時まで見られるのか
公式の正確な閉場時刻は、私には確認できませんでした。ネット上でも「21時ごろまで」「22時まで」と情報が割れていて、季節で変わるという記述もあります。
私が確認できたのは、2026年7月17日(金)の22時01分にはゲートが閉まっていたという一点だけです。閉まる瞬間を見たわけでもありません。これを豫園商城の固定の営業時間だとは考えないでください。
そのうえで旅行者としておすすめするなら、夜景目的なら21時ごろまでに到着。イベント期間や季節で運用が変わる可能性があるので、行く日の情報は現地の案内や豫園商城の公式SNSで確認するのが確実です。
商城が閉まっても、周辺の店はまだ開いていた
これは実際に閉め出されて初めてわかったことです。
私が出たゲートの外側では、まだ営業している店やドリンクスタンドがありました。駅へと向かう途中にも営業中のお店があったので、何かしら食べたり飲んだりできそうな感じでした。
前日は買えなかったビールを、ようやく買えた
実は前日の夜、ホテルに戻ってからビールを買いに出たんですが、近くの地下商店街が閉まっていて手ぶらで帰ってきていました。
この日は、地下鉄に乗る前に豫園エリアで便利店(コンビニ)を発見。ここでビールを買うことにしました。

冷蔵ケースを開けると、青島(TSINGTAO)、コロナ、ハイネケン、それに「上海力波」と書かれた缶が並んでいました。見慣れないので調べてみたら、これがなかなか面白い。

🍺 力波(REEB)=上海のご当地ビール
1987年に誕生した上海で最も早い合弁ビールブランドで、名前は英語の「BEER」を逆から並べた「REEB」が由来だそうです。上海のビール市場で長く上位を走ったものの、2016年に従来の力波ビールは生産停止。その後、工場跡地が産業園区として再開発され、園内に「力波1987」の精醸(クラフト)体験館ができる形でブランドが復活した、という経緯のようです(参考)。昔とまったく同じ商品が戻ってきた、という話ではなさそうです。上海では昔から知られているブランドとのことなので、見かけたら話のタネになるかもしれません(私は青島を買ったので、味はわかりません)。
そういえば、帰りの終電のことは確認してなかったので、ちょっとだけ心配していました。結果的には余裕でしたが、上海の地下鉄は路線や方面で終電時刻が違うので、夜に出かけるときは駅の表示を確認しておくと安心です。

豫園から小南門まで3元。宿泊先の哲学家酒店(PHILIFE)に着いたのが22時39分でした。
買ってきたのは青島ビールの経典と白啤(白ビール)。白啤の缶に「2024年世界啤酒锦标赛金奖」と書いてあったので何のことかと思って調べたら、アメリカで1994年から続く品評会「World Beer Championships」で2024年に金賞を受賞していました。


中国国内の白ビールとしては初の受賞だそうです(参考:新華社)。コンビニで適当に選んだ缶が金賞受賞ビールでした。
2本で22元(約548円/2026年7月時点)で、支払いはAlipayで支払いました(上海の支払い方法はAlipayの登録・使い方ガイドにまとめています)。
この日はこれで終わりです。
この時、この日撮った写真が実は失敗していたことには、まだ気づいていません。この時点の私は、まだ幸せでした。
おまけ|ミラーレスで気合を入れたら、スマホに負けました
ここからは、ちょっとした失敗談です。
私はこの旅にミラーレスカメラ(Canon EOS R10)を持っていっていました。せっかく持ってきたんだから、と自分で設定して、気合を入れて撮っていたんです。
そして帰国後、パソコンで開いて固まりました。
上がカメラ、下がスマホ。ほぼ同じ場所から撮った2枚です。


(;´Д`) 普通にスマホで撮った写真の方がきれいなんですけど!
カメラのほうは、池に設置されたキャラクターの明るい部分が真っ白に潰れてしまっています。それがなんなのか、もうわかりません。一方スマホは、ちゃんとキャラクターがわかるように写っていてイルミネーションの色もちゃんと残っている。
しかも、白飛びしてる写真は他にもたくさんあり、私はこれを現地では気づいていませんでした。カメラの小さい画面で確認して「お、いい感じじゃん」と思っていたんです。夜の暗い場所だと、白く飛んだ部分が「明るくてきれい」に見えてしまってました。
旅の思い出として夜景を残したいだけなら、スマホで十分です。というより、そのほうが確実でした。最近のスマホには、暗い場所で複数枚を撮って明暗差を整えてくれる機能を持つ機種があります。構えて押すだけがいちばんきれいに写るわけです。私はカメラの練習をしたくて自分から難しいほうに突っ込んだだけで、カメラが悪いわけでもスマホが偉いわけでもありません。悪いのは私です。
まとめ|2回行ってわかった、夜の豫園の歩き方
- 私が行った日は22時01分にはゲートが閉まっていた。ただし公式の閉場時刻は確認できていない
- 21時台でも人は多かった。遅く行けば空いている、とはなりませんでした
- 九曲橋は渡ったほうがいい。岸からでは撮れない角度がある
- ただし橋の上は撮影渋滞することもある。
- ゲートの外側の店やコンビニは、閉場後も開いていた
- 街歩きとライトアップを見る範囲では無料。
「もう一度ちゃんと見てみたい」という思いで再度、豫園を訪れたわけですが、行ってよかったです。滞在は40分。それでもきれいな夜景を見れてよかったです。
今回訪れた場所一覧
| 場所 | メモ | 地図 |
|---|---|---|
| 豫園商城 | ライトアップは無料で見られる。この日は22時ころからゲートが閉まり始めた | マップ |
| 九曲橋・湖心亭 | 渡ると景色が変わる。ただし撮影渋滞することも | マップ |
| 豫園駅(地下鉄10号線・14号線) | 上海馬戲城駅から4元。 | マップ |
| 哲学家酒店(PHILIFE) | 今回の宿。小南門駅すぐ | マップ |
※料金・営業時間は2026年7月時点のものです。変更されている可能性があるので、訪問前に最新情報をご確認ください。またこの記事は公式ガイドではなく、あくまで私が実際に歩いた体験にもとづく私なりのまとめです。


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