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【エジプト旅行㊸】夜のカイロへ|コシャリ・アブ・タレクの混沌とスティーブ・ジョブズとの攻防

Koshary Abou Tarek(コシャリ・アブ・タレク) エジプト旅行
Koshary Abou Tarek(コシャリ・アブ・タレク)

前回の記事は↓
【エジプト旅行㊷】ハン・ハリーリ市場を歩く|ランプの洪水・大型バスの衝撃・香水瓶購入

ハン・ハリーリ市場の喧騒を抜け、Uberで無事にホテルへ戻りました。手には戦利品の香水瓶たちがずっしり。一旦これらを部屋に置いて一息ついたあと、夜ご飯を食べに再び街へ繰り出します。

お目当ては、ホテルから徒歩圏内にあるエジプトの国民食「コシャリ」の専門店。向かったのは、カイロで最も有名と言っても過言ではない名店「Koshary Abou Tarek(コシャリ・アブ・タレク)」です。

カオスすぎる名店Koshary Abou Tarekの入り方と注文方法

コシャリとは?

米、マカロニ、スパゲッティ、レンズ豆をミックスしたものに、揚げた玉ねぎとスパイシーなトマトソースをかけた、炭水化物オンパレードな料理。お好みで「ダッア」と呼ばれるニンニク酢や、辛いソースを混ぜて食べるのが現地流です。

お店に到着すると、そこは圧倒されるほどの熱気と活気!ビル丸ごと一棟がコシャリ専門のお店という、その規模に圧倒されます。

Koshary Abou Tarek(コシャリ・アブ・タレク)
この目立つ建物がKoshary Abou Tarek(コシャリ・アブ・タレク)です

しかし、日本のレストランのような丁寧な案内は一切ありません。1階の調理カウンターは戦場のような忙しさで、注文したくても人が多すぎて話しかける隙もなし。「どうすればいいの?」としばらくオロオロしていましたが、他のお客さんが階段を上がっていくのを見て、私も2階へ。

2階も満席。誰にも声をかけてもらえないので、従業員らしき人を捕まえて「どうやってオーダーするの?」と聞くと、「上に行け」というジェスチャー。さらに上の階まで上がると、ようやく少し空席がありました。私が訪れたときは3階まで上がってようやく席を見つけることができました。

Koshary Abou Tarek(コシャリ・アブ・タレク)店内
外からだと5Fか6Fくらいまであるように見えましたが何階まであるのでしょう!?

3Fのカウンターの店員さんに「どうやってオーダーすればいいの?」と聞くと、「とりあえず席に座ればいい」とのこと。「座っても誰も来ないのでは……」と感じたので、席に座る前に、近くにいたウェイターさんを捕まえて「コシャリ1つ!」と直撃オーダーしました。「飲み物は?」と聞かれたので、お水も注文。

注文するとすぐにペットボトルの水とレシートのような紙が置かれました。

コシャリ60EGP
10EGP
合計70EGP(約210円)※

※円換算は訪問時の為替レートをもとにした目安です。実際の金額は為替により異なります。

水とレシート
アラビア語で書いてますから地元の人がメインのお客なのかも

「安っ!」この価格には思わず驚きました。その3分後にはコシャリも到着。店員さんが目の前でフライドオニオンやソースを豪快に回しかけ、「あとは自分で混ぜて食べてね」と説明してくれました。料金はその場でウェイターさんに支払うスタイルです。
私は現金で払いましたのでクレジットカードが使えるかはわかりません。念のため現金は持ってた方がいいかもしれません。

コシャリ
コシャリだけだと60EGPなので約180円!安っ!

味の感想は……「うん、見た目そのまま!」(笑)。決して美味しくないわけではなく、普通に美味しいのですが、「あ、これ絶対こういう味だよね」と想像していた通りの安心感のある味でした。エジプトに来たなら一度は体験しておくべき一皿です。

混ぜたコシャリ
The 炭水化物って感じですね

若かりし日のスティーブ・ジョブズとの攻防

事件は、コシャリを混ぜて食べている最中に起こりました。私の目の前に座った、若かりし日のスティーブ・ジョブズそっくりの男性。

Koshary Abou Tarek(コシャリ・アブ・タレク)店内
注文中のジョブズ氏

彼はテーブルにあった酢のボトルを手に取ったのですが、そのままかけるとドバドバ出てしまう構造のようでした。

「ダッア(Da'ah)」と呼ばれるニンニク入りのお酢
「ダッア(Da’ah)」と呼ばれるニンニク入りのお酢が入ってます

すると彼は、自分の親指でボトルの出口をグッと押さえ、隙間からピピッと量を調整しながら酢をかけ始めたのです。

潔癖症の私としては、少し気になってしまう場面でした。その「親指ダイレクト調整」を思わず見つめていたら、スティーブと目が合ってしまいました。焦って目を逸らすも、彼がまた酢をかけ始めたので、気になって再度見てしまう。

するとスティーブも、手を止めずに「何だよ?」という表情でこちらをじろり。ここでは調味料は指で調整するのが普通なのかな?おそらくみんなやっているのでしょうが、「その指、ちゃんと洗った……?」と気になってしまい、コシャリの味どころではありませんでした(笑)。

これから行く人向け|Koshary Abou Tarekのポイント

  • 案内は基本ないので、自分で席を探すか店員に声をかける
  • 満席の場合は上の階へ移動(店内は複数フロアに分かれており、上の階に行くほど比較的空いている感じでした)
  • 注文はウェイターに直接でOK
  • 支払いはその場でウェイターに現金払い
  • ピークタイムはかなり混雑する

エジプトの瓶ビールと、明日の作戦会議

カイロのお酒屋さん
お酒屋さん発見

店を出て、帰り道にお酒屋さんに立ち寄りました。買ったのはエジプトの定番、STELLA(ステラ)の瓶ビール。ギザのお土産屋で買っておいた古代エジプト風の栓抜きがようやく出番を迎えました。やっぱり瓶の方が缶より美味しく感じます。

STELLAビール
瓶のビールを飲みたいがために栓抜きを買いました

ビールを飲みながら、明日の予定を考えます。エジプトに出発する前までは、明日は「予備の日」くらいに考えていました。しかし、エジプト滞在の途中から「できればサッカラ方面のピラミッドなども見れたらいいな」と思い始め、現地ツアーをずっと探していたのです。ですが、内容や値段がしっくりくるものが見つからないまま、ついに前夜を迎えてしまいました。。

サッカラ(Saqqara)とは?

カイロ南部に位置する広大な古王国時代の墓地遺跡で、世界最古の石造ピラミッドとされる「ジェセル王の階段ピラミッド」があることで知られています。ギザのピラミッドとはまた異なる、初期のピラミッド建設の歴史を体感できる場所です。

明日の予定は未定。気の向くままに

明後日にはエジプトを去るため、明日が実質的なエジプト観光最終日になります。ですが、ここまでの8日間の旅行で、十分すぎるほど満足できる観光ができたなという思いもありました。

明日は予定を決めず、気ままにカイロを歩いて、その時の気分で行き先を決める——そんな過ごし方も悪くありません。

ステラビールを飲み干し、静かな充実感に包まれながら、この日はゆっくりと眠りにつきました。こうして、カイロでの濃密な一日が静かに終わりました。

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