エジプトは、私にとって「一生の憧れ」だった

子どもの頃から、テレビや雑誌で目にするピラミッドやスフィンクスに、ずっと憧れを抱いていました。
「4500年も前に、どうやってこれを造ったんだろう?」
あの巨大な神秘を、いつか自分の目で見てみたい。
人生で一度は、本物に触れてみたい。
そう思い続けながら、何年もの月日が流れていきました。
けれど正直なところ、心のどこかでこう思っていたのです。
> 「自分にはきっと、一生縁のない夢物語だ」と。
—
エジプト旅行を諦めていた理由
できない理由はいくらでもありました。
・エジプトは遠い
・お金もかかりそう
・ひとりで行くなんて危ないのでは?
・移動だけで丸1日以上かかるはず
・長期休暇なんて取れるわけがない
不安や現実的な問題を並べれば並べるほど、
エジプトは“遠い世界の話”になっていきました。
それが、当時の私の中のエジプトでした。
—
「人生の残り時間」を考えた瞬間
あるとき、ふと考えたのです。
「もし今行かなかったら、一生後悔するのではないか?」
「これ以上年齢を重ねたら、体力も気力も今より落ちてしまうのではないか?」
その瞬間、何かが変わりました。
気がつけば、無意識のうちにスマホで
航空券やベストシーズンを検索している自分がいました。
—
決意しても、不安は消えなかった
とはいえ、決意したからといって不安が消えたわけではありません。
私は海外旅行初心者。
英語もほとんど話せません。
それに加えて私はかなりの人見知りです。
たぶん、人より少し繊細なほうだと思います。
ちょっとしたことで動揺してしまう、いわば“ガラスの心”。
カフェにひとりで入るだけでも勇気がいるし、
レストランに行くときは、事前にメニューを調べて注文を決めてからでないと落ち着きません。
日本ですら緊張するのに、
英語でやり取りをしなければならないエジプトなんて——
考えるだけで、不安がどんどん膨らんでいきました。
・現地でトラブルに巻き込まれたら?
・体調を崩したら?
・途中で「帰りたい」となったら?
一緒に行く友人もいない。
相談できる人もいない。
すべて自分で調べなければならない。
夜な夜な検索しては、
「やっぱり、やめた方がいいのかな…」
そう思って画面を閉じる。
そんな日を何度も繰り返していました。
—
それでも、行きたい気持ちが勝った
それでも。
ピラミッドをこの目で見たい。
エジプトの空気を感じてみたい。
その気持ちは、どうしても消えませんでした。
最後は半分勢いでした。
> 「完璧な準備なんて、一生できない」
「まずは航空券を買うところから始めよう」
そう思い、思い切って予約ボタンを押しました。
その瞬間、長いあいだ止まっていた私の時間が、少しだけ動き出した気がしました。
エジプトへの扉が、ほんの少し開いたのです。
—
ここからは、
私がどのように不安をひとつずつ乗り越え、エジプト旅行の準備を進めていったのかを記録していきます。
同じように、
「行きたい。でも怖い」
そう思っている誰かの背中を、そっと押せたら嬉しいです。

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